JP2001064411A - 二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート及びそれを用いた容器 - Google Patents

二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート及びそれを用いた容器

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JP2001064411A
JP2001064411A JP24715899A JP24715899A JP2001064411A JP 2001064411 A JP2001064411 A JP 2001064411A JP 24715899 A JP24715899 A JP 24715899A JP 24715899 A JP24715899 A JP 24715899A JP 2001064411 A JP2001064411 A JP 2001064411A
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polystyrene
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後加工による切り粉の生成を抑制でき、耐ブ
ロッキング性、透明性及びクリア性の高い二軸延伸ポリ
スチレン系樹脂シートを得る。 【解決手段】 二軸延伸シートは、スチレン含有量60〜
85重量%のスチレン−ブタジエンブロック共重合体をジ
エン系単量体換算で0.1〜3重量%、スチレン系単量体を
ベースとし、体積平均粒子径が2〜10μmの耐熱性微粒
子1〜800ppmを含むポリスチレン系樹脂組成物で構成さ
れ、下記の特性(1)及び/又は(2)を有する。 (1)厚み180μmにおいて、ヘーズ値が1.0%以下、JI
S K7105に準じて櫛幅1.0mmで測定した鮮明度が95%以
上である (2)JIS K7128に規定するトラウザー引き裂き試験に
準じて、引き裂き速度10mm/分で厚み180μmの二軸延
伸シートを引き裂いたとき、亀裂成長長さが2.0mm以下
である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐ブロッキング
性、透明性、加工性に優れた二軸延伸ポリスチレン系樹
脂シート及びそれを用いた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートは、
透明性および成形性が高く、腰が強いため、容器成形な
どにより食品包装分野で広く利用されている。特開平7
−323456号公報および特開平7−323474号
公報には、透明性、流動性、衝撃強度及び引っ張り強度
を改善するとともに、異方性の小さな成形体を得るた
め、重量平均分子量10万〜200万のスチレン系樹脂
99〜99.998重量%と、屈折率1.5〜2.0、
平均粒度0.1〜20μmであり、ガラス転移温度が−
130〜90℃に存在しない微粒子1〜0.002重量
%とを含有するスチレン系樹脂組成物からなる押出成形
体や二軸延伸シートが開示されている。この文献には、
微粒子として、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、タル
ク、ポリスチレン架橋ビーズ又はジビニルベンゼン架橋
ビーズが例示されているとともに、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体を20重量%(ブタジエン換算で
4.6重量%)、微粒子としての硫酸バリウムを含有す
る樹脂組成物を用いた例が記載されている。しかし、二
軸延伸シートにおいて、耐ブロッキング性と透明性とが
相反する関係にあるため、高いブロッキング性を付与す
ると、透明性およびクリア性が大きく低下する。また、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体の添加量が20
重量%以上であると、シート本来の剛性が失われてしま
う。
【0003】特開平8−92389号公報には、平均粒
子径0.1〜3μmのスチレングラフトジエンゴムをゴ
ム濃度で60〜600ppm含有した透明なポリスチレ
ン系樹脂と、この樹脂に対して平均粒子径1〜10μm
のスチレン系架橋微粒子を100〜1000ppm含有
させた樹脂組成物を二軸延伸したポリスチレン系樹脂シ
ートが開示されている。この二軸延伸シートは、透明性
と耐ブロッキング性とのバランスがよく、比較的高い性
能を有する。しかし、上記樹脂組成物においてゴム濃度
を高めると透明性及びクリア性が低下しやすい。そのた
