JP2001061457A - 食品の賞味期限管理方法及び装置並びに食品賞味期限管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

食品の賞味期限管理方法及び装置並びに食品賞味期限管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001061457A
JP2001061457A JP24108099A JP24108099A JP2001061457A JP 2001061457 A JP2001061457 A JP 2001061457A JP 24108099 A JP24108099 A JP 24108099A JP 24108099 A JP24108099 A JP 24108099A JP 2001061457 A JP2001061457 A JP 2001061457A
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Ryoji Kobayashi
良治 小林
Hiroaki Suehiro
宏明 末広
Seiichi Kobayashi
誠一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞味期限を有する各種食品の保存状況を冷蔵
庫等に保存されたままの状態で監視し管理する。 【解決手段】 液晶表示部105に各種の食品項目を表
示し、この液晶表示部105に表示された食品項目中か
ら実際に保存される食品項目を入力手段202と食品項
目選択制御手段205により選択し、この選択された食
品の賞味期限をカレンダから入力手段202と賞味期限
設定制御手段209により設定し、この設定した賞味期
限データ及び食品項目データと計時部109で計時され
る現在の日時データに基づいて、食品保存状況演算手段
214により食品の保存状況を演算し、この演算結果を
基に各食品の保存状況を食品在庫表示制御手段215に
より液晶表示部105に表示する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品を食するのに
適した賞味期限を管理する方法及び装置に関し、さらに
詳しくは、冷蔵庫で保存される卵、牛乳、肉類、野菜
類、果物類、煮物などの各種食品または冷蔵・冷凍を要
しないパンや乾物などの食品に対して賞味期限切れや賞
味期限切れ間近などの保存状況を警告表示できるように
した食品の賞味期限管理方法及び装置に関するのもであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫で保存される卵、牛乳、肉類、野
菜類、果物類、煮物などの各食品または冷蔵・冷凍を要
しないパンや乾物などの食品には、賞味期限、消費期限
あるいは消費保持期限(以下、賞味期限という)があ
る。従来、このような食品の賞味期限を管理する方法と
しては、食品管理者自身が食品のパックなどに付された
製造年月日や賞味期限日あるいは購入日などを見て、賞
味期限切れの食品か、賞味期限切れ間近の食品かなどを
判断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の食品賞味期限管理方法では、食品を管理する者が
食品のパックなどに付された製造年月日や賞味期限日あ
るいは購入日などを直接見ないと、賞味期限内の食品な
のか、賞味期限切れの食品なのか、あるいは賞味期限切
れ間近の食品なのかを判断することができない。したが
って、卵、牛乳、肉類、野菜類や果物類など種々の食品
を冷蔵庫内に冷蔵または冷凍保存している場合に、これ
ら食品の賞味期限をチェックしようとすると、その都
度、全ての食品を冷蔵室または冷凍室からいちいち取り
出す必要がある。このため、食品の賞味期限チェック作
業に多くの時間と手数がかかり、食品の賞味期限管理が
煩雑で面倒になってしまうほか、食品の賞味期限のチェ
ック洩れが生じ易く、何時の間にか賞味期限が切れて食
べられなくなる食品が多く発生し、不経済となるという
問題があった。
【0004】本発明は上記のような従来の問題を解決し
たもので、本発明の目的は、賞味期限を有する各種食品
の保存状況を冷蔵庫等に保存したままの状態で監視し管
理できる食品の賞味期限管理方法及び装置を提供するこ
とにある。また、本発明の目的は、賞味期限切れや賞味
期限切れ間近かの保存食品に対して警告表示し、保存食
品が消費されるまでの賞味期限を確実に管理できる食品
の賞味期限管理方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、各種保存食品の賞味期限を管理する方法
であって、表示部に各種の食品項目を表示する食品項目
表示ステップと、前記表示部に表示された食品項目中か
