JP2001059536A - 油圧緩衝器の分解構造 - Google Patents
油圧緩衝器の分解構造Info
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- JP2001059536A JP2001059536A JP11234747A JP23474799A JP2001059536A JP 2001059536 A JP2001059536 A JP 2001059536A JP 11234747 A JP11234747 A JP 11234747A JP 23474799 A JP23474799 A JP 23474799A JP 2001059536 A JP2001059536 A JP 2001059536A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧緩衝器の廃棄時に、油圧緩衝器を車両に
取付けたままの状態でも、油圧緩衝器の内部の油及びガ
スを容易に抜くこと。 【解決手段】 アウタチューブ11に内蔵したシリンダ
12の端部にベースバルブ装置50を設けてなる油圧緩
衝器10の分解構造において、アウタチューブ11の底
部をドレーンボルト52により構成し、このドレーンボ
ルトにベースバルブ装置50のボトムピース53を固定
したもの。
取付けたままの状態でも、油圧緩衝器の内部の油及びガ
スを容易に抜くこと。 【解決手段】 アウタチューブ11に内蔵したシリンダ
12の端部にベースバルブ装置50を設けてなる油圧緩
衝器10の分解構造において、アウタチューブ11の底
部をドレーンボルト52により構成し、このドレーンボ
ルトにベースバルブ装置50のボトムピース53を固定
したもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧緩衝器の分解構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧緩衝器として、特開平9-105437号公
報に記載の如く、アウタチューブにシリンダを内蔵し、
シリンダにピストンロッドを挿入し、シリンダの内部を
ピストンロッドが収容されないピストン側油室と、ピス
トンロッドが収容されるロッド側油室とに区画するとと
もに、アウタチューブとシリンダの間隙をリザーバ室と
し、シリンダの端部にリザーバ室とピストン側油室とを
連絡するベースバルブ装置を設けてなるものがある。
報に記載の如く、アウタチューブにシリンダを内蔵し、
シリンダにピストンロッドを挿入し、シリンダの内部を
ピストンロッドが収容されないピストン側油室と、ピス
トンロッドが収容されるロッド側油室とに区画するとと
もに、アウタチューブとシリンダの間隙をリザーバ室と
し、シリンダの端部にリザーバ室とピストン側油室とを
連絡するベースバルブ装置を設けてなるものがある。
【0003】このとき、従来技術では、シリンダの端部
に設けたベースバルブ装置を、アウタチューブの底部を
形成するキャップにより包むようにしており、このキャ
ップを溶接又はスピニングにより形成している。
に設けたベースバルブ装置を、アウタチューブの底部を
形成するキャップにより包むようにしており、このキャ
ップを溶接又はスピニングにより形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】油圧緩衝器を廃棄する
ときに油室やリザーバ室に油及びガスを入れたままだ
と、リサイクルに際して炉で溶かすとき等に爆発する虞
があり、それらの油及びガスを抜く必要がある。従っ
て、油圧緩衝器は車両に取付けたままの状態でも、油及
びガスを抜いて廃棄する必要があるが、従来技術では、
アウタチューブの底部を構成しているキャップが前述の
如くに溶接等により固着化されており、アウタチューブ
の底部からそれらの油及びガスを容易に抜くことができ
ない。
ときに油室やリザーバ室に油及びガスを入れたままだ
と、リサイクルに際して炉で溶かすとき等に爆発する虞
があり、それらの油及びガスを抜く必要がある。従っ
て、油圧緩衝器は車両に取付けたままの状態でも、油及
びガスを抜いて廃棄する必要があるが、従来技術では、
アウタチューブの底部を構成しているキャップが前述の
如くに溶接等により固着化されており、アウタチューブ
の底部からそれらの油及びガスを容易に抜くことができ
ない。
【0005】また、アウタチューブ上部も、カシメ又は
溶接等により固着化されているので、上部からも容易に
油及びガスを抜くことができない。