め、耐ブロッキング性を改善しつつさらに透明性および
クリア性を改善することが要求される。
【0004】特開平7−300533号公報には、透明
なスチレン系樹脂100重量部に対して、平均粒子径1
〜10μmのスチレン系架橋微粒子0.01〜1重量部
を含有させた樹脂組成物を二軸延伸したポリスチレン系
樹脂シートが開示されている。この文献に記載の二軸延
伸シートは高い透明性を備えている。しかし、二軸延伸
により得られた広幅のポリスチレン系樹脂シートをスリ
ット加工すると、切り粉(樹脂粉)が多量に発生し、ス
リットの刃に付着して作業性を低下させたり、スリット
後のシートの端部に付着するだけでなく、成形により得
られた容器に付着し、外観や商品価値などを損なう。特
に、スリット速度を大きくしたり、厚手のシートをスリ
ットすると、切り粉の発生量が急増する。さらに、容器
成形した後、容器を重ねて打ち抜く場合にも、打ち抜き
粉(樹脂粉)が多量に生成し、容器に付着する。
【0005】樹脂粉の生成を防止するため、スリット刃
の角度などを調整することも考えられる。しかし、この
ような方法でも樹脂粉の発生を抑制することは困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、耐ブロッキング性が高いにも拘わらず、透明性及び
クリア性の高い二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートおよ
び容器を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、厚みが大きくてもス
リットや打ち抜き加工などの後加工による切り粉の生成
を大きく抑制できる二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート
および容器を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、成形性、腰な
どの特性を犠牲にすることなく、耐ブロッキング性、透
明性およびクリア性が大きく改善され、後加工工程での
切り粉の生成を抑制できる二軸延伸ポリスチレン系樹脂
シートおよび容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、ポリスチレン系樹脂
と、スチレン系単量体及びジエン系単量体のブロック共
重合体と、架橋ポリスチレンビーズとを含む樹脂組成物
においては、ブロック共重合体に由来するジエン系単量
体の含有量が、二軸延伸シートの透明性に大きく影響す
ること、特定量のブロック共重合体と架橋ポリスチレン
ビーズとを組み合わせると、二軸延伸シートの耐ブロツ
キング性及び透明性だけでなく、加工工程での樹脂粉の
生成を大きく低減できることを見いだし、本発明を完成
した。
【0010】すなわち、本発明の二軸延伸ポリスチレン
系樹脂シートは、(1)ポリスチレン系樹脂と、スチレ
ン系単量体及びジエン系単量体のブロック共重合体と、
前記ポリスチレン系樹脂に対する屈折率の差が±0.1
5であり、かつ体積平均粒子径が2〜10μmの耐熱性
微粒子とを含み、二軸延伸されたシートであって、厚み
180μmにおいて、ヘーズ値が1.0%以下であり、
JIS K7105に準じて櫛幅1.0mmで測定した
鮮明度が95%以上である二軸延伸ポリスチレン系樹脂
シート、(2)ポリスチレン系樹脂と、スチレン系単量
体及びジエン系単量体のブロック共重合体とで構成され
た二軸延伸シートであって、JIS K7128に規定
するトラウザー引き裂き試験に準じて、引き裂き速度1
0mm/分で厚み180μmの二軸延伸シートを引き裂
いたとき、亀裂成長長さが2.0mm以下である二軸延
伸ポリスチレン系樹脂シートを含む。この二軸延伸ポリ
スチレン系樹脂シート(2)を構成する樹脂組成物にお
いて、耐熱性微粒子は必ずしも必要ではない。
【0011】さらに、本発明の二軸延伸ポリスチレン系
樹脂シートは、(3)ポリスチレン系樹脂と、スチレン
系単量体及びジエン系単量体のブロック共重合体と、前
記ポリスチレン系樹脂に対する屈折率の差が±0.15
であり、かつ体積平均粒子径が2〜10μmの耐熱性微
粒子とを含む樹脂組成物で構成され、かつ二軸延伸され
たシートであって、前記ブロック共重合体の含有量がジ
エン系単量体換算で0.1〜3重量%であり、耐熱性微
粒子の含有量が1〜800ppmである二軸延伸ポリス
チレン系シートも含む。
【0012】これらの二軸延伸ポリスチレン系樹脂シー
トにおいて、ブロック共重合体は、スチレン含有量60
〜85重量%のスチレン−ブタジエン共重合体で構成し
てもよく、耐熱性微粒子はスチレン系単量体をベースと