ら実際に保存される食品を選択する食品選択ステップ
と、前記食品選択ステップで選択した食品の賞味期限を
任意に設定する賞味期限設定ステップと、前記賞味期限
設定ステップで設定した賞味期限の月日と計時部で計時
される月日とを比較して食品の賞味期限に対する保存状
況を演算する保存状況演算ステップと、前記保存状況演
算ステップでの演算結果を基に各食品の賞味期限に対す
る保存状況を前記表示部に表示する食品在庫表示制御ス
テップとを備えることを特徴とする。本発明はまた、前
記食品が賞味期限切れになる前の所定の期間を警告日時
として複数段階に分割して前記表示部に表示し、この表
示部に表示された警告日時の1つを前記保存される食品
に対して選択設定するステップを備えることを特徴とす
る。本発明はまた、前記保存食品の消費に伴い該食品に
設定されている食品項目と賞味期限及び警告日時の各デ
ータを消去するステップを備えることを特徴とする。
【0006】本発明は、各種保存食品の賞味期限を管理
する装置であって、表示部と、年月日を計時する計時部
と、各種の食品項目名を記憶する食品項目記憶部と、所
定の操作が行われた時、操作に対応する信号を出力する
入力手段と、前記入力手段からの前記信号により前記食
品項目記憶部から食品項目データを読み出して前記表示
部に表示する食品項目表示制御手段と、前記表示部に表
示された食品項目中から実際に保存される食品の項目を
選択する食品項目選択制御手段と、前記食品項目選択制
御手段で選択された項目の食品に対する賞味期限を前記
入力手段からの前記信号に基づいて設定する賞味期限設
定制御手段と、前記食品項目選択制御手段で選択された
食品項目データ及び前記賞味期限設定制御手段で設定さ
れた賞味期限データと前記計時部からの日時データを基
に食品の賞味期限に対する保存状況を演算する食品保存
状況演算手段と、前記食品保存状況演算手段の演算結果
に基づいて、保存されている各食品の賞味期限に対する
保存状況を前記表示部に表示する食品在庫表示制御手段
とを備えることを特徴とする。本発明はまた、カレンダ
を生成するカレンダ生成手段と、前記カレンダ生成部で
生成されたカレンダを前記表示部に表示するカレンダ表
示制御手段を備え、前記表示部に表示されたカレンダを
前記入力手段からの信号により前記賞味期限設定制御手
段を制御して前記選択項目の食品に対する賞味期限を設
定することを特徴とする。本発明はまた、前記食品が賞
味期限切れになる前の所定の期間を警告日時として複数
段階に分割生成する賞味期限警告日時項目生成手段と、
前記賞味期限警告日時項目生成手段で生成された各警告
日時を前記表示部に表示し、この表示部に表示された警
告日時の1つを前記保存される食品に対して選択設定す
る賞味期限警告日時設定表示制御手段を備えることを特
徴とする。本発明はまた、前記保存食品の消費に伴い該
食品に設定されている食品項目と賞味期限及び警告日時
の各データを消去するデータ消去手段を備えることを特
徴とする。
【0007】本発明は、各種保存食品の賞味期限を管理
するプログラムを記録した記録媒体であって、表示部に
各種の食品項目を表示する食品項目表示ステップと、前
記表示部に表示された食品項目中から実際に保存される
食品を選択する食品選択ステップと、前記食品選択ステ
ップで選択した食品の賞味期限を任意に設定する賞味期
限設定ステップと、前記賞味期限設定ステップで設定し
た賞味期限の月日と計時部で計時される月日とを比較し
て食品の賞味期限に対する保存状況を演算する保存状況
演算ステップと、前記保存状況演算ステップでの演算結
果を基に各食品の賞味期限に対する保存状況を前記表示
部に表示する食品在庫表示制御ステップとをコンピュー
タに実行させるための食品賞味期限管理プログラムを記
録したことを特徴とする。本発明はまた、前記食品が賞
味期限切れになる前の所定の期間を警告日時として複数
段階に分割して前記表示部に表示し、この表示部に表示
された警告日時の1つを前記保存される食品に対して選
択設定するステップを備えることを特徴とする。本発明
はまた、前記保存食品の消費に伴い該食品に設定されて
いる食品項目と賞味期限及び警告日時の各データを消去
するステップを備えることを特徴とする。
【0008】本発明の食品賞味期限管理方法及び本発明
の記録媒体に記録した食品賞味期限管理プログラムにお
いては、表示部に表示された食品項目中から実際に保存
される食品項目を選択し、この選択された食品の賞味期
限を設定し、この設定した賞味期限データ及び食品項目
データと計時部からの日時データに基づいて食品の賞味
期限に対する保存状況を演算し、この演算結果を基に各
食品の賞味期限に対する保存状況を表示部に表示する。
【0009】また本発明の食品賞味期限管理装置におい
ては、表示部に各種の食品項目を表示し、この表示部に
表示された食品項目中から実際に保存される食品項目を
入力手段と食品項目選択制御手段により選択し、この選
択された食品の賞味期限をカレンダから入力手段と賞味
期限設定制御手段により設定し、この設定した賞味期限
データ及び食品項目データと計時部で計時される現在の
日時データに基づいて、食品保存状況演算手段により食
品の保存状況を演算し、この演算結果を基に各食品の保
存状況を食品在庫表示制御手段により表示部に表示す
る。
【0010】よって、本発明では、賞味期限を有する各
種食品の保存状況を冷蔵庫等に保存されたままの状態で
監視し管理することができるとともに、食品の在庫管理
も容易になり、かつ保存される食品の選択及び選択され
た食品の賞味期限の入力設定及びこれらデータの取消、
変更も簡便になる。また、食品が賞味期限切れになる前
の所定の期間を警告日時として複数段階に分割して表示
部に表示し、この表示部に表示された警告日時の1つを
保存される食品に対して選択設定することにより、賞味
期限切れや賞味期限切れ間近かの保存食品に対して警告
表示し、保存食品が消費されるまでの賞味期限を確実に
管理できる。また、保存食品の消費に伴い該食品に設定
されている食品項目と賞味期限及び警告日時の各データ
を消去することにより、新たらしく購入を要する食品の
管理が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
における食品の賞味期限管理装置の構成を示す機能ブロ
ック図、図2は図1の食品賞味期限管理装置を構成する
コンピュータの構成図、図3は本発明の実施の形態にお
ける食品賞味期限管理装置の動作を示めすフローチャー
ト、図4〜図8は本発明の実施の形態における食品賞味
期限管理装置の動作説明図である。
【0012】以下では、これらの図面を参照して、本発
明の食品賞味期限管理装置の一例について説明し、同時
に本発明の食品賞味期限管理方法及び食品賞味期限管理
プログラムを記録した記録媒体の実施例について説明す
る。本実施の形態における食品の賞味期限管理装置は、
具体的には図2に示したコンピュータ10から構成され
ている。このコンピュータ10は、全体を制御し管理す
るCPU101と、このCPU101に接続されたRA
M102及びROM103と、CPU101に表示制御
部104を介して接続された液晶表示部105と、この
液晶表示部105の表面に積層した透明なタッチパネル
106と、タッチパネル106からの出力信号をCPU
101に送出する操作制御部107と、CPU101に
接続され、外気温度を検出する温度センサ108と、C
PU101に接続され、年月日を計時する計時部109
と、液晶表示部105に表示される各種のコマンド表示
部位をタッチパネル106上からタッチするタッチペン
110と、ハードディスク装置111を備え、後に詳し
く説明する図1に示した各部の機能は、RAM102に
ハードディスク装置111から所定のプログラムデータ
をロードし、CPU101をそのプログラムデータに基
づいて動作させることにより実現される。また、ハード
ディスク装置111には食品賞味期限管理プログラムを
記録したフロッピ等の記録媒体11に挿着できる構成に
なっている。また、コンピュータ10を含む食品の賞味
期限管理装置12は、例えば80mm×80mm×10mmの
外形寸法に形成され、冷蔵庫の扉等にマグネットにより
着脱可能に取り付け得る構成になっている。
【0013】次に、図1により本発明の実施の形態にお
ける食品賞味期限管理装置の機能的構成について説明す
る。図1において、食品の賞味期限管理装置12は、食
品の賞味期限管理・処理用メニュー生成部200、メニ
ュー表示制御手段201、入力手段202、食品項目記
憶部203、食品項目表示制御手段204、食品項目選
択制御手段205、選択食品項目記憶部206、カレン
ダ生成部207、カレンダ表示制御手段208、賞味期
限設定制御手段209、設定期限記憶部210、賞味期
限警告日時項目生成手段211、賞味期限警告日時設定
表示制御手段212、警告日時記憶部213、食品保存
状況演算手段214、食品在庫一覧表示制御手段21
5、データ消去手段216及び図2に示したものと同様
の計時部109と液晶表示部105を含んで構成されて
いる。
【0014】上記メニュー生成部200は、食品賞味期
限管理装置10の電源の投入と同時に図4に示す「賞味
期限入力」、「食品在庫表示」及び「各種設定」等の各
メニュー項目を生成する。上記メニュー表示制御手段2
01は、メニュー生成部200で生成されたメニューを
液晶表示部105に表示する。上記入力手段202は、
図2に示したタッチペン110、タッチパネル106及
び操作制御部107を含んで構成され、タッチペン11
