JP2582737Y2 - Icカード - Google Patents
IcカードInfo
- Publication number
- JP2582737Y2 JP2582737Y2 JP1992040323U JP4032392U JP2582737Y2 JP 2582737 Y2 JP2582737 Y2 JP 2582737Y2 JP 1992040323 U JP1992040323 U JP 1992040323U JP 4032392 U JP4032392 U JP 4032392U JP 2582737 Y2 JP2582737 Y2 JP 2582737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short side
- substrate
- frame
- contact member
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ICカードに関し、
さらに詳しくは、基板の保持構造を改良して信頼性を向
上させたICカードに関する。
さらに詳しくは、基板の保持構造を改良して信頼性を向
上させたICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のICカードの一例の分解
斜視図である。このICカード300は、基板320
と、フレーム310と、上カバー330および下カバー
340とから構成されている。
斜視図である。このICカード300は、基板320
と、フレーム310と、上カバー330および下カバー
340とから構成されている。
【0003】基板320は、長方形であり、IC321
を搭載すると共に、第1の短辺にコネクタ322を固設
されている。また、両長辺の第1の短辺近傍に位置決め
突起323が形成されている。
を搭載すると共に、第1の短辺にコネクタ322を固設
されている。また、両長辺の第1の短辺近傍に位置決め
突起323が形成されている。
【0004】フレーム310は、前記基板320の両長
辺に沿う脚311と、第2の短辺に沿う胴314とを持
っている。フレーム310の脚311には、基板320
の両長辺の下側に当接する当接部材312が複数個設け
られると共に、基板320の位置決め突起323が嵌ま
る位置決め溝313が設けられている。胴314は、モ
ジュラージャック等を設置できる高さを持っている。
辺に沿う脚311と、第2の短辺に沿う胴314とを持
っている。フレーム310の脚311には、基板320
の両長辺の下側に当接する当接部材312が複数個設け
られると共に、基板320の位置決め突起323が嵌ま
る位置決め溝313が設けられている。胴314は、モ
ジュラージャック等を設置できる高さを持っている。
【0005】組立は、まず基板320をフレーム310
の当接部材312上に載置し、次に上カバー330をか
ぶせて接着し、最後に下カバー340を接着する。
の当接部材312上に載置し、次に上カバー330をか
ぶせて接着し、最後に下カバー340を接着する。
【0006】図4は、ICカード300の一部断面図で
ある。基板320の下面がフレーム310の当接部材3
12に当接し、IC321が上カバー330と当接し、
挟まれるように保持されている。
ある。基板320の下面がフレーム310の当接部材3
12に当接し、IC321が上カバー330と当接し、
挟まれるように保持されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のICカード
300では、IC321が上カバー330と当接してい
たため、ICカード300に曲げ,捩り等の外部応力が
加わった場合、該外部応力が上カバー330からIC3
21に直接的に伝わり、破損,故障の原因となり、信頼
性が低下する問題点があった。そこで、この考案の目的
は、外部応力がICに直接的に伝わらないような構造に
改良し、信頼性を向上させたICカードを提供すること
にある。
300では、IC321が上カバー330と当接してい
たため、ICカード300に曲げ,捩り等の外部応力が
加わった場合、該外部応力が上カバー330からIC3
21に直接的に伝わり、破損,故障の原因となり、信頼
性が低下する問題点があった。そこで、この考案の目的
は、外部応力がICに直接的に伝わらないような構造に
改良し、信頼性を向上させたICカードを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案のICカード
は、ICを搭載すると共に第1の短辺にコネクタを固設
した実質的に長方形の基板と,その基板の両長辺に沿う
脚と第2の短辺に沿う胴とを持つフレームと,前記基板
を上下から保護する上カバーおよび下カバーとを有して
なるICカードにおいて、基板の中央附近の下側(又は
上側)に当接する中央附近当接部材をフレームの脚また
は脚間を接続するブリッジ部材に設け、基板の両長辺の
第1の短辺附近の上側(又は下側)に当接する第1短辺
附近当接部材をフレームの脚に設け、基板の第2の短辺
附近の上側(又は下側)に当接する第2短辺附近当接部
材をフレームの脚または脚間を接続するブリッジ部材に
設け、基板またはコネクタには位置決め突起(または位
置決め溝)を設け、フレームの脚には基板またはコネク
タの位置決め突起(または位置決め溝)と係合する位置
決め溝(または位置決め突起)を設け、基板の第2の短
辺を中央附近当接部材と第2短辺附近当接部材の間から
フレームの両脚間に挿入し、次に基板の第1の短辺をフ
レームの脚間に押し込んで、第1短辺附近当接部材と中
央附近当接部材と第2短辺附近当接部材とで基板を挟む
とともに、基板またはコネクタの位置決め突起(または
位置決め溝)とフレームの位置決め溝(または位置決め
突起)を係合して基板をフレームに保持し、上カバーお
よび下カバーと基板およびICの間に空隙を確保したこ
とを特徴とするものである。
は、ICを搭載すると共に第1の短辺にコネクタを固設
した実質的に長方形の基板と,その基板の両長辺に沿う
脚と第2の短辺に沿う胴とを持つフレームと,前記基板
を上下から保護する上カバーおよび下カバーとを有して
なるICカードにおいて、基板の中央附近の下側(又は
上側)に当接する中央附近当接部材をフレームの脚また
は脚間を接続するブリッジ部材に設け、基板の両長辺の
第1の短辺附近の上側(又は下側)に当接する第1短辺
附近当接部材をフレームの脚に設け、基板の第2の短辺
附近の上側(又は下側)に当接する第2短辺附近当接部
材をフレームの脚または脚間を接続するブリッジ部材に
設け、基板またはコネクタには位置決め突起(または位
置決め溝)を設け、フレームの脚には基板またはコネク
タの位置決め突起(または位置決め溝)と係合する位置
決め溝(または位置決め突起)を設け、基板の第2の短
辺を中央附近当接部材と第2短辺附近当接部材の間から
フレームの両脚間に挿入し、次に基板の第1の短辺をフ
レームの脚間に押し込んで、第1短辺附近当接部材と中
央附近当接部材と第2短辺附近当接部材とで基板を挟む
とともに、基板またはコネクタの位置決め突起(または
位置決め溝)とフレームの位置決め溝(または位置決め
突起)を係合して基板をフレームに保持し、上カバーお
よび下カバーと基板およびICの間に空隙を確保したこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この考案のICカードでは、第1短辺附近当接
部材と中央附近当接部材と第2短辺附近当接部材とで基
板を挟むとともに、基板またはコネクタの位置決め突起
(または位置決め溝)とフレームの位置決め溝(または
位置決め突起)を係合して基板をフレームに保持させる
ことにより、上カバーおよび下カバーと基板およびIC
とを独立にし、両者の間に空隙を確保している。このた
め、外部応力がICに直接的に伝わることが防止され、
信頼性を向上させることが出来る。
部材と中央附近当接部材と第2短辺附近当接部材とで基
板を挟むとともに、基板またはコネクタの位置決め突起
(または位置決め溝)とフレームの位置決め溝(または
位置決め突起)を係合して基板をフレームに保持させる
ことにより、上カバーおよび下カバーと基板およびIC
とを独立にし、両者の間に空隙を確保している。このた
め、外部応力がICに直接的に伝わることが防止され、
信頼性を向上させることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの考案をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限定さ
れるものではない。図1は、この考案の一実施例のIC
カード100の分解斜視図である。このICカード10
0は、基板2と、フレーム1と、上カバー3および下カ
バー4とから構成されている。基板2は、略長方形であ
り、IC321を搭載すると共に、第1の短辺にコネク
タ22を固設されている。また、両長辺の第1の短辺近
傍に位置決め突起23が形成されている。なお、位置決
め突起23をコネクタ22に設けてもよい。
に詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限定さ
れるものではない。図1は、この考案の一実施例のIC
カード100の分解斜視図である。このICカード10
0は、基板2と、フレーム1と、上カバー3および下カ
バー4とから構成されている。基板2は、略長方形であ
り、IC321を搭載すると共に、第1の短辺にコネク
タ22を固設されている。また、両長辺の第1の短辺近
傍に位置決め突起23が形成されている。なお、位置決
め突起23をコネクタ22に設けてもよい。
【0011】フレーム1は、前記基板2の両長辺に沿う
脚11と、第2の短辺に沿う胴15とを持っている。フ
レーム1の脚11の中央附近はブリッジ部材12aで接
続され、そのブリッジ部材12aには、基板2の中央附
近の下側に当接する中央附近当接部材12が複数個設け
られている。また、フレーム1の脚11の第2の短辺附
近には、基板2の第2の短辺附近の上側に当接する第2
短辺附近当接部材13aが突設されている。また、フレ
ーム1の脚11の第1の短辺附近には、基板2の長辺の
第1の短辺附近の上側に当接する第1短辺附近当接部材
13bが突設されると共に、基板2の位置決め突起23
が嵌まる位置決め溝14が設けられている。胴15は、
モジュラージャック等を設置できる高さを持っている。
脚11と、第2の短辺に沿う胴15とを持っている。フ
レーム1の脚11の中央附近はブリッジ部材12aで接
続され、そのブリッジ部材12aには、基板2の中央附
近の下側に当接する中央附近当接部材12が複数個設け
られている。また、フレーム1の脚11の第2の短辺附
近には、基板2の第2の短辺附近の上側に当接する第2
短辺附近当接部材13aが突設されている。また、フレ
ーム1の脚11の第1の短辺附近には、基板2の長辺の
第1の短辺附近の上側に当接する第1短辺附近当接部材
13bが突設されると共に、基板2の位置決め突起23
が嵌まる位置決め溝14が設けられている。胴15は、
モジュラージャック等を設置できる高さを持っている。
【0012】組立は、まず第2の短辺側を下にして基板
2を斜に立て、フレーム1のブリッジ部材12aと第2
短辺附近当接部材13aの間からフレーム1の両脚間に
第2の短辺を挿入する。次に、基板2の第1の短辺側を
下げて、第1の短辺附近の下側を第1短辺附近当接部材
13bに当てて押し付ける。すると、第1短辺附近当接
部材13bの上面がテーパになっており且つフレーム1
の脚11が弾性を持っていて少し広がるため、基板2の
第1の短辺側が第1短辺附近当接部材13bを乗り越え
る。そして、基板2は、中央附近当接部材12aで下面
を支えられ、第2短辺附近当接部材13aと第1短辺附
近当接部材13bで上面を支えられ、挟まれるように保
持される。最後に、上カバー3と下カバー4を取り付け
る。
2を斜に立て、フレーム1のブリッジ部材12aと第2
短辺附近当接部材13aの間からフレーム1の両脚間に
第2の短辺を挿入する。次に、基板2の第1の短辺側を
下げて、第1の短辺附近の下側を第1短辺附近当接部材
13bに当てて押し付ける。すると、第1短辺附近当接
部材13bの上面がテーパになっており且つフレーム1
の脚11が弾性を持っていて少し広がるため、基板2の
第1の短辺側が第1短辺附近当接部材13bを乗り越え
る。そして、基板2は、中央附近当接部材12aで下面
を支えられ、第2短辺附近当接部材13aと第1短辺附
近当接部材13bで上面を支えられ、挟まれるように保
持される。最後に、上カバー3と下カバー4を取り付け
る。
【0013】図2は、ICカード100の一部断面図で
ある。基板2の下面がフレーム1の中央附近当接部材1
2に当接し、基板2の上面がフレーム1の第2短辺附近
当接部材13aと第1短辺附近当接部材13bに当接
し、挟まれるように保持されている。IC321と上カ
バー3の間には、空隙101が形成されている。
ある。基板2の下面がフレーム1の中央附近当接部材1
2に当接し、基板2の上面がフレーム1の第2短辺附近
当接部材13aと第1短辺附近当接部材13bに当接
し、挟まれるように保持されている。IC321と上カ
バー3の間には、空隙101が形成されている。
【0014】以上のように、このICカード100で
は、外部応力がICに直接的に伝わることが防止され
る。また、コネクタ22のランドと端子にかかる外部応
力を低減できる。
は、外部応力がICに直接的に伝わることが防止され
る。また、コネクタ22のランドと端子にかかる外部応
力を低減できる。
【0015】
【考案の効果】この考案のICカードによれば、外部応
力がIC等の部品に直接伝わることを防止できるため、
破損,故障を防止できる。さらに、コネクタのランドと
端子にかかる外部応力を低減できる。そこで、信頼性が
向上すると共に、部品,コネクタ等の選定の幅が広が
り、ICカードの薄型化を一層可能となる。
力がIC等の部品に直接伝わることを防止できるため、
破損,故障を防止できる。さらに、コネクタのランドと
端子にかかる外部応力を低減できる。そこで、信頼性が
向上すると共に、部品,コネクタ等の選定の幅が広が
り、ICカードの薄型化を一層可能となる。
【図1】この考案の一実施例であるICカードの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のICカードの一部断面図である。
【図3】従来のICカードの一例の分解斜視図である。
【図4】図3のICカードの一部断面図である。
100 ICカード 1 フレーム 2 基板 3 上カバー 4 下カバー 11 脚 12 中央附近当接部材 12a ブリッジ部材 13a 第2短辺附近当接部材 13b 第1短辺附近当接部材 15 胴
Claims (1)
- 【請求項1】 ICを搭載すると共に第1の短辺にコネ
クタを固設した実質的に長方形の基板と,その基板の両
長辺に沿う脚と第2の短辺に沿う胴とを持つフレーム
と,前記基板を上下から保護する上カバーおよび下カバ
ーとを有してなるICカードにおいて、 基板の中央附近の下側(又は上側)に当接する中央附近
当接部材をフレームの脚または脚間を接続するブリッジ
部材に設け、 基板の両長辺の第1の短辺附近の上側(又は下側)に当
接する第1短辺附近当接部材をフレームの脚に設け、 基板の第2の短辺附近の上側(又は下側)に当接する第
2短辺附近当接部材をフレームの脚または脚間を接続す
るブリッジ部材に設け、基板またはコネクタには位置決め突起(または位置決め
溝)を設け、 フレームの脚には基板またはコネクタの位置決め突起
(または位置決め溝)と係合する位置決め溝(または位
置決め突起)を設け、 基板の第2の短辺を中央附近当接部材と第2短辺附近当
接部材の間からフレームの両脚間に挿入し、次に基板の
第1の短辺をフレームの脚間に押し込んで、第1短辺附
近当接部材と中央附近当接部材と第2短辺附近当接部材
とで基板を挟むとともに、基板またはコネクタの位置決
め突起(または位置決め溝)とフレームの位置決め溝
(または位置決め突起)を係合して基板をフレームに保
持し、 上カバーおよび下カバーと基板およびICの間に空隙を
確保したことを特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040323U JP2582737Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040323U JP2582737Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Icカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06784U JPH06784U (ja) | 1994-01-11 |
JP2582737Y2 true JP2582737Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12577403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040323U Expired - Lifetime JP2582737Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582737Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3045177U (ja) * | 1997-07-10 | 1998-01-23 | 正順 本田 | ブロック積重用具 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP1992040323U patent/JP2582737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06784U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |