JP2001063112A - ライン型サーマルプリントヘッドにおけるフレキシブルケーブル接続用クリップの構造 - Google Patents

ライン型サーマルプリントヘッドにおけるフレキシブルケーブル接続用クリップの構造

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JP2001063112A
JP2001063112A JP2000243952A JP2000243952A JP2001063112A JP 2001063112 A JP2001063112 A JP 2001063112A JP 2000243952 A JP2000243952 A JP 2000243952A JP 2000243952 A JP2000243952 A JP 2000243952A JP 2001063112 A JP2001063112 A JP 2001063112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルプリントヘッドにおいて、表面に
少なくとも発熱抵抗体を形成したヘッド基板2に対し
て、フレキシブルケーブル24を、直線状に延びるよう
に接続する場合に、その接続を、クリップ14を使用し
て簡単に、且つ、確実・強固にできるようにする。 【解決手段】 前記クリップ14を、板ばねにて、前記
ヘッド基板2とフレキシブルケーブル24との重ね合わ
せ部に被嵌して、これらを重ね合わせ方向に弾性的に挟
み付けるように断面コ字状に形成し、このクリップのう
ち前記フレキシブルケーブルの表面に接触する押圧部1
8と前記ヘッド基板の裏面受け部29とを連結する連結
部15に、前記フレキシブルケーブル24を挿通するス
リット孔31を穿設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやプリン
タ等に使用されるサーマルプリントヘッドのうち、印字
幅寸法を、用紙の幅一杯に合わせるように長くしたライ
ン型サーマルプリントヘッドにおいて、そのヘッド基板
に偏平帯状のフレキシブルケーブルを、当該ヘッド基板
から直線的に延びるように接続する場合に使用するクリ
ップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のライン型サーマルプリン
トヘッドは、例えば、実開昭60−141256号公報
又は実開昭63−92751号公報等に記載されている
ように、発熱抵抗体を長手方向に沿って一直線のライン
状に延びるように形成すると共に、前記発熱抵抗体複数
本の接続用電極端子を形成したヘッド基板と、このヘッ
ド基板における各接続用電極端子の各々に対して電気的
に接続される配線パターンを形成したフレキシブル回路
板とから成り、前記ヘッド基板を、ヒートシンクを兼ね
た金属板製の支持板の上面に固着する一方、ヘッド基板
の上面側に、長尺状のカバー体を配設して、このカバー
体を、その長手方向に適宜間隔で配設した複数本のねじ
にて前記支持板に対して締結する一方、前記フレキシブ
ル回路板を、前記ヘッド基板と前記カバー体との間に、
当該フレキシブル回路板の先端部がヘッド基板に対して
重合するように挿入したのち、この重合部を、前記カバ
ー体の複数本のねじによる締結によって、当該カバー体
の下面における細長溝に嵌めた弾性紐体にて弾性的に押
圧することにより、前記ヘッド基板に前記フレキシブル
回路板を接続するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来によるフ
レキシブル回路板のヘッド基板への接続構造は、支持板
にねじ止めされるカバー体と、このカバー体に設けた弾
性紐体とを使用するから、部品点数が多く、組み立て手
数も嵩むのである。
【0004】しかも、この接続構造を、ヘッド基板に、
偏平帯状のフレキシブルケーブルを、ヘッド基板から直
線的に延びるように接続することに適用した場合には、
大型化するばかりか、このフレキシブルケーブルがヘッ
ド基板から外れ易くなるという問題があった。
【0005】本発明は、ヘッド基板に対してフレキシブ
ルケーブルを、前記のような問題を招来することなく、
確実に接続することができるクリップを提供することを
技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るための本発明のクリップは、「表面に少なくとも発熱
抵抗体を一直線状に延びるように形成すると共に、この
発熱抵抗体に対する複数本の接続用電極端子を形成して
成るヘッド基板と、複数本の配線パターンを形成したフ
レキシブルケーブルと、このフレキシブルケーブルの先
端部を前記ヘッド基板の表面に対して前記各接続用電極
端子に電気的に接続するように押圧するクリップとから
成り、前記クリップは、板ばねにて、前記ヘッド基板と
フレキシブルケーブルとの重ね合わせ部、又は、これら
とヘッド基板の裏面に重ねた支持板との重ね合わせ部に
被嵌して、これらを重ね合わせ方向に弾性的に挟み付け
るように断面コ字状に形成され、このクリップのうち前
記フレキシブルケーブルの表面に接触する押圧部と前記
ヘッド基板の裏面又は前記支持板の裏面に接触する受け
部とを連結する連結部には、前記フレキシブルケーブル
を挿通するスリット孔が穿設されていることを特徴とす
る。」ものである。
【0007】
【発明の作用・効果】このように構成することにより、
ヘッド基板とフレキシブルケーブルとの重ね合わせ部、
又は、これらとヘッド基板の裏面に重ねた支持板との重
ね合わせ部に対して、板ばねにて断面コ字状に形成した
クリップを、その押圧部片と受け部片とを弾性に抗して
広げながら被嵌するだけで良く、ヘッド基板に対してフ
レキシブルケーブルを直線状に延びるように接続するこ
とが、一つの部品によって至極簡単できると共に、大幅
に小型、軽量化できるのである。
【0008】しかも、前記フレキシブルケーブルは、前
記クリップにおける連結部片に穿設したスリット孔に挿
通されて支持されていることにより、ヘッド基板に対し
て、確実に強固に接続することができるのである。
【0009】この場合において、請求項2に記載したよ
うに、前記クリップにおける押圧部を、複数個の押圧部
片に分割することにより、前記重ね合わせ部における厚
さに、フレキシブルケーブルの幅方向に沿って局部的に
厚い又は薄いのバラ付きが存在しても、この厚さのバラ
付きにかかわらず、フレキシブルケーブルにおける幅方
向の全体を均等に押圧することができる。
【0010】また、請求項3に記載したように、前記ク
リップにおける受け部片に、前記ヘッド基板又は前記放
熱板の側面に接当する位置決め片を設けることより、ク
リップを、ヘッド基板側に被嵌するときの差し込み深さ
を、常に、一定になるように確実に位置決めすることが
できるから、組み立て手数をより低減できる。
【0011】更にまた、請求項4に記載したように、前
記ヘッド基板を、その裏面に重ねた前記支持板に取付
け、且つ、前記支持板の側面に、前記位置決め片が嵌ま
る切り込み部を設けることにより、ヘッド基板における
長手方向に沿っての位置決めを確実且つ正確に行うこと
ができるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜3の図面について説明する。
【0013】この図において、符号1は、放熱を兼ねた
支持板を、符号2は、前記支持板1の上面に重ねて固着
したヘッド基板を示し、このヘッド基板1の上面には、
発熱抵抗体6が一直線状に延びるように形成されている
と共に、合成樹脂11にて被覆された駆動用ICチップ
7が搭載され、且つ、図示していないが、当該ヘッド基
板2の上面のうち前記発熱抵抗体6の反対側の部位に、
前記発熱抵抗体6に対する複数個の接続用電極端子が、
ヘッド基板2の側面に沿って並べて形成されている。
【0014】符号24は、図示しないが複数本の配線パ
ターンを形成して成る偏平帯状のフレキシブルケーブル
を、符号14は、前記フレキシブルケーブル24を、前
記ヘッド基板2に対して、その各配線パターンがヘッド
基板2における各接続用電極端子に電気的に導通するよ
うに接続するためのクリップを示す。
【0015】このクリップ14を、板ばねにて、基端部
片15から押圧部18と受け部29とが横方向に一体的
に延びるように、断面コ字状に構成され、且つ、その基
端部片15には、前記フレキシブルケーブル24を挿通
するスリット孔31が穿設されている。
【0016】そして、前記フレキシブルケーブル24
を、前記クリップ14におけるスリット孔31内に挿通
したのち、その先端を、前記ヘッド基板2に遅滞して重
ね合わせ、次いで、前記クリップ14を、その押圧部1
8と受け部29とを弾性に抗して広げながら前記ヘッド
基板2とフレキシブルケーブル24との重ね合わせ部に
被嵌するのである。
【0017】すると、フレキシブルケーブル24は、ヘ
ッド基板2に対して、前記クリップ14における弾性力
にて押圧されることになるから、そのフレキシブルケー
ブル24における各配線パターンを、ヘッド基板2にお
ける各接続用電極端子に対して確実に電気的に導通する
ことができ、このとき、前記フレキシブルケーブル24
は、前記スリット孔31内への挿通にてクリップ14に
支持されていることにより、直線状に延びた状態のもと
で、ヘッド基板2に対して確実・強固に接続できるので
ある。
【0018】この場合において、前記クリップ14にお
ける押圧部18を、図3に二点鎖線で示すように、複数
本の切り線26の刻設にて複数個の押圧部片に分割する
ことにより、これら各押圧部片は各々別々に弾性変形す
るから、前記重ね合わせ部における厚さに、フレキシブ
ルケーブルの幅方向に沿って局部的に厚い又は薄いのバ
ラ付きが存在しても、この厚さのバラ付きにかかわら
ず、フレキシブルケーブルにおける幅方向の全体を均等
