JPH1037242A - 油圧ショベルにおけるハンドレール - Google Patents
油圧ショベルにおけるハンドレールInfo
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- JPH1037242A JPH1037242A JP8212167A JP21216796A JPH1037242A JP H1037242 A JPH1037242 A JP H1037242A JP 8212167 A JP8212167 A JP 8212167A JP 21216796 A JP21216796 A JP 21216796A JP H1037242 A JPH1037242 A JP H1037242A
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Abstract
めの手掛けおよび足掛けを設けるにあたり、手掛けと足
掛けとを一体にして取付け作業が容易なものに構成す
る。 【解決手段】 サイドフード上面8bの外側縁に略沿う
状態に配されるハンドレール17の前部17dに足掛け
18、18aを一体的に設けて、該足掛け18、18a
をサイドフード前面8dに近接対向させると共に、前部
17dの延長された先端17eを架台フレーム4の前端
4aに固着するように構成する。
Description
木作業に用いられる油圧ショベルにおけるハンドレール
の技術分野に属するものである。
上部旋回体を旋回自在に設けて構成されるが、このもの
のなかには、上部旋回体を、架台フレームと、該架台フ
レームの前半部の左右方向一側に設けられる運転席と、
左右方向他側に設けられ油タンクや燃料タンクを覆うよ
うに配されるサイドフードと、運転席とサイドフードと
のあいだに挟まれる状態で上下揺動自在なブーム等の各
種部材装置によって構成したものがある。ところでこの
ものにおいて、エンジンや旋回減速機等の保守、点検や
修理のため、オペレータが上部旋回体のフード上面に乗
り上がることが要求されるが、サイドフード前端が架台
フレームの前端位置まである油圧ショベルの場合、オペ
レータは、サイドフード前側からフード上面へ乗り降り
をするのが一般である。ところで近時、上部旋回体の旋
回半径を、下部走行体の左右幅に略対応するものにした
所謂超小旋回型のものが生産されているが、このような
ものは小型であることもあって、サイドフード前端部が
架台フレームの前端位置まで略位置する状態で設けられ
るものが多い。このため、サイドフードの前面部に前方
へ突出する状態でステップ(足掛け)を取付ける一方、
ブームの側面に手掛け(ハンドレール)を設け、そし
て、手掛けを握りながらステップに足を乗せてサイドフ
ード上に乗り上がるようにしたものが知られている。
は、手掛けとステップとがそれぞれ別個に設けられてい
るため、部品点数が増加するうえ、取付け作業も手間取
るという問題があり、ここに本発明が解決しようとする
課題があった。さらにこのものでは、手掛けがブームに
設けられているため、ブームの上下揺動位置の変化に伴
い手掛けの位置が変わることになって高すぎたり低すぎ
たりすることがあり、このため、サイドフードの上面に
乗り上がるにあたり、ブームを適当な高さとなるよう揺
動調整しなければならない場合もあって面倒であった。
そこで、手掛けをサイドフード側に設けることが考えら
れるが、この場合であっても、手掛けと足掛けとが別部
材であることには相違がなく、前記解決しようとするも
のと同じ課題は依然として残るが、さらにサイドフード
に足掛けを設けた場合、オペレータの体重がサイドフー
ドの足掛け取付け部位に集中するため、サイドフードの
補強が強いられるという問題があり、ここにも本発明が
解決しようとする課題がある。しかも超小旋回型の油圧
ショベルでは、手掛けも足掛けも共に下部走行体の左右
幅に略対応する旋回半径内に収まる状態で配設される必
要があることは勿論であるが、さらにブームをオフセッ
ト型にした場合、前方に突出する足掛けがバケットの刃
先軌跡と干渉する惧れがあり、ここにも本発明が解決し
ようとする課題がある。
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、下部走行体に、上部旋回体を旋
回自在に設け、該上部旋回体を構成する架台フレーム前
半部の左右方向一側に運転席を、他側に架台フレームの
前端にまで至るサイドフードを、これらに挟まれる状態
で上下揺動自在なブームを配してなる油圧ショベルにお
いて、前記サイドフードの上面外側縁に略沿う状態のハ
ンドレールを設けるにあたり、該ハンドレールの前部
を、サイドフードの前面に対向する状態でその先端を下
方に延長して架台フレーム前端に固着すると共に、ハン
ドレール前部下端部にサイドフードに前側から乗り上が
るための足掛けが一体に形成されているものである。そ
して、このようにすることにより、手掛けと足掛けとを