する架橋ビーズで構成してもよい。前記ブロック共重合
体の含有量は、ジエン系単量体換算で、0.1〜1重量
%程度、耐熱性微粒子の含有量は10〜400ppm程
度であってもよい。
【0013】本発明には、前記二軸延伸ポリスチレン系
樹脂シートで形成された容器も含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の二軸延伸ポリスチレン系
樹脂シートは、(a)ポリスチレン系樹脂と、スチレン
系単量体及びジエン系単量体のブロック共重合体とを組
み合わせた樹脂組成物、特に、(b)ポリスチレン系樹
脂と、スチレン系単量体及びジエン系単量体のブロック
共重合体と、耐熱性微粒子とを組み合わせた樹脂組成物
で構成されている。このようなポリスチレン系樹脂組成
物で構成された二軸延伸ポリスチレン系樹脂シートは、
透明性(クリア性)及び/又は加工性が高い。特に、ポ
リスチレン系樹脂組成物(b)で構成された二軸延伸シ
ートは、耐ブロッキング性と透明性及びクリア性とを高
いレベルで両立できるとともに、ポリスチレン系樹脂組
成物(a)又は(b)で構成された二軸延伸シートは、加
工工程での樹脂粉の生成を大きく抑制できる。
【0015】[ポリスチレン系樹脂]ポリスチレン系樹
脂のスチレン系単量体としては、芳香族ビニル化合物、
例えば、スチレン、アルキルスチレン(例えば、o−、
m−およびp−メチルスチレンなどのビニルトルエン
類、2,4−ジメチルスチレンなどのビニルキシレン
類、エチルスチレン、p−イソプロピルスチレン、ブチ
ルスチレン、p−t−ブチルスチレンなどのアルキル置
換スチレン類)、α−アルキル置換スチレン(例えば、
α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−メチル
−p−メチルスチレンなど)、ヒドロキシスチレン、ハ
ロスチレン(o−、m−およびp−クロロスチレン、ブ
ロモスチレン、フルオロスチレン、ジクロロスチレン、
トリブロモスチレン、ジフルオロスチレンなど)、α−
ハロ置換スチレン及び/又はβ−ハロ置換スチレン(例
えば、α−クロロスチレン、α−ブロモスチレン、β−
クロロスチレン、β−ブロモスチレンなど)などが挙げ
られる。好ましいスチレン系単量体には、スチレン、ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレンなどが含まれる。こ
れらのスチレン系単量体は、単独でまたは二種以上組合
わせて使用できる。
【0016】スチレン系単量体は共重合性単量体と組み
合わせて使用してもよい。スチレン系単量体に対して共
重合性の単量体としては、例えば、(メタ)アクリロニ
トリル、(メタ)アクリル系単量体[(メタ)アクリル
酸;(メタ)アクリル酸メチル,(メタ)アクリル酸エ
チル,(メタ)アクリル酸ブチル,(メタ)アクリル酸
t−ブチル,(メタ)アクリル酸ヘキシル,(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル,(メタ)アクリル酸ラウ
リルなどの(メタ)アクリル酸C1-12アルキルエステ
ル;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル,(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキ
シC2-4アルキル(メタ)アクリレートなど;グリシジ
ル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート,ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート,ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
トなどのアルキルアミノ−アルキル(メタ)アクリレー
ト;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アク
リルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、アル
コキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのアクリルア
ミドなど]、ビニルエステル系単量体[酢酸ビニルな
ど]、カルボキシル基含有単量体[マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマル酸又は無水物、若しくはこれらの低級
アルキルエステルなど]、イミド系単量体[マレイミ
ド、N−アルキルマレイミド(N−メチルマレイミドな
ど)、N−アリールマレイミド(N−フェニルマレイミ
