JP2005196575A - 商品管理システム、商品管理サーバ、商品管理プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

商品管理システム、商品管理サーバ、商品管理プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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泰寛 椎名
Akira Sakamoto
昭 坂本
Toru Suzuki
徹 鈴木
Hideaki Seo
英明 瀬尾
Kiyoshi Imaizumi
清 今泉
Hidefumi Arii
英文 有井
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2700/08Sensors using Radio Frequency Identification [RFID]

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Abstract

【課題】 アンケート等を行うことなく、消費者による商品の利用状況を把握可能とする。
【解決手段】 食材に、当該食材を一意に示す食材IDを記録した非接触ICタグ1-iを貼付する。食材が消費者に購入され、冷蔵庫2-jに保管されると、冷蔵庫2-jは、その非接触ICタグ1-iから食材IDを読み出し、商品管理サーバ4に送信すると共に、該サーバ4から食材情報を取得する。冷蔵庫2-jは、この食材情報と食材IDに基づいて、自機内に保管されている食材の在庫状況を示す在庫状況管理ファイルfを生成、更新し、商品管理サーバ4に送信する。商品管理サーバ4は、冷蔵庫2-jから送信されてきた在庫状況管理ファイルfと食材情報、冷蔵庫情報に基づいて、各商品の市場における流通状態を示す流通状態情報を生成して、企業端末5-kに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種商品の流通状態を管理するシステムに関する。
多様な商品が多様な形態で取り引きされている、現今の経済社会においては、企業にとって商品の取引状況を把握することが重要なファクターとなっている。このため、各企業は、独自にデータベースを構築し、出荷状況、入荷状況等の情報を管理することにより、自社商品の市場における流通状態を把握している。
ところで、従来、商品管理のために利用されている方法においては、出荷後の商品に関する流通動向を把握することができないため、商品が如何なるエンドユーザ、すなわち、消費者に購入され、当該商品が如何なる状態におかれているのかを、企業側において把握することはできなかった。また、消費者に対するアンケート等により商品の購入状況や利用状況等を把握することも考えられるが、ユーザの協力が得られない場合に、企業がユーザによる商品の利用状況等を把握する術は存在していない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであって、消費者に対するアンケート等を行うことなく、消費者による商品の利用状況を把握可能とする商品管理システム、商品管理サーバ、商品管理プログラム及び情報記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、情報収集の対象となる複数の商品の各々に付設され、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体と、前記商品を格納する複数の保管庫と、前記商品に関する情報を管理する商品管理サーバと、を備える商品管理システムであって、前記各保管庫は、当該保管庫に格納されている前記商品に付設された前記記録媒体から前記商品識別情報を読み出す読出手段を備え、前記商品管理サーバは、前記各保管庫において読み出された前記商品識別情報を少なくとも取得する取得手段を備えることを特徴とする商品管理システムを提供する。
この構成により、各商品に付設されている記憶媒体に記録されている商品識別情報が保管庫によって読み出され、商品管理サーバへとアップロードされる。このため、本請求項1に記載の発明によれば、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、商品管理サーバにおいて消費者による商品の利用状況を把握することが可能となる。
また、上記構成において前記保管庫は、当該保管庫を識別するための保管庫識別情報を記録した記録手段を更に有し、前記商品管理サーバの取得手段は、更に、前記保管庫識別情報を取得するようにしても良い。同構成により、商品管理サーバに上記商品識別情報と共に、保管庫識別情報がアップロードされるため、どの保管庫に如何なる食材が保管されているのかということまで、商品管理サーバにおいて把握することが可能となる。
また更に、上記請求項1に記載の構成において前記商品管理サーバは、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報に少なくとも基づいて、前記商品のユーザまでの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、前記生成された前記流通状態情報を外部に出力する出力手段と、を更に有する構成を採用することもできる。かかる構成により、各保管庫から取得された商品識別情報に基づいて、各商品の流通状態を示す流通状態情報が生成され、外部へと出力される。当該外部は、例えば、ネットワークを介して接続されている端末や、LAN内に収容されているプリンタ等、如何なるノードであっても良い。従って、かかる構成を採用することにより、商品管理サーバにおいて生成された流通状態情報が、複数のノード間で共有されることとなる。
更に、商品管理サーバにより保管庫から当該保管庫を識別するための保管庫識別情報が取得される構成においては、前記商品管理サーバは、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報との双方に少なくとも基づいて、前記商品の消費者までの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、前記流通状態情報生成手段によって生成された前記流通状態情報を外部に出力する出力手段と、を更に有する構成を採用することもできる。同構成によれば、流通状態情報は、商品識別情報のみならず保管庫識別情報をも利用して生成されるため、更に、各商品の流通状態を詳細に反映した流通状態情報を生成することが可能となる。
また、この構成を採用した場合には、前記商品管理サーバは、少なくとも前記商品識別情報に対応する商品の属性を示す商品属性情報を当該商品識別情報と対応づけて記録した商品属性情報記録手段と、前記保管庫の属性を示す保管庫属性情報を前記保管庫識別情報と対応づけて記録した保管庫属性情報記録手段と、を更に有し、前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報及び前記保管庫識別情報と対応づけて前記商品属性情報記録手段及び前記保管庫属性情報記録手段に記録されている前記商品属性情報と前記保管庫属性情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成するようにすることも可能である。同構成による場合、保管庫から取得される商品識別情報と保管庫識別情報の他、各商品の属性を示す商品属性情報と、各保管庫の属性を示す保管庫属性情報をも利用しつつ流通状態情報が生成されるため、流通状態の詳細な把握が可能となる。なお、商品属性情報と保管庫属性情報のデータ内容は任意であるが、商品属性情報としては、例えば、各商品の種類、商品名等の情報が想定でき、保管庫属性情報としては、例えば、当該保管庫の保有者の氏名、住所等の情報が想定できる。
また更に、同構成を採用する場合には、前記記録媒体は、前記商品である食材に添付され、前記商品管理サーバの前記商品属性情報記録手段は、前記商品属性情報として、少なくとも当該商品識別情報に対応する前記食材の賞味期限を示す商品属性情報を記録し、前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記流通状態情報として、前記食材の消費状況、破棄状況及び在庫状況の少なくとも何れか1つを含む流通状態情報を生成する構成を採用することもできる。この構成により、商品たる食材の流通状態を示す流通状態情報が生成されることとなる。ここで、食材については、賞味期限が存在し、当該賞味期限を徒過したものについては、消費不可能となる。このため、上記構成においては、食材において重要なファクターとなる賞味期限を含む商品属性情報を用いて流通状態情報が生成され、各食材の消費状況を逐次把握することが可能となる。
また、前記記録媒体を食材に添付する構成においては、前記商品管理サーバは、少なくとも料理の作成方法を示すレシピ情報を記録したレシピ情報記録手段と、所定のタイミングにおいて、前記商品属性情報と前記保管庫属性情報との少なくとも何れか一方に基づいて前記レシピ情報記録手段に記録されている前記レシピ情報から前記レシピ情報を選択するレシピ情報選択手段と、少なくとも前記選択されたレシピ情報を含むメニュー情報を前記保管庫に送信するメニュー情報送信手段と、をさらに有し、前記保管庫は、前記送信されたメニュー情報に含まれる前記レシピ情報に基づいて、当該レシピ情報に対応する料理の作成方法を少なくとも表示する表示手段をさらに有する構成を採用することも可能である。この構成により、保管庫に保管されている商品属性情報等の各種情報に基づいて適切なレシピが決定される。このため、食材の流通を促し、市場利益の向上に寄与することが可能となる。
更に、上述した商品属性情報と保管庫属性情報に基づいて、前記流通状態情報を生成する構成においては、前記保管庫は、前記読み出し手段によって読み出された前記商品識別情報に対応する前記商品属性情報を前記商品管理サーバから取得する商品属性情報取得手段と、当該商品識別情報及び当該商品属性情報に基づいて、自機に保管された前記商品の在庫状況を示す在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段と、を更に有し、前記商品管理サーバの前記取得手段は、前記在庫状況情報を更に取得し、前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報と前記在庫状況情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する構成とすることもできる。この構成によれば、商品から読み出された商品識別情報に対応する商品属性情報が保管庫によって商品管理サーバからダウンロードされ、当該商品属性情報に基づいて、当該保管庫における各商品の在庫状況を示す在庫状況情報が生成されて、商品管理サーバへとアップロードされる。そして、このアップロードされた在庫状況情報に基づいて流通状態情報が生成されるため、各保管庫における、各商品の在庫状況を商品管理サーバにおいて管理しつつ、当該在庫状況を反映して流通状態情報を生成することが可能となる。
更にまた、上述した商品属性情報と保管庫属性情報に基づいて、前記流通状態情報を生成する構成においては、前記商品管理サーバは、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記商品属性情報に基づいて、前記複数の保管庫の各々における前記商品の在庫状況を示す情報であって、前記複数の保管庫の各々に対応した在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段を更に有し、前記サーバの前記流通状態情報生成手段は、少なくとも前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報及び前記在庫状況情報生成手段によって生成された前記在庫状況情報に基づいて、前記流通状態情報を生成するようにしても良い。この構成によれば、保管庫において商品から読み出された商品識別情報を取得した商品管理サーバが各保管庫における各商品の在庫状況を示す在庫状況情報を生成して、当該在庫状況情報を反映した流通状態情報を生成する。このため、各保管庫における、各商品の在庫状況を商品管理サーバにおいて管理しつつ、当該在庫状況を反映した流通状態情報の生成が可能となる。
また、在庫状態を商品管理サーバにおいて管理する構成においては、前記保管庫は、当該保管庫のユーザが必要とする前記各商品の最低在庫数を示す最低在庫数情報を生成する最低在庫数情報生成手段を更に有し、前記商品管理サーバは、前記複数の保管庫の各々から、前記最低在庫数情報を取得する最低在庫数情報取得手段と、少なくとも前記最低在庫数情報と前記在庫状況情報に基づいて、前記複数の保管庫のユーザが必要とする前記商品を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記商品を発注すべき旨の発注情報を、前記商品を取り扱う店舗に設置された端末に送信する発注情報送信手段とを更に有する構成を採用することもできる。この構成により、最低在庫数情報と在庫状況情報に基づいて発注情報が生成され、上記端末に発注情報が送信されるため、保管庫内の在庫数が最低在庫情報に対応する在庫数を割った時点で、自動発注を行うことが可能となる。
