JP2015109062A - 食材管理システム、管理装置及び媒体出力装置 - Google Patents

食材管理システム、管理装置及び媒体出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うこと。
【解決手段】食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムであって、設定手段は、食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする食材管理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、食材の期限を管理する技術に関する。
従来、食品の加工販売を行う飲食店やコンビニエンスストアにおいて、工場から送られてきた食材の管理を手作業で行う場合がある。このような場合、食材の管理が十分にできないため、在庫の管理不足による食材の廃棄ロスなどが多く発生してしまうおそれがある。このような問題に対して、食材の入出庫履歴を蓄積することにより食材の管理を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシステムでは、食材の加工等に関して適切な原材料が用いられたか否かを管理することに加え、食材ごとに期限管理が行われる。
特開2004−217344号公報
ところで、通常、食材の期限は、食材の出荷日や収穫日などに基づいて各飲食店やコンビニエンスストアで決定され、決定された期限に基づいて期限管理が行われる。しかしながら、1度で使い切ることができずに余って冷蔵や常温で保存される食材は、通常の食材よりも品質の劣化が早い。そのため、同一の食材であってもそれぞれ食材の状態に応じて期限管理する必要がある。しかし、特許文献1のようなシステムでは、食材の状態に応じて厳密に食材の期限管理することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムであって、前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする食材管理システムである。
これにより、食材ごとにそれぞれ加工業態ごとの使用期限を設定することができ、加工業態ごとに設定された使用期限に基づいて算出された食材の使用可能期限が媒体(本実施形態では、ラベル)に印字される。そのため、食材の状態に応じた期限管理を厳密に行うことができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記出力手段は、加工業態又は保存状態を示す情報をさらに出力することを特徴とする。
これにより、食材の現在の状態を容易に把握することができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記出力手段は、加工業態又は保存状態が変更された旨を示す情報をさらに出力することを特徴とする。
これにより、食材の加工業態又は保存状態の状態変化(変化前、変化後)の双方が印字されるため、従業員は食材の状態の変化を容易に把握することができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記出力手段は、加工業態又は保存状態の変更による使用可能期限の変化を示す情報をさらに出力することを特徴とする。
これにより、食材の加工業態又は保存状態が変更された場合に、使用可能期限の日時の変更を目視で確認することができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記算出手段は、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たな使用可能期限を算出することを特徴とする。
これにより、加工業態ごとに設定されている使用期限に基づいて新たな使用可能期限を算出することができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、算出手段によって算出された前記使用可能期限と、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たに算出された使用可能期限とに基づいて前記出力手段に出力させる使用可能期限を選択する選択手段をさらに備え、前記選択手段は、現時点の日時に近い日時である使用可能期限を前記出力手段に出力させる使用可能期限に選択することを特徴とする。
これにより、食材の保存状態が変化した場合にも厳密な食材の期限をすることができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記食材の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、前記食材の識別情報が前記識別情報読取手段によって読み取られた時点の時刻が、前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻又は前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えているか否か判断する判断手段と、をさらに備えることを特徴とする。
これにより、使用可能期限が切れてしまった食材又は使用可能期限が切れてしまう食材があるか否かを判断することができる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記判断手段により、前記使用可能期限によって示される時刻又は前記使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えていると判断された場合にその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする。
これにより、使用可能期限が切れてしまった食材又は使用可能期限が切れてしまう食材を従業員に通知することができる。そのため、従業員が、使用可能期限が切れてしまった食材を誤って使用してしまうおそれを軽減することができる。また、従業員が、使用可能期限が切れてしまう食材を把握することも可能になる。
本発明の一態様は、上記の食材管理システムであって、前記設定手段は、食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限を食材ごとにさらに設定し、前記出力手段は、前記食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限の情報を食材の識別情報に含めて媒体に出力することを特徴とする。
これにより、食材の使用可能期限の情報だけでなく、加工業態に応じた食材の利用開始可能時刻やその他の期限の情報もラベルに印字される。そのため、より厳密に食材の期限管理が可能になる。
本発明の一態様は、食材の使用期限に関する情報が食材ごとに設定されているデータ(本実施形態における食材期限マスタ)を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記データを他の装置に送信する送信手段と、を備え、前記記憶部は、一の食材に対して複数の加工業態又は保存状態が設定され、前記加工業態又は保存状態ごとの使用期限が設定された食材ごとのデータを記憶することを特徴とする管理装置である。
これにより、食材ごとに、複数の加工業態ごとの使用期限が設定されたデータが他の装置(例えば、各店舗のストアコントローラ)に送信される。そのため、各装置を備える店舗では、厳密に食材ごとの期限管理を行うことができる。
食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムにおける媒体出力装置であって、前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする媒体出力装置(本実施形態におけるラベル発行装置10)である。
これにより、媒体出力装置のみで食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うことが可能になる。
本発明により、食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うことが可能となる。
本発明の食材管理システム100のシステム構成を示すブロック図である。 テーブルの具体例を示す図である。 食材期限マスタ登録画面の表示例を表す図である。 加工業態選択画面及びラベルの具体例を示す図である。 実績テーブルの具体例を示す図である。 食材の状態遷移における管理方法の概略図である。 入庫食材一覧画面の表示例を表す図である。 本発明における食材の入庫時における食材管理処理の流れを示すフローチャートである。 本発明における食材の入庫後における食材管理処理の流れを示すフローチャートである。 本発明における食材の入庫後における食材管理処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の食材管理システム100における消込処理の流れを示すフローチャートである。 端末装置50による消込処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の食材管理システム100のシステム構成を示すブロック図である。本発明の食材管理システム100は、ラベル発行装置10、食材情報保持サーバ30、ストアコントローラ40及び端末装置50を備える。なお、ラベル発行装置10、ストアコントローラ40及び端末装置50の各装置は、飲食店やコンビニエンスストアなどの店舗(図1では、店舗AAA、店舗BBB)ごとに備えられる。食材情報保持サーバ30及びストアコントローラ40は、ネットワーク20を介して通信可能に接続されている。さらにストアコントローラ40は、有線又は無線接続のLAN(Local Area Network)によりラベル発行装置10及び端末装置50と通信可能に接続されている。なお、図1に示された食材管理システム100の構成は一例であって、例えば店舗ごとに複数台の端末装置50が備えられてもよいし、複数台のラベル発行装置10が備えられてもよい。また、食材管理システム100には、3つ以上の店舗が存在してもよい。
ラベル発行装置10は、従業員の操作に応じて、食材に関する情報(以下、「食材情報」)を含む印字情報をラベル(媒体)に印字し、印字したラベルを発行する装置である。食材情報とは、例えば食材名、食材の使用可能期限などの情報である。印字情報(識別情報)は、ラベルに印字される情報であり、例えば食材情報、ラベルの発行番号、発行日時、バーコードである。
ネットワーク20は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク20は、インターネット等の公衆網を用いて構成されてもよい。
食材情報保持サーバ30は、食材情報を店舗ごとに保持するサーバである。食材情報保持サーバ30は、例えばクラウド上に設けられ、各店舗の従業員が操作するストアコントローラ40からのアクセスにより通信を行う。食材情報保持サーバ30は、記憶部を備え、種々のテーブル(商品マスタ、食材期限マスタ(データ)、実績テーブル等)を記憶(保持)する。商品マスタ及び食材期限マスタは、従業員がストアコントローラ40を操作して食材情報保持サーバ30にアクセスすることにより設定及び更新される。また、食材情報保持サーバ30が記憶する各テーブルの詳細は後述(図2、図6)する。食材情報保持サーバ30は、通信部をさらに備え、記憶部内のテーブル又はテーブル内のデータを各店舗のストアコントローラ40に送信する。また、食材情報保持サーバ30は、絶対期限管理をするか否かに関する情報(以下、「絶対期限情報」という。)を食材ごとに記憶しており、絶対期限情報をストアコントローラ40に送信する。絶対期限管理とは、通常の期限管理とは異なり、使用可能期限が設定されている食材の状態が遷移した場合、すなわち、加工によって食材の状態が変化した場合に、食材の状態が変化する前の使用可能期限を考慮して食材の期限管理を行うことを表す。