一体に構成できて、部品点数の削減ができて取付け作業
の簡略化が計れる。このものにおいて、本発明の油圧シ
ョベルは、上部旋回体の旋回半径が下部走行体の左右幅
に略対応する超小旋回型のものとし、かつハンドレール
は、上部旋回体の旋回半径に納まる設定にすることがで
き、この場合では、ハンドレールが上部旋回体の旋回作
動時邪魔にならない。さらに本発明は、ハンドレール前
部は、ブームがオフセットタイプであるときのバケット
の爪軌跡に干渉しない位置設定とすることができ、これ
によって、ブーム作動した場合にハンドレールが邪魔に
なることがない。また本発明は、足掛けは、架台フレー
ムよりも上位のサイドフード前面に対向する高さに形成
することができ、これによって、サイドフード上面が高
位置であっても容易に登り上がることができる。
に基づいて説明する。図面において、1は超小旋回型油
圧ショベルの走行機体であって、該走行機体1は、クロ
ーラ型走行体を用いて構成される下部走行体2の上部
に、上部旋回体3が旋回自在に支持されるが、該上部旋
回体3は、下部走行体1の左右幅と略等しい旋回半径R
を有する平面視略円形状に形成されている。そして、上
部旋回体3を構成する架台フレーム4には、架台フレー
ム4前半部の右方向一側に位置して運転席部5が設けら
れ、他側には作動油タンク7が搭載され、これを覆う状
態でサイドフード8が配されており、さらに架台フレー
ム4前部には、運転席5とサイドフード8とのあいだに
挟まれる状態でフロントアタッチメント9が上下揺動自
在に設けら、そして、後部にはサイドフード8に続く状
態でエンジン(図示せず)等を覆うリヤフード10が配
されており、これらは何れも従来通りの構成である。
は、基端部が架台フレーム4に上下揺動自在な第一ブー
ム11、該第一ブーム11の先端部に縦軸11aを介し
て基端部が左右揺動自在に軸支される第二ブーム12、
該第二ブーム12の先端部に縦軸12aを介して基端部
が左右揺動自在に軸支されるアームステー13、アーム
ステー13の先端部に横軸13aを介して基端部が上下
揺動自在に軸支されるアーム14、アーム14の先端部
に上下揺動自在に軸支されるバケット15等の部材装置
で構成されている。そしてこれら部材装置のうち、第一
ブーム11、アーム14、バケット15とは、ブームシ
リンダ11b、アームシリンダ14a、バケットシリン
ダ15aの各伸縮作動に基づいてそれぞれ上下揺動する
ように設定されている。一方、第一ブーム11とアーム
ステー13にはブラケット11c、13bがそれぞれ一
体的に形成され、これらブラケット11c、13bにオ
フセットロッド16の両端部が左右揺動自在に軸支され
ていて、第二ブーム12、ブラケット11c、13b、
オフセットロッド16とで平行リンク機構を構成してい
る。そして、第一ブーム11と第二ブーム12とのあい
だに設けたオフセットシリンダ12bを伸縮作動させる
ことに伴い、オフセットロッド16が第二ブーム12と
平行な姿勢を維持する状態で左右方向にオフセット移動
を行い、これによって、フロントアタッチメント9は、
アーム14、バケット15部位が左右方向にオフセット
した状態での作業を行うことができるオフセット型とな
っている。
は上部旋回体3の旋回半径に略沿うよう湾曲面に形成さ
れ、上面8bはリヤフード10の上面10aと面一状と
なる高さから前方程低くなる前低後高状の傾斜面に形成
されると共に、凸状部8cが形成されており、後述する
ようにオペレータがサイドフード8上面を歩行する際等
にすべり止めとなるように設定されている。さらにサイ
ドフード8の前面8dは、前記旋回半径R内に納まるよ
う旋回半径位置よりも内方に位置して形成された架台フ
レーム4の前端4aと面一状に配設されている。そし
て、リヤフード上面10aの前方からサイドフード上面
8bを経てサイドフード前面8dに至る外側縁部には、
オペレータがサイドフード8の前面から上面に乗り上が
りリヤフード10にまで至るときに使用するためのハン
ドレール17が取付けられている。このハンドレール1
7は、リヤフード上面10aの前方からサイドフード上
面8bを経て前面8dに至る外側縁部に略沿うよう前低
後高状に湾曲した形状になっており、後部17aは、立
ち上がったオペレータの手の位置に対応すべく各上面1
0a、8bと大きな間隙(フード上面を立ち歩くオペレ
ータの手の位置あたり)を存して配されるよう、取付け
脚部17b、17cにより支持されている。そして、こ
れら脚部17b、17cは、一方の脚部17bの下端部
はリヤフード上面10aに、他方の脚部17c下端部は
サイドフード上面8bを貫通してサイドフード8の内部
の作動油タンク7の上面にそれぞれ固着されている。
サイドフード前面8dに近接する状態で取付けられる
が、該前部17dは前記上部旋回体3の旋回半径Rを越
える位置にまで突出することなく旋回半径R内に納まる
範囲で配設されている。そして、該前部17dの下端部
