JP2015109062A - 食材管理システム、管理装置及び媒体出力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムであって、設定手段は、食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする食材管理システム。
【選択図】図1
Description
これにより、食材ごとにそれぞれ加工業態ごとの使用期限を設定することができ、加工業態ごとに設定された使用期限に基づいて算出された食材の使用可能期限が媒体(本実施形態では、ラベル)に印字される。そのため、食材の状態に応じた期限管理を厳密に行うことができる。
これにより、食材の現在の状態を容易に把握することができる。
これにより、食材の加工業態又は保存状態の状態変化(変化前、変化後)の双方が印字されるため、従業員は食材の状態の変化を容易に把握することができる。
これにより、食材の加工業態又は保存状態が変更された場合に、使用可能期限の日時の変更を目視で確認することができる。
これにより、加工業態ごとに設定されている使用期限に基づいて新たな使用可能期限を算出することができる。
これにより、食材の保存状態が変化した場合にも厳密な食材の期限をすることができる。
これにより、使用可能期限が切れてしまった食材又は使用可能期限が切れてしまう食材があるか否かを判断することができる。
これにより、使用可能期限が切れてしまった食材又は使用可能期限が切れてしまう食材を従業員に通知することができる。そのため、従業員が、使用可能期限が切れてしまった食材を誤って使用してしまうおそれを軽減することができる。また、従業員が、使用可能期限が切れてしまう食材を把握することも可能になる。
これにより、食材の使用可能期限の情報だけでなく、加工業態に応じた食材の利用開始可能時刻やその他の期限の情報もラベルに印字される。そのため、より厳密に食材の期限管理が可能になる。
これにより、食材ごとに、複数の加工業態ごとの使用期限が設定されたデータが他の装置(例えば、各店舗のストアコントローラ)に送信される。そのため、各装置を備える店舗では、厳密に食材ごとの期限管理を行うことができる。
これにより、媒体出力装置のみで食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うことが可能になる。
図1は、本発明の食材管理システム100のシステム構成を示すブロック図である。本発明の食材管理システム100は、ラベル発行装置10、食材情報保持サーバ30、ストアコントローラ40及び端末装置50を備える。なお、ラベル発行装置10、ストアコントローラ40及び端末装置50の各装置は、飲食店やコンビニエンスストアなどの店舗(図1では、店舗AAA、店舗BBB)ごとに備えられる。食材情報保持サーバ30及びストアコントローラ40は、ネットワーク20を介して通信可能に接続されている。さらにストアコントローラ40は、有線又は無線接続のLAN(Local Area Network)によりラベル発行装置10及び端末装置50と通信可能に接続されている。なお、図1に示された食材管理システム100の構成は一例であって、例えば店舗ごとに複数台の端末装置50が備えられてもよいし、複数台のラベル発行装置10が備えられてもよい。また、食材管理システム100には、3つ以上の店舗が存在してもよい。
ネットワーク20は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク20は、インターネット等の公衆網を用いて構成されてもよい。
端末装置50は、タブレット装置やノートパソコンなどの持ち運び可能な情報処理装置を用いて構成される。端末装置50は、ストアコントローラ40から商品マスタ及び食材期限マスタを受信して記憶する。また、端末装置50は、従業員の操作に応じて食材の消込処理を行う。消込処理とは、入庫した食材が消費又は廃棄によって無くなったことを入力する処理である。
CPU101(算出手段)は、食材期限マスタに設定された食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する。また、CPU101(算出手段)は、食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たな使用可能期限を算出する。
ROM102は、読み出し専用のメモリであり、ラベル発行装置10を動作させるためのプログラムを予め記憶する。
表示部104は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。また、表示部104は、モード切替、設定、登録等の操作の受付と表示とを行う。表示部104の表示面には、透明な接点スイッチであるタッチキー(ソフトキー)が設けられているタッチパネルが備えられており、従業員が操作可能なファンクション情報などが表示される。ファンクション情報とは、ファンクションキーの番号ごとに割り当てられた加工業態及び食材の使用期限などの情報である。
操作部106は、キーボード、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部106は、ラベル発行装置10を動作させるための操作手段を備える。操作手段は、例えばファンクションキーや数字キーなどの操作キーである。操作部106の操作手段は、メカキー(ハードキー)などのボタンとしてラベル発行装置10に配置されていてもよいし、表示部104の表示面上に設けられたタッチパネルに配置されてもよい。