また、上記課題を解決するために本願請求項11に記載の発明は、市場に流通する各種商品を管理するための商品管理サーバであって、商品を保管するための保管庫が、当該保管庫に格納されている前記商品に付設された記録媒体であって、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体から、読み出した前記商品識別情報を取得する商品識別情報取得手段を有する商品管理サーバを提供する。この構成により、保管庫によって読み出された各商品に付設されている記憶媒体に記録されている商品識別情報が、上記商品管理サーバにより取得され、一元管理される。このため、本請求項11に記載の発明によれば、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、商品管理サーバにおいて消費者による商品の利用状況を把握することが可能となる。
また更に、上記構成において前記保管庫から当該保管庫を識別するための保管庫識別情報を取得する保管庫識別情報取得手段を更に有する構成を採用することもできる。同構成によれば、商品管理サーバにより上記商品識別情報と共に保管庫識別情報が取得されるため、どの保管庫に如何なる食材が保管されているのかということまで、商品管理サーバにおいて把握することが可能となる。
更に、上記構成において前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報と、前記保管庫識別情報取得手段によって取得された前記保管庫識別情報に少なくとも基づいて、前記商品の消費者までの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、前記生成された前記流通状態情報を外部に出力する出力手段と、を更に備えた構成とすることもできる。かかる構成により、各保管庫から取得された商品識別情報と保管庫識別情報に基づいて、各商品の流通状態を示す流通状態情報が生成され、外部へと出力される。当該外部は、例えば、ネットワークを介して接続されている端末や、LAN内に収容されているプリンタ等、如何なるノードであっても良い。従って、かかる構成を採用することにより、商品管理サーバにおいて生成された流通状態情報が、複数のノード間で共有されることとなる。
更にまた、この構成において少なくとも前記商品識別情報に対応する商品の属性を示す商品属性情報を前記商品識別情報と対応づけて記録している商品属性情報記録手段と、前記保管庫の属性を示す保管庫属性情報を前記保管庫識別情報と対応づけて記録した保管庫属性情報記録手段と、を更に有し、前記流通状態情報生成手段は、前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報及び前記保管庫識別情報取得手段によって取得された前記保管庫識別情報と対応づけて前記商品属性情報記録手段及び前記保管庫属性情報記録手段に記録されている前記商品属性情報と前記保管庫属性情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成するようにしても良い。同構成による場合、保管庫から取得される商品識別情報と保管庫識別情報の他、各商品の属性を示す商品属性情報と、各保管庫の属性を示す保管庫属性情報をも利用しつつ流通状態情報が生成されるため、流通状態の詳細な把握が可能となる。なお、商品属性情報と保管庫属性情報のデータ内容は任意であるが、商品属性情報としては、例えば、各商品の種類、商品名等の情報が想定でき、保管庫属性情報としては、例えば、当該保管庫の保有者の氏名、住所等の情報が想定できる。
また、この構成において、前記記録媒体は、前記商品である食材に添付され、前記商品属性情報記録手段は、前記商品属性情報として、当該商品識別情報に対応する前記食材の賞味期限を少なくとも示す商品属性情報を記録し、前記流通状態情報生成手段は、前記流通状態情報として、前記商品の消費状況、破棄状況及び在庫状況の少なくとも何れか1つを含む流通状態情報を生成するようにしても良い。この構成により、商品たる食材の流通状態を示す流通状態情報が生成されることとなる。ここで、食材については、賞味期限が存在し、当該賞味期限を徒過したものについては、消費不可能となる。このため、上記構成においては、食材において重要なファクターとなる賞味期限を含む商品属性情報を用いて流通状態情報が生成され、各食材の消費状況を逐次把握することが可能となる。なお、この場合には、少なくとも料理の作成方法を示すレシピ情報を記録したレシピ情報記録手段と、所定のタイミングにおいて、前記商品属性情報と前記保管庫属性情報との少なくとも何れか一方に基づいて前記レシピ情報記録手段に記録されている前記レシピ情報から前記レシピ情報を選択するレシピ情報選択手段と、少なくとも前記選択されたレシピ情報を含むメニュー情報を前記保管庫に送信するメニュー情報送信手段と、をさらに有する構成を採用することにより、保管庫に保管されている食材の内容に応じたレシピをユーザに提供し、もって、食材の流通を促すこともできる。
また更に、上述した商品属性情報と保管庫属性情報に基づいて、前記流通状態情報を生成する構成においては、前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報と、前記商品属性情報に基づいて、前記複数の保管庫の各々における前記商品の在庫状況を示す情報であって、前記複数の保管庫の各々に対応した在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段を更に有し、前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報及び前記在庫状況情報生成手段によって生成された前記在庫状況情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する構成としても良い。この構成によれば、保管庫から取得した商品識別情報に基づいて各保管庫における各商品の在庫状況を示す在庫状況情報が生成され、当該在庫状況情報を反映した流通状態情報が生成される。このため、各保管庫における、各商品の在庫状況を商品管理サーバにおいて管理しつつ、当該在庫状況を反映した流通状態情報の生成が可能となる。
更に、この構成において前記保管庫から当該保管庫のユーザが必要とする前記各商品の最低在庫数を示す最低在庫数情報を取得する最低在庫数情報取得手段と、少なくとも前記最低在庫数情報と前記在庫状況情報に基づいて、前記複数の保管庫のユーザが必要とする前記商品を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記商品を発注すべき旨の発注情報を、前記商品を取り扱う店舗に設置された端末に送信する発注情報送信手段とを更に有する構成としても良い。この構成により、最低在庫数情報と在庫状況情報に基づいて発注情報が生成され、上記端末に発注情報が送信されるため、保管庫内の在庫数が最低在庫情報に対応する在庫数を割った時点で、自動発注を行うことが可能となる。
更にまた、本願請求項19に記載の発明は、コンピュータによって、市場に流通している商品を管理するための商品管理プログラムであって、前記コンピュータを、商品を保管するための保管庫が、当該保管庫に格納されている前記商品に付設された記録媒体であって、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体から、読み出した前記商品識別情報を取得する商品識別情報取得手段として機能させることを特徴とする商品管理プログラムを提供する。この構成により、保管庫によって読み出された各商品に付設されている記憶媒体に記録されている商品識別情報が取得され一元管理される。このため、本請求項19に記載の発明によれば、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、消費者による商品の利用状況を把握することが可能となる。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の商品管理プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な情報記録媒体を提供する。
本願請求項1に記載の商品管理システムによれば、各商品に付設されている記憶媒体に記録されている商品識別情報が保管庫の読出手段によって読み出され、商品管理サーバの取得手段によって取得されるため、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、商品管理サーバにおいて消費者による商品の利用状況を把握することが可能となる。
また、本願請求項10に記載の商品管理サーバによれば、保管庫によって読み出された各商品に付設されている記憶媒体に記録されている商品識別情報が、上記商品管理サーバにより取得され、一元管理されるため、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、商品管理サーバにおいて消費者による商品の利用状況を把握することが可能となる。
本願請求項17に記載の商品管理プログラムによっても同様である。
以下、図面を参照し、本願の実施の形態について説明する。なお、係る実施形態は、本願を限定するものではなく、本願の技術思想の範囲内において任意に変更可能である。
[1]第1実施形態
[1.1]第1実施形態の構成
(1)システムの全体構成
まず、本実施形態にかかる商品管理システムSの構成を示すブロック図である図1を用いつつ、本願の実施形態にかかる商品管理システムSの全体構成について説明する。なお、本実施形態は、本願発明を食材に利用するものである。
同図に示すように本実施形態にかかる商品管理システムSは、複数の非接触ICタグ1-i(i=1,2,・・・,m)と、複数の冷蔵庫2-j(j=1,2,・・・,n)と、ネットワーク3と、商品管理サーバ4と、複数の企業端末5-k(k=1,2,・・・,l)と、商品管理サーバ4と企業端末5-kを通信可能に接続する専用線6と、を有する。なお、図1においては、複数存在する非接触ICタグ1-i、冷蔵庫2-j及び企業端末5-kの内、所定の非接触ICタグ1-i、冷蔵庫2-j及び企業端末5-kのみを示している。
非接触ICタグ1-iは、食材の出荷時に当該食材自体、若しくは、そのパッケージに貼付されるタグであり、粘着シート上に非接触型のICチップが配設され、その上層に保護シートが設けられた構成を有している。本実施形態において、この非接触ICタグ1-iを構成する非接触型ICチップには、自機の貼付される食材を一意に識別するための食材IDが記録されており、図示せぬアンテナを介して電波を受信すると、当該電波に含まれる命令に応じて、この食材IDを返信する。
この食材IDは、企業が当該食材を出荷する際に決定され、非接触ICタグ1-iに記録されるものであり、各企業から出荷された食材毎に固有の情報となっている。また、食材IDの決定方法は、任意である。例えば、食材ID中に食材の出荷元を示す出荷コードと、小売店名を示す小売店コードと、当該食材の種類コードと、当該食材を示す情報とを複数桁の番号で表すようにしても良い。なお、非接触型ICタグ1-iが有する非接触ICタグ1-iの具体的な構成については、従来提案されているもの(例えば、特開平2001−289705号公報)と同様であるため詳細は、省略する。
冷蔵庫2-jは、非接触ICタグ1-iの貼付された食材を購入したエンドユーザが保有する冷蔵庫であり、自機内に保管されている食材に関する情報を管理する。具体的には、本実施形態にかかる冷蔵庫2-jは、自機内に保管されている食材に貼付された非接触ICタグ1-iから食材IDを読み出し、当該食材IDを自機の接続されているネットワーク3を介して商品管理サーバ4に送信する。かかる処理を実行することにより、冷蔵庫2-jは、当該食材IDに対応する食材の賞味期限等の属性を示す食材情報を商品管理サーバ4から取得する。
また、この冷蔵庫2-jは、自機に保管されている各種食材の使用状況等を管理するため、後述する在庫状況管理ファイルf(図3参照)を記録しており、非接触ICタグ1-iから読み出した食材IDと、商品管理サーバ4から取得した食材情報に基づいて、この在庫状況管理ファイルfを更新する。この在庫状況管理ファイルfは、更新される度に、当該冷蔵庫2-jに対応する冷蔵庫IDと共に商品管理サーバ4へとアップロードされ、商品管理サーバ4との間で共有されることとなる。なお、冷蔵庫IDとは、商品管理システムS内に収容されている各冷蔵庫1-jを一意に識別するためのユニークな情報であり、商品管理システムS内においては、この冷蔵庫IDに基づいて各冷蔵庫2-jが識別される。
