JP2001051440A - 電子写真感光体とその塗布方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体とその塗布方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JP2001051440A
JP2001051440A JP2000161314A JP2000161314A JP2001051440A JP 2001051440 A JP2001051440 A JP 2001051440A JP 2000161314 A JP2000161314 A JP 2000161314A JP 2000161314 A JP2000161314 A JP 2000161314A JP 2001051440 A JP2001051440 A JP 2001051440A
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Masanari Asano
真生 浅野
Akihiko Itami
明彦 伊丹
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の機械的強度が強く、多数枚の複写や
プリント時に感光体表面の劣化や傷の発生がなく、しか
も長期使用においても画像むら、画像ながれといった問
題もなく、解像力も低下しない電子写真感光体とその製
造方法、及びそれを用いた画像形成装置及びプロセスカ
ートリッジを提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に、少なくとも感光層塗
布液及び表面保護層塗布液を塗布することにより電子写
真感光体を製造する方法において、前記表面保護層塗布
液が電荷輸送性能を有し、且つ架橋構造を有するシロキ
サン系樹脂及び酸化防止剤を含有し、該表面保護層塗布
液をスプレー塗布することを特徴とする電子写真感光体
の塗布方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
及びファクシミリ等に用いられる電子写真感光体とその
製造方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は有機光導電性物質を用
いる有機感光体が広く用いられてきている。有機感光体
は可視光から赤外光まで各種露光光源に対応した材料が
開発し易いこと、環境汚染のない材料を選択できるこ
と、製造コストが安いこと等が有利な点である。しか
し、唯一の欠点は機械的強度が弱く、多数枚の複写やプ
リント時に感光体表面の劣化や傷の発生があることが挙
げられる。
【0003】この対策として、高耐久性のケイ素系バイ
ンダー樹脂含有の感光層乃至表面保護層を設けることが
検討されている。このバインダー樹脂層は減耗量が極め
て低く、長期使用後も感光体が初期とあまり変わらない
膜厚を保っている利点がある。
【0004】しかし、耐摩耗性や表面強度は改善される
が、表面保護層を設けることで電荷移動性が阻害される
ためか、画像むら、画像ながれといった問題を生じ、そ
れと関連するためか解像力も低下しがちであった。この
傾向は高温高湿下での長期使用において著しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者等が解
析したところ、特に上記問題は、表面保護層として電荷
輸送性能付与基をもち架橋構造を有するシロキサン系樹
脂を含有させた層を設けることにより改善できることを
見いだした。しかし、この特性を発揮する条件はは不明
であり、同様に作製したつもりでも十分な効果を発揮し
ない場合も多いことがわかった。本発明はこの問題を解
決するためになされた。
【0006】即ち、本発明の目的は、感光体の機械的強
度が強く、多数枚の複写やプリント時に感光体表面の劣
化や傷の発生がなく、しかも長期使用においても画像む
ら、画像ながれといった問題もなく、解像力も低下しな
い電子写真感光体とその製造方法、及びそれを用いた画
像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等が鋭意
検討した結果、本発明の目的は、下記構成のいずれかを
採ることにより達成されることがわかった。
【0008】〔1〕 導電性支持体上に、少なくとも感
光層塗布液及び表面保護層塗布液を塗布することにより
電子写真感光体を製造する方法において、前記表面保護
層塗布液が電荷輸送性能を有し、且つ架橋構造を有する
シロキサン系樹脂及び酸化防止剤を含有し、該表面保護
層塗布液をスプレー塗布することを特徴とする電子写真
感光体の塗布方法。
【0009】〔2〕 前記酸化防止剤がヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤又はヒンダードアミン系酸化防止剤
であることを特徴とする〔1〕記載の塗布方法。
【0010】〔3〕 前記表面保護層塗布液にコロイダ
ルシリカを含有することを特徴とする〔1〕又は〔2〕
記載の塗布方法。
【0011】〔4〕 前記表面保護層塗布液にシリコー
ンオイルを含有することを特徴とする〔1〕〜〔3〕記
載の塗布方法。
【0012】〔5〕 導電性支持体上に、少なくとも感
光層及び表面保護層を有する電子写真感光体において、
前記表面保護層が電荷輸送性能を有し且つ架橋構造を有
するシロキサン系樹脂及び酸化防止剤を含有し、且つ該
表面保護層がスプレー塗布により形成されたことを特徴
とする電子写真感光体。
【0013】〔6〕 前記酸化防止剤がヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤又はヒンダードアミン系酸化防止剤
であることを特徴とする〔5〕記載の電子写真感光体。
【0014】〔7〕 前記表面保護層にコロイダルシリ
カを含有することを特徴とする〔5〕又は〔6〕記載の
電子写真感光体。
【0015】〔8〕 前記表面保護層にシリコーンオイ
ルを含有することを特徴とする〔5〕〜〔7〕記載の塗
布方法。
【0016】
〔9〕 〔5〕〜〔8〕の何れか1項記載
の電子写真感光体を用い、帯電、像露光、現像、転写、
クリーニングを経て画像を形成することを特徴とする画
像形成装置。
【0017】〔10〕 電子写真感光体を用い、帯電、
像露光、現像、転写、クリーニングの工程を経る画像形
成に使用するプロセスカートリッジにおいて、〔5〕〜
〔8〕の何れか1項記載の電子写真感光体と、帯電器、
像露光器、現像器、転写器、クリーニング器の少なくと
も1つとを組み合わせて構成されることを特徴するプロ
セスカートリッジ。
【0018】本発明の効果が得られる理由については、
必ずしも明らかではない。
【0019】電子写真感光体の光電的及び機械的耐久
性、その他耐環境性等は特に感光体の表面層の塗布加工
の良否と重大な関係があることは知られてはいた。即ち
表面層の塗布時下層が溶解されると、塗膜が破壊されて
表面層及び下層の機能が失われ、感光体の性能が発現さ
れない。又表面層の塗布時、むら、筋、斑点、凹凸等を
発生した場合、電子写真性能が部分的に又は局所的に異
