JP2001051175A - レンズ鏡筒並びにその製造方法及びそのレンズ玉の位置決め装置 - Google Patents

レンズ鏡筒並びにその製造方法及びそのレンズ玉の位置決め装置

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JP2001051175A
JP2001051175A JP11222312A JP22231299A JP2001051175A JP 2001051175 A JP2001051175 A JP 2001051175A JP 11222312 A JP11222312 A JP 11222312A JP 22231299 A JP22231299 A JP 22231299A JP 2001051175 A JP2001051175 A JP 2001051175A
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啓祐 池上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD撮像素子などに用いられるレンズ鏡筒
を改良したレンズ鏡筒並びにその製造方法及びそのレン
ズ玉の位置決め装置を提供するにある。 【解決手段】 鏡枠のレンズ室部に対して若干の間隙を
保持してレンズ玉を挿入して形成されるレンズ鏡筒であ
って、この鏡枠は、熱溶融材料で形成され、平板状のベ
ース部の中央に円形凹状に形成されたレンズ室部と、こ
のレンズ室部の周囲に配設され所定長の高さで羽根状に
ベース部に対して起立された複数の第1リブ部と、所定
長より長い寸法でレンズ室部の周囲に配設されベース部
に対して羽根状に起立された複数の第2リブ部とを有
し、レンズ玉をレンズ室の所定位置に固定した状態で第
1リブ部を熱カシメして間隙を埋めてレンズ玉の半径方
向の移動を拘束し、第2リブ部を熱カシメしてレンズ玉
の光軸方向の移動を拘束して形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD撮像素子な
どに用いられるレンズ鏡筒を改良したレンズ鏡筒並びに
その製造方法及びそのレンズ玉の位置決め装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CCD(charge coupled
device)撮像素子の小型化、高画素化に伴い、
入力デバイスとしてのレンズ鏡筒に要求される光学性能
は、年々厳しくなっている。
【0003】光学性能を上げる方法としては、従来より
鏡枠とレンズ玉の位置合わせ、つまり位置調整を行って
組み立てることが行われてきたが、このためには一般的
にレンズ玉を鏡枠に固定するのに接着剤を用いていた。
【0004】しかし、接着剤を用いる場合には、有効径
への接着剤のはみ出しがあったり、安定した保持力を得
るのに接着剤の量、塗布方法、保存環境などの管理に手
間がかかったり、或いは接着剤の硬化に時間とコストが
かかるなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、鏡枠とレンズ
玉を出来上がり寸法で保持固定する場合は、一般的にレ
ンズ玉を鏡枠に熱カシメしてしまうことが行われる。し
かしながら、これらの場合に、レンズ玉の位置と鏡枠の
基準位置の関係を正確に合わせることは、以下の理由に
より困難である。
【0006】第1に、レンズ玉を熱カシメで鏡枠に保持
固定する場合、鏡枠には樹脂材を使用することとなる
が、樹脂部品で鏡枠のレンズ保持部の中心位置と鏡枠の
基準位置との関係を正確に出すのは、モールド部品の場
合の金型の追い込み限度、樹脂材料のバラツキ、成型バ
ラツキなどの問題があるので、難しい。第2に、モール
ド部品の場合、レンズ玉の位置を変更しようとすると、
一般に、金型の変更を伴うので、金型変更に伴うコスト
の上昇と金型変更のために時間がかかるなどの問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するためのレンズ鏡筒の構成として、鏡枠のレンズ
室部に対して若干の間隙を保持してレンズ玉を挿入して
形成されるレンズ鏡筒であって、前記鏡枠は、熱溶融材
料で形成され、平板状のベース部の中央に円形凹状に形
