JP2001063640A - トラクタ - Google Patents
トラクタInfo
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D33/00—Superstructures for load-carrying vehicles
- B62D33/06—Drivers' cabs
- B62D33/063—Drivers' cabs movable from one position into at least one other position, e.g. tiltable, pivotable about a vertical axis, displaceable from one side of the vehicle to the other
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- Transportation (AREA)
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
えているものにおいて、作業者が、運転席8の前方の操
縦部43とバックホー13との間を迅速且つ容易に移動
できるようにする。 【解決手段】 トラクタ車体2上に運転席8を備え、こ
の運転席8の前方にトラクタ1の操縦部43を、後方に
作業装置13をそれぞれ備え、運転席8を、操縦部43
を操作可能とする前向き姿勢と作業装置13を操作可能
とする後向き姿勢とに姿勢変更自在に備えているトラク
タにおいて、トラクタ車体2上における運転席8の左右
一側方に、複数の操作レバー50を集中して配設し、運
転席8の左右他側方に、操縦部43と作業装置13との
間を前後方向に通行可能とする通路52を形成してい
る。
Description
部にバックホー等の作業装置が備えられたトラクタに関
するものである。
ーダを装着し、後部にバックホーを装着して構成された
TLB(トラクタ・フロントローダ・バックホー)と呼
称される作業車がある(例えば、特開平9−9713号
公報参照)。このTLBに採用されるトラクタは、車体
上に反転支持機構を介して運転席を前後反転自在に備
え、この運転席の前方に操縦ハンドルや操縦フロアを有
する操縦部を備えたものとなっており、フロントローダ
及びバックホーは、それぞれ独自に操作レバーを備えた
構成となっている。
ロントローダで作業を行う場合には、運転席を前向き姿
勢としてそれぞれ操縦ハンドル、操作レバー等を操作可
能とし、バックホーで作業を行う場合には、運転席を後
向き姿勢に反転してバックホーの操作レバーを操作可能
とするものとなっていた。
例えば、目的地に走行移動したのち掘削作業に移行する
ような場合、作業者は、操縦部側から運転席を後向き姿
勢に変更したあと、一旦地上に降りてトラクタの後側に
移動し、バックホー側のステップ等を利用して運転席に
着座するといった動作を行う必要があった。これは、操
縦部とバックホーとの前後間、特に運転席の周囲に、油
圧昇降装置の操作レバーや走行系の副変速レバー等の操
作レバーが多数散在して配置されており、トラクタ車体
上に作業者が移動するスペースを確保し難いことによる
ものであった。
きくなるとともに、即座に掘削作業に移行できないため
に作業効率が悪化し、また、地面の泥土をトラクタ上や
バックホー上に乗り上げることが多くなることから、清
掃等のメンテナンスを高頻度で行う必要が生じるもので
あった。他方、運転席の反転支持機構は、運転席とその
周囲の操作レバーとの干渉を避けるために、昇降リンク
等を介して運転席を一旦上昇させたうえで、上下軸心ま
わりに運転席を反転させ、その後再び下降させるといっ
た構成となっており、これでは、多段階の面倒な操作を
必要とするとともに、反転支持機構の構造が複雑になる
という欠点を有するものとなっていた。
れたものであり、運転席前方の操縦部と、後方の作業装
置との間の移動を迅速且つ容易に行えるようにすること
で、作業者の労力を軽減するとともに、作業効率の向上
を図り、また、泥土の乗り上げ等を防止できるようにし
たトラクタを提供することを目的とする。
上に運転席が備えられ、この運転席の前方にトラクタの
操縦部が、後方に作業装置がそれぞれ備えられ、前記運
転席が、前記操縦部を操作可能とする前向き姿勢と、前
記作業装置を操作可能とする後向き姿勢との各姿勢をと