ラベル排出口108は、ラベル印字部107によって印字されたラベルを排出(発行)する。
スキャナ部109は、商品(食材)に付されているバーコードを光学的に読み取る。
時計部110は、定期的(例えば、1秒、10秒など)に月、日、時、分及び曜日をCPU101に通知する。
図2(A)は、商品マスタの具体例を示す図である。商品マスタは、商品に関する情報を表すレコードを複数有する。レコードは、品番ごとに、食材名及び価格の各値を有する。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。食材名は、食材の名称を表す。価格は、食材の価格を表す。
まず、食材“ほうれん草”が入荷されると、従業員はラベル発行装置10を操作して“入庫”に対応するファンクションキーの番号“F0”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は入庫された食材を冷凍庫に保存する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“入庫”であり、“ほうれん草”の保存状態は“冷凍”になる。
次に、“冷凍”状態である食材“ほうれん草”を使用する場合、従業員はラベル発行装置10を操作して“解凍”に対応するファンクションキーの番号“F1”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は解凍するために食材を冷蔵庫に保存する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“解凍”であり、現在の食材“ほうれん草”の保存状態は“冷蔵”になる。
そして、“常温”状態である食材“ほうれん草”を調理する場合、従業員はラベル発行装置10を操作して“加熱”に対応するファンクションキーの番号“F3”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は常温で保存された食材を調理(例えば、茹でるなど)する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“加熱”であり、現在の食材“ほうれん草”の保存状態は“茹で”になる。
上述したように、従業員が行う加工業態の内容に応じて1つの食材に対しても食材の保存状態が様々変更される。そのため、保存状態毎に期限管理を行うことで厳密な期限管理が可能になる。
以上で、食材の保存状態の変化(状態遷移)についての説明を終了する。
食材期限マスタ登録画面は、従業員が加工業態に応じた食材ごとの使用期限を食材期限マスタに登録する際に使用される画面である。食材期限マスタ登録画面は、従業員がストアコントローラ40を操作して食材情報保持サーバ30にアクセスすることによりストアコントローラ40の画面上に表示される。食材期限マスタ登録画面には、品番入力領域60、読出ボタン61、食材名表示領域62、期限設定領域63及び登録ボタン64が表示されている。
読出ボタン61は、品番入力領域60に入力された登録対象食材の品番に対応する食材名及び食材期限マスタに現時点で登録されている登録内容を読み出すために使用されるボタンである。従業員によって読出ボタン61が押下されると、食材情報保持サーバ30は品番入力領域60に入力された登録対象食材の品番に対応する食材名を商品マスタから取得し、食材名表示領域62に表示する。さらに、食材情報保持サーバ30は、登録対象食材の品番に対応する食材の登録内容を食材期限マスタから取得し、期限設定領域63に表示する。なお、食材期限マスタに登録対象食材の品番に対応する食材の登録内容がない場合、期限設定領域63の各項目にはデフォルトの値が表示される。
期限設定領域63は、加工業態ごとに使用期限を設定するために使用される領域である。期限設定領域63には、設定、ファンクションキー、操作、状態、使用期限、操作単位の各項目に対して登録内容を入力又は選択させるレコードが存在する。期限設定領域63を用いて加工業態ごとに使用期限を設定する処理については後述する。
登録ボタン64は、期限設定領域63に設定された加工業態ごとの内容を登録する際に使用されるボタンである。
期限設定領域63には上述した各項目(設定、ファンクションキー、操作、状態、使用期限、操作単位)に対して登録内容を入力又は選択させるレコードが複数存在する。設定は、ファンクションキーに割り当てる加工業態及び使用期限の設定を行うことが可能であるか否かを表す。設定の値がONであるレコードは、ファンクションキーの番号に対応付けて加工業態及び使用期限の設定を行うことが可能であることを表す。設定の値がOFFであるレコードは、ファンクションキーの番号に対応付けて加工業態及び使用期限の設定を行うことが不可能であることを表す。この場合、ストアコントローラ40は、設定の値がOFFであるレコードの各項目の入力又は選択を行えないような表示にする。各項目の入力又は選択を行えないような表示とは、例えば各項目をグレーアウトで表示(ファンクションキー“F4”のレコード参照)してもよいし、各項目の入力又は選択領域を表示しないようにしてもよい。入庫、消費、廃棄の加工業態が設定されているレコードを除く(図3の場合、ファンクションキー“F1”〜“F4”)レコードに関しては、従業員の操作に応じて設定のON/OFFの切り替えが可能である。一方、入庫、消費、廃棄の加工業態が設定されているレコード(図3の場合、ファンクションキー“F0”、“F5”、“F6”)に関しては、設定の有無を変更することはできない。