溶接等により固着化されているので、上部からも容易に
油及びガスを抜くことができない。
【0006】尚、実開平56-39307号公報の油圧緩衝器で
は、アウタチューブの底部を該チューブに螺着したキャ
ップにより構成することとしているものの、このキャッ
プは不完全ねじ部をもってアウタチューブに固着されて
おり、廃棄時に取り外しできない。
は、アウタチューブの底部を該チューブに螺着したキャ
ップにより構成することとしているものの、このキャッ
プは不完全ねじ部をもってアウタチューブに固着されて
おり、廃棄時に取り外しできない。
【0007】本発明の課題は、油圧緩衝器の廃棄時に、
油圧緩衝器を車両に取付けたままの状態でも、油圧緩衝
器の内部の油及びガスを容易に抜くことにある。
油圧緩衝器を車両に取付けたままの状態でも、油圧緩衝
器の内部の油及びガスを容易に抜くことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、アウタチューブにシリンダを内蔵し、シリンダにピ
ストンロッドを挿入し、シリンダの内部をピストンロッ
ドが収容されないピストン側油室と、ピストンロッドが
収容されるロッド側油室とに区画するとともに、アウタ
チューブとシリンダの間隙をリザーバ室とし、シリンダ
の端部にリザーバ室とピストン側油室とを連絡するベー
スバルブ装置を設け、ベースバルブ装置がシリンダの端
部にボトムピースを取着して構成されてなる油圧緩衝器
の分解構造において、アウタチューブの底部をドレーン
ボルトにより構成し、このドレーンボルトにボトムピー
スを固定したものである。
は、アウタチューブにシリンダを内蔵し、シリンダにピ
ストンロッドを挿入し、シリンダの内部をピストンロッ
ドが収容されないピストン側油室と、ピストンロッドが
収容されるロッド側油室とに区画するとともに、アウタ
チューブとシリンダの間隙をリザーバ室とし、シリンダ
の端部にリザーバ室とピストン側油室とを連絡するベー
スバルブ装置を設け、ベースバルブ装置がシリンダの端
部にボトムピースを取着して構成されてなる油圧緩衝器
の分解構造において、アウタチューブの底部をドレーン
ボルトにより構成し、このドレーンボルトにボトムピー
スを固定したものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ボトムピースにシリンダ
を圧入して取着したものである。
載の本発明において更に、前記ボトムピースにシリンダ
を圧入して取着したものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記ドレーンボルトに
ボトムピースを一体的に形成したものである。
2に記載の本発明において更に、前記ドレーンボルトに
ボトムピースを一体的に形成したものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記アウタチ
ューブに車輪側取付ブラケットを取着し、アウタチュー
ブの端部を該ブラケットより外方にまで延長し、その外
方端に前記ドレーンボルトからなる底部を形成してなる
ようにしたものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記アウタチ
ューブに車輪側取付ブラケットを取着し、アウタチュー
ブの端部を該ブラケットより外方にまで延長し、その外
方端に前記ドレーンボルトからなる底部を形成してなる
ようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 油圧緩衝器の廃棄時に、アウタチューブの底部のドレ
ーンボルトを外すと、このドレーンボルトに圧入されて
いるボトムピースも外れ、油室やリザーバ室の油及びガ
スが抜ける。従って、油圧緩衝器を車両に取付けたまま
の状態でも、油圧緩衝器を底部から分解し、作業性が良
く全ての油及びガスを容易に抜ける。
ーンボルトを外すと、このドレーンボルトに圧入されて
いるボトムピースも外れ、油室やリザーバ室の油及びガ
スが抜ける。従って、油圧緩衝器を車両に取付けたまま
の状態でも、油圧緩衝器を底部から分解し、作業性が良
く全ての油及びガスを容易に抜ける。
【0013】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 ボトムピースにシリンダを圧入して取着した。従っ
て、ボトムピースを外すと同時にシリンダもアウタチュ
ーブから抜け、油室やリザーバ室の油及びガスを直ちに
抜ける。
る。 ボトムピースにシリンダを圧入して取着した。従っ