ストアコントローラ40は、例えば外部(例えば、食材情報保持サーバ30又は本部に設置されたサーバ)から商品マスタ及び食材期限マスタを受信して記憶する。また、ストアコントローラ40は、絶対期限情報を食材情報保持サーバ30から受信する。また、ストアコントローラ40は、従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にアクセスすることにより食材期限マスタの内容の設定及び更新を行う。例えば、ストアコントローラ40(設定手段)は、従業員の操作に応じて食材ごとに使用期限を設定する。より具体的には、ストアコントローラ40(設定手段)は、従業員の操作に応じて食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、食材の加工業態ごとの使用期限を設定する。加工業態は、食材を加工するための処理方法の区分であり、例えば食材の入庫、解凍、開封、加熱、消費、廃棄などである。また、保存状態は、上記加工業態の処理が行なわれた後の食材の保存状態であり、例えば冷凍、冷蔵、常温、茹で、真空パックなどである。また、ストアコントローラ40は、従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にアクセスすることにより絶対期限情報の内容の設定及び更新を行う。
端末装置50は、タブレット装置やノートパソコンなどの持ち運び可能な情報処理装置を用いて構成される。端末装置50は、ストアコントローラ40から商品マスタ及び食材期限マスタを受信して記憶する。また、端末装置50は、従業員の操作に応じて食材の消込処理を行う。消込処理とは、入庫した食材が消費又は廃棄によって無くなったことを入力する処理である。
次に、ラベル発行装置10の機能構成について説明する。ラベル発行装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、表示部104と、通信部105と、操作部106と、ラベル印字部107と、ラベル排出口108と、スキャナ部109と、時計部110とを備える。上記のラベル発行装置10の各機能部は、バス1を介して互いに接続されている。
CPU101は、中央演算処理装置であり、ROM102に記憶されているプログラムを読み出してRAM103に展開する。CPU101は、展開したプログラムの各ステップを実行することによって、ラベル発行装置10全体の動作を制御する。
CPU101(算出手段)は、食材期限マスタに設定された食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する。また、CPU101(算出手段)は、食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たな使用可能期限を算出する。
ROM102は、読み出し専用のメモリであり、ラベル発行装置10を動作させるためのプログラムを予め記憶する。
RAM103は、CPU101が用いる情報及び通信部105によって受信された情報を記憶する一時記憶領域である。例えば、RAM103は、ストアコントローラ40から送信された各テーブル(例えば、商品マスタ及び食材期限マスタ)及び絶対期限情報を一時記憶する。
表示部104は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。また、表示部104は、モード切替、設定、登録等の操作の受付と表示とを行う。表示部104の表示面には、透明な接点スイッチであるタッチキー(ソフトキー)が設けられているタッチパネルが備えられており、従業員が操作可能なファンクション情報などが表示される。ファンクション情報とは、ファンクションキーの番号ごとに割り当てられた加工業態及び食材の使用期限などの情報である。
通信部105は、LAN接続によりストアコントローラ40との間で通信を行う。例えば通信部105は、商品マスタ及び食材期限マスタをストアコントローラ40から受信する。
操作部106は、キーボード、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部106は、ラベル発行装置10を動作させるための操作手段を備える。操作手段は、例えばファンクションキーや数字キーなどの操作キーである。操作部106の操作手段は、メカキー(ハードキー)などのボタンとしてラベル発行装置10に配置されていてもよいし、表示部104の表示面上に設けられたタッチパネルに配置されてもよい。
ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従い、印字情報(食材情報、ラベルの発行番号、発行日時及びバーコード)を所定のフォーマットでラベル(媒体)に印字する。また、ラベル印字部107(出力手段)は、印字情報に加えて加工業態又は保存状態を示す情報をさらにラベル(媒体)に印字(出力)する。
ラベル排出口108は、ラベル印字部107によって印字されたラベルを排出(発行)する。
スキャナ部109は、商品(食材)に付されているバーコードを光学的に読み取る。
時計部110は、定期的(例えば、1秒、10秒など)に月、日、時、分及び曜日をCPU101に通知する。
図2は、テーブルの具体例を示す図である。
図2(A)は、商品マスタの具体例を示す図である。商品マスタは、商品に関する情報を表すレコードを複数有する。レコードは、品番ごとに、食材名及び価格の各値を有する。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。食材名は、食材の名称を表す。価格は、食材の価格を表す。
図2(A)に示される例では、商品マスタには3つの品番が存在する。図2(A)において、商品マスタの最上段に登録されているレコードは、品番の値が“0001”、食材名の値が“ほうれん草”、価格の値が“100”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材が“ほうれん草”であり、ほうれん草の価格が“100円”であることが表されている。
図2(B)は、食材期限マスタの具体例を示す図である。図2(B)に示される食材期限マスタは、食材の期限に関する情報を表すレコードを複数有する。レコードは、品番ごとに、ファンクションキー、操作、状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の各値を有する。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。ファンクションキーは、ファンクションキーの番号を表す。以下の説明では、ファンクションキーの番号が6つ(例えば、“F1”〜“F6”)である場合を例に説明する。ファンクションキーの番号にはそれぞれ、従業員が行う加工業態の内容が割り当てられる。例えば、ファンクションキーに割り当てられる加工業態の内容の具体例として、食材の入庫は“F0”、解凍は“F1”、加熱は“F2”、消費は“F5”、廃棄は“F6”である。なお、ファンクションキーの番号“F0”〜“F6”に割り当てられる加工業態の内容は、従業員の操作に応じて任意に変更されてもよい。なお、通常では、入庫、消費、廃棄に関しては食材ごとに割り当てるファンクションキーの番号を変える必要がない。そのため、上記3つの加工業態(入庫、消費、廃棄)については全ての食材に関してファンクションキーが固定(変更不可能)されていてもよい。
操作は、従業員がラベル発行時に行う加工業態の内容を表す。状態は、ラベルに印字される現在の食材の状態を表す。使用期限は、食材が使用可能な期間を表す。期限区分は、使用期限の期間の長さの区分を表す。例えば、期限区分の具体例として食材期限マスタには“日間”、“時間”の2つの値が登録されている。遷移方法は、食材の管理方法を表す。例えば、遷移方法の具体例として食材期限マスタには“−”、“一括”、“部分”の3つの値が登録されている。“−”の値は、管理方法が設定されていないことを表す。“一括”の値は、食材の状態遷移を一括で管理することを表す。“部分”の値は、食材の状態遷移を数回に分けて管理することを表す。なお、消費又は廃棄を表すレコードには、状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の値は登録されない。
図2(B)に示される例では、食材期限マスタには7つの品番が存在する。図2(B)において、食材期限マスタの最上段に登録されているレコードは、品番の値が“0001”、ファンクションキーの値が“F0”、操作の値が“入庫”、状態の値が“冷凍”、使用期限の値が“45”、期限区分の値が“日間”、遷移方法の値が“−”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材にはファンクションキー“F0”に対して加工業態として“入庫”が割り当てられており、入庫された後の食材の状態が“冷凍”されている状態であり、この場合の食材の使用可能な期限が“45日間”であることが表されている。
また、食材期限マスタの2段目に登録されているレコードは、品番の値が“0001”、ファンクションキーの値が“F1”、操作の値が“解凍”、状態の値が“冷蔵”、使用期限の値が“5”、期限区分の値が“日間”、遷移方法の値が“一括”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材にはファンクションキー“F1”に対して加工業態として“解凍”が割り当てられており、解凍された後の食材の状態が“冷蔵”されている状態であり、この場合の食材の使用可能な期限が“5日間”であり、食材を一括管理することが表されている。
また、食材期限マスタの4段目に登録されているレコードは、品番の値が“0001”、ファンクションキーの値が“F3”、操作の値が“加熱”、状態の値が“茹で”、使用期限の値が“3”、期限区分の値が“時間”、遷移方法の値が“部分”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材にはファンクションキー“F3”に対して加工業態として“加熱”が割り当てられており、食材の状態が“茹で”の状態であり、この場合の食材の使用可能な期限が“3時間”であり、食材を部分管理することが表されている。
図2(B)に示されるように、各食材には、加工業態の内容(図2(B)では、“操作”に相当)と食材の保存状態(図2(B)では、“状態”に相当)とがファンクションキーに対応付けられて複数設定されている。以下、品番“0001”で識別される“ほうれん草”を例にして、食材の保存状態の変化(状態遷移)について説明する。
まず、食材“ほうれん草”が入荷されると、従業員はラベル発行装置10を操作して“入庫”に対応するファンクションキーの番号“F0”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は入庫された食材を冷凍庫に保存する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“入庫”であり、“ほうれん草”の保存状態は“冷凍”になる。