ネットワーク3は、ISDN等の公衆デジタル網や公衆電話網等のネットワークであり、自己の収容している冷蔵庫2-j及び商品管理サーバ4に対してデータ通信サービスを提供する。
商品管理サーバ4は、市場に供給されている各食材の購入状況や使用状況等の流通状態を管理するためのサーバである。この商品管理サーバ4は、専用線6を介して企業端末5-kと接続されており、企業端末5-kから当該端末5-kを保有する企業の出荷した食材の食材IDや当該食材IDに対応する食材情報を取得する。
また、商品管理サーバ4は、各冷蔵庫2-jの冷蔵庫IDや当該冷蔵庫2-jのユーザの属性を示す冷蔵庫情報を保有しており、この冷蔵庫情報と、上記食材情報と、冷蔵庫2-jから送信されてきた在庫状況管理ファイルfに基づいて、流通状態情報を生成する。ここで、流通状態情報とは、各食材の流通状態を管理するための情報であり、例えば、各種ランキング等の情報が含まれるが、これについては、後述する。この商品管理サーバ4によって生成された流通状態情報は、企業端末5-kへと送信され、企業端末5-kの保有者の利用に供される。なお、かかる機能を有する商品管理サーバ4の具体的構成については、後述する。
企業端末5-kは、非接触ICタグ1-iの貼付された食材のメーカや卸業者等の保有する端末であり、図示せぬキーボード等からなる入力部を有する。この企業端末5-kには、食材を出荷する際、当該食材に貼付された非接触ICタグ1-iに記録された食材ID等や当該食材IDに対応する食材情報等が入力され、この入力された各種情報が商品管理サーバ4へと送信される。
また、この企業端末5-kは、図示せぬ表示部、プリンタ等を有しており、流通状態情報が商品管理サーバ4から送信されてくると、当該流通状態情報を表示し、プリントアウトすることができる。
(2)冷蔵庫2-jの具体的構成
次に、図2を参照しつつ、本実施形態にかかる冷蔵庫2-jの具体的構成について説明する。なお、図2は、本実施形態にかかる冷蔵庫2-jの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態にかかる冷蔵庫2-jは、保冷部21と、通信部22と、記録部23と、制御部24とを有する。
保冷部21は、食材を保管する部分であり、断熱材が封入され一面が開口しているボックス211と、当該ボックスの開口面端部に開閉可能に支持され断熱材の封入された扉212を有し、このボックス211内部には、冷却装置213が設置されている。このボックス211内部に設置された冷却装置213は、制御部24の制御の下、供給された電力を利用して、自装置周辺の空間に存在する物体の温度を降下させる機能を有する。保冷部21は、かかる機能を利用することにより、扉212を閉じた状態において、ボックス211内部の温度を一定に保つことができる。更に、ボックス211の開口面の戸当たり部には、センサ214が設けられており、扉212の開閉を検知すると、当該開閉状態を示す検知信号を制御部24に出力する。
また、ボックス211内部には、非接触ICタグ1-iのリーダ215が設置されている。このリーダ215は、制御部24の制御の下、ボックス211の内部空間に電波を送信して、ボックス211内に保管されている食材に貼付された非接触ICタグ1-iから食材IDを読み出す。なお、このリーダ215については、従来から用いられているものと同様であるため詳細は省略する。
通信部22は、ネットワーク3と、制御部24との間のデータの授受を仲介し、ネットワーク3から受信したデータを制御部24に出力すると共に、制御部24から入力されたデータをネットワーク3に送信する。
記録部23は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等のメモリから構成され、制御部24が冷蔵庫2-jの各部を制御するために必要な各種の制御情報と、上述した冷蔵庫IDが記録されている。また、記録部23には、商品管理サーバ4から送信されてきた食材情報と、上述した在庫状況管理ファイルfが記録される。
制御部24は、例えば、図示せぬROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)等を有し、記録部23に記録されている各種の情報に基づいて、保冷部21の冷却装置213を制御してボックス211内部の温度制御等を行う。
また、この制御部24は、上記制御の他、本実施形態に特徴的な事項として、以下の読み出し処理を行う。すなわち、この制御部24は、以下に述べるタイミングにおいて、リーダ215に制御信号を出力し、保冷部21に保管されている食材に貼付された非接触ICタグ1-iから食材IDを読み出させると共に、当該食材IDを商品管理サーバ4に送信することにより、対応する食材情報を商品管理サーバ4から取得するのである。
タイミング1
保冷部21の扉が開放され、ボックス211内部に保管されていた食材が取り出されたり、新たな食材がボックス211に投入されたりすると、保冷部21に保管されている食材の内容に変化が生じる。このため、センサ214において扉212の開閉が検知され、その検知信号がセンサ214から送られてくると、制御部24は、変化後の食材に対応した食材IDを読み出すべく、上記読み出し処理を行う。
タイミング2
保冷部21に保管されている食材の中には、そのままの状態において、賞味期限を徒過してしまうものがある。かかる食材を管理するため、制御部24は、例えば、6時間間隔等、定期的に上記読み出し処理を実行する。
ここで、リーダ215によって読み出される食材IDの中には、当該読み出し前から冷蔵庫2-j内に保管されており、既に食材情報が取得されている食材に対応する食材IDも含まれている。そこで、制御部24は、リーダ215によって読み出された食材IDの中から、新たに入庫された食材に対応する食材IDを抽出し、その抽出した食材IDのみを商品管理サーバ4に送信する。この結果、商品管理サーバ4からは、新たに入庫された食材に対応する食材情報、すなわち、未だ記録部23に食材情報の記録されていない食材に対応する食材情報のみが送信されてくることとなる。
かかる処理により食材情報が取得されると、制御部24は、その食材情報を記録部23に記録すると共に、上述した在庫状況管理ファイルfを更新する。
ここで、図3を参照しつつ、この在庫状況管理ファイルfについて説明する。なお、図3は、在庫状況管理ファイルfの記述内容の一例を示す図である。同図に示すように本実施形態において、在庫状況管理ファイルfには、冷蔵庫2-jに保管されている食材の食材IDと、当該食材の現在のステータスと、入庫日時と、出庫日時と、使用日時と、破棄日時と、使用回数が記述されており、各情報は、食材が使用され、若しくは、破棄された後においても、食材の利用履歴として消去されることなく保持される。
ここで、入庫日時とは、当該食材IDに対応する食材が初めて冷蔵庫2-jに入庫された日時であり、出庫日時とは、冷蔵庫2-jに保管されている食材が庫外に出された日時を示す情報である。
これらの情報は、以下の処理によって更新されるものである。すなわち、制御部24は、まず、リーダ215によって読み出された食材IDと、既に在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDを比較し、
(a)新たに入庫された食材がある場合、すなわち、読み出された食材IDの内に、未だ在庫状況管理ファイルfに記述されていない食材IDが存在している場合、現在日時を当該食材IDに対応する入庫日時として記述し、
(b)冷蔵庫2-jから出庫された食材がある場合、すなわち、既に在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDの内に、読み出された食材IDに含まれていない食材IDが存在する場合、現在日時を当該食材IDに対応する出庫日時として記述する。
例えば、既に在庫状況管理ファイルfに食材1及び食材2に対応する食材IDが記述されている状態において、扉を開閉して食材1のみを取り出すと、リーダ215においては、食材2に対応する食材IDのみが読み出されることとなる。この場合、制御部24は、現在日時を食材1に対応する出庫日時として在庫状況管理ファイルfに記述する。
これに対して、在庫状況管理ファイルfに食材1に対応する食材IDのみが記述されている状態において、扉を開閉して食材2を新たに入庫すると、リーダ215においては、食材1及び食材2に対応する食材IDが読み出されることとなる。この場合、制御部24は、現在日時を食材2に対応する入庫日時として在庫状況管理ファイルfに記述する。
次いで、使用日時、破棄日時とは、夫々、当該食材IDに対応する食材が使用された日時と、破棄された日時を示す情報であり、当該冷蔵庫2-jにおける各種食材の利用履歴として蓄積される情報である。食材の出庫日時から、例えば、24時間経過しても当該食材が冷蔵庫2-jに再入庫されない場合、当該食材は、使用されたか若しくは破棄されたものと考えられる。そこで、かかる場合に制御部24は、当該食材に対応づけて記述されている出庫日時を使用日時若しくは破棄日時として在庫状況管理ファイルfに記述する。
ここで、食材の出庫後、一定時間が経過した時に、当該食材の出庫日時を使用日時として記述するか、破棄日時として記述するかは、以下の方法によって決定される。すなわち、出庫日時から一定の時間が経過すると、制御部24は、当該食材IDに対応する食材情報に含まれる賞味期限を記録部23から読み出す。そして、制御部24は、当該出庫日時が賞味期限よりも前の場合、当該出庫日時を使用日時として、当該出庫日時が賞味期限よりも後の場合、当該出庫日時を破棄日時として、夫々、在庫状況管理ファイルfに記述するのである。
また、食材の中には、一度出庫した後、再入庫されるものも存在する。このような食材が存在すると、当該食材に対応する出庫日時が記述された後、当該食材に対応する食材IDが、再度、リーダ215によって読み出されることとなる。かかる場合に、制御部24は、既に当該食材IDと対応づけて記述されている出庫日時を消去すると共に、使用回数をインクリメントして、当該食材に対応する使用日時や破棄日時が記述されることを防止する。この結果、使用回数により、各食材が冷蔵庫2-jに出し入れされた回数が示されることとなる。
次いで、ステータスとは、当該食材IDに対応する食材の現在の状況を示す情報であり、「在庫」、「不良在庫」の2つのステータスが存在する。この情報は、商品管理サーバ4において、各食材の不良在庫率等を決定する際に利用される情報であり、以下のような内容を意味している。
(a)在庫
このステータスは、入庫日時から賞味期限が到来するまでの間、設定されるステータスである。
(b)不良在庫
このステータスは、冷蔵庫2-jに保管されている状態で、賞味期限を徒過してしまった食材について設定されるステータスである。
(3)商品管理サーバ4の具体的構成
次に、図4を参照しつつ、本実施形態にかかる商品管理サーバ4の具体的構成について説明する。なお、図4は、本実施形態にかかる商品管理サーバ4の構成を示したブロック図である。
同図に示すように、本実施形態にかかる商品管理サーバ4は、通信部41と、専用線インターフェイス部(以下、「インターフェイス」を「I/F」と略称する)42と、システム制御部43と、食材データベース(以下、「データベース」を「DB」と略称する)44と、冷蔵庫DB45と、管理ファイルDB46と、これら各要素を相互に接続するデータバス47と、を有する。
通信部41は、ネットワーク3と、データバス47との間のデータの授受を仲介し、ネットワーク3から受信したデータをデータバス47に出力すると共に、データバス47を介して入力されたデータをネットワーク3に送信する。
専用線I/F部42は、専用線6を介して送信されてきたデータをデータバス47に出力すると共に、データバス47を介して入力されたデータを専用線6を介して送信する。
食材DB44は、商品管理システムS内を流通する各種食材を管理するためのデータが格納されたDBである。この食材DB44の記録内容の一例を図5に示す。同図に示すように、本実施形態において、この食材DB44には、各食材に対応する食材IDと対応づけて、上述した食材情報が格納される。この食材情報としては、例えば、当該食材IDに対応する食材の種類、製造企業(若しくは、加工者)、賞味期限(若しくは、消費期限)、商品名等の情報がある。
冷蔵庫DB45は、商品管理システムSに収容されている各冷蔵庫2-jを管理するためのデータが格納されたDBである。この冷蔵庫DB45の記録内容の一例を図6に示す。同図に示すように、本実施形態においてこの冷蔵庫DB45には、各冷蔵庫IDと対応づけて、例えば、当該冷蔵庫IDに対応する冷蔵庫2-jの保有しているユーザの世帯構成、当該世帯の所在地等の冷蔵庫属性情報が格納されている。