成された前記レンズ室部と、このレンズ室部の周囲に配
設され所定長の高さで羽根状に前記ベース部に対して起
立された複数の第1リブ部と、前記所定長より長い寸法
で前記レンズ室部の周囲に配設され前記ベース部に対し
て羽根状に起立された複数の第2リブ部とを有し、前記
レンズ玉を前記レンズ室の所定位置に固定した状態で前
記第1リブ部を熱カシメして前記間隙を埋めて前記レン
ズ玉の半径方向の移動を拘束し、前記第2リブ部を熱カ
シメして前記レンズ玉の光軸方向の移動を拘束して形成
するようにしたものである。
【0008】また、本発明は、以上の課題を解決するた
めのレンズ鏡筒の製造方法として、鏡枠のレンズ室部に
レンズ玉を固定してレンズ鏡筒を製造する製造方法であ
って、前記鏡枠は、熱溶融材料で形成され、平板状のベ
ース部の中央に円形凹状に形成された前記レンズ室部
と、このレンズ室部の周囲に配設され所定長の高さで羽
根状に前記ベース部に対して起立された複数の第1リブ
部と、前記所定長より長い寸法で前記レンズ室部の周囲
に配設され前記ベース部に対して羽根状に起立された複
数の第2リブ部と、レンズ玉を収納するレンズ室部の周
囲に前記レンズ室内外を貫通して前記レンズ玉の半径方
向に形成された調芯用貫通孔とを有しており、レンズ玉
位置決め装置により前記調芯用貫通孔を介してレンズ室
部に対して設けられた若干の間隙を利用して前記レンズ
玉を所定位置に保持して位置決めした後、前記第1リブ
部を高温状態の金属片で熱カシメして潰して前記間隙を
埋めて前記レンズ玉の半径方向の移動を拘束し、さらに
前記第2リブ部を熱カシメして前記レンズ玉の光軸方向
の移動を拘束して前記レンズ玉を前記レンズ室部の所定
位置に固定してレンズ鏡筒を製造するようにしたもので
ある。
【0009】さらに、本発明は、以上の課題を解決する
ためのレンズ鏡筒の製造方法に使用するレンズ玉の位置
決め装置として、位置決めの基準となる平板状の治具ベ
ースに、鏡枠と、治具ステージとが所定位置で固定さ
れ、前記鏡枠は、レンズ玉を収納するレンズ室部の周囲
に前記レンズ玉の半径方向に少なくとも調芯用貫通孔が
レンズ室内外を貫通して形成されており、前記治具ステ
ージは、前記調芯用貫通孔に前記レンズ玉の半径方向か
ら貫通して前記レンズ玉を押さえる複数の押圧部材と、
これらの押圧部材相互を一括して固定するリング部材
と、このリング部材を前記治具ベースの縦横方向に可動
可能な移動機構とよりなり、前記移動機構を前記治具ベ
ースに対して縦横に移動することにより前記レンズ玉を
所定位置に調節するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレンズ鏡筒
と、このレンズ鏡筒を製造する製造方法と、この製造方
法で必要なレンズ玉の位置決め装置の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1〜図4は本発明に係るレン
ズ鏡筒の鏡枠の1形態を略示的に示した構成図である。
【0011】レンズ鏡筒は、図1〜図4に示すように、
鏡枠11に形成されたレンズ室部12の中にレンズ玉1
3を所定の位置に位置決めして収納し、熱カシメを行っ
て固定した状態として形成される。
【0012】この鏡枠11は、熱カシメができる材料、
例えばポリカーボネート(PC)或いはポリフェニレン
サルファイド(PPS)などの樹脂材でできており、図
1〜図4に示すように、矩形状で平板状のベース部14
の中央に円形凹状にレンズ室部12が裏面に突出した形
で形成され、レンズ玉13が乗る底面における座面16
には座繰り部が形成され、その内側には光が通過するた
めの貫通孔が形成されている。
【0013】レンズ室部12の円周面の開放端側には座
面16から羽根状に起立する第1リブ部17A、17
B、17Cが形成されているが、これらの第1リブ部1
7A、17B、17Cの高さは、レンズ玉13のコバの
高さとほぼ同等か又は低く設定してしておき、第1リブ
部17A、17B、17Cを、後述するように、熱カシ
メした後の形状がレンズ玉13の光軸方向に被さらない
ようにしてある。また、これらの第1リブ部17A、1
7B、17Cのリブの厚さも熱カシメの際に容易に溶融
するように薄めに設定されている。
【0014】さらに、これらの第1リブ部17A、17
B、17Cにそれぞれ隣接して第1リブ部17A、17
B、17Cと内径を同じくして座面16から羽根状に起
立する第2リブ部18Aと18B、18Cと18D、1
8Eと18Fがそれぞれ形成されている。
【0015】これらの第2リブ部18A〜18Fは、レ
ンズ玉13が光軸方向に移動するのを固定する役割があ
るので、第1リブ部17A、17B、17Cよりも高
く、しかもレンズ玉13のレンズ部有効径に入らないよ
うにその頂部から外方に傾斜して厚くなる形状に設定さ
れ、その厚みも第1リブ部17A、17B、17Cより
厚く設定されている。
【0016】これらの第2リブ部18Bと18C、18
Dと18E、18Fと18Aとの間には、レンズ玉13
を半径方向から固定するために、後述する押圧部材を挿
入するための一辺が開放された矩形状の調芯用貫通孔1
9A、19B、19Cがレンズ室部12の内外を貫通し
て形成されている。
【0017】また、ベース部14のレンズ室部12の外
方には、後述するレンズ玉13の位置を規定するために
使用する治具ベースに固定するための固定孔20と回転
規制のための固定孔21が穿設されている。
【0018】さらに、レンズ室部12の内径とレンズ玉
13との間には、図4に示すように、若干の間隙tが設
けられており、この間隙tはレンズ玉13の位置を調整
することができる程度の間隔を有しており、この間隙t
を用いてレンズ玉13の位置を後述する位置決め装置を
用いて正確に調節する。
【0019】レンズ玉の位置決め装置22は、図5に示
すように、位置決めの基準となる平板状の治具ベース2
3に、鏡枠11はそのベース部14に形成された丸孔で
ある固定孔20と回転規制のための長孔である固定孔2
1とを介して固定ピン24、25によって正確に位置出
しされて固定される。
【0020】さらに、鏡枠11の調芯用貫通孔19A、
19B、19Cを貫通してレンズ玉13を半径方向から
レンズ玉13を押さえる3個の押圧部材26A、26
B、26Cがリング部材27に3方向から一括して固定
され、このリング部材27を治具ベース23の平面に対
して縦横方向(x−y方向)に可動可能な移動機構28
が、保持部材29を介して治具ベース23に固定されて
いる。
【0021】押圧部材26A、26B、26Cの端部に
は、例えばそれぞれネジ機構30A、30B、30Cが
設けられており、これらのネジ機構30A、30B、3
0Cを調節することにより、ガラス玉13をレンズ光軸
と垂直方向に保持することができ、さらに保持に際して
は、これらの押圧部材26A、26B、26Cは、熱カ
シメ時にレンズ玉13に生じる荷重では動くことのない
程度の荷重でレンズ玉13を押さえる。
【0022】このような位置決め装置22の構成によ
り、レンズ玉13を鏡枠11に対して光軸方向に垂直方
向に任意に移動させることが可能となる。この際に、鏡
枠11は治具ベース23に対して不動であり、レンズ玉
13はリング部材27に対して不動の状態になるので、
鏡枠11とレンズ玉13との位置関係は、治具ベース2
3に対するリング部材27との調整に置き換わる。
【0023】一般的に要求されるレンズ玉13の位置と
はレンズ玉13の光軸中心であるが、その場合、コリメ
ータなどの測定器で光軸中心の位置を見ながら移動機構
28を調節してリング部材27を移動させることで、鏡
枠11に対してレンズ玉13の位置を所定位置に移動さ
せることができる。
【0024】この位置の調整が終了した後、その状態を
保持したまま、レンズ玉13を鏡枠11に熱カシメをし
て固定するが、最初に、熱カシメは、第1リブ部17
A、17B、17Cより行う。
【0025】レンズ室部12とレンズ玉13との間に
は、図6(A)に第1リブ部17Aで代表して示すよう
に、間隙tが設けられているので、熱カシメ時に融けた
樹脂がこの間隙tに入り込むように、高温状態の金属片
であるカシメホーンで、樹脂でできた第1リブ部17
A、17B、17Cを潰す。
【0026】融けた状態の樹脂は、レンズ玉13の外周
に沿って流れ、カシメホーンを取り除いた後には、ほと
んど隙間がない状態で固まる。これにより、第1リブ部
17A、17B、17Cの周辺にはレンズ室部12との
隙間がなくなるので、レンズ室部12とレンズ玉13の