次に、“冷凍”状態である食材“ほうれん草”を使用する場合、従業員はラベル発行装置10を操作して“解凍”に対応するファンクションキーの番号“F1”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は解凍するために食材を冷蔵庫に保存する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“解凍”であり、現在の食材“ほうれん草”の保存状態は“冷蔵”になる。
そして、“冷蔵”状態である食材“ほうれん草”を調理する場合、従業員はラベル発行装置10を操作して“開封”に対応するファンクションキーの番号“F2”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は食材を調理するために食材を開封して常温で保存する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“開封”であり、現在の食材“ほうれん草”の保存状態は“常温”になる。
そして、“常温”状態である食材“ほうれん草”を調理する場合、従業員はラベル発行装置10を操作して“加熱”に対応するファンクションキーの番号“F3”を押下してラベルを発行させる。そして、従業員は常温で保存された食材を調理(例えば、茹でるなど)する。つまり、この際に行われる加工業態の内容が“加熱”であり、現在の食材“ほうれん草”の保存状態は“茹で”になる。
上述したように、従業員が行う加工業態の内容に応じて1つの食材に対しても食材の保存状態が様々変更される。そのため、保存状態毎に期限管理を行うことで厳密な期限管理が可能になる。
以上で、食材の保存状態の変化(状態遷移)についての説明を終了する。
図3は、食材期限マスタ登録画面の表示例を表す図である。
食材期限マスタ登録画面は、従業員が加工業態に応じた食材ごとの使用期限を食材期限マスタに登録する際に使用される画面である。食材期限マスタ登録画面は、従業員がストアコントローラ40を操作して食材情報保持サーバ30にアクセスすることによりストアコントローラ40の画面上に表示される。食材期限マスタ登録画面には、品番入力領域60、読出ボタン61、食材名表示領域62、期限設定領域63及び登録ボタン64が表示されている。
品番入力領域60は、使用期限の登録対象である食材(以下、「登録対象食材」という。)の品番を入力させる領域である。図3の場合、品番入力領域60には登録対象食材の品番として“0001”が表示されている。
読出ボタン61は、品番入力領域60に入力された登録対象食材の品番に対応する食材名及び食材期限マスタに現時点で登録されている登録内容を読み出すために使用されるボタンである。従業員によって読出ボタン61が押下されると、食材情報保持サーバ30は品番入力領域60に入力された登録対象食材の品番に対応する食材名を商品マスタから取得し、食材名表示領域62に表示する。さらに、食材情報保持サーバ30は、登録対象食材の品番に対応する食材の登録内容を食材期限マスタから取得し、期限設定領域63に表示する。なお、食材期限マスタに登録対象食材の品番に対応する食材の登録内容がない場合、期限設定領域63の各項目にはデフォルトの値が表示される。
食材名表示領域62は、品番入力領域60に入力された登録対象食材の品番に対応する食材の名称が表示される領域である。図3の場合、登録対象食材の品番に対応する食材の名称として“ほうれん草”が表示されている。
期限設定領域63は、加工業態ごとに使用期限を設定するために使用される領域である。期限設定領域63には、設定、ファンクションキー、操作、状態、使用期限、操作単位の各項目に対して登録内容を入力又は選択させるレコードが存在する。期限設定領域63を用いて加工業態ごとに使用期限を設定する処理については後述する。
登録ボタン64は、期限設定領域63に設定された加工業態ごとの内容を登録する際に使用されるボタンである。
以下、期限設定領域63を用いて加工業態ごとに使用期限を設定する処理について具体的に説明する。
期限設定領域63には上述した各項目(設定、ファンクションキー、操作、状態、使用期限、操作単位)に対して登録内容を入力又は選択させるレコードが複数存在する。設定は、ファンクションキーに割り当てる加工業態及び使用期限の設定を行うことが可能であるか否かを表す。設定の値がONであるレコードは、ファンクションキーの番号に対応付けて加工業態及び使用期限の設定を行うことが可能であることを表す。設定の値がOFFであるレコードは、ファンクションキーの番号に対応付けて加工業態及び使用期限の設定を行うことが不可能であることを表す。この場合、ストアコントローラ40は、設定の値がOFFであるレコードの各項目の入力又は選択を行えないような表示にする。各項目の入力又は選択を行えないような表示とは、例えば各項目をグレーアウトで表示(ファンクションキー“F4”のレコード参照)してもよいし、各項目の入力又は選択領域を表示しないようにしてもよい。入庫、消費、廃棄の加工業態が設定されているレコードを除く(図3の場合、ファンクションキー“F1”〜“F4”)レコードに関しては、従業員の操作に応じて設定のON/OFFの切り替えが可能である。一方、入庫、消費、廃棄の加工業態が設定されているレコード(図3の場合、ファンクションキー“F0”、“F5”、“F6”)に関しては、設定の有無を変更することはできない。
従業員は、ストアコントローラ40を操作して操作及び状態の項目に設けられている所定の領域に加工業態を入力する。また、従業員は、使用期限の項目に設けられている領域65に使用期限として設定する期限を数字で入力し、領域66の「▽」ボタンを押下することによりプルダウン表示される選択項目(例えば、“日間”又は“時間”)の中から使用期限として設定した期限の長さの区分を選択する。また、従業員は、操作単位の項目に設けられている領域67の「▽」ボタンを押下することによりプルダウン表示される選択項目(例えば、“一括”又は“部分”)の中から管理方法を選択する。
上述したような操作が行なわれることにより、ある食材(図3の場合、ほうれん草)の加工業態ごとの使用期限の設定がなされる。そして、従業員によって登録ボタン64が押下されると、食材期限マスタに設定された内容が、新たに設定された内容で上書きされることにより更新される。ストアコントローラ40は、以上の処理を従業員の操作に応じて実行することによって、加工業態ごとの使用期限の設定及び更新を食材ごとに行う。
図4は、加工業態選択画面及びラベルの具体例を示す図である。
図4(A)は、加工業態選択画面の具体例を表す図である。図4(A)に示されるような加工業態選択画面は、食材に付されているバーコードをスキャナ部109が読み取った場合又は従業員によって品番が入力された場合、ラベル発行装置10のCPU101が表示部104に表示させる。加工業態選択画面とは、従業員がラベル発行時に食材の加工業態を選択する画面である。加工業態選択画面には、例えば品番と品番で識別される食材の食材名と操作可能なファンクション情報(ファンクションキーの番号、加工業態及び食材の使用期限)とが表示される。図4(A)に示される例では、加工業態選択画面には品番“0001”、食材名“ほうれん草”、ファンクション情報“F0 入庫 45日間”、“F1 解凍 5日間”、“F2 加熱 6時間”、“F2 開封 12時間”、“F3 加熱 3時間”が表示されている。加工業態選択画面に表示されるこれらの情報は、商品マスタ及び食材期限マスタに基づいて決定される。
以下、図2(A)、(B)及び図4(A)を用いて加工業態選択画面の表示方法について詳細に説明する。
食材(例えば、ほうれん草)に付されているバーコードをスキャナ部109が読み取った場合又は従業員によって品番(例えば、“0001”)が入力されると、ラベル発行装置10のCPU101は、RAM103に記憶されている商品マスタ及び食材期限マスタを読み出す。CPU101は、読み出した商品マスタのレコードのうち、品番“0001”に対応するレコードを選択する。例えば、RAM103が図2(A)に示した商品マスタを記憶している場合、CPU101は品番“0001”、食材名“ほうれん草”、価格“100”のレコードを選択する。その後、CPU101は、選択したレコードの食材名の項目に記録されている値“ほうれん草”を取得する。
次に、CPU101は、読み出した食材期限マスタのレコードのうち、品番“0001”に対応するレコードを選択する。例えば、RAM103が図2(B)に示した食材期限マスタを記憶している場合、CPU101は品番“0001”に対応するレコード(図2(B)の場合、例えば4つのレコード)を選択する。CPU101は、選択したレコードのファンクションキー、操作、使用期限及び期限区分の項目にそれぞれ記録されている各値“F0 入庫 45日間”、“F1 解凍 5日間”、“F2 開封 12時間”、“F3 加熱 3時間”を取得する。その後、CPU101は、取得した各値を所定のフォーマットに従って表示部104に表示させる。なお、図4(A)の表示は一例であり、表示形態は図4(A)の表示形態に限定される必要はない。
以上で加工業態選択画面の表示方法についての説明を終了する。
その後、加工業態選択画面に表示されている加工業態のうち、従業員が実行する加工業態に対応するファンクションキーの番号が押下されると、ラベル発行装置10は押下されたファンクションキーの番号に基づいてラベルを印字、発行する。以下、加工業態選択画面に図4(A)の表示がなされている状態を例に挙げてラベル発行について詳細に説明する。
加工業態選択画面に表示されている加工業態(例えば、入庫、解凍、開封、加熱)のうち、従業員が実行する加工業態(例えば、入庫)に対応するファンクションキーの番号(例えば、F0)が従業員によって押下されると、CPU101は食材期限マスタのレコードのうち、品番“0001”及び押下されたファンクションキーの番号“F0”に対応するレコードを選択する。この際、CPU101は、従業員によってファンクションキーが押下された時点の時刻情報(例えば、2013/04/01 08:15)を発行日時の情報として時計部110から取得する。CPU101は、選択したレコードの状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の項目に記録されている各値“冷凍、45日間、−”を取得する。
次に、CPU101は、取得した使用期限、期限区分及び発行日時の情報に基づいて食材の使用可能期限を算出する。具体的には、CPU101は、発行日時に、使用期限及び期限区分に基づいて得られる期間を考慮した日時を使用可能期限として算出する。すなわち、CPU101は、発行日時“2013/04/01 08:15”に使用期限及び期限区分に基づいて得られる期間“45日間”を考慮した日時“2013/05/16 08:15”を食材の使用可能期限として算出する。
その後、CPU101は、取得した各値(例えば、食材名、状態、発行日時)及び算出した使用可能期限に基づいてラベル印字部107にラベルを印字させる。ラベル印字部107は、CPU101の制御に従ってラベルを印字し、ラベル排出口108から印字したラベルを排出(発行)する。
また、ラベル発行装置10は、上述した処理とは別に絶対期限管理する対象である食材のラベルを発行する場合がある。この場合には、使用可能期限の算出方法が上述した処理とは異なる。以下、絶対期限管理する対象である食材のラベルを発行する場合について詳細に説明する。
まず、食材に付されているバーコードをスキャナ部109が読み取ると、CPU101はスキャナ部109が読み取ったバーコードの情報(品番、発行No、操作No、使用可能期限)を取得する。例えば、CPU101が取得したバーコードの情報が品番“0001”、発行No“100001”、操作No“F0”、使用可能期限“2013/05/16 08:15”であるとする。
