JPH10228192A - 加熱用フィルム、加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱用フィルム、加熱装置及び画像形成装置

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JPH10228192A
JPH10228192A JP9047396A JP4739697A JPH10228192A JP H10228192 A JPH10228192 A JP H10228192A JP 9047396 A JP9047396 A JP 9047396A JP 4739697 A JP4739697 A JP 4739697A JP H10228192 A JPH10228192 A JP H10228192A
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JP
Japan
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film
heating
layer
heat
heat generating
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JP9047396A
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English (en)
Inventor
Kiyobumi Nakane
清文 中根
Takeshi Setoriyama
武 世取山
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Minoru Hayashizaki
実 林崎
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱層の端部よりも他の層の端部を外側に位
置させて発熱層の摩耗や破損を防ぎ、耐久性を向上させ
た加熱用フィルム、該フィルムを備え長期にわたり安定
した加熱特性を保ち、クイックスタート性を実現した加
熱装置、また、該加熱装置を定着装置として備え、長期
にわたり安定した定着性を保ち、クイックスタート性を
実現した画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 発熱層1を含む複数層で構成され、移動
駆動されて被加熱材Pを加熱する加熱用フィルム10で
あり、該フィルム10の移動方向と直交するフィルム幅
方向において発熱層1の端部よりも他の層の端部を外側
に位置させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱層を含む多層
構成の加熱用フィルム、発熱層を含む多層構成のフィル
ムを具備した加熱装置、及び、該加熱装置を現像剤像を
担持した被記録材を加熱する像加熱手段として備えた電
子写真装置・静電記録装置などの画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】便宜上、複写機・プリンタ(LBP)等
の画像形成装置に具備させる加熱定着装置を例にして説
明する。
【0003】従来から、画像形成装置に具備させる加熱
定着装置としては、熱ローラー方式、フィルム加熱方式
などの接触加熱方式が広く用いられている。
【0004】その中でも、例えば最大4層のトナー層を
有するカラーの定着装置では、ハロゲンヒータ等のヒー
タを内部に有した加熱ローラ(定着ローラ)と、該加熱
ローラに圧接する加圧ローラとのローラ対を基本構成と
し、該ローラ対を回転させ、圧接ニップ部(定着ニップ
部)に未定着トナー像を形成担持させた被記録材を導入
して挟持搬送させ、加熱ローラの熱と、圧接ニップ部の
加圧力にて未定着トナー像を被記録材面に熱圧定着させ
る熱ローラ方式のものが用いられている。
【0005】しかし該方式では、加熱ローラを構成する
芯金や前記複数層のトナー層を適切に挟持する為、該芯
金の外周に設けられるゴム弾性層を介して、ヒータから
の熱を被記録材に伝えるものであり、熱抵抗が大きく、
加熱ローラ等が冷めきっている状態時から所定の定着可
能温度に立ち上げるにはかなりの待ち時間を要し、クイ