管理ファイルDB46は、商品管理システムSに収容されている各冷蔵庫2-jから送信されてきた各在庫状況管理ファイルfを管理するためのDBであり、各冷蔵庫IDと対応づけて在庫状況管理ファイルfが格納されている。上述のように、冷蔵庫2-jにおいて在庫状況管理ファイルfが更新されると、当該冷蔵庫2-jは、自機の冷蔵庫IDと共に更新後の在庫状況管理ファイルfを商品管理サーバ4へとアップロードする。この冷蔵庫2-jからアップロードされた在庫状況管理ファイルfと冷蔵庫IDとが対応づけて管理ファイルDB46に記録されることとなる。
システム制御部43は、ROM、RAM、EEPROM等の記録媒体や、CPU等を有し、商品管理サーバ4の各部を制御する。ここで、本実施形態における特徴的な事項として、このシステム制御部43は、以下の処理を実行する。
流通状態情報生成処理
この処理は、食材DB44に格納されている食材情報と、冷蔵庫DB45に格納されている冷蔵庫情報及び在庫状況管理ファイルfに基づいて流通状態情報を生成し、企業端末5-kへと送信するための処理である。この流通状態情報としては、以下のような情報がある。
ランキング情報
このランキング情報とは、各食材の属する、牛肉、卵等の種類における売れ筋商品等のランキングを示す情報であり、例えば、以下のような情報が存在する。
(情報a)家庭内食材種類別瞬間ランキング情報
この情報は、各種類に属する食材の中で嗜好ブランドがどのように変化したかを日毎に集計したランキング内容を示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材種類と商品名、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時及び現在時刻に基づいて、この情報を生成する。なお、生成するデータ内容は任意であり、例えば、棒グラフ等により各銘柄毎の販売数を表すようにしても良い。
(情報b)カテゴリー別購入インターバルランキング情報
この情報は、各種類に属する食材がどのような間隔で利用されるか、すなわち、各種類に属する食材が如何なる間隔で購入されているかのランキング内容を示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材の種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている、入庫日時、使用日時に基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、各企業が、例えば、パッケージのリニューアルに際して購入間隔の長い食材のパッケージは、密封できるようにする等、自己の製造販売する食材のパッケージや内容量等を変更する際の基準として利用される。
(情報c)家庭内不良在庫種類ランキング情報
この情報は、商品管理システムSに収容されている、全ての冷蔵庫2-jにおいて如何なる種類に属する食材が不良在庫となっている機会が多いのかのランキング内容を示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材種類、在庫状況管理ファイルfに含まれているステータスに基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、各企業が自己の出荷する食材の内容量を決定する際に、不良在庫となる食材については、内容量を減らす等の対応を決定するために利用される。
(情報d)家庭内在庫期間最多出場ランキング
この情報は、一定期間内に、家庭内において在庫として保管され、利用された回数の多い食材種類のランキングを示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれる食材種類、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時、使用回数に基づいて、この情報を生成する。
(情報e)家庭内一日最多出場ランキング
この情報は、各日毎に家庭内における使用回数の多い食材種類のランキングを示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれる食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時、使用回数に基づいて、この情報を生成する。
種類別購入状況情報
この種類別購入状況情報は、各種類に属する食材の購入状況のランキングを示す情報であり、例えば、以下の情報が存在する。
(情報f)種類別購入場所情報
この情報は、どこのエリアで、如何なる種類の食材が購入されているのかを示す情報である。システム制御部43は、食材IDに含まれる小売店名と、食材情報に含まれる食材種類に基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、各食材のエリア別売れ行き動向を把握するために利用される。
(情報g)種類別購入日分布情報
この情報は、各種類に属する食材が、どの日に最も購入されているのかを示す情報である。システム制御部43は、現在時刻と食材情報に含まれている食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時に基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、新商品が発売された場合に売れ行きを把握するために利用される。
(情報h)種類別購入時刻分布情報
この情報は、各種類に属する食材が、どの時刻に最も購入されているのかを示す情報である。システム制御部43は、現在時刻と、食材情報に含まれている食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時に基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、各食材のプロモーションを打ったときに購入動向に変化が生じたか否かを把握するために利用される。
(情報i)種類別購入季節変動情報
この情報は、各種類に属する食材が、どの季節に最も購入されているのかを示す情報である。システム制御部43は、現在時刻や季節と、食材情報に含まれている食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時に基づいて、この情報を生成する。なお、この情報は、各食材の季節による購入動向の変化を把握するために利用される。
(情報j)種類別購入影響要因情報
この情報は、例えば、季節や日時等の外部要因によって、各食材種類に属する食材の購入状況がどのように変化したのかを表す情報である。システム制御部43は、在庫状況管理ファイルfに含まれている入庫日時と、使用日時若しくは破棄日時、使用回数に基づいてこの情報を生成する。
その他の情報
(情報k)種類別使用回数情報
この情報は、商品管理システムSに収容されている全冷蔵庫2-jを保有する家庭において各種類に属する食材が使用された回数の平均値を示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれる食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている使用回数に基づいて、この情報を生成する。
(情報l)種類別使用累積回数情報
この情報は、商品管理システムSに収容されている全冷蔵庫2-jを保有する家庭において各種類に属する食材が使用された累積の回数を示す情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれる食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている使用回数に基づいて、この情報を生成する。
(情報m)種類別使用確率情報
この情報は、各食材が消費若しくは破棄されるまでの間にどの程度の回転数で利用されたかに関する分布を各食材種類毎に示した情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材種類と、在庫状況管理ファイルfに含まれている使用回数と、使用日時若しくは破棄日時に基づいて、この情報を生成する。
(情報n)種類別家庭内ストック期間情報
この情報は、各冷蔵庫2-jにおいて、ストックされている期間を各食材種類毎に表した情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材種類から、当該種類に属する食材の食材IDを決定し、当該食材IDに対応する食材の入庫日時から当該食材の使用日時までのストック期間を在庫状況管理ファイルfに基づいて算出することにより、この情報を生成する。
(情報o)種類別不存在期間ランキング情報
この情報は、各冷蔵庫2-jにおいて、ストックされていない期間を、各食材種類毎に表した情報である。システム制御部43は、食材情報に含まれている食材種類から、当該種類に属する食材の食材IDを決定し、当該食材IDに対応する使用日時から次の食材の入庫日時までの期間を在庫状況管理ファイルfに基づいて算出することにより、この情報を生成する。
なお、これらの情報は、一例であり、食材DB44に格納されている食材情報、冷蔵庫DB45に格納されている冷蔵庫情報及び在庫状況管理ファイルfに基づいて生成可能な情報であれば、如何なる情報を生成するようにしても良い。また、上記においては、各情報の生成に際して、冷蔵庫情報に含まれている家族構成等は加味されていないが、当然、家族構成等を加味するようにしても良い。例えば、家族構成を加味して、世帯人数毎に上記各情報を生成するようにしても良い。
[1.2]第1実施形態の動作
(1)システム全体の動作
次に、図7を参照しつつ、本実施形態にかかる商品管理システムS全体の動作について説明する。図7は、本実施形態にかかる商品管理システムSにおけるデータシーケンスを示す図である。なお、同図においては、説明をより具体的なものとするため、商品管理システムSに収容されている冷蔵庫2-jの内、冷蔵庫2-1と、冷蔵庫2-2を示している。
同図に示すように、この処理においては、まず、冷蔵庫2-1において、扉212の開閉が検出され、この結果、冷蔵庫2-1の制御部24は、食材IDを含むデータD1を送信する(ステップS1)。このデータD1が通信部41によって受信されると、システム制御部43は、このデータD1に含まれている食材IDに基づいて食材DB44を検索し、この検索の結果ヒットした食材情報をデータD2として冷蔵庫2-1に返信する(ステップS2)。このようにして、商品管理サーバ4から返信されてきたデータD2に含まれる食材情報は、冷蔵庫2-1の制御部24によって記録部23に記録される。
次いで、冷蔵庫2-1においては、制御部24が、記録部23に記録されている食材情報に基づいて在庫状況管理ファイルfを更新し、更新後の在庫状況管理ファイルfをデータD3として、商品管理サーバ4へと送信する(ステップS3)。この際、制御部24は、データD3に対して、自機に対応する冷蔵庫IDを付加する。なお、この際の冷蔵庫2における処理については、後に詳述する。
この在庫状況管理ファイルfの含まれているデータD3が受信されると、商品管理サーバ4のシステム制御部43は、データD3に付加されている冷蔵庫IDに基づいて管理ファイルDB46を検索すると共に、当該冷蔵庫IDと対応づけて格納されている在庫状況管理ファイルfとデータD3に含まれている在庫状況管理ファイルfを書き換えることにより、在庫状況管理ファイルDB46を更新する(ステップS4)。
以後、冷蔵庫2-2において扉212の開閉が検出されると、商品管理サーバ4との間において、同様の処理が実行され(ステップS5〜S8)、商品管理サーバ4の在庫状況管理ファイルDB46が随時更新されることとなる。商品管理システムSに収容されている他の冷蔵庫2-jとの間においても同様である。
その後、時間が経過し、所定のタイミングが訪れると、商品管理サーバ4においては、システム制御部43によって上述した流通状態情報が生成され、データD7として企業端末5-kに送信される(ステップS9)。なお、流通状態情報を生成する際の処理については、後に説明することとする。
以後、同様の処理が繰り返されることにより、企業端末5-kには、各種の流通状態情報が供給され、これら流通状態情報は、企業の商品開発等に役立てられることとなる。
(2)冷蔵庫2-jにおける処理
次いで、上述したステップS1乃至ステップS3において冷蔵庫2-jにおいて実行される処理について、図8を参照しつつ説明することとする。なお、図8に示すフローチャートは、冷蔵庫2-jの電源が投入されるのと同時にスタートし、その後、電源が切られるまでの間、制御部24が実行し続ける処理である。
まず、電源投入後、冷蔵庫2-jにおいては、制御部24が在庫状況管理ファイルfを生成する(ステップSa1)。この際、制御部24は、各フィールドに食材ID等の情報を何ら記述することなく、在庫状況管理ファイルfを生成する。そして、制御部24は、出庫後一定期間が経過した食材が存在するか否か、すなわち、使用され若しくは破棄された食材が存在するか否かを判定する(ステップSa2)。この際、制御部24は、在庫状況管理ファイルfの出庫日時と現在時刻から、同ステップSa2の判定を行う。