CPU101は、加工業態選択画面(例えば、図4(A)の画面)を表示部104に表示させる。加工業態選択画面に表示されている加工業態(例えば、入庫、解凍、開封、加熱)のうち、従業員が実行する加工業態(例えば、解凍)に対応するファンクションキーの番号(例えば、F1)が従業員によって押下されると、CPU101は食材期限マスタのレコードのうち、バーコードから取得した品番“0001”及び押下されたファンクションキーの番号“F1”に対応するレコードを選択する。この際、CPU101は、従業員によってファンクションキーが押下された時点の時刻情報(例えば、2013/05/13 12:30)を発行日時の情報として時計部110から取得する。CPU101は、選択したレコードの状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の項目に記録されている各値“冷蔵 5日間 一括”を取得する。
次に、CPU101は、取得した使用期限、期限区分及び発行日時の情報に基づいて食材の使用可能期限を算出する。具体的には、CPU101は、発行日時に、使用期限及び期限区分に基づいて得られる期間を考慮した日時を使用可能期限として算出する。すなわち、CPU101は、発行日時“2013/05/13 12:30”に使用期限及び期限区分に基づいて得られる期間“5日間”を考慮した日時“2013/05/18 12:30”を食材の使用可能期限として算出する。
その後、CPU101(選択手段)は、算出した使用可能期限の値(“2013/05/18 12:30”)と、バーコードから取得した使用可能期限の値(“2013/05/16 08:15”)とを比較して発行日時(例えば、2013/05/13 12:30)に近い日時を使用可能期限の候補として選択する。つまり、CPU101(選択手段)は、発行日時(例えば、2013/05/13 12:30)に近い日時である使用可能期限の値(“2013/05/16 08:15”)を使用可能期限の候補として選択する。
そして、CPU101は、取得した各値(例えば、食材名、状態、発行日時)及び使用可能期限の候補に基づいてラベル印字部107にラベルを印字させる。ラベル印字部107は、CPU101の制御に従ってラベルを印字し、ラベル排出口108から印字したラベルを排出(発行)する。
以上のように、絶対期限管理をする場合には、発行日時から近い日時が選択される。そのため、食材の使用可能期限を超過してしまうおそれを軽減することができる。
以上で、ラベルの発行についての説明を終了する。また、ラベル発行装置10によって発行されたラベルの具体例を図4(B)に示す。
図4(B)は、ラベル発行装置10によって発行されたラベルの具体例を示す図である。ラベルには、発行No、食材名、発行日時、状態、使用可能期限、バーコードの各値が印字される。図4(B)に示される例では、ラベルには、発行No“100001”、食材名“ほうれん草”、発行日時“2013年04月01日 08:15”、状態“冷凍”、使用可能期限“2013年05月16日 08:15)”、バーコードの各値が印字されている。バーコードには、例えば品番、印字した使用可能期限(図4(B)では、2013年05月16日 08:15)、発行No(図4(B)では、100001)、操作No(例えば、入庫であれば“F0”)などの情報が含まれる。
図5は、実績テーブルの具体例を示す図である。
実績テーブルは、レコードを複数有する。レコードは、店舗ごとに、機器ID、品番、発行No、前回発行No、発行日時、操作キー及び印字期限日時の各値を有する。店舗は、実績データの送信元である店舗を表す。実績データとは、ラベルの発行の実績データであり、例えばラベル発行装置10の機器ID、ラベルの番号、商品(食材)の識別情報、ラベルに印字された使用可能期限、食材の加工業態などの情報を含む。機器IDは、実績データの送信元であるラベル発行装置10を一意に識別するための識別情報を表す。品番は、商品を一意に識別するための識別情報を表す。
発行Noは、発行されたラベルを一意に識別するための識別番号を表す。前回発行Noは、今回送信された実績データ(以下、「現在実績データ」という。)に関連する実績データ(以下、「関連実績データ」という。)を一意に識別するための発行Noを表す。すなわち、現在実績データの前回発行Noの値と一致する発行Noの値を有する実績データが関連実績データである。なお、関連実績データがない場合には、前回発行Noの項目に“−”が記録される。発行日時は、ラベルを発行する指示が入力された日時を表す。操作キーは、従業員がラベル発行時に押下したファンクションキーの番号を表す。印字期限日時は、ラベルに印字された食材の使用可能期限を表す。
図5に示される例では、実績テーブルには1つの店舗(例えば、店舗AAA)の情報が存在する。図5において、実績テーブルの最上段に登録されているレコードは、店舗の値が“AAA”、機器IDの値が“XXX”、品番の値が“0001”、発行Noの値が“100001”、前回発行Noの値が“−”、発行日時の値が“2013/04/01 08:15”、操作キーの値が“F0”、印字期限日時の値が“2013/05/16 08:15”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材のラベルが店舗“AAA”の機器ID“XXX”で識別されるラベル発行装置10により発行され、発行されたラベルの番号が“100001”であり、関連実績データがなく、今回発行されたラベルの発行日時が“2013/04/01 08:15”であり、従業員が押下したファンクションキーが“F0”であり、ラベルに印字された食材の使用可能期限が“2013/05/16 08:15”であることが表されている。
また、図5において、実績テーブルの2段目に登録されているレコードは、店舗の値が“AAA”、機器IDの値が“XXX”、品番の値が“0001”、発行Noの値が“100002”、前回発行Noの値が“100001”、発行日時の値が“2013/05/13 08:15”、操作キーの値が“F1”、印字期限日時の値が“2013/05/16 08:15”である。すなわち、品番“0001”で識別される食材のラベルが店舗“AAA”の機器ID“XXX”で識別されるラベル発行装置10により発行され、発行されたラベルの番号が“100002”であり、関連実績データが発行No“100001”の実績データであり、今回発行されたラベルの発行日時が“2013/05/13 08:15”であり、従業員が押下したファンクションキーが“F1”であり、ラベルに印字された食材の使用可能期限が“2013/05/16 08:15”であることが表されている。
図6は、食材の状態遷移における管理方法の概略図である。
図6(A)及び図6(B)に示されるように食材の管理方法に2通りのパターンがある。以下、それぞれのパターンについて具体的に説明する。
図6(A)は、食材の状態遷移を一括で管理する(一括管理)方法の概略図である。図6(A)には、食材の状態遷移の遷移例が第1段階から第4段階までの4段階で表されている。
まず、第1段階である図6(A)の最上段の図は、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“入庫”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“冷凍”の値を印字し、発行Noとして“100001”を印字したことを表している。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。その後、第1段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第2段階に移行する。
第2段階である図6(A)の2段目の図は、第1段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“冷凍”から“解凍”に遷移したことを表している。より具体的には、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“解凍”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“解凍”の値を印字し、発行Noとして“100002”を印字したことを表している。さらに、今回、ラベルが発行された対象となる食材に付与されていた前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)が“100001”であることが表されている。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。なお、実績データに前回発行されたラベルの発行Noが含まれている、かつ、一括管理する情報が含まれている場合には、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込む(図6(A)の2段目の左図参照)。その後、第2段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第3段階に移行する。
第3段階である図6(A)の3段目の図は、第2段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“解凍”から“加熱”に遷移したことを表している。より具体的には、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“加熱”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“加熱”の値を印字し、発行Noとして“100003”を印字したことを表している。さらに、今回、ラベルが発行された対象となる食材に付与されていた前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)が“100002”であることが表されている。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。なお、実績データに前回発行されたラベルの発行Noが含まれている、かつ、一括管理する情報が含まれている場合には、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込む(図6(A)の3段目の真ん中の図参照)。その後、第3段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第4段階に移行する。
第4段階である図6(A)の最下段の図は、第3段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“加熱”から“消費”に遷移したことを表している。より具体的には、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“消費”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“消費”の値を印字し、発行Noとして“100004”を印字したことが表されている。さらに、今回、ラベル発行された対象となる食材に付されていた前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)が“100003”であることが表されている。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。なお、実績データに前回発行されたラベルの発行Noが含まれている、かつ、一括管理する情報が含まれている場合には、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込む。