て、ボトムピースを外すと同時にシリンダもアウタチュ
ーブから抜け、油室やリザーバ室の油及びガスを直ちに
抜ける。
【0014】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 ドレーンボルトにボトムピースを一体的に形成したか
ら、組立て時の部品管理性、組立作業性を簡易化でき
る。
る。 ドレーンボルトにボトムピースを一体的に形成したか
ら、組立て時の部品管理性、組立作業性を簡易化でき
る。
【0015】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 アウタチューブの底部を構成するドレーンボルトの取
付ねじ部を、車体側取付ブラケットから回避しておくこ
とにより、油圧緩衝器を車両に取付けたままの状態で
も、容易にドレーンボルトを外すことができ、油圧緩衝
器を確実に底部から分解して容易に油抜きできる。
る。 アウタチューブの底部を構成するドレーンボルトの取
付ねじ部を、車体側取付ブラケットから回避しておくこ
とにより、油圧緩衝器を車両に取付けたままの状態で
も、容易にドレーンボルトを外すことができ、油圧緩衝
器を確実に底部から分解して容易に油抜きできる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の油圧緩衝器
を示す断面図、図2はピストンバルブ装置を示す拡大断
面図、図3はベースバルブ装置を示す拡大断面図、図4
は図3の底面図、図5は第2実施形態のベースバルブ装
置を示す拡大断面図、図6は図5の底面図である。
を示す断面図、図2はピストンバルブ装置を示す拡大断
面図、図3はベースバルブ装置を示す拡大断面図、図4
は図3の底面図、図5は第2実施形態のベースバルブ装
置を示す拡大断面図、図6は図5の底面図である。
【0017】(第1実施形態)(図1〜図4) 油圧緩衝器10は、図1に示す如く、アウタチューブ1
1に内蔵してあるシリンダ12に(ピストンロッド)1
3を挿入し、ピストンロッド13の上端部を車体側に連
結し、アウタチューブ11の下端部を車輪側に連結する
ことにより、車両の懸架装置を構成する。尚、アウタチ
ューブ11の下端部には車輪側への取付ブラケット14
が固定され、その上端部には車体側への取付ブラケット
15が固定される。
1に内蔵してあるシリンダ12に(ピストンロッド)1
3を挿入し、ピストンロッド13の上端部を車体側に連
結し、アウタチューブ11の下端部を車輪側に連結する
ことにより、車両の懸架装置を構成する。尚、アウタチ
ューブ11の下端部には車輪側への取付ブラケット14
が固定され、その上端部には車体側への取付ブラケット
15が固定される。
【0018】また、油圧緩衝器10は、アウタチューブ
11の外周に固定した下スプリングシート16と、ピス
トンロッド13の周囲に設置されるとともに、車体側取
付ブラケット15にスラスト軸受17を介して背面支持
されてなる上スプリングシート18との間に、懸架ばね
19を介装している。
11の外周に固定した下スプリングシート16と、ピス
トンロッド13の周囲に設置されるとともに、車体側取
付ブラケット15にスラスト軸受17を介して背面支持
されてなる上スプリングシート18との間に、懸架ばね
19を介装している。
【0019】シリンダ12はピストンロッド13が貫通
するロッドガイド21を備え、アウタチューブ11はロ
ッドガイド21の上部にピストンロッド13が貫通する
オイルシール組立体22とOリング(不図示)を備え、
これらのロッドガイド21とオイルシール組立体22は
シリンダ12の上端部とアウタチューブ11の上端かし
め部とに狭持されている。
するロッドガイド21を備え、アウタチューブ11はロ
ッドガイド21の上部にピストンロッド13が貫通する
オイルシール組立体22とOリング(不図示)を備え、
これらのロッドガイド21とオイルシール組立体22は
シリンダ12の上端部とアウタチューブ11の上端かし
め部とに狭持されている。
【0020】尚、アウタチューブ11は、バンプストッ
パ24を備え、最圧縮時に、ピストンロッド13が備え
る圧側バンパ25にこのバンプストッパ24を衝合して
最圧縮ストロークを規制する。また、ピストンロッド1
3はシリンダ12への挿入部分に係止されたリバウンド
シート26、リバウンドラバー28を備え、最伸長時
に、前述のロッドガイド21の端面にこのリバウンドラ
バー28を衝合して最伸長ストロークを規制可能として
いる。
パ24を備え、最圧縮時に、ピストンロッド13が備え
る圧側バンパ25にこのバンプストッパ24を衝合して
最圧縮ストロークを規制する。また、ピストンロッド1
3はシリンダ12への挿入部分に係止されたリバウンド
シート26、リバウンドラバー28を備え、最伸長時
に、前述のロッドガイド21の端面にこのリバウンドラ
バー28を衝合して最伸長ストロークを規制可能として
いる。
【0021】油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置
(伸側減衰力発生装置)30と、ベースバルブ装置(圧
側減衰力発生装置)70とを有している。油圧緩衝器1
0は、ピストンバルブ装置30とベースバルブ装置70
が発生する減衰力により、懸架ばね19による衝撃力の
吸収に伴うシリンダ12とピストンロッド13の伸縮振
動を抑制する。
(伸側減衰力発生装置)30と、ベースバルブ装置(圧
側減衰力発生装置)70とを有している。油圧緩衝器1
0は、ピストンバルブ装置30とベースバルブ装置70
が発生する減衰力により、懸架ばね19による衝撃力の
吸収に伴うシリンダ12とピストンロッド13の伸縮振
動を抑制する。
【0022】(ピストンバルブ装置30)(図1、図
2) ピストンバルブ装置30は、図2に示す如く、ピストン
ロッド13のピストン装着部31にバルブストッパ3
2、バルブシート33、チェックバルブ34、ピストン
35、ディスクバルブ36、バルブシート33、バルブ
ストッパ38を装着し、これらをナット39で固定し、
更にピストンロッド13の外端面をかしめ加工してこの
ナット39の固着化を図っている。そして、ピストン3
5は、シリンダ12の内部をピストンロッド13が収容
されないピストン側油室40Aと、ピストンロッド13
が収容されるロッド側油室40Bとに区画し、両油室4
0A、40Bを連通する圧側流路41Aと伸側流路41
Bを備える。圧側流路41Aはチェックバルブ34によ
り開閉され、伸側流路41Bはディスクバルブ36によ
り開閉される。
2) ピストンバルブ装置30は、図2に示す如く、ピストン
ロッド13のピストン装着部31にバルブストッパ3
2、バルブシート33、チェックバルブ34、ピストン
35、ディスクバルブ36、バルブシート33、バルブ
ストッパ38を装着し、これらをナット39で固定し、
更にピストンロッド13の外端面をかしめ加工してこの
ナット39の固着化を図っている。そして、ピストン3
5は、シリンダ12の内部をピストンロッド13が収容
されないピストン側油室40Aと、ピストンロッド13
が収容されるロッド側油室40Bとに区画し、両油室4
0A、40Bを連通する圧側流路41Aと伸側流路41
Bを備える。圧側流路41Aはチェックバルブ34によ
り開閉され、伸側流路41Bはディスクバルブ36によ
り開閉される。
【0023】これにより、油圧緩衝器10のピストンバ
ルブ装置30にあっては、圧縮時に、ピストン側油室4
0Aの油が圧側流路41Aを通りチェックバルブ34を
たわみ変形させて開き、ロッド側油室40Bに導かれ
る。また、伸長時には、ロッド側油室40Bの油が伸側
流路41Bを通りディスクバルブ36をたわみ変形させ
て開き、ピストン側油室40Aに導かれ、伸側減衰力を
生ずる。
ルブ装置30にあっては、圧縮時に、ピストン側油室4
0Aの油が圧側流路41Aを通りチェックバルブ34を
たわみ変形させて開き、ロッド側油室40Bに導かれ
る。また、伸長時には、ロッド側油室40Bの油が伸側
流路41Bを通りディスクバルブ36をたわみ変形させ
て開き、ピストン側油室40Aに導かれ、伸側減衰力を
生ずる。
【0024】(ベースバルブ装置50)(図1、図3、
図4) 油圧緩衝器10は、アウタチューブ11とシリンダ12
の間隙をリザーバ室51とし、このリザーバ室51の内
部を油室とガス室とに区画している。そして、ベースバ
ルブ装置50は、アウタチューブ11の下端底部をドレ
ーンボルト52により構成し、シリンダ12の下端部に
ボトムピース53を取着して構成され、このボトムピー
ス53とドレーンボルト52との間に設けた流路54に
より、リザーバ室51とピストン側油室40Aとを連絡
する。尚、ボトムピース53にはかご状のばね受部材5
5が圧入され、ボトムピース53とばね受部材55の間
に、ばね56、バルブシート57、ディスクバルブ58
を介装し、ばね56によりバルブシート57を介してデ
ィスクバルブ58をボトムピース53の外周の突状弁座
に圧接している。
図4) 油圧緩衝器10は、アウタチューブ11とシリンダ12
の間隙をリザーバ室51とし、このリザーバ室51の内
部を油室とガス室とに区画している。そして、ベースバ
ルブ装置50は、アウタチューブ11の下端底部をドレ
ーンボルト52により構成し、シリンダ12の下端部に
ボトムピース53を取着して構成され、このボトムピー
ス53とドレーンボルト52との間に設けた流路54に
より、リザーバ室51とピストン側油室40Aとを連絡
する。尚、ボトムピース53にはかご状のばね受部材5
5が圧入され、ボトムピース53とばね受部材55の間
に、ばね56、バルブシート57、ディスクバルブ58
を介装し、ばね56によりバルブシート57を介してデ
ィスクバルブ58をボトムピース53の外周の突状弁座
に圧接している。
【0025】即ち、油圧緩衝器10の圧縮時には、シリ
ンダ12に進入するピストンロッド13の進入容積分の
油がバルブシート57の流路57Aを通ってディスクバ
ルブ58をたわみ変形させて開き、ピストン側油室40
Aからボトムピース53の流路53A、流路54経由で
リザーバ室51へ押出され、圧側の減衰力を得る。
ンダ12に進入するピストンロッド13の進入容積分の
油がバルブシート57の流路57Aを通ってディスクバ
ルブ58をたわみ変形させて開き、ピストン側油室40
Aからボトムピース53の流路53A、流路54経由で
リザーバ室51へ押出され、圧側の減衰力を得る。
【0026】また、油圧緩衝器10の伸長時には、シリ
ンダ12から退出するピストンロッド13の退出容積分
の油が、ばね56に抗してバルブシート57、ディスク
バルブ58を押し開き、リザーバ室51からボトムピー
ス53の流路53A経由でピストン側油室40Aに補給
される。
ンダ12から退出するピストンロッド13の退出容積分
の油が、ばね56に抗してバルブシート57、ディスク
バルブ58を押し開き、リザーバ室51からボトムピー
ス53の流路53A経由でピストン側油室40Aに補給
される。
【0027】従って、油圧緩衝器10は以下の如くに減
衰作用を行なう。 (圧縮時)油圧緩衝器10の圧縮時には、ベースバルブ
装置50において、ディスクバルブ58をたわみ変形さ
せて通る油により圧側減衰力を生ずる。
衰作用を行なう。 (圧縮時)油圧緩衝器10の圧縮時には、ベースバルブ
装置50において、ディスクバルブ58をたわみ変形さ
せて通る油により圧側減衰力を生ずる。
【0028】(伸長時)油圧緩衝器10の伸長時には、
ピストンバルブ装置30において、ディスクバルブ36
をたわみ変形させて通る油により伸側減衰力を生ずる。
ピストンバルブ装置30において、ディスクバルブ36
をたわみ変形させて通る油により伸側減衰力を生ずる。
【0029】これらの圧側と伸側の減衰力により、油圧
緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
【0030】しかるに、油圧緩衝器10にあっては、ド
レーンボルト52の内周部にベースバルブ装置50を構
成するボトムピース53(ばね受部材55、ばね56、
バルブシート57、ディスクバルブ58の組立体)を圧
入し、かつシリンダ12の下端部にボトムピース53の
ばね受部材55まわりを圧入した状態で、ドレーンボル
ト52の外周ねじ部をアウタチューブ11の下端ねじ部
に着脱可能に螺着してある。尚、ロッドガイド21に対
するシリンダ12の上端部の嵌合は隙間嵌め状態(圧入
しない状態)である。
レーンボルト52の内周部にベースバルブ装置50を構
成するボトムピース53(ばね受部材55、ばね56、
バルブシート57、ディスクバルブ58の組立体)を圧
入し、かつシリンダ12の下端部にボトムピース53の
ばね受部材55まわりを圧入した状態で、ドレーンボル
ト52の外周ねじ部をアウタチューブ11の下端ねじ部
に着脱可能に螺着してある。尚、ロッドガイド21に対
するシリンダ12の上端部の嵌合は隙間嵌め状態(圧入
しない状態)である。
【0031】従って、油圧緩衝器10の廃棄時の分解手
順は以下の如くなされる。 (1)ドレーンボルト52をアウタチューブ11の下端部
から外すと、このドレーンボルト52に、該ドレーンボ
ルト52に圧入されているボトムピース53、ボトムピ
ース53に圧入されているシリンダ12が加わった全3
者が一体でアウタチューブ11から抜ける。
順は以下の如くなされる。 (1)ドレーンボルト52をアウタチューブ11の下端部
から外すと、このドレーンボルト52に、該ドレーンボ
ルト52に圧入されているボトムピース53、ボトムピ
ース53に圧入されているシリンダ12が加わった全3
者が一体でアウタチューブ11から抜ける。
【0032】(2)上述(1)において、ドレーンボルト52
を外すとリザーバ室51内の油及びガスが抜け、シリン
ダ12もドレーンボルト52及びボトムピース53とと
もにアウタチューブ11から抜けてくるので、シリンダ
12もピストンロッド13から離れて油室40A、40
Bの油も抜ける。このとき、ロッド側油室40Bの油
は、シリンダ12がロッドガイド21から外れるのでシ
リンダ12の上端開口から抜ける。ピストン側油室40
Aはベースバルブ装置50のバルブシート57、ディス
クバルブ58がばね56に抗して開かれて外気を吸い込
むことによりピストンロッド13とシリンダ12とを摺
動し易くしてシリンダ12を抜くことで、ピストン側油
室40Aの油も抜ける。
を外すとリザーバ室51内の油及びガスが抜け、シリン
ダ12もドレーンボルト52及びボトムピース53とと
もにアウタチューブ11から抜けてくるので、シリンダ
12もピストンロッド13から離れて油室40A、40
Bの油も抜ける。このとき、ロッド側油室40Bの油
は、シリンダ12がロッドガイド21から外れるのでシ
リンダ12の上端開口から抜ける。ピストン側油室40
Aはベースバルブ装置50のバルブシート57、ディス
クバルブ58がばね56に抗して開かれて外気を吸い込
むことによりピストンロッド13とシリンダ12とを摺
動し易くしてシリンダ12を抜くことで、ピストン側油
室40Aの油も抜ける。
【0033】尚、本実施形態の油圧緩衝器10は、スト
ラットダンパであり、車輪側取付ブラケット14(ナッ
クルブラケット)は、アウタチューブ11に溶接又はか
しめ等により固定されるが、アウタチューブ11の端部
を該ブラケット14より外方に臨ませるように延長し、
その外方端にドレーンボルト52からなる底部を形成し
ている。これにより、ドレーンボルト52は取付ブラケ
ット14に干渉することなく取外し自在となる。
ラットダンパであり、車輪側取付ブラケット14(ナッ
クルブラケット)は、アウタチューブ11に溶接又はか
しめ等により固定されるが、アウタチューブ11の端部
を該ブラケット14より外方に臨ませるように延長し、
その外方端にドレーンボルト52からなる底部を形成し
ている。これにより、ドレーンボルト52は取付ブラケ
ット14に干渉することなく取外し自在となる。
【0034】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 油圧緩衝器10の廃棄時に、アウタチューブ11の底
部のドレーンボルト52を外すと、このドレーンボルト
52に圧入されているボトムピース53も外れ、油室4
0A、40Bやリザーバ室51の油及びガスが抜ける。
従って、油圧緩衝器10を車両に取付けたままの状態で
も、油圧緩衝器10を底部から分解し、作業性が良く全
ての油及びガスを容易に抜ける。
がある。 油圧緩衝器10の廃棄時に、アウタチューブ11の底
部のドレーンボルト52を外すと、このドレーンボルト
52に圧入されているボトムピース53も外れ、油室4
0A、40Bやリザーバ室51の油及びガスが抜ける。
従って、油圧緩衝器10を車両に取付けたままの状態で
も、油圧緩衝器10を底部から分解し、作業性が良く全
ての油及びガスを容易に抜ける。
【0035】尚、アウタチューブ11の上部や中間部か
らでは、懸架ばね19等があって作業性が悪く、全ての
油を抜くことに困難がある。
らでは、懸架ばね19等があって作業性が悪く、全ての
油を抜くことに困難がある。
【0036】ボトムピース53にシリンダ12を圧入
して取着した。従って、ボトムピース53を外すと同時
にシリンダ12もアウタチューブ11から抜け、油室4
0A、40Bやリザーバ室51の油及びガスを直ちに抜
ける。
して取着した。従って、ボトムピース53を外すと同時
にシリンダ12もアウタチューブ11から抜け、油室4
0A、40Bやリザーバ室51の油及びガスを直ちに抜
ける。
【0037】アウタチューブ11の底部を構成するド
レーンボルト52の取付ねじ部を、車体側取付ブラケッ
ト14から回避しておくことにより、油圧緩衝器10を
車両に取付けたままの状態でも、容易にドレーンボルト
52を外すことができ、油圧緩衝器10を確実に底部か
ら分解して容易に油抜きできる。
レーンボルト52の取付ねじ部を、車体側取付ブラケッ
ト14から回避しておくことにより、油圧緩衝器10を
車両に取付けたままの状態でも、容易にドレーンボルト
52を外すことができ、油圧緩衝器10を確実に底部か
ら分解して容易に油抜きできる。
