JP2001050981A - 鍔付きプローブ、鍔付きプローブの製造方法及びプローブカード - Google Patents

鍔付きプローブ、鍔付きプローブの製造方法及びプローブカード

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JP2001050981A
JP2001050981A JP11224920A JP22492099A JP2001050981A JP 2001050981 A JP2001050981 A JP 2001050981A JP 11224920 A JP11224920 A JP 11224920A JP 22492099 A JP22492099 A JP 22492099A JP 2001050981 A JP2001050981 A JP 2001050981A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブカードをより簡単にかつ安価に製造
することができ、スクラブを生じさせることでクリーニ
ングを不要としたプローブとする。 【構成】 鍔部130と、この鍔部130より一方側に
延設された接触部110と、前記鍔部130から他方側
に延設された接続部120とを備えており、前記接触部
111は湾曲部111、113を有し、前記接続部12
0は真っ直ぐに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI等のウエハ
上に形成された半導体集積回路の電気的諸特性を測定す
る際に用いられる鍔付きプローブと、鍔付きプローブの
製造方法と、プローブカードとに関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等のウエハ上に形成された半導体
集積回路の電気的諸特性を測定する際に用いられるプロ
ーブカードは、カンチレバータイプと称される横向きの
プローブを使用する横型タイプと、垂直型と称される縦
型のプローブを使用する縦型タイプと、パターン配線が
形成された基板に金属線からなるプローブを直接取り付
けたタイプや、フレキシブル基板にフォトリソグラフィ
ー技術を応用してバンプ状のプローブを形成したタイプ
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したカンチレバー
タイプのプローブカードは、測定対象物であるLSI等
のウエハ上に形成された半導体集積回路の電極が周辺部
にある場合は問題がないが、電極が内側にも形成される
ものには適用が困難である。また、多数個を同時に測定
したい場合には、プローブの配置が複雑となり、適用で
きない場合がある。また、プローブの長さが長くなりが
ちなため、高速動作する半導体集積回路の測定には不向
きという問題も有る。
【0004】一方、垂直型のプローブカードであれば、
カンチレバータイプのような問題はないが、より多くの
プローブを使用するものでは、屈曲部の屈曲によって半
導体集積回路に係る荷重が大きくなる。このため、プロ
ーブカードやそれを支持する試験装置等への機械的負担
が増大するという問題点がある。また、プローブの先端
の接触部が電極に接触する際、電極の表面を横方向に滑
ることがない。この接触部の電極の表面を横方向に滑る
ことをスクラブと称するが、スクラブは電極に形成され
た酸化アルミニウムが接触部に付着することを防止する
作用を有している。従って、スクラブがほとんどない垂
直型のプローブカードでは、一定の測定を行うごとに接
触部に付着した酸化アルミニウムを除去するクリーニン
グを行わなければならない。
【0005】また、基板にプローブを直接取り付けるタ
イプやフレキシブル基板を用いたタイプのプローブカー
ドは、製造に要する時間とコストとが前二者より大幅に
大きくなる。また、半導体集積回路の電極の配置が複雑
になると、カンチレバータイプと同様にプローブの配置
等が困難になるという問題点がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、プローブカードをより簡単にかつ安価に製造するこ
とができる鍔付きプローブと、その製造方法と、その鍔
付きプローブを用いたプローブカードを提供することを
目的としている。また、鍔付きプローブにスクラブを生
じさせることでクリーニングを不要としたプローブ等を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鍔付きプロ
ーブは、鍔部と、この鍔部より一方側に延設された接触
部と、前記鍔部から他方側に延設された接続部とを備え
ており、前記接続部は真っ直ぐに形成されている。
【0008】また、本発明に係る鍔付きプローブの製造
方法は、表面に導電性を有する離型剤を塗布した電極板
にレジストを塗布する工程と、前記レジストに鍔付きプ
