JP2001051530A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2001051530A
JP2001051530A JP11225689A JP22568999A JP2001051530A JP 2001051530 A JP2001051530 A JP 2001051530A JP 11225689 A JP11225689 A JP 11225689A JP 22568999 A JP22568999 A JP 22568999A JP 2001051530 A JP2001051530 A JP 2001051530A
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belt
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Ryuichiro Maeyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所謂ベルトニップ方式の定着装置において、
熱容量が大きい記録媒体上に形成された未定着トナー像
を確実に定着する。 【解決手段】 加熱源1aを具備し且つ回転可能に配設
される定着部材1と、前記定着部材1に圧接配置されて
従動回転し、前記定着部材1との間に未定着トナーTを
担持した記録媒体Kが挟持される無端ベルト2と、前記
無端ベルト2の内側に当該無端ベルト2と当接するよう
に設けられ、前記定着部材側1に向けて当該無端ベルト
2を押圧する圧力付与部材3とを備え、前記圧力付与部
材3には、前記無端ベルト2を加熱する加熱手段4が具
備される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置において未定着画
像を加熱・加圧定着するのに用いられる定着装置に係
り、特に、加熱ロール等の定着部材に対して無端ベルト
を圧接配置し、定着部材と無端ベルトとの間に形成され
た接触ニップ域に記録媒体を通過させる、所謂ベルトニ
ップ方式の定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベルトニップ方式の定着装
置としては、例えば加熱源を有する回転可能な加熱ロー
ルと、この加熱ロールに圧接し且つ加熱ロールと共に転
動する無端ベルトと、この無端ベルトの内側に配設され
て、前記無端ベルトを加熱ロールに押圧させ且つ前記無
端ベルトと加熱ロールとの間に接触ニップ域を形成する
加圧パッドとを備えたものが知られている(特開平10
−228196号公報参照)。そして、この種の定着装
置にあっては、加熱ロールと無端ベルトとの間の接触ニ
ップ域に記録媒体を挿通させることで、記録媒体上の未
定着トナー像を加熱・加圧定着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た定着装置を用いて、OHPシートや厚紙など熱容量の
大きい記録媒体上に形成されたトナー像を定着しようと
すると、記録媒体に多くの熱が奪われるため、トナー像
を定着するための熱量が不足し、例えばOHPシートの
場合には透過率が低下したり、厚紙の場合には光沢が低
下したりするという技術的課題がみられる。このような
不具合の発生を防止するため、通常、定着速度すなわち
記録媒体の搬送速度を通常の基準速度に対して半分ある
いはそれ以下に設定することが行われるが、このように
設定したとしても、上述した透過率や光沢の低下を完全
に防止することは困難である。また、OHPシートや厚
紙を定着する際、前記加熱ロールの加熱源の温度を高く
設定して加熱ロールの表面温度を高くすることが考えら
れるが、加熱ロール表面を所定温度まで昇温するのに時
間がかかるため、生産性の低下を招くという技術的課題
がみられる。
【0004】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、OHPシートや厚紙等の熱
容量が大きい記録媒体上に形成された未定着トナー像を
確実に定着することのできる定着装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、加熱源1aを具備し且つ回転可能に配
設される定着部材1と、前記定着部材1に圧接配置され
て従動回転し、前記定着部材1との間に未定着トナーT
を担持した記録媒体Kが挟持される無端ベルト2と、前
記無端ベルト2の内側に当該無端ベルト2と当接するよ
うに設けられ、前記定着部材1側に向けて当該無端ベル
ト2を押圧する圧力付与部材3とを備え、前記圧力付与
部材3には、前記無端ベルト2を加熱する加熱手段4が
具備されることを特徴とする。
【0006】このような技術的手段において、定着部材
1は、回転可能に配設されるものであれば、ロール状、
ベルト状等適宜選定して差し支えない。また、定着部材
1に具備される加熱源1aについては、図1に示すよう
に定着部材1内部に内蔵されるタイプは勿論のこと、定
着部材1を外部加熱するタイプのものであってもよい。
【0007】更に、無端ベルト2は、図1に示すように
非張架状態で支持されるものであってもよいし、例えば
複数のロールに掛け渡すなどして張架支持されるもので
あってもよい。ここで、定着効率の向上という観点から
すれば、無端ベルト2の熱伝導率は高いことが好まし
く、このような観点からすれば、前記無端ベルト2には
導電層が具備されることが好ましい。
【0008】また、圧力付与部材3は、前記定着部材1
に向けて前記無端ベルト2を押圧するものであれば、ス
プリング部材等の弾性付与手段で剛性の高い部材を弾性
付勢するようにしてもよいし、圧力付与部材3の全部若
しくは一部に弾性層を有し、この弾性層の弾性変形に伴
う弾性力を利用したものであってもよいし、あるいは、
両者を組み合わせたもの等適宜選定して差し支えない。
そして、圧力付与部材3の材質としては、熱劣化を防止
するという観点からすれば、耐熱性を具備するものであ
ることが好ましい。
【0009】更に、加熱手段4については、前記圧力付
与部材3に設けられて前記無端ベルト2を加熱するもの
であれば適宜選定して差し支えないが、加熱効率の向上
という観点からすれば、当該加熱手段4が前記無端ベル
ト2を電磁誘導加熱する電磁誘導加熱手段であることが
好ましい。このような態様にあっては、前記無端ベルト
2に電磁誘導発熱層としての導電層が具備されることが
好ましい。そして、加熱手段4については、例えば前記
無端ベルト2を抵抗加熱する抵抗加熱手段であってもよ
い。
【0010】また、加熱手段4は、無端ベルトの移動方
向に直交する方向すなわち幅方向全域を加熱するように
構成しても差し支えないが、加熱効率の向上という観点
からすれば、少なくとも記録媒体Kが通過する領域を加
熱するように構成することが好ましく、このような観点
からすれば、前記加熱手段4は、前記無端ベルト2の移
動方向に直交する方向に対して複数ブロックに分割さ
れ、且つ、夫々が個別に加熱可能な加熱部材を有するこ
とが好ましい。
【0011】更に、種々の記録媒体K上の未定着トナー
像Tを確実に定着するという観点からすれば、前記記録
媒体Kに関する記録媒体情報に基づいて、前記加熱手段
4の加熱動作を制御する制御手段5を備えることが好ま
しい。更にまた、同様の観点から、前記記録媒体K上に
形成される未定着トナー像に関する画像情報に基づい
て、前記加熱手段4の加熱動作を制御する制御手段5を
備えることが好ましい。
【0012】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、未定着トナー像Tが担持され
た記録媒体Kは、定着部材1と無端ベルト2との圧接部
に挟持される。ここで、定着部材1と無端ベルト2との
圧接部の無端ベルト2の裏面側には、この無端ベルト2
に当接するように設けられた圧力付与部材3が、無端ベ
ルト2を定着部材1側に向けて押圧している。そして、
前記圧接部に挟持された記録媒体Kには、加熱源1aか
らの熱が定着部材1を介して供給されると共に、圧力付
与部材3に設けられた加熱手段4からの熱も無端ベルト
2を介して供給され、未定着トナー像Tが記録媒体K上
に定着される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明が適用された定着装置の実施の形態1を
示す概要説明図である。同図において、本実施の形態に
係る定着装置は、回転可能に配設される加熱ロール10
と、この加熱ロール10に圧接し且つ加熱ロール10と
共に従動回転する定着ベルト20とを備えている。本実
施の形態において、加熱ロール10は、熱伝導率のよい
金属製円筒コア11の外周面にシリコンゴムからなる弾
性層12を被覆し、この弾性層12の被覆面を鏡面状態
近くに仕上げたものであり、その内部には加熱源として
のハロゲンランプ13を内蔵配置したものである。ま
た、加熱ロール10には、離型剤塗布ロール14が回転
可能に当接配置されている。この離型剤塗布ロール14
は、円筒状の部材であって、内部に収容した離型剤(図
示せず)が徐々に表面に染み出して前記加熱ロール10
の弾性層12に離型剤を塗布する機能を有している。
【0014】一方、定着ベルト20は、図3に示すよう
に、耐熱性の高いシート状部材からなる基層20aと、
その上に積層された導電層(電磁誘導発熱層)20b
と、最も上層となる表面離型層20cとの三層で構成さ
れている。ここで、基層20aは、耐熱性を有するもの
であることが好ましく、本実施の形態では、例えば厚さ
50μmの耐熱性ポリイミド等を用いている。また、導
電層20bは、例えば鉄やコバルトの層、又はメッキ処
理によってニッケル・銅・クロム等の金属層を、厚さ
0.05μm〜50μmで形成したものである。尚、導
電層20bの詳細については後述する。更に、表面離型
層20cは、導電層20b上に厚さ20μmのパーフロ
ロアルコキシ(PFA)樹脂の粉体を塗装、焼き付けて
形成したものである。
【0015】また、本実施の形態において、定着ベルト
20は、図2に示すように、張架ロールなどを持たず、
加熱ロール10に対向する定着ベルト20の内側に耐熱
性を有するアラミド繊維等からなる加圧パッド21を配
設して支持するようにしたものである。そして、当該加
圧パッド21にて定着ベルト20を加熱ロール10に向
けて押圧することにより両者間に接触ニップ域nを形成
し、この接触ニップ域nに未定着トナーTが転写された
用紙Pを通過させることでこの未定着トナー像Tを加熱
・加圧定着させるようになっている。
【0016】特に、本実施の形態では、前記加圧パッド
21の下部側に定着ベルト20を加熱する加熱手段とし
ての電磁誘導加熱装置22が配設されている。尚、この
電磁誘導加熱装置22の詳細については後述する。そし
て、前記加圧パッド21及び電磁誘導加熱装置22は、
断面略凹状の保持部材23に嵌合するように配設されて
おり、この保持部材23の加圧パッド21及び電磁誘導
加熱装置22の上流側には、潤滑剤を含浸保持する耐熱
性材料(例えばアラミド繊維のフェルト等)で構成され
た潤滑剤保持部材24が収容されるようになっている。
【0017】また、保持部材23は、その下部側に設け
られた支持部材25にて支持され、更に、この支持部材
25の下部側には、断面略円弧面のベルト走行ガイド2
6が取り付けられている。そして、保持部材23は図示
しないバネが取り付けられており、これにより、当該保
持部材23に嵌合する加圧パッド21を介して定着ベル
ト20を加熱ロール10に向かって付勢するようになっ
ている。
【0018】次に、本実施の形態に係る電磁誘導加熱装
置22による定着ベルト20の加熱原理を説明する。本
実施の形態において、電磁誘導加熱装置22は、図4に
示すように、断面が上向きの(定着ベルト20側に向か
って開口する)E形状を有する鉄心(磁性コア)221
と、この鉄心221の中央コア部221bに巻き回され
た励磁コイル222と、この励磁コイル222に交流電
流を印加する励磁回路223とで主要部が構成されてい
る。尚、鉄心221の周辺コア部221aは発生する磁
束(変動磁界)を開口部以外の箇所に放出するのを阻止
するシールド壁になっている。
【0019】この励磁コイル222に交流電流が印加さ
れると、励磁コイル222の周囲に形成される変動磁界
により破線矢印で示される磁束Bが生成消滅を繰り返
す。この磁束Bが定着ベルト20の導電層20bを横切
るように電磁誘導加熱装置22が配置されている。そし
て、変動する磁界が導電層20bを横切るとき、その磁
界の変化を妨げる磁界を生じるように、導電層20b中
には矢印で示される渦電流Iが発生する。この渦電流I
は、表皮効果のためにほとんど導電層20bの励磁コイ
ル222側の面に集中して流れ、導電層20bの表皮抵
抗Rsに比例した電力で発熱を生じる。
【0020】ここで、角周波数をω、透磁率をμ、固有
抵抗をρとすると、渦電流Iが生じる表皮深さδは次式
(1)で示される。 δ=√(2ρ/ωμ) ……(1) また、表皮抵抗Rsは次式(2)で示される。 Rs=ρ/δ=√(ωμρ/2) ……(2) 更に、定着ベルト20の導電層20bに発生する電力P
は、定着ベルト20中を流れる電流をIfとすると次式
(3)で表せる。 P=Rs∫|If|2ds ……(3)
【0021】従って、表皮抵抗Rsを大きくするか、あ
るいは、定着ベルト20中を流れる電流Ifを大きくす
れば、電力Pを増やすことができ、発熱量を増やすこと
が可能となる。ここで、表皮抵抗Rsを大きくするに
は、周波数ωを高くするか、透磁率μ又は固有抵抗ρの
高い材料を用いればよい。上記のような加熱原理からす
ると、非磁性金属を導電層20bに用いると、加熱しづ
らいことが憶測されるが、導電層20bの厚さtが前記
表皮深さδより薄い場合には、次式(4)のようになる
ので、加熱が可能になる。 Rs≒ρ/t ……(4)
【0022】また、励磁コイル222に印加する交流電
流の周波数は10〜500kHzが好ましい。ここで、
周波数が10kHz以上となると、導電層20bへの吸
収効率が良くなり、500kHzまでは安価な素子を用
いて励磁回路223を構成することができる。更に、2
0kHz以上であれば可聴域を超えるため、通電時に音
がすることもなく、また、200kHz以下では、励磁
回路223で生じるロスも少なく、周辺への放射ノイズ
も小さい。また、上述した10〜500kHzの交流電
流を導電層20bに印加した場合には、表皮深さδは数
μm〜数百μm程度となる。実際に導電層20bを1μ
mより小さくすると、ほとんどの電磁エネルギーが導電
層20bで吸収しきれなくなり、エネルギー効率が悪く
なる。また、漏れた磁束Bが他の金属部を加熱してしま
うという問題も生じる。
【0023】一方、導電層20bの厚さが50μmを超
えると、定着ベルト20の熱容量が大きくなりすぎると
共に、熱伝導によって導電層20b中を熱が伝わり、表
面離型層20cが暖まりにくくなるという問題が生じ
る。従って、導電層20bの厚さは1μm〜50μmが
好ましい。また、導電層20bの発熱を増やすために
は、定着ベルト20中を流れる電流Ifを大きくすれば
よく、そのためには励磁コイル222によって生成され
る磁束Bを大きくするか、あるいは、磁束Bの変化を大
きくすればよい。これを実現するための手法としては、
励磁コイル222の巻き線数を増やすか、あるいは励磁
コイル222の鉄心221をフェライト、パーマロイと
いった高透磁率且つ残留磁束密度の低いもので構成する
とよい。
【0024】また、導電層20bの抵抗値が小さすぎる
と、渦電流が発生したときの発熱効率が低下するため、
導電層20bの固有体積抵抗率は20℃の環境で1.5
×10-8Ωcm以上であることが好ましい。尚、本実施
の形態では、導電層20bをメッキ処理等で形成した
が、真空蒸着、スパッタリング等で形成してもよい。こ
れにより、メッキ処理のできないアルミニウムや金属酸
化物等を導電層20bに用いることができる。但し、メ
ッキ処理では所望の膜厚すなわち1μm〜50μmの層
厚を得易いため、メッキ処理で形成することが好まし
い。
【0025】そして、導電層20bの材料としては、例
えば高透磁率の鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体を
用いると、励磁コイル222によって生成される電磁エ
ネルギーを吸収し易くなり、効率よく加熱することがで
きる。更に、機外へ漏れる磁束も少なくなり、周辺装置
への影響も低減できるため、これらのもので高抵抗率の
ものを選ぶのが最もよい。また、導電層20bは金属に
限定されるものではなく、基層20aと表面離型層20
cとを接着するための接着剤中に、導電性で高透磁率の
粒子、ウィスカーを分散させて導電層20bとしてもよ
い。例えば、マンガン、チタン、クロム、鉄、銅、コバ
ルト、ニッケル等の粒子やウィスカーといったもの、あ
るいはカーボンブラック等の導電性粒子を接着剤中に混
合し、分散させて導電層20bとすることもできる。
尚、本実施の形態では、厚さ5μmの銅薄層を無電界め
っきで基層20a上に形成したものを導電層20bとし
ている。
【0026】また、本実施の形態において、電磁誘導加
熱装置22の鉄心221は、図5に示すように、長手方
向すなわち定着ベルト20の移動方向と直交する方向の
所定寸法A3(本実施の形態ではJIS規格A3サイズ
縦送り時の用紙幅に略対応:320mm)において、複
数(本実施の形態では三つ)のコアブロック221(1)
〜(3)に分割して構成されている。そして、各コアブロ
ック221(1)〜(3)のうち、一端側に配設されるコアブ
ロック221(1)の幅A5がJIS規格A5サイズ縦送
り時の用紙幅(148mm)に略対応し、このコアブロ
ック221(1)と隣接するコアブロック221(2)とを加
えた幅A4がJIS規格A4サイズ縦送り時の用紙幅
(210mm)に略対応するようになっている。更に、
各コアブロック221(1)〜(3)には、個別に励磁コイル
222a〜222cが巻き回されている。
【0027】また、本実施の形態では、図4に示すよう
に、電磁誘導加熱装置22の励磁回路223に供給する
交流電流量を制御する制御装置30が設けられている。
図6に制御装置30のブロック図を示す。同図におい
て、定着する用紙Pの種類に関する用紙種類情報、用紙
Pのサイズ及びその送り方向に関する用紙搬送情報、接
触ニップ域nを通過した用紙Pの枚数に関する用紙枚数
情報、用紙Pが接触ニップ域nを通過しているかどうか
に関する用紙通過情報、用紙P上に形成された未定着ト
ナー像Tが線画像であるか面画像であるかに関する画像
種類情報、定着後のトナー像Tの光沢に関する画像光沢
情報が入力インターフェース121を介してCPU12
2に取り込まれ、次に、CPU122は、ROM123
内に予め格納されている制御プログラムを実行してRA
M124との間で適宜データ処理を行った後、出力イン
ターフェース125を介して励磁回路223に励磁電流
制御信号を送出するようになっている。
【0028】次に、本実施の形態に係る定着装置の定着
プロセスについて説明する。未定着トナー像Tが担持さ
れた用紙Pが接触ニップ域nを通過するとき、前記未定
着トナー像Tは、ハロゲンランプ13による加熱ロール
10からの熱及び電磁誘導加熱装置22による定着ベル
ト20からの熱と、接触ニップ域nから受ける圧力とに
より、用紙P上に定着される。
【0029】ここで、本実施の形態では、上述した定着
プロセス実行時において、制御装置30が励磁回路22
3に印加する交流電流を制御している。具体的に説明す
ると、例えば、用紙Pが熱容量の大きい厚紙やOHPシ
ート等であるという用紙種類情報が入力された場合、制
御装置30は、用紙Pが普通紙である場合よりも印加す
る交流電流を増大させるよう励磁回路223に対して励
磁電流制御信号を送出する。これにより、熱容量の大き
い用紙P上に形成された未定着トナー像Tも確実に定着
されることとなる。
【0030】また、用紙Pが「JIS規格A3サイズ
縦送り」であるという用紙サイズ情報が入力された場
合、制御装置30は、各励磁コイル222a〜222c
に交流電流を印加するよう励磁回路223に対して励磁
電流制御信号を送出する。そして、用紙Pが「JIS規
格A4サイズ 横送り」の場合、制御装置30は、上述
した「JIS規格A3サイズ 縦送り」の場合と同様
に、各励磁コイル222a〜222cに交流電流を印加
するよう励磁回路223に対して励磁電流制御信号を送
出するが、用紙Pが「JIS規格A4サイズ 縦送り」
の場合、制御装置30は、励磁コイル222a、222
bにのみ交流電流を印加するよう励磁回路223に対し
て励磁電流制御信号を送出する。これにより、用紙Pの
搬送方向に直交する方向(幅方向)において用紙Pが通
過する領域のみが加熱されることとなるため、不必要な
電力消費が抑えられる。また、用紙Pが通過しない所謂
非通紙部の定着ベルト20が加熱されることもないた
め、定着ベルト20の通紙部と非通紙部とで温度が異な
ってその熱膨張量に差が生じ、通紙部と非通紙部との境
界である用紙端を境にして定着ベルト20が捻れるとい
う事態も回避される。
【0031】更に、1ジョブ内で接触ニップ域nを通過
する用紙Pの枚数に関する用紙枚数情報に従い、制御装
置30は、枚数に比例して印加する交流電流の大きさを
増大させるよう励磁回路223に対して励磁電流制御信
号を送出する。これにより、連続通紙による定着ベルト
20の温度低下を補償することが可能となる。
【0032】更にまた、用紙Pが接触ニップ域nを通過
しているかどうかに関する用紙搬送情報に基づき、制御
装置30は、用紙Pが接触ニップ域nを通過する間のみ
交流電流を印加するよう励磁回路223に対して励磁電
流制御信号を送出する。これにより、用紙Pの搬送方向
(長さ方向)において用紙Pが通過する領域のみが加熱
されることとなるため、不必要な電力消費が抑えられ
る。
【0033】また、用紙P上に形成される未定着トナー
像Tが面画像すなわち線画像よりもトナー量の多い画像
であるという画像種類情報が入力された場合、制御装置
30は、未定着トナー像Tが線画像である場合よりも大
きい交流電流を印加するよう励磁回路223に対して励
磁電流制御信号を送出する。これにより、未定着トナー
像Tのトナー量に応じた温度設定が可能となり、未定着
トナー像Tを確実に用紙P上に定着することが可能とな
る。
【0034】更に、用紙P上に形成される未定着トナー
像Tの定着後の光沢が低いという画像光沢信号が入力さ
れた場合、制御装置30は、現状よりも印加する交流電
流の大きさを増大させるよう励磁回路223に対して励
磁電流制御信号を送出する。これにより、常時良好な光
沢を得ることが可能となる。
【0035】本実施の形態では、用紙P上の未定着トナ
ー像Tが、加熱ロール10以外に定着ベルト20からも
加熱されることとなるため、用紙P上に確実に定着され
ることとなる。また、制御装置30により電磁誘導加熱
装置22の各種加熱制御が行われるため、少ない消費電
力で確実に定着することが可能となる。
【0036】尚、本実施の形態では、一枚の用紙Pが接
触ニップ域nを通過する間は励磁コイル222に印加す
る交流電流を一定とするように設定していたが、一枚の
用紙Pが接触ニップ域nを通過する間にも熱が奪われる
ことを考慮して、用紙Pの先端部から後端部にかけて印
加する交流電流を徐々に増大させることで定着ベルト2
0の温度を維持するように設定するようにしてもよい。
【0037】また、本実施の形態に係る定着装置をカラ
ー画像形成装置の定着装置として用いる場合には、図6
に示すように、制御装置30が、用紙P上に形成された
未定着トナー像Tが単色画像であるか複数色画像(カラ
ー画像)であるかどうかに関する画像カラー情報に基づ
いて励磁回路223に印加する交流電流を制御するよう
にしてもよい。ここで、カラー画像の場合、複数色のト
ナーが重ね合わされて未定着トナー像Tを形成するた
め、単色のトナーからなる未定着トナー像Tと比較し
て、定着に必要な熱量が多くなる。従って、用紙P上に
形成される未定着トナー像Tがカラー画像であるという
画像カラー情報が入力された場合、制御装置30は、未
定着トナー像Tが単色である場合よりも大きい交流電流
を印加するように励磁回路223に対して励磁電流制御
信号を送出するように設定する。これにより、未定着ト
ナー像Tのトナー量(例えばフルカラー画像では、その
トナー量はモノクロ画像のトナー量の100〜400%
となる)に応じた温度設定が可能となり、未定着トナー
像Tを確実に用紙P上に定着することが可能となる。
【0038】また、同時に、制御装置30が、加熱ロー
ル10を回転駆動する加熱ロール駆動モータ15に対し
て、その回転速度を未定着トナー像Tが単色である場合
の半分まで低下させる駆動信号を送出するようにすれ
ば、供給可能な熱量が更に増大し、より確実に定着でき
ることとなる。
【0039】更に、本実施の形態では、画像光沢情報に
基づいて制御装置30が励磁回路223に印加する交流
電流を制御し、自動的に画像の光沢を調整するようにし
ていたが、これに限られるものでなく、オペレーターが
手動で画像の光沢を調整できるように構成したり、高光
沢モードを設けて当該モードのスイッチ押下時に励磁コ
イル222に印加する交流電流を増大させるように設定
してもよい。
【0040】本発明者は、本実施の形態に係る定着装置
を用いて、得られる用紙P上の定着画像について調査を
行った。この調査は、坪量が80g/m2程度の用紙P
上にフルカラーの未定着トナー像Tを形成し、当該用紙
Pを接触ニップ域nに通過させて定着せしめ、定着後の
画像の画質を60度法で確認することで行った。尚、こ
の調査においては、加熱ロール10の表面温度を及び定
着ベルト20の表面温度を170°に設定し、同時に、
加熱ロール10の回転速度すなわち定着速度を基準速度
の半分(130mm/sec)に設定している。その結
果、本実施の形態に係る定着装置では、電磁誘導加熱装
置22を有しないタイプすなわち加熱ロール10のみが
加熱されるタイプの定着装置と比較して、60度法で1
0以上光沢が向上した。
【0041】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、図7
に示すように、加圧パッド21の定着ベルト20との対
向部側に、定着ベルト20を加熱する加熱手段として抵
抗発熱装置26を配設したものである。尚、本実施の形
態に係る定着装置の構成要素のうち、実施の形態1に係
る定着装置と同様のものについては、実施の形態1と同
様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0042】本実施の形態において、抵抗発熱装置26
は、図8に示すように、長手方向すなわち定着ベルト2
0の移動方向と直交する方向の所定寸法(本実施の形態
では320mm)にわたって配設されるセラミック基板
261と、このセラミック基板261と同等の長さを有
し且つ当該セラミック基板261の上部側で当該セラミ
ック基板261に填め込み配設される抵抗発熱体262
と、前記セラミック基板261の下部側で当該セラミッ
ク基板261と当接するように配設されるサーミスタ2
63とを有している。そして、本実施の形態では、サー
ミスタ263からの温度情報に基づいて抵抗発熱体26
2に印加する電圧が制御されるようになっている。
【0043】本実施の形態においても、用紙P上の未定
着トナー像Tが、加熱ロール10以外に定着ベルト20
からも加熱されることとなるため、用紙P上に確実に定
着されることとなる。また、定着ベルト20に対して抵
抗発熱体262を接触配置しているため、抵抗発熱体2
62の加熱効率を高くすることが可能である。
【0044】尚、本実施の形態では、抵抗発熱体262
を一枚で構成するようにしていたが、これに限られるも
のではなく、実施の形態1と同様に用紙Pの幅に応じた
複数枚の抵抗発熱体で構成するようにしてもよい。
【0045】また、本実施の形態では、加熱手段として
抵抗発熱体262を用いていたが、これに限られるもの
ではなく、シート発熱体やセラミックヒータ等を用いて
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着部材側に向かって無端ベルトを押圧する圧力付与部
材に加熱手段を具備させ、無端ベルトを加熱するように
したので、OHPシートや厚紙等の熱容量が大きい記録
媒体上に形成された未定着トナー像を確実に定着するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置の概要を示す説明図で
ある。
【図2】 実施の形態1に係る定着装置の概要を示す説
明図である。
【図3】 上記定着装置で用いられる定着ベルトの構造
を示す概略断面図である。
【図4】 電磁誘導加熱装置による定着ベルトの加熱原
理を示す説明図である。
【図5】 鉄心の基本的構成を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1に係る励磁回路の制御装置の制
御ブロック図である。
【図7】 実施の形態2に係る定着装置の概要を示す説
明図である。
【図8】 抵抗発熱体の概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1…定着部材,1a…加熱源,2…無端ベルト,3…圧
力付与部材,4…加熱手段,5…制御手段,K…記録媒
体,10…加熱ロール,13…ハロゲンランプ,20…
定着ベルト,20a…基層,20b…導電層,20c…
表面離型層,21…加圧パッド,22…電磁誘導加熱装
置,221…鉄心,222…励磁コイル,26…抵抗発
熱装置,30…制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源を具備し且つ回転可能に配設され
    る定着部材と、 前記定着部材に圧接配置されて従動回転し、前記定着部
    材との間に未定着トナーを担持した記録媒体が挟持され
    る無端ベルトと、 前記無端ベルトの内側に当該無端ベルトと当接するよう
    に設けられ、前記定着部材側に向けて当該無端ベルトを
    押圧する圧力付与部材とを備え、 前記圧力付与部材には、前記無端ベルトを加熱する加熱
    手段が具備されることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定着装置において、 前記無端ベルトには導電層が具備されることを特徴とす
    る定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の定着装置において、 前記加熱手段が、前記無端ベルトを電磁誘導加熱する電
    磁誘導加熱手段であることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の定着装置において、 前記加熱手段が、前記無端ベルトを抵抗加熱する抵抗加
    熱手段であることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の定着装置において、 前記加熱手段は、前記無端ベルトの移動方向に直交する
    方向に対して複数ブロックに分割され、且つ、夫々が個
    別に加熱可能な加熱部材を有することを特徴とする定着
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の定着装置において、 前記記録媒体に関する記録媒体情報に基づいて、前記加
    熱手段の加熱動作を制御する制御手段を備えることを特
    徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の定着装置において、 前記記録媒体上に形成される未定着トナー像に関する画
    像情報に基づいて、前記加熱手段の加熱動作を制御する
    制御手段を備えることを特徴とする定着装置。
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