0でタッチされた表示部位の座標を操作制御部107で
読み取り、この座標データをマンマシンインタフェース
用のコマンドとして出力する。上記食品項目記憶部20
3は、図2に示したRAM102から構成されるもの
で、図5に示すような牛乳、卵、魚、豚肉、牛肉、野
菜、果物、パン等の各種の食品項目(各食品をイラスト
的に描かれた絵を含む)を記憶する。
【0015】上記食品項目表示制御手段204は、入力
手段202による「賞味期限入力」のメニュー選択時に
食品項目記憶部203から食品項目データを読み出し
て、各種の食品項目及び食品項目画面スクロール用のア
イコンマーク等を図5に示すような所定のパターンで液
晶表示部105に表示する。上記食品項目選択制御手段
205は、入力手段202により、液晶表示部105に
表示された食品項目中の1つをタッチすることで実際に
冷蔵庫に保存される食品項目を選択し、液晶表示部10
5の表示画面を期限入力画面へ移行させるものである。
上記選択食品項目記憶部206は、図2に示したRAM
102から構成されるものであり、食品項目選択制御手
段205で選択された食品項目を記憶する。
【0016】上記カレンダ生成部207は、図6に示す
ような年度、月及び各月の日にちを曜日に対応した配列
に生成するものである。上記カレンダ表示制御手段20
8は、食品項目選択制御手段205により食品項目が選
択された時にカレンダ生成部207で生成されるカレン
ダ及び月カレンダスクロール用のアイコンマーク等を図
6に示すような形態で液晶表示部105に表示する。上
記賞味期限設定制御手段209は、入力手段202によ
り、液晶表示部105に表示された月カレンダの日にち
をタッチすることで選択された食品の賞味期限を設定す
る。上記食品設定期限記憶部210は、図2に示したR
AM102から構成されるものであり、賞味期限設定制
御手段209で設定された賞味期限データを記憶する。
【0017】上記賞味期限警告日時項目生成手段211
は、食品が賞味期限切れになる前の所定の期間を警告日
時として複数段階に分割した形態、例えば、「1週間
前」、「3日前」、「2日前」、「前日」というように
生成する。また、上記賞味期限警告日時設定表示制御手
段212は、賞味期限警告日時項目生成手段211で生
成された「1週間前」、「3日前」、「2日前」、「前
日」の各警告日時を液晶表示部105に表示するととも
に、警告日時の1つを保存される食品に対応して入力手
段202でタッチすることことにより、食品の賞味期限
の警告日時を設定する。上記警告日時記憶部213は、
図2に示したRAM102から構成されるものであり、
賞味期限警告日時設定表示制御手段212で設定された
警告日時を記憶する。
【0018】上記食品保存状況演算手段214は、入力
手段202によりメニュー項目「食品在庫表示」を選択
した時に動作し、選択食品項目記憶部206に記憶され
ている選択食品項目データ、食品設定期限記憶部210
に記憶されている食品設定期限データ、警告日時記憶部
213に記憶されている警告日時データ及び計時部10
9で計時される現在の日時データを基にして食品の保存
状況を演算する。上記食品在庫一覧表示制御手段215
は、食品保存状況演算手段214での演算結果に基づい
て、冷蔵庫に保存されている各食品の保存状況を液晶表
示部105に一覧表示する。上記データ消去手段216
は、入力手段202からの信号により動作され、保存食
品の消費に伴い該食品に設定されている食品項目と賞味
期限及び警告日時の各データをそれぞれの記憶部20
6、210、213から消去する。
【0019】次に、上記のように構成された本実施の形
態における食品賞味期限管理装置の動作について、図1
ないし図8を参照して説明する。まず、メニュー生成部
200は、食品賞味期限管理装置10の電源が投入され
るとメニュー生成部200で生成された「賞味期限入
力」、「食品在庫表示」及び「各種設定」等の各メニュ
ー項目がメニュー表示制御手段201により、図4に示
すように、液晶表示部105の画面上に表示される(ス
テップS1)。この時、液晶表示部105の画面には、
計時部109で計時された現在の月日、曜日及び時間
と、温度センサ108で検出された外気温度が表示され
る。次いで入力手段202により、何れのメニュー項目
が選択されたかをCPU101が判定する(ステップS
2)。ここで、図2に示したタッチペン110がメニュ
ー項目「賞味期限入力」の表示部位にタッチされた場合
は、CPU101は賞味期限入力動作モードに移行す
る。また、タッチペン110がメニュー項目「食品在庫
表示」の表示部位にタッチされた場合は、CPU101
は食品在庫表示動作モードに移行し、また、タッチペン
110がメニュー項目「各種設定」の表示部位にタッチ
された場合は、CPU101は各種設定動作モードに移