るように備えられているトラクタにおいて、上述の目的
を達成するために、以下の技術的手段を講じている。す
なわち、本発明は、前記トラクタ車体上における前記運
転席の左右側方に、前記操縦部と作業装置との間を前後
に通行可能とする通路が形成されていることを特徴とす
るものである。
ける前記運転席の左右一側方に、複数の操作レバーが集
中して配設され、前記運転席の左右他側方に、前記操縦
部と前記作業装置との間を前後方向に通行可能とする通
路が形成されていることを特徴とするものである。上記
のような構成によって、作業者は地上に降りることな
く、操縦部側と作業装置側との間をトラクタ車体上の通
路を利用して迅速且つ容易に移動することができるよう
になり、作業者の移動にかかる労力の軽減されるととも
に、次作業も迅速に開始できるようになり、作業効率の
向上が図られるものとなる。また、トラクタや作業装置
上に泥土を乗り上げるようなことも少なくなることか
ら、清掃等も容易に行えるものとなる。
側方に集中して配設することによって、同他側方に、通
路を幅広く形成できるものとなる。本発明は、前記運転
席が、前向き姿勢と後向き姿勢とに姿勢変更するべく上
下方向の軸心回りに水平回転自在に備えられていること
を特徴とするものである。これによれば、運転席の回動
半径の大きい部分を通路側に向けて回動させるようにす
ることによって、操作レバー等に干渉することなく迅速
且つ簡単に姿勢変更が行えるようになり、従来のよう
に、運転席を上昇するような複雑な機構等も必要がない
ものとなる。
機能を有するステップ部材が備えられ、このステップ部
材は、前記通路の側方に設けられた車輪フェンダの補強
構造を有していることを特徴とするものである。これに
よって、通路に対して滑り止め機能を持たせながら、車
輪フェンダを強固に支持することができるようになる。
そして、本発明は、前記ステップ部材が、通路に対して
着脱自在に備えられていることを特徴とするものであ
る。これにより、ステップ部材を通路から取り外すこと
で、ステップ部材に付着した泥等を容易に取り除くこと
ができ、また、ステップ部材の交換も行えるものとな
る。
を参照して説明する。図5は、本発明に係るトラクタ1
を示しており、このトラクタ1は、エンジン、ミッショ
ンケース等で構成されたトラクタ車体2を備え、該車体
2の前後に左右一対の前後輪3,4を備えている。ま
た、トラクタ車体2は、その後上部に、3点リングに装
着した作業機を昇降するための油圧装置5と、この油圧
装置5の上方を覆うフロアシート6とを有しており、こ
のフロアシート6上には、運転席8が反転支持装置7を
介して前後反転自在に設けられている。また、フロアシ
ート6の左右側部には、後輪4の前方及び上方を覆う車
輪フェンダ9がボルト等の締結具を介して取付固定され
ている。
介してフロントローダ12が装着され、トラクタ車体2
の後部には同じく取付枠11を介してバックホー(本発
明にかかる作業装置)13が着脱自在に装着されてお
り、これらによって、TLB(トラクタ・フロントロー
ダ・バックホー)と呼称される作業車を構成するものと
なっている。前記取付枠11は、前部側が車体2の側部
に固定され、後部側がミッションケースから左右外方に
突出した後車軸ケース14に連結されるようになってお
り、取付枠11の後上部には、正面視門型に構成された
ロプス15の下端部が取付固定されている。また、図1
及び図2に示すように、このロプス15の上下中途部に
は支持片16が前方突出され、この支持片16に車輪フ
ェンダ9の後部側がボルト等の連結具を介して結合され
ており、このロプス15によっても車輪フェンダ9が支
持されるようになっている。
脱自在に連結される機枠21と、該機枠21の後部に設
けられた掘削装置22とを備え、該掘削装置22は、機
枠21に左右揺動自在に枢支された旋回枠23と、該旋
回枠23に上下揺動自在に基部が枢支されたブーム24
と、該ブーム24の上部に前後揺動自在に基部が枢支さ
れたアーム25と、該アーム25の先端部に前後揺動自
在に枢支されたバケット26とを有し、前記旋回枠2
3、ブーム24、アーム25及びバケット26は、それ
ぞれ油圧シリンダよりなるスイングシリンダ27、ブー
ムシリンダ28、アームシリンダ29及びバケットシリ
ンダ30によって揺動動作される。
にはトラクタ車体2側に向けて前方に突出するステップ
31が設けられ、このステップ31上には、操作レバー
32等を有する操作ボックス33が立設されている。ま
た、機枠21の左右両側には、ブラケットを介してスタ
ビライザ34が揺動シリンダ35により上下揺動自在に
設けられている。前記運転席8前方のトラクタ車体2上
には、図1及び図5に示すように、操縦ハンドル40、
操縦フロア41、ブレーキやアクセル等のペダル装置4
2等を有する操縦部43が備えられており、この操縦部
43を介してトラクタ1の走行運転等を行えるようにし
ている。
アシート6の左右中央部には、前記反転支持装置7が設
けられており、この反転支持装置7は、図2及び図3に
示すように、フロアシート6に固定されたベース部材4
5と、このベース部材45に上下方向の支軸46を介し
て回動自在に設けられたシート台47とを備え、該シー
ト台47の左右側部に設けたスライドレール48を介し
て運転席8が前後位置調整自在に支持されるようになっ
ている。また、反転支持装置7は、運転席8を前向き姿
勢又は後向き姿勢に位置決め可能とするロック手段(図
示略)を備えており、このロック手段を解除することに
よって、ベース部材45に対してシート台47を水平回
転可能とし、運転席8の姿勢変更を行えるようにしてい
る。
の右側方におけるフロアシート6の上面は、段部6aを
介して一段高く形成されており、この部分に、油圧装置
5用の操作レバーや走行系の副変速レバーなどの複数の
操作レバー50が集中して備えられている。また、運転
席8の左側方であって、左側の車輪フェンダとの間のフ
ロアシート6上には、作業者が、操縦部43の操縦フロ
ア41とバックホー13のステップ31との間を前後に
通行できるように構成された通路52が形成されてい
る。
バー50の揺動を案内する案内溝を有したカバー部材5
3によって覆われており、このカバー部材53は、フロ
アシート6上にボルト固定されるとともに、右側の車輪
フェンダー9にもボルトで連結されるようになってい
る。したがって、カバー部材53は、車輪フェンダー9
の補強部材としての機能を有するものとなっている。他
方、前記通路52は、反転支持装置7の搭載部分と同一
平面上(同一レベル)に形成されたものとなっており、
その上面には、滑り止め機能を有するステップ部材55
が取り付けられている。
呈する金属製の板材よりなり、図4にも示すように、そ
の板面部に多数の孔56を有するとともに、孔56の周
囲を上方に突出させることによって滑り止め機能を持た
せてある。また、前記孔56の数カ所に対してボルト5
7を挿通するとともに、該ボルト57をフロアシート6
の下面に備えたナット58に螺合することで、ステップ
部材55がフロアシート6上に固定されるようになって
いる。ステップ部材55の左端部には、車輪フェンダ9
の側面に沿うように上方に屈折形成された連結片59を
備えており、該連結片59とフェンダ9とは、ボルト6
0及びナット61よりなる締結具によって結合されてい
る。したがって、このステップ部材55は、運転席8右
側方のカバー部材53と同様に、車輪フェンダ9を補強
する機能をも有した構造とされ、当該フェンダ9の振動
等を防止することができるようになっている。
60及びナット58,61の締結を解くことで、フロア
シート6及び車輪フェンダ9から取外し可能であり、取
り外すことによって、ステップ部材55に付着した泥土
等を簡単に落とすことができ、また、交換等も容易に行
えるようになっている。なお、ステップ部材55として
は、しま鋼板等の孔56を備えない板材を用いてもよい
し、金属板材の表面にゴムマット等の弾性材を貼付した
ものとしてもよい。また、フロアシート6上に、ゴムマ
ットを直接的に取り付けることも可能である。
することにより滑り止め機能を持たせることも可能であ
るが、上述のような泥落とし等が困難となるため、フロ
アシート6とは個別のステップ部材55を着脱自在に備
える方が好ましい。以上の構成において、トラクタ1を
走行運転する場合やフロントローダ12による作業を行
う場合には、反転支持装置7を介して運転席8を前向き
姿勢とすることによって、操縦部43における操縦ハン
ドル40等やフロントローダ12の操作レバーを操作で
きるようにする。
る掘削作業に移行する場合には、操縦部43側から反転
支持装置7を介して運転席8を後向き姿勢に反転させ
る。この際、複数の操作レバー50が運転席8の右側方
に集中して配設されていて、左側方には広い通路空間が
形成されているため、運転席8の回動半径が大きい部位
(図例では、運転席8の前部)を通路52側に向けて回
動することによって、運転席8が操作レバー50に干渉
しないようになっている。そのため、運転席8を前向き
姿勢と後向き姿勢との間で同一レベルで水平回転でき、
従来のように、運転席8を上昇させる機構等を備えるこ
となく簡素な構造で迅速且つ簡単に反転動作できるもの
となる。
あとに、操縦フロア41から運転席8の左側方の通路5
2を通ってバックホー13のステップ31に移動し、運
転席8に着座することによって、作業者がバックホー1
3の操作レバー32を操作できる状態とする。したがっ
て、作業者は、地上に降りることなくトラクタ車体2上
でバックホー13側に迅速に移動できることとなり、移
動にかかる労力を軽減できるとともに、即座に次の作業
に取り掛かることができ、作業効率を向上できるものと
なる。また、地面の泥土をバックホー13側に乗り上げ
ることも少なくなるため、清掃等も容易に行えるものと
なる。
の走行運転やフロントローダ12の作業に移行するに
は、上記と逆の動作を行えばよい。本発明は、上記実施
形態に限ることなく適宜設計変更可能である。例えば、
トラクタ車体上の通路と操作レバー50との左右配置は
上記に限られるものではなく、左右逆に構成してもよ
い。また、運転席8は、水平回転することによって姿勢
変更するものに限らず、フロアシート6上から取り外し
て反転するように構成したものであってもよい。更に、
前向き姿勢の運転席と、後向き姿勢の運転席とを個別に
トラクタ車体上に備えるようにしてもよい。
置は、バックホー13に限らず他の作業装置に置換する
こともでき、また、本発明は、トラクタ車体2前部のフ
ロントローダ12の有無によって限定されるものではな
い。
転席の左右側方に形成した通路を介して、運転席前方の
操縦部と、後方の作業装置との間を迅速且つ容易に移動
できるようになり、移動にかかる労力軽減や作業効率の
向上が図れるとともに、トラクタ上又は作業装置上への
泥土等の乗り上げを可及的に防止できるようになる。
面図である。
図)である。
Claims (5)
- 【請求項1】 トラクタ車体(2)上に運転席(8)が
備えられ、該運転席(8)の前方にトラクタ(1)の操
縦部(43)が、後方に作業装置(13)がそれぞれ備
えられ、前記運転席(8)が、前記操縦部(43)を操
作可能とする前向き姿勢と前記作業装置(13)を操作
可能とする後向き姿勢との各姿勢をとうように備えられ
ているトラクタにおいて、 前記トラクタ車体(2)上における前記運転席(8)の
左右側方に、前記操縦部(43)と前記作業装置(1
3)との間を前後に通行可能とする通路(52)が形成
されていることを特徴とするトラクタ。 - 【請求項2】 トラクタ車体(2)上に運転席(8)が
備えられ、該運転席(8)の前方にトラクタ(1)の操
縦部(43)が、後方に作業装置(13)がそれぞれ備
えられ、前記運転席(8)が、前記操縦部(43)を操
作可能とする前向き姿勢と前記作業装置(13)を操作
可能とする後向き姿勢との各姿勢をとうように備えられ
ているトラクタにおいて、 前記トラクタ車体(2)上における前記運転席(8)の
左右一側方に、複数の操作レバー(50)が集中して配
設され、前記運転席(8)の左右他側方に、前記操縦部
(43)と前記作業装置(13)との間を前後に通行可
能とする通路(52)が形成されていることを特徴とす
るトラクタ。 - 【請求項3】 前記運転席(8)が、前向き姿勢と後向
き姿勢とに姿勢変更可能とするべく上下方向の軸心回り
に水平回転自在に備えられていることを特徴とする請求
項1又は2に記載のトラクタ。 - 【請求項4】 前記通路(52)上に、滑り止め機能を
有するステップ部材(55)が備えられ、このステップ
部材(55)は、前記通路(52)の側方に設けられた
車輪フェンダ(9)の補強構造を有していることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載のトラクタ。 - 【請求項5】 前記ステップ部材(55)が、通路(5
2)に対して着脱自在に備えられていることを特徴とす
る請求項4に記載のトラクタ。
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