ドなど)など]などが挙げられる。好ましい共重合性単
量体には、(メタ)アクリロニトリル、メタクリル酸メ
チルなどの(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アク
リル酸、無水マレイン酸、N−フェニルマレイミドなど
のマレイミド系単量体などが含まれる。これらの共重合
性単量体は、単独でまたは二種以上組合わせて使用でき
る。
【0017】スチレン系単量体の使用量は、単量体全体
の50重量%以上(例えば、60〜100重量%)、好
ましくは70〜100重量%、さらに好ましくは80〜
100重量%程度である。
【0018】ポリスチレン系樹脂の具体例としては、透
明性の高いポリスチレン系樹脂、例えば、ポリスチレン
(汎用ポリスチレンGPPSなど)、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸
共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド
共重合体などが例示できる。
【0019】ポリスチレン系樹脂の数平均分子量Mn
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)によるポリスチレン換算で、例えば、1×104
100×104、好ましくは5×104〜80×104
特に10×104〜60×104程度である。また、ポリ
スチレン系樹脂の重量平均分子量Mwと数平均分子量M
nの割合(分子量分布)Mw/Mnは、1.5〜5、好
ましくは1.5〜3程度である。
【0020】[ブロック共重合体]ブロック共重合体と
しては、シートの透明性や加工性を損なわない限り種々
のスチレン系単量体とジエン系単量体とのブロック共重
合体が例示できる。スチレン系単量体としては、前記と
同様の芳香族ビニル化合物(スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレンなど)が例示でき、ジエン系単
量体としては、ブタジエン、イソプレン、2−クロロ−
1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエ
ン、ピペリレンなどの1,3−共役ジエン又はその誘導
体などが例示できる。これらの単量体のうち、ブタジエ
ン、イソプレンが好ましい。これらのジエン系単量体は
単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0021】ブロック共重合体の代表的な例としては、
スチレン−共役ジエン系ブロック共重合体、例えば、ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体(スチレン−ブタ
ジエンゴム)、スチレン−イソプレンブロックゴムなど
が挙げられる。前記ブロック共重合体は、交互ブロック
共重合体に限らず、テーパードブロック共重合体も含
む。これらのブロック共重合体は必要により水添されて
いてもよい。このようなブロック共重合体を用いると、
スチレングラフトジエンゴム(HIPSなど)と異な
り、二軸延伸シートの透明性を損なうことなく、耐熱性
微粒子との組合せにより、少量の添加で透明性や鮮明性
を改善できる。
【0022】ブロック共重合体において、スチレン系単
量体の含有量は、二軸延伸シートの所望する特性(透明
性、樹脂粉の生成など)に応じて40〜90重量%、好
ましくは50〜85重量%程度の範囲から選択できる。
透明性を損なうことなく、樹脂粉の生成を抑制するため
には、ブロック共重合体中のスチレン系単量体/ジエン
系単量体の割合は、60/40〜85/15(重量
%)、好ましくは65/35〜85/15(重量%)、
さらに好ましくは70/30〜85/15(重量%)
(例えば、70/30〜80/20(重量%))程度で
あるのが有利である。スチレン系単量体の含有量が60
重量%未満であるとシートの透明性が低下し、85重量
%を越えると加工工程で樹脂粉が生成しやすくなる。
【0023】ブロック共重合体の含有量は、前記ポリス
チレン系樹脂及びブロック共重合体の総量を基準にし
て、ジエン系単量体換算で、0.1〜3重量%(1000〜
30000ppm)、好ましくは0.1〜1.5重量%、さらに
好ましくは0.1〜1重量%(例えば、0.1〜0.9
重量%)程度であり、通常、0.2〜1重量%(例え
ば、0.3〜1重量%)程度である。
【0024】ブロック共重合体の含有量は、ジエン系単
量体の含有量に応じて選択でき、前記ポリスチレン系樹
脂及びブロック共重合体の総量を基準にして、通常、
0.15〜10重量%(例えば、0.2〜7重量%)、