ローブの形状を露光し、現像する工程と、前記レジスト
に形成された鍔付きプローブの形状にメッキ金属を成長
させる工程とを有している。
【0009】さらに、本発明に係るプローブカードは、
測定対象の電極に接触する鍔付きプローブと、配線パタ
ーンが形成された基板と、この前記基板の裏面側に設け
られ、前記鍔付きプローブを支持する支持手段とを備え
ており、前記鍔付きプローブは、鍔部と、この鍔部より
一方側に延設された接触部と、前記鍔部から他方側に延
設された接続部とを有しており、前記接続部は支持手段
を構成する支持基板に形成された貫通孔を貫通し、前記
鍔部は前記支持基板の一面に接触し、前記接続部の貫通
孔への貫通を抑止するように構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
鍔付きプローブの概略的正面図、図2はこの鍔付きプロ
ーブを用いたプローブカードの概略的断面図、図3はこ
の鍔付きプローブを用いた他のプローブカードの概略的
断面図、図4は本発明の他の実施の形態に係る鍔付きプ
ローブの概略的正面図、図5はこの鍔付きプローブを用
いた他のプローブカードの概略的断面図、図6は本発明
の他の実施の形態に係る鍔付きプローブの概略的正面
図、図7は本発明の他の実施の形態に係る鍔付きプロー
ブの概略的正面図、図8は本発明の実施の形態に係る鍔
付きプローブの接触部の先端部の形状を示す概略的正面
図である。
【0011】本発明の実施の形態に係る鍔付きプローブ
100は、鍔部130と、この鍔部130より一方側に
延設された接触部110と、前記鍔部130から他方側
に延設された接続部120とを備えており、前記接触部
110は第1の湾曲部111と第2の湾曲部113とを
有し、前記接続部120は真っ直ぐに形成されている。
【0012】従来のプローブはタングステン等の細線を
折り曲げたりすることで製造されていたが、この鍔付き
プローブ100は、鍔部130を有するため次のように
メッキを利用して製造される。まず、表面に導電性を有
する離型剤を塗布した電極板にレジストを塗布する。こ
こで、導電性を有する離型剤を電極板に塗布しておかな
いと、メッキで形成された鍔付きプローブ100を電極
板から取り外すことができないようになる。また、レジ
ストの厚さは、製造すべき鍔付きプローブ100の厚さ
に等しくさせる。例えば50μmである。
【0013】次に、前記レジストに鍔付きプローブ10
0の形状を露光し、現像する。すなわち、図1に示すよ
うに、接触部110、接続部120及び鍔部130を有
するパターンをレジストに複数個形成する。すると、レ
ジストには鍔付きプローブ100のパターンが凹に形成
される。そして、このパターンの底部には、導電性を有
する離型剤が露出している。なお、このレジストの凹
は、断面が矩形状になるようにする。
【0014】さらに、前記電極板をメッキ液が貯留され
た液槽に浸漬する。この液槽には、もう一方の電極板が
浸漬されている。従って、両電極板間に電流を流すこと
で、電極板に形成されたレジストの凹部に金属が析出す
る。
【0015】ここで、凹部に析出する金属としては、ニ
ッケル、タングステン又はモリブデンに銅を基材とし
て、ロジウム又はイリジウム等の貴金属等の混合金属又
は合金である。
【0016】金属が析出することで形成された鍔付きプ
ローブ100は、電極板を液槽から取り出してから取り
外される。
【0017】電極板から取り外された鍔付きプローブ1
00には、ロジウム又はイリジウム等の貴金属のメタラ
イズを施したり、メタライズの後に非酸化性雰囲気下で
の高温処理でメタライズ金属の基材への拡散を図り、強
固に密着させることが行われる。
【0018】このように、鍔付きプローブ100はフォ
トリソグラフィーの技術を利用して製造されているの
で、従来のタングステンの細線を折り曲げたりするもの
よりきわめて高い寸法精度を有している。
【0019】かかる鍔付きプローブ100の鍔部130
は、図1に示すように、水平に左右に伸びた部分であ
る。この鍔部130は、後述するプローブカードAの支
持手段300の支持基板310の下面312に接触する
ようになっている。従って、この鍔部130の上面13
1は、突出している接続部120以外の部分は平坦に形
成されている。
【0020】また、かかる鍔付きプローブ100の接触
部110は、前記鍔部130の下面132の中央から垂
下されている。かかる接触部110は、図1において左
側に湾曲する第1の湾曲部111と、この第1の湾曲部
111に続いており、鍔部130にほぼ平行となる平行
部112と、この平行部112に続いており、図1にお
いて下側に湾曲する第2の湾曲部113と、この第2の
湾曲部113に続いており、先端が先鋭化された先端部
114とを有している。第1の湾曲部111と第2の湾
曲部113とはほぼ90度の角度で湾曲しており、かつ
