JP2001050147A - 内燃機関の点火システム - Google Patents

内燃機関の点火システム

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JP2001050147A JP11220255A JP22025599A JP2001050147A JP 2001050147 A JP2001050147 A JP 2001050147A JP 11220255 A JP11220255 A JP 11220255A JP 22025599 A JP22025599 A JP 22025599A JP 2001050147 A JP2001050147 A JP 2001050147A
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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P15/00Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
    • F02P15/08Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits having multiple-spark ignition, i.e. ignition occurring simultaneously at different places in one engine cylinder or in two or more separate engine cylinders
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の多重点火システムにおいて、点火回
路の構成を複雑にすることなく1次電流の繰り返し通電
/遮断制御を安定して行い、パワースイッチング素子等
に過大な発熱等を発生させない点火システムを実現す
る。 【解決手段】ECU101の点火制御信号に応じて点火
コイル3の1次電流を繰り返し通電/遮断して1回の燃
焼工程内に点火用の高電圧を2回以上発生させる。この
多重の点火システムにおいて、点火コイル3の1次電流
を抵抗19により検出し、該1次電流検出値が設定値以
上になるとそれをECU101側に信号線51を介して
認識