以上のように、食材期限マスタにて一括管理する設定がなされている場合には、食材情報保持サーバ30は受信した実績データに関連する実績データの消込を自動的に行うことができる。これにより、食材の管理を厳密に行うことができる。
図6(B)は、食材の状態遷移を部分で管理する(部分管理)方法の概略図である。図6(B)には、食材の状態遷移の遷移例が第1段階から第5段階までの5段階で表されている。
まず、第1段階である図6(B)の最上段の図は、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“入庫”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“冷凍”の値を印字し、発行Noとして“100001”を印字したことを表している。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。その後、第1段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第2段階に移行する。
第2段階である図6(B)の2段目の図は、第1段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“冷凍”から“解凍”に遷移したことを表している。より具体的には、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“解凍”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“冷蔵”の値を印字し、発行Noとして“100002”を印字したことが表されている。さらに、今回、ラベル発行された対象となる食材に付されていた前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)が“100001”であることが表されている。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。なお、実績データに前回発行されたラベルの発行Noが含まれている、かつ、一括管理する情報が含まれている場合には、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込む(図6(B)の2段目の左図参照)。その後、第2段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第3段階に移行する。
第3段階である図6(B)の3段目の図は、第2段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“冷蔵”から“茹で”に遷移したことを表している。より具体的には、ラベル発行装置10が従業員の操作に応じて“加熱”に関するラベルを発行し、発行したラベルの“状態”の項目には“茹で”の値を印字し、発行Noとして“100003”を印字したことを表している。さらに、今回、ラベル発行された対象となる食材に付されていた前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)が“100002”であることが表されている。その後、ラベル発行装置10は、実績データを生成し、生成した食材情報保持サーバ30に送信する。食材情報保持サーバ30は、実績データを受信し、受信した実績データを記録する。なお、実績データに前回発行されたラベルの発行Noが含まれている、かつ、一括管理する情報が含まれている場合には、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込む。しかし、図6(B)の3段目の図に示されるように、食材の一部分だけ使用して管理する場合(部分遷移する場合)、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込むことができない。その後、第2段階で発行されたラベルに付与されているバーコードを従業員がスキャナ部109に読み取らせると、第4段階に移行する。
第4段階である図6(B)の4段目の図は、第2段階で発行されたラベルが付与された食材の状態が“冷蔵”から“茹で”に遷移したことを表している。すなわち、第3段階と同様の処理が行なわれたことを表している。このような場合にも第3段階と同様に、食材情報保持サーバ30は前回発行されたラベルの発行No(前回発行No)に対応する実績データを消し込むことができない。このように部分遷移する設定がなされている場合には、食材情報保持サーバ30では第2段階で発行されたラベルに関連する実績データの消込を行うことができないため、従業員がストアコントローラ40又は端末装置50を操作して消費又は廃棄の対象となる食材の消込を行う必要がある。従業員がストアコントローラ40又は端末装置50を操作して消費又は廃棄の対象となる食材の消込を行うと、第5段階に移行する。
第5段階である図6(B)の最下段の図は、第2段階で発行されたラベルに対応する実績データの消込が行われたことを表している。
以上のように、食材期限マスタにて部分管理する設定がなされている場合には、食材情報保持サーバ30は受信した実績データに関連する実績データの消込を自動的に行うことができない。したがって、一括管理する場合と比べて従業員の操作による消込処理が必要となる。しかしながら、1つの食材を複数回に分けて使用した場合にも1回ごとにラベルが発行される。そのため、1つの食材を複数回に分けて使用した場合であっても加工業態ごとに期限管理を行うことができる。
以上で、食材の管理方法についての説明を終了する。
図7は、入庫食材一覧画面の表示例を表す図である。
入庫食材一覧画面は、入庫された食材(すでに入庫されている食材も含む)を管理するための画面である。入庫食材一覧画面は、従業員がストアコントローラ40を操作することによりストアコントローラ40の画面上に表示される。なお、入庫食材一覧画面に表示される食材情報は、ストアコントローラ40が従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって取得された実績データに基づいて決定される。入庫食材一覧画面には、検索条件ボタン80、食材管理領域81及び消込ボタン82が表示されている。
検索条件ボタン80は、食材管理領域81に表示されている食材の中から特定の食材の情報を検索するために使用されるボタンである。従業員によって検索条件ボタン80が押下されると、ストアコントローラ40は、現在表示している入庫食材一覧画面から検索条件画面(不図示)に切り替える。検索条件画面とは、従業員が検索したい食材に関する所定の条件を入力するための画面である。所定の条件とは、例えばラベルの発行No、食材名、操作内容、状態内容、ラベルの発行日時、使用期限などの情報のうち、いずれかの情報を用いて検索対象の食材を特定するための条件である。なお、所定の条件は、上述の条件に限定される必要はなく、検索対象の食材を特定することができる条件であればどのような条件でもよい。ストアコントローラ40は、従業員の操作に応じて検索条件画面に入力された検索対象の食材に関する所定の条件に基づいて食材の情報を検索し、検索した食材の情報を入庫食材一覧画面に表示する。
食材管理領域81は、入庫された食材情報が表示される領域である。食材管理領域81には、発行No、食材名、操作、状態、使用可能期限、発行日時及び消込操作の各値が食材ごとに表示されている。図7に示されるように食材管理領域81にはラベルの発行順(発行No順)に食材の一覧が表示されている。なお、レコード(a)(発行No“100020”及び“100021”)は、発行No“100002”で識別される食材に関連する食材の情報であり、入庫食材一覧画面が表示された時点では、通常、入庫食材一覧画面には表示されない。しかし、従業員が入庫食材一覧画面に表示されているボタン83を押下することにより、ボタン83が表示されている食材(図7の場合、発行No“100002”で識別される食材)に関連する食材(図7の場合、レコード(a)の発行No“100020”及び“100021”で識別される食材)の情報がプルダウン表示される。このような場合、発行No“100002”で識別される食材のデータは、親データであり、レコード(a)のデータは子データになる。
また、食材管理領域81の消込操作の項目には消費ボタン84、廃棄ボタン85が表示されている。消費ボタン84は、食材を消費した際に消込を行う際に使用されるボタンである。廃棄ボタン85は、食材を廃棄した際に消込を行う際に使用されるボタンである。従業員は、消費ボタン84又は廃棄ボタン85のいずれかのボタンを自身の処理(消費又は廃棄)に応じて選択する。なお、消費及び廃棄の両方を選択することはできない。
従業員が消込対象の食材に対応する消費ボタン84又は廃棄ボタン85のいずれかを選択して消込ボタン82を押下することにより、ストアコントローラ40は消込対象の食材に関するデータ(レコード)の消込を実行する。この際、親データの消込が実行されると、ストアコントローラ40は親データの消込の実行とともに子データの消込も実行する。しかし、子データの消込が実行された場合には、ストアコントローラ40は子データの消込のみを実行し、親データの消込は実行しない。その後、ストアコントローラ40は、消込を実行したデータの消込操作の項目に“消込済”の値を入力する(発行No“100006”のレコード参照)。
また、ストアコントローラ40は、使用可能期限が切れている食材に関するレコードを従業員が一目で分かるように表示させてもよい。例えば、ストアコントローラ40は、使用可能期限が切れている食材に関するレコードをハイライトで表示させてもよいし、音声報知又はポップアップ画像を表示させることにより従業員に使用可能期限が切れている食材に関するレコードを知らせてもよい。
図8は、本発明における食材の入庫時における食材管理処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS10:ラベル発行装置10は、従業員の操作(例えば、電源の投入など)に応じて開設処理を実行する。その後、ステップS12の処理に進む。
ステップS12:ラベル発行装置10の通信部105は、ストアコントローラ40を介して食材情報保持サーバ30に商品マスタ及び食材期限マスタのデータを要求する。その後、ステップS14の処理に進む。
ステップS14:食材情報保持サーバ30は、ラベル発行装置10からの要求に応じて商品マスタ及び食材期限マスタのデータを送信する。その後、ステップS16の処理に進む。
ステップS16:通信部105は、ストアコントローラ40を介して商品マスタ及び食材期限マスタのデータを食材情報保持サーバ30から受信し、受信した商品マスタ及び食材期限マスタのデータをRAM103に記録する。その後、ステップS18の処理に進む。
ステップS18:操作部106は、入庫された食材の品番及びファンクションキーの番号の入力を受け付ける。その後、ステップS20の処理に進む。
ステップS20:CPU101は、従業員によって品番及びファンクションキーの番号が入力されたか否かを判定する。品番及びファンクションキーの番号が入力された場合、ステップS22の処理に進む。この場合、CPU101は、ファンクションキーの番号が押下された時点の時刻情報を発行日時の情報として時計部110から取得する。一方、品番及びファンクションキーの番号が入力されていない場合、ステップS20の処理を繰り返し実行する。
