JP2001054251A - 基板の保護装置 - Google Patents
基板の保護装置Info
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Abstract
支持固定する爪を折り曲げ自在に設け、各爪を折り曲げ
て基板のアースパターンに半田付けすることにより、保
護ケースに基板を固定するように構成した基板の保護装
置において、爪とアースパターンとを接続する半田の熱
膨張係数の相違に起因したクラックの発生を防止する。 【解決手段】 上下に開口する保護ケース12に上方又
は下方より基板11を嵌合する。保護ケース12には基
板の外方側より内方側に折り曲げ自在な爪16…を設
け、基板の外周端部には、外側より折り曲げられた爪1
6を…嵌合する凹部17を設ける。各凹部17に夫々対
応する爪16を折り曲げて嵌合すると共に、各爪19を
基板12のアースパターン18に半田付けし、保護ケー
ス12に基板11を固定する。
Description
するものであり、特に、基板を保護ケースにより囲繞し
て保護するように構成した基板の保護装置に関するもの
である。
8に図7のA−A線断面を示す。図7及び図8におい
て、1は電気、電子部品を実装した基板を示す。該基板
1は積層基板より成り、上下に開口する箱形の保護ケー
ス2に上方又は下方から嵌合して取り付けている。保護
ケース2の一対の辺部に、ケース外側より内側に向かっ
て折り曲げ自在に爪3…を設け、各爪3を内側に折り曲
げて基板1の外側端面に当接させ、この状態で、基板1
の対応するアースパターン4に各爪3を半田付して基板
1と保護ケース2とを接続している。
の保護装置によれば、基板1のアースパターン4に各爪
3…を半田付けすることによって、保護ケース2に基板
1を一体化する構成としているが、保護ケース2は鋼板
より形成され、基板1とは熱膨張係数が大きく相違して
いる。このため、半田の耐久度の確認のためのサーマル
試験を実施すると、爪3とアースパターン4とを接続す
る半田部5に熱膨張係数差に起因した熱応力(引っ張り
応力)が発生し、この応力によって、半田部5にクラッ
クが発生することがある。
け、各爪を折り曲げて基板に半田付けするように構成さ
れた基板の保護装置において、保護ケースと基板の熱膨
張係数差に起因した半田のクラックを防止するために解
決すべき技術的課題が生じて来るのであり、本発明は該
課題を解決することを目的とする。
すべく提案せられたものであり、基板を囲繞して保護す
る保護ケースの内面部に、該基板を支持固定するための
複数の爪をケース内外に折り曲げ自在に設け、前記基板
の外側端部に前記各爪を外側より嵌装するための凹部を
設け、該各凹部に各爪を嵌合すると共に各爪と基板のア
ースパターンとを半田付けした基板の保護装置を提供す
るものである。
1乃至図6を参照して詳述する。
置の一部切欠平面図を示す。図1において、10はケー
ス装置を示し、11は基板を示す。該基板11は半導体
チップ、抵抗、コンデンサ等の能動素子、受動素子(何
れも図示せず)等を実装した積層基板より成り、上下に
開口する箱形の鋼板製保護ケース(以下、保護ケースと
いう。)12に上方又は下方から嵌合されて取り付られ
ている。
の内面を案内面として保護ケース12内に嵌合されたと
き、該保護ケース2の一方側開口14aを閉鎖するよう
に形成されており、図1乃至図3に示すように、保護ケ
ース12の一対の辺部13b,13dには、下向き又は
上向きにコ字形のスリット15,15…を設けて、各ス
リット15,15の内側に折り曲げ可能な爪16…を区
画形成している。
2に基板11を固設するために、基板16の外側端部
に、各爪16と対峙させ且つ、外向きに開口させて、平
面視ほぼコ字形の凹部17を形成し、図2及び図4に示
すように、各凹部17と対峙する爪16を夫々外側より
内側に折り曲げて対応する凹部17に嵌合している。
に、各凹部17を囲繞して、銅層より成るアースパター
ン18,18,…を区画形成し、各アースパターン18
と各爪16とを半田により半田付けし、その結果とし
て、保護ケース12に基板11を支持固定している。も
ちろん、各爪16の各凹部17の強度は、それぞれ前記
サーマル試験に対応した許容曲げモーメント、許容剪断
力内に設定される。
験を実施すると、基板11の長手方向に作用する熱応力
は、爪16と各凹部17との互いの当接面に作用し、爪
16及び各凹部17は熱応力を支持することなる。この
ため、爪16と各凹部17とを接続する半田部19の基
板長手方向の応力負担は可及的に軽減され、熱膨張係数
差に起因した半田部19のクラックは防止される。
を案内して嵌合するために、僅少な間隙に設定される
が、各凹部17の入口角部に面取りを施して、爪部16
の嵌合性を向上することも可能である。
す。
部の一部を外側に突出させ、各突出部20に前記凹部1
7を夫々形成したものである。この場合、保護ケース1
2の一対の辺部13b,13dに形成される各スリット
15のスリット幅は、各突出部20の幅に対応して設定
される。そして、各爪6の両側面に対する凹部17の支
持面に半田付けのための銅メッキ層21を形成して基板
11との半田付け面積を拡大している。従って、前記実
施の形態と比較して保護ケース12と基板11との相互
の支持面積が拡大されると共に、爪16と凹部17との
半田付け面積がさらに増加し、半田部19のクラックの
防止効果が更に向上する。
スパターン18の外側にスリット23を形成し、該スリ
ット23によって熱膨張係数の相違に起因する熱応力を
吸収するようにしたものである。このため、熱応力が爪
16及び突出部20との弾性により緩和され、その結果
として半田部19のクラックが防止されることなる。
脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本
発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
ように、保護ケースにケース外方より内方側に折り曲げ
る爪を複数設け、基板に前記爪を夫々嵌合する凹部を設
けて、各爪を夫々対応する凹部に嵌合した状態で各爪を
基板のアースパターンに半田付けするように構成してい
る。このため、爪と各凹部との半田部の応力負担が可及
的に軽減され、熱膨張係数の相違に起因した半田部のク
ラックを防止することができる等、正に、著大なる効果
を奏する発明である。
スとの固定装置の一部切欠平面図である。
断面図である。
断面図である。
す一部切欠平面拡大図である。
切欠平面図である。
一部切欠平面図である。
の一部切欠平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 基板を囲繞して保護する保護ケースの内
面部に、該基板を支持固定するための複数の爪をケース
内外に折り曲げ自在に設け、前記基板の外側端部に前記
各爪を外側より嵌装するための凹部を設け、該各凹部に
各爪を嵌合すると共に各爪と基板のアースパターンとを
半田付けしたことを特徴とする基板の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22446399A JP4783960B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 基板の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22446399A JP4783960B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 基板の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054251A true JP2001054251A (ja) | 2001-02-23 |
JP4783960B2 JP4783960B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=16814189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22446399A Expired - Fee Related JP4783960B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 基板の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4783960B2 (ja) |
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- 1999-08-06 JP JP22446399A patent/JP4783960B2/ja not_active Expired - Fee Related
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