このステップSa2において「no」と判定した場合、制御部24は、在庫状況管理ファイルfの最新の更新日時から、一定期間が経過したか否かを判定する(ステップSa3)。この判定において「no」と判定した場合、制御部24は、センサ214によって扉212の開閉が検出されたか否か、すなわち、センサ215から検知信号が入力されたか否かを判定する(ステップSa4)。そして、ステップSa4において「no」と判定した場合、制御部24は、ステップSa2〜ステップSa4の処理を繰り返すこととなる。
一方、ステップSa3において「yes」と判定した場合、及び、ステップSa4において「yes」と判定した場合に、制御部24は、ボックス211に投入された食材の食材IDの読み出し処理を実行する(ステップSa5)。具体的には、この処理において、制御部24は、ボックス内に配置されたリーダ215に対して、制御信号を出力し、リーダ215にボックス211内に投入された食材に貼付されている非接触ICタグ1-iから食材IDを読み出させるのである。
この結果、上述のタイミング1及びタイミング2において、ボックス211内の食材に貼付されている非接触ICタグ1-iから食材IDが読み出されることとなる。
次いで、制御部24は、このリーダ215によって読み出された食材IDと既に在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDを比較して、食材IDを抽出すると共に、図示せぬRAMに記憶する(ステップSa6)。この際、読み出された食材IDの中に未だ在庫状況管理ファイルfに記述されていない食材IDがあれば、当該食材IDを新たに入庫された食材に対応する食材IDとして抽出する。また、読み出された食材IDの中に出庫日時が対応づけてファイルfに記述されている食材IDについては、再入庫された食材に対応する食材IDとして抽出する。更に、既に在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDの中に、読み出された食材IDに含まれていない食材IDがある場合、制御部24は、当該食材IDを出庫された食材に対応する食材IDとして抽出する。
例えば、電源投入後初めて食材が投入された場合であれば、入庫された全ての食材に対応する食材IDが、新たに入庫された食材に対応する食材IDとして抽出されることとなる。また、既に、幾つかの食材が保管されている状態において、新たに他の食材が入庫された場合には、その新たに入庫された食材に対応する食材IDが抽出される。また更に、出庫後、再度入庫された食材がある場合、当該食材に対応する食材IDが抽出される。更に、既にボックス211内に保管されていた食材が出庫された場合には、当該出庫された食材に対応する食材IDが抽出される。
このようにして食材IDが抽出されRAMに記憶されると、制御部24は、この抽出した食材IDが商品管理サーバ4に送信する必要のあるデータであるか否かを判定する(ステップSa7)。この際、制御部24は、新たに入庫された食材に対応する食材ID、すなわち、未だ在庫状況管理ファイルfに記述されていない食材IDがRAMに格納されている場合にのみ、商品管理サーバ4に送信すべき食材IDが存在するものと判定する(「yes」)。
かかる判定において「yes」と判定した場合、制御部24は、制御部24は、新たに入庫された食材に対応する食材IDをRAMから読み出して、上述した図7のデータD1(又は、データD4)として商品管理サーバ4に送信する(ステップSa8)。制御部24は、かかるデータD1の送信を契機として、データD2(又は、データD5)の受信を待機する状態となる(ステップSa9)。その後、商品管理サーバ4からデータD2(又は、データD5)が送信され、当該データD2が通信部22によって受信されると、制御部24においては、ステップSa9における判定が「yes」となり、データD2に含まれている食材情報が記録部23に記録されると共に(ステップSa10)、在庫状況管理ファイルfの更新処理が実行される(ステップSa11)。
これに対して、ステップSa7において「no」と判定した場合、制御部24は、ステップSa8〜ステップSa10の処理を実行することなく、在庫状況管理ファイルfの更新処理を実行する(ステップSa11)。
この更新処理(ステップSa11)において、制御部24は、記録部23に記録された食材情報と、RAMに記憶されている食材IDに基づいて、以下の方法により在庫状況管理ファイルfを更新する。
入庫日時等の更新
この更新処理において、制御部24は、まず、RAMに記憶されている食材IDに基づいて、入庫日時等の更新を行う。具体的には、
(a)RAMに新たに入庫された食材に対応する食材IDが記憶されている場合
制御部24は、当該食材IDを、新たに、在庫状況管理ファイルfに記述すると共に、現在日時を当該食材IDに対応する入庫日時として記述する。
(b)RAMに出庫された食材に対応する食材IDが記憶されている場合
制御部24は、在庫状況管理ファイルfの当該食材IDと対応する出庫日時として現在日時を記述する。
(c)RAMに再入庫された食材に対応する食材IDが記憶されている場合
制御部24は、当該食材IDと対応づけて在庫状況管理ファイルfに記述されている出庫日時を消去すると共に、当該食材IDに対応する使用回数を“1”インクリメントする。
ステータスの更新
また、この更新処理において、制御部24は、在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDに対応する食材情報を記録部23から読み出して、当該食材IDに対応する食材の賞味期限を抽出する。そして、この抽出した賞味期限と現在時刻を比較して、未だ賞味期限を過ぎていない場合にはステータスとして「在庫」を記述すると共に、既に賞味期限を過ぎている場合にはステータスとして「不良在庫」を記述する。
以上の処理が実行される結果、在庫状況管理ファイルfの更新が完了すると、制御部24は、更新後の在庫状況管理ファイルfを商品管理サーバ4に送信して(ステップSa12)、再度、ステップSa2〜ステップSa15の処理を繰り返す。
これに対して、ステップSa2において、「yes」と判定した場合、すなわち、出庫日時から既に一定期間が経過している食材が存在する場合、制御部24は、当該食材の出庫日時が賞味期限前であるか否かを判定する(ステップSa13)。この際、制御部23は、当該出庫日時と対応づけて記述された食材IDの食材情報を記録部23から読み出し、当該食材情報に記述されている食材情報の賞味期限と当該出庫日時を比較することにより、上記判定を行う。
そして、制御部24は、この判定の結果、「yes」と判定した場合、制御部24は、当該出庫日時を使用日時として在庫状況管理ファイルfに記述する一方(ステップSa14)、「no」と判定した場合には、当該出庫日時を破棄日時として記述する。かかる処理が実行される結果、出庫後、例えば、24時間経過した食材の使用日時或いは破棄日時が在庫状況管理ファイルfに記述されることとなる。
このようにして、在庫状況管理ファイルfが更新されると、制御部24は、再度ステップSa2〜ステップSa15の処理を繰り返すことにより、常に最新の在庫状況が在庫状況管理ファイルfに反映されるようにする。
(3)流通状態情報の生成
次いで、商品管理サーバ4のシステム制御部43において流通状態情報を生成する際の処理について、図9を参照しつつ説明する。なお、図9に示すフローチャートは、システム制御部43によって常に実行されている処理である。
まず、この処理においてシステム制御部43は、流通状態情報の生成タイミングが到来したか否かを判定し(ステップSb1)、流通状態情報の生成タイミングが到来するまで同ステップの処理を繰り返す(「no」)。ここで、各情報の生成タイミングは、任意に設定可能である。
次いで、システム制御部43は、生成対象となる流通状態情報を決定する(ステップSb2)。そして、システム制御部43は、在庫状況管理ファイルDB46から在庫状況管理ファイルfを読み出すと共に(ステップSb3)、食材DB44と冷蔵庫管理DB45から食材情報と冷蔵庫情報を読み出す(ステップSb4)。
次いで、システム制御部43は、ステップSb3及びステップSb4において読み出した在庫状況管理ファイルfと、食材情報と、冷蔵庫情報に基づいて、流通状態情報を生成し(ステップSb5)、この結果生成された流通状態情報をデータD7として企業端末5-kに送信する(ステップSb6)。
ここで、ステップSb3において実行される生成処理は、各情報の種類によって異なるものであるため、以下、分節することとする。
(情報a)家庭内食材種類別瞬間ランキング情報
この情報aを生成するに際して、システム制御部43は、在庫状況管理ファイルDB46に格納されている全ての在庫状況管理ファイルfを検索して、現在時刻から、例えば、過去1時間に該当する入庫日時を検索し、当該入庫日時と対応づけて記述されている食材IDを抽出する。次いで、システム制御部43は、当該食材IDに対応する食材情報を食材DB44から読み出し、各食材の種類及び商品名毎に、対応する食材IDの数をカウントする。このようにしてカウントした結果、得られたカウント数を、数値の大きいものから順に、例えば、棒グラフや表等の形式により表示することにより、システム制御部43は、情報aを生成する。
(情報b)カテゴリー別購入インターバルランキング情報
この情報bを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、当該在庫状況管理ファイルfに記述されている各食材IDに対応する食材情報を読み出す。そして、この食材情報に含まれている食材種類を抽出し、種類が同一の食材に対応する入庫日時の差分を算出することにより、各食材種類毎に購入間隔を算出する。かかる処理を、全ての在庫状況管理ファイルfについて実行した後、システム制御部43は、算出した購入間隔の平均値を算出し、当該平均値の大きい順に、例えば、棒グラフや表等の形式で表示することにより、情報bを生成する。
(情報c)家庭内不良在庫種類ランキング情報
この情報cを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている全ての在庫状況管理ファイルfを検索し、「不良在庫」ステータスと対応づけて記述されている全ての食材IDを抽出する。次いで、システム制御部43は、当該食材IDに対応する食材情報を読み出し、食材種類を抽出する。そして、この抽出した食材種類毎に、対応する食材ID数をカウントするのである。このようにしてカウントした結果、得られたカウント数を、数値の大きいものから順に、例えば、棒グラフや表等の形式により表示することにより、システム制御部43は、情報cを生成する。
(情報d)家庭内在庫期間最多出場ランキング
この情報dを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfに基づいて、以下の処理を行う。すなわち、システム制御部43は、各在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDに対応する食材情報から食材種類を抽出し、各食材種類毎に使用回数の和を算出する。次いで、システム制御部43は、この使用回数の和に基づいて、各食材種類毎に使用回数の平均値を算出して、当該平均値の大きい順に、例えば、棒グラフや表等の形式により表示することにより、情報dを生成する。
(情報e)家庭内一日最多出場ランキング
この情報eを生成するに際して、システム制御部43は、現在時刻から過去24時間の期間に出庫された食材、すなわち、当該期間内の時刻を出庫日時を有する食材IDを管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfから抽出する。そして、システム制御部43は、この食材IDに対応する食材種類を食材DB44に格納されている食材情報から抽出する。このようにして抽出された食材種類と、食材IDに基づいて、各食材種類に属する食材の出庫数量をカウントし、カウント数の多いものから、例えば、表形式にて表示することにより、システム制御部43は、この情報eを生成する。
(情報f)種類別購入場所情報
この情報fを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfに記述されている全ての食材IDを抽出する。そして、システム制御部43は、この食材IDに含まれている小売店コードからに基づいて各食材の購入場所を特定する。次いで、システム制御部43は、各食材IDに対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類を抽出し、各食材種類に属する食材の販売数量を各購入場所毎に示した表を生成することによりこの情報fを生成する。なお、更に、詳細な情報が必要な場合、食材情報に含まれている商品名に基づいて、各商品名毎の販売数量を算出するようにしても良い。