上述したような操作が行なわれることにより、ある食材(図3の場合、ほうれん草)の加工業態ごとの使用期限の設定がなされる。そして、従業員によって登録ボタン64が押下されると、食材期限マスタに設定された内容が、新たに設定された内容で上書きされることにより更新される。ストアコントローラ40は、以上の処理を従業員の操作に応じて実行することによって、加工業態ごとの使用期限の設定及び更新を食材ごとに行う。
図4(A)は、加工業態選択画面の具体例を表す図である。図4(A)に示されるような加工業態選択画面は、食材に付されているバーコードをスキャナ部109が読み取った場合又は従業員によって品番が入力された場合、ラベル発行装置10のCPU101が表示部104に表示させる。加工業態選択画面とは、従業員がラベル発行時に食材の加工業態を選択する画面である。加工業態選択画面には、例えば品番と品番で識別される食材の食材名と操作可能なファンクション情報(ファンクションキーの番号、加工業態及び食材の使用期限)とが表示される。図4(A)に示される例では、加工業態選択画面には品番“0001”、食材名“ほうれん草”、ファンクション情報“F0 入庫 45日間”、“F1 解凍 5日間”、“F2 加熱 6時間”、“F2 開封 12時間”、“F3 加熱 3時間”が表示されている。加工業態選択画面に表示されるこれらの情報は、商品マスタ及び食材期限マスタに基づいて決定される。
以下、図2(A)、(B)及び図4(A)を用いて加工業態選択画面の表示方法について詳細に説明する。
以上で加工業態選択画面の表示方法についての説明を終了する。
加工業態選択画面に表示されている加工業態(例えば、入庫、解凍、開封、加熱)のうち、従業員が実行する加工業態(例えば、入庫)に対応するファンクションキーの番号(例えば、F0)が従業員によって押下されると、CPU101は食材期限マスタのレコードのうち、品番“0001”及び押下されたファンクションキーの番号“F0”に対応するレコードを選択する。この際、CPU101は、従業員によってファンクションキーが押下された時点の時刻情報(例えば、2013/04/01 08:15)を発行日時の情報として時計部110から取得する。CPU101は、選択したレコードの状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の項目に記録されている各値“冷凍、45日間、−”を取得する。
その後、CPU101は、取得した各値(例えば、食材名、状態、発行日時)及び算出した使用可能期限に基づいてラベル印字部107にラベルを印字させる。ラベル印字部107は、CPU101の制御に従ってラベルを印字し、ラベル排出口108から印字したラベルを排出(発行)する。
まず、食材に付されているバーコードをスキャナ部109が読み取ると、CPU101はスキャナ部109が読み取ったバーコードの情報(品番、発行No、操作No、使用可能期限)を取得する。例えば、CPU101が取得したバーコードの情報が品番“0001”、発行No“100001”、操作No“F0”、使用可能期限“2013/05/16 08:15”であるとする。
以上のように、絶対期限管理をする場合には、発行日時から近い日時が選択される。そのため、食材の使用可能期限を超過してしまうおそれを軽減することができる。
以上で、ラベルの発行についての説明を終了する。また、ラベル発行装置10によって発行されたラベルの具体例を図4(B)に示す。
実績テーブルは、レコードを複数有する。レコードは、店舗ごとに、機器ID、品番、発行No、前回発行No、発行日時、操作キー及び印字期限日時の各値を有する。店舗は、実績データの送信元である店舗を表す。実績データとは、ラベルの発行の実績データであり、例えばラベル発行装置10の機器ID、ラベルの番号、商品(食材)の識別情報、ラベルに印字された使用可能期限、食材の加工業態などの情報を含む。機器IDは、実績データの送信元であるラベル発行装置10を一意に識別するための識別情報を表す。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。
図6(A)及び図6(B)に示されるように食材の管理方法に2通りのパターンがある。以下、それぞれのパターンについて具体的に説明する。
図6(A)は、食材の状態遷移を一括で管理する(一括管理)方法の概略図である。図6(A)には、食材の状態遷移の遷移例が第1段階から第4段階までの4段階で表されている。
まず、第1段階である図6(A)の最上段の図は、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“入庫”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“冷凍”の値を印字し、発行Noとして“100001”を印字したことを表している。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。その後、第1段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第2段階に移行する。
以上のように、食材期限マスタにて一括管理する設定がなされている場合には、食材情報保持サーバ30は受信した実績データに関連する実績データの消込を自動的に行うことができる。これにより、食材の管理を厳密に行うことができる。