ステップS22:CPU101は、品番及びファンクションキーの番号に対応する情報を取得する。具体的には、CPU101は、RAM103に記憶されている商品マスタ及び食材期限マスタを読み出す。次に、CPU101は、読み出した商品マスタを参照し、入力された品番に対応する食材の食材名を取得する。さらにCPU101は、食材期限マスタを参照し、入力された品番及びファンクションキーの番号に対応する状態、使用期限、期限区分及び遷移方法の項目に記録されている各値を取得する。その後、ステップS24の処理に進む。
ステップS24:CPU101は、ステップS20の処理で取得した発行日時の情報と使用期限及び期限区分の情報とに基づいて食材の使用可能期限を算出する。そして、CPU101は、印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS26の処理に進む。
ステップS26:ラベル印字部107は、CPU101の制御に従って印字情報をラベルに印字し、ラベル排出口108から排出(発行)する。その後、ステップS28の処理に進む。
ステップS28:通信部105は、実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、ステップS30の処理に進む。
ステップS30:食材情報保持サーバ30は、実績データ(現在実績データ)を受信し、受信した実績データを実績テーブルに追加して記録する。
図9及び図10は、本発明における食材の入庫後における食材管理処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS40:CPU101は、バーコードの読み込みがあったか否かを判定する。バーコードの読み込みがあった場合、ステップS42の処理に進む。この場合、CPU101は、バーコードの読み込みがあった時点の時刻情報を発行日時の情報として時計部110から取得する。一方、バーコードの読み込みがなかった場合、ステップS64の処理に進む。
ステップS42:CPU101は、加工業態選択画面を表示部104に表示させ、従業員からファンクションキーによる加工業態の選択を受け付ける。また、CPU101は、スキャナ部109によって読み込まれたバーコードの情報(例えば、品番、印字した使用可能期限、発行No、操作Noなど)を取得する。その後、ステップS44の処理に進む。
ステップS44:CPU101は、バーコードの情報と、従業員から入力されたファンクションキーの番号とに基づいて食材の使用可能期限を算出する。具体的には、CPU101は、RAM103に記憶されている食材期限マスタを読み出す。次に、CPU101は、読み出した食材期限マスタを参照し、取得したバーコードの情報に含まれる品番及び従業員から入力されたファンクションキーの番号に対応するレコードから状態、使用期限、使用区分及び遷移方法の各値を取得する。そして、CPU101は、取得した使用期限及び使用区分の値と、バーコードの情報に含まれる印字した使用可能期限の値とに基づいて食材の使用可能期限を算出する。その後、ステップS46の処理に進む。
ステップS46:CPU101は、ステップS44の処理で使用可能期限を算出した食材が、スキャナ部109によってバーコードが読み込まれた食材であるか否かを判定する。バーコードが読み込まれた食材である場合、ステップS48の処理に進む。一方、バーコードが読み込まれた食材ではない場合、ステップS70の処理に進む。
ステップS48:CPU101は、ステップS44の処理で使用可能期限を算出した食材が、絶対期限管理する対象の食材であるか否かを判定する。具体的には、CPU101は、ステップS44の処理で使用可能期限を算出した食材が、RAM103に記憶されている絶対期限情報に含まれている食材であるか否かを判定する。絶対期限管理する対象の食材である場合、ステップS50の処理に進む。一方、絶対期限管理する対象の食材ではない場合、ステップS76の処理に進む。
ステップS50:CPU101は、バーコードから取得した印字した使用可能期限と、ステップS44の処理で算出した使用可能期限とを比較して、発行日時から近い日時の使用可能期限をラベルに印字する使用可能期限として選択する。そして、CPU101は、選択した使用可能期限を含む印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS52の処理に進む。
ステップS52:ラベル印字部107は、CPU101の制御に従って印字情報をラベルに印字し、ラベル排出口108から排出(発行)する。その後、ステップS54の処理に進む。
ステップS54:ラベルが発行されると、CPU101は実績データを生成し、生成した実績データを送信するように通信部105を制御する。CPU101は、バーコードが読み込まれた食材の実績データを生成する場合には、バーコードの情報から取得した発行Noの値を実績データの前回発行Noの項目に格納する。一方、CPU101は、バーコードが読み込まれていない食材の実績データを生成する場合には、実績データの前回発行Noの項目には何も格納しない。
通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。なお、通信部105は、実績データを送信する際に、店舗を識別できる識別情報及び遷移方法の値を実績データに付与する。また、通信部105は、その後、ステップS56の処理に進む。
ステップS56:食材情報保持サーバ30は、実績データをラベル発行装置10から受信し、実績テーブルに記録する。その後、ステップS58の処理に進む。
ステップS58:食材情報保持サーバ30は、ラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データであるか否かを判定する。具体的には、食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれるか否かを判定する。実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれる場合、食材情報保持サーバ30はラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データであると判定する。この場合、ステップS60の処理に進む。一方、実績データの前回発行Noの項目に発行Noの値が含まれない場合、食材情報保持サーバ30はラベル発行装置10から受信した実績データがバーコードで読み込まれた食材の実績データではないと判定する。この場合、処理が終了する。
ステップS60:食材情報保持サーバ30は、実績データに付与されている遷移方法の値が“部分”を表す情報であるか否かを判定する。実績データに付与されている遷移方法の値が“部分”を表す情報である場合、処理が終了する。一方、実績データに付与されている遷移方法の値が“部分”を表す情報ではない場合、ステップS62の処理に進む。
ステップS62:食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noで識別される実績データの消込を実行する。すなわち、食材情報保持サーバ30は、実績データの前回発行Noの項目に記録されている値が、発行Noの項目に記録されている実績データの消込を実行する。その後、処理が終了する。
ステップS64:操作部106は、品番及びファンクションキーの番号の入力を受け付ける。その後、ステップS66の処理に進む。
ステップS66:従業員によって品番及びファンクションキーの番号が入力されると、CPU101はファンクションキーが押下された時点の時刻情報を発行日時の情報として時計部110から取得する。そして、CPU101は、商品マスタ及び食材期限マスタを参照し、入力された品番及びファンクションキーの番号に対応する状態、使用期限、使用区分及び遷移方法の各値を取得する。その後、ステップS68の処理に進む。
ステップS68:CPU101は、取得した使用期限及び使用区分の値と、発行日時の情報とに基づいて食材の使用可能期限を算出する。その後、ステップS46の処理に進む。
ステップS70:CPU101は、ステップS68の処理で算出された使用可能期限を含む印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS72の処理に進む。
ステップS72:ラベル印字部107は、CPU101の制御に従って印字情報をラベルに印字し、ラベル排出口108から排出(発行)する。その後、ステップS74の処理に進む。
ステップS74:ラベルが発行されると、CPU101は実績データを生成し、生成した実績データを送信するように通信部105を制御する。通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、ステップS56の処理に進む。
ステップS76:CPU101は、ステップS44の処理で算出された使用可能期限を含む印字情報に基づいてラベル印字部107のラベルの印字を制御する。その後、ステップS52の処理に進む。
図11は、本発明の食材管理システム100における消込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS80:CPU101は、バーコードの読み込みがあったか否かを判定する。バーコードの読み込みがあった場合、ステップS82の処理に進む。一方、バーコードの読み込みがなかった場合、ラベル発行装置10では消込処理を実行することができないため、処理が終了する。
ステップS82:CPU101は、加工業態選択画面を表示部104に表示させ、従業員からファンクションキーによる消費又は廃棄に関する加工業態(ファンクション番号“F5”又は“F6”)の選択を受け付ける。その後、ステップS84の処理に進む。
ステップS84:従業員から消費又は廃棄に関する加工業態に対応するファンクションキーの番号が入力されると、CPU101は消費又は廃棄に関する実績データを生成し、生成した実績データを送信するように通信部105を制御する。消費又は廃棄に関する実績データには、品番、発行No、前回発行No、発行日時、操作の各情報が含まれる。通信部105は、CPU101の制御に従って実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。なお、通信部105は、実績データを送信する際に、店舗を識別できる識別情報を実績データに付与する。また、通信部105は、その後、ステップS86の処理に進む。
ステップS86:食材情報保持サーバ30は、実績データをラベル発行装置10から受信し、実績テーブルに記録する。その後、ステップS88の処理に進む。
ステップS88:食材情報保持サーバ30は、実績テーブルに記録した実績データ及び関連する実績データの消込を実行する。
図11のフローチャートで示したように、バーコードの読み込みがなかった場合、ラベル発行装置10では消込処理を実行することができない。この場合、従業員は、端末装置50やストアコントローラ40を操作することにより消込処理を実行する。以下、図12を用いて端末装置50による消込処理の具体例について説明する。
図12は、端末装置50による消込処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS90:端末装置50は、従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にログインする。その後、ステップS92の処理に進む。
ステップS92:ログインが完了すると、端末装置50は画面上に入庫食材一覧画面を表示する。その後、ステップS94の処理に進む。