(情報g)種類別購入日分布情報
この情報gを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている在庫状況管理ファイルfから全ての食材IDを抽出する。システム制御部43は、この抽出した食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類、商品名、入庫日時を抽出する。そして、システム制御部43は、抽出した入庫日時の日を購入日と仮定し、入庫日が同日となる食材の数量を各食材種類毎に算出すると共に、各日にち毎の販売数量の分布を示すグラフとして、この情報gを生成する。なお、この情報gについても情報fと同様に、商品名毎に生成しても良い。
(情報h)種類別購入時刻分布情報
システム制御部43は、上記情報gの生成方法と同様の方法により、この情報を生成する。ただし、この際、システム制御部43は、入庫日時を時刻単位まで、利用して各食材の購入日時を決定し、各時間帯毎に販売数量の分布を示すグラフを生成する。
(情報i)種類別購入季節変動情報
システム制御部43は、上記情報gの生成方法と同様の方法により、この情報を生成する。ただし、この際、システム制御部43は、入庫日時の日に基づいて購入季節を割り出し、各季節単位で販売数量の分布を示すグラフを生成する。
(情報j)種類別購入影響要因情報
この情報jを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている在庫状況管理ファイルfから全ての食材IDと、入庫日時と、使用日時若しくは破棄日時と、使用回数を抽出する。そして、システム制御部43は、この抽出した食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類と、商品名とを抽出すると共に、システム制御部43は、抽出した入庫日時に基づいて各食材の購入季節、購入日、購入時刻を決定する。また、システム制御部43は、使用日時若しくは破棄日時と、入庫日時から冷蔵庫2-jにおける各食材のストック期間を算出する。このようにして得られた各パラメータに基づいて因果関係を分析し、情報jを算出する。
(情報k)種類別使用回数情報
この情報kを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている在庫状況管理ファイルfから全ての食材IDと、使用回数を抽出する。そして、システム制御部43は、この抽出した食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類と、商品名を抽出し、各商品の使用回数の平均値を、各食材種類毎にまとめた表を生成することにより、この情報kを生成する。
(情報l)種類別使用累積回数情報
この情報lを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている在庫状況管理ファイルfから全ての食材IDと、使用回数を抽出する。そして、システム制御部43は、この抽出した食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類と、商品名を抽出し、各商品の累積使用回数を、各食材種類毎にまとめた表を生成することにより、この情報lを生成する。
(情報m)種類別使用確率情報
システム制御部43は、上記情報kを生成した後、当該生成した情報kに含まれる各商品毎の使用回数平均値を抽出する。次いで、システム制御部43は、この使用回数平均値を回数毎に整理し、表及びグラフを生成することで、情報mを生成する。
(情報n)種類別家庭内ストック期間情報
この情報nを生成するに際して、システム制御部43は、管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfから全食材IDと、入庫日時と、使用日時若しくは破棄日時を抽出する。システム制御部43は、この抽出された食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類と商品名とを抽出する。次いで、システム制御部43は、ファイルfから抽出した使用日時若しくは破棄日時と、入庫日時の差に基づいて各食材のストック期間を算出する。そして、各食材種類毎にストック期間の平均値を算出し、この平均値と食材種類との関係を示した表及びグラフを生成して情報nを生成する。
(情報o)種類別不存在期間ランキング情報
この情報oを生成するに際して、この情報は、管理ファイルDB46に格納されている各在庫状況管理ファイルfから全食材IDと、入庫日時と、使用日時若しくは破棄日時を抽出する。システム制御部43は、この抽出された食材IDと対応付けて食材DB44に格納されている食材情報から食材種類と商品名とを抽出する。次いで、システム制御部43は、ファイルfから抽出した使用日時若しくは破棄日時と、入庫日時に基づいて各食材種類毎に、当該食材種類に属する食材が冷蔵庫2-j内に存在していない期間を算出する。このようにして算出した不在期間と食材種類との関係を示した表及びグラフを生成することにより、システム制御部43は、情報nを生成する。
このようにして、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいては各商品に付設されている非接触ICタグ1-iから冷蔵庫2-jにより食材IDが読み出され、商品管理サーバ4へとアップロードされる。このため、各消費者に対するアンケート等を行うことなく、商品管理サーバ4において消費者による食材の利用状況を把握することが可能となる。
また、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいては、商品管理サーバ4に食材IDのみならず冷蔵庫IDがアップロードされるため、どの冷蔵庫2-jにに如何なる食材が保管されているのかということまで、商品管理サーバ4において把握することが可能となる。
また更に、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいては、各冷蔵庫2-jから取得された食材IDに基づいて、各食材の流通状態を示す流通状態情報が生成され、企業端末5-kへと送信されるため、商品管理サーバ4において生成された流通状態情報を企業端末を保有する企業において利用することが可能となる。
更に、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいて流通状態情報は、食材IDのみならず冷蔵庫IDをも利用して生成されるため、更に、各食材の流通状態を詳細に反映した流通状態情報を生成することが可能となる。
更にまた、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいては、冷蔵庫2-jから取得される食材IDと冷蔵庫IDの他、各食材の属性を示す食材情報と、各冷蔵庫2-jの属性を示す冷蔵庫情報をも利用しつつ流通状態情報が生成されるため、流通状態の詳細な把握が可能となる。
また、本実施形態にかかる商品管理システムにおいては、食材情報として各食材の賞味期限を含む情報を利用する構成を採用しているため、当該賞味期限を徒過し消費不可能となった食材の管理棟を行うことも可能となる。
また更に、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいては、非接触ICタグ1-iから読み出された食材IDに対応する食材情報が冷蔵庫2-jにより商品管理サーバ4からダウンロードされ、当該食材情報に基づいて、当該冷蔵庫2-jにおける各食材の在庫状況を示す在庫状況情報が生成されて、商品管理サーバ4へとアップロードされる。そして、このアップロードされた在庫状況情報に基づいて流通状態情報が生成されるため、各冷蔵庫2-jにおける、各食材の在庫状況を商品管理サーバ4において管理しつつ、当該在庫状況を反映して流通状態情報を生成することが可能となる。
なお、本実施形態においては、非接触ICタグ1-iに食材IDを記録する構成としたが、この非接触ICタグ1-iに当該食材に対応する食材情報を記録するようにしても良い。かかる構成を採用した場合、図7ステップS1及びステップS2の処理を実行することなく、在庫状況管理ファイルfを生成することが可能となる。
また、本実施形態において、冷蔵庫2-jは、公衆デジタル網等のネットワーク3に接続され、当該ネットワーク3を介して商品管理サーバ4とデータ通信を行う構成となっている。しかし、冷蔵庫2-jは、移動通信網等の無線ネットワークを介して通信を行う構成としても良い。
また更に、本実施形態において企業端末5-kは、専用線6を介して商品管理サーバ4と通信を行う構成となっているが、ネットワーク3を介して通信を行うようにしても良い。
更に、本実施形態において商品管理サーバ4は、各冷蔵庫2-jから取得した在庫状況管理ファイルfを、冷蔵庫IDと対応づけて管理ファイルDB46にそのまま格納する構成としているが、データ形式を変更して、必要な情報のみを管理ファイルDB46に格納するようにしても良い。
更にまた、本実施形態では、流通状態情報を商品管理サーバ4のシステム制御部43によって実行するようになっているが、当該記録処理の動作を規定するプログラムが記録された記録媒体と、それを読み取るコンピュータと、を備え、このコンピュータで当該プログラムを読み込むことによって上述と同様の記録処理の動作を行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、食材の流通状況を把握することとしているが、食材以外であっても、非接触ICタグ1-iを貼付することのできる商品であれば、食材にかかわらず同様の処理を実行することが可能である。
[1.3]第1実施形態の応用例
(1)応用例1
本応用例1にかかる商品管理システムS2は、上記実施形態にかかる商品管理サーバ4において生成され企業端末5-kに送信された流通状態情報を企業端末5-kから、当該企業端末5-kの保有企業の出荷先の小売店等の取引先に供給することにより、これら小売店においても利用できるようにするための者である。
図10に本応用例にかかる商品管理システムS2の構成を示す。なお、同図において、上述した図1と同様の要素については、同様の符号を付してある。従って、特に示さない限り、各構成要素は上述した実施形態と同様の構成を有し同様の処理を実行するものである。また、同図においては、商品管理システムS2に収容されている複数の小売店端末7-l(l=1、2、・・・、m)の内、所定の小売店端末7-lのみを記載している。
同図に示すように本応用例にかかる商品管理システムS2は、上記実施形態にかかる商品管理システムSの企業端末5-kと各小売店の小売店端末7-lとを専用線8により接続した構成となっている。各小売店端末7-lは、企業端末5-kのクライアントとしての機能を有しており、専用線を介したデータ通信により、企業端末5-kから流通状態情報の送信を受ける。また、小売店端末7-lには、図示せぬディスプレイやプリンタ等が搭載されており、企業端末5-kから送信されてきた流通状態情報を出力することが可能となっている。
このようにして、本応用例にかかる商品管理システムS2は、食材の出荷元である企業のみならず、各企業から商品を購入している小売店においても、流通状態情報を利用することが可能となり、小売店における販売戦略に活用することが可能となる。
(2)応用例2
図11は、本応用例にかかる商品管理システムS3の構成を示したブロック図である。なお、同図において、上述した図1と同様の要素については、同様の符号を付してある。従って、特に示さない限り、各構成要素は上述した実施形態と同様の構成を有し同様の処理を実行するものである。
本応用例にかかる商品管理システムS3は、上述した商品管理システムSを食材発注に用いるためのものである。かかる機能を実現するため、本応用例において冷蔵庫2-jは、上記図2に示す構成に加え、更に各種情報を入力するための図示せぬ入力部を備えており、この入力部を介して、ユーザは、各食材の必要数を入力できるようになっている。そして、制御部24は、ユーザによって入力された各食材の必要数を記録部23に記録すると共に、在庫数が当該必要数を割った場合に、商品管理サーバ4に対して各種食材の発注処理を行う。この際、制御部24は、在庫状況管理ファイルfにおいて、「在庫」ステータスの対応づけられている食材数を食材種類毎にカウントし、当該カウント数が必要数を割った場合に発注が必要であるものと判定する。
この発注処理において、冷蔵庫2-jの制御部24は、自機の冷蔵庫IDを記録部23から読み出し、発注対象となる食材の種類と必要数を示すデータに対し、当該冷蔵庫IDを付加して商品管理サーバ4に送信する。
一方、商品管理サーバ4のシステム制御部43は、この冷蔵庫2-jから送信されてきたデータに付加された食材種類と必要数に応じて発注先を特定する。