まず、第1段階である図6(B)の最上段の図は、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“入庫”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“冷凍”の値を印字し、発行Noとして“100001”を印字したことを表している。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。その後、第1段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第2段階に移行する。
以上のように、食材期限マスタにて部分管理する設定がなされている場合には、食材情報保持サーバ30は受信した実績データに関連する実績データの消込を自動的に行うことができない。したがって、一括管理する場合と比べて従業員の操作による消込処理が必要となる。しかしながら、1つの食材を複数回に分けて使用した場合にも1回ごとにラベルが発行される。そのため、1つの食材を複数回に分けて使用した場合であっても加工業態ごとに期限管理を行うことができる。
以上で、食材の管理方法についての説明を終了する。
入庫食材一覧画面は、入庫された食材(すでに入庫されている食材も含む)を管理するための画面である。入庫食材一覧画面は、従業員がストアコントローラ40を操作することによりストアコントローラ40の画面上に表示される。なお、入庫食材一覧画面に表示される食材情報は、ストアコントローラ40が従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって取得された実績データに基づいて決定される。入庫食材一覧画面には、検索条件ボタン80、食材管理領域81及び消込ボタン82が表示されている。
検索条件ボタン80は、食材管理領域81に表示されている食材の中から特定の食材の情報を検索するために使用されるボタンである。従業員によって検索条件ボタン80が押下されると、ストアコントローラ40は、現在表示している入庫食材一覧画面から検索条件画面(不図示)に切り替える。検索条件画面とは、従業員が検索したい食材に関する所定の条件を入力するための画面である。所定の条件とは、例えばラベルの発行No、食材名、操作内容、状態内容、ラベルの発行日時、使用期限などの情報のうち、いずれかの情報を用いて検索対象の食材を特定するための条件である。なお、所定の条件は、上述の条件に限定される必要はなく、検索対象の食材を特定することができる条件であればどのような条件でもよい。ストアコントローラ40は、従業員の操作に応じて検索条件画面に入力された検索対象の食材に関する所定の条件に基づいて食材の情報を検索し、検索した食材の情報を入庫食材一覧画面に表示する。
従業員が消込対象の食材に対応する消費ボタン84又は廃棄ボタン85のいずれかを選択して消込ボタン82を押下することにより、ストアコントローラ40は消込対象の食材に関するデータ(レコード)の消込を実行する。この際、親データの消込が実行されると、ストアコントローラ40は親データの消込の実行とともに子データの消込も実行する。しかし、子データの消込が実行された場合には、ストアコントローラ40は子データの消込のみを実行し、親データの消込は実行しない。その後、ストアコントローラ40は、消込を実行したデータの消込操作の項目に“消込済”の値を入力する(発行No“100006”のレコード参照)。
また、ストアコントローラ40は、使用可能期限が切れている食材に関するレコードを従業員が一目で分かるように表示させてもよい。例えば、ストアコントローラ40は、使用可能期限が切れている食材に関するレコードをハイライトで表示させてもよいし、音声報知又はポップアップ画像を表示させることにより従業員に使用可能期限が切れている食材に関するレコードを知らせてもよい。
ステップS10:ラベル発行装置10は、従業員の操作(例えば、電源の投入など)に応じて開設処理を実行する。その後、ステップS12の処理に進む。
ステップS12:ラベル発行装置10の通信部105は、ストアコントローラ40を介して食材情報保持サーバ30に商品マスタ及び食材期限マスタのデータを要求する。その後、ステップS14の処理に進む。
ステップS14:食材情報保持サーバ30は、ラベル発行装置10からの要求に応じて商品マスタ及び食材期限マスタのデータを送信する。その後、ステップS16の処理に進む。
ステップS18:操作部106は、入庫された食材の品番及びファンクションキーの番号の入力を受け付ける。その後、ステップS20の処理に進む。
ステップS26:ラベル印字部107は、CPU101の制御に従って印字情報をラベルに印字し、ラベル排出口108から排出(発行)する。その後、ステップS28の処理に進む。
ステップS28:通信部105は、実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、ステップS30の処理に進む。
ステップS30:食材情報保持サーバ30は、実績データ(現在実績データ)を受信し、受信した実績データを実績テーブルに追加して記録する。
ステップS40:CPU101は、バーコードの読み込みがあったか否かを判定する。バーコードの読み込みがあった場合、ステップS42の処理に進む。この場合、CPU101は、バーコードの読み込みがあった時点の時刻情報を発行日時の情報として時計部110から取得する。一方、バーコードの読み込みがなかった場合、ステップS64の処理に進む。
ステップS42:CPU101は、加工業態選択画面を表示部104に表示させ、従業員からファンクションキーによる加工業態の選択を受け付ける。また、CPU101は、スキャナ部109によって読み込まれたバーコードの情報(例えば、品番、印字した使用可能期限、発行No、操作Noなど)を取得する。その後、ステップS44の処理に進む。