なり、画像むらを生じ画質が低下し、かつ光電的、機械
的耐久性も低下することは、一般論としては知られてい
たことである。
【0020】従来、有機光導電性感光層を塗布し形成す
る場合、浸漬塗布、ブレード塗布、スピン塗布、スプレ
ー塗布、ロール塗布、ビーム塗布、スパイラル塗布等種
々の塗布方法が用いられていた。この中で塗布方法が手
軽でかつ平滑な塗膜が容易に得られることから、多量の
塗布液を満したタンクに被塗布体を浸漬して塗布する浸
漬塗布法が最も普及している。
【0021】しかし、前記浸漬塗布法では、感光層を積
層塗布する場合下層が溶解される。又前記浸漬塗布法は
多量の塗布液を収容したタンクに被塗布体を1本ずつ浸
漬して塗布を行なうため塗布液の無駄が多く、塗布能率
が悪くかつ塗布加工の初期と後期とではタンク内の塗布
液が変化して電子写真性能にばらつきを生ずる等の問題
も生ずることも知られていた。
【0022】これに対しスプレー塗布は下層の構成材を
溶解させないので、表面層と下層界面の層の整合性に優
れていることは知られていた。
【0023】しかしながら、本発明のごとく表面保護層
塗布液が上記一般式(1)で表される構造を含む架橋構
造を有するシロキサン系樹脂を含有したものを塗布する
時、いずれの方法が適正かといった記載はなく、特にこ
の時スプレー塗布を用いると極めて有効であるといった
知見はどこにもなかった。
【0024】特に架橋構造を有するシロキサン系樹脂を
含有する塗布液を塗布する場合、浸漬塗布による場合で
は、未反応物として混入しているSi含有低分子量物や
オリゴマー等の為か、浸漬塗布での塗布が難しい。これ
は少量のSi化合物が表面張力等に影響を与え、塗布ム
ラ例えばハジキ故障を発生させるためであろう。しか
し、塗布時塗液に圧力をかけ、分子配列を促進させやす
いスプレー塗布によると、塗布故障が少ない。しかし未
だ塗布ムラ、膜厚ムラがあって、表面保護層の如き膜厚
の場合に致命的欠陥となってしまう。ところが、酸化防
止剤の添加により、塗布故障(塗布ムラ、ハジキ故障
等)が消失することが判明した。
【0025】本発明では例えば図1の如きスプレー塗布
装置による塗布加工法が用いられる。
【0026】図1(a)はスプレー塗布装置の概略の構
成を示す図、図1(b)はスプレー塗布装置の斜視図で
ある。図において、スプレーガン1にはコンプレッサ
2、エアフィルタ3、パイプ4を介して清浄なキャリア
ガスが送り込まれる。他方液槽5中で撹拌・混合されて
均一化された塗布液Sがポンプ6、液フィルタ7及びパ
イプ8を介して、前記スプレーガン1に送り込まれて該
ガン1のヘッド1aよりスプレー9が矢印方向に回転す
る円筒状支持体10上に噴射されて塗布加工される。
又、前記スプレー塗布時スプレーガン1はガン支持台1
3に支持され、該支持台13は、ボールネジ14に螺合
されていて、該ボールネジ14の回転駆動により前記支
持体の母線に平行に走行され全域の塗布加工が遂行され
る。
【0027】尚、前記スプレー塗布はスプレーの外界へ
の飛散を防止するため塗布室11内で行われ、かつ該塗
布室内の空気は飛沫が支持体10に付着するのを防止す
るための排気ファン12により排気される。
【0028】又、前記スプレー塗布の好ましい条件とし
ては例えば、円筒状支持体10の回転速度は周速で5〜
5000mm/sec、スプレーガン1の走行速度は1
〜1000mm/sec、塗布液の噴出速度は0.01
〜10cm3/sec、キャリアガス圧0.1〜10k
g/cm2、塗布液粘度1〜1000Cp、スプレー間
隙dは3〜20cmとされる。
【0029】酸化防止剤の添加は画質の安定化の他、理
由は不明だが、塗布性を向上させる。これは一種の界面
活性剤的な効果を与えていると推測している。本発明に
おける酸化防止剤の添加量は、保護層中の全固形分に対
して、0.01〜50wt%、好ましくは0.1〜25
wt%である。
【0030】又、シリコーンオイルには、反応性あるい
は非反応性シリコーンオイルがあり、添加により耐久性
の向上の他に画質向上特に画像ボケに対して効果があ
る。特に反応性シリコーンオイルが良い。本発明におけ
る反応性あるいは非反応性シリコーンオイルの添加量
は、保護層中の全固形分に対して、0.1〜40wt
%、好ましくは1〜30wt%である。
【0031】本発明の電子写真感光体は電荷輸送性能を
有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキサ
ン系樹脂層(以下、単にシロキサン系樹脂層とも云う)
を感光層の表面保護層として構成することにより達成さ
れる。該シロキサン系樹脂層は下記に詳述する硬化性有
機ケイ素化合物等と該有機ケイ素化合物と反応性を有す
る反応性電荷輸送性化合物との組成物を塗布乾燥する事
により得ることができる。
【0032】前記硬化性有機ケイ素化合物は代表的には
下記一般式(2)で表される有機ケイ素化合物を原料と
した塗布組成物を塗布乾燥することにより形成される。
これらの原料は親水性溶媒中では加水分解とその後に生
じる縮合反応により、溶媒中で有機ケイ素化合物の縮合
物(オリゴマー)を形成する。これら塗布組成物を塗
布、乾燥することにより、3次元網目構造を形成したシ
ロキサン系樹脂層を形成することができる。
【0033】一般式(2) (R)n−Si−(X)4-n 式中、Siはケイ素原子、Rは該ケイ素原子に炭素が直
接結合した形の有機基を表し、Xは水酸基又は加水分解
性基を表し、nは0〜3の整数を表す。
【0034】一般式(2)で表される有機ケイ素化合物
において、Rで示されるケイ素に炭素が直接結合した形
の有機基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル
等のアルキル基、フェニル、トリル、ナフチル、ビフェ
ニル等のアリール基、γ−グリシドキシプロピル、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル等の含エポ
キシ基、γ−アクリロキシプロピル、γ−メタアクリロ
キシプロピルの含(メタ)アクリロイル基、γ−ヒドロ
キシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピルオキシプ
ロピル等の含水酸基、ビニル、プロペニル等の含ビニル
基、γ−メルカプトプロピル等の含メルカプト基、γ−
アミノプロピル、N−β(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピル等の含アミノ基、γ−クロロプロピル、1,
1,1−トリフルオロプロピル、ノナフルオロヘキシ
ル、パーフルオロオクチルエチル等の含ハロゲン基、そ
の他ニトロ、シアノ置換アルキル基を挙げられる。特に
はメチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基が
好ましい。又Xの加水分解性基としてはメトキシ、エト
キシ等のアルコキシ基、ハロゲン基、アシルオキシ基が
挙げられる。特には炭素数6以下のアルコキシ基が好ま
しい。
【0035】本発明のシロキサン系樹脂層は、更に前記
一般式(1)で示された化合物が前記有機ケイ素化合物