かかる機能を実現するため、本応用例にかかる商品管理サーバ4は、上述した図4に示す各要素の他に、小売店管理DB48を有している。この小売店管理DB48は、各小売店において取り扱っている商品を管理するための情報を格納するためのDBであり、図12に示すように各小売店端末IDと対応づけて、例えば、当該小売店端末8-lに対応する小売店において販売されている食材の種類と、商品名と、販売価格及び当該小売店における在庫数等の小売店情報が格納されている。
ここで、小売店端末IDとは、各小売店端末8-lを識別するためのユニークな識別情報であり、商品管理サーバ4は、この小売店端末IDに基づいて各小売店を識別するようになっている。また、小売店管理DB48に格納されている小売店情報は、各小売店端末8-lから送信されてきた情報に基づいて、記録更新される。
商品管理サーバ4のシステム制御部43は、この冷蔵庫2-jから送信されてきたデータに付加された食材種類に対応する食材種類と対応づけて格納されている小売店端末IDを抽出し、当該小売店端末IDと対応づけて格納されている在庫数を読み出す。そして、システム制御部43は、当該在庫数が必要数よりも多い小売店端末IDを抽出することにより発注先を決定する。この際、複数の小売店端末IDがヒットした場合、当該ヒットした小売店端末IDの内、何れの小売店端末IDを選択するのかは、任意である。例えば、販売価格が最も安く設定されている小売店端末IDを選択するようにしても良い。
このようにして、小売店端末IDが選択されると、商品管理サーバ4のシステム制御部43は、この選択した小売店端末IDに対応する小売店端末8-lに発注内容を示すデータを送信する。この際、システム制御部43は、発注元の冷蔵庫2-jから送信されてきたデータ付加されていた冷蔵庫IDに基づいて冷蔵庫DB45を検索して、当該冷蔵庫IDと対応づけて格納されている冷蔵庫情報から、発注元の住所を抽出する。そして、この抽出した住所を小売店端末8-lに送信するデータに付加するのである。この結果、小売店端末8-lの図示せぬ表示部に発注内容と、発注元の住所が表示されることとなる。
かかる処理が実行される結果、小売店から発注内容に対応する食材が冷蔵庫2-jのユーザの手元に配送され、決済が行われることとなる。なお、この決済方法については、任意である。例えば、配送がなされた時点で、販売価格に応じた金額を着払いの方法で支払うようにしても良い。
このようにして、本応用例によれば、冷蔵庫2-jにおける在庫数の減少に伴い、自動的に食材の発注がなされることとなるため、ユーザは、冷蔵庫2-j内の在庫数を気にすることなく、各食材を利用することが可能となる。
なお、本応用例において、商品管理サーバ4のシステム制御部43は、食材の発注先を自動的に決定した後、冷蔵庫2-jのユーザの判断を仰ぐことなく自動的に発注を行う構成としている。しかし、自動的に発注するのではなく、一度、冷蔵庫2-jに対して選択された発注先を表すデータを送信し、当該データに従って、冷蔵庫2-jにおいてユーザの判断を仰ぎ、ユーザの了解が得られた後に、発注を行う構成としても良い。
なお、本応用例においては、事前に小売店端末8-lから取り扱い食材の種類や販売価格等の情報を取得しておき、当該情報に基づいて発注先を決定する構成となっている。しかし、かかる情報を事前に取得しておかなくとも、同様の処理を実行することも可能である。すなわち、冷蔵庫2-jからデータが送信されてきた場合に、当該データに対応する発注内容と、発注元の住所等を、小売店端末8-lに送信し、当該データを小売店端末8-lの図示せぬ表示部に表示させる。そして、当該発注内容に応じて、小売店端末8-lから販売価格等の条件を提示させ、その条件に応じて、発注先を決定するようにしても良い。この際の、決定方法は任意であるが、例えば、販売価格の最も安い小売店を選択するようにしても良い。
(3)応用例3
本応用例にかかる商品管理システムは、上述した図11に示した商品管理システムS3と同様の構成により実現されるものである。従って、特に示さない限り、商品管理システムS3の各要素は、上述した応用例2と同様の構成を有するものであり同様の処理を実行するものである。
ここで、本応用例にかかる商品管理システムS3は、商品管理サーバ4において、管理ファイルDB46に格納されている在庫状況管理ファイルf等の情報に基づいて、各家庭に対する「お勧めメニュー」を決定し、その決定した「お勧めメニュー」を示すデータを各冷蔵庫2-jに提供しようとするものである。
かかる機能を実現するため、本応用例において商品管理サーバ4は、上記図4に示した各要素の他に、レシピDBを有している。このレシピDBは、料理の作成方法と当該料理の作成に必要となる食材の分量を示すレシピデータを要素とするDBであり、各レシピデータと対応付けて、当該レシピデータに対応する料理を作成する際に必要となる食材名、すなわち、材料名が検索用のキーワードとして格納されている。ここで、同一の料理であっても、消費人数によって使用すべき食材の分量や作成方法に差が生じる場合がある。そこで、本実施形態において、このレシピDBには、同一の料理を作成するためのレシピデータが消費人数毎に分類されて格納されている。なお、このレシピDBは、「特許請求の範囲」における「レシピ情報記録手段」に対応している。
本応用例にかかる商品管理サーバ4のシステム制御部43は、例えば、毎日、午後4時等の時刻になると、管理ファイルDB46に、格納されている各在庫状況管理ファイルfを読み出し、在庫状況管理ファイルf毎に以下の処理を実行することにより、各冷蔵庫2-jに配信すべき「お勧めメニュー」、すなわち、各家庭に対する「お勧めメニュー」を決定する。
(A)ステップA
まず、システム制御部43は、在庫状況管理ファイルfから、食材IDを抽出し、各食材IDに対応する食材情報を食材DB44から読み出す。そして、システム制御部43は、その読み出した食材情報から賞味期限を抽出し、各食材に対して利用優先度を設定する。この利用優先度は、各食材を消費すべき順序を示す情報であり、現在時刻から賞味期限までの期間の短いものから順に高い利用優先度が設定される。
(B)ステップB
次いで、システム制御部43は、当該在庫状況管理ファイルfと対応付けて管理ファイルDB46に格納されている冷蔵庫IDを読み出し、冷蔵庫DB45から当該冷蔵庫IDに対応する冷蔵庫情報を読み出す。そして、システム制御部43は、この冷蔵庫情報から当該在庫状況管理ファイルfに対応する冷蔵庫2-jを保有している家庭の家族構成を抽出する。
(C)ステップC
このようにして利用優先度が設定され家族構成が抽出されると、システム制御部43は、これらの情報に基づいてレシピDBを検索し、当該検索の結果ヒットしたレシピデータを「お勧めメニュー」に対応するデータとして読み出す。具体的には、システム制御部43は、利用優先度の高い食材に対応する食材IDと対応付けて、食材DBに格納されている食材種類を抽出する。そして、システム制御部43は、この抽出した種類の食材を材料としている料理に対応するレシピデータをレシピDBから読み出すのである。この際、システム制御部43は、ステップBにおいて抽出した家族構成に基づいて、当該家族構成に対応する人数を消費人数とするレシピデータを選択すると共に、当該食材を材料とする料理が複数存在する場合には、全てのレシピデータを読み出す。なお、この際、利用優先度の高い物から順に、どの程度の順位の食材までを材料とする料理を選択するかは、任意である。また、この際、現在の季節に応じて、「お勧めメニュー」を変更するようにしても良い。
(D)ステップD
このようにして、レシピデータが読み出されると、システム制御部43は、当該レシピデータに対応する材料中、未だ、冷蔵庫2-jに保管されていない食材に対応する食材種類を抽出する。
(E)ステップE
次いで、システム制御部43は、この抽出された食材種類を検索キーとして、小売店管理DB48を検索し、当該食材種類の販売価格中、最安値のものを抽出する。そして、システム制御部43は、レシピデータと、不足材料名と、当該不足材料の販売価格を示すデータを生成する。システム制御部43は、かかる一連の処理を通じて生成したデータを冷蔵庫2-jに送信する。
一方、冷蔵庫2-jの制御部24は、このデータ基づいて処理を行い、当該データに対応した内容を、冷蔵庫2-jの図示せぬ表示部に表示する。ユーザは、この表示を見て、「お勧めメニュー」を採用するか否かを決定することとなる。
その後、ユーザが、冷蔵庫2-jの図示せぬ操作部に対して、当該メニューを承認する旨の入力操作を行うと制御部24は、当該入力操作に従って、商品管理サーバ4に対してメニューが承認された旨を示すデータを送信する。この際、制御部24は、当該データに対して自機の冷蔵庫IDを付加する。
かかる処理が行われる結果、商品管理サーバ4から小売店端末8-lに対して発注内容を示すデータが送信され、当該発注内容に対応する食材がユーザの元に配送されることとなるのである。なお、この際の動作については、上述した応用例2と同様であるため、詳細は省略する。
このようにして、本応用例にかかる商品管理システムS3によれば、在庫状況管理ファイルfに記述されている食材IDに基づいて利用優先度を決定し、当該優先度に応じて、「お勧めメニュー」を決定する構成となっている。このため、冷蔵庫2-jに格納されている各種食材の破棄率を減少させることが可能となると共に、各食材の流通を促すことが可能となる。
なお、本応用例にかかる商品管理システムS3においては、レシピDBを商品管理サーバ4に保有させ、商品管理サーバ4において「お勧めメニュー」を決定する構成を採用していた。しかし、レシピDBを外部サーバに保有させ、当該外部サーバにおいて「お勧めメニュー」を決定する構成とすることも可能である。この場合、上記ステップAにおいて設定された利用優先度と、ステップBにおいて抽出された家族構成とを商品管理サーバ4から外部サーバに送信し、これらの情報に基づいて外部サーバにおいてレシピDBを検索して、検索の結果、ヒットしたレシピデータを「お勧めメニュー」に対応するデータとして読み出すようにすれば良い。そして、このレシピデータを商品管理サーバ4に返信し、当該レシピデータに基づいて、上記ステップD及びステップEの処理を、商品管理サーバ4において実行するようにするのである。
また、レシピDBを冷蔵庫2-jに保有させるようにし、冷蔵庫2-jにおいて「お勧めメニュー」を決定するようにしても良い。この場合、上記と同様に、上記ステップAにおいて設定された利用優先度と、ステップBにおいて抽出された家族構成とを商品管理サーバ4から冷蔵庫2-jに送信し、これらの情報に基づいて冷蔵庫2-jにおいてレシピDBを検索して、検索の結果、ヒットしたレシピデータを「お勧めメニュー」に対応するデータとして読み出すようにすれば良い。
[2]第2実施形態
本実施形態にかかる商品管理システムSは上述した図1に示す商品管理システムと同様の構成により実現されるものである。従って、特に示さない限り、同図に示す各要素は、上述の第1実施形態と同様の構成を有し、同様の処理を実行するものである。
ここで、上述した第1実施形態において各冷蔵庫2-jの制御部24は、自機内において在庫状況管理ファイルfを生成、更新して商品管理サーバ4に送信する構成を採用していた。これに対して、本実施形態にかかる商品管理システムSにおいて、各冷蔵庫2-jは、自機のボックス内に入庫された食材の食材IDを読み出して、当該食材IDを商品管理サーバ4に送信するのみで、在庫状況管理ファイルfを生成、更新することはない。
そして、商品管理サーバ4は、各冷蔵庫2-jから送信されてきた食材IDに基づいて在庫状況管理ファイルfを生成、更新するのである。なお、在庫状況管理ファイルfの生成タイミングは、任意である。例えば、初めて冷蔵庫2-jから食材IDが送信されて来た際に、在庫状況管理ファイルfを生成するようにしても良いし、冷蔵庫IDの登録時に、在庫状況管理ファイルfを生成するようにしても良い。
かかる在庫状況管理ファイルfの更新方法及び流通状態情報の生成方法は上述した第1実施形態と同様である。
このようにして、本実施形態にかかる商品管理システムSによれば、各冷蔵庫2-jにおける処理を簡素化しつつ、上記第1実施形態と同様の処理を実現することが可能となり、もって、冷蔵庫2-jの構成が複雑化し、冷蔵庫2-j自体の販売価格の上昇を防止することが可能となる。
第1実施形態における商品管理システムSの構成を示すブロック図である。 同実施形態における冷蔵庫2-jの構成を示すブロック図である。 同実施形態における在庫状況管理ファイルfの記述内容の一例を示す図である。 同実施形態における商品管理サーバ4の構成を示したブロック図である。 同実施形態における食材DB44の記録内容の一例を示す図である 同実施形態における冷蔵庫DB45の記録内容の一例を示す図である 同実施形態における商品管理システムS内のデータシーケンスを示す図である。 同実施形態における冷蔵庫2-jの制御部24が実行する処理を示すフローチャートである。 同実施形態における商品管理サーバ4のシステム制御部43が実行する処理を示すフローチャートである。 応用例1における商品管理システムS2の構成を示すブロック図である。 応用例2における商品管理システムS3の構成を示すブロック図である。 同応用例における小売店管理DB48の記録内容の一例を示す図である。