ックスタート性に欠けることや、電力消費が大きい等の
問題があった。
【0006】一方、特公平5−9027号公報では、磁
束により定着ローラに渦電流を発生させジュール熱によ
って発熱させる方式が提案されている。
【0007】このように渦電流の発生を利用することで
発熱位置をトナーに近くすることができ、ハロゲンラン
プを用いた熱ローラ方式よりも消費エネルギーの効率ア
ップが達成できる。
【0008】そして近年では、更なる待ち時間の短縮、
消費電力の低減を図るため、導電性の発熱層を有した加
熱用フィルムを備え、該フィルムを被記録材と共に移動
駆動させつつ電磁誘導発熱させて加熱定着を行うフィル
ム加熱方式の装置も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記フィルム加熱方式
の加熱装置では、加熱用のフィルムを被記録材と共に移
動駆動させているため、移動方向と直交するフィルム幅
方向に対してフィルムの寄りが発生してしまう。そこ
で、これを規制する寄り規制部材が不可欠である。
【0010】しかし、該寄り規制部材との摺動によりフ
ィルムの幅方向端部が摩耗又は破損してしまうことがあ
る。特に発熱層は強磁性の金属等から構成されており、
該発熱層が直接規制部材と摺動すると割れ等の破損が生
じ易い。
【0011】また、エンドレス形状のフィルムを支持部
材により回転自在に支持し、被記録材の移動と共に該フ
ィルムを回転移動させる装置において、フィルム幅方向
(回転軸方向)へのフィルムの寄りを規制する寄り規制
部材と、フィルム端部との間に保護部材を介在させ、該
保護部材を該フィルムの回転と従動させることにより、
該フィルム端部の摩耗を抑制するものもあるが、該保護
部材が常にフィルムに従動しなければ効果がなく、その
手段を保護部材に講じる必要があるため、該保護部材が
高価な部材となっていた。
【0012】そこで本発明は、加熱用フィルムの発熱層
の端部よりも他の層の端部を外側に位置させて発熱層の
摩耗や破損を防ぎ、該フィルムの耐久性を向上させるこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)発熱層を含む複数層で構成され、移動駆動されて
被加熱材を加熱する加熱用フィルムであり、該フィルム
の移動方向と直交するフィルム幅方向において発熱層の
端部よりも他の層の端部を外側に位置させたことを特徴
とする加熱用フィルム。
【0014】(2)発熱層の端部が他の層の延長部で被
覆されていることを特徴とする(1)記載の加熱用フィ
ルム。
【0015】(3)他の層が弾性層であることを特徴と
する(1)又は(2)記載の加熱用フィルム。
【0016】(4)他の層が離型層であることを特徴と
する(1)又は(2)記載の加熱用フィルム。
【0017】(5)離型層、発熱層、摺動層の順に積層
し、該離型層と摺動層のフィルム幅方向端部を接着する
ことにより該発熱層端部を被覆したことを特徴とする
(2)記載の加熱用フィルム。
【0018】(6)前記発熱層が磁力の作用により電磁
誘導発熱することを特徴とする(1)乃至(5)の何れ
か1つに記載の加熱用フィルム。
【0019】(7)移動駆動されるフィルムと、該フィ
ルムの移動方向と直交するフィルム幅方向の端部と当接
して該フィルムの寄りを規制する寄り規制部材と、該フ
ィルムを発熱させる発熱駆動手段とを有し、被加熱材を
該フィルムと密着させた状態で搬送し、該フィルムから
の熱で該被加熱材を加熱する加熱装置であり、前記フィ
ルムが(1)乃至(6)の何れか1つに記載の加熱用フ
ィルムであることを特徴とする加熱装置。
【0020】(8)回転自在に保持されたエンドレス形
状のフィルムと、該フィルムと圧接してニップ部を形成
する加圧部材と、該フィルムの回転移動方向と直交する
フィルム幅方向の端部と当接して該フィルムの寄りを規
制する寄り規制部材と、該フィルムを発熱させる発熱駆
動手段とを有し、被加熱材を該フィルムと加圧部材との
間に導入し挟持搬送させることで該被加熱材を加熱する
加熱装置において、前記フィルムが(1)乃至(6)の
何れか1つに記載の加熱用フィルムであることを特徴と
する加熱装置。
【0021】(9)エンドレス形状とした(1)乃至
(6)の何れか1つに記載の加熱用フィルムと、該フィ