は、サイドフレーム前面8dの下端位置よりも低位置に
まで延出され、その先端17eがサイドフレーム8が組
付けられる架台フレーム4の前端4aに固着され、これ
によってハンドレール前部17dの取付けがなされる設
定となっている。さらに、この前部17dには、上下二
本の足掛け18、18aの基端部が固着されるが、これ
ら足掛け18は左右を向く状態で並設され、下側の足掛
け18aが架台フレーム前端4aよりも僅かに上位に位
置する状態で両足掛け18、18aがサイドフレーム前
面8bに前後方向に対向するように設定されている。そ
して、これら両足掛け18、18aの他端部は支持フレ
ーム19に固着され、該支持フレーム19の上側端部1
9aをサイドフレーム上面8bの前方に位置する内側部
位に固着する一方、支持フレーム19の下側端部19b
を架台フレーム端面4aの内側部位に固着することで、
支持フレーム19はハンドレール17に一体となってサ
イドフレーム8に固着されている。
では、掘削作業等をする場合にフロントアタッチメント
9をオフセットして作業することができ、このため、フ
ロントアタッチメント9の先端に設けられるバケット1
5の爪部15bの作業軌跡は、図8に示すように、最大
右オフセット状態(点線)、最大左オフセット状態(二
点鎖線)、ストレート状態(直線)の各状態によりそれ
ぞれ異なったものとなるが、本実施の形態のハンドレー
ル17は前部17dが湾曲して形成されていて、フロン
トアタッチメント9をハンドレール17が設けられる側
(右側)にオフセットした状態で作業した場合でも、バ
ケット爪部15bが干渉することがないように設定され
ている。
において、エンジンや旋回減速機等の保守、点検や修理
を行う場合に、オペレータはサイドフード8の前面8d
側から上面8bに乗り上げ、該上面8bを歩いてリヤフ
ード9側に移動することになるが、この場合に、オペレ
ータは、サイドフード前面8dからリヤフード上面10
aに至る状態で設けられたハンドレール17を握りなが
ら移動できることになる。つまり、サイドフードに乗り
上がるには、ハンドレール前部17dと支持フレーム1
9の上方を手で握りつつ、該前部17dの下端部に設け
られた足掛け18、18aをステップとして足を掛けて
登り上がってからサイドフード8に乗り移ることがで
き、そうして、上面8bに至ってからは、上面8dとは
大きな間隔を有して配設されるハンドレール17を握り
ながら歩行してリヤフード10側に至ることができ、こ
のようにしてリヤフード10側に容易に移動できること
になる。
タのサイドフレーム8上への乗降作業を容易にできるば
かりでなく、リヤフード10側への移動も速やかに行え
ることになるが、このものでは、そのための手掛け(ハ
ンドレール17の前部17dの上方、後部17a)と、
足掛け(足掛け18、18a)とが一体となって形成さ
れているため、部品点数が削減され、取付け作業が容易
となって作業性が向上する。
ード上面10a、作動油タンク7上面および、架台フレ
ーム前端4aに固着される構成となっているため、従来
のブームに取付けられたもののようにフロントアタッチ
メントの作業姿勢により手掛け位置が変わってしまうよ
うな不具合がなく、常に一定した状態で用いることがで
きる。さらに、足掛け18、18aはハンドレール17
の前部17dに設けられるが、足掛け18、18aに掛
かる負荷を受け止めるハンドレール下端部17eは架台
フレーム前端4aに固着されており、従来のサイドフー
ドに固着するもののようにサイドフードを補強する必要
ながなく、種々の部材装置を搭載すべく予め補強がなさ
れている架台フレーム前端4aを利用できることにな
る。
がサイドフード前面8dに近接した状態で配されてい
て、上部旋回体3の旋回半径Rを越えない位置に配され
るようになっているので、旋回状態によってハンドレー
ル17が突出してしまうようなことがないうえ、フロン
トアタッチメント9をハンドレール17が設けられる側
にオフセットした状態で作業をした場合でも、フロント
アタッチメント9先端のバケット爪部15bがハンドレ
ールに干渉してしまうようなことがなく作業の邪魔にな
らない。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 下部走行体に、上部旋回体を旋回自在に
設け、該上部旋回体を構成する架台フレーム前半部の左
右方向一側に運転席を、他側に架台フレームの前端にま
で至るサイドフードを、これらに挟まれる状態で上下揺
動自在なブームを配してなる油圧ショベルにおいて、前
記サイドフードの上面外側縁に略沿う状態のハンドレー
ルを設けるにあたり、該ハンドレールの前部を、サイド
フードの前面に対向する状態でその先端を下方に延長し
て架台フレーム前端に固着すると共に、ハンドレール前
部下端部にサイドフードに前側から乗り上がるための足
掛けが一体に形成されている油圧ショベルにおけるハン
