JP2001057124A - スイッチ装置およびスイッチ制御方法 - Google Patents

スイッチ装置およびスイッチ制御方法

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JP2001057124A
JP2001057124A JP11232967A JP23296799A JP2001057124A JP 2001057124 A JP2001057124 A JP 2001057124A JP 11232967 A JP11232967 A JP 11232967A JP 23296799 A JP23296799 A JP 23296799A JP 2001057124 A JP2001057124 A JP 2001057124A
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達也 布原
Masatoshi Yokono
昌利 横野
Norihiro Matsumoto
典浩 松本
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苛酷な使用条件下でも誤動作の少ないスイッ
チ装置およびスイッチ制御方法等を提供する。 【解決手段】 第1立上がり検出部64は、A接点1
2の出力端子20に電源電位が現れない状態から現れる
状態に転じたことを検出して、常開接点立上がり信号を
発生する。第1立下がり検出部66は、逆に、電源電位
が現れる状態から現れない状態に転じたことを検出し
て、常開接点立下がり信号を発生する。第1状態記憶部
68は、上述の常開接点立上がり信号によりセットさ
れ、常開接点立下がり信号によりリセットされる。同様
に、第2状態記憶部74は、常閉接点立下がり信号によ
りセットされ、常閉接点立上がり信号によりリセットさ
れる。論理積部76は、第1状態記憶部68および第2
状態記憶部74がともにセットされている場合に、スタ
ート信号を発する。該スタート信号が予め設定された所
定時間継続した場合に、はじめてスイッチ装置26の操
作信号が発せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチ装置等
に関し、特に、スイッチ装置等の信頼性を向上する技術
に関する。
【0002】
【従来技術】作業車のひとつとして、塵芥の収集作業を
行なう塵芥車が知られている。図9に、従来の塵芥車の
一例を模式的に現わした図面を示す。
【0003】塵芥車2は、塵芥の積み込み動作や積み込
んだ塵芥の排出動作などを行なうが、このような動作に
関連した多数のスイッチが、キャブ(キャビン)2a
内、塵芥収容箱2bおよびテールゲート2cの各所に設
けられている。図9には、説明の便宜のため、塵芥の積
み込み機構8を起動するためのスイッチ4、および、積
み込み機構8を非常停止させるためのスイッチ6のみを
示す。
【0004】図10Aは、スイッチ4を示す回路図であ
り、図10Bは、スイッチ6を示す回路図である。スイ
ッチ4はA接点(通常OFFであり、操作時にONにな
る接点)のみを備えたスイッチであり、スイッチ6はB
接点(通常ONであり、操作時にOFFになる接点)の
みを備えたスイッチである。
【0005】スイッチをこのように構成することで、ス
イッチの配線が断線した場合に安全側に働く。すなわ
ち、スイッチ4関係の配線の断線事故に起因して積み込
み機構8が不用意に起動するということはなく、スイッ
チ6関係の配線の断線事故に起因して積み込み機構8を
非常停止させることができなくなるということはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塵芥車2には次のような問題があった。塵芥車において
は、塵芥の積み込み作業等においてスイッチ等が破損す
る事故が少なくない。また、雨天での積み込み作業や、
水分を含んだ塵芥の積み込み作業において、スイッチが
水分にさらされることも多い。
【0007】このような状況で、たとえば、スイッチ4
の防水カバー(図示せず)が破損したような場合、水分
がスイッチ4の接点に進入すると、スイッチ4を押して
いないにもかかわらず突然、積み込み機構8が起動して
しまうおそれがある。
【0008】また、スイッチ6の防水カバー(図示せ
ず)が破損したような場合、水分がスイッチ6の接点に
進入すると、スイッチ6を押したにもかかわらず、積み
込み機構8が非常停止しなくなるおそれがある。
【0009】この発明は、このような問題点を解消し、
苛酷な使用条件下でも誤動作の少ないスイッチ装置およ
びスイッチ制御方法等を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1のスイッチ装置は、信号源と、常開接点と常閉
接点とを有するスイッチと、スイッチが操作されると操
作信号を発するよう制御するスイッチ制御手段と、を備
えたスイッチ装置であって、常開接点および常閉接点の
入力端子を、ともに信号源に接続し、スイッチ制御手段
は、常開接点の出力端子に信号源からの信号が現われ、
かつ、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現われ
ない場合に、操作信号を発することを特徴とする。
【0011】したがって、常開接点の出力端子に信号源
からの信号が現われ、かつ、常閉接点の出力端子に信号
源からの信号が現われないかぎり、操作信号が発せられ
ることはない。このため、断線しただけで操作信号が発
せられてしまうという事態や、水分が接点に進入しただ
けで操作信号が発せられてしまうという事態が生ずるこ
とはない。すなわち、単純な構成でありながら、苛酷な
使用条件下でも誤動作の少ないスイッチ装置を実現する
ことができる。
【0012】請求項2のスイッチ装置は、信号源と、常
開接点と常閉接点とを有するスイッチと、スイッチが操
作されると操作信号を発するよう制御するスイッチ制御
手段と、を備えたスイッチ装置であって、常開接点およ
び常閉接点の入力端子を、ともに信号源に接続し、スイ
ッチ制御手段は、常開接点の出力端子に信号源からの信
号が現れない状態から現れる状態に転じたことを検出し
て、常開接点立上がり信号を発生する常開接点立上がり
検出手段と、常開接点立上がり信号が検出されると、そ
れ以後所定の立上がり保持時間のあいだ当該常開接点立
上がり信号を出力し続ける立上がり信号保持手段と、常
閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状態から
現れない状態に転じたことを検出して、常閉接点立下が