好ましくは0.5〜7重量%(例えば、1〜5重量%)
程度である。ブロック共重合体の含有量が少ないと加工
工程での樹脂粉が生成しやすくなり、多すぎると二軸延
伸シートの腰が小さくなり取扱い性が低下するととも
に、透明性や鮮明性を大きく低下させる。
【0025】[耐熱性微粒子]耐熱性微粒子は、透明性
を損なわず耐ブロッキング性を付与できる限り種々の有
機樹脂系微粒子又は無機系微粒子が使用できる。耐熱性
微粒子と前記ポリスチレン系樹脂との屈折率の差は、通
常、0.15以下(すなわち±0.15)、好ましくは
0.1以下、特に0.05以下である。
【0026】耐熱性微粒子としては、例えば、有機微粒
子[スチレン系単量体をベースとする架橋ビーズ(ポリ
スチレン架橋ビーズ、ポリビニルトルエン架橋ビーズ、
スチレン−メタクリル酸メチル共重合体の架橋ビーズ、
ジビニルベンゼン架橋ビーズなどのスチレン系架橋樹脂
ビーズ)、(メタ)アクリル系単量体をベースとする架
橋ビーズ(ポリメタクリル酸メチル架橋ビーズなど)、
架橋アミノ樹脂ビーズ(ベンゾグアナミン樹脂架橋ビー
ズなど)など]、無機微粒子[ガラスビーズ、アルミノ
シリケート、二酸化ケイ素(天然又は合成二酸化ケイ
素)など]が例示できる。好ましい耐熱性微粒子は、有
機樹脂系微粒子、特に、スチレン系架橋樹脂ビーズなど
のスチレン系単量体をベースとする架橋ビーズである。
これらの微粒子は単独で又は二種以上組み合わせて使用
できる。
【0027】耐熱性微粒子の体積平均粒子径(D50
%)は、1〜10μm程度の範囲から選択でき、通常、
2〜10μm、好ましくは3〜10μm(例えば、4〜
8μm)程度である。耐熱性微粒子の粒子径が小さすぎ
ると耐ブロッキング性が低下し、大きすぎるとシート同
士の擦れにより傷つく場合がある。なお、体積平均粒子
径(D50%)は、コールターカウンター法やレーザー
回折式粒度分布測定法により測定することができる。
【0028】耐熱性微粒子の含有量は、前記ポリスチレ
ン系樹脂及びブロック共重合体の総量を基準にして、例
えば、1〜800ppm程度の範囲から選択でき、通
常、10〜400ppm、好ましくは50〜400pp
m、さらに好ましくは50〜300ppm、特に50〜
250ppm程度である。
【0029】好ましい樹脂組成物は、通常、スチレン含
有量60〜85重量%のスチレン−ブタジエン共重合体
(ブロック共重合体)を、ジエン系単量体換算で、0.
1〜1.5重量%(好ましくは0.2〜1.2重量%、
特に0.3〜1重量%)程度(特に0.1〜1重量
%)、スチレン系単量体をベースとする架橋ビーズ(耐
熱性微粒子)を、10〜400ppm(好ましくは50
〜300ppm)程度の割合で含んでいる。
【0030】前記成分で構成されたスチレン系樹脂組成
物は、必要に応じて、種々の添加剤、例えば、安定剤
(リン系,硫黄系又はヒンダードフェノール系などの酸
化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤など)、可塑剤(ミ
ネラルオイルなど)、帯電防止剤、滑剤(ステアリン
酸、脂肪酸エステルなど)、難燃剤、離型剤、顔料、染
料などを含有していてもよい。さらに、必要であれば、
無機粒子(リン酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、
ゼオライトなど)を添加してもよい。なお、シート成形
性を向上させるためには、前記樹脂組成物に対して0.
1〜1重量%(好ましくは0.2〜0.5重量%)程度
の前記ミネラルオイルなどの可塑剤を添加するのが有利
である。
【0031】前記スチレン系樹脂組成物で構成されたシ
ートは二軸延伸されている。延伸シートは、慣用の方
法、例えば、前記樹脂組成物を、押出機により、溶融混
練(例えば、180〜240℃程度の温度で混練)して
ダイ(特にTダイ)から押出し、次いで、100〜13
5℃程度の温度で、二軸方向にそれぞれ1.5〜5倍
(好ましくは1.5〜4倍、さらに好ましくは2〜3倍
程度)程度の延伸倍率で逐次または同時二軸延伸するこ
とによって形成できる。延伸倍率が1.5倍未満である
とシートの強靱性が低下し、5倍を越えると真空成形/
圧空成形などによる容器成形においてシート厚みに偏肉
が生じ易くなる。そのため、シート全体に亘りほぼ均一
に延伸されたシートが好ましい。2逐次延伸としては、
例えば、Tダイ又はカレンダーを用いて調製された原反
シートを、加熱(100〜135℃)状態で一軸方向に
1.5〜5倍程度の倍率で延伸し、次いで、加熱(10
0〜135℃)状態で上記延伸方向に直交する方向に
1.5〜5倍程度の倍率で延伸する方法などが挙げられ
る。同時二軸延伸としては、例えば、テンダー延伸にお