に確実に押圧することができる。
【0019】また、前記クリップ14における受け部2
9に、前記支持板1の側面に接当する左右一対の位置決
め片30を設けることにより、クリップ14を、ヘッド
基板2側に被嵌するときの差し込み深さを確実に位置決
めできる。
【0020】更にまた、前記支持板1の側面に切り込み
部32を設けて、この切り込み部32内に、前記両位置
決め片30を嵌め込むことにより、ヘッド基板2におけ
る長手方向に沿っての位置決めを確実に行うことができ
る。
【0021】なお、本発明は、前記したように、ヘッド
基板2を支持板1の上面に重ねる場合に限らず、図4に
示すように、ヘッド基板2の下面における支持板1を除
いて、前記クリップ14によって、ヘッド基板2とフレ
キシブルケーブル24との二つを弾性的に挟み付けるよ
うにすることができ、且つ、このとき、位置決め片30
を、ヘッド基板2の側面に対して接当するようにするこ
ともできる。
【0022】また、前記クリップ14における受け部2
9に左右一対の位置決め片30を設ける場合において、
この両位置決め片30の間と、前記スリット孔31との
両方によって、前記フレキシブルケーブル24における
左右方向の位置決めを行うように構成しても良いのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態を示す要部斜視図で
ある。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】図1におけるクリップを示す拡大斜視図であ
る。
【図4】別の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 支持板 2 ヘッド基板 6 発熱抵抗体 7 駆動用IC 14 クリップ 15 基端部 18 押圧部 29 受け部 30 位置決め片 31 スリット孔 32 切り込み部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に少なくとも発熱抵抗体を一直線状に
    延びるように形成すると共に、この発熱抵抗体に対する
    複数本の接続用電極端子を形成して成るヘッド基板と、
    複数本の配線パターンを形成したフレキシブルケーブル
    と、このフレキシブルケーブルの先端部を前記ヘッド基
    板の表面に対して前記各接続用電極端子に電気的に接続
    するように押圧するクリップとから成り、前記クリップ
    は、板ばねにて、前記ヘッド基板とフレキシブルケーブ
    ルとの重ね合わせ部、又は、これらとヘッド基板の裏面
    に重ねた支持板との重ね合わせ部に被嵌して、これらを
    重ね合わせ方向に弾性的に挟み付けるように断面コ字状
    に形成され、このクリップのうち前記フレキシブルケー
    ブルの表面に接触する押圧部と前記ヘッド基板の裏面又
    は前記支持板の裏面に接触する受け部とを連結する連結
    部には、前記フレキシブルケーブルを挿通するスリット
    孔が穿設されていることを特徴とするライン型サーマル
    プリントヘッドにおけるフレキシブルケーブル接続用ク
    リップの構造。
  2. 【請求項2】前記請求項1の記載において、前記クリッ
    プにおける押圧部は、複数個の押圧部片に分割されてい
    ることを特徴とするライン型サーマルプリントヘッドに
    おけるフレキシブルケーブル接続用クリップの構造。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は2の記載において、前記
    クリップにおける受け部には、前記ヘッド基板又は前記
    放熱板の側面に接当する位置決め片が設けられているこ
    とを特徴とするライン型サーマルプリントヘッドにおけ
    るフレキシブルケーブル接続用クリップの構造。
  4. 【請求項4】前記請求項3の記載において、前記ヘッド
    基板は、その裏面に重ねた前記支持板に取付けられ、且
    つ、前記支持板の側面には、前記位置決め片が嵌まる切
    り込み部が設けられていることを特徴とするライン型サ
    ーマルプリントヘッドにおけるフレキシブルケーブル接
    続用クリップの構造。
JP2000243952A 1990-12-19 2000-08-11 ライン型サーマルプリントヘッドにおけるフレキシブルケーブル接続用クリップの構造 Expired - Fee Related JP3479635B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019098582A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 アルプスアルパイン株式会社 画像形成装置

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