符号の説明
S・・・商品管理システム
1-i・・・非接触ICタグ
2-j・・・冷蔵庫
21・・・保冷部
22・・・通信部
23・・・記録部
24・・・制御部
3・・・ネットワーク
4・・・商品管理サーバ
41・・・通信部
42・・・専用線I/F部
43・・・システム制御部
44・・・食材DB
45・・・冷蔵庫DB
46・・・管理ファイルDB
47・・・データバス
48・・・小売店管理DB
5-k・・・企業端末
6・・・専用線
7-l、8-l・・・小売店端末

Claims (20)

  1. 情報収集の対象となる複数の商品の各々に付設され、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体と、
    前記商品を格納する複数の保管庫と、
    前記商品に関する情報を管理する商品管理サーバと、
    を備える商品管理システムであって、
    前記各保管庫は、
    当該保管庫に格納されている前記商品に付設された前記記録媒体から前記商品識別情報を読み出す読出手段を備え、
    前記商品管理サーバは、
    前記各保管庫において読み出された前記商品識別情報を少なくとも取得する取得手段を備える
    ことを特徴とする商品管理システム。
  2. 前記保管庫は、
    当該保管庫を識別するための保管庫識別情報を記録した記録手段を更に有し、
    前記商品管理サーバの取得手段は、更に、前記保管庫識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品管理システム。
  3. 前記商品管理サーバは、
    前記取得手段によって取得された前記商品識別情報に少なくとも基づいて、前記商品のユーザまでの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、
    前記生成された流通状態情報を外部に出力する出力手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の商品管理システム。
  4. 前記商品管理サーバは、
    前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報との双方に少なくとも基づいて、前記商品の消費者までの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、
    前記流通状態情報生成手段によって生成された前記流通状態情報を外部に出力する出力手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載の商品管理システム。
  5. 前記商品管理サーバは、
    少なくとも前記商品識別情報に対応する商品の属性を示す商品属性情報を当該商品識別情報と対応づけて記録した商品属性情報記録手段と、
    前記保管庫の属性を示す保管庫属性情報を前記保管庫識別情報と対応づけて記録した保管庫属性情報記録手段と、
    を更に有し、
    前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報及び前記保管庫識別情報と対応づけて前記商品属性情報記録手段及び前記保管庫属性情報記録手段に記録されている前記商品属性情報と前記保管庫属性情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の商品管理システム。
  6. 前記記録媒体は、前記商品である食材に添付され、
    前記商品管理サーバの前記商品属性情報記録手段は、前記商品属性情報として、少なくとも当該商品識別情報に対応する前記食材の賞味期限を示す商品属性情報を記録し、
    前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記流通状態情報として、前記食材の消費状況、破棄状況及び在庫状況の少なくとも何れか1つを含む流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の商品管理システム。
  7. 前記商品管理サーバは、
    少なくとも料理の作成方法を示すレシピ情報を記録したレシピ情報記録手段と、
    所定のタイミングにおいて、前記商品属性情報と前記保管庫属性情報との少なくとも何れか一方に基づいて前記レシピ情報記録手段に記録されている前記レシピ情報から前記レシピ情報を選択するレシピ情報選択手段と、
    少なくとも前記選択されたレシピ情報を含むメニュー情報を前記保管庫に送信するメニュー情報送信手段と、をさらに有し、
    前記保管庫は、
    前記送信されたメニュー情報に含まれる前記レシピ情報に基づいて、当該レシピ情報に対応する料理の作成方法を少なくとも表示する表示手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の商品管理システム。
  8. 前記保管庫は、
    前記読み出し手段によって読み出された前記商品識別情報に対応する前記商品属性情報を前記商品管理サーバから取得する商品属性情報取得手段と、
    当該商品識別情報及び当該商品属性情報に基づいて、自機に保管された前記商品の在庫状況を示す在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段と、
    を更に有し、
    前記商品管理サーバの前記取得手段は、前記在庫状況情報を更に取得し、
    前記商品管理サーバの前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報と前記在庫状況情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の商品管理システム。
  9. 前記商品管理サーバは、
    前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記商品属性情報に基づいて、前記複数の保管庫の各々における前記商品の在庫状況を示す情報であって、前記複数の保管庫の各々に対応した在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段を更に有し、
    前記サーバの前記流通状態情報生成手段は、少なくとも前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報及び前記在庫状況情報生成手段によって生成された前記在庫状況情報に基づいて、前記流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の商品管理システム。
  10. 前記保管庫は、
    当該保管庫のユーザが必要とする前記各商品の最低在庫数を示す最低在庫数情報を生成する最低在庫数情報生成手段を更に有し、
    前記商品管理サーバは、
    前記複数の保管庫の各々から、前記最低在庫数情報を取得する最低在庫数情報取得手段と、
    少なくとも前記最低在庫数情報と前記在庫状況情報に基づいて、前記複数の保管庫のユーザが必要とする前記商品を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記商品を発注すべき旨の発注情報を、前記商品を取り扱う店舗に設置された端末に送信する発注情報送信手段と
    を更に有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の商品管理システム。
  11. 市場に流通する各種商品を管理するための商品管理サーバであって、
    商品を保管するための保管庫が、当該保管庫に格納されている前記商品に付設された記録媒体であって、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体から、読み出した前記商品識別情報を取得する商品識別情報取得手段を有する
    ことを特徴とする商品管理サーバ。
  12. 前記保管庫から当該保管庫を識別するための保管庫識別情報を取得する保管庫識別情報取得手段を更に有することを特徴とする請求項11に記載の商品管理サーバ。
  13. 前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報と、前記保管庫識別情報取得手段によって取得された前記保管庫識別情報に少なくとも基づいて、前記商品の消費者までの流通状態を示す流通状態情報を生成する流通状態情報生成手段と、
    前記生成された前記流通状態情報を外部に出力する出力手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項12に記載の商品管理サーバ。
  14. 少なくとも前記商品識別情報に対応する商品の属性を示す商品属性情報を前記商品識別情報と対応づけて記録している商品属性情報記録手段と、
    前記保管庫の属性を示す保管庫属性情報を前記保管庫識別情報と対応づけて記録した保管庫属性情報記録手段と、
    を更に有し、
    前記流通状態情報生成手段は、前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報及び前記保管庫識別情報取得手段によって取得された前記保管庫識別情報と対応づけて前記商品属性情報記録手段及び前記保管庫属性情報記録手段に記録されている前記商品属性情報と前記保管庫属性情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の商品管理サーバ。
  15. 前記記録媒体は、前記商品である食材に添付され、
    前記商品属性情報記録手段は、前記商品属性情報として、当該商品識別情報に対応する前記食材の賞味期限を少なくとも示す商品属性情報を記録し、
    前記流通状態情報生成手段は、前記流通状態情報として、前記商品の消費状況、破棄状況及び在庫状況の少なくとも何れか1つを含む流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項14に記載の商品管理サーバ。
  16. 少なくとも料理の作成方法を示すレシピ情報を記録したレシピ情報記録手段と、
    所定のタイミングにおいて、前記商品属性情報と前記保管庫属性情報との少なくとも何れか一方に基づいて前記レシピ情報記録手段に記録されている前記レシピ情報から前記レシピ情報を選択するレシピ情報選択手段と、
    少なくとも前記選択されたレシピ情報を含むメニュー情報を前記保管庫に送信するメニュー情報送信手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の商品管理サーバ。
  17. 前記商品識別情報取得手段によって取得された前記商品識別情報と、前記商品属性情報に基づいて、前記複数の保管庫の各々における前記商品の在庫状況を示す情報であって、前記複数の保管庫の各々に対応した在庫状況情報を生成する在庫状況情報生成手段を更に有し、
    前記流通状態情報生成手段は、前記取得手段によって取得された前記商品識別情報と前記保管庫識別情報及び前記在庫状況情報生成手段によって生成された前記在庫状況情報に少なくとも基づいて、前記流通状態情報を生成する
    ことを特徴とする請求項14に記載の商品管理サーバ。
  18. 前記保管庫から当該保管庫のユーザが必要とする前記各商品の最低在庫数を示す最低在庫数情報を取得する最低在庫数情報取得手段と、
    少なくとも前記最低在庫数情報と前記在庫状況情報に基づいて、前記複数の保管庫のユーザが必要とする前記商品を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記商品を発注すべき旨の発注情報を、前記商品を取り扱う店舗に設置された端末に送信する発注情報送信手段と
    を更に有することを特徴とする請求項17に記載の商品管理サーバ。
  19. コンピュータによって、市場に流通している商品を管理するための商品管理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    商品を保管するための保管庫が、当該保管庫に格納されている前記商品に付設された記録媒体であって、当該商品を識別するための商品識別情報が少なくとも記録されている複数の記録媒体から、読み出した前記商品識別情報を取得する商品識別情報取得手段
    として機能させることを特徴とする商品管理プログラム。
  20. 請求項19に記載の商品管理プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な情報記録媒体。
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