ステップS48:CPU101は、ステップS44の処理で使用可能期限を算出した食材が、絶対期限管理する対象の食材であるか否かを判定する。具体的には、CPU101は、ステップS44の処理で使用可能期限を算出した食材が、RAM103に記憶されている絶対期限情報に含まれている食材であるか否かを判定する。絶対期限管理する対象の食材である場合、ステップS50の処理に進む。一方、絶対期限管理する対象の食材ではない場合、ステップS76の処理に進む。
ステップS52:ラベル印字部107は、CPU101の制御に従って印字情報をラベルに印字し、ラベル排出口108から排出(発行)する。その後、ステップS54の処理に進む。
通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。なお、通信部105は、実績データを送信する際に、店舗を識別できる識別情報及び遷移方法の値を実績データに付与する。また、通信部105は、その後、ステップS56の処理に進む。
ステップS58:食材情報保持サーバ30は、ラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データであるか否かを判定する。具体的には、食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれるか否かを判定する。実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれる場合、食材情報保持サーバ30はラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データであると判定する。この場合、ステップS60の処理に進む。一方、実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれない場合、食材情報保持サーバ30はラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データではないと判定する。この場合、処理が終了する。
ステップS62:食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noで識別される実績データの消込を実行する。すなわち、食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noの項目に記録されている値が、発行Noの項目に記録されている実績データの消込を実行する。その後、処理が終了する。
ステップS66:従業員によって品番及びファンクションキーの番号が入力されると、CPU101はファンクションキーが押下された時点の時刻情報を発行日時の情報として時計部110から取得する。そして、CPU101は、商品マスタ及び食材期限マスタを参照し、入力された品番及びファンクションキーの番号に対応する状態、使用期限、使用区分及び遷移方法の各値を取得する。その後、ステップS68の処理に進む。
ステップS70:CPU101は、ステップS68の処理で算出された使用可能期限を含む印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS72の処理に進む。
ステップS74:ラベルが発行されると、CPU101は実績データを生成し、生成した実績データを送信するように通信部105を制御する。通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、ステップS56の処理に進む。
ステップS76:CPU101は、ステップS44の処理で算出された使用可能期限を含む印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS52の処理に進む。
ステップS80:CPU101は、バーコードの読み込みがあったか否かを判定する。バーコードの読み込みがあった場合、ステップS82の処理に進む。一方、バーコードの読み込みがなかった場合、ラベル発行装置10では消込処理を実行することができないため、処理が終了する。
ステップS82:CPU101は、加工業態選択画面を表示部104に表示させ、従業員からファンクションキーによる消費又は廃棄に関する加工業態(ファンクション番号“F5”又は“F6”)の選択を受け付ける。その後、ステップS84の処理に進む。
ステップS84:従業員から消費又は廃棄に関する加工業態に対応するファンクションキーの番号が入力されると、CPU101は消費又は廃棄に関する実績データを生成し、生成した実績データを送信するように通信部105を制御する。消費又は廃棄に関する実績データには、品番、発行No、前回発行No、発行日時、操作の各情報が含まれる。通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。なお、通信部105は、実績データを送信する際に、店舗を識別できる識別情報を実績データに付与する。また、通信部105は、その後、ステップS86の処理に進む。
ステップS88:食材情報保持サーバ30は、実績テーブルに記録した実績データ及び関連する実績データの消込を実行する。
図12は、端末装置50による消込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS90:端末装置50は、従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にログインする。その後、ステップS92の処理に進む。