相互に反対の方向に湾曲しているため、電極に接触する
先端部114は下向きになっている。
【0021】さらに、この鍔付きプローブ100の接続
部120は、鍔部130の上面131の中央から垂直方
向に真っ直ぐ延設されている。
【0022】この鍔付きプローブ100の接触部110
と接続部120との断面形状は矩形状である。これによ
り以下のような利点が生じる。すなわち、接触部110
は、電極に接触した場合に第1の湾曲部111と第2の
湾曲部113とから湾曲するが、この湾曲の際に関係の
ある部分は厚さのみであり、幅寸法は無関係である。従
って、この鍔付きプローブ100は、従来のようにタン
グステンの細線からなるプローブとは違って不要な幅寸
法を小さくすることに成功している。このため、より高
密度に鍔付きプローブ100を配置することが可能にな
っている。
【0023】次にこのように構成された鍔付きプローブ
100を使用するプローブカードAについて説明する。
このプローブカードAは、測定対象であるLSI等のウ
エハ上に形成された半導体集積回路(図示省略)の電極
(図示省略)に接触する鍔付きプローブ100と、配線
パターン(図示省略)が形成された基板200と、この
基板200の裏面側に設けられ、前記鍔付きプローブ1
00を支持する支持手段300とを備えている。前記鍔
付きプローブ100は、鍔部130と、この鍔部130
より一方側に延設された接触部110と、前記鍔部13
0から他方側に延設された接続部120とを有してお
り、前記接続部120は支持手段300を構成する支持
基板310に形成された貫通孔311を貫通し、前記鍔
部は前記支持基板310の一面である下面312に接触
し、前記接続部120の貫通孔311への貫通を抑止す
るように構成されている。
【0024】前記基板200は、積層基板であって、必
要な配線パターンが形成されている。また、この基板2
00には、前記電極の配置に対応した複数個の貫通孔2
10が開設されいてる。
【0025】この基板200の裏面側に設けられる支持
手段300は、例えば厚さが0.25mmのセラミック
ス等からなり絶縁性を有する1枚の支持基板310と、
前記基板200から垂下され、支持基板310と基板2
00との間に一定の間隙を形成するスペーサ320とを
有している。
【0026】前記支持基板310には、前記電極の配置
に対応した複数個の貫通孔311が開設されている。従
って、この貫通孔311は、前記基板200の貫通孔2
10と配置が一致している。なお、この貫通孔311
は、鍔付きプローブ100の鍔部130が入り込まない
大きさに設定されている。この貫通孔311は、鍔付き
プローブ100の接続部120が貫通される部分であ
る。
【0027】また、上側の支持基板310の上面には、
絶縁性を有する樹脂、例えばシリコンゴム330が塗布
されている。このシリコンゴム330は、上側の支持基
板310に対して鍔付きプローブ100を固定するもの
である。従って、このシリコンゴム330があるため
に、鍔付きプローブ100は支持手段300に対して固
定されていることになる。
【0028】ここで、鍔付きプローブ100の接続部1
20は、基板200に取り付けられた支持手段300の
支持基板310の貫通孔311と、基板200の貫通孔
210とにわたって貫通されている。そして、鍔付きプ
ローブ100は、その鍔部130が上面131を支持基
板310の下面312に密接させているため、接続部1
20はそれ以上は貫通孔311に挿入されないように抑
止されている。
【0029】しかも、鍔付きプローブ100は、上述し
たように、フォトリソグラフィーの技術を利用して製造
されているので、従来のタングステンの細線を折り曲げ
たりするものよりきわめて高い寸法精度を有している。
すなわち、鍔部130の上面131が接触している支持
基板310の下面312から接触部110の先端の先端
部114までの寸法はどれも一定になっている。
【0030】また、前記鍔付きプローブ100は、基板
200の配線パターンと接続部120の後端部において
半田220によって接続されている。
【0031】次にこのように構成されたプローブカード
AによるLSI等のウエハ上に形成された半導体集積回
路の電気的諸特性の測定について説明する。まず、ウエ
ハの状態の半導体集積回路をプローブカードAの下方に
設けられた吸着テーブル(図示省略)に吸着させる。吸
着テーブルとプローブカードAとを相対的に移動させ
て、鍔付きプローブ100の接触部110の先端部11
4を半導体集積回路の電極に接触させる。
【0032】そして、先端部114が電極に接触した後
も、吸着テーブルとプローブカードAとの間の距離を縮
める(以下、『オーバードライブ』と称する。)。この
オーバードライブによって鍔付きプローブ100の接触
部110が第1の湾曲部111及び第2の湾曲部113
で湾曲する。この湾曲によって鍔付きプローブ100の