り信号を発生する常閉接点立下がり検出手段と、常閉接
点立下がり信号が検出されると、それ以後所定の立下が
り保持時間のあいだ当該常閉接点立下がり信号を出力し
続ける立下がり信号保持手段と、を備え、常開接点立上
がり信号が出力され、かつ、常閉接点立下がり信号が出
力されている場合に、操作信号を発すること、を特徴と
する。
【0013】したがって、常開接点の出力端子に信号源
からの信号が現れない状態から現れる状態に転じ、か
つ、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状
態から現れない状態に転じないかぎり、操作信号が発せ
られることはない。このため、たとえば、常開接点に水
分が進入し、かつ、常開接点の配線は断線せず、かつ、
常閉接点の配線が断線した場合のように極めてまれな事
態が生じたとしても、操作信号が発せられてしまうこと
はない。すなわち、苛酷な使用条件下でも誤動作のさら
に少ないスイッチ装置を実現することができる。
【0014】また、立上がり信号保持手段と立下がり信
号保持手段とを設けたので、スイッチの構造上、常開接
点が閉じるタイミングと常閉接点が開くタイミングとが
ずれるような場合であっても、常開接点立上がり信号と
常閉接点立下がり信号とが重複して出力されている状態
を現出することができる。このため、スイッチが操作さ
れたことを確実に認識することができる。
【0015】請求項3のスイッチ装置においては、スイ
ッチ制御手段は、さらに、常開接点の出力端子に信号源
からの信号が現われ、かつ、常閉接点の出力端子に信号
源からの信号が現われない場合に、操作継続信号を出力
する操作継続検出手段を備え、常開接点立上がり信号が
出力され、かつ、常閉接点立下がり信号が出力され、か
つ、操作継続信号が予め設定された所定時間継続して出
力された場合に、操作信号を発すること、を特徴とす
る。
【0016】したがって、スイッチを所定時間継続して
操作しないかぎり、操作信号が発せられてしまうことは
ない。このため、誤ってスイッチに触れることにより操
作信号が発せられてしまうような事態を、回避すること
ができる。
【0017】請求項4のスイッチ装置は、信号源と、常
開接点と常閉接点とを有するスイッチと、スイッチが操
作されると操作信号を発するよう制御するスイッチ制御
手段と、を備えたスイッチ装置であって、常開接点およ
び常閉接点の入力端子を、ともに信号源に接続し、スイ
ッチ制御手段は、常開接点の出力端子に信号源からの信
号が現れない状態から現れる状態に転じたことを検出し
て、常開接点立上がり信号を発生する常開接点立上がり
検出手段と、常開接点の出力端子に信号源からの信号が
現れる状態から現れない状態に転じたことを検出して、
常開接点立下がり信号を発生する常開接点立下がり検出
手段と、常開接点立上がり信号によりセットされ、常開
接点立下がり信号によりリセットされる、常開接点状態
記憶手段と、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が
現れる状態から現れない状態に転じたことを検出して、
常閉接点立下がり信号を発生する常閉接点立下がり検出
手段と、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れ
ない状態から現れる状態に転じたことを検出して、常閉
接点立上がり信号を発生する常閉接点立上がり検出手段
と、常閉接点立下がり信号によりセットされ、常閉接点
立上がり信号によりリセットされる、常閉接点状態記憶
手段と、を備え、常開接点状態記憶手段および常閉接点
状態記憶手段がともにセットされている場合に、操作信
号を発すること、を特徴とする。
【0018】したがって、常開接点の出力端子に信号源
からの信号が現れない状態から現れる状態に転じ、か
つ、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状
態から現れない状態に転じないかぎり、操作信号が発せ
られることはない。このため、たとえば、常開接点に水
分が進入し、かつ、常開接点の配線は断線せず、かつ、
常閉接点の配線が断線した場合のように極めてまれな事
態が生じたとしても、操作信号が発せられてしまうこと
はない。すなわち、苛酷な使用条件下でも誤動作のさら
に少ないスイッチ装置を実現することができる。
【0019】また、常開接点状態記憶手段と常閉接点状
態記憶手段とを設けたので、スイッチの構造上、常開接
点が閉じるタイミングと常閉接点が開くタイミングとが
ずれるような場合であっても、開いていた常開接点が閉
じたという事象と、閉じていた常閉接点が開いたという
事象とを記憶しておくことができる。このため、スイッ
チが操作されたことを確実に認識することができる。
【0020】請求項5のスイッチ装置においては、スイ
ッチ制御手段は、常開接点状態記憶手段および常閉接点
状態記憶手段がともにセットされている状態が予め設定
された所定時間継続した場合に、操作信号を発すること
を特徴とする。
【0021】したがって、スイッチを所定時間継続して
操作しないかぎり、操作信号が発せられてしまうことは
ない。このため、誤ってスイッチに触れることにより操
作信号が発せられてしまうような事態を、回避すること
ができる。
【0022】請求項6の作業車は、請求項1ないし5の
いずれかのスイッチ装置を、作業車の行なう作業動作を
指示するために用いたことを特徴とする。したがって、
苛酷な使用条件下で使用されることが多い塵芥車等の作
業車において、誤動作の少ないスイッチ装置を用いるこ
とで、作業動作指示の信頼性を向上させることができ
る。ひいては、作業動作の安全性を高めることができ
る。
【0023】請求項7のスイッチ制御方法は、スイッチ
が操作されると操作信号を発するよう制御するスイッチ
制御方法であって、スイッチとして、ともに開状態およ
び閉状態のいずれをも取り得る第1および第2接点であ
って、第1接点が開状態でかつ第2接点が閉状態である
第1の相補的な開閉状態および第1接点が閉状態でかつ
第2接点が開状態である第2の相補的な開閉状態のいず
れをも取り得る第1および第2接点、を有するスイッチ
を用い、第1および第2接点が第2の相補的な開閉状態
であることを検出したことを条件に、操作信号を発する
よう制御すること、を特徴とする。
【0024】したがって、第1接点が閉状態でかつ第2
接点が開状態である場合以外には、操作信号が発せられ
ることはない。このため、断線しただけで操作信号が発
せられてしまうという事態や、水分が接点に進入しただ
