JP2001051176A - レンズ保持方法及びレンズホルダ - Google Patents

レンズ保持方法及びレンズホルダ

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JP2001051176A
JP2001051176A JP2000063977A JP2000063977A JP2001051176A JP 2001051176 A JP2001051176 A JP 2001051176A JP 2000063977 A JP2000063977 A JP 2000063977A JP 2000063977 A JP2000063977 A JP 2000063977A JP 2001051176 A JP2001051176 A JP 2001051176A
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lens
holder
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lens holder
jig
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JP2000063977A
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English (en)
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Mitsuhiro Moriya
光宏 森谷
Kazuto Iwase
一人 岩瀬
Hisashi Tasaka
恒 田坂
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱かしめ加工を施すことによって確実にレン
ズを固定する。 【解決手段】 レンズホルダ35にレンズ4が落とし込
まれ、さらにレンズ支持部材36がレンズ4の上面に被
せられるとともに、レンズ受け部38の内周面38bに
嵌合する。自動機が保持するかしめ治具37の押圧面3
7aをレンズホルダ35の円筒部39先端及びレンズ保
持部材36に押しつけるとともに、電流を流して加熱す
る。かしめ治具37からの加熱により溶着したレンズホ
ルダ35及びレンズ支持部材36は、レンズ4を上下か
ら挟み込んで固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ及びその他
の光学機器に内蔵して用いられるレンズの保持方法と、
その方法を用いて、レンズが組み込まれるレンズホルダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のカメラを所持しなくても手軽に写
真撮影を楽しむことができるものとして、本出願人から
レンズ付きフイルムユニットが市販されている。このレ
ンズ付きフイルムユニットは、撮影し終わった後にはそ
のまま現像取扱店に提出すればよく、面倒なフイルム巻
き戻し操作は不要である。現像取扱店に提出されたレン
ズ付きフイルムユニットは、底蓋を開けられてフィルム
カートリッジが取り出され、フィルムカートリッジの無
くなったユニット本体はメーカーへと回収される。
【0003】近年、環境保全や産業廃棄物削減等の問題
が注目されていることから、レンズ付きフイルムユニッ
トのリサイクル率を高める工夫が取り入れられており、
上述のように現像取扱店から回収されたレンズ付きフイ
ルムユニットのユニット本体は、分解され、以下の2種
類に大別される方法でリサイクルが行われる。その一つ
は再生利用を行うことで、前後カバーや本体基部等は溶
解して樹脂ペレット化し、原材料として再び利用され
る。もう一つの方法は部材をクリーニングし、検査を行
うことによって、品質が良好なものをリユース(再使
用)するものである。
【0004】ところで、レンズ付きフイルムユニットや
安価なコンパクトカメラ等においては、製造コストを抑
えるため、その構成の大部分が射出成形法により成形さ
れた樹脂成形部品で占められているのが一般的である。
射出成形法は、被成形物の外形に倣った空間を有する金
型内に樹脂液を高圧で注入し、これを冷却して固めた後
に取り出す方法で、大量生産が可能であることから製造
コストを低減することができる。また低価格なカメラで
は、撮影レンズや、それを保持するためのレンズホルダ
などの部品も樹脂成形部品で構成され、それらは爪係止
により組み立てられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、爪係止
による組立方法においては、レンズをレンズホルダに固
定するためのレンズ押さえが少なくとも1部品必要であ
り、ローコスト化における難点となる。また、レンズ押
さえを爪係止で組み付けるためには、型構造上の必要性
から爪を係止させるための穴を設けることとなり、表面
積の狭いレンズホルダ、又はレンズ押さえに爪係止用の
穴が設けられた場合、その周辺が構造的に弱くなるので
品質上好ましくない。さらに、レンズ押さえが樹脂成形
部品であることから、高温環境下において変形が起こ
り、レンズが所定位置からずれてしまうという問題が起
こる。
【0006】そこで、レンズ押さえ部品を使用せずにレ
ンズを保持する手段として、レンズをかしめるという方
法も考えられるが、従来のかしめ法では、一度かしめを
行ってしまうとレンズの取り外しが困難となり、リユー
スすることがほぼ不可能となる。リサイクル工程におい
てはリユースできる部品が多いほど作業効率が向上する
ため、リユースに適したレンズ保持方法が望まれてい
る。また、従来のかしめ方法や、レンズ押さえ部品を用
いるレンズ保持方法では、レンズを押さえ込む力がレン
ズ面に影響し、ひずみを発生させる場合がある。
【0007】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、レンズ押さえ用の部品を使用せずにレンズを
保持する方法と、その方法を用いた工程によりレンズが
組み込まれ、リユースに適した構造を持つレンズホルダ
を提供することを目的とする。なお本発明はレンズ付き
フイルムユニットに内蔵されたものだけでなく、携帯型
の写真カメラや、その他光学機器の多くに適用可能であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ保持方法では、内径がレンズ
外径よりも大きい筒形状をしており、その一端側から落
とし込まれたレンズを受け止めるレンズ受け部が一体に
形成されたプラスチック製のレンズホルダにレンズを保
持する方法において、前記レンズ受け部との当接により
レンズホルダ内にレンズを保持させた後、レンズ光軸と
平行に治具を相対移動させてレンズホルダの前記一端側
の端縁に形成された押さえ片に押しつけ、この押さえ片
を治具からの加熱で熱変形させてレンズの外周面に圧着
することによってレンズホルダにレンズを固定すること
を特徴とするものである。このレンズ保持方法で、押さ
え片を治具で熱変形させるときには、押さえ片の先端が
レンズ外径の内側に入り込まないように押さえ片が熱変
形されるように行うとよい。また、押さえ片を押しつけ
る治具の押圧面が、レンズ光軸側に向けられた傾斜面に
なっている方が好ましい。
【0009】請求項4記載のレンズホルダでは、内径が
レンズの外径よりも大きい筒形状を有し、その一端側か
ら落とし込まれたレンズを受け止めるレンズ受け部が一
体に形成されたプラスチック製のレンズホルダにおい
て、前記一端側の端面に、前記レンズの光軸に関して回
転対象となる複数箇所に該光軸方向に突出した押さえ片
を一体に形成したことを特徴とするものである。なお前
記一端側の端面に、押さえ片よりも光軸方向に長く突出
したガイド片を一体に形成するとともに、前記ガイド片
の先端側内周面にガイド片の厚みを漸増させる傾斜面を
形成しておくのがよく、さらに前記一端側から他端側に
向かって延び、前記レンズ受け部で支持されたレンズの
外周面を、その厚み方向で全長分露呈させるスリットを
形成しておくことが好ましい。
【0010】請求項7記載のレンズ保持方法では、内径
がレンズの外径よりも大きい筒形状をしており、その一
端側から落とし込まれたレンズを受け止めるレンズ受け
部が一体に形成されたプラスチック製のレンズホルダに
レンズを保持させる方法において、前記レンズホルダの
内周面に嵌合し、前記レンズの少なくとも一部を露呈さ
せる開口又は切欠きが形成されたレンズ支持部材を備
え、前記レンズ受け部との当接によりレンズホルダ内に
レンズを保持させ、さらに前記レンズ支持部材をレンズ
に被せるとともに、レンズホルダに嵌合させた後、レン
ズ光軸と平行に治具を相対移動させて前記レンズ支持部
材及び前記レンズホルダに押し付け、治具からの加熱
で、レンズ支持部材とレンズホルダとを溶着させること
によって、レンズホルダにレンズを固定している。な
お、前記レンズ支持部材は、外径が前記レンズホルダの
内径よりも大きく、前記レンズが露呈する開口、及び円
周の一部を切り欠いたスリットが形成されたC字形状の
樹脂成形部品であり、前記スリットの間隔が狭まるよう
に変形して外径が小さくなり、前記レンズホルダの内周
面に嵌合することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した例につい
て図面を参照しながら説明する。図2はレンズ付きフイ
ルムユニットの組立工程において、レンズホルダ3にレ
ンズ4を落とし込むときの位置関係を示すものである。
レンズホルダ3はシャッタカバー12に一体に形成され
ており、そのシャッタカバー12は、レンズ付きフイル
ムユニットの本体基部11の前面中央部に組み込まれて
いる。各種撮影機構が組み込まれる本体基部11はこの
後、レンズ4が固定され、フィルムカートリッジが装填
され、前面側及び背面側を覆う前カバー及び後カバーが
組み付けられ、前後カバーの表面に外装ラベルが貼着さ
れて、レンズ付きフイルムユニットとして完成形とな
る。
【0012】図2のように本体基部11の前面側が上を
向いた状態で、例えばベルトコンベア等に搬送されてき
て、本体基部11の上方にあるロボットアーム等から落
下してきたレンズ4が、レンズホルダ3のレンズ受け部
8へと落とし込まれる。
【0013】図1は、レンズ3と、レンズホルダ4と、
これらの組み付けに使用するかしめ治具5とを示してい
る。レンズ4は射出成形法により成形された樹脂成形レ
ンズであり、その上面に正のパワーを持つレンズ面21
と、その外周に設けられレンズ4の光軸4aに対して垂
直な平面部22とが形成されている。
【0014】プラスチック成形によりシャッタカバー1
2の前面側に一体に設けられたレンズホルダ3は、内径
がレンズ4の外径よりも大きい筒形状をしており、自動
機によって落とし込まれたレンズ4を受け止め保持する
レンズ受け部8と、その周囲を囲む円筒部7等が一体に
形成されている。
【0015】レンズ受け部8は、レンズ4の外周面4b
及び底面部4c(図3参照)と当接するように形状が合
わせられている。レンズ受け部8の周囲を囲む円筒部7
の先端には、4箇所のレンズ押さえ片6、2箇所のスリ
ット9等が設けられている。
【0016】レンズ押さえ片6は、円筒部7先端側にお
いてレンズ受け部8に隣接する位置で光軸4a方向に突
出するように形成されている。また、4箇所に設けられ
たレンズ押さえ片6は、レンズ4がレンズ受け部8に嵌
め込まれた際に、レンズ4の光軸4aに関して回転対象
となるように配置されている。
【0017】レンズホルダ3の先端側からシャッタカバ
ー12側へと向かって延びるスリット9は、分解用治具
(後述33、図5参照)を挿入するため、治具の断面に
形状が合わせられており、レンズ4がレンズ受け部8に
落とし込まれたとき、レンズ外周面4bを、その厚み方
向で全長分露呈させる深さまで切り欠かれている。
【0018】また、レンズ押さえ片6及びスリット9の
部分を除く、円筒部7先端側には、レンズ押さえ片6よ
りも光軸方向に長く突出したガイド片19が形成されて
おり、レンズ4がレンズ受け部8の位置から多少外れて
落下してきた場合でも、このガイド片19が受け止める
ことができる。また、このガイド片19の先端側内周面
からレンズ受け部8側に向かって下りの傾斜面20が形
成されており、ガイド片19に受け止められたレンズ4
はこの傾斜面20を滑りレンズ受け部8に落とし込まれ
る。
【0019】レンズ4がレンズ受け部8に落とし込まれ
た後、かしめ治具5をレンズ押さえ片6に押しつけ、こ
の押さえ片6をかしめ治具5からの加熱で熱変形させて
レンズ4の外周面4bに圧着する。レンズ押さえ片6を
押しつけるかしめ治具5の押圧面24は、レンズ光軸4
a側に向けられた傾斜面となっている。
【0020】かしめ治具5を保持した自動機が押圧面2
4をレンズ押さえ片6に押しつけ、その自動機からかし
め治具5を介して電流を短時間流すことによって、レン
ズ押さえ片6を加熱し、熱変形させる。またかしめ治具