接触部110の先端部114が電極の表面を横方向に滑
るスクラブが生じる。先端部114に酸化アルミニウム
等の異物が付着していたとしても、このスクラブによっ
て除去される。従って、従来のように、一定の測定を行
うごとに接触部に付着した酸化アルミニウムを除去する
クリーニングを行う必要がなくなるか、きわめて少なく
なる。
【0033】また、鍔付きプローブ100を用いた他の
プローブカードとして、図3に示すようなプローブカー
ドBがある。このプローブカードBが上述したプローブ
カードAと相違する点は、鍔付きプローブ100と基板
200の配線パターンとの接続である。すなわち、プロ
ーブカードBでは、鍔付きプローブ100の接続部12
0は、基板200の裏面に露出した配線パターンに接続
されるようになっている。しかも、鍔付きプローブ10
0と配線パターンとの接続は、中間基板230を用いて
いる。この中間基板230は、内部配線231が形成さ
れており、この内部配線231によって鍔付きプローブ
100の接続部120の配置パターンと、基板200の
配線パターンの配置パターンとの間の相違を補うもので
ある。このような中間基板230を使用すると、基板2
00を半導体集積回路ごとに準備する必要がなく、中間
基板230で対応することが可能となる。
【0034】上述した実施の形態に係る鍔付きプローブ
100の代わりに、図4に示すような鍔付きプローブ4
00、500、600も可能である。図4に示す鍔付き
プローブ400は、接触部410の形状が前記鍔付きプ
ローブ100とは相違する。すなわち、この鍔付きプロ
ーブ400の接触部410は、鍔部430の下面432
の中央から垂下されている。かかる接触部410は、図
4において右側に湾曲する第1の湾曲部411と、この
第1の湾曲部411に続いており、図4において右側に
突出する第2の湾曲部412と、この第2の湾曲部41
2に続いており、図4において下側に湾曲する第3の湾
曲部413と、この第3の湾曲部413に続いており、
先端が先鋭化された先端部414とを有している。第2
の湾曲部412は横向きの略U字形状に形成されている
ので、電極に接触する先端部414は下向きになってい
る。なお、先端部414は接続部420とは同一垂線上
にはないように設定されている。
【0035】なお、この鍔付きプローブ400の他の部
分、すなわち接続部420と鍔部430とは、上述した
鍔付きプローブ100と同様である。
【0036】この鍔付きプローブ400を用いたプロー
ブカードでは、オーバードライブを加えると第2の湾曲
部412を中心として接触部410が湾曲する。これに
よって、スクラブが発生するのである。
【0037】この鍔付きプローブ400を用いたプロー
ブカードCを図5を参照しつつ説明する。このプローブ
カードCは、図3に示すプローブカードBの鍔付きプロ
ーブ100を鍔付きプローブ400に変更したものであ
る。すなわち、このプローブカードCでは、鍔付きプロ
ーブ400の接続部420は、基板200の裏面に露出
した配線パターンに接続されるようになっている。しか
も、鍔付きプローブ400と配線パターンとの接続は、
中間基板230を用いている。この中間基板230は、
内部配線231が形成されており、この内部配線231
によって鍔付きプローブ400の接続部420の配置パ
ターンと、基板200の配線パターンの配置パターンと
の間の相違を補うものである。このような中間基板23
0を使用すると、基板200を半導体集積回路ごとに準
備する必要がなく、中間基板230で対応することが可
能となる。
【0038】また、上述した実施の形態に係る鍔付きプ
ローブ100の代わりに、図6に示すような鍔付きプロ
ーブ500も可能である。図6に示す鍔付きプローブ5
00は、接触部510の形状が前記鍔付きプローブ10
0とは相違する。この鍔付きプローブ500は、接触部
510が真っ直ぐに形成されている。従って、この鍔付
きプローブ500は、あたかも十字架のような形状に形
成されている。ただし、接触部510の一部が変形部5
11として他の部分より細く形成されている。オーバー
ドライブが加えられた際に、変形部511が変形してス
クラブが発生するようになっている。
【0039】さらに、上述した実施の形態に係る鍔付き
プローブ100の代わりに、図7に示すような鍔付きプ
ローブ600も可能である。図7に示す鍔付きプローブ
600は、鍔部630の形状が上述した鍔付きプローブ
100の鍔部130の形状とは異なる。すなわち、鍔付
きプローブ100における鍔部130は左右両側に突出
していたが、この鍔付きプローブ600における鍔部6
30は左側一方にのみ突出するようになっている。この
ように形状であっても、スクラブが生じるための第1の
湾曲部611及び第2の湾曲部613の湾曲は十分であ
るし、鍔部630の上面631が接触している支持基板
310の下面312から接触部610の先端の先端部6
14までの寸法はどれも一定になるということも確保さ
れている。
【0040】さらに、上述した鍔付きプローブ100の
接触部110の先端部114は、先鋭化されているが、
図8に示すようなものであってもよい。
【0041】すなわち、鍔付きプローブ100の先端部
114は、図8(A)に示すように平坦であってもよ
い。また、鍔付きプローブ100の先端部114は、図
8(B)(C)に示すように中央部分を凹ませていても
よい。さらに、鍔付きプローブ100の先端部114
は、図8(D)に示すように丸くなっていてもよい。
【0042】図8(A)に示すタイプのものであると、
電極に平坦に接触するので確実な接触が確保できる。ま
た、図8(B)(C)に示すタイプのものであると、電
極が盛り上がったバンプタイプのものに対応することが
可能である。このタイプの先端部であると、万が一、酸
化アルミニウムが凹んだ部分に溜まっても図面の手前方
向から奥側方向へのクリーニングが容易である。さら
に、図8(D)に示すタイプのものであると、オーバー
ドライブを加え過ぎても電極が破壊される可能性がな
い。
【0043】なお、この接触部の先端の形状について
は、他の鍔付きプローブ400、500、600につい
ても同様である。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る鍔付きプローブは、鍔部
と、この鍔部より一方側に延設された接触部と、前記鍔
部から他方側に延設された接続部とを備えており、前記
接続部は真っ直ぐに形成されている。
【0045】かかる鍔付きプローブは、プローブカード
を構成する支持基板の一面に鍔部をあてがんだ状態でプ
ローブカードに取り付けることが可能になる。しかも、
接続部は真っ直ぐに形成されているので、プローブカー
ドの組み立て或いは鍔付きプローブの交換の際に真っ直
ぐ抜き差しするだけでよい。従って、組み立て等が容易
になるという利点を有している。
【0046】また、本発明に係る他の鍔付きプローブ
は、鍔部と、この鍔部より一方側に延設された接触部
と、前記鍔部から他方側に延設された接続部とを備えて
おり、前記接触部は湾曲部を有し、前記接続部は真っ直
ぐに形成されている。
【0047】この鍔付きプローブであると、上述した効
果の他に、オーバードライブを加えた際に湾曲する湾曲
部が接触部に設けられているため、接触部が電極に接触
した際に自然とスクラブが生じる。このため、従来の垂
直型のプローブカードのように一定の測定を行うごとに
接触部に付着した酸化アルミニウムを除去するクリーニ
ングを行う回数が少なくてすむ。
【0048】さらに、本発明に係るその他の鍔付きプロ
ーブは、接触部の先端は、中央部が周辺部より凹んでい
る。
【0049】このため、この鍔付きプローブでは、電極
が盛り上がったバンプタイプのものに対応することが可
能である。また、このタイプの鍔付きプローブである
と、万が一、酸化アルミニウムが凹んだ部分に溜まって
もクリーニングが容易である。
【0050】さらに、本発明に係る鍔付きプローブの接
触部と接続部との断面形状は矩形状である。このため、
接触部は、電極に接触した場合に湾曲部から湾曲する
が、この湾曲の際に関係のある部分は厚さのみであり、
幅寸法は無関係である。従って、この鍔付きプローブ
は、従来のようにタングステンの細線からなるプローブ
とは違って不要な幅寸法を小さくすることに成功してい
る。このため、より高密度に鍔付きプローブを配置する
ことが可能になっている。
【0051】また、鍔付きプローブをニッケル、タング
ステン又はモリブデンと、ロジウム又はパラジウム等の
貴金属との混合又は合金から構成すると、高速の半導体
集積回路に対応することができる。
【0052】一方、本発明に係る鍔付きプローブの製造
方法は、表面に導電性を有する離型剤を塗布した電極板
にレジストを塗布する工程と、前記レジストに鍔付きプ
ローブの形状を露光し、現像する工程と、前記レジスト
に形成された鍔付きプローブの形状にメッキ金属を成長
させる工程とを有している。
【0053】この金属メッキによって製造された鍔付き
プローブは、従来のようにタングステン等の細線を折り
曲げるものより高精度である。従って、より微細化され
た現代の半導体集積回路に好適である。
【0054】また、本発明に係るプローブカードは、測
定対象の電極に接触する鍔付きプローブと、配線パター
ンが形成された基板と、この前記基板の裏面側に設けら
れ、前記鍔付きプローブを支持する支持手段とを具備し
ており、前記鍔付きプローブは、鍔部と、この鍔部より
一方側に延設された接触部と、前記鍔部から他方側に延
設された接続部とを有しており、前記接続部は支持手段
を構成する支持基板に形成された貫通孔を貫通し、前記
鍔部は前記支持基板の一面に接触し、前記接続部の貫通
孔への貫通を抑止するように構成されている。