いて縦・横方向の延伸を同時に行なう方法、及びインフ
レーション法などが挙げられる。
【0032】延伸シートは、成形時の緩和を考慮して、
シート段階において所定の配向緩和応力(収縮応力)を
有することが望ましい。本発明の二軸延伸シートにおい
て、ASTM D−1504で規定される配向緩和応力
(125℃での収縮応力)は、通常、縦及び横方向共に
1〜10kgf/cm2、好ましくは3〜7kgf/c
2程度である。
【0033】本発明の二軸延伸シートは厚みが大きくて
も加工工程での樹脂粉の生成が少ないという特色があ
る。そのため、二軸延伸シートの厚みは、特に限定され
ないが、通常、0.5mm以下(例えば、0.05〜
0.5mm)、好ましくは0.1〜0.45mm(例え
ば、0.1〜0.4mm)、さらに好ましくは0.15
〜0.4mm程度であってもよい。
【0034】本発明の二軸延伸シートは、下記特性
(a)及び(b)のうち少なくとも一方の特性を示す。
【0035】(a) 厚み180μmにおいて、ヘーズ
値が1.0%以下(好ましくは0.7%以下)であり、
JIS K7105に準じて櫛幅1.0mmで測定した
鮮明度が95%以上(好ましくは96%以上)である。
【0036】(b)JIS K7128に規定するトラ
ウザー引き裂き試験に準じて、引き裂き速度10mm/
分で厚み180μmの二軸延伸シートを引き裂いたと
き、亀裂成長長さが2.0mm以下(好ましくは1.5
mm以下)である。亀裂成長長さが2.0mmをこえる
と、加工工程での樹脂粉の生成量が大きくなりやすい。
なお、上記亀裂成長長さは、上記の試験法においてシー
トが引き裂かれるときの亀裂長さの平均値を意味する。
【0037】二軸延伸シートは、必要によりコロナ放電
処理により40〜70dyne/cm程度に表面張力を調整し
た後、表面処理剤、例えば、離型剤(シリコーンオイル
エマルジョンなど)、防曇剤や耐電防止剤などを塗布し
てもよい。表面処理は、離型剤(シリコーンオイルエマ
ルジョンなど)を単独で塗布することにより行ってもよ
く、離型剤と防曇剤や帯電防止剤と組み合わせて塗布す
ることにより行ってもよい。さらに、二軸延伸シートの
両面に種類が共通する表面処理剤を塗布してもよく、一
方の面に離型剤を塗布し、他方の面に防曇剤や帯電防止
剤を塗布してもよい。表面処理剤の塗布量は、シートの
面に対して、それぞれ10〜150mg/m2程度であ
る。
【0038】本発明の二軸延伸シートは、必要により、
共押出やラミネーションによって、同種または異種の熱
可塑性樹脂と積層してもよい。
【0039】本発明の二軸延伸シートは、成形性が高く
腰も強いので、種々の容器(例えば、食品用容器又はト
レーなどの包装容器)を成形するのに有用である。ま
た、シートの透明性も非常に良いため、成形した容器の
透明性も非常に優れている。樹脂シートから容器を成形
する方法としては、例えば、真空成形、真空圧空成形、
熱板成形などの通常の熱成形法が挙げられる。なお、本
明細書において、「容器」とは、被包装体を収容するた
めの凹部を有する容器本体だけでなく、蓋体を含んでい
てもよい意味に用いる。
【0040】
【発明の効果】本発明の二軸延伸ポリスチレン系樹脂シ
ートは、耐ブロッキング性が高いにも拘わらず、透明性
及びクリア性が高い。そのため、容器などの成形体の商
品価値を大きく高めることができる。また、厚みが大き
くてもスリットや打ち抜き加工などの後加工による切り
粉(樹脂粉)の生成を大きく抑制できる。そのため、生
産性を改善できるだけでなく、容器などの成形体の外観
を損なうことがない。さらに、ポリスチレン系樹脂をベ
ースとしているため、成形性が高く、腰が強いため、取
扱い性及び成形作業性も改善できる。
【0041】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。なお、実施例及び比較例においては
二軸延伸シートの特性を次のようにして測定した。
【0042】[ヘーズ]スガ試験機ヘーズ測定機を用い
て、JIS K 7105に準じてヘーズを測定した
(シート厚み180μm基準) [鮮明度]スガ試験機鮮明度測定器を用いて、JIS
K 7105に準じて、櫛幅1.0mmの鮮明度を測定
した(シート厚み180μm基準) [トラウザー引き裂き試験]JIS K 7128に準
拠して、シート(厚み180μm)を引き裂き速度10
mm/分で引き裂いた際に、亀裂が入りながらシートが
引き裂かれるが、この時に入る亀裂の長さの平均値を評
価した。
【0043】[スリット時の切り粉]一般的な上刃と下
刃で構成されたスリッターを用いて、スリット速度50
m/分、75m/分、100m/分でシートをスリット