又は該縮合物等との縮合反応により、該シロキサン系樹
脂層中に取り込まれ、電荷輸送性を有する構造単位を含
むシロキサン系樹脂層に改質する事により電荷輸送性が
付与される。
【0036】一般式(1) B−(R1−ZH)m 一般式(1)のBは電荷輸送性化合物構造を含む1価以
上の基である。ここでBが電荷輸送性化合物構造を含む
とは、一般式(1)中の(R1−ZH)基を除いた化合
物構造が電荷輸送性能を有しているか、又は前記一般式
(1)中の(R 1−ZH)基を水素原子で置換したBH
の化合物が電荷輸送性能を有する事を意味する。
【0037】尚、前記の電荷輸送性化合物とは電子或い
は正孔のドリフト移動度を有する性質を示す化合物であ
り、又別の定義としてはTime−Of−Flight
法などの電荷輸送性能を検知できる公知の方法により電
荷輸送に起因する検出電流が得られる化合物として定義
できる。
【0038】前記電荷輸送性能を有する構造単位を含む
シロキサン系樹脂層の中に、コロイダルシリカを該シロ
キサン系樹脂層中に分散させた構造を形成しても良い。
即ち、本発明のシロキサン系樹脂層は該シロキサン系樹
脂とコロイダルシリカとで複合化された樹脂層が好まし
い。
【0039】又、前記コロイダルシリカは表面に前記有
機ケイ素化合物と反応性を有する水酸基を有しており、
このような反応性基を有するコロイダルシリカを用いる
ことにより、本発明のシロキサン系樹脂層はコロイダル
シリカの表面と化学結合をした樹脂層を形成し、更に、
強度と弾性を増強した樹脂層をなり、該シロキサン系樹
脂層を感光体の保護層として用いるとブレードクリーニ
ング等の擦過に対して摩耗しにくい、電子写真特性の良
好な膜を形成する。
【0040】前記水酸基又は加水分解性基を有する有機
ケイ素化合物、及び水酸基又は加水分解性基を有する有
機ケイ素化合物から形成された縮合物との総量(H)と
前記一般式(1)の化合物の量(I)の組成比として
は、質量比で100:3〜50:100であることが好
ましく、より好ましくは100:10〜50:100の
間である。
【0041】またコロイダルシリカの添加量(J)は前
記総量(H)+化合物の量(I)の総質量100部に対
し(J)を1〜30質量部を用いることが好ましい。
【0042】前記総量(H)が前記の範囲内で使用され
ると、本発明の感光体の保護層として、硬度が高く且つ
弾力性が高いシロキサン系樹脂層を形成できる。コロイ
ダルシリカの添加量(J)の過不足も前記総量(H)成
分と同様の傾向がみられる。一方、前記化合物の量
(I)が前記の範囲内で使用されると前記シロキサン系
樹脂と感光層間のイオン化ポテンシャルの差を低下させ
感度や残留電位特性等の電子写真特性が良好で、表面硬
度が高い感光体を得ることができる。
【0043】前記のシロキサン系樹脂層を形成するには
縮合反応を促進するために縮合触媒を用いることが好ま
しい。ここで用いられる縮合触媒とは縮合反応に接触的
に作用する触媒、及び縮合反応の反応平衡を生成系に移
動させる働きをするものの少なくともいずれか一方の作
用をもつものであれば良い。
【0044】具体的な縮合触媒としては酸、金属酸化
物、金属塩、アルキルアミノシラン化合物など従来シリ
コンハードコート材料に用いられてきた公知の触媒を用
いることができる。例えば、有機カルボン酸、亜硝酸、
亜硫酸、アルミン酸、炭酸及びチオシアン酸の各アルカ
リ金属塩、有機アミン塩(水酸化テトラメチルアンモニ
ウム、テトラメチルアンモニウムアセテート)、スズ有
機酸塩(スタンナスオクトエート、ジブチルチンジアセ
テート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンメル
カプチド、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジブチ
ルチンマリエート等)等が挙げられる。
【0045】一般式(1)の代表例を下記に示す。
【0046】
【化1】
【0047】
【化2】
【0048】
【化3】
【0049】更に、下記一般式(3)の化合物を用いて
も電荷輸送性能を有する構造単位を含むシロキサン系樹
脂層を形成することが出来る。
【0050】一般式(3) B−(−R1−Si(R113-a(R12an 式中、Bは電荷輸送性能を有する構造単位を含む基であ
り、R11は水素原子、置換若しくは無置換のアルキル
基、アリール基を示し、R12は加水分解性基又は水酸基
を示し、R1は置換若しくは無置換のアルキレン基を示
す。aは1〜3の整数を示し、nは整数を示す。
【0051】前記一般式(3)の代表例を下記に示す。
【0052】
【化4】
【0053】前記一般式(1)で示された化合物の内最
も好ましい化合物はZが水酸基(OH)で且つmが2以
上の化合物である。Zが水酸基(OH)で且つmが2以
上の化合物は該化合物が前記有機ケイ素化合物と反応
し、前記シロキサン系樹脂の網目構造中に入り込むこと
により該シロキサン系樹脂層のイオン化ポテンシャル値
を低下させ、該シロキサン系樹脂層に十分な電荷輸送性
能を付与することができる。
【0054】上記のような樹脂構造は前記一般式(1)
で示された電荷輸送性化合物がシロキサン系樹脂中に化
学反応により組み込まれた樹脂構造であり、該シロキサ
ン系樹脂構造中に下記一般式(4)で示される部分構造
で組み込まれる。
【0055】
【化5】
【0056】式中、Xは電荷輸送性能を有する構造単
位、Yは2価以上の任意の連結基を表し、Siはケイ素
原子を表す。
【0057】前記一般式(4)のYは隣接する結合原子
(ケイ素原子Siと前記電荷輸送性能を有する構造単位
の一部を構成する炭素原子C又はケイ素原子Si)を除
いた2価以上の原子又は基である。
【0058】但し、Yが3価以上の原子の時は式中のS
iとC以外のYの結合手は結合が可能な前記シロキサン
系樹脂中のいずれかの構成原子と結合しているか又は他
の原子、分子基と連結した構造(基)を有する。
【0059】又、前記一般式の中で、Y原子として、特
に酸素原子(O)、硫黄原子(S)、窒素原子(N)が
好ましい。
【0060】ここで、Yが窒素原子(N)の場合、前記
連結基は−NR−で表される(Rは水素原子又は一価の
有機基である)。
【0061】電荷輸送性能を有する構造単位Xは式中で
は一価の基として示されているが、シロキサン系樹脂と
反応させる電荷輸送性化合物が2つ以上の反応性官能基
を有している場合はシロキサン系樹脂中で2価以上のク
ロスリンク基として接合してもよく、単にペンダント基
として接合していてもよい。
【0062】又、本発明中の樹脂層にはヒンダードフェ
ノール、ヒンダードアミン、チオエーテル又はホスファ
イト部分構造を持つ酸化防止剤を添加することができ、
環境変動時の電位安定性・画質の向上に効果的である。
【0063】ここでヒンダードフェノールとはフェノー
ル化合物の水酸基に対しオルト位置に分岐アルキル基を
有する化合物類及びその誘導体を云う。但し、水酸基が
アルコキシに変成されていても良い。
【0064】又、ヒンダードアミンは、例えば下記構造
式で示される有機基を有する化合物類が挙げられる。
【0065】
【化6】