【0055】従って、接触部が支持基板から突出量は鍔
部から突出している接触部の長さに等しくなり、各鍔付
きプローブの接触部の先端を同一片面上に位置させるこ
とが容易になる。また、プローブカードの組み立てが容
易になるのは上述した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る鍔付きプローブの概
略的正面図である。
【図2】この鍔付きプローブを用いたプローブカードの
概略的断面図である。
【図3】この鍔付きプローブを用いた他のプローブカー
ドの概略的断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る鍔付きプローブ
の概略的正面図である。
【図5】この鍔付きプローブを用いた他のプローブカー
ドの概略的断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る鍔付きプローブ
の概略的正面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る鍔付きプローブ
の概略的正面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る鍔付きプローブの接
触部の先端部の形状を示す概略的正面図である。
【符号の説明】
100 鍔付きプローブ 110 接触部 120 接続部 130 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 和正 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 (72)発明者 古崎 新一郎 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 (72)発明者 坂田 輝久 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目5番13号 日 本電子材料株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AG03 AG12 2G011 AA01 AA02 AA16 AB05 AB06 AB08 AC14 AE03 AF07 4M106 AA02 BA01 CA01 DD03 DD30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔部と、この鍔部より一方側に延設され
    た接触部と、前記鍔部から他方側に延設された接続部と
    を具備しており、前記接続部は真っ直ぐに形成されてい
    ることを特徴とする鍔付きプローブ。
  2. 【請求項2】 鍔部と、この鍔部より一方側に延設され
    た接触部と、前記鍔部から他方側に延設された接続部と
    を具備しており、前記接触部は湾曲部を有し、前記接続
    部は真っ直ぐに形成されていることを特徴とする鍔付き
    プローブ。
  3. 【請求項3】 接触部の先端は、中央部が周辺部より凹
    んでいることを特徴とする請求項1又は2記載の鍔付き
    プローブ。
  4. 【請求項4】 前記接触部と接続部との断面形状は矩形
    状であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の鍔
    付きプローブ。
  5. 【請求項5】 ニッケル、タングステン又はモリブデン
    と、ロジウム又はパラジウム等の貴金属との混合又は合
    金から構成されることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の鍔付きプローブ。
  6. 【請求項6】 表面に導電性を有する離型剤を塗布した
    電極板にレジストを塗布する工程と、前記レジストに鍔
    付きプローブの形状を露光し、現像する工程と、前記レ
    ジストに形成された鍔付きプローブの形状にメッキ金属
    を成長させる工程とを具備したことを特徴とする鍔付き
    プローブの製造方法。
  7. 【請求項7】 測定対象の電極に接触する鍔付きプロー
    ブと、配線パターンが形成された基板と、この前記基板
    の裏面側に設けられ、前記鍔付きプローブを支持する支
    持手段とを具備しており、前記鍔付きプローブは、鍔部
    と、この鍔部より一方側に延設された接触部と、前記鍔
    部から他方側に延設された接続部とを有しており、前記
    接続部は支持手段を構成する支持基板に形成された貫通
    孔を貫通し、前記鍔部は前記支持基板の一面に接触し、
    前記接続部の貫通孔への貫通を抑止することを特徴とす
    るプローブカード。
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