ステップS92:ログインが完了すると、端末装置50は画面上に入庫食材一覧画面を表示する。その後、ステップS94の処理に進む。
ステップS94:端末装置50は、検索条件ボタンが押下されたか否かを判定する。検索条件ボタンが押下された場合、ステップS96の処理に進む。一方、検索条件ボタンが押下されていない場合、ステップS102の処理に進む。
ステップS98:従業員から検索条件が入力されると、端末装置50は入力された内容に基づいて対象食材の検索を実行する。その後、ステップS100の処理に進む。
ステップS100:端末装置50は、ステップS96の処理で入力された検索条件を満たす食材の情報を入庫食材一覧画面に表示する。その後、ステップS94の処理に戻る。
ステップS104:従業員から消費又は廃棄の入力がなされると、つまり従業員から消費又は廃棄の選択がなされ、消込ボタン82が押下されると、端末装置50は対象食材の消込を実行する。その後、ステップS106の処理に進む。
ステップS106:端末装置50は、消費又は廃棄に関する実績データを生成し、生成した実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、処理が終了する。
さらに、発行されるラベルには現在の食材の状態が印字される。そのため、従業員は、発行されたラベルを見ることにより、その食材の現在の状態を容易に把握することができる。
食材情報保持サーバ30は、本部に設置されるサーバであってもよい。すなわち、食材情報保持サーバ30は、クラウド上に設けられていなくてもよい。このように構成される場合、食材情報保持サーバ30は、本部の管理者の操作に応じて絶対期限情報、商品マスタ及び食材期限マスタの設定および更新がなされる。そして、食材情報保持サーバ30は、本部の管理者の操作に応じて絶対期限情報、商品マスタ及び食材期限マスタを各店舗のストアコントローラ40に送信する。
本実施形態では、入庫食材一覧画面の検索条件ボタン80が押下されると、現在表示している入庫食材一覧画面から検索条件画面(不図示)に切り替わる構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、入庫食材一覧画面の検索条件ボタン80が押下されると、ストアコントローラ40は、現在表示している入庫食材一覧画面に検索条件画面(不図示)をポップアップ画像として表示してもよい。
商品マスタ及び食材期限マスタの設定及び更新は、端末装置50を介して行われてもよい。
以下、上記構成(ラベルの発行を禁止する構成)のラベル発行装置10の処理について具体的に説明する。
このように構成されることによって、使用可能期限が切れてしまった食材を従業員が即座に把握することができる。そのため、使用可能期限が切れてしまった食材を誤って使用してしまうおそれもなく、厳密な食材の期限管理が可能になる。
ストアコントローラ40は、起動後に、食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって自店舗の実績データを取得する。ストアコントローラ40は、取得した実績データに基づいて当日期限食材があるか否かを確認する。当日期限食材がある場合、ストアコントローラ40は当日期限食材がある旨を示すポップアップ画面を表示する。ポップアップ画面には、例えば「期限切れ又は期限切れ間近の食材があります。確認画面に移動しますか。」という文字列の他に、確認画面に移動するか否か従業員に選択させるための選択ボタン(例えば、「YES」ボタンと「NO」ボタン)が表示される。確認画面は、例えば入庫食材一覧画面である。「YES」ボタンは、従業員がポップアップ画面に表示されている内容に応じる場合に使用されるボタンである。「NO」ボタンは、従業員がポップアップ画面に表示されている内容に応じない場合に使用されるボタンである。
従業員によって「YES」ボタンが押下され、確認画面に切り替わると、ストアコントローラ40は確認画面に表示されている食材のうち当日期限食材が表示されているレコードを、当日期限食材以外の食材が表示されているレコードと異なる態様で表示する。例えば、ストアコントローラ40は、当日期限食材が表示されているレコードの背景の色を変化(ハイライト表示)させる。ストアコントローラ40は、所定のタイミングで食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって、逐次、確認画面(入庫食材一覧画面)の情報を更新する。所定のタイミングとは、例えば所定の時間(例えば30分、1時間など)が経過したタイミングであってもよいし、従業員によって更新するためのボタンが押下されたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。確認画面の更新後に新たに当日期限食材の情報が追加された場合には、ストアコントローラ40は追加された当日期限食材が表示されているレコードも当日期限食材以外の食材が表示されているレコードと異なる態様で表示する。なお、ストアコントローラ40は、確認画面が表示された際に各食材(当日期限食材及び当日期限食材以外の食材)に関する情報を、各食材の使用可能期限に基づいてソート表示する。例えば、ストアコントローラ40は、確認画面に表示される食材に関する情報の使用可能期限の中で、使用可能期限が最も早い食材に関する情報(使用可能期限切れの食材も含む)から昇順に各食材に関する情報を確認画面に表示してもよい。より具体的には、使用可能期限が最も早い食材の使用可能期限が例えば“2014年1月1日”であり、使用可能期限が最も遅い食材の使用可能期限が例えば“2015年1月1日”であれば、ストアコントローラ40は使用可能期限が“2014年1月1日”の食材に関する情報から順番に各食材に関する情報をソート表示し、最後(各食材に関する情報が表示されているレコードの最後のレコード)に使用可能期限が“2015年1月1日”の食材に関する情報を表示する。また、ストアコントローラ40は、確認画面に表示される食材に関する情報の使用可能期限の中で、使用可能期限が最も遅い食材に関する情報(使用可能期限切れの食材も含む)から降順に各食材に関する情報を確認画面に表示してもよい。