ステップS94:端末装置50は、検索条件ボタンが押下されたか否かを判定する。検索条件ボタンが押下された場合、ステップS96の処理に進む。一方、検索条件ボタンが押下されていない場合、ステップS102の処理に進む。
ステップS96:端末装置50は表示画面を入庫食材一覧画面から検索条件画面(不図示)に切り替える。そして、端末装置50は、従業員から検索条件の入力を受け付ける。その後、ステップS98の処理に進む。
ステップS98:従業員から検索条件が入力されると、端末装置50は入力された内容に基づいて対象食材の検索を実行する。その後、ステップS100の処理に進む。
ステップS100:端末装置50は、ステップS96の処理で入力された検索条件を満たす食材の情報を入庫食材一覧画面に表示する。その後、ステップS94の処理に戻る。
ステップS102:端末装置50は、従業員から消費又は廃棄の入力を受け付ける。その後、ステップS104の処理に進む。
ステップS104:従業員から消費又は廃棄の入力がなされると、つまり従業員から消費又は廃棄の選択がなされ、消込ボタン82が押下されると、端末装置50は対象食材の消込を実行する。その後、ステップS106の処理に進む。
ステップS106:端末装置50は、消費又は廃棄に関する実績データを生成し、生成した実績データを食材情報保持サーバ30に送信する。その後、処理が終了する。
以上のように構成された食材管理システム100によれば、食材ごとに、食材の加工業態ごとの管理を行うことができる。具体的には、従業員がストアコントローラ40を操作してあらかじめ食材の加工業態ごとの使用期限を食材ごとに食材期限マスタに登録する。ラベル発行装置10は、従業員が選択した食材の加工業態に応じて、食材期限マスタに登録された内容に基づいてラベルに印字する食材の使用可能期限を算出する。この際、ラベル発行装置10は、バーコードが読み込まれた食材であり、かつ、絶対期限管理の対象の食材である場合には算出した使用可能期限とバーコードから取得した使用可能期限とを比較して、現在の日時に近い日時の使用可能期限をラベルに印字する使用可能期限に選択する。そして、ラベル発行装置10は、選択した使用可能期限の情報を含む印字情報に基づいてラベルを発行する。そのため、食材の状態に応じて期限管理を厳密に行うことが可能になる。
さらに、発行されるラベルには現在の食材の状態が印字される。そのため、従業員は、発行されたラベルを見ることにより、その食材の現在の状態を容易に把握することができる。
<変形例>
食材情報保持サーバ30は、本部に設置されるサーバであってもよい。すなわち、食材情報保持サーバ30は、クラウド上に設けられていなくてもよい。このように構成される場合、食材情報保持サーバ30は、本部の管理者の操作に応じて絶対期限情報、商品マスタ及び食材期限マスタの設定および更新がなされる。そして、食材情報保持サーバ30は、本部の管理者の操作に応じて絶対期限情報、商品マスタ及び食材期限マスタを各店舗のストアコントローラ40に送信する。
本実施形態では、入庫食材一覧画面の検索条件ボタン80が押下されると、現在表示している入庫食材一覧画面から検索条件画面(不図示)に切り替わる構成を示したが、これに限定される必要はない。例えば、入庫食材一覧画面の検索条件ボタン80が押下されると、ストアコントローラ40は、現在表示している入庫食材一覧画面に検索条件画面(不図示)をポップアップ画像として表示してもよい。
商品マスタ及び食材期限マスタの設定及び更新は、端末装置50を介して行われてもよい。
ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って加工業態又は保存状態が変更された旨を示す情報をラベル(媒体)に印字(出力)するように構成されてもよい。例えば、加工業態又は保存状態が変更した場合、すなわち、図9のステップS40の処理でバーコードが読み込まれた場合、CPU101は従業員によって選択された加工業態に設定された保存状態の情報(変化後)と、バーコードが読み込まれた食材の現在の保存状態の情報(変化前)とを区別してラベル(媒体)に印字(出力)するように制御する。そして、ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って加工業態又は保存状態が変更された旨を示す情報(変化前の保存状態の情報と変化後の保存状態の情報)をラベル(媒体)に印字(出力)する。その後、ラベル印字部107(出力手段)は、印字したラベルをラベル排出口108から排出(発行)する。
また、ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って加工業態又は保存状態の変更による使用可能期限の変化を示す情報をラベル(媒体)に印字(出力)し、印字したラベルをラベル排出口108から排出(発行)するように構成されてもよい。言い換えると、ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って従業員が現在の食材の加工業態又は保存状態を一見して把握できるように加工業態又は保存状態の履歴を印字(出力)し、印字したラベルをラベル排出口108から排出(発行)するように構成されてもよい。例えば、加工業態又は保存状態が変更した場合、すなわち、図9のステップS40の処理でバーコードが読み込まれた場合、CPU101は前回の使用可能期限(バーコードに含まれている使用可能期限)(変化前)と図9のステップS44の処理で算出された使用可能期限(変化後)とを区別してラベル(媒体)に印字(出力)するように制御する。そして、ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って加工業態又は保存状態の変更による使用可能期限の変化を示す情報(変化前の使用可能期限の情報と変化後の使用可能期限の情報)をラベル(媒体)に印字(出力)する。この際、ラベル印字部107(出力手段)は、CPU101の制御に従って変化前の使用可能期限の情報に取り消し線を付して、変化後の使用可能期限の情報を太字で印字するように印字してもよい。その後、ラベル印字部107(出力手段)は、印字したラベルをラベル排出口108から排出(発行)する。
ラベル発行装置10は、食材の期限切れを判断し、期限切れの場合にはラベルの発行を禁止するように構成されてもよい。このように構成される場合、ラベル発行装置10はCPU101(判断手段)と報知部とを備えるように構成されてもよい。CPU101(判断手段)は、食材の期限が切れているか否か判断する。報知部は、食材の期限が切れていると判断された場合にその旨を報知する。報知方法は、例えば警告音(例えば、ビープ音など)であってもよいし、POP表示であってもよいし、表示画面の色の変更であってもよいし、表示画面の点滅であってもよいし、期限を超えている旨の印字がなされたラベルを発行させてもよいし、その他の方法であってもよい。
以下、上記構成(ラベルの発行を禁止する構成)のラベル発行装置10の処理について具体的に説明する。
まず、食材に付されているバーコードをスキャナ部109(識別情報読取手段)が読み取ると、CPU101はスキャナ部109が読み取ったバーコードの情報(品番、発行No、操作No、使用可能期限)を取得する。次に、CPU101は、時計部110から現在の時刻情報(例えば、年月日及び時刻)を取得する。そして、CPU101は、取得したバーコードの情報及び現在の時刻情報に基づいて食材の期限切れを判断する。例えば、CPU101は、時計部110から取得した時刻情報によって示される年月日及び時刻が、使用可能期限によって示される年月日及び時刻を超えていた場合に食材が期限切れであると判断する。この場合、CPU101は、食材が期限切れである旨を表示部104に表示させるとともに報知部にその旨を報知させる。表示部104に表示させる内容としては、例えば期限切れになった食材の名前(食材名)と「○○(品名)は、食材の使用可能期限がきれています」などの文字列の情報などである。
このように構成されることによって、使用可能期限が切れてしまった食材を従業員が即座に把握することができる。そのため、使用可能期限が切れてしまった食材を誤って使用してしまうおそれもなく、厳密な食材の期限管理が可能になる。
上述した例では、食材に付されているバーコードが読み取られた時点の年月日及び時刻(以下、「現在日付時刻」という。)が、バーコードに含まれる使用可能期限によって示される年月日及び時刻(以下、「可能日付時刻」という。)を超えていた場合に、CPU101が食材の期限切れを判断する構成を示したが、CPU101は食材に付されている現在日付時刻が、可能日付時刻から所定の時間(例えば、30分、1時間)遡った時刻を超えているか否かを判断してもよい。このように構成される場合、報知部は、段階ごとに報知内容を変えてもよい。例えば、現在日付時刻が、可能日付時刻を超えていた場合には、食材の使用可能期限が切れているため、報知部は使用可能期限が切れている旨の報知を行う。また、現在日付時刻が、可能日付時刻から所定の時間(例えば、30分、1時間)遡った時刻を超えている場合には、食材の使用可能期限は切れていないが、食材の使用可能期限が近いため、報知部は食材の期限切れが近づいている旨の報知を行う。さらに、報知部は段階ごと(現在日付時刻が使用可能期限を超えている場合と、現在日付時刻が使用可能期限を所定時間遡った時刻を超えている場合)に報知方法を変えてもよい。例えば、報知部は、段階に応じて音量の大きさを変更してもよいし、警告音の間隔を変更してもよいし、表示画面の表示態様を変更(使用可能期限が近い順にPOP表示を大きくする)してもよいし、表示画面の点滅間隔を変更してもよい。
ストアコントローラ40は、当日、使用可能期限が切れる食材又は使用可能期限が切れた食材(以下、「当日期限食材」という。)に関する情報を優先表示するように構成されてもよい。ここで、当日とは、ストアコントローラ40が起動された日である。以下、具体的な処理について説明する。
ストアコントローラ40は、起動後に、食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって自店舗の実績データを取得する。ストアコントローラ40は、取得した実績データに基づいて当日期限食材があるか否かを確認する。当日期限食材がある場合、ストアコントローラ40は当日期限食材がある旨を示すポップアップ画面を表示する。ポップアップ画面には、例えば「期限切れ又は期限切れ間近の食材があります。確認画面に移動しますか。」という文字列の他に、確認画面に移動するか否か従業員に選択させるための選択ボタン(例えば、「YES」ボタンと「NO」ボタン)が表示される。確認画面は、例えば入庫食材一覧画面である。「YES」ボタンは、従業員がポップアップ画面に表示されている内容に応じる場合に使用されるボタンである。「NO」ボタンは、従業員がポップアップ画面に表示されている内容に応じない場合に使用されるボタンである。
従業員によって「YES」ボタンが押下された場合、ストアコントローラ40は現在表示している画面を確認画面に切り替える。一方、従業員によって「NO」ボタンが押下された場合、ストアコントローラ40は起動後に表示される画面を表示する。
従業員によって「YES」ボタンが押下され、確認画面に切り替わると、ストアコントローラ40は確認画面に表示されている食材のうち当日期限食材が表示されているレコードを、当日期限食材以外の食材が表示されているレコードと異なる態様で表示する。例えば、ストアコントローラ40は、当日期限食材が表示されているレコードの背景の色を変化(ハイライト表示)させる。ストアコントローラ40は、所定のタイミングで食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって、逐次、確認画面(入庫食材一覧画面)の情報を更新する。所定のタイミングとは、例えば所定の時間(例えば30分、1時間など)が経過したタイミングであってもよいし、従業員によって更新するためのボタンが押下されたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。確認画面の更新後に新たに当日期限食材の情報が追加された場合には、ストアコントローラ40は追加された当日期限食材が表示されているレコードも当日期限食材以外の食材が表示されているレコードと異なる態様で表示する。なお、ストアコントローラ40は、確認画面が表示された際に各食材(当日期限食材及び当日期限食材以外の食材)に関する情報を、各食材の使用可能期限に基づいてソート表示する。例えば、ストアコントローラ40は、確認画面に表示される食材に関する情報の使用可能期限の中で、使用可能期限が最も早い食材に関する情報(使用可能期限切れの食材も含む)から昇順に各食材に関する情報を確認画面に表示してもよい。より具体的には、使用可能期限が最も早い食材の使用可能期限が例えば“2014年1月1日”であり、使用可能期限が最も遅い食材の使用可能期限が例えば“2015年1月1日”であれば、ストアコントローラ40は使用可能期限が“2014年1月1日”の食材に関する情報から順番に各食材に関する情報をソート表示し、最後(各食材に関する情報が表示されているレコードの最後のレコード)に使用可能期限が“2015年1月1日”の食材に関する情報を表示する。また、ストアコントローラ40は、確認画面に表示される食材に関する情報の使用可能期限の中で、使用可能期限が最も遅い食材に関する情報(使用可能期限切れの食材も含む)から降順に各食材に関する情報を確認画面に表示してもよい。
以上のように構成されることによって、各店舗の従業員は当日に使用可能期限が切れてしまう食材及び既に使用可能期限が切れてしまった食材の情報を即座に確認することができる。また、所定のタイミングで確認画面に表示される食材情報が更新されるため、起動後にラベル発行されて使用可能期限が当日の食材にも対応することができる。
なお、上述した説明では、確認画面として入庫食材一覧画面を例に説明したが、これに限定される必要はない。例えば、確認画面としては、当日期限食材の情報が確認できる画面であればよく、当日期限食材の情報のみが表示される画面であってもよい。また、当日期限食材の情報は、端末装置50に表示されてもよい。
ストアコントローラ40(設定手段)は、従業員の操作に応じて複数の期限を食材ごとに設定するように構成されてもよい。複数の期限として、例えば使用期限の他に、食材の利用開始可能時刻や使用期限と異なる期限などがある。食材の利用開始可能時刻は、例えば冷凍食品を自然解凍したい場合、自然解凍が完了して食材が使用可能になる時刻である。使用期限と異なる期限とは、例えば使用期限が加熱など食材を加工した後の期限である場合、食材を生で食べることが可能な期限である。このように構成される場合、食材期限マスタには、ファンクションキーに対応付けて複数の使用期限の項目が設けられる。なお、複数の使用期限の項目のうち、使用期限が設定されない項目が存在してもよい。
また、食材期限マスタに複数の使用期限の値が設定されている場合、ラベル発行装置10のCPU101(算出手段)は食材期限マスタに設定されている複数の使用期限に基づいて各段階(各使用期限)における時刻を算出する。各段階における時刻の算出方法は、使用可能期限の算出方法と同様である。その後、ラベル印字部107は、CPU101の制御に従ってラベルを印字し、ラベル排出口108から印字したラベルを排出(発行)する。この際、発行されるラベルには、ラベルの発行日時及び使用可能期限の他に食材の利用開始可能時刻や使用期限と異なる期限の情報も印字される。
ラベル発行装置10(媒体出力装置)は、食材管理システム100における各処理を1台で実行するように構成されてもよい。このように構成される場合、ラベル発行装置10は、設定手段(CPU101)、ハードディスクをさらに備える。CPU101(設定手段)は、従業員の操作に応じて食材ごとに使用期限を設定する。より具体的には、CPU101(設定手段)は、従業員の操作に応じて食材期限マスタの設定及び更新を行う。この際、ラベル発行装置10のCPU101は、従業員の操作に応じて食材情報保持サーバ30にアクセスすることによって商品マスタ及び食材期限マスタの設定及び更新を行ってもよいし、商品マスタ及び食材期限マスタが予めラベル発行装置10のハードディスクに記憶されている場合には、CPU101は従業員の操作に応じてハードディスクに記憶されている商品マスタ及び食材期限マスタの設定及び更新を行ってもよい。さらに、CPU101(設定手段)は、従業員の操作に応じて食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、食材の加工業態ごとの使用期限を設定する。そして、ラベル発行装置10は、図9のステップS40の処理からステップS52の処理まで実行した後、実績データを自装置のハードディスクに記録する。その後、ラベル発行装置10は、ステップS58の処理からステップS62の処理までを実行する。このように構成されることによって、1台のラベル発行装置10で食材の期限管理を厳密に行うことが可能になる。また、ラベル発行装置10は、通信部105を介して印字情報を無線タグや電子ペーパーに出力するように構成されてもよい。
本実施形態では、食材の保存状態の変化(状態遷移)として1段階ずつ段階を踏む構成(例えば、加工業態の内容が“冷凍”であったら、次に行う加工業態の内容が“解凍”)を示したが、これに限定される必要はない。例えば、食材の保存状態の変化(状態遷移)として段階を飛ばすように構成されてもよい。より具体的には、加工業態の内容が“冷凍”であった場合、段階を飛ばして次に行う加工業態の内容として“加熱”などの食材の保存状態の変化(状態遷移)が行われてもよい。また、食材の保存状態の変化(状態遷移)として段階を遡る処理が行なわれてもよい。より具体的には、加工業態の内容が“加熱”であった場合、段階を遡って次に行う加工業態の内容として“冷凍”などの食材の保存状態の変化(状態遷移)が行われてもよい。また、食材の保存状態の変化(状態遷移)の段階を飛ばす又は飛ばさない、遡る又は遡らない、などを食材ごと又は段階ごとに設定できるように構成されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
なお、本発明の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、ラベル発行装置10の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
10…ラベル発行装置, 20…ネットワーク, 30…食材情報保持サーバ(管理装置), 40…ストアコントローラ, 50…端末装置, 101…CPU, 102…ROM, 103…RAM, 104…表示部, 105…通信部, 106…操作部, 107…ラベル印字部, 108…ラベル排出部, 109…スキャナ部, 110…時計部

Claims (11)

  1. 食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムであって、
    前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする食材管理システム。
  2. 前記出力手段は、加工業態又は保存状態を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項1に記載の食材管理システム。
  3. 前記出力手段は、加工業態又は保存状態が変更された旨を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項2に記載の食材管理システム。
  4. 前記出力手段は、加工業態又は保存状態の変更による使用可能期限の変化を示す情報をさらに出力することを特徴とする、請求項3に記載の食材管理システム。
  5. 前記算出手段は、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たな使用可能期限を算出することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  6. 算出手段によって算出された前記使用可能期限と、前記食材の加工業態又は保存状態ごとの使用期限を考慮して新たに算出された使用可能期限とに基づいて前記出力手段に出力させる使用可能期限を選択する選択手段をさらに備え、
    前記選択手段は、現時点の日時に近い日時である使用可能期限を前記出力手段に出力させる使用可能期限に選択することを特徴とする、請求項5に記載の食材管理システム。
  7. 前記食材の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、
    前記食材の識別情報が前記識別情報読取手段によって読み取られた時点の時刻が、前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻又は前記識別情報に含まれる使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えているか否か判断する判断手段と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  8. 前記判断手段により、前記使用可能期限によって示される時刻又は前記使用可能期限によって示される時刻から所定の時間遡った時刻を超えていると判断された場合にその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする、請求項7に記載の食材管理システム。
  9. 前記設定手段は、食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限を食材ごとにさらに設定し、
    前記出力手段は、前記食材の利用開始が可能な時刻又は前記使用可能期限と異なる期限の情報を食材の識別情報に含めて媒体に出力することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  10. 食材の使用期限に関する情報が食材ごとに設定されているデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記データを他の装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記記憶部は、一の食材に対して複数の加工業態又は保存状態が設定され、前記加工業態又は保存状態ごとの使用期限が設定された食材ごとのデータを記憶することを特徴とする管理装置。
  11. 食材ごとに使用期限を設定する設定手段と、
    設定された前記食材の使用期限に基づいて食材の使用可能期限を算出する算出手段と、
    算出された前記食材の使用可能期限を含む食材の識別情報を媒体に出力する出力手段と、を備えて食材ごとに期限を管理する食材管理システムにおける媒体出力装置であって、
    前記設定手段は、前記食材の加工業態又は保存状態を複数設定し、前記食材の加工業態ごとの使用期限を設定することを特徴とする媒体出力装置。
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