けで操作信号が発せられてしまうという事態が生ずるこ
とはない。すなわち、単純な構成でありながら、苛酷な
使用条件下でも誤動作の少ないスイッチ制御方法を実現
することができる。
【0025】請求項8のスイッチ制御方法は、スイッチ
が操作されると操作信号を発するよう制御するスイッチ
制御方法であって、スイッチとして、ともに開状態およ
び閉状態のいずれをも取り得る第1および第2接点であ
って、第1接点が開状態でかつ第2接点が閉状態である
第1の相補的な開閉状態および第1接点が閉状態でかつ
第2接点が開状態である第2の相補的な開閉状態のいず
れをも取り得る第1および第2接点、を有するスイッチ
を用い、第1および第2接点が第1の相補的な開閉状態
から第2の相補的な開閉状態に転じたことを検出したこ
とを条件に、操作信号を発するよう制御することを特徴
とする。
【0026】したがって、第1接点が開状態から閉状態
に転じ、かつ、第2接点が閉状態から開状態に転じない
かぎり、操作信号が発せられることはない。このため、
たとえば、第1接点に水分が進入し、かつ、第1接点の
配線は断線せず、かつ、第2接点の配線が断線した場合
のように極めてまれな事態が生じたとしても、操作信号
が発せられてしまうことはない。すなわち、苛酷な使用
条件下でも誤動作のさらに少ないスイッチ制御方法を実
現することができる。
【0027】請求項9のスイッチ制御方法においては、
第1および第2接点が第1の相補的な開閉状態から第2
の相補的な開閉状態に転じたことを検出し、かつ、その
後第2の相補的な開閉状態が所定時間保持されたことを
検出したことを条件に、操作信号を発するよう制御する
ことを特徴とする。
【0028】したがって、スイッチを所定時間継続して
操作しないかぎり、操作信号が発せられてしまうことは
ない。このため、誤ってスイッチに触れることにより操
作信号が発せられてしまうような事態を、回避すること
ができる。
【0029】請求項10の作業車は、請求項7ないし9
のいずれかのスイッチ制御方法を、作業車の行なう作業
動作を指示するために用いたことを特徴とする。したが
って、苛酷な使用条件下で使用されることが多い塵芥車
等の作業車において、誤動作の少ないスイッチ操作を可
能とするスイッチ制御方法を用いることで、作業動作指
示の信頼性を向上させることができる。ひいては、作業
動作の安全性を高めることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるスイッチ装置を備えた作業車である塵芥車32を模
式的に表わした図面である。塵芥車32には、従来の塵
芥車2と同様に、作業動作である塵芥の積み込み動作や
積み込んだ塵芥の排出動作などに関連した多数のスイッ
チが、キャブ(キャビン)2a内、塵芥収容箱2bおよ
びテールゲート2cの各所に設けられている。図1に
は、説明の便宜のため、塵芥の積み込み機構8を起動す
るためのスイッチ34、および、積み込み機構8を非常
停止させるためのスイッチ36のみを示す。
【0031】塵芥車32の塵芥収容箱2bの下部には、
動作制御装置であるプログラマブルコントローラを構成
するコントロール基板38が配置されている。
【0032】図2は、コントロール基板38の構成を示
すブロック図である。コントロール基板38は、制御プ
ログラムやデータを格納するメモリ42、メモリ42に
格納された制御プログラムにしたがって所定の処理を行
なうCPU(中央処理ユニット)40、コントロール基
板相互のデータ通信のための通信インターフェース4
4、出力インターフェース46、出力ポート48、入力
インターフェース50、入力ポート52、タイマー54
を備えている。
【0033】スイッチ34、36などのスイッチ類や、
積み込み機構8等の動作状況を検出するためのセンサー
類(図示せず)などは、入力ポート52経由で、コント
ロール基板38に入力される。一方、積み込み機構8の
起動命令や非常停止命令などは、出力ポート48経由
で、コントロール基板38から出力され、積み込み機構
8を構成する油圧シリンダ(図示せず)のバルブ装置等
に伝えられる。
【0034】後述するように、この実施形態において
は、CPU40を用いてメモリ42に格納された制御プ
ログラムの一部を実行することで、スイッチ制御手段を
実現している。
【0035】図3は、この発明の一実施形態によるスイ
ッチ装置26の構成を示すブロック図である。スイッチ
装置26は、塵芥の積み込み機構8を起動するためのス
イッチ装置であり、スイッチ34と、スイッチ制御手段
60とを備えている。
【0036】スイッチ34は、常開接点であるA接点1
2(第1接点)と、常閉接点であるB接点14(第2接
点)とを備えている。すなわち、A接点12は、通常O
FF(開状態)であり、操作ボタン(図示せず)の操作
時(押下時)にON(閉状態)になる接点である。ま
た、B接点14は、通常ONであり、操作時(押下時)
にOFFになる接点である。
【0037】また、A接点12とB接点14とは連動し
て動作するよう構成されており、A接点12がOFFで
かつB接点14がONである第1の相補的な開閉状態お
よびA接点12がONでかつB接点14がOFFである
第2の相補的な開閉状態のいずれをも取り得る。すなわ
ち、A接点12とB接点14とは、通常、第1の相補的
な開閉状態であり、操作ボタンの操作時(押下時)に第
2の相補的な開閉状態になる。
【0038】A接点12の入力端子16、およびB接点
14の入力端子18は、いずれも、信号源である電源2
4に接続されている。
【0039】スイッチ制御手段60は、常開接点立上が
り検出手段である第1立上がり検出部64と、常開接点
立下がり検出手段である第1立下がり検出部66と、常
開接点状態記憶手段である第1状態記憶部68と、常閉
接点立下がり検出手段である第2立下がり検出部70
と、常閉接点立上がり検出手段である第2立上がり検出
部72と、常閉接点状態記憶手段である第2状態記憶部
74と、論理積部76とを備えている。
【0040】第1立上がり検出部64は、A接点12の
出力端子20に、電源24からの信号すなわち電源電
位、が現れない状態から現れる状態に転じたことを検出
して、常開接点立上がり信号を発生する。
【0041】第1立下がり検出部66は、A接点12の
出力端子20に、電源電位が現れる状態から現れない状
態に転じたことを検出して、常開接点立下がり信号を発
生する。
【0042】第1状態記憶部68は、上述の常開接点立
上がり信号によりセットされ、常開接点立下がり信号に
よりリセットされる。
【0043】第2立下がり検出部70は、B接点14の