ルムを回転自在に保持する保持部材と、該フィルムと圧
接してニップ部を形成する加圧部材と、該フィルムの回
転移動方向と直交するフィルム幅方向の寄りを規制する
寄り規制部材と、該保持部材に回転自在に保持され該フ
ィルムのフイルム幅方向端部と寄り規制部材との間に介
在して該フィルムの回転移動に従動することで該端部を
保護する保護部材と、該フィルムを発熱させる発熱駆動
手段とを有し、被加熱材を該フィルムと加圧部材との間
に導入し挟持搬送させることで該被加熱材を加熱する加
熱装置であり、前記保護部材と寄り規制部材との摺動部
分の摩擦抵抗A及び保護部材と保持部材との摺動部の摩
擦抵抗Bよりも発熱層端部を被覆する層と保護部材との
接触部分の摩擦抵抗Cの方が大きいことを特徴とする加
熱装置。
【0022】(10)前記フィルムは、被加熱体と接す
る側から順に、離型層、弾性層、発熱層を有しているこ
とを特徴とする(7),(8)又は(9)記載の加熱装
置。
【0023】(11)被記録材上に現像剤像を形成する
像形成手段と、該現像剤像が形成された被記録材を加熱
処理する像加熱手段とを具備した画像形成装置におい
て、該像加熱手段が前記(7)乃至(10)の何れか1
つに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装
置。
【0024】(12)前記像加熱手段による加熱処理
が、未定着の現像剤像を被記録材に加熱定着させる加熱
定着処理であることを特徴とする(11)記載の画像形
成装置。
【0025】〈作用〉すなわち、フィルム移動方向と直
交するフィルム幅方向において発熱層の端部よりも他の
層の端部を外側に位置させたことにより、発熱層端部が
その他の部材と摺動することを防止し、該フィルムの耐
久性を向上させている。
【0026】
【発明の実施の形態】
〈実施形態例1〉 (1)画像形成装置例 図7は本発明を用いた画像形成装置例としての電子写真
カラープリンタの概略構成図である。
【0027】同図において、101は有機感光体やアモ
ルファスシリコン感光体でできた感光体ドラム、102
はこの感光体ドラムに一様な帯電を行う為の帯電ロー
ラ、110は画像信号発生装置からの信号をレーザ光の
ON/OFFに変換し、感光体ドラム101に静電潜像
を形成するレーザスキャナーである。103はレーザ
光、109はミラーである。感光体ドラム101の静電
潜像は現像器104によってトナーを選択的に付着させ
ることで顕像化される。現像器104は、イエローY、
マゼンタM、シアンC、のカラー現像器と黒用の現像器
Bkから構成され、一色ずつ感光体ドラム101の潜像
を現像し、この各色のトナー像を中間転写ドラム105
上に順次重ねてカラー現像剤像を得る。中間転写体ドラ
ム105は金属ドラム上に中抵抗の弾性層と高抵抗の表
層を有するものまで、金属ドラムにバイアス電位を与え
て感光体ドラム101との電位差でトナー像の転写を行
うものである。
【0028】一方、給紙カセットから給紙ローラによっ
て送りだされた被記録材Pは、上記の如く中間転写体ド
ラム105上にカラー現像剤像が形成されるのと同期し
て、転写ローラ106と中間転写体ドラム105との間
に送り込まれる。そして転写ローラ106は被記録材P
の背面から現像剤(トナー)と逆極性の電化を供給する
ことで、中間転写体ドラム105上の現像剤像(トナー像
)を被記録材P上に転写する。こうして、未定着のトナ
ー像を転写された被記録材Pは加熱装置100で熱と圧
力を加えられて、排紙トレー(不図示)へと排出され
る。
【0029】そして感光体ドラム101上に残ったトナ
ーや紙粉がクリーナ107によって除去され、また中間
転写体ドラム105上に残ったトナーや紙粉がクリーナ
108によって除去され、感光体ドラム101や中間ド
ラム105は再び作像に供され、上記帯電以降の工程を
繰り返す。
【0030】次に本形態例に於ける加熱装置の説明を行
う。
【0031】(2)加熱装置の全体的概略構造 図1は本発明における加熱装置100の概略構成を示す
模式断面図である。
【0032】同図において、10は後述の如く、発熱層
を含む複数層から構成される定着フィルム、16は図面
に垂直の方向を長手とするコアホルダー、17、18は
そのコアホルダー16の内側の溝部内に配設された磁力
発生手段としての高透磁率の励磁コアと励磁コイルであ
る。該励磁コア17はフェライトやパーマロイ等といっ
たトランスのコアに用いられる材料が良く、より好まし
くは20〜100kHzで損失の少ないフェライトを用
いるのが良い。また、励磁コイル18には励磁回路(不
図示)が接続されており、この励磁回路により20kH
zから500kHzの高周波バイアスが印加されて図1
中の磁力線23で示すような磁力を発生させている。
【0033】19は該コアホルダー16と同方向に長手
のフィルムガイドであり、コアホルダー16の上側に取
り付けられて定着フィルム10が外嵌され、該コアホル
ダー16と共に、図中矢印aの時計方向に回転されるフ
ィルム10の内周面をガイドして該フィルム10の搬送
安定化を図っている。
【0034】30は該フィルム10を挟みコアホルダー
16に対して圧接してニップ部Nを形成する圧接ローラ
であり、不図示の駆動手段により図1中、矢印bの反時
計方向に回転駆動される。
【0035】而して該加圧ローラ30が回転駆動され、
定着ニップ部Nにおける該加圧ローラ30と定着フィル
ム10の外面都の圧接摩擦力で定着フィルム10に回転
力が作用して該定着フィルム10はその内面が、コアホ
ルダー16の下面によりニップ部側に加圧されつつ、該
コアホルダー16及びフィルムガイド19の外周りを矢
印a方向の時計方向に従動回転する。
【0036】そして励磁コイル17に高周波バイアスを
印加し、これによる磁力の作用により定着フィルム10
の発熱層(強磁性導電層)に誘導電流(渦電流24)を
生じさせ、電磁誘導発熱状態とする。
【0037】次いでニップ部Nに未定着トナー画像Tを
担持した被記録材Pを搬送導入し、該被記録材Pを定着
フィルム10の外面に密着させて該定着フィルム10と
一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送させ、その通過過程で
上記の如く電磁誘導発熱した定着フィルムからの熱によ
り未定着トナー画像Tを軟化・溶融させ、ニップ通過
後、冷却して永久固着像とする。
【0038】(3)加圧ローラについて 図2は加圧部材の層構成を示す断面図である。
【0039】30は加圧部材である加圧ローラで図のよ
うにアルミニウム等の芯金31aの上に発熱層31b
を、さらにその上に弾性層32及び離型層33を設けた
ものである。発熱層31bの材質としては非磁性の金属
でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の良いニッケ
ル、鉄、磁性ステンレス、コバルト−ニッケル合金等の
強磁性金属が良い。
【0040】弾性層32の材料としてはシリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム、PFA、P
TFE、FEP等の離型性かつ耐熱性の良い材料を選択
する。
【0041】(4)温度検知部材配置 本形態例においては図1に示すように、定着フィルムの
内面側で、定着フィルムと加圧部材との圧接により生じ
るニップ部Nの近傍に定着フィルム10の発熱層の温度
検出の為の温度検知部材である温度センサー(サーミス
タ)26と、加圧ローラ表面に加圧ローラの表面温度検
出用のサーミスタ27が配置されている。
【0042】非記録材Pを定着する際には、サーミスタ
26及び27の検出温度T1及びT2を演算処理し、定
着フィルム10及び加圧ローラ30の発熱量Q1及びQ
2を温調制御する。該サーミスタとして熱応答性の良い
チップサーミスタなどを用いることによって、薄肉で熱
容量の小さい定着フィルム10の発熱量を迅速かつ正確
にコントロールすることができる。
【0043】これにより、非記録材の種類やトナー像の
濃度に捕らわれずに常に均一な定着性・光沢を有する定
着画像を得ることができる。
【0044】(5)加熱装置構造物 図3は加熱装置100の全体概略構造を示す断面図であ
り、図4は装置100の概略構造を示す斜視図、図5は
装置部品の概略構造を示す分解斜視図である。
【0045】図3〜図5に示すように装置100は、加
圧ローラ30を定着フレーム41両側部にある切欠きに
上方から落とし込み、加圧ローラ30の両端フランジ部
に軸受け、ギアなどをはめ込む。更には、加圧ローラ3
0の上部から定着フィルムユニットを落とし込み、定着
上ステー42をビス等により固定する。定着フィルムユ
ニットは、定着フィルムの内面に高耐熱性の複合樹脂か
らなるコアホルダー16及びフィルムガイド19、該コ
アホルダー16内に励磁コア17及び励磁コイル18を
固定する固定部材39、コアホルダー16を補強するた
めの金属性のガイドステー40、定着フィルムの回転に
よる寄りを規制する規制板12、定着フィルム10に従
動しフィルム端部を保護する端部リング保護部材11、
励磁コア17、励磁コイル18等からなる。
【0046】定着時に必要な発熱領域はニップ部Nの定
着フィルム10と加圧ローラ30のみであるので、励磁
コイル18から発生する磁束の影響でガイドステー40
や定着フレーム42、定着上ステー42などが発熱する
と装置全体の消費電力が大となり効率が悪くなると共
に、クイックスタートにも不利である。従って本形態例
に於ては、磁束の影響で発熱する金属製の構造物はすべ
てAlや非磁性SUS等の非磁性金属で構成するもので
ある。
【0047】(6)フィルム構成について 6a.層構成 図6は本発明による定着フィルム10の層構成を示す断
面図である。
【0048】1は定着フィルム10の基層となる金属フ
ィルムなどでできた発熱層であり、非磁性の金属でもよ
いが、より好ましくはニッケル、鉄、強磁性SUS、ニ
ッケル−コバルト合金等といった強磁性体の金属を用い
ると良い。その厚みは次の式で表される表皮深さσより
厚くかつ200μm以下にすることが好ましい。
【0049】該表皮深さσ[m]は、励磁回路の周波数
f[Hz]と透磁率μと固有抵抗ρ[Ωm]で σ=503×(ρ/fμ)1/2 と表される。
【0050】これは電磁誘導で使われる電磁波の吸収の
深さを示しており、これにより深いところでは電磁波の
強度は1/e以下になっている。逆に言うと殆どのエネ
ルギーはこの深さまでで吸収されている。また、該厚み
が200μmを越えると剛性が高くなりすぎ、また屈曲
性が悪くなり、回転フィルム(エンドレスベルト)とし
て使用するには現実的ではなくなってくる。
【0051】具体的には、発熱層1の厚さを1〜100
μmとするのが好ましい。該発熱層1の厚みが1μmよ
りも小さいと殆どの電磁エネルギーが吸収しきれず、効
率が悪くなってくるので良くない。また、発熱層が10
0μmを超えると剛性が高く、また、屈曲性が悪くなっ
てくるので良くない。
【0052】2は弾性層であり、シリコーンゴム、フッ
素ゴム、フルオロシリコーンゴム等で耐熱性が良く、熱
伝導率が良い材質よりなっている。
【0053】この弾性層2は厚さ及び硬度を適切に設定
し、所要の弾性を得ている。該弾性層2の弾性は定着画
像品質を保証するために必要なものである。
【0054】カラー画像を印刷する場合、特に写真画像
などでは被記録材P上で大きな面積に渡ってベタ画像が
形成される。この場合、被記録材の凹凸あるいはトナー
層の凹凸に加熱面(離型層3)が追従できないと加熱ム
ラ(伝熱ムラ)が発生し、伝熱量が多い部分と少ない部
分で画像に光沢ムラが発生する(伝熱量が多い部分は光
沢度が高く、伝熱量が少ない部分では光沢度が低い)。
そこで弾性層2の厚みを適切に設定することにより、加
熱面が被記録材Pに対して適切な弾性を持って接し、該
被記録材Pの凹凸或はトナー層の凹凸に追従できるよう
にしている。
【0055】例えばこの弾性層2の厚さを10μm以下
としたばあい、被記録材P或はトナー層の凹凸に追従し
きれず画像光沢ムラが発生してしまう。また、該厚さを
1000μmよりも大きくした場合には弾性層の熱抵抗
が大きくなりクイックスタートを実現するのが難しくな
る。
【0056】そこで弾性層2の厚さは10〜1000μ
mとするのが良く、より好ましくは該弾性層2の厚さを
50〜500μmとするのが良い。
【0057】また、弾性層2の硬度は、高すぎると被記
録材Pあるいはトナー層の凹凸に追従しきれず画像光沢
ムラが発生してしまう。そこで弾性層の硬度としては6
0°(JIS−A)以下、より好ましくは45°(JI
S−A)以下が良い。
【0058】更に、弾性層2の熱伝導率λは6×10-4
〜2×10-3[cal/cm・sec・deg.]が良
い。熱伝導率λが6×10-4〜2×10-3[cal/c
m・sec・deg.]よりも小さい場合には、熱抵抗
が大きく、定着フィルムの表層における温度上昇が遅く
なる。熱伝導率λが2×10-3[cal/cm・sec
・deg.]よりも大きい場合には、硬度が高くなり過
ぎたり、圧縮永久歪みが悪化する。よって熱伝導率は6
×10-4〜2×10-3[cal/cm・sec・de
g.]が良い。より好ましくは8×10-4〜1.5×1
-3[cal/cm・sec・deg.]が良い。
【0059】3は離型層でフッ素樹脂、シリコン樹脂、
フッ素樹脂シリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴ
ム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性の
良い材料を選択する。
【0060】離型層3の厚さは1〜100μmが好まし
い。離型層3の厚さが1μmよりも小さいと塗膜の塗り
むらで離型性の悪い部分ができたり、耐久性が不足する
といった問題が発生する。また離型層が100μmを越
えると熱伝導が悪化するという問題が発生し、特に樹脂
形の離型層の場合は硬度が高くなり過ぎ、弾性層2の効
果がなくなってくるので良くない。
【0061】定着フィルム10は上記複数の層1,2,
3を発熱層1、弾性層2、離型層3の順に積層し、該離
型層3が最外周とした円筒形状となっている。即ち、ニ
ップ部Nにおいて離型層3が被加熱材Pと接し、発熱層
1からの熱が弾性層2、離型層3を介して該被加熱材P
に付与されている。
【0062】6b.フィルム端部の構成 本形態例において、定着フィルム10の移動方向と直交
するフィルム幅方向の両端部は、金属フィルム等ででき
た発熱層1を弾性層2、離型層3などで被覆し、発熱層
1の端部が直に他の部品と接触、摺動するのを防いでい
る。
【0063】なお、本形態例において定着フィルム10
の両端部は対称に構成されているため、図6には片側の
端部のみを示した。
【0064】図6(a)の例では、弾性層2の端部を他
の層の端部よりも外側に張り出させており、その張り出
し部分で発熱層1の端部を被覆している。図6(b)の
例では、離型層2の端部を他の層の端部よりも外側に張
り出させており、その張り出し部分で発熱層1の端部を
被覆している。図6(c)の例では、発熱層1の内側に
摺動層4を設け、摺動層4と離型層1の延長部を接着す
ることにより発熱層1の端部を被覆している。
【0065】而して、発熱層1が直接摺動することがな
く、該発熱層1の摩耗や損傷を防止することができる。
【0066】この時、端部リング11とフィルムストッ
パ12の摺動部の摩擦係数A、端部リング11と、フィ
ルムガイド19或はコアホルダー16との摺動面の摩擦
係数B、そして、発熱層1を被覆する弾性層2や、離型
層3等と、端部リング11の接触部の摩擦係数Cの関係
は、以下の式で表される。
【0067】 上記関係であれば端部リング11に定着フィルム10が
突き当たったとき、該端部リング11が定着フィルム1
0に従動し、フィルム端部での摺動が少なくなるので、
フィルム端部の摩耗や損傷を更に効果的に防止すること
ができる。
【0068】以上本形態例によれば、定着フィルム10
の耐久性を向上することができ、より長期にわたり高画
像品質を保ったまま、クイックスタートが可能な画像形
成装置を提供することができた。
【0069】〈その他〉 .前記形態例では回転自在に保持した定着フィルム1
0を加圧ローラ30で駆動しているが、フィルム10の
駆動方式はこれに限らず図8に示したような方式であっ
ても良い。
【0070】図8の装置では、定着フィルム10を励磁
コア17及び励磁コイル18を保持したコアホルダー1
6の下面と、駆動ローラ5と、従動ローラ(テンション
ローラ)6との3部材間に懸回張設して駆動ローラ5に
より回転駆動させている。このときフィルム10を挟ん
でガイド部材下面に圧接させた加圧ローラ30はフィル
ム10の回転移動に従動させている。
【0071】このような方式の装置においても、フィル
ム10を図6に示したように発熱層1の端部が他の部材
と摺動しない構成とすることで、前述と同様に定着フィ
ルム10の耐久性を向上することができ、より長期にわ
たり高画像品質を保ったまま、クイックスタートが可能
な画像形成装置を提供することができる。
【0072】.本発明において定着フィルム10は、
図6に示した構成に限らず、発熱層1の端部よりも他の
層の端部を外側に位置させて、発熱層1の端部が他の部
材と摺動しない構成であれば良い。
【0073】図9の(a),(b),(c)はそれぞれ
フィルム10の他の構成例の模式断面図である。
【0074】図9(a)のものは、弾性層を用いずに発
熱層1と離型層3とを積層し、該離型層3で発熱層1端
部を被覆したものである。
【0075】図9(b)のものは、弾性層を用いずに摺
動層4、発熱層1、離型層3の順に積層し、該離型層3
と摺動層4の延長部を接着することにより発熱層1端部
を被覆したものである。
【0076】図9(c)のものは、発熱層1と離型層3
とを積層し、離型層端部を発熱層1端部よりも外側へ突
出させ、発熱層1端部が摺動しないように構成したもの
である。
【0077】.上記形態例ではトナーTに低軟化物質
を含有させたトナーを使用したため、加熱定着装置にオ
フセット防止の為のオイル塗布機構を設けていないが、
低軟化物質を含有させていないトナーを使用した場合に
はオイル塗布機構を設けても良い。また、低軟化物質を
含有させたトナーを使用した場合にもオイル塗布や冷却
分離を行っても良い。
【0078】.上記形態例では4色カラー画像形成装
置について説明してきたが、モノクロ或は1パスマルチ
カラー画像形成装置に利用しても良い。
【0079】.上記形態例では定着フィルム10の両
端部において発熱層端部の摺動を防止したが、いずれか
一方の端部のみで発熱層端部の摺動を防止する構成とし
ても良い。このように一方の端部のみにおいて、発熱層
1を保護したフィルム10を用いた場合にも、該フィル
ム10を移動駆動する際に、該保護した側の端部を常に
寄り規制板に押し当てた状態で駆動させるようにすれ
ば、その反対側端部では摺動しないので、発熱層端部が
他の部材と摺動することがなく、フィルムの摩耗・損傷
を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱用フィルムの発熱層の端部よりも他の層の端部を外
側に位置させて発熱層の摩耗や破損を防ぎ、耐久性を向
上させた加熱用フィルム、該フィルムを備え長期にわた
り安定した加熱特性を保ち、クイックスタート性を実現
した加熱装置、また、該加熱装置を定着装置として備
え、長期にわたり安定した定着性を保ち、クイックスタ
ート性を実現した画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる加熱定着装置の概略構成図
【図2】 加圧ローラの要部断面図
【図3】 加熱定着装置の全体概略構造を示す断面図
【図4】 加熱定着装置の全体概略構造を示す外観斜視
【図5】 加熱定着装置の全体概略構造を示す分解斜視
【図6】 定着フィルムの層構成を示す模式断面図
【図7】 本発明にかかる画像形成装置の概略構成図
【図8】 本発明にかかる加熱定着装置の概略構成図
【図9】 定着フィルムの他の構成を示す模式断面図
【符号の説明】
1 発熱層 2 弾性層 3 離型層 4 摺動層 10 定着フィルム(加熱用フィルム) 11 端部リング(保護部材) 12 フィルムストッパ(寄り規制部材) 16 コアホルダー 17 励磁コア 18 励磁コイル 19 フィルムガイド 27 サーミスタ 30 加圧ローラ 31a 芯金 31b 発熱層 32 弾性層 33 離型層 40 ガイドステー 41 定着フレーム 42 定着上ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林崎 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱層を含む複数層で構成され、移動駆
    動されて被加熱材を加熱する加熱用フィルムであり、該
    フィルムの移動方向と直交するフィルム幅方向において
    発熱層の端部よりも他の層の端部を外側に位置させたこ
    とを特徴とする加熱用フィルム。
  2. 【請求項2】 発熱層の端部が他の層の延長部で被覆さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の加熱用フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 他の層が弾性層であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の加熱用フィルム。
  4. 【請求項4】 他の層が離型層であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の加熱用フィルム。
  5. 【請求項5】 離型層、発熱層、摺動層の順に積層し、
    該離型層と摺動層のフィルム幅方向端部を接着すること
    により該発熱層端部を被覆したことを特徴とする請求項
    2記載の加熱用フィルム。
  6. 【請求項6】 前記発熱層が磁力の作用により電磁誘導
    発熱することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項
    に記載の加熱用フィルム。
  7. 【請求項7】 移動駆動されるフィルムと、 該フィルムの移動方向と直交するフィルム幅方向の端部
    と当接して該フィルムの寄りを規制する寄り規制部材
    と、 該フィルムを発熱させる発熱駆動手段とを有し、 被加熱材を該フィルムと密着させた状態で搬送し、該フ
    ィルムからの熱で該被加熱材を加熱する加熱装置であ
    り、 前記フィルムが請求項1乃至6の何れか1項に記載の加
    熱用フィルムであることを特徴とする加熱装置。
  8. 【請求項8】 回転自在に保持されたエンドレス形状の
    フィルムと、 該フィルムと圧接してニップ部を形成する加圧部材と、 該フィルムの回転移動方向と直交するフィルム幅方向の
    端部と当接して該フィルムの寄りを規制する寄り規制部
    材と、 該フィルムを発熱させる発熱駆動手段とを有し、 被加熱材を該フィルムと加圧部材との間に導入し挟持搬
    送させることで該被加熱材を加熱する加熱装置におい
    て、 前記フィルムが請求項1乃至6の何れか1項に記載の加
    熱用フィルムであることを特徴とする加熱装置。
  9. 【請求項9】 エンドレス形状とした請求項1乃至6の
    何れか1項に記載の加熱用フィルムと、 該フィルムを回転自在に保持する保持部材と、 該フィルムと圧接してニップ部を形成する加圧部材と、 該フィルムの回転移動方向と直交するフィルム幅方向の
    寄りを規制する寄り規制部材と、 該保持部材に回転自在に保持され該フィルムのフイルム
    幅方向端部と寄り規制部材との間に介在して該フィルム
    の回転移動に従動することで該端部を保護する保護部材
    と、 該フィルムを発熱させる発熱駆動手段とを有し、 被加熱材を該フィルムと加圧部材との間に導入し挟持搬
    送させることで該被加熱材を加熱する加熱装置であり、 前記保護部材と寄り規制部材との摺動部分の摩擦抵抗A
    及び保護部材と保持部材との摺動部の摩擦抵抗Bよりも
    発熱層端部を被覆する層と保護部材との接触部分の摩擦
    抵抗Cの方が大きいことを特徴とする加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルムは、被加熱体と接する側
    から順に、離型層、弾性層、発熱層を有していることを
    特徴とする請求項7,8又は9記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】 被記録材上に現像剤像を形成する像形
    成手段と、該現像剤像が形成された被記録材を加熱処理
    する像加熱手段とを具備した画像形成装置において、 該像加熱手段が前記請求項7乃至10の何れか1項に記
    載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像加熱手段による加熱処理が、未
    定着の現像剤像を被記録材に加熱定着させる加熱定着処
    理であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装
    置。
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