【0066】(式中のR11は水素原子又は1価の有機
基、R12、R13、R14、R15はアルキル基、R16は水素
原子、水酸基又は1価の有機基を示す。) ヒンダードフェノール部分構造を持つ酸化防止剤として
は、例えば特開平1−118137号公報(P7〜P1
4)記載の化合物が挙げられるが本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0067】ヒンダードアミン部分構造を持つ酸化防止
剤としては、例えば特開平1−118138号公報(P
7〜P9)記載の化合物が挙げられるが本発明はこれに
限定されるものではない。
【0068】酸化防止剤の添加量としては表面保護層重
量に対して0.01〜50重量%が好ましく、0.1〜
25重量%が最も好ましい。
【0069】本発明に用いられる酸化防止剤として好ま
しく用いられる化合物の例として、ヒンダードアミン構
造単位もしくはヒンダードフェノール構造単位を有する
もの、あるいはその双方を有するもの、有機リン系化合
物もしくは有機硫黄系化合物等がある。これらの具体例
を挙げれば下記の如きものがある。
【0070】(1)ヒンダードフェノール構造単位を有
する化合物例
【0071】
【化7】
【0072】
【化8】
【0073】
【化9】
【0074】
【化10】
【0075】
【化11】
【0076】
【化12】
【0077】
【化13】
【0078】
【化14】
【0079】
【化15】
【0080】
【化16】
【0081】
【化17】
【0082】
【化18】
【0083】(2)ヒンダードアミン構造単位とヒンダ
ードフェノール構造単位を有する化合物例
【0084】
【化19】
【0085】
【化20】
【0086】
【化21】
【0087】(3)有機リン系化合物例 例えば、一般式RO−P(OR)−ORで表される化合
物で代表的なものとして下記のものがある。尚、ここに
おいてRは水素原子、各々置換もしくは未置換のアルキ
ル基、アルケニル基又はアリール基を表す。
【0088】
【化22】
【0089】
【化23】
【0090】(4)有機硫黄系化合物 例えば、一般式R−S−Rで表される化合物で代表的な
ものとして下記のものがある。尚、ここにおいてRは水
素原子、各々置換もしくは未置換のアルキル基、アルケ
ニル基又はアリール基を表す。
【0091】
【化24】
【0092】又、製品化されている酸化防止剤としては
以下のような化合物、例えば「イルガノックス107
6」、「イルガノックス1010」、「イルガノックス
1098」、「イルガノックス245」、「イルガノッ
クス1330」、「イルガノックス3114」、「イル
ガノックス1076」「3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシビフェニル」以上ヒンダードフェノール系、
「サノールLS2626」、「サノールLS765」
「サノールLS2626」、「サノールLS770」、
「サノールLS744」、「チヌビン144」、「チヌ
ビン622LD」、「マークLA57」、「マークLA
67」、「マークLA62」、「マークLA68」、
「マークLA63」以上ヒンダードアミン系、「スミラ
イザ−TPS」、「スミライザーTP−D」以上チオエ
ーテル系、「マーク2112」、「マークPEP−
8」、「マークPEP−24G」、「マークPEP−3
6」、「マーク329K」、「マークHP−10」以上
ホスファイト系が挙げられる。
【0093】反応性シリコーンオイルとは分子内に反応
性をもつ有機基を含むシリコーンオイルを指し、その多
くは反応性基を有するポリシロキサンである。ポリシロ
キサンは二官能基のアルコキシシランの縮合反応により
得られるが、ここで云う反応性基とはポリシロキサン主
鎖形成に関与する二官能基のアルコキシシランや二官能
基のシラノールとは異なり、下記一般式(2)に示すよ
うにシリコーンオイルの側鎖或いは末端に位置する反応
性基である。具体的には次のような構造で表される。
【0094】
【化25】
【0095】(式中、R1〜R10はそれぞれ異なっても
良く、炭素数1〜10の置換、若しくは無置換のアルキ
ル基、炭素数1〜10の置換、若しくは無置換のアルコ
キシ基、又は反応性基を表す。m、nは0〜200の整
数を表す。但しR1〜R10の少なくとも1つは反応性基
を有する。) 前記反応性基としては表面層塗布液中、或いは塗膜形成
時に或いは熱処理時に化学反応によりシロキサン樹脂中
の一部となる反応性基であれば特に限定されないが、一
般的にはアミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、カル
ビノール基、メタクリル基、メルカプト基、フェノール
基等を含む有機残基が挙げられる。
【0096】更に、具体的には以下のような一般式の反
応性基が好ましい。
【0097】(1)アミノ変性: −R11−NH2,−
11−NH−R12−NH2 (2)エポキシ変性: −R11−CH−CH2 (3)カルボキシ変性: −R11−COOH (4)カルビノール変性: −R11−OH (5)メタクリル変性: −R11−C(CH3)=CH2 (6)メルカプト変性: −R11−SH (7)フェノール変性: −R11−C64−OH (上記式中、−R11−、−R12−はアルキレン基を表
す。) 一方、非反応性のシリコーンオイルとしては、ポリエー
テル変性、メチルスチリル変性、アルキル変性、高級脂
肪酸エステル変性、高級アルコキシ変性等の変性シリコ
ーンオイルが挙げられる。これらの中でも特にシラノー
ル基を含有するシラノールシリコーンが最も好ましい。
尚、シラノールシリコーンオイルとは下記一般式(3)
のごとくシラノールを含有するポリシロキサンを云う。
【0098】
【化26】
【0099】(式中、R1〜R8はそれぞれ異なっていて
も良く、炭素数1〜10の各置換、若しくは無置換のア
ルキル基又はアルコキシ基を表す。) 次に代表的なシリコーンオイルA〜Oの商品名を挙げ
る。
【0100】A:アミノ変性品 X−22−161AS
(信越化学社製) B:エポキシ変性品 X−22−163B(信越化学社
製) C:カルボキシル変性品 X−22−162A(信越化
学社製) D:カルビノール変性品 X−22−160AS(信越
化学社製) E:メタクリル変性品 X−22−164C(信越化学
社製) F:メルカプト変性品 X−22−167B(信越化学
社製) G:フェノール変性品 X−22−165B(信越化学
社製) H:ジメチルシリコーン KF−96(信越化学社製) I:メチルフェニルシリコーン KF−54(信越化学
社製) J:ポリエーテル変性品 KF−351(信越化学社
製) K:メチルスチリル変性品 KF−410(信越化学社
製) L:アルキル変性品 KF−412(信越化学社製) M:高級脂肪酸エステル変性品 X−22−715(信
越化学社製) N:高級アルコキシ変性品 KF−851(信越化学社
製) O:シラノールシリコーン DMS−S12(シッソ社
製) 又、酸化防止剤とシリコーンオイルの併用は、塗布性の
向上の他、フィルミングや画像ボケ、画像流れ等の欠点
を著しく改良させる。
【0101】
【発明の実施の形態】本発明について更に詳細に説明す
る。
【0102】本発明の電子写真感光体の層構成は、特に
限定はないが、電荷発生層、電荷輸送層、或いは電荷発
生・電荷輸送層(電荷発生と電荷輸送の両方の機能を有
する単層型感光層)等の感光層とその上に本発明の樹脂
層を塗設した構成をとるのが好ましい。又、前記電荷発
生層、電荷輸送層、或いは電荷発生・電荷輸送層は各層
が複数の層から構成されていてもよい。
【0103】本発明の感光層に含有される電荷発生物質
(CGM)としては、例えばフタロシアニン顔料、多環
キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワリリウム
染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピリリウム
染料、キサンテン色素、トリフェニルメタン色素、スチ
リル色素等が挙げられ、これらの電荷発生物質(CG
M)は単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層形成が
行われる。
【0104】前記感光層に含有される電荷輸送物質(C
TM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキサジ
アゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミ
ダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベン
ジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、
アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール
誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導
体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジ
ン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビ
ニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
【0105】単層構成の感光層及び積層構成の場合の電
荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に含有され
るバインダー樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセテ
ート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾール
等が挙げられる。
【0106】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質とバインダー樹脂との割合は重量比で1:5〜5:1
が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ま
しく、特に0.05〜2μmが好ましい。
【0107】又、電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバ
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は重量比で3:1〜1:3が好ま
しい。
【0108】電荷輸送層の膜厚は通常5〜50μm、特
に10〜40μmが好ましい。又、電荷輸送層が複数設
けられている場合は、電荷輸送層の上層の膜厚は10μ
m以下が好ましく、且つ電荷輸送層の上層の下に設けら
れた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好ましい。
【0109】本発明の架橋構造を有するシロキサン系樹
脂層は、前記電荷輸送層を兼ねても良いが、好ましくは
電荷輸送層もしくは電荷発生層或いは単層型の電荷発生
・輸送層等の感光層の上に、これらとは別層として設け
るのがよい。この場合、前記感光層と本発明の樹脂層の
間に接着層を設けるのが更に良い。
【0110】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板、 2)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ート若しくは蒸着によって設けたもの、 3)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの等が
挙げられる。
【0111】本発明で用いられる導電性支持体の材料と
しては、主としてアルミニウム、銅、真鍮、スチール、
ステンレス等の金属材料、その他プラスチック材料をベ
ルト状またはドラム状に成形加工したものが用いられ
る。中でもコスト及び加工性等に優れたアルミニウムが
好ましく用いられ、通常押出成型または引抜成型された
薄肉円筒状のアルミニウム素管が多く用いられる。
【0112】本発明の感光体の製造に用いられる溶媒又
は分散媒としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミ
ン、エチレンジアミン、イソプロパノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパ
ン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリ
クロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジオキサン、
メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノー
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド、
メチルセロソルブ等が挙げられる。本発明はこれらに限
定されるものではないが、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、メチルエチルケトン等が好ましく用いら
れる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混合
溶媒として用いることもできる。
【0113】本発明の感光体は表面保護層が塗布形成さ
れた後、50℃以上好ましくは、60〜200℃の温度
で加熱乾燥する事が好ましい。この加熱乾燥により、残
存塗布溶媒を少なくすると共に、架橋構造を有する樹脂
層を十分に架橋硬化させることができる。
【0114】本発明においては導電性支持体と感光層の
間に、バリヤー機能を備えた中間層を設けることが好ま
しい。
【0115】中間層用の材料としては、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウムを
用いた中間層、或いは特開平9−68870号公報の如
く金属アルコキシド、有機金属キレート、シランカップ
リング剤による硬化型中間層等が挙げられる。中間層の