ドレール。 - 【請求項2】 請求項1において、油圧ショベルは、上
部旋回体の旋回半径が下部走行体の左右幅に略対応する
超小旋回型のものとし、かつハンドレールは、上部旋回
体の旋回半径に納まる設定になっている油圧ショベルに
おけるハンドレール。 - 【請求項3】 請求項1または2において、ハンドレー
ル前部は、ブームがオフセットタイプであるときのバケ
ットの爪軌跡に干渉しない位置設定になっている油圧シ
ョベルにおけるハンドレール。 - 【請求項4】 請求項1、2または3において、足掛け
は、架台フレームよりも上位のサイドフード前面に対向
する高さに形成されている油圧ショベルにおけるハンド
レール。
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---|---|---|---|
JP21216796A JP3159652B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 油圧ショベルにおけるハンドレール構造 |
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---|---|---|---|
JP21216796A JP3159652B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 油圧ショベルにおけるハンドレール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1037242A true JPH1037242A (ja) | 1998-02-10 |
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ID=16618022
Family Applications (1)
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JP21216796A Expired - Fee Related JP3159652B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 油圧ショベルにおけるハンドレール構造 |
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---|---|
JP (1) | JP3159652B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007364A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Komatsu Ltd | 作業車両の手摺取付構造 |
JP2010150835A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 作業機械 |
CN112323903A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-02-05 | 龙工(上海)挖掘机制造有限公司 | 一种中大型挖掘机上车结构及上车方法 |
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US8061562B2 (en) | 2004-10-12 | 2011-11-22 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Compact spray device |
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KR101626871B1 (ko) | 2015-02-16 | 2016-06-02 | 엘이디라이팅(주) | 배광틸팅각도 조절장치 부착형 고정용 아암 브라켓을 가진 엘이디 조명 등기구 |
KR101609598B1 (ko) * | 2015-10-26 | 2016-04-06 | 엘이디코람 주식회사 | 회동구동, 해충방지 및 원거리 발산이 용이한 led 가로등 |
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JPH0721644Y2 (ja) * | 1991-01-31 | 1995-05-17 | 新潟コベルコ建機株式会社 | 建設機械用運転室乗降装置 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP21216796A patent/JP3159652B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3159652B2 (ja) | 2001-04-23 |
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