5は、レンズ押さえ片6に押しつけられる際にレンズ4
のレンズ面21に当たらないようにするため内側が空洞
になっている。
【0021】以上で説明した構成の作用について説明す
る。まず、ベルトコンベヤにのって搬送されてきた本体
基部11のレンズホルダ3目掛けてロボットアームによ
って落とされたレンズ4は、ガイド片19に受け止めら
れその自重によって傾斜面20を滑り落ちていき、レン
ズ受け部8に嵌め込まれる(図3(A))。このとき、
レンズ受け部8に形成された位置決め面8b上にレンズ
4の底面部4cが当接することによって、レンズ4の光
軸4a方向に対する位置決めを行うように設定してあ
る。また、レンズ押さえ片6とレンズ4の外周面4bと
の間には若干の隙間がある。
【0022】そして、自動機が保持するかしめ治具5の
押圧面24をレンズ押さえ片6の受け面6aに押しつけ
るとともに、電流を流して加熱する。このとき、かしめ
治具5はレンズ光軸4aと平行に移動してくるが、押圧
面24がレンズ光軸4a側に傾斜していること及び受け
面6aがレンズ光軸4aと逆側に傾斜していることか
ら、レンズ押さえ片6を押しつける力はレンズ光軸4a
側に向かうようになり、レンズ押さえ片6はレンズ外周
面4aに向かって倒れ込むように熱変形していく。
【0023】このようにして、熱変形したレンズ押さえ
片6は、図3(B)に示すようにレンズ外周面4bに圧
着する。
【0024】4箇所のレンズ押さえ片6に保持されたレ
ンズ4は、レンズ光軸4aの傾きやずれが起きることが
なくレンズホルダ3に確実に固定される(図4)。
【0025】レンズ付きフイルムユニットに組み込まれ
たレンズ4及びレンズホルダ3は市場に出回った後、現
像取扱店を経てメーカーに回収され、リユースのための
分解が行われることになる。図5はレンズ4をレンズホ
ルダ3から取り外す工程を示している。先ずレンズホル
ダ3を固定し、スリット9(図4参照)から先端の細い
分解用治具33を挿入し、レンズ4の下面4dに分解用
治具33を引っ掛けたままレンズ光軸4aに平行に図中
上方に引き上げると、レンズ4は容易に取り外される。
このとき、レンズ押さえ片6によってレンズ4を押さえ
つけている力は、主に光軸4aと垂直な方向から働いて
いるので、レンズ4を光軸4a方向に動かすには、さほ
どの力を必要とせずに引き上げることができる。
【0026】ところで、上記実施形態では、かしめ治具
5からの加熱により熱変形したレンズ押さえ片6は、レ
ンズ外周面4bに圧着するということを述べたが、製造
上のバラつきにより多少異なる形状になる可能性もある
ので、これについて以下に説明する。
【0027】図6は熱変形したレンズ押さえ片6周辺を
拡大した説明図である。図6(A)の状態では、熱変形
したレンズ押さえ片6の先端がレンズ4外径内側に突出
せず、レンズ押さえ片6先端、及びレンズ4の平面部2
2の高さが一致した理想的な状態である。
【0028】ところが、かしめ治具5による押し圧、電
流を流す時間、押圧面24及び受け面6aの角度調整等
の諸条件により、図6(B)のような形状となることも
考えられる。図6(B)の状態では、レンズ押さえ片6
の先端はレンズ4外径内側に突出し、レンズ4の平面部
22に若干くい込む状態となっている。
【0029】しかしながら、この場合でも平面部22へ
のくい込みは微小量であり、リユース工程時、レンズ4
の取り外し性を妨げる原因にはならない。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、上述した第1の実施形態と同じ部品に付
いては、同符号を用いて詳しい説明を省略する。第2の
実施形態では、図7に示すように、レンズホルダ35に
レンズ4を落とし込むとともに、その上方からレンズ支
持部材36を被せる。
【0031】図7は、レンズホルダ35、レンズ4、レ
ンズ支持部材36、及びこれらの組み付けに使用するか
しめ治具37とを示している。レンズホルダ35は、プ
ラスチック成形により、第1の実施形態と同様にシャッ
タカバーの前面側に一体に設けられており、内径がレン
ズ4の外径よりも大きい筒形状をしている。レンズホル
ダ35には、自動機によって落とし込まれたレンズ4を
受け止め保持するレンズ受け部38と、その周囲を囲む
円筒部39とが一体に形成されている。レンズ受け部3
8は、レンズ4の外周面4b及び底面部4cと当接する
ように形状が合わせられている。
【0032】また、円筒部39先端側には、レンズ受け
部38よりも光軸方向に長く突出したガイド部40が形
成されており、レンズ4がレンズ受け部38の位置から
多少外れて落下してきた場合でも、このガイド部40が
受け止めることができる。また、このガイド部40の先
端側内周面からレンズ受け部38側に向かって下りの傾
斜面41が形成されており、ガイド部40に受け止めら
れたレンズ4はこの傾斜面41を滑りレンズ受け部38
に落とし込まれる。
【0033】レンズ支持部材36は、外径がレンズホル
ダ35の内径よりもやや大きく、レンズ面21を露呈す
る開口部36aと、円周の一部を切り欠いたスリット3
6bとが形成されたC字形状の樹脂成形部品である。レ
ンズ4がレンズ受け部38に落とし込まれた後、レンズ
4の上方からレンズ支持部材36を落とし込み、さら
に、光軸方向と平行に押圧されることにより、傾斜面4
1に沿ってレンズ支持部材36がレンズ受け部38へ押
し込まれる。このときスリット36bの間隔が狭まり、
外径が小さくなるため、レンズ支持部材36はレンズ受
け部38の内周面38aに嵌合する。
【0034】かしめ治具37は、レンズ受け部38の内
周面38aとレンズ支持部材36の外周面36cとが接
する位置の上方に設置されており、その先端は光軸方向
4aと垂直に切り落とされた円断面である押圧面37b
となっている。かしめ治具37は、光軸4aに対して回
転対象な位置にほぼ等角度間隔で2箇所配置され、円筒
部39の先端及びレンズ支持部材36に押圧面37aが
押し付けられ、かしめ治具37からの加熱で溶着させて
レンズホルダ35とレンズ支持部材36とを結合させ
る。
【0035】なお、かしめ治具37の配置は、上述のよ
うに2箇所に限定するものではなく、一つのかしめ治具
37を移動させて複数箇所を溶着させてもよく、3箇所
以上に設けてもよい。また、かしめ治具37の押圧面の
形状は上述したような円断面の形状に限定するものでは
なく、短矩形状や長矩形状、楕円や三角形など簡単な形
状でよい。そして、かしめ治具37全体の形状も円柱形
状の他に、角柱、楕円柱等簡単な形状のものを使用する
ことによって、治具の共用化、及び治具作成にかかる費
用を下げることができる。
【0036】以上で説明した構成の作用について説明す
る。まず、レンズホルダ35目掛けてロボットアームに
よって落とされたレンズ4は、ガイド部40に受け止め
られ、その自重によって傾斜面41を滑り落ちていき、
レンズ受け部38に嵌め込まれる。このとき、レンズ受
け部38に形成された位置決め面38b上にレンズ4の
底面部4cが当接することによって、レンズ4の光軸4
a方向に対する位置決めを行うように設定してある。
【0037】レンズ4がレンズ受け部38へ落とされた
後、続いてレンズ支持部材36が落とされ、レンズ4の
上方に受け止められる。ロボットアーム等の押圧によ
り、レンズ支持部材36はレンズ4の平面部22の上面
に被せられるとともに、レンズ受け部38の内周面38
aに嵌合する。
【0038】そして、自動機が保持するかしめ治具37
の押圧面37aを円筒部39の先端及びレンズ支持部材
36に押しつけるとともに、電流を流して加熱する。こ
のとき、かしめ治具37は先ず、押圧面37aが円筒部
39先端のガイド部40に押し当てられ、それからレン
ズ光軸4aと平行に移動し、押圧面37aがレンズ支持
部材36の上面に位置するまで押しつけられる。このよ
うにして、かしめ治具37により加熱変形させられたレ
ンズホルダ35及びレンズ支持部材36は、図8に示す
2箇所の溶着部42で溶着されて結合する。溶着部42
は、円断面の押圧面37aが押しつけられ、加熱された
ため、円筒部39およびレンズ支持部材36の一部が変
形し、円弧形状に切り欠かれた状態に形成される。
【0039】レンズ支持部材36及びレンズホルダ35
によって、平面部22の上面及び下面4dから挟み込ま
れたレンズ4は、レンズ光軸4aに対して傾きやずれが
起きることがなくレンズホルダ35に確実に固定され
る。また、レンズ支持部材36を介してかしめ治具37
からの加熱を行ったので、レンズ4の熱変形や、レンズ
面21にひずみが発生することなどがない。
【0040】レンズ付きフイルムユニットに組み込まれ
たレンズ4及びレンズホルダ35は市場に出回った後、
現像取扱店を経てメーカーに回収され、リユースのため
の分解が行われることになる。溶着部42に切り込みを
入れ、レンズ支持部材36を取り外すことにより、レン
ズホルダ35への固定を解いて、レンズ4を取り出すこ
とができる。レンズ4は、上述したようにレンズ支持部
材36とレンズホルダ35との溶着により固定されてい
るので、かしめ治具37による加熱の影響がなく、品質
が良好な状態でリユースすることができる。
【0041】なお、上記実施形態では、レンズ4に被せ
て、レンズホルダ35の内周面に嵌合させるレンズ支持
部材としてC字形状のものを使用したが、本発明はこれ
に限るものではない。例えば、レンズ面21を露呈させ
る開口を設け、外径をレンズホルダ35の内径に合わせ
たリング状のものでもよく、あるいはレンズ光軸と垂直
な方向に設けられたスリットからレンズ面21を露呈さ
せるU字形状のものでもよい。
【0042】
【発明の効果】以上で説明したように本発明のレンズ保
持方法において、レンズホルダに設けた複数のレンズ押
さえ片を加熱し熱変形させることによって、レンズ外周
面に圧着させるようにして確実にレンズを固定するとと
もに、レンズホルダには、レンズを下面から引き上げる
ためのスリットを設けることによって、容易にレンズを
取り外せるようになり、リユースの適性を向上させるこ
とができる。
【0043】また、レンズをレンズホルダに固定するた
めのレンズ押さえ部品が不要となり、カメラ等のローコ
スト化を図ることができる。さらに、レンズ上面からで
はなく、外周面から保持する方法としたため、レンズひ
ずみの発生がなくなり、高温環境下における変形の懸念
も無くなるため、レンズの光学特性を維持することがで
きる。
【0044】さらに、レンズホルダには、落下してきた
レンズを受け止めるガイド片と、レンズ受け部へと誘導
する下りの傾斜面が形成されているため、自動機によっ
てレンズをレンズホルダへと落下させたときのミスが減
少し、自動機組立適性の向上が可能になる。
【0045】また、レンズホルダの内周面に嵌合し、レ
ンズの少なくとも一部を露呈させる開口又は切欠きが形
成されたレンズ支持部材を備え、レンズホルダ内にレン
ズを保持させ、さらにレンズ支持部材をレンズに被せる
とともに、レンズホルダに嵌合させた後、レンズ光軸と
平行に治具を相対移動させて前記レンズ支持部材及び前
記レンズホルダに押し付け、治具からの加熱で、レンズ
支持部材とレンズホルダとを溶着させることによって、
レンズのレンズホルダへの固定を確実にするとともに、
レンズの熱変形やひずみなどを防止することができる。
したがって、品質が良好な状態で、レンズをリユースす
ることが可能になる。
【0046】また、レンズホルダと当接し、レンズ支持
部材とレンズホルダとで挟み込むことにより、レンズを
レンズホルダに固定しているので、溶着する箇所は最低
2箇所以上あればよく、さらに光軸方向に対して傾きや
ずれが起きることがないので、高い精度で位置決めを行
うことが可能である。あるいは、溶着用の治具として円
柱形状など簡単な形状のものを使用しても、レンズをレ
ンズホルダに固定することが可能なので、治具の共用
化、及び治具作成費用の削減ができるため、生産設備の
簡易化、及びコストダウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ保持方法を実施する際の部品で
あるレンズ及びレンズホルダと、治具として使用するか
しめチップを示す外観斜視図である。
【図2】本発明のレンズホルダが組み込まれるレンズ付
きフイルムユニットの本体基部を示す外観斜視図であ
る。
【図3】工程前後の部品位置関係を示す断面図である。
【図4】本発明のレンズホルダにレンズを組み込んだも
のを示す外観斜視図である。
【図5】分解用治具挿入の際の位置関係を示す断面図で
ある。
【図6】レンズ押さえ片周辺の構造を示す断面図であ
る。
【図7】図1とは別の実施形態のレンズ保持方法を実施
する際の部品であるレンズ、レンズホルダ、及びレンズ
支持部材と、治具として使用するかしめチップを示す外
観斜視図である。
【図8】図7で示すレンズホルダに、レンズおよびレン
ズ支持部材を組み込んだものを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
3、35 レンズホルダ 4 撮影レンズ 5、37 かしめ治具 6 レンズ押さえ片 7、39 円筒部 8、38 レンズ受け部 9、36b スリット 21 レンズ面 22 平面部 23 分解用治具 36 レンズ支持部材 42 溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田坂 恒 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AA02 AA03 AA04 AA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径がレンズの外径よりも大きい筒形状
    をしており、その一端側から落とし込まれたレンズを受
    け止めるレンズ受け部が一体に形成されたプラスチック
    製のレンズホルダにレンズを保持させる方法において、 前記レンズ受け部との当接によりレンズホルダ内にレン
    ズを保持させた後、レンズ光軸と平行に治具を相対移動
    させてレンズホルダの前記一端側の端縁に形成された押
    さえ片に押しつけ、この押さえ片を治具からの加熱で熱
    変形させてレンズの外周面に圧着することによってレン
    ズホルダにレンズを固定することを特徴とするレンズ保
    持方法。
  2. 【請求項2】 押さえ片の先端がレンズ外径の内側に入
    り込まないように押さえ片が熱変形されることを特徴と
    する請求項1記載のレンズ保持方法。
  3. 【請求項3】 押さえ片を押しつける治具の押圧面が、
    レンズ光軸側に向けられた傾斜面であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のレンズ保持方法。
  4. 【請求項4】 内径がレンズの外径よりも大きい筒形状
    を有し、その一端側から落とし込まれたレンズを受け止
    めるレンズ受け部が一体に形成されたプラスチック製の
    レンズホルダにおいて、 前記一端側の端面に、前記レンズの光軸に関して回転対
    象となる複数箇所に該光軸方向に突出した押さえ片を一
    体に形成したことを特徴とするレンズホルダ。
  5. 【請求項5】 前記一端側の端面に、押さえ片よりも光
    軸方向に長く突出したガイド片を一体に形成するととも
    に、前記ガイド片の先端側内周面にガイド片の厚みを漸
    増させる傾斜面を形成したことを特徴とする請求項4記
    載レンズホルダ。
  6. 【請求項6】 前記一端側から他端側に向かって延び、
    前記レンズ受け部で支持されたレンズの外周面を、その
    厚み方向で全長分露呈させるスリットを形成したことを
    特徴とする請求項4又は5記載のレンズホルダ。
  7. 【請求項7】 内径がレンズの外径よりも大きい筒形状
    をしており、その一端側から落とし込まれたレンズを受
    け止めるレンズ受け部が一体に形成されたプラスチック
    製のレンズホルダにレンズを保持させる方法において、 前記レンズホルダの内周面に嵌合し、前記レンズの少な
    くとも一部を露呈させる開口又は切欠きが形成されたレ
    ンズ支持部材を備え、前記レンズ受け部との当接により
    レンズホルダ内にレンズを保持させ、さらに前記レンズ
    支持部材をレンズに被せるとともに、レンズホルダに嵌
    合させた後、レンズ光軸と平行に治具を相対移動させて
    前記レンズ支持部材及び前記レンズホルダに押し付け、
    治具からの加熱で、レンズ支持部材とレンズホルダとを
    溶着させることによって、レンズホルダにレンズを固定
    することを特徴とするレンズ保持方法。
  8. 【請求項8】 前記レンズ支持部材は、外径が前記レン
    ズホルダの内径よりも大きく、前記レンズが露呈する開
    口、及び円周の一部を切り欠いたスリットが形成された
    C字形状の樹脂成形部品であり、前記スリットの間隔が
    狭まるように変形して外径が小さくなり、前記レンズホ
    ルダの内周面に嵌合することを特徴とする請求項7記載
    のレンズ保持方法。
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