【0038】尚、油圧緩衝器10の変形例として、ドレ
ーンボルト52にボトムピース53を圧入するものの、
ボトムピース53をシリンダ12に隙間嵌め状態で嵌合
(圧入しない)するものであっても良い。この場合の、
油圧緩衝器10の廃棄時の分解手順は以下の如くなされ
る。
ーンボルト52にボトムピース53を圧入するものの、
ボトムピース53をシリンダ12に隙間嵌め状態で嵌合
(圧入しない)するものであっても良い。この場合の、
油圧緩衝器10の廃棄時の分解手順は以下の如くなされ
る。
【0039】(1)ドレーンボルト52をアウタチューブ
11の下端部から外すと、このドレーンボルト52とボ
トムピース53がアウタチューブ11及びシリンダ12
から外れる。シリンダ12はピストンロッド13のピス
トン35との摩擦によりアウタチューブ11内に残る
が、簡単に抜くことができる。
11の下端部から外すと、このドレーンボルト52とボ
トムピース53がアウタチューブ11及びシリンダ12
から外れる。シリンダ12はピストンロッド13のピス
トン35との摩擦によりアウタチューブ11内に残る
が、簡単に抜くことができる。
【0040】(2)上述(1)において、ドレーンボルト52
及びボトムピース53を外すと、リザーバ室51内の油
及びガス、並びにシリンダ12のピストン側油室40A
の油が直ちに抜ける。
及びボトムピース53を外すと、リザーバ室51内の油
及びガス、並びにシリンダ12のピストン側油室40A
の油が直ちに抜ける。
【0041】(3)上述(1)において、シリンダ12も簡単
に抜けるので、ロッド側油室40Bの油も容易に抜け
る。
に抜けるので、ロッド側油室40Bの油も容易に抜け
る。
【0042】(第2実施形態)(図5、図6) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ベースバル
ブ装置50において、ドレーンボルト52にボトムピー
ス53を一体的に形成したボルト組立体52Aを用いた
ことにある。ボルト組立体52Aは、第1実施形態と同
様に、ボトムピース53とドレーンボルト52の間に流
路54を設け、ボトムピース53にはばね受部材55が
圧入され、ボトムピース53とばね受部材55の間には
ばね56、バルブシート57、ディスクバルブ58を介
装してある。
ブ装置50において、ドレーンボルト52にボトムピー
ス53を一体的に形成したボルト組立体52Aを用いた
ことにある。ボルト組立体52Aは、第1実施形態と同
様に、ボトムピース53とドレーンボルト52の間に流
路54を設け、ボトムピース53にはばね受部材55が
圧入され、ボトムピース53とばね受部材55の間には
ばね56、バルブシート57、ディスクバルブ58を介
装してある。
【0043】第2実施形態によれば、ドレーンボルト5
2にボトムピース53を一体的に形成したから、組立て
時の部品管理性、組立作業性を簡易化できる。
2にボトムピース53を一体的に形成したから、組立て
時の部品管理性、組立作業性を簡易化できる。
【0044】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の実施において、本発明の油圧緩衝器は、ウィッシ
ュボーンダンパであっても良く、その場合にも、車輪側
取付ブラケット(アブソーバブラケット)は、該ブラケ
ットの取付底に開口領域を設け、アウタチューブの端部
を該ブラケットの取付底の開口領域から外方にまで延長
し、その外方端にドレーンボルトからなる底部を形成す
るものとすることにより、ドレーンボルトを該ブラケッ
トにより隠さずに容易に取外し可能にできる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の実施において、本発明の油圧緩衝器は、ウィッシ
ュボーンダンパであっても良く、その場合にも、車輪側
取付ブラケット(アブソーバブラケット)は、該ブラケ
ットの取付底に開口領域を設け、アウタチューブの端部
を該ブラケットの取付底の開口領域から外方にまで延長
し、その外方端にドレーンボルトからなる底部を形成す
るものとすることにより、ドレーンボルトを該ブラケッ
トにより隠さずに容易に取外し可能にできる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、油圧緩衝
器の底部にドレンボルトを設けたことで、作業性が良く
全ての油及びガスを容易に抜くことが可能である。
器の底部にドレンボルトを設けたことで、作業性が良く
全ての油及びガスを容易に抜くことが可能である。