膜厚は、0.1〜10μmが好ましく、特には0.1〜
5μmが好ましい。
【0116】本発明においては、更に、支持体と中間層
との間に支持体の表面欠陥を補うための被覆を施すこと
や、特に画像入力がレーザー光の場合には問題となる干
渉縞の発生を防止することなどを目的とした導電層を設
けることができる。この導電層は、カーボンブラック、
金属粒子又は金属酸化物粒子等の導電性粉体を適当なバ
インダー樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して形成する
ことができる。導電層の膜厚は5〜40μmが好まし
く、特には10〜30μmが好ましい。
【0117】次に、画像形成プロセスおよび各機構につ
いて図2を用いて説明する。
【0118】図2に本発明の電子写真感光体を搭載する
画像形成装置の断面図を示す。
【0119】図2において110は像担持体である感光
体ドラム(感光体)で、有機感光層をドラム上に塗布
し、その上に本発明の樹脂層を塗設した感光体で、接地
されて時計方向に駆動回転される。112はスコロトロ
ンの帯電器で、感光体ドラム110周面に対し一様な帯
電をコロナ放電によって与えられる。この帯電器112
による帯電に先だって、前画像形成での感光体の履歴を
なくすために発光ダイオード等を用いた露光部111に
よる露光を行って感光体周面の除電をしてもよい。
【0120】感光体への一様帯電の後、像露光器113
により画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の
像露光器113は図示しないレーザーダイオードを露光
光源とする。回転するポリゴンミラー131、fθレン
ズ等を経て反射ミラー132により光路を曲げられた光
により感光体ドラム上の走査がなされ、静電潜像が形成
される。
【0121】その静電潜像は次いで現像器114で現像
される。感光体ドラム110周縁にはイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
とキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
114が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネッ
トを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ14
1によって行われる。現像剤は、例えばフェライトをコ
アとしてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキ
ャリアと、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料
と荷電制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーと
からなるもので、現像剤は図示していない層形成手段に
よって現像スリーブ141上に100〜600μmの層
厚に規制されて現像域へと搬送され、現像が行われる。
この時通常は感光体ドラム110と現像スリーブ141
の間に直流及び/又は交流バイアス電圧をかけて現像が
行われる。
【0122】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器112による一様帯電が行われ、2色目
の潜像が像露光器113によって形成される。3色目、
4色目についても2色目と同様の画像形成行程が行わ
れ、感光体ドラム110周面上には4色の顕像が形成さ
れる。
【0123】一方モノクロの電子写真装置では現像器1
14は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形
成することができる。
【0124】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0125】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム110の周面に転写ローラ(転写器)
18が圧接され、給紙された記録紙Pを挟着して多色像
が一括して転写される。
【0126】次いで記録紙Pは転写ローラとほぼ同時に
圧接状態とされた分離ブラシ(分離器)19によって除
電がなされ、感光体ドラム110の周面により分離して
定着装置20に搬送され、熱ローラ201と圧着ローラ
202の加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙
ローラ21を介して装置外部に排出される。なお前記の
転写ローラ18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後
感光体ドラム10の周面より退避離間して次なるトナー
像の形成に備える。
【0127】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
110は、クリーニング器22のブレード221の圧接
により残留トナーを除去・清掃し、再び露光部111に
よる除電と帯電器112による帯電を受けて次なる画像
形成のプロセスに入る。なお感光体上にカラー画像を重
ね合わせて形成する場合には、前記のブレード221は
感光体面のクリーニング後直ちに移動して感光体ドラム
110の周面より退避する。
【0128】尚、30は感光体、帯電器、転写器・分離
器及びクリーニング器を一体化されている着脱可能なカ
ートリッジである。
【0129】電子写真画像形成装置としては、上述の感
光体と、現像器、クリーニング器等の構成要素をプロセ
スカートリッジとして一体に結合して構成し、このユニ
ットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
又、帯電器、像露光器、現像器、転写又は分離器、及び
クリーニング器の少なくとも1つを感光体とともに一体
に支持してプロセスカートリッジを形成し、装置本体に
着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレールなどの
案内手段を用いて着脱自在の構成としても良い。
【0130】像露光は、画像形成装置を複写機やプリン
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿を読
み取り信号化し、この信号に従ってレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッターアレイの
駆動を行い感光体に光を照射することなどにより行われ
る。
【0131】尚、ファクシミリのプリンターとして使用
する場合には、像露光器113は受信データをプリント
するための露光を行うことになる。
【0132】
【実施例】本発明の構成と効果を実施例を用いて説明す
るが、無論本発明の実施の態様はこれに限られるもので
はない。
【0133】実施例1 下記のごとくして感光体を作製した。
【0134】下記中間層組成液を調整し、洗浄済み円筒
状アルミニウム基体上に浸漬塗布法で塗布し、膜厚0.
3μmの中間層を形成した。
【0135】 〈中間層(UCL)組成液〉 ポリアミド樹脂(アミランCM−8000:東レ社製) 60g メタノール 1600ml 下記塗布組成液を混合し、サンドミルを用いて10時間
分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を浸
漬塗布法で塗布し、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成
した。
【0136】 〈電荷発生層(CGL)組成液〉 Y型チタニルフタロシアニン 60g シリコーン樹脂溶液 700g (KR5240、15%キシレン−ブタノール溶液:信越化学社製) 2−ブタノン 2000ml 下記塗布組成液を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を
調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布
法で塗布し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0137】 〈電荷輸送層(CTL)組成液〉 電荷輸送物質(D1) 200g ビスフェノールZ型ポリカーボネート 300g (ユーピロンZ300:三菱ガス化学社製) 1,2−ジクロロエタン 2000ml
【0138】
【化27】
【0139】下記塗布組成液を混合し、溶解して表面保
護層塗布組成物を調製した。
【0140】〈表面保護層(OCL)組成液〉メチルシ
ロキサン単位80モル%、メチル−フェニルシロキサン
単位20モル%からなるポリシロキサン樹脂10重量部
にモレキュラーシーブ4Aを添加し、15時間静置し脱
水処理した。この樹脂をトルエン10重量部に溶解し、
これにメチルトリメトキシシラン5重量部、ジブチル錫
アセテート0.2重量部を加え均一な溶液にした。これ
にジヒドロキシメチルトリフェニルアミン(例示化合物
B−1)6重量部及びヒンダードアミン(2−10)
0.4重量部を加えて混合し、この溶液を前記電荷輸送
層上にスプレー塗布し、乾燥膜厚2μmの表面保護層を
形成し、120℃、1時間の加熱硬化を行い、実施例1
の感光体を作製した。
【0141】実施例2 実施例1において表面保護層中に反応性シリコーンオイ
ル(A)1重量部添加し、ジヒドロキシメチルトリフェ
ニルアミンを4−[2−(トリエトキシシリル)エチ
ル]トリフェニルアミンに代えた以外は全く同様にして
実施例2の感光体を作製した。
【0142】実施例3 実施例1において表面保護層中にヒンダードアミン(2
−10)の代わりにヒンダードアミン(2−1)1重量
部を添加した以外は全く同様にして実施例3の感光体を
作製した。
【0143】実施例4 実施例3において、下記中間層に変えた以外は同様にし
て実施例4の感光体を作製した。
【0144】 〈中間層(UCL)組成液〉 ジルコニウムキレート化合物 ZC−540(松本製薬社製) 200g シランカップリング剤 KBM−903(信越化学社製) 100g メタノール 700ml エタノール 300ml 上記材料を浸漬塗布し、150℃30分間乾燥し、厚さ
1.0μmの中間層を形成した。
【0145】実施例5 引き抜き加工より得られた円筒状アルミニウム基体(支
持体)上に、下記分散物を作製して塗布し、乾燥膜厚1
5μmの導電層を形成した。
【0146】 〈導電層(PCL)組成液〉 フェノール樹脂 160g 導電性酸化チタン 200g メチルセロソルブ 100ml 下記中間層塗布液を調製した。この塗布液を上記導電層
上に浸漬塗布法で塗布し、膜厚1.0μmの中間層を形
成した。
【0147】 〈中間層(UCL)組成液〉 ポリアミド樹脂(アミランCM−8000:東レ社製) 60g メタノール 1600ml 1−ブタノール 400ml 下記塗布組成液を混合し、サンドミルを用いて10時間
分散し、電荷発生層塗布液を調製した。この塗布液を前
記中間層の上に浸漬塗布法で塗布し、膜厚0.2μmの
電荷発生層を形成した。
【0148】 〈電荷発生層(CGL)組成液〉 Y型チタニルフタロシアニン 60g シリコーン樹脂溶液 700g (KR5240、15%キシレン−ブタノール溶液:信越化学社製) 2−ブタノン 2000ml 下記塗布組成液を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を
調製した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布
法で塗布し、膜厚17μmの電荷輸送層を形成した。
【0149】 〈電荷輸送層(CTL)組成液〉 電荷輸送物質(D1) 200g ビスフェノールZ型ポリカーボネート 300g (ユーピロンZ300:三菱ガス化学社製) 1,2−ジクロロエタン 2000ml 〈表面保護層(OCL)組成液〉上記CTL上にメチル
シロキサン単位80モル%、メチル−フェニルシロキサ
ン単位20モル%からなるポリシロキサン樹脂10重量
部にモレキュラーシーブ4Aを添加し、15時間静置し
脱水処理した。この樹脂をトルエン10重量部に溶解
し、これにメチルトリメトキシシラン5重量部、ジブチ
ル錫アセテート0.2重量部を加え均一な溶液にした。
【0150】これにジヒドロキシメチルトリフェニルア
ミン(例示化合物B−1)6重量部、ヒンダードアミン
(2−1)0.3重量部、反応性シリコーンオイル
(C)1重量部を加えて混合し、この溶液を前記電荷輸
送層上にスプレー塗布し、乾燥膜厚2μmの保護層を形
成し、120℃、1時間の加熱硬化を行い、実施例5の
感光体を作製した。
【0151】実施例6 実施例5において表面保護層中のジヒドロキシメチルト
リフェニルアミンを4−[2−(トリエトキシシリル)
エチル]トリフェニルアミンに代え、更に反応性シリコ
ーンオイル(C)を反応性シリコーンオイル(D)1.
5重量部に変え、ヒンダードアミン(2−1)の代わり
にヒンダードフェノール(1−7)0.2重量部を加え
た以外は全く同様にして実施例6の感光体を作製した。
【0152】実施例7 実施例5において表面保護層中のヒンダードアミンをヒ
ンダードフェノール(1−32)に代え、反応性シリコ
ーンオイル(C)の代わりに反応性シリコーンオイル
(G)を用いた以外は全く同様にして実施例7の感光体
を作製した。
【0153】実施例8 実施例3において、表面保護層にコロイダルシリカを5
重量部加えた以外は全く同じにして実施例8の感光体を
作製した。
【0154】実施例9 実施例3において、表面保護層にコロイダルシリカを1
2重量部加えた以外は全く同じにして実施例9の感光体
を作製した。
【0155】比較例1〜9 実施例1〜9において、表面保護層の塗布をスプレー塗
布の代わりに浸漬塗布で行った以外それぞれ実施例1〜
9と同様にして比較例1〜9の感光体を作製した。
【0156】比較例10 実施例1の表面保護層(OCL)組成液から酸化防止剤
(2−10)を除いた以外は実施例1と同様に作成し、
比較例10の感光体を作製した。
【0157】比較例11 比較例10と同様に作製したが、表面保護層の塗布をス
プレー塗布から浸漬塗布に代えた。
【0158】〈評価〉評価は、上記の感光体を図2に記
載したデジタル複写機に搭載し、20℃、60%RH及
び30℃、80%RHの環境下、A4紙を用い初期及び
5万枚の画像評価を行った。
【0159】本発明内の実施例1〜9においては、どち
らの環境条件でも初期及び5万枚とも解像度、画像なが
れとも良好であった。5万枚コピー後の減耗量も少な
く、ハーフトーン画像上にもスリ傷による画像欠陥は見
られなかった。
【0160】一方、浸漬塗布の比較例1〜9の場合、塗
布性も本発明に比しタレなど生じ悪く、特に上記解像
度、画像ながれといった感光体としての特性が本発明内
のものと比べて極めて悪いことがわかる。
【0161】しかし、比較例10を比較すればわかる通
り、本発明に係わる架橋構造を有するシロキサン系樹脂
と酸化防止剤の併用で、上記本発明の効果をスプレー塗
布で得ることができる。
【0162】下記表1に30℃、80%RHの環境下で
の特性評価結果を示す。
【0163】尚、表面保護層の塗布性評価は、感光体表
面を肉眼にて観察した。又、画像ながれは、5万コピー
時の画像の状態をやはり肉眼で観察した。解像力は1m
m幅に異なる間隔で細線を引いた原稿チャートを用い、
何処まで判別出来るかで求めた。膜厚減耗量は、5万コ
ピー前後の膜厚差を求めたものである。
【0164】
【表1】
【0165】 ◎・・・良好 ○・・・実用に差し支え無し △・・・実用にはやや問題あり ×・・・実用には不適。
【0166】
【発明の効果】本発明により、感光体の機械的強度が強
く、多数枚の複写やプリント時に感光体表面の劣化や傷
の発生がなく、しかも長期使用においても画像むら、画
像ながれといった問題もなく、解像力も低下しない電子
写真感光体とその製造方法、及びそれを用いた画像形成
装置及びプロセスカートリッジを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるスプレー塗布装置の概要構
成図と塗布部斜視図。
【図2】本発明に係わる画像形成装置の断面図である。
【符号の説明】 1 スプレーガン 5 塗布液槽 10 円筒状支持体 17 給紙ローラ 18 転写ローラ(転写器) 19 分離ブラシ(分離器) 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 クリーニング器 30 感光体、帯電器、転写器・分離器及びクリーニン
グ器が一体化されている着脱可能なプロセスカートリッ
ジ 110 感光体ドラム(又は感光体) 111 発光ダイオード等を用いた露光部 112 帯電器 113 像露光器 114 現像器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、少なくとも感光層塗
    布液及び表面保護層塗布液を塗布することにより電子写
    真感光体を製造する方法において、前記表面保護層塗布
    液が電荷輸送性能を有し、且つ架橋構造を有するシロキ
    サン系樹脂及び酸化防止剤を含有し、該表面保護層塗布
    液をスプレー塗布することを特徴とする電子写真感光体
    の塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化防止剤がヒンダードフェノール
    系酸化防止剤又はヒンダードアミン系酸化防止剤である
    ことを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記表面保護層塗布液にコロイダルシリ
    カを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の塗
    布方法。
  4. 【請求項4】 前記表面保護層塗布液にシリコーンオイ
    ルを含有することを特徴とする請求項1〜3記載の塗布
    方法。
  5. 【請求項5】 導電性支持体上に、少なくとも感光層及
    び表面保護層を有する電子写真感光体において、前記表
    面保護層が電荷輸送性能を有し且つ架橋構造を有するシ
    ロキサン系樹脂及び酸化防止剤を含有し、且つ該表面保
    護層がスプレー塗布により形成されたことを特徴とする
    電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記酸化防止剤がヒンダードフェノール
    系酸化防止剤又はヒンダードアミン系酸化防止剤である
    ことを特徴とする請求項5記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 前記表面保護層にコロイダルシリカを含
    有することを特徴とする請求項5又は6記載の電子写真
    感光体。
  8. 【請求項8】 前記表面保護層にシリコーンオイルを含
    有することを特徴とする請求項5〜7記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8の何れか1項記載の電子写
    真感光体を用い、帯電、像露光、現像、転写、クリーニ
    ングを経て画像を形成することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 電子写真感光体を用い、帯電、像露
    光、現像、転写、クリーニングの工程を経る画像形成に
    使用するプロセスカートリッジにおいて、請求項5〜8
    の何れか1項記載の電子写真感光体と、帯電器、像露光
    器、現像器、転写器、クリーニング器の少なくとも1つ
    とを組み合わせて構成されることを特徴するプロセスカ
    ートリッジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7390600B2 (en) 2004-09-03 2008-06-24 Ricoh Company, Ltd. Latent electrostatic image bearing member, process cartridge, image forming apparatus, and image forming process
JP2008275941A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体、及びこれを用いた画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
KR100903730B1 (ko) * 2001-07-15 2009-06-19 휴렛-팩커드 인디고 비.브이. 액상 토너 조성물, 및 이를 이용한 인쇄방법 및 액상 토너 인쇄기에서의 토너 보충 방법

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