出力端子22に、電源電位が現れる状態から現れない状
態に転じたことを検出して、常閉接点立下がり信号を発
生する。
【0044】第2立上がり検出部72は、B接点14の
出力端子22に、電源電位が現れない状態から現れる状
態に転じたことを検出して、常閉接点立上がり信号を発
生する。
【0045】第2状態記憶部74は、常閉接点立下がり
信号によりセットされ、常閉接点立上がり信号によりリ
セットされる。
【0046】論理積部76は、第1状態記憶部68およ
び第2状態記憶部74がともにセットされている場合
に、スタート信号を発する。後述するように、この実施
形態においては、該スタート信号が、予め設定された所
定時間継続した場合に、はじめてスイッチ装置26の操
作信号である塵芥の積み込み機構8の起動信号が発せら
れるよう構成されている。
【0047】上述のように、この実施形態においては、
スイッチ制御手段60は、メモリ42に格納された制御
プログラムの一部をCPU40を用いて実行することで
実現される。
【0048】つまり、図3に示すA接点12の出力端子
20およびB接点14の出力端子22に現われた信号
は、ケーブル(図示せず)等を介して、いずれも、図2
に示すコントロール基板38の入力ポート52に入力さ
れる。入力ポート52に入力された信号に基づいて、C
PU40は、塵芥の積み込み機構8の起動信号を生成す
る。生成された該起動信号が、コントロール基板38の
出力ポート48を介して、積み込み機構8を構成する油
圧シリンダ(図示せず)のバルブ装置(図示せず)に伝
えられる。
【0049】図4は、スイッチ34の操作ボタン(図示
せず)が押下された場合に、メモリ42に格納された制
御プログラムにしたがって積み込み動作を起動する際の
手順の一例を示すフローチャートである。図2〜図4に
基づいて、積み込み機構8を起動させる制御の手順を説
明する。
【0050】CPU40は、まず、積み込み動作を開始
させるためのスイッチ34が押し続けられている時間を
カウントするためのタイマーとして用いるために、タイ
マー54をクリアする(図4、ステップS1)。
【0051】CPU40は、つぎに、スイッチ34のA
接点12の出力端20から常開接点立上がり信号が発せ
られたか否か、すなわち、A接点12がOFFからON
に転じたか否かをチェックする(ステップS2)。
【0052】ステップS2において、A接点12がOF
FからONに転じたことを検出した場合には、CPU4
0は、メモリ42に設定された第1状態記憶部68をセ
ットし(ステップS3)、ステップS4に制御を移す。
一方、ステップS2において、A接点12がOFFから
ONに転じたことを検出しなかった場合には、CPU4
0は、何もせずに、ステップS4に制御を移す。
【0053】ステップS4において、CPU40は、A
接点12の出力端20から常開接点立下がり信号が発せ
られたか否か、すなわち、A接点12がONからOFF
に転じたか否かをチェックする。
【0054】ステップS4において、A接点12がON
からOFFに転じたことを検出した場合には、CPU4
0は、メモリ42に設定された第1状態記憶部68をリ
セットし(ステップS5)、ステップS6に制御を移
す。一方、ステップS4において、A接点12がONか
らOFFに転じたことを検出しなかった場合には、CP
U40は、何もせずに、ステップS6に制御を移す。
【0055】CPU40は、ステップS6において、B
接点14の出力端22から常閉接点立下がり信号が発せ
られたか否か、すなわち、B接点14がONからOFF
に転じたか否かをチェックする。
【0056】ステップS6において、B接点14がON
からOFFに転じたことを検出した場合には、CPU4
0は、メモリ42に設定された第2状態記憶部74をセ
ットし(ステップS7)、ステップS8に制御を移す。
一方、ステップS6において、B接点14がONからO
FFに転じたことを検出しなかった場合には、CPU4
0は、何もせずに、ステップS8に制御を移す。
【0057】ステップS8において、CPU40は、B
接点14の出力端22から常閉接点立上がり信号が発せ
られたか否か、すなわち、B接点14がOFFからON
に転じたか否かをチェックする。
【0058】ステップS8において、B接点14がOF
FからONに転じたことを検出した場合には、CPU4
0は、メモリ42に設定された第2状態記憶部74をリ
セットし(ステップS9)、ステップS10に制御を移
す。一方、ステップS8において、B接点14がOFF
からONに転じたことを検出しなかった場合には、CP
U40は、何もせずに、ステップS10に制御を移す。
【0059】ステップS10において、CPU40は、
第1状態記憶部68および第2状態記憶部74が共にセ
ットされているか否かをチェックする。
【0060】ステップS10において、第1状態記憶部
68および第2状態記憶部74が共にセットされていな
い場合には、スイッチ34の操作ボタンは押されなかっ
たと判断され、ステップS1に制御を移し、以後、ステ
ップS1〜ステップS10を繰り返す。
【0061】一方、ステップS10において、第1状態
記憶部68および第2状態記憶部74が共にセットされ
ている場合は、スイッチ34の操作ボタンが押されたと
判断され、タイマー54をインクリメントする(ステッ
プS11)。
【0062】つぎに、CPU40は、タイマー54の値
と、設定値V0とを比較する(ステップS12)。この
実施形態においては、誤ってスイッチ34の操作ボタン
に触れただけでは積み込み機構8を作動させないため
に、所定時間(通常0.3秒程度)スイッチ34を押し
続けたときにはじめて積み込み機構8の作動が開始する
ようにしている。当該所定時間が、設定値V0である。
設定値V0は、メモリ42内の所定の記憶領域に記憶さ
れている。
【0063】CPU40は、タイマー54の値が、設定
値V0に未だ達していない場合には、ステップS2に戻
り、タイマー54の値が設定値V0に達するまで、ステ
ップS2〜ステップS12の動作を繰り返す。
【0064】すなわち、スイッチ34の操作ボタンが押
され、ステップS10においていったん”YES”と判
断された後は、スイッチ34の操作ボタンが放されるま
で、ステップS2、ステップS4、ステップS6、ステ
ップS8においては、いずれも”NO”と判断される。
このため、第1状態記憶部68および第2状態記憶部7
4が共にセットされている状態は変らず、ステップS2
〜ステップS12の動作が繰り返されるのである。
【0065】ステップS12において、タイマー54の
値が設定値V0に達したと判断した場合は、CPU40
は、積み込み機構8を作動させるよう制御する。すなわ
ち、CPU40は、塵芥の積み込み機構8の起動信号を
生成するのである。
【0066】なお、タイマー54の値が設定値V0に達
する前に、スイッチ34の操作ボタンが放された場合に
は、ステップS4またはステップS8において”YE
S”と判断され、第1状態記憶部68または第2状態記
憶部74がリセットされる(ステップS5またはステッ
プS9)ので、ステップS10において”NO”と判断
され、ステップS1に戻ることとなる。すなわち、この
場合には、誤押下と判断されるのである。
【0067】このように、この実施形態においては、A
接点12がOFFからONに転じ、かつ、B接点14が
ONからOFFに転じないかぎり、積み込み機構8の起
動信号が発せられることはない。
【0068】このため、たとえば、A接点12に水分が
進入し、かつ、A接点12の配線は断線せず、かつ、B
接点14の配線が断線した場合のように極めてまれな事
態が生じたとしても、積み込み機構8の起動信号が発せ
られてしまうことはない。すなわち、塵芥車のような苛
酷な使用条件下でも誤動作の極めて少ないスイッチ装置
を実現することができる。
【0069】また、第1状態記憶部68と第2状態記憶
部74とを設けたので、スイッチ34ように、A接点1
2が閉じるタイミングとB接点14が開くタイミングと
がずれるような構造のスイッチであっても、開いていた
A接点12が閉じたという事象と、閉じていたB接点1
4が開いたという事象とを記憶しておくことができる。
このため、スイッチ34が操作されたことを確実に認識
することができる。
【0070】また、上述の実施形態においては、第1状
態記憶部68および第2状態記憶部74が共にセットさ
れている状態が予め設定された所定時間継続した場合に
のみ、積み込み機構8の起動信号を発するようにしてい
る。
【0071】したがって、スイッチ34の操作ボタンを
所定時間継続して押下し続けないかぎり、起動信号が発
せられてしまうことはない。このため、誤って操作ボタ
ンに触れることにより積み込み機構8が起動してしまう
ような事態を、回避することができる。
【0072】なお、上述の実施形態においては、このよ
うに、常開接点状態記憶手段および常閉接点状態記憶手
段がともにセットされている状態が予め設定された所定
時間継続した場合に、操作信号を発するよう構成した
が、この発明は、これに限定されるものではない。
【0073】たとえば、スイッチ装置を、積み込み機構
8等の動作を非常停止させるために用いるような場合に
は、むしろ、常開接点状態記憶手段および常閉接点状態
記憶手段がともにセットされている状態が確認される
と、すぐに操作信号(積み込み機構8等の動作を非常停
止させる信号等)を発するよう構成するほうがよい。
【0074】つぎに、図5に、この発明の他の実施形態
によるスイッチ装置28の構成を示すブロック図を示
す。スイッチ装置28は、前述のスイッチ装置26(図
3参照)と同様に塵芥の積み込み機構8を起動するため
のスイッチ装置であり、スイッチ34と、スイッチ制御
手段80とを備えている。スイッチ34は、前述の例と
同様の構造であるので説明を省略する。
【0075】スイッチ制御手段80は、信号反転部82
と、常開接点立上がり検出手段である立上がり検出部8
4と、立上がり信号保持手段である第1検出信号保持部
86と、常閉接点立下がり検出手段である立下がり検出
部88と、立下がり信号保持手段である第2検出信号保
持部90と、第1論理積部92、操作継続検出手段であ
る第2論理積部94とを備えている。
【0076】立上がり検出部84は、A接点12の出力
端子20に、電源24からの信号すなわち電源電位、が
現れない状態から現れる状態に転じたことを検出して、
常開接点立上がり信号を発生する。
【0077】第1検出信号保持部86は、上記常開接点
立上がり信号が検出されると、それ以後所定の立上がり
保持時間のあいだ(この実施形態においては、約0.5
秒間)当該常開接点立上がり信号を出力し続ける。
【0078】立下がり検出部88は、B接点14の出力
端子22に、電源電位が現れる状態から現れない状態に
転じたことを検出して、常閉接点立下がり信号を発生す
る。
【0079】第2検出信号保持部90は、上記常閉接点
立下がり信号が検出されると、それ以後所定の立下がり
保持時間のあいだ(この実施形態においては、約0.5
秒間)当該常閉接点立下がり信号を出力し続ける。
【0080】第1論理積部92は、第1検出信号保持部
86から常開接点立上がり信号を出力され、かつ、第2
検出信号保持部90から常閉接点立下がり信号が出力さ
れている場合に、スタート信号を発する。
【0081】第2論理積部94は、A接点12の出力端
子20に電源電位が現われ、かつ、B接点14の出力端
子22に電源電位が現われない場合に、操作継続信号で
あるスイッチ押し続け信号を出力する。
【0082】後述するように、この実施形態において
は、上記スタート信号が検出され、かつ、スイッチ押し
続け信号が予め設定された所定時間継続して出力された
場合に、はじめてスイッチ装置28の操作信号である塵
芥の積み込み機構8の起動信号が発せられるよう構成さ
れている。
【0083】前述の実施形態(図3参照)の場合と同様
に、この実施形態においても、スイッチ制御手段80
は、メモリ42に格納された制御プログラムの一部をC
PU40を用いて実行することで実現される。
【0084】図6は、スイッチ34の操作ボタン(図示
せず)が押下された場合に、メモリ42に格納された制
御プログラムにしたがって積み込み動作を起動する際の
手順の一例を示すフローチャートである。図2、図5〜
図6に基づいて、積み込み機構8を起動させる制御の手
順を説明する。
【0085】CPU40は、まず、積み込み動作を開始
させるためのスイッチ34が押し続けられている時間を
カウントするためのタイマー(スイッチ押し続けタイマ
ー)として用いるために、タイマー54をクリアする
(図4、ステップS20)。
【0086】CPU40は、つぎに、スタート信号が検
出されたか否かをチェックする(ステップS21)。ス
タート信号は、上述のように、スイッチ34のA接点1
2の出力端20から常開接点立上がり信号が発せられ
(すなわち、A接点12がOFFからONに転じ)、か
つ、B接点14の出力端22から常閉接点立下がり信号
が発せられ(すなわち、B接点14がONからOFFに
転じ)、かつ、A接点12がOFFからONに転じた時
刻と、B接点14がONからOFFに転じた時刻との時
差が、所定の保持時間内(この実施形態においては、上
述のように約0.5秒間)である場合に、発せられる。
【0087】ステップS21において、スタート信号が
検出されなかった場合には、ステップS20に戻る。一
方、ステップS21において、スタート信号が検出され
た場合には、CPU40は、スイッチ押し続け信号が検
出されたか否かをチェックする(ステップS22)。ス
イッチ押し続け信号は、上述のように、A接点12の出
力端子20に電源電位が現われ、かつ、B接点14の出
力端子22に電源電位が現われない場合に、出力され
る。
【0088】ステップS22において、スイッチ押し続
け信号が検出されなかった場合には、ステップS20に
制御を戻す。一方、ステップS22において、スイッチ
押し続け信号が検出された場合は、スイッチ34の操作
ボタンが押されたと判断し、タイマー54をインクリメ
ントする(ステップS23)。
【0089】つぎに、CPU40は、タイマー54の値
と、設定値V0とを比較する(ステップS24)。この
実施形態においては、誤ってスイッチ34の操作ボタン
に触れただけでは積み込み機構8を作動させないため
に、所定時間(通常0.3秒程度)スイッチ34を押し
続けたときにはじめて積み込み機構8の作動が開始する
ようにしている。当該所定時間が、設定値V0である。
設定値V0は、メモリ42内の所定の記憶領域に記憶さ
れている。
【0090】CPU40は、タイマー54の値が、設定
値V0に未だ達していない場合には、ステップS22に
戻り、タイマー54の値が設定値V0に達するまで、ス
テップS22〜ステップS24の動作を繰り返す。
【0091】すなわち、スイッチ34の操作ボタンが押
され、ステップS21においていったん”YES”と判
断された後は、スイッチ34の操作ボタンが放されるま
で、ステップS22〜ステップS24の動作を繰り返す
のである。
【0092】ステップS24において、タイマー54の
値が設定値V0に達したと判断した場合は、CPU40
は、積み込み機構8を作動させるよう制御する。すなわ
ち、CPU40は、塵芥の積み込み機構8の起動信号を
生成するのである。
【0093】なお、タイマー54の値が設定値V0に達
する前に、スイッチ34の操作ボタンが放された場合に
は、ステップS22において”NO”と判断され、ステ
ップS20に戻ることとなる。すなわち、この場合に
は、誤押下と判断されるのである。
【0094】このように、この実施形態においても、A
接点12がOFFからONに転じ、かつ、B接点14が
ONからOFFに転じないかぎり、積み込み機構8の起
動信号が発せられることはない。
【0095】このため、前述の実施形態(図3参照)の
場合と同様に、たとえば、A接点12に水分が進入し、
かつ、A接点12の配線は断線せず、かつ、B接点14
の配線が断線した場合のように極めてまれな事態が生じ
たとしても、積み込み機構8の起動信号が発せられてし
まうことはない。すなわち、塵芥車のような苛酷な使用
条件下でも誤動作の極めて少ないスイッチ装置を実現す
ることができる。
【0096】また、第1検出信号保持部86と第2検出
信号保持部90とを設けたので、スイッチ34ように、
A接点12が閉じるタイミングとB接点14が開くタイ
ミングとがずれるような構造のスイッチであっても、常
開接点立上がり信号と常閉接点立下がり信号とが重複し
て出力されている状態を現出することができる。このた
め、スイッチ34が操作されたことを確実に認識するこ
とができる。
【0097】また、上述の実施形態においては、スター
ト信号が検出され、かつ、スイッチ押し続け信号が予め
設定された所定時間継続して出力された場合に、はじめ
てスイッチ装置28の操作信号である塵芥の積み込み機
構8の起動信号が発せられるよう構成されている。
【0098】したがって、前述の実施形態(図3参照)
の場合と同様に、スイッチ34の操作ボタンを所定時間
継続して押下し続けないかぎり、起動信号が発せられて
しまうことはない。このため、誤って操作ボタンに触れ
ることにより積み込み機構8が起動してしまうような事
態を、回避することができる。
【0099】なお、この実施形態においては、このよう
に、常開接点の出力端子に信号源からの信号が現われ、
かつ、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現われ
ない場合に、操作継続信号を出力する操作継続検出手段
を備え、常開接点立上がり信号が出力され、かつ、常閉
接点立下がり信号が出力され、かつ、操作継続信号が予
め設定された所定時間継続して出力された場合に、操作
信号を発する構成としたが、この発明は、これに限定さ
れるものではない。
【0100】たとえば、スイッチ装置を、積み込み機構
8等の動作を非常停止させるために用いるような場合に
は、むしろ、常開接点立上がり信号が出力され、かつ、
常閉接点立下がり信号が出力され、かつ、操作継続信号
が検出された状態が確認されると、すぐに操作信号(積
み込み機構8等の動作を非常停止させる信号等)を発す
るよう構成するほうがよい。
【0101】さらに、このようなケースでは、操作継続
検出手段を設けず、常開接点立上がり信号が出力され、
かつ、常閉接点立下がり信号が出力された状態が確認さ
れると、すぐに操作信号(積み込み機構8等の動作を非
常停止させる信号等)を発するよう構成してもよい。
【0102】つぎに、図7に、この発明のさらに他の実
施形態によるスイッチ装置30の構成を示すブロック図
を示す。スイッチ装置30は、前述のスイッチ装置26
(図3参照)と同様に塵芥の積み込み機構8を起動する
ためのスイッチ装置であり、スイッチ34と、スイッチ
制御手段100とを備えている。スイッチ34は、前述
の例と同様の構造であるので説明を省略する。
【0103】スイッチ制御手段100は、信号反転部1
02と、論理積部104とを備えている。論理積部10
4は、スイッチ34のA接点12の出力端子20に電源
電位が現われ、かつ、B接点14の出力端子22に電源
電位が現われない場合に、スイッチ装置30の操作信号
である塵芥の積み込み機構8の起動信号が発せられる。
なお、この実施形態においては、B接点14の出力端子
22に現われる信号は、信号反転部102において反転
される。
【0104】前述の実施形態(図3参照)の場合と同様
に、この実施形態においても、スイッチ制御手段100
は、メモリ42に格納された制御プログラムの一部をC
PU40を用いて実行することで実現される。
【0105】図8は、スイッチ34の操作ボタン(図示
せず)が押下された場合に、メモリ42に格納された制
御プログラムにしたがって積み込み動作を起動する際の
手順の一例を示すフローチャートである。図2、図7〜
図8に基づいて、積み込み機構8を起動させる制御の手
順を説明する。
【0106】CPU40は、まず、スイッチ34のA接
点12の出力端子20に電源電位が現われているか否
か、すなわち、A接点12がONになっているか否かを
チェックする(ステップS30)。
【0107】ステップS30において、A接点12がO
Nになっていない場合には、ステップS30に留まり、
A接点12がONになるのを監視する。一方、ステップ
S30において、A接点12がONになっていた場合に
は、CPU40は、B接点14の出力端子22に電源電
位が現われていないか否か、すなわち、B接点14がO
FFになっているか否かをチェックする(ステップS3
1)。
【0108】ステップS31において、B接点14がO
FFになっていない場合には、ステップS30に戻る。
一方、ステップS31において、B接点14がOFFに
なっていた場合には、CPU40は、スイッチ34の操
作ボタンが押されたと判断し、積み込み機構8を作動さ
せるよう制御する(ステップS32)。すなわち、CP
U40は、塵芥の積み込み機構8の起動信号を生成する
のである。
【0109】このように、この実施形態においては、ス
イッチ34のA接点12の出力端子20に電源電位が現
われ、かつ、B接点14の出力端子22に電源電位が現
われないかぎり、塵芥の積み込み機構8の起動信号が発
せられることはない。このため、断線しただけで起動信
号が発せられてしまうという事態や、水分が接点に進入
しただけで起動信号が発せられてしまうという事態が生
ずることはない。すなわち、単純な構成でありながら、
塵芥車の塵芥積み込み作業のような苛酷な使用条件下で
も、誤動作の少ないスイッチ装置を実現することができ
るのである。
【0110】なお、上述の各実施形態においては、信号
源として電源24を用いた場合を例に説明したが、信号
源は電源に限定されるものではない。信号源として、た
とえばグランドを用いることもできる。また、電源電位
と接地電位(グランド電位)との間の任意の電位を信号
源として用いることもできる。さらに、信号源として、
任意の周波数の交流電源を用いることもできる。
【0111】なお、上述の各実施形態においては、スイ
ッチとして押下式の自己復帰型スイッチを例に説明した
が、この発明の適用されるスイッチはこれに限定される
ものではない。たとえば、押下式の自己保持型スイッチ
や、押下式のスイッチ以外のスイッチにも、この発明を
適用することができる。
【0112】また、上述の各実施形態においては、スイ
ッチ制御手段を、メモリ42に格納された制御プログラ
ムの一部をCPU40を用いて実行することで実現する
例について説明したが、スイッチ制御手段の一部または
全体をハードウェアロジックを用いて実現するようにし
てもよい。
【0113】また、上述の各実施形態においては、塵芥
車の積み込み動作を起動させるためのスイッチ装置や、
同積み込み動作を停止させるためのスイッチ装置にこの
発明を適用する場合を例に説明したが、この発明はこれ
に限定されるものではない。たとえば、塵芥車に積み込
んだ塵芥を排出するための機構を起動させるためのスイ
ッチ装置や、同機構を停止させるためのスイッチ装置な
どにも、この発明を適用することができる。
【0114】さらに、上述の実施形態においては、作業
車として塵芥車を例に説明したが、この発明はこれに限
定されるものではない。この発明は、このほかに、たと
えば、コンクリートポンプ車や、消防車など、作業車一
般に適用されるものである。さらに、作業車のスイッチ
以外に、たとえば、屋内や屋外に設けられるスイッチ
等、スイッチ一般に適用されるものである。とりわけ、
水分に晒されたり、物理的に破壊される可能性の高い環
境下での使用など、苛酷な条件下で使用されるスイッチ
に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図l】この発明の一実施形態によるスイッチ装置を備
えた作業車である塵芥車32を模式的に表わした図面で
ある。
【図2】コントロール基板38の構成を示すブロック図
である。
【図3】この発明の一実施形態によるスイッチ装置26
の構成を示すブロック図である。
【図4】スイッチ装置26を構成するスイッチ34の操
作ボタンが押下された場合に、積み込み動作を起動する
際の手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施形態によるスイッチ装置2
8の構成を示すブロック図である。
【図6】スイッチ装置28を構成するスイッチ34の操
作ボタンが押下された場合に、積み込み動作を起動する
際の手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】この発明のさらに他の実施形態によるスイッチ
装置30の構成を示すブロック図である。
【図8】スイッチ装置30を構成するスイッチ34の操
作ボタンが押下された場合に、積み込み動作を起動する
際の手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】従来の塵芥車の一例を模式的に表わした図面で
ある。
【図10】図10Aは、スイッチ4を示す回路図であ
る。図10Bは、スイッチ6を示す回路図である。
【符号の説明】
12・・・・・A接点 20・・・・・出力端子 26・・・・・スイッチ装置 64・・・・・第1立上がり検出部 66・・・・・第1立下がり検出部 68・・・・・第1状態記憶部 74・・・・・第2状態記憶部 76・・・・・論理積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 典浩 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内 Fターム(参考) 5G034 AC02 AE06 AE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源と、 常開接点と常閉接点とを有するスイッチと、 スイッチが操作されると操作信号を発するよう制御する
    スイッチ制御手段と、 を備えたスイッチ装置であって、 前記常開接点および常閉接点の入力端子を、ともに信号
    源に接続し、 前記スイッチ制御手段は、常開接点の出力端子に信号源
    からの信号が現われ、かつ、常閉接点の出力端子に信号
    源からの信号が現われない場合に、前記操作信号を発す