【図1】図1は第1実施形態の油圧緩衝器を示す断面図
である。
である。
【図2】図2はピストンバルブ装置を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】図3はベースバルブ装置を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図4】図4は図3の底面図である。
【図5】図5は第2実施形態のベースバルブ装置を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図6】図6は図5の底面図である。
10 油圧緩衝器 11 アウタチューブ 12 シリンダ 13 ピストンロッド 14 車輪側取付ブラケット 40A ピストン側油室 40B ロッド側油室 50 ベースバルブ装置 51 リザーバ室 52 ドレーンボルト 53 ボトムピース
Claims (4)
- 【請求項1】 アウタチューブにシリンダを内蔵し、シ
リンダにピストンロッドを挿入し、シリンダの内部をピ
ストンロッドが収容されないピストン側油室と、ピスト
ンロッドが収容されるロッド側油室とに区画するととも
に、アウタチューブとシリンダの間隙をリザーバ室と
し、シリンダの端部にリザーバ室とピストン側油室とを
連絡するベースバルブ装置を設け、ベースバルブ装置が
シリンダの端部にボトムピースを取着して構成されてな
る油圧緩衝器の分解構造において、 アウタチューブの底部をドレーンボルトにより構成し、
このドレーンボルトにボトムピースを固定したことを特
徴とする油圧緩衝器の分解構造。 - 【請求項2】 前記ボトムピースにシリンダを圧入して
取着した請求項1記載の油圧緩衝器の分解構造。 - 【請求項3】 前記ドレーンボルトにボトムピースを一
体的に形成した請求項1又は2記載の油圧緩衝器の分解
構造。 - 【請求項4】 前記アウタチューブに車輪側取付ブラケ
ットを取着し、アウタチューブの端部を該ブラケットよ
り外方にまで延長し、その外方端に前記ドレーンボルト
からなる底部を形成してなる請求項1〜3のいずれかに
記載の油圧緩衝器の分解構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11234747A JP2001059536A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 油圧緩衝器の分解構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11234747A JP2001059536A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 油圧緩衝器の分解構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001059536A true JP2001059536A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16975732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11234747A Withdrawn JP2001059536A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | 油圧緩衝器の分解構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001059536A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005069422A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Kayaba Ind Co Ltd | バルブ構造 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP11234747A patent/JP2001059536A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005069422A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Kayaba Ind Co Ltd | バルブ構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |