JP2001063078A - インクジェットヘッドの回復方法、その回復機構、および、サッキング用キャップ - Google Patents
インクジェットヘッドの回復方法、その回復機構、および、サッキング用キャップInfo
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- B41J2/135—Nozzles
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- B41J2/16505—Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
- B41J2/16508—Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
- B41J2/16511—Constructions for cap positioning
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 ヘッド内の気泡またはゴミ等を確実に排出さ
せるインクジェットヘッドの回復方法。 【解決手段】 サッキング用キャップ６１のリップ部を
ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその周
辺に押圧して隙間のない状態にし、サッキング用キャッ
プ６１とヘッドノズルホール５０ａの設けられた面また
はその周辺で形成される空間を密封状態にし、空間を減
圧して、インクジェットヘッド５０内に残留する気泡ま
たはゴミを排出させ、リップ部をヘッドノズルホール５
０ａの設けられた面またはその周辺に当接または接近さ
せてサッキング用キャップ６１とヘッドノズルホール５
０ａの設けられた面またはその周辺と隙間のある状態に
し、ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはそ
の周辺とサッキング用キャップ６１で形成される空間を
減圧して、ヘッドノズルホールの設けられた面またはそ
の周辺に付着するインク滴を除去する。
せるインクジェットヘッドの回復方法。 【解決手段】 サッキング用キャップ６１のリップ部を
ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその周
辺に押圧して隙間のない状態にし、サッキング用キャッ
プ６１とヘッドノズルホール５０ａの設けられた面また
はその周辺で形成される空間を密封状態にし、空間を減
圧して、インクジェットヘッド５０内に残留する気泡ま
たはゴミを排出させ、リップ部をヘッドノズルホール５
０ａの設けられた面またはその周辺に当接または接近さ
せてサッキング用キャップ６１とヘッドノズルホール５
０ａの設けられた面またはその周辺と隙間のある状態に
し、ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはそ
の周辺とサッキング用キャップ６１で形成される空間を
減圧して、ヘッドノズルホールの設けられた面またはそ
の周辺に付着するインク滴を除去する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド（ヘッドともいう）の回復方法、その回復機構、及
び、サッキング用キャップ（キャップともいう）に関す
る。
ド（ヘッドともいう）の回復方法、その回復機構、及
び、サッキング用キャップ（キャップともいう）に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】（従来技術１）インク滴を噴射して直接
記録シートに付着させるインクジェットヘッドのインク
滴が噴射するヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺をサッキング用キャップのリップ部で覆い、こ
の覆った空間を減圧してヘッドノズルホールより気泡、
ゴミ等を排出させインクジェットヘッドを回復させるイ
ンクジェットヘッドの回復方法、その回復機構が知られ
ており、ヘッド内に残留する気泡、ゴミ等をヘッドノズ
ルホールより排出させている。また、減圧の空気抜きと
して電磁リーク弁等が使用されている。
記録シートに付着させるインクジェットヘッドのインク
滴が噴射するヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺をサッキング用キャップのリップ部で覆い、こ
の覆った空間を減圧してヘッドノズルホールより気泡、
ゴミ等を排出させインクジェットヘッドを回復させるイ
ンクジェットヘッドの回復方法、その回復機構が知られ
ており、ヘッド内に残留する気泡、ゴミ等をヘッドノズ
ルホールより排出させている。また、減圧の空気抜きと
して電磁リーク弁等が使用されている。
【０００３】（従来技術２）インク滴を噴射するヘッド
ノズルホールの設けられた面またはその周辺を減圧して
ヘッド内の気泡またはゴミを排出するためにインクジェ
ットヘッドのヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺を常に密封状態で覆うサッキング用キャップが
知られており、キャップには、減圧の空気抜きとして電
磁リーク弁等がキャップに設けられている。
ノズルホールの設けられた面またはその周辺を減圧して
ヘッド内の気泡またはゴミを排出するためにインクジェ
ットヘッドのヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺を常に密封状態で覆うサッキング用キャップが
知られており、キャップには、減圧の空気抜きとして電
磁リーク弁等がキャップに設けられている。
【０００４】（従来技術３）サッキング用キャップはサ
ッキング用キャップ内に撥水性加工をしたり、また、キ
ャップ内にインク吸収部材を設けたものが知られてい
る。
ッキング用キャップ内に撥水性加工をしたり、また、キ
ャップ内にインク吸収部材を設けたものが知られてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、（従来
技術１）の課題として、ヘッドとキャップで形成される
空間の減圧の空気抜きとして電磁リーク弁等を使うと電
磁リーク弁の開閉動作による故障や制御が必要となり、
またヘッドノズルホールのインク滴をふき取る作業が必
要となる。
技術１）の課題として、ヘッドとキャップで形成される
空間の減圧の空気抜きとして電磁リーク弁等を使うと電
磁リーク弁の開閉動作による故障や制御が必要となり、
またヘッドノズルホールのインク滴をふき取る作業が必
要となる。
【０００６】また、（従来技術２）の課題として、キャ
ップの構造が複雑となり、また電磁リーク弁の開閉動作
による故障や制御が必要となる。
ップの構造が複雑となり、また電磁リーク弁の開閉動作
による故障や制御が必要となる。
【０００７】また、（従来技術３）の課題として、イン
ク吸収部材等が必要で、キャップの撥水性加工は長期の
使用でその効果が劣化し易いという問題がある。
ク吸収部材等が必要で、キャップの撥水性加工は長期の
使用でその効果が劣化し易いという問題がある。
【０００８】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的の１つは、ヘッド内に残留する気泡、
ゴミ等を確実に排出させ、また、ヘッドノズルホールの
設けられた面またはその周辺に付着するインク滴を除去
でき、また、ヘッドの回復ができるインクジェットヘッ
ドの回復方法、さらにその回復機構を提供することにあ
る。
で、本発明の目的の１つは、ヘッド内に残留する気泡、
ゴミ等を確実に排出させ、また、ヘッドノズルホールの
設けられた面またはその周辺に付着するインク滴を除去
でき、また、ヘッドの回復ができるインクジェットヘッ
ドの回復方法、さらにその回復機構を提供することにあ
る。
【０００９】さらに本発明の目的の１つは、ヘッド内に
残留する気泡、ゴミ等を確実に排出させ、また、ヘッド
ノズルホールの設けられた面またはその周辺に付着する
インク滴を除去でき確実にインクジェットヘッドの回復
ができるサッキング用キャップを提供することにある。
残留する気泡、ゴミ等を確実に排出させ、また、ヘッド
ノズルホールの設けられた面またはその周辺に付着する
インク滴を除去でき確実にインクジェットヘッドの回復
ができるサッキング用キャップを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の手段
のいずれかにより達成できる。即ち、 （１）インク滴を噴射して直接記録シートに付着させる
インクジェットヘッドのノズル口であるヘッドノズルホ
ールの設けられた面またはその周辺をサッキング用キャ
ップのリップ部で覆い、この覆った空間を減圧してヘッ
ドノズルホールより少なくとも気泡またはゴミを排出さ
せてインクジェットヘッドの回復を行うインクジェット
ヘッドの回復方法において、前記サッキング用キャップ
のリップ部を前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺に押圧して隙間のない状態にし、前記サッ
キング用キャップと前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺で形成される空間を密封状態にし、
前記空間を減圧して、前記インクジェットヘッド内に残
留する少なくとも気泡またはゴミを排出させ、さらに、
前記リップ部を前記ヘッドノズルホールの設けられた面
またはその周辺に当接または接近させて前記サッキング
用キャップと前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺とに少なくとも一部に隙間のある状態に
し、前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺と前記サッキング用キャップで形成される空間を減
圧して、少なくとも前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺に付着する少なくともインク滴を除
去してインクジェットヘッドの回復を行うことを特徴と
するインクジェットヘッドの回復方法。
のいずれかにより達成できる。即ち、 （１）インク滴を噴射して直接記録シートに付着させる
インクジェットヘッドのノズル口であるヘッドノズルホ
ールの設けられた面またはその周辺をサッキング用キャ
ップのリップ部で覆い、この覆った空間を減圧してヘッ
ドノズルホールより少なくとも気泡またはゴミを排出さ
せてインクジェットヘッドの回復を行うインクジェット
ヘッドの回復方法において、前記サッキング用キャップ
のリップ部を前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺に押圧して隙間のない状態にし、前記サッ
キング用キャップと前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺で形成される空間を密封状態にし、
前記空間を減圧して、前記インクジェットヘッド内に残
留する少なくとも気泡またはゴミを排出させ、さらに、
前記リップ部を前記ヘッドノズルホールの設けられた面
またはその周辺に当接または接近させて前記サッキング
用キャップと前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺とに少なくとも一部に隙間のある状態に
し、前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺と前記サッキング用キャップで形成される空間を減
圧して、少なくとも前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺に付着する少なくともインク滴を除
去してインクジェットヘッドの回復を行うことを特徴と
するインクジェットヘッドの回復方法。
【００１１】（２）インク滴を噴射して直接記録シート
に付着させるインクジェットヘッドのノズル口であるヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺をサッ
キング用キャップのリップ部で覆い、この覆った空間を
減圧してヘッドノズルホールより少なくとも気泡または
ゴミを排出させてインクジェットヘッドの回復を行うイ
ンクジェットヘッドの回復機構において、前記インクジ
ェットヘッドを覆うキャップのリップ部を前記ヘッドノ
ズルホールの設けられた面またはその周辺に押し当て隙
間のない状態にし、前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺と前記サッキング用キャップを密封
状態にして覆う第１覆い手段と、前記リップ部を前記ヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に当接
または接近させて、前記サッキング用キャップのリップ
部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺とを少なくとも一部に隙間のある状態にして、前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺と前
記サッキング用キャップを覆う第２覆い手段と、前記第
１覆い手段、第２覆い手段により前記ヘッドノズルホー
ルの設けられた面またはその周辺と前記サッキング用キ
ャップとで囲まれた空間を減圧する減圧手段とを備え、
インクジェットヘッド内に残留する少なくとも気泡また
はゴミを前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺より排出させ、更に少なくとも前記ヘッドノズ
ルホールの設けられた面またはその周辺に付着する少な
くともインク滴を除去してインクジェットヘッドの回復
を行うことを特徴とするインクジェットヘッドの回復機
構。