    ること、 を特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】信号源と、 常開接点と常閉接点とを有するスイッチと、 スイッチが操作されると操作信号を発するよう制御する
    スイッチ制御手段と、 を備えたスイッチ装置であって、 前記常開接点および常閉接点の入力端子を、ともに信号
    源に接続し、 前記スイッチ制御手段は、 常開接点の出力端子に信号源からの信号が現れない状態
    から現れる状態に転じたことを検出して、常開接点立上
    がり信号を発生する常開接点立上がり検出手段と、 前記常開接点立上がり信号が検出されると、それ以後所
    定の立上がり保持時間のあいだ当該常開接点立上がり信
    号を出力し続ける立上がり信号保持手段と、 常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状態か
    ら現れない状態に転じたことを検出して、常閉接点立下
    がり信号を発生する常閉接点立下がり検出手段と、 前記常閉接点立下がり信号が検出されると、それ以後所
    定の立下がり保持時間のあいだ当該常閉接点立下がり信
    号を出力し続ける立下がり信号保持手段と、を備え、 前記常開接点立上がり信号が出力され、かつ、常閉接点
    立下がり信号が出力されている場合に、前記操作信号を
    発すること、 を特徴とするスイッチ装置。
  3. 【請求項3】請求項2のスイッチ装置において、 前記スイッチ制御手段は、さらに、 前記常開接点の出力端子に信号源からの信号が現われ、
    かつ、常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現われ
    ない場合に、操作継続信号を出力する操作継続検出手
    段、 を備え、 前記常開接点立上がり信号が出力され、かつ、常閉接点
    立下がり信号が出力され、かつ、操作継続信号が予め設
    定された所定時間継続して出力された場合に、前記操作
    信号を発すること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】信号源と、 常開接点と常閉接点とを有するスイッチと、 スイッチが操作されると操作信号を発するよう制御する
    スイッチ制御手段と、 を備えたスイッチ装置であって、 前記常開接点および常閉接点の入力端子を、ともに信号
    源に接続し、 前記スイッチ制御手段は、 常開接点の出力端子に信号源からの信号が現れない状態
    から現れる状態に転じたことを検出して、常開接点立上
    がり信号を発生する常開接点立上がり検出手段と、 常開接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状態か
    ら現れない状態に転じたことを検出して、常開接点立下
    がり信号を発生する常開接点立下がり検出手段と、 前記常開接点立上がり信号によりセットされ、常開接点
    立下がり信号によりリセットされる、常開接点状態記憶
    手段と、 常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れる状態か
    ら現れない状態に転じたことを検出して、常閉接点立下
    がり信号を発生する常閉接点立下がり検出手段と、 常閉接点の出力端子に信号源からの信号が現れない状態
    から現れる状態に転じたことを検出して、常閉接点立上
    がり信号を発生する常閉接点立上がり検出手段と、 前記常閉接点立下がり信号によりセットされ、常閉接点
    立上がり信号によりリセットされる、常閉接点状態記憶
    手段と、 を備え、 常開接点状態記憶手段および常閉接点状態記憶手段がと
    もにセットされている場合に、前記操作信号を発するこ
    と、 を特徴とするスイッチ装置。
  5. 【請求項5】請求項4のスイッチ装置において、 前記スイッチ制御手段は、 常開接点状態記憶手段および常閉接点状態記憶手段がと
    もにセットされている状態が予め設定された所定時間継
    続した場合に、前記操作信号を発すること、を特徴とす
    るもの。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかのスイッチ装
    置を、作業車の行なう作業動作を指示するために用いた
    こと、を特徴とする作業車。
  7. 【請求項7】スイッチが操作されると操作信号を発する
    よう制御するスイッチ制御方法であって、 スイッチとして、ともに開状態および閉状態のいずれを
    も取り得る第1および第2接点であって、第1接点が開
    状態でかつ第2接点が閉状態である第1の相補的な開閉
    状態および第1接点が閉状態でかつ第2接点が開状態で
    ある第2の相補的な開閉状態のいずれをも取り得る第1
    および第2接点、を有するスイッチを用い、 第1および第2接点が第2の相補的な開閉状態であるこ
    とを検出したことを条件に、前記操作信号を発するよう
    制御すること、 を特徴とするスイッチ制御方法。
  8. 【請求項8】スイッチが操作されると操作信号を発する
    よう制御するスイッチ制御方法であって、 スイッチとして、ともに開状態および閉状態のいずれを
    も取り得る第1および第2接点であって、第1接点が開
    状態でかつ第2接点が閉状態である第1の相補的な開閉
    状態および第1接点が閉状態でかつ第2接点が開状態で
    ある第2の相補的な開閉状態のいずれをも取り得る第1
    および第2接点、を有するスイッチを用い、 第1および第2接点が第1の相補的な開閉状態から第2
    の相補的な開閉状態に転じたことを検出したことを条件
    に、前記操作信号を発するよう制御すること、を特徴と
    するスイッチ制御方法。
  9. 【請求項9】請求項8のスイッチ制御方法において、 前記第1および第2接点が前記第1の相補的な開閉状態
    から前記第2の相補的な開閉状態に転じたことを検出
    し、かつ、その後第2の相補的な開閉状態が所定時間保
    持されたことを検出したことを条件に、前記操作信号を
    発するよう制御すること、 を特徴とするもの。
  10. 【請求項10】請求項7ないし9のいずれかのスイッチ
    制御方法を、作業車の行なう作業動作を指示するために
    用いたこと、を特徴とする作業車。
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