なお、上述した説明では、確認画面として入庫食材一覧画面を例に説明したが、これに限定される必要はない。例えば、確認画面としては、当日期限食材の情報が確認できる画面であればよく、当日期限食材の情報のみが表示される画面であってもよい。また、当日期限食材の情報は、端末装置50に表示されてもよい。
Claims (11)
- 食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムであって、
前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする食材管理システム。 - 前記出力手段は、加工業態又は保存状態を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項1に記載の食材管理システム。
- 前記出力手段は、加工業態又は保存状態が変更された旨を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項2に記載の食材管理システム。
- 前記出力手段は、加工業態又は保存状態の変更による使用可能期限の変化を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項3に記載の食材管理システム。
- 前記算出手段は、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たな使用可能期限を算出することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の食材管理システム。
- 算出手段によって算出された前記使用可能期限と、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たに算出された使用可能期限とに基づいて前記出力手段に出力させる使用可能期限を選択する選択手段をさらに備え、
前記選択手段は、現時点の日時に近い日時である使用可能期限を前記出力手段に出力させる使用可能期限に選択することを特徴とする、請求項5に記載の食材管理システム。 - 前記食材の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
前記食材の識別情報が前記識別情報読取手段によって読み取られた時点の時刻が、前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻又は前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えているか否か判断する判断手段と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の食材管理システム。 - 前記判断手段により、前記使用可能期限によって示される時刻又は前記使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えていると判断された場合にその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする、請求項7に記載の食材管理システム。
- 前記設定手段は、食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限を食材ごとにさらに設定し、
前記出力手段は、前記食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限の情報を食材の識別情報に含めて媒体に出力することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の食材管理システム。 - 食材の使用期限に関する情報が食材ごとに設定されているデータを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記データを他の装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記記憶部は、一の食材に対して複数の加工業態又は保存状態が設定され、前記加工業態又は保存状態ごとの使用期限が設定された食材ごとのデータを記憶することを特徴とする管理装置。 - 食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、
設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、
算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムにおける媒体出力装置であって、
前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする媒体出力装置。
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