し、以下の基準で切り粉の程度を評価した。
【0044】 ◎…スリット速度100m/分でも切り粉が少ない ○…スリット速度75m/分でも切り粉が少ない △…スリット速度50m/分でも切り粉が少ない ×…スリット速度50m/分でも切り粉が大量に発生 [引張弾性率]引張試験機を用いて、JIS K 71
27に準じて、シートのMD方向(引取方向)の引張弾
性率を測定し、以下の基準で評価した。
【0045】 ○…37500kg/cm2以上 △…35000〜37500kg/cm2未満 ×…35000kg/cm2未満 [剥離性]シートを単発圧空成形機(浅野研究所)にか
け、円柱状容器(開口部90mm×底部60mm×深さ
50mm)に成形し、それを20枚重ねて抜き型カッタ
ーで圧切する。積み重ねられている成形品の上に2kg
の荷重を載せた時の高さをAとし、荷重を取り除いた時
の高さをBとして回復率を次式のように計算した。
【0046】回復率=[(B−A)/A]×100 ◎(良好) …30%以上 ○(良) …20〜30%未満 △(やや良)…10〜20%未満 ×(不良) …10%未満 実施例1〜4及び比較例1〜3 透明なスチレン系樹脂(ダイセル化学工業(株)製、品
番31N)に対して、スチレン含量の異なるスチレン−
ブタジエンブロック共重合体と、各種粒子径の樹脂架橋
ビーズと、ミネラルオイル(WITCO社製、PL380)とを表
1に示す割合で混合し、溶融混練してTダイから押し出
し、無延伸シートを得た。得られた無延伸シートを、1
25℃で押出方向及び幅方向にそれぞれ2.5倍の延伸
倍率で延伸し、二軸延伸シートの両面をコロナ放電処理
して表面張力を60dyne/cmに調整し、一方の面に離型
剤としてジメチルポリシロキサンを乾燥重量30mg/
2で塗布し、他方の面に防曇剤としてショ糖脂肪酸エ
ステルを乾燥重量30mg/m2で塗布し、100℃で
乾燥することにより、厚み180μm、収縮応力5kg
/cm2の二軸延伸シートを得た。得られたシートの配
向緩和応力(収縮応力)はASTM D−1504に規
定される方法で測定した。
【0047】なお、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体としては、スチレン含有量76重量%のスチレン−
ブタジエンブロック共重合体(フィリップス(株)製、
商品名「KR−03」)、スチレン含有量70重量%の
スチレン−ブタジエンブロック共重合体(フィリップス
(株)製、商品名「KK38」)、スチレン含有量77
重量%のスチレン−ブタジエンブロック共重合体(旭化
成(株)製、商品名「アサフレックス815」)を用い
た。
【0048】微粒子としては、ポリスチレン架橋ビーズ
(PS架橋ビーズ,積水化成品(株)製、商品名「テク
ノポリマーSBX−6」)、ポリメタクリル酸メチル架
橋ビーズ(PMMA架橋ビーズ,(株)日本触媒製、商
品名「エポスターMA−1004」)、ジメチルシリコ
ーンビーズ(信越化学工業(株)製、商品名「X52−
1139K」)を用いた。
【0049】結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表から明らかなように、比較例の二軸延伸
シートでは透明性及び鮮明性と加工性とを両立できない
のに対して、実施例の二軸延伸シートは、透明性及び鮮
明性を高いレベルで備えているとともに、加工工程での
樹脂粉の生成を大きく抑制できる。
【0052】比較例4 ミネラルオイルを添加することなく、透明なスチレン系
樹脂(ダイセル化学工業(株)製、品番31N)に対し
表2に示す割合で、硫酸バリウム(平均粒子径2.5μ
m)を添加する以外、実施例1と同様にして二軸延伸シ
ートを得た。
【0053】比較例5 ミネラルオイルを添加することなく、透明なスチレン系
樹脂(ダイセル化学工業(株)製、品番31N)に対し
表2に示す割合で、スチレン含有量77重量%のスチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体および硫酸バリウムを
添加する以外、実施例1と同様にして二軸延伸シートを
得た。
【0054】比較例6 透明なスチレン系樹脂(ダイセル化学工業(株)製、品
番31N)に対し表2に示す割合で、スチレングラフト
ポリブタジエン(ポリブタジエン含有量6重量%、ポリ
ブタジエンゴムの平均粒子径1.4μm、HIPS)、前記
PS架橋ビーズおよびミネラルオイル(WITCO社製、PL38
0)を添加する以外、実施例1と同様にして二軸延伸シ
ートを得た。
【0055】結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】表から明らかなように、比較例の二軸延伸