半径方向、つまりラジアル方向のガタが完全になくな
り、レンズ玉13はラジアル方向に鏡枠11に対して位
置出しされて固定されることになる。
【0027】ここで、第1リブ部17A、17B、17
Cのリブ高さは、図6(B)に示すように、レンズ玉1
3のコバの高さとほぼ同等又は低く設定しておくこと
で、リブを熱カシメした後の形状が、レンズ玉13の光
軸方向にかぶさらないようにする。
【0028】ラジアル方向にレンズ玉13が固定された
後は、第2リブ部18A〜18Fをレンズ玉13のレン
ズ有効径に入らない形状に熱カシメをして、レンズ玉1
3を光軸方向に固定する。
【0029】このようにして、最終的には、図7に示す
ように、鏡枠31に、ガラス玉13が溶融第1リブ部3
2A、32B、32Cと、溶融第2リブ部33A、33
B、33C、33D、33E、33Fにより熱カシメに
より固定されてレンズ鏡筒34が形成される。
【0030】なお、以上は、レンズ玉13の位置を鏡枠
11の基準に位置合わせして熱カシメする場合の一例で
あり、第2リブ部18A〜18Fの個数は、レンズ玉1
3の大きさ、要求性能等により変更することは可能であ
る。
【0031】また、鏡枠の表裏にレンズ玉を配設する構
造の場合は、図8に示すように、鏡枠11と同様なリブ
構造を持ちながら表面のレンズ室部35と同様に裏面に
もレンズ室部36を持つ鏡枠37を用いる。
【0032】この場合、鏡枠37の裏面のレンズ室部3
6に、先ずレンズ玉38を配設し、この後、表面のレン
ズ室部35にレンズ玉39を配設し、レンズ玉38の光
軸中心に対してレンズ玉39の光軸中心を、レンズ玉の
位置決め装置22を用いて、合わせることができ、位置
決めの後、熱カシメを行ってレンズ玉39を固定する
が、これは複数のレンズ玉を互いに接着したレンズ玉で
も一体として扱うことにより1枚のレンズ玉と同様に扱
うことができる。
【0033】さらに、鏡枠の表裏にレンズ玉を配設する
他の構造として、図9に示すように、鏡枠11と同様な
リブ構造を鏡枠40のベース部41を中心として表裏に
配設してそれぞれレンズ室部42、43を形成し、これ
らのレンズ室部42、43にそれぞれレンズ玉44、4
5を配置するようにしても良い。
【0034】このような構造とすることにより、一方の
レンズ玉は鏡枠40の基準に対して位置出しをし、もう
一方のレンズ玉は、位置決め装置22を用いて、既に固
定したレンズ玉の光学中心と合わせ込むことが可能とな
る。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るレ
ンズ鏡筒によれば、第1リブ部と第2リブ部とを用いて
熱カシメを行って、レンズ玉を鏡枠に固定することがで
き、安価で光学性能の良いレンズ鏡筒が実現できる。
【0036】さらに、本発明に係るレンズ鏡筒の製造方
法によれば、第1リブ部と第2リブ部とを用いて熱カシ
メにより製造できるので、接着剤を使用する必要がなく
なり、従来のような接着剤の煩わしい管理をする必要も
なくなり、安価にレンズ鏡筒を製造することができる。
【0037】また、本発明に係るレンズ玉の位置決め装
置によれば、鏡枠のレンズ室部の中心位置とレンズ玉の
光軸との位置関係を合わせるのが簡単となり、この結果
としてレンズ玉を鏡枠に調芯する際の調芯コストを安価
に押さえることがでる。さらにモールド部品でレンズ玉
の位置を変更しようとすると、一般に金型の変更を伴う
が、本発明による位置決め装置によれば、その必要がな
く、大幅にコストと時間の節約ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒の鏡枠の構成を示す平
面図である。
【図2】図1に示す鏡枠とレンズ玉の構成を示す斜視図
である。
【図3】図1に示す鏡枠とレンズ玉の構成を示す部分断
面図である。
【図4】図1に示す鏡枠にレンズ玉を固定したときの平
面図である。
【図5】図1に示す鏡枠を位置決め装置に装着したとき
の構成を示す平面図である。
【図6】ガラス玉を図1に示す鏡枠に熱カシメするとき
の工程を示す部分断面図であり、(A)図は熱カシメ前
の部分断面図、(B)図は熱カシメ後の部分断面図を示
す。
【図7】熱カシメ後のレンズ鏡筒の構成を示す平面図で
ある。
【図8】鏡枠の表裏にレンズ玉を配設する場合の第1の
構造を示す部分断面図である。
【図9】鏡枠の表裏にレンズ玉を配設する場合の第2の
構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
11;鏡枠、12;レンズ室部、13;レンズ玉、1
4;ベース部、16;座面、17A〜17C;第1リブ
部、18A〜18F;第2リブ部、19Aから19C;
調芯用貫通孔、20;固定孔、21;固定孔、22;位
置決め装置、23;治具ベース、26A〜26C;押圧
部材、27;リング部材、28;移動機構、29;保持
部材、30A〜30C;ネジ機構、31;鏡枠、32A
〜32C;溶融第1リブ部、33A〜33F;溶融第2
リブ部、34;レンズ鏡筒、35;レンズ室部、36;
レンズ室部、37;鏡枠、38;レンズ玉、39;レン
ズ玉、40;鏡枠、41;ベース部、42;レンズ室
部、43;レンズ室部、44;レンズ玉、45;レンズ
玉、t;間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡枠のレンズ室部に対して若干の間隙を
    保持してレンズ玉を挿入して形成されるレンズ鏡筒であ
    って、前記鏡枠は、熱溶融材料で形成され、平板状のベ
    ース部の中央に円形凹状に形成された前記レンズ室部
    と、このレンズ室部の周囲に配設され所定長の高さで羽
    根状に前記ベース部に対して起立された複数の第1リブ
    部と、前記所定長より長い寸法で前記レンズ室部の周囲
    に配設され前記ベース部に対して羽根状に起立された複
    数の第2リブ部とを有し、前記レンズ玉を前記レンズ室
    の所定位置に固定した状態で前記第1リブ部を熱カシメ
    して前記間隙を埋めて前記レンズ玉の半径方向の移動を
    拘束し、前記第2リブ部を熱カシメして前記レンズ玉の
    光軸方向の移動を拘束して形成したことを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 鏡枠のレンズ室部にレンズ玉を固定して
    レンズ鏡筒を製造する製造方法であって、 前記鏡枠は、熱溶融材料で形成され、平板状のベース部
    の中央に円形凹状に形成された前記レンズ室部と、この
    レンズ室部の周囲に配設され所定長の高さで羽根状に前
    記ベース部に対して起立された複数の第1リブ部と、前
    記所定長より長い寸法で前記レンズ室部の周囲に配設さ
    れ前記ベース部に対して羽根状に起立された複数の第2
    リブ部と、レンズ玉を収納するレンズ室部の周囲に前記
    レンズ室内外を貫通して前記レンズ玉の半径方向に形成
    された調芯用貫通孔とを有しており、 レンズ玉位置決め装置により前記調芯用貫通孔を介して
    レンズ室部に対して設けられた若干の間隙を利用して前
    記レンズ玉を所定位置に保持して位置決めした後、 前記第1リブ部を高温状態の金属片で熱カシメして潰し
    て前記間隙を埋めて前記レンズ玉の半径方向の移動を拘
    束し、さらに前記第2リブ部を熱カシメして前記レンズ
    玉の光軸方向の移動を拘束して前記レンズ玉を前記レン
    ズ室部の所定位置に固定してレンズ鏡筒を製造する製造
    方法。
  3. 【請求項3】 レンズ玉位置決め装置は、位置決めの基
    準となる平板状の治具ベースに、鏡枠と、治具ステージ
    とが所定位置で固定され、 前記鏡枠は、レンズ玉を収納するレンズ室部の周囲に前
    記レンズ玉の半径方向に少なくとも調芯用貫通孔がレン
    ズ室内外を貫通して形成されており、 前記治具ステージは、前記調芯用貫通孔に前記レンズ玉
    の半径方向から貫通して前記レンズ玉を押さえる複数の
    押圧部材と、これらの押圧部材相互を一括して固定する
    リング部材と、このリング部材を前記治具ベースの縦横
    方向に可動可能な移動機構とよりなり、 前記移動機構を前記治具ベースに対して縦横に移動する
    ことにより前記レンズ玉を所定位置に調節することを特
    徴とするレンズ玉位置決め装置。
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