行する。
【0020】CPU101が賞味期限入力動作モードに
移行された場合は、「賞味期限入力」に対応するタッチ
パネル106上の座標データがコマンドとして操作制御
部107からCPU101に取り込まれることにより、
食品項目表示制御手段204が動作して、牛乳、卵、
魚、豚肉、牛肉、野菜、果物、パン等の食品項目データ
が食品項目記憶部203から読み出され、各種の食品項
目及び食品項目画面スクロール用のアイコンマーク等を
含む食品選択画面が所定のパターン、例えば図5に示す
ようにマトリックス状に液晶表示部105に表示する
(ステップS3)。ここで、スクロール用のアイコンマ
ーク51Aがタッチペン110でタッチされると、現在
表示されている食品選択画面より前の食品選択画面がタ
ッチ毎に表示される。また、アイコンマーク51Bがタ
ッチペン110でタッチされると、現在表示されている
食品選択画面より後の食品選択画面がタッチ毎に表示さ
れることになる。また、食品選択画面上の「在庫」の表
示部位52がタッチペン110でタッチされると、液晶
表示部105の画面は図8に示す食品在庫表示画面にな
る。さらに、食品選択画面上の「メニュー」の表示部位
53がタッチペン110でタッチされると、液晶表示部
105の画面は図4に示すメニュー画面に移行される。
【0021】図5に示す食品選択画面が表示されている
状態で、冷蔵庫に保存される食品が豚肉である場合は、
図5に示す食品選択画面上の「豚肉」の食品項目54を
タッチペン110でタッチする。この時の「豚肉」の表
示部位には、拡大して示したように「豚肉」の文字と豚
のイラストマークが表示される。そして、「豚肉」の食
品項目54がタッチペン110でタッチされると、「豚
肉」の食品項目が選択され、この食品項目が選択食品項
目記憶部206に登録される(ステップS4)。また、
「豚肉」の食品項目54がタッチペン110でタッチさ
れると、液晶表示部105は賞味期限入力画面に移行す
る。すなわち、カレンダ表示制御手段208が動作し
て、カレンダ生成部207で生成されるカレンダデータ
が液晶表示部105に出力され、液晶表示部105には
図6に示す賞味期限入力画面が表示される(ステップS
5)。
【0022】次に、図6に示す賞味期限入力画面上にお
いて、入力手段202により賞味期限設定制御手段20
9を作動することで、保存されるを入力し、設定期限記
憶部210に豚肉の賞味期限を登録する(ステップS
6)。この入力、登録に際しては、まず、図6に示す賞
味期限入力画面上の年月表示領域61、62におけるス
クロールマーク61A、62Aをタッチペン110でタ
ッチすることにより、年月表示領域61、62に保存さ
れる食品、即ち豚肉の賞味期限である年月を指定し表示
する。ここで、保存される豚肉の購入日が8月3日で、
かつ豚肉の賞味期限が12日であるとすると、8月のカ
レンダ63上の「15日」をタッチペン110でタッチ
する。これにより、画面上の賞味期限の欄64に豚肉の
賞味期限8月15日を入力する。
【0023】次に、賞味期限警告日時項目生成手段21
1で生成された賞味期限の警告日時「1週間前」、「3
日前」、「2日前」、「前日」を図6に示す画面上のお
知らせ領域、即ち警告表示領域65に表示する(ステッ
プS7)。そして、この警告日時項目の1つを保存され
る豚肉の賞味期限に合わせて選択し設定する。例えば
「2日前」をタッチペン110でタッチすることによ
り、豚肉の警告日時が設定され、この設定された賞味期
限の警告日時は警告日時記憶部213に登録される(ス
テップS8)。
【0024】一方、豚肉に対する賞味期限の入力及び賞
味期限の警告日時の設定が完了した段階で、図6に示す
賞味期限入力画面上の「登録」の表示箇所66がタッチ
ペン110でタッチされると、賞味期限データ及び警告
日時データが登録され、図7に示す入力確認画面が液晶
表示部105に表示される。ここで、画面上の「OK」
の表示箇所をタッチペン110でタッチすると、図5に
示す食品選択画面へ移行する。また、図6において、画
面上の「取消」の表示箇所67をタッチペン110でタ
ッチすると、登録された賞味期限データ及び警告日時デ
ータが取り消され、図5に示す食品選択画面へ移行す
る。また、画面上の「戻る」の表示箇所68をタッチペ
ン110でタッチすると、登録前の状態に戻る。さら
に、画面上の「メニュー」の表示箇所69をタッチペン
110でタッチすると、図4に示すメニュー画面に戻
る。また、図7において、画面上の「取消」の表示箇所
72をタッチペン110でタッチすると、図6に示す期
限入力画面に移行する。
【0025】図3に示すステップS2において、「食品
在庫表示」のメニュー項目が選択されたことが判定され
ると、食品保存状況演算手段214が動作し、選択食品
項目記憶部206に記憶されている選択食品項目デー
タ、食品設定期限記憶部210に記憶されている食品設
定期限データ、警告日時記憶部213に記憶されている
警告日時データ及び計時部109で計時される現在の日
時データを基にして食品の保存状況が演算される(ステ
ップS9)。そして、食品在庫一覧表示制御手段215
が動作することにより、食品保存状況演算手段214で
の演算結果に基づいて、冷蔵庫に保存されている各食品
の保存状況が液晶表示部105に一覧表示される(ステ
ップS10)。この場合、各食品項目の表示箇所には、
豚肉の表示箇所81を拡大して示すように、豚のイラス
トマークと文字と賞味期限の警告日時が表示され、かつ
警告日時は、その設定に応じた警告日時の箇所が色分け
または点滅により表示される。
【0026】また、図8において、賞味期限の管理対象
として登録された消費済み食品の登録を取り消す場合
は、まず、登録された消費済み食品品目をタッチペン1
10でタッチした後、図8に示した画面上の「消費」の
表示箇所82をタッチペン110でタッチする。これに
より、賞味期限の管理対象として登録された消費済み食
品の登録が取り消されることになる。また、図8におい
て、画面上の「取消」の表示箇所83をタッチペン11
0でタッチすると、図5に示す食品選択画面に移行す
る。さらに、画面上の「期限入力」の表示箇所84をタ
ッチペン110でタッチすることにより、図6に示す期
限入力画面に移行される。また、画面上の「メニュー」
の表示箇所85をタッチペン110でタッチすることに
より、図4に示すメニュー入力画面に移行されることに
なる。また、画面上のスクロール用のアイコンマーク8
6Aがタッチペン110でタッチされると、現在表示さ
れている食品在庫表示画面より前の食品在庫表示画面が
タッチ毎に表示される。さらに、アイコンマーク86B
がタッチペン110でタッチされると、現在表示されて
いる食品在庫表示画面より後の食品在庫表示画面がタッ
チ毎に表示されることになる。
【0027】また、図3に示すステップS2において、
「各種設定」のメニュー項目が選択された場合は、入力
手段202にファンクションキー等を付加し、このファ
ンクションキー等を操作することにより、食品項目や警
告日時などを新たに登録したり、任意に変更したりする
ことができる(ステップS11)。
【0028】上記のように本発明の実施の形態によれ
ば、液晶表示部105に各種の食品項目を表示し、この
液晶表示部105に表示された食品項目中から実際に保
存される食品項目を入力手段202と食品項目選択制御
手段205により選択し、この選択された食品の賞味期
限をカレンダから入力手段202と賞味期限設定制御手
段209により設定し、この設定した賞味期限データ及
び食品項目データと計時部109で計時される現在の日
時データに基づいて、食品保存状況演算手段214によ
り食品の保存状況を演算し、この演算結果を基に各食品
の保存状況を食品在庫表示制御手段215により液晶表
示部105に表示する構成にしたので、賞味期限を有す
る各種食品の保存状況を冷蔵庫等に保存されたままの状
態で監視し管理することができるとともに、保存される
食品の選択及び選択された食品の賞味期限の入力設定、
及びこれらデータの取消、変更も簡便にできるという効
果を有する。
【0029】また、本発明の実施の形態によれば、賞味
期限警告日時項目生成手段211により、賞味期限が設
定された食品に対して賞味期限の警告日時を「1週間
前」、「3日前」、「2日前」、「前日」というように
生成し、入力手段202と賞味期限警告日時設定表示制
御手段212により、賞味期限警告日時項目生成手段2
11で生成された各警告日時を液晶表示部105に表示
するとともに、警告日時の1つを保存される食品に対応
して設定することができるから、賞味期限切れや賞味期
限切れ間近かの保存食品に対して警告表示することがで
きるほか、保存食品が消費されるまでの賞味期限を確実
に管理することができる。さらに、入力手段202から
の信号でデータ消去手段216を動作させることによ
り、保存食品の消費に伴い該食品に設定されている食品
項目と賞味期限及び警告日時の各データをそれぞれの記
憶部206、210、213から消去できるから、新た
らしく購入を要する食品の管理が可能になる。
【0030】なお、上記の実施の形態では、入力手段2
02にタッチパネル106及びタッチペン110で構成
する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、
ファンクションキーやテンキーから構成される方式のも
の、あるいは音声認識装置を組み込むことにより、音声
で食品項目や賞味期限などを入力できるようにすること
も可能である。また、本発明における警告表示方式は、
上記実施の形態に示すような文字またはマークに限ら
ず、ブザー、音声により警告できるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、賞
味期限を有する各種食品の保存状況を冷蔵庫等に保存さ
れたままの状態で監視し管理することができるととも
に、保存される食品の選択及び選択された食品の賞味期
限の入力設定、及びこれらデータの取消、変更も簡便に
できるという効果を有する。また、本発明によれば、賞
味期限切れや賞味期限切れ間近かの保存食品に対して警
告表示することができるほか、保存食品が消費されるま
での賞味期限を確実に管理することができる。また、本
発明によれば、保存食品の消費に伴い該食品に設定され
ている食品項目と賞味期限及び警告日時の各データを消
去することにより、新たらしく購入を要する食品の管理
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における食品の賞味期限管
理装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1の食品賞味期限管理装置を構成するシステ
ム構成図である。
【図3】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置のメニュー画面の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置の食品選択画面の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置の賞味期限入力画面の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置の期限入力確認画面の説明図であろ。
【図8】本発明の実施の形態における食品賞味期限管理
装置の食品在庫表示画面の説明図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 11 記録媒体 12 食品賞味期限管理装置 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 表示制御部 105 液晶表示部 106 タッチパネル 109 計時部 110 タッチペン 111 ハードディスク装置 200 メニュー生成部 201 メニュー表示制御手段 202 入力手段 203 食品項目記憶部 204 食品項目表示制御手段 205 食品項目選択制御手段 206 選択食品項目記憶部 207 カレンダ生成部 208 カレンダ表示制御手段 209 賞味期限設定制御手段 210 設定期限記憶部 211 賞味期限警告日時項目生成手段 212 賞味期限警告日時設定表示制御手段 213 警告日時記憶部 214 食品保存状況演算手段 215 食品在庫一覧表示制御手段 216 データ消去手段 _
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 誠一 東京都中央区八丁堀1−1−3 エフォー ト株式会社内 Fターム(参考) 4B021 LA01 LA41 LP10 LT01 MC10 5B049 BB56 CC27 CC31 CC41 DD01 EE01 FF04 FF07 5C087 AA09 AA10 AA12 AA16 AA25 AA32 AA37 AA42 DD03 DD24 EE05 EE18 FF01 FF04 FF19 GG08 GG18 GG20 GG21 GG24 GG30 GG51 GG57 GG66

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種保存食品の賞味期限を管理する
    方法であって、 表示部に各種の食品項目を表示する食品項目表示ステッ
    プと、 前記表示部に表示された食品項目中から実際に保存され
    る食品を選択する食品選択ステップと、 前記食品選択ステップで選択した食品の賞味期限を任意
    に設定する賞味期限設定ステップと、 前記賞味期限設定ステップで設定した賞味期限の月日と
    計時部で計時される月日とを比較して食品の賞味期限に
    対する保存状況を演算する保存状況演算ステップと、 前記保存状況演算ステップでの演算結果を基に各食品の
    賞味期限に対する保存状況を前記表示部に表示する食品
    在庫表示制御ステップと、 を備えることを特徴とする食品の賞味期限管理方法。
  2. 【請求項2】 前記食品が賞味期限切れになる前の所定
    の期間を警告日時として複数段階に分割して前記表示部
    に表示し、この表示部に表示された警告日時の1つを前
    記保存される食品に対して選択設定するステップを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の食品の賞味期限管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記保存食品の消費に伴い該食品に設定
    されている食品項目と賞味期限及び警告日時の各データ
    を消去するステップを備えることを特徴とする請求項1
    または2記載の食品の賞味期限管理方法。
  4. 【請求項4】 各種保存食品の賞味期限を管理する装置
    であって、 表示部と、 年月日を計時する計時部と、 各種の食品項目を記憶する食品項目記憶部と、 所定の操作が行われた時、操作に対応する信号を出力す
    る入力手段と、 前記入力手段からの前記信号により前記食品項目記憶部
    から食品項目データを読み出して前記表示部に表示する
    食品項目表示制御手段と、 前記表示部に表示された食品項目中から実際に保存され
    る食品の項目を選択する食品項目選択制御手段と、 前記食品項目選択制御手段で選択された項目の食品に対
    する賞味期限を前記入力手段からの前記信号に基づいて
    設定する賞味期限設定制御手段と、 前記食品項目選択制御手段で選択された食品項目データ
    及び前記賞味期限設定制御手段で設定された賞味期限デ
    ータと前記計時部からの日時データを基に食品の賞味期
    限に対する保存状況を演算する食品保存状況演算手段
    と、 前記食品保存状況演算手段の演算結果に基づいて、保存
    されている各食品の賞味期限に対する保存状況を前記表
    示部に表示する食品在庫表示制御手段と、 を備えることを特徴とする食品の賞味期限管理装置。
  5. 【請求項5】 カレンダを生成するカレンダ生成手段
    と、前記カレンダ生成部で生成されたカレンダを前記表
    示部に表示するカレンダ表示制御手段を備え、前記表示
    部に表示されたカレンダを前記入力手段からの信号によ
    り前記賞味期限設定制御手段を制御して前記選択項目の
    食品に対する賞味期限を設定することを特徴とする請求
    項4記載の食品の賞味期限管理装置。
  6. 【請求項6】 前記食品が賞味期限切れになる前の所定
    の期間を警告日時として複数段階に分割生成する賞味期
    限警告日時項目生成手段と、前記賞味期限警告日時項目
    生成手段で生成された各警告日時を前記表示部に表示
    し、この表示部に表示された警告日時の1つを前記保存
    される食品に対して選択設定する賞味期限警告日時設定
    表示制御手段を備えることを特徴とする請求項4または
    5記載の食品の賞味期限管理装置。
  7. 【請求項7】 前記保存食品の消費に伴い該食品に設定
    されている食品項目と賞味期限及び警告日時の各データ
    を消去するデータ消去手段を備えることを特徴とする請
    求項4、5または6記載の食品の賞味期限管理装置。
  8. 【請求項8】 各種保存食品の賞味期限を管理するプロ
    グラムを記録した記録媒体であって、表示部に各種の食
    品項目を表示する食品項目表示ステップと、 前記表示部に表示された食品項目中から実際に保存され
    る食品を選択する食品選択ステップと、 前記食品選択ステップで選択した食品の賞味期限を任意
    に設定する賞味期限設定ステップと、 前記賞味期限設定ステップで設定した賞味期限の月日と
    計時部で計時される月日とを比較して食品の賞味期限に
    対する保存状況を演算する保存状況演算ステップと、 前記保存状況演算ステップでの演算結果を基に各食品の
    賞味期限に対する保存状況を前記表示部に表示する食品
    在庫表示制御ステップと、 をコンピュータに実行させるための食品賞味期限管理プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記食品が賞味期限切れになる前の所定
    の期間を警告日時として複数段階に分割して前記表示部
    に表示し、この表示部に表示された警告日時の1つを前
    記保存される食品に対して選択設定するステップを備え
    ることを特徴とする請求項8記載の食品賞味期限管理プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記保存食品の消費に伴い該食品に設
    定されている食品項目と賞味期限及び警告日時の各デー
    タを消去するステップを備えることを特徴とする請求項
    8または9記載の食品賞味期限管理プログラムを記録し
    た記録媒体。
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