シートは、透明性及び鮮明性が低下するか、加工工程で
の樹脂粉の生成が大きく、透明性及び鮮明性を高いレベ
ルに維持しつつ、樹脂粉の生成を抑制できない。また、
比較例5の二軸延伸シートは、弾性率が小さく剛性が大
きく低下した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 9:00 25:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA22 AA33 AA41 AA75 AA78 AB26 AB28 AD02 AD07 AF16Y AF30Y AF31Y AH05 BB08 BC01 BC12 4F210 AA13 AA47F AB24 AC04 AG01 AH55 AR12 AR15 AR20 QA02 QC05 QG01 QW21 4J002 BC023 BC031 BC041 BC061 BC071 BC073 BH011 BH021 BP012 DJ006 DJ016 DL006 GF00 GG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスチレン系樹脂と、スチレン系単量
    体及びジエン系単量体のブロック共重合体と、前記ポリ
    スチレン系樹脂に対する屈折率の差が±0.15であ
    り、かつ体積平均粒子径が2〜10μmの耐熱性微粒子
    とを含み、二軸延伸されたシートであって、厚み180
    μmにおいて、ヘーズ値が1.0%以下であり、JIS
    K7105に準じて櫛幅1.0mmで測定した鮮明度
    が95%以上である二軸延伸ポリスチレン系樹脂シー
    ト。
  2. 【請求項2】 ポリスチレン系樹脂と、スチレン系単量
    体及びジエン系単量体のブロック共重合体とで構成され
    た二軸延伸シートであって、JIS K7128に規定
    するトラウザー引き裂き試験に準じて、引き裂き速度1
    0mm/分で厚み180μmの二軸延伸シートを引き裂
    いたとき、亀裂成長長さが2.0mm以下である二軸延
    伸ポリスチレン系樹脂シート。
  3. 【請求項3】 ポリスチレン系樹脂と、スチレン系単量
    体及びジエン系単量体のブロック共重合体と、前記ポリ
    スチレン系樹脂に対する屈折率の差が±0.15であ
    り、かつ体積平均粒子径が2〜10μmの耐熱性微粒子
    とを含む樹脂組成物で構成され、かつ二軸延伸されたシ
    ートであって、前記ブロック共重合体の含有量がジエン
    系単量体換算で0.1〜3重量%であり、耐熱性微粒子
    の含有量が1〜800ppmである二軸延伸ポリスチレ
    ン系シート。
  4. 【請求項4】 スチレン含有量60〜85重量%のスチ
    レン−ブタジエンブロック共重合体の含有量が、ジエン
    系単量体換算で、0.1〜1重量%であり、スチレン系
    単量体をベースとする架橋ビーズで構成された耐熱性微
    粒子の含有量が10〜400ppmである請求項3記載
    の二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシート
    を用いて成形した容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002098960A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-12 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Chemical-resistant polystyrene resin composition and molded article
JP2002356593A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Idemitsu Petrochem Co Ltd 透明性に優れた耐薬品性ポリスチレン系樹脂組成物及び成形品
JP2006137883A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Denki Kagaku Kogyo Kk フィルム基材及び粘着テープ
JP2007284601A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Asahi Kasei Chemicals Corp 易カット性フィルム

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