に付着させるインクジェットヘッドのノズル口であるヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺をサッ
キング用キャップのリップ部で覆い、この覆った空間を
減圧してヘッドノズルホールより少なくとも気泡または
ゴミを排出させてインクジェットヘッドの回復を行うイ
ンクジェットヘッドの回復機構において、前記インクジ
ェットヘッドを覆うキャップのリップ部を前記ヘッドノ
ズルホールの設けられた面またはその周辺に押し当て隙
間のない状態にし、前記ヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺と前記サッキング用キャップを密封
状態にして覆う第１覆い手段と、前記リップ部を前記ヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に当接
または接近させて、前記サッキング用キャップのリップ
部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺とを少なくとも一部に隙間のある状態にして、前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺と前
記サッキング用キャップを覆う第２覆い手段と、前記第
１覆い手段、第２覆い手段により前記ヘッドノズルホー
ルの設けられた面またはその周辺と前記サッキング用キ
ャップとで囲まれた空間を減圧する減圧手段とを備え、
インクジェットヘッド内に残留する少なくとも気泡また
はゴミを前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺より排出させ、更に少なくとも前記ヘッドノズ
ルホールの設けられた面またはその周辺に付着する少な
くともインク滴を除去してインクジェットヘッドの回復
を行うことを特徴とするインクジェットヘッドの回復機
構。
【００１２】（３）インク滴を噴射するヘッドノズルホ
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してヘッド内
の少なくとも気泡またはゴミを排出して回復するために
インクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺を覆うサッキング用キャップにおい
て、前記サッキング用キャップのリップ部の形状が、前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に
強く押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャップ
のリップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に弱
く押し当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺と
に少なくとも一部に隙間のある状態にする形状であるこ
とを特徴とするサッキング用キャップ。
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してヘッド内
の少なくとも気泡またはゴミを排出して回復するために
インクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設けられ
た面またはその周辺を覆うサッキング用キャップにおい
て、前記サッキング用キャップのリップ部の形状が、前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に
強く押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャップ
のリップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面ま
たはその周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に弱
く押し当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺と
に少なくとも一部に隙間のある状態にする形状であるこ
とを特徴とするサッキング用キャップ。
【００１３】（４）インク滴を噴射するヘッドノズルホ
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してインクジ
ェットヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出する
ためにインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップ
において、前記サッキング用キャップの材質またはヘッ
ド対向面の表面処理が、使用するインクに対して親性を
有することを特徴とするサッキング用キャップ。
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してインクジ
ェットヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出する
ためにインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップ
において、前記サッキング用キャップの材質またはヘッ
ド対向面の表面処理が、使用するインクに対して親性を
有することを特徴とするサッキング用キャップ。
【００１４】（５）インク滴を噴射するヘッドノズルホ
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してインクジ
ェットヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出する
ためにインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップ
において、前記サッキング用キャップのリップ部の形状
が、前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺に押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャッ
プのリップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面
またはその周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に
押し当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺とに
少なくとも一部に隙間のある状態にする形状であるとと
もに、前記サッキング用キャップの材質またはヘッド対
向面の表面処理が、使用するインクに対して親性を有す
ることを特徴とするサッキング用キャップ。
ールの設けられた面またはその周辺を減圧してインクジ
ェットヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出する
ためにインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップ
において、前記サッキング用キャップのリップ部の形状
が、前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその
周辺に押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャッ
プのリップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面
またはその周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に
押し当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前記
ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺とに
少なくとも一部に隙間のある状態にする形状であるとと
もに、前記サッキング用キャップの材質またはヘッド対
向面の表面処理が、使用するインクに対して親性を有す
ることを特徴とするサッキング用キャップ。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェットヘッドの
回復方法、その回復機構、及び、サッキング用キャップ
について図面を参照して説明する。
回復方法、その回復機構、及び、サッキング用キャップ
について図面を参照して説明する。
【００１６】実施の形態ではインクジェットヘッドを適
用したインクジェットプルーファについて説明する。イ
ンクジェットプルーファはインク滴を噴射して直接記録
シートに付着させて印刷の版の検版を行う装置である。
なお、その方法、機構はインクジェットプルーファの適
用に限定されるものではなく、例えばインクジェットプ
リンタに適用しても良い。
用したインクジェットプルーファについて説明する。イ
ンクジェットプルーファはインク滴を噴射して直接記録
シートに付着させて印刷の版の検版を行う装置である。
なお、その方法、機構はインクジェットプルーファの適
用に限定されるものではなく、例えばインクジェットプ
リンタに適用しても良い。
【００１７】インクジェットプルーファは、画像情報信
号に基づきインク容器よりインクを供給してインク滴を
噴射するヘッド、記録シートの保持機構等より構成され
ている。また、インクジェットプルーファにはヘッドよ
り気泡、ゴミ、ほこり、異物等を排出するヘッドの回復
機構が付加されている。
号に基づきインク容器よりインクを供給してインク滴を
噴射するヘッド、記録シートの保持機構等より構成され
ている。また、インクジェットプルーファにはヘッドよ
り気泡、ゴミ、ほこり、異物等を排出するヘッドの回復
機構が付加されている。
【００１８】図１はインクジェットヘッドの回復機構の
概略構成図、図２はインクジェットヘッドの回復機構の
要部構成図、図３、４はインクジェットヘッドの回復機
構の他の要部構成図である。また、図５は回復機構のタ
イムチャート図、図６はインクジェットヘッドの回復方
法のフローチャート図である。
概略構成図、図２はインクジェットヘッドの回復機構の
要部構成図、図３、４はインクジェットヘッドの回復機
構の他の要部構成図である。また、図５は回復機構のタ
イムチャート図、図６はインクジェットヘッドの回復方
法のフローチャート図である。
【００１９】最初に、インクジェットプルーファについ
て、図１により説明する。インク容器１０内のインクＱ
は供給チューブ２１により供給されヘッド５０に供給さ
れる。このヘッド５０はオンデマンド方式のインク滴を
噴射して図示しない記録シートに直接付着させてプルー
フを作成する。
て、図１により説明する。インク容器１０内のインクＱ
は供給チューブ２１により供給されヘッド５０に供給さ
れる。このヘッド５０はオンデマンド方式のインク滴を
噴射して図示しない記録シートに直接付着させてプルー
フを作成する。
【００２０】次に、ヘッドの回復機構について説明す
る。図１に示す如く、モータ７８が回転すると、モータ
７８の軸に固定されたピニオン歯車７７が時計方向に回
転して、ピニオン歯車７７とかみ合うラック７５、７６
が互いに反対方向に移動する。ラック７５、７６に形成
したカム部７５ａ、７６ａが作動して、可動台７３に設
けたピン７４が作用して可動台７３が上昇する。なお、
カム部７５ａ、７６ａには装置本体に対して平行なカム
面Ａ、カム面Ｂが設けられ、カム面Ａでは圧縮バネ７
１，７２が圧縮され、カム面Ｂでは圧縮バネ７１のみが
圧縮されるようになっている。可動台７３が上昇すると
第１付勢部材である圧縮バネ７１、第２付勢部材である
圧縮バネ７２によりキャップ６１が上昇してヘッド５０
のヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその
周辺を覆う機構となっている。
る。図１に示す如く、モータ７８が回転すると、モータ
７８の軸に固定されたピニオン歯車７７が時計方向に回
転して、ピニオン歯車７７とかみ合うラック７５、７６
が互いに反対方向に移動する。ラック７５、７６に形成
したカム部７５ａ、７６ａが作動して、可動台７３に設
けたピン７４が作用して可動台７３が上昇する。なお、
カム部７５ａ、７６ａには装置本体に対して平行なカム
面Ａ、カム面Ｂが設けられ、カム面Ａでは圧縮バネ７
１，７２が圧縮され、カム面Ｂでは圧縮バネ７１のみが
圧縮されるようになっている。可動台７３が上昇すると
第１付勢部材である圧縮バネ７１、第２付勢部材である
圧縮バネ７２によりキャップ６１が上昇してヘッド５０
のヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその
周辺を覆う機構となっている。
【００２１】インクジェットヘッド５０を覆うキャップ
６１のリップ部６１ｄを前記ヘッドノズルホール５０ａ
の設けられた面またはその周辺に押し当て隙間のない状
態にし、前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺と前記サッキング用キャップを密封状態にして
覆う（第１覆い手段という）。
６１のリップ部６１ｄを前記ヘッドノズルホール５０ａ
の設けられた面またはその周辺に押し当て隙間のない状
態にし、前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺と前記サッキング用キャップを密封状態にして
覆う（第１覆い手段という）。
【００２２】リップ部６１ｄをヘッドノズルホール５０
ａの設けられた面またはその周辺に当接または接近させ
て、サッキング用キャップ６１のリップ部とヘッドノズ
ルホール５０ａの設けられた面またはその周辺とを少な
くとも一部に隙間のある状態にして、ヘッドノズルホー
ル５０ａの設けられた面またはその周辺とサッキング用
キャップ６１を覆う（第２覆い手段という）。
ａの設けられた面またはその周辺に当接または接近させ
て、サッキング用キャップ６１のリップ部とヘッドノズ
ルホール５０ａの設けられた面またはその周辺とを少な
くとも一部に隙間のある状態にして、ヘッドノズルホー
ル５０ａの設けられた面またはその周辺とサッキング用
キャップ６１を覆う（第２覆い手段という）。
【００２３】また、キャップ６１はリップ部６１ｄ、チ
ューブ６１ｂ、底面６１ｃ等より構成され、リップ部６
１ｄはヘッド５０の外周と当接する図２に示す波形状６
１ａのリップ部があり、また、底面６１ｃはキャップの
底面であり、気泡Ｅ等を排出するチューブ６１ｂがあ
る。
ューブ６１ｂ、底面６１ｃ等より構成され、リップ部６
１ｄはヘッド５０の外周と当接する図２に示す波形状６
１ａのリップ部があり、また、底面６１ｃはキャップの
底面であり、気泡Ｅ等を排出するチューブ６１ｂがあ
る。
【００２４】チューブ６１ｂの途中にポンプ８０が設け
られている。このポンプ８０が作動すると、ヘッドノズ
ルホール５０ａの設けられた面またはその周辺とキャッ
プ６１で形成される空間を減圧する（減圧手段）。
られている。このポンプ８０が作動すると、ヘッドノズ
ルホール５０ａの設けられた面またはその周辺とキャッ
プ６１で形成される空間を減圧する（減圧手段）。
【００２５】次に、ヘッドの回復機構の主要部構成につ
いて図１，図２を参照して説明する。図２（ａ）はヘッ
ドとキャップで覆われる空間が密封状態、図２（ｂ）は
ヘッドとキャップで覆われるが一部に隙間がある状態を
示している。図１に示すラック７５，７６が作動して、
カム面Ａの位置にピン７４がきて、可動台７３が上昇す
ると、可動台７３とキャップ６１との間に設けられたバ
ネ力の弱い第１付勢部材である圧縮バネ７１、バネ力の
強い第２付勢部材である圧縮バネ７２が付勢してヘッド
５０を覆う。リップ部６１ｄがヘッドノズルホール５０
ａの周辺を押圧して、弾性変形してリップ部６１ｄとヘ
ッドノズルホール５０ａの周辺と密封状態となる。ここ
で、図１に示すポンプ８０により、キャップ６１とヘッ
ドノズルホール５０ａの周辺との空間が減圧される。減
圧によりヘッド５０内に残留している気泡Ｅ、ゴミ等が
ヘッドノズルホール５０ａより排出される。
いて図１，図２を参照して説明する。図２（ａ）はヘッ
ドとキャップで覆われる空間が密封状態、図２（ｂ）は
ヘッドとキャップで覆われるが一部に隙間がある状態を
示している。図１に示すラック７５，７６が作動して、
カム面Ａの位置にピン７４がきて、可動台７３が上昇す
ると、可動台７３とキャップ６１との間に設けられたバ
ネ力の弱い第１付勢部材である圧縮バネ７１、バネ力の
強い第２付勢部材である圧縮バネ７２が付勢してヘッド
５０を覆う。リップ部６１ｄがヘッドノズルホール５０
ａの周辺を押圧して、弾性変形してリップ部６１ｄとヘ
ッドノズルホール５０ａの周辺と密封状態となる。ここ
で、図１に示すポンプ８０により、キャップ６１とヘッ
ドノズルホール５０ａの周辺との空間が減圧される。減
圧によりヘッド５０内に残留している気泡Ｅ、ゴミ等が
ヘッドノズルホール５０ａより排出される。
【００２６】さらに、図１に示すラック７５，７６が作
動してカム面Ｂの位置までピン７４がきて、可動台７３
が下降すると、バネ力の弱い圧縮バネ７１のみが作用
し、図２（ｂ）に示すように、波形状６１ａのリップ部
６１ｄとヘッドノズルホール５０ａの周辺とが一部に隙
間があく状態となる。外気がリップ部の隙間より入り込
み、例えば、ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面
またはその周辺についたインク液が吸い取られ、図１に
示すチューブ６１ｂに排出される。また、キャップ６１
の底面６１ｃはシリコンゴムで表面がサンドブラスト等
による荒面またはプラズマ処理による親水加工となって
おり、使用されるインクに対してインクの親和性を示す
性質を持たしている。したがって撥水処理をしたヘッド
ノズルホール５０ａの設けられた面またはその周辺につ
いたインク滴が吸い取られる。
動してカム面Ｂの位置までピン７４がきて、可動台７３
が下降すると、バネ力の弱い圧縮バネ７１のみが作用
し、図２（ｂ）に示すように、波形状６１ａのリップ部
６１ｄとヘッドノズルホール５０ａの周辺とが一部に隙
間があく状態となる。外気がリップ部の隙間より入り込
み、例えば、ヘッドノズルホール５０ａの設けられた面
またはその周辺についたインク液が吸い取られ、図１に
示すチューブ６１ｂに排出される。また、キャップ６１
の底面６１ｃはシリコンゴムで表面がサンドブラスト等
による荒面またはプラズマ処理による親水加工となって
おり、使用されるインクに対してインクの親和性を示す
性質を持たしている。したがって撥水処理をしたヘッド
ノズルホール５０ａの設けられた面またはその周辺につ
いたインク滴が吸い取られる。
【００２７】次に、ヘッドの他の回復機構の要部構成に
ついて図３を参照して説明する。図３（ａ）はヘッドと
キャップで覆われる空間が密封状態、図３（ｂ）はヘッ
ドとキャップで覆われるが一部に隙間がある状態を示し
ている。図２と異なる部分を説明すると、第２付勢部材
である圧縮バネ７２ａと第１付勢部材である圧縮バネ７
１ａがリング７９を介して設けられている。圧縮バネ７
２ａのバネ力は圧縮バネ７１ａより大きい。可動台７３
が上昇すると最初に圧縮バネ７１ａが変位してキャップ
６２を押し、次いで圧縮バネ７２ａが変位してキャップ
６２を押す機構となっている。
ついて図３を参照して説明する。図３（ａ）はヘッドと
キャップで覆われる空間が密封状態、図３（ｂ）はヘッ
ドとキャップで覆われるが一部に隙間がある状態を示し
ている。図２と異なる部分を説明すると、第２付勢部材
である圧縮バネ７２ａと第１付勢部材である圧縮バネ７
１ａがリング７９を介して設けられている。圧縮バネ７
２ａのバネ力は圧縮バネ７１ａより大きい。可動台７３
が上昇すると最初に圧縮バネ７１ａが変位してキャップ
６２を押し、次いで圧縮バネ７２ａが変位してキャップ
６２を押す機構となっている。
【００２８】次に、キャップ６２はリップ部６２ｄ、底
面６２ｃ、チューブ６２ｂ等で構成され、リップ部６２
ｄは対向する２カ所に凹部６２ａがあり、リップ部６２
ｄがヘッド５０に強く押圧しているとき、弾性変形して
リップ部６２ｄとヘッドノズルホール５０ａの周辺とが
密閉状態となる。また、リップ部６２ｄがヘッド５０に
弱く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６２ｄと
ヘッドノズルホール５０ａの周辺とが凹部６２ａで一部
に隙間のある状態となる。
面６２ｃ、チューブ６２ｂ等で構成され、リップ部６２
ｄは対向する２カ所に凹部６２ａがあり、リップ部６２
ｄがヘッド５０に強く押圧しているとき、弾性変形して
リップ部６２ｄとヘッドノズルホール５０ａの周辺とが
密閉状態となる。また、リップ部６２ｄがヘッド５０に
弱く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６２ｄと
ヘッドノズルホール５０ａの周辺とが凹部６２ａで一部
に隙間のある状態となる。
【００２９】次に、ヘッドの他の回復機構の要部構成に
ついて図４を参照して説明する。図４はヘッドとキャッ
プに隙間がある状態を示している。図２と異なる部分を
説明すると、第２付勢部材である圧縮バネ７２ｂの内側
に第１付勢部材である圧縮バネ７１ｂが設けられてい
る。圧縮バネ７２ｂのバネ力は圧縮バネ７１ｂより大き
くなっている。可動台７３が上昇すると最初に圧縮バネ
７１ｂがキャップ６３を押し、ついで圧縮バネ７２ｂが
キャップ６３を押す。
ついて図４を参照して説明する。図４はヘッドとキャッ
プに隙間がある状態を示している。図２と異なる部分を
説明すると、第２付勢部材である圧縮バネ７２ｂの内側
に第１付勢部材である圧縮バネ７１ｂが設けられてい
る。圧縮バネ７２ｂのバネ力は圧縮バネ７１ｂより大き
くなっている。可動台７３が上昇すると最初に圧縮バネ
７１ｂがキャップ６３を押し、ついで圧縮バネ７２ｂが
キャップ６３を押す。
【００３０】次に、キャップ６３はリップ部６３ｄ、底
面６３ｃ、チューブ６３ｂ等で構成され、リップ部６３
ｄは一部に凹部６３ａがあり、リップ部６３ｄがヘッド
ノズルホール５０ａの設けられた面またはその周辺に強
く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６３ｄとヘ
ッドノズルホール５０ａの周辺とが密閉状態となる。ま
た、リップ部６３ｄがヘッドノズルホール５０ａの周辺
に弱く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６３ｄ
とヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその
周辺とが凹部６３ａで隙間のある状態となる。
面６３ｃ、チューブ６３ｂ等で構成され、リップ部６３
ｄは一部に凹部６３ａがあり、リップ部６３ｄがヘッド
ノズルホール５０ａの設けられた面またはその周辺に強
く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６３ｄとヘ
ッドノズルホール５０ａの周辺とが密閉状態となる。ま
た、リップ部６３ｄがヘッドノズルホール５０ａの周辺
に弱く押圧しているとき、弾性変形してリップ部６３ｄ
とヘッドノズルホール５０ａの設けられた面またはその
周辺とが凹部６３ａで隙間のある状態となる。
【００３１】次に、図１に示す電気ブロック９０はヘッ
ド５０の制御、モータ７８の制御、ポンプ８０の制御等
を行う。また、インクジェットヘッドを覆うキャップの
着脱、ポンプ８０のＯＮ、ＯＦＦのタイムチャートをそ
れぞれ図５に示す。
ド５０の制御、モータ７８の制御、ポンプ８０の制御等
を行う。また、インクジェットヘッドを覆うキャップの
着脱、ポンプ８０のＯＮ、ＯＦＦのタイムチャートをそ
れぞれ図５に示す。
【００３２】ここで、実施の形態のヘッドの回復機構に
より、インクジェットヘッドの回復方法について説明す
る。インクジェットヘッドの回復作動は図６に示すフロ
ーチャート図により行われる。なお、付勢部材は圧縮バ
ネに限定されるものではなく例えば板バネでもよい。
より、インクジェットヘッドの回復方法について説明す
る。インクジェットヘッドの回復作動は図６に示すフロ
ーチャート図により行われる。なお、付勢部材は圧縮バ
ネに限定されるものではなく例えば板バネでもよい。
【００３３】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。請求項１から３に記載の発明のヘッドの
回復方法および機構によれば、ヘッドとキャップとが密
閉状態と隙間のあく状態になるようにして減圧するの
で、ヘッド内に残留する気泡、ゴミ等を排出でき、ま
た、ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺
に付着する例えばインク滴を吸い取り、インクジェット
ヘッドの回復ができる。また、ヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺のインク滴の残りが少ないの
で、従来行われていた、ノズル面のインク滴をふき取る
作業が不用となり、また、ヘッドとキャップで形成され
る空間の減圧の空気抜きとして電磁リーク弁等が使われ
ていたが不用となる。
効果を奏する。請求項１から３に記載の発明のヘッドの
回復方法および機構によれば、ヘッドとキャップとが密
閉状態と隙間のあく状態になるようにして減圧するの
で、ヘッド内に残留する気泡、ゴミ等を排出でき、ま
た、ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺
に付着する例えばインク滴を吸い取り、インクジェット
ヘッドの回復ができる。また、ヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺のインク滴の残りが少ないの
で、従来行われていた、ノズル面のインク滴をふき取る
作業が不用となり、また、ヘッドとキャップで形成され
る空間の減圧の空気抜きとして電磁リーク弁等が使われ
ていたが不用となる。
【００３４】請求項４から７に記載の発明のサッキング
用キャップによれば、ヘッドとキャップとが密閉状態と
隙間のあく状態にできるので、ヘッド内に残留する気
泡、ゴミ等を排出でき、また、ヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺に付着する例えばインク滴を
吸い取りインクジェットヘッドの回復ができるキャップ
となる。
用キャップによれば、ヘッドとキャップとが密閉状態と
隙間のあく状態にできるので、ヘッド内に残留する気
泡、ゴミ等を排出でき、また、ヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺に付着する例えばインク滴を
吸い取りインクジェットヘッドの回復ができるキャップ
となる。
【００３５】請求項８、９に記載の発明のサッキング用
キャップによれば、キャップの表面を親性としたので、
例えばヘッドノズルホールの設けられた面またはその周
辺のインク滴がキャップ側に吸い取られ、ヘッドノズル
ホールの設けられた面またはその周辺にインク滴が残り
にくくなる。また、従来のようにインク吸収部材等が不
用になり、ゴミの残留もなく簡易構造となる。また、キ
ャップの親性は撥水性加工に較べその効果が劣化しにく
い。
キャップによれば、キャップの表面を親性としたので、
例えばヘッドノズルホールの設けられた面またはその周
辺のインク滴がキャップ側に吸い取られ、ヘッドノズル
ホールの設けられた面またはその周辺にインク滴が残り
にくくなる。また、従来のようにインク吸収部材等が不
用になり、ゴミの残留もなく簡易構造となる。また、キ
ャップの親性は撥水性加工に較べその効果が劣化しにく
い。
【図１】インクジェットヘッドの回復機構の概略構成図
である。
である。
【図２】インクジェットヘッドの回復機構の要部構成図
である。
である。
【図３】インクジェットヘッドの他の回復機構の要部構
成図である。
成図である。
【図４】インクジェットヘッドの他の回復機構の要部構
成図である。
成図である。
【図５】インクジェットヘッドの回復機構のタイムチャ
ート図である
ート図である
【図６】インクジェットヘッドの回復方法のフローチャ
ート図である。
ート図である。
５０ ヘッド ５０ａ ヘッドノズルホール ６１ キャップ ７１ 圧縮バネ（第１付勢部材） ７２ 圧縮バネ（第２付勢部材） ８０ ポンプ Ｑ インク
Claims (9)
- 【請求項１】 インク滴を噴射して直接記録シートに付
着させるインクジェットヘッドのノズル口であるヘッド
ノズルホールの設けられた面またはその周辺をサッキン
グ用キャップのリップ部で覆い、この覆った空間を減圧
してヘッドノズルホールより少なくとも気泡またはゴミ
を排出させてインクジェットヘッドの回復を行うインク
ジェットヘッドの回復方法において、前記サッキング用
キャップのリップ部を前記ヘッドノズルホールの設けら
れた面またはその周辺に押圧して隙間のない状態にし、
前記サッキング用キャップと前記ヘッドノズルホールの
設けられた面またはその周辺で形成される空間を密封状
態にし、前記空間を減圧して、前記インクジェットヘッ
ド内に残留する少なくとも気泡またはゴミを排出させ、
さらに、前記リップ部を前記ヘッドノズルホールの設け
られた面またはその周辺に当接または接近させて前記サ
ッキング用キャップと前記ヘッドノズルホールの設けら
れた面またはその周辺とに少なくとも一部に隙間のある
状態にし、前記ヘッドノズルホールの設けられた面また
はその周辺と前記サッキング用キャップで形成される空
間を減圧して、少なくとも前記ヘッドノズルホールの設
けられた面またはその周辺に付着する少なくともインク
滴を除去してインクジェットヘッドの回復を行うことを
特徴とするインクジェットヘッドの回復方法。 - 【請求項２】 インク滴を噴射して直接記録シートに付
着させるインクジェットヘッドのノズル口であるヘッド
ノズルホールの設けられた面またはその周辺をサッキン
グ用キャップのリップ部で覆い、この覆った空間を減圧
してヘッドノズルホールより少なくとも気泡またはゴミ
を排出させてインクジェットヘッドの回復を行うインク
ジェットヘッドの回復機構において、 前記インクジェットヘッドを覆うキャップのリップ部を
前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺
に押し当て隙間のない状態にし、前記ヘッドノズルホー
ルの設けられた面またはその周辺と前記サッキング用キ
ャップを密封状態にして覆う第１覆い手段と、前記リッ
プ部を前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはそ
の周辺に当接または接近させて、前記サッキング用キャ
ップのリップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた
面またはその周辺とを少なくとも一部に隙間のある状態
にして、前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺と前記サッキング用キャップを覆う第２覆い手
段と、前記第１覆い手段、第２覆い手段により前記ヘッ
ドノズルホールの設けられた面またはその周辺と前記サ
ッキング用キャップとで囲まれた空間を減圧する減圧手
段とを備え、インクジェットヘッド内に残留する少なく
とも気泡またはゴミを前記ヘッドノズルホールの設けら
れた面またはその周辺より排出させ、更に少なくとも前
記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に
付着する少なくともインク滴を除去してインクジェット
ヘッドの回復を行うことを特徴とするインクジェットヘ
ッドの回復機構。 - 【請求項３】 前記第１覆い手段が前記サッキング用キ
ャップを第１付勢部材と第２付勢部材により付勢して前
記密封状態として前記インクジェットヘッドを覆い、前
記第２覆い手段が前記サッキング用キャップを前記第２
付勢部材の付勢力より小さい第１付勢部材のみで付勢し
て前記隙間のある状態として前記インクジェットヘッド
を覆うことを特徴とする請求項２に記載のインクジェッ
トヘッドの回復機構。 - 【請求項４】 インク滴を噴射するヘッドノズルホール
の設けられた面またはその周辺を減圧してヘッド内の少
なくとも気泡またはゴミを排出して回復するためにイン
クジェットヘッドのヘッドノズルホールの設けられた面
またはその周辺を覆うサッキング用キャップにおいて、
前記サッキング用キャップのリップ部の形状が、前記ヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に強く
押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャップのリ
ップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面または
その周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前記ヘッ
ドノズルホールの設けられた面またはその周辺に弱く押
し当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前記ヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺とに少
なくとも一部に隙間のある状態にする形状であることを
特徴とするサッキング用キャップ。 - 【請求項５】 前記サッキング用キャップのリップ部の
形状が波形状であることを特徴とする請求項４に記載の
サッキング用キャップ。 - 【請求項６】 前記サッキング用キャップのリップ部の
形状は、少なくとも一部が凹形状であることを特徴とす
る請求項４に記載のサッキング用キャップ。 - 【請求項７】 前記サッキング用キャップのリップ部の
形状は、略長方形状をなし、長手方向の少なくとも一端
が凹形状があることを特徴とする請求項４に記載のサッ
キング用キャップ。 - 【請求項８】 インク滴を噴射するヘッドノズルホール
の設けられた面またはその周辺を減圧してインクジェッ
トヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出するため
にインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設けら
れた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップにお
いて、前記サッキング用キャップの材質またはヘッド対
向面の表面処理が、使用するインクに対して親性を有す
ることを特徴とするサッキング用キャップ。 - 【請求項９】 インク滴を噴射するヘッドノズルホール
の設けられた面またはその周辺を減圧してインクジェッ
トヘッド内の少なくとも気泡またはゴミを排出するため
にインクジェットヘッドのヘッドノズルホールの設けら
れた面またはその周辺を覆うサッキング用キャップにお
いて、前記サッキング用キャップのリップ部の形状が、
前記ヘッドノズルホールの設けられた面またはその周辺
に押し当て、弾性変形して前記サッキング用キャップの
リップ部と前記ヘッドノズルホールの設けられた面また
はその周辺とを密閉状態にする形状であり、且つ前記ヘ
ッドノズルホールの設けられた面またはその周辺に押し
当て、弾性変形して前記キャップのリップ部と前記ヘッ
ドノズルホールの設けられた面またはその周辺とに少な
くとも一部に隙間のある状態にする形状であるととも
に、前記サッキング用キャップの材質またはヘッド対向
面の表面処理が、使用するインクに対して親性を有する
ことを特徴とするサッキング用キャップ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24551999A JP2001063078A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | インクジェットヘッドの回復方法、その回復機構、および、サッキング用キャップ |
| US09/648,813 US6390594B1 (en) | 1999-08-31 | 2000-08-25 | Method and mechanism for recovering ink-jetting head and cap utilized for sucking nozzles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24551999A JP2001063078A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | インクジェットヘッドの回復方法、その回復機構、および、サッキング用キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001063078A true JP2001063078A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17134901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24551999A Pending JP2001063078A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | インクジェットヘッドの回復方法、その回復機構、および、サッキング用キャップ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6390594B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001063078A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006130665A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
| US7959253B2 (en) | 2003-05-26 | 2011-06-14 | Seiko Epson Corporation | Printing method, test pattern, method of producing test pattern, and printing apparatus |
| CN110733252A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-31 | 深圳劲鑫科技有限公司 | 一种喷头清洗台及清洗工艺 |
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| TWI247685B (en) * | 2004-07-07 | 2006-01-21 | Benq Corp | Capping device for capping a print head |
| US7334864B2 (en) * | 2004-12-06 | 2008-02-26 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printer with arcuately moveable duplex printhead assembly and capping system |
| US6984017B1 (en) * | 2004-12-06 | 2006-01-10 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printer incorporating a reel-to-reel flexible capping member |
| KR20080004992A (ko) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | 삼성전자주식회사 | 노즐 캡핑 기구가 개선된 잉크젯 프린터와 그것을 이용한초기 잉크 공급 방법 |
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| US6309044B1 (en) * | 1998-04-10 | 2001-10-30 | Hewlett-Packard Company | Two stage print cartridge capping technique |
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1999
- 1999-08-31 JP JP24551999A patent/JP2001063078A/ja active Pending
-
2000
- 2000-08-25 US US09/648,813 patent/US6390594B1/en not_active Expired - Fee Related
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| CN110733252A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-31 | 深圳劲鑫科技有限公司 | 一种喷头清洗台及清洗工艺 |
| CN110733252B (zh) * | 2019-10-18 | 2023-07-18 | 深圳劲鑫科技有限公司 | 一种喷头清洗台及清洗工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6390594B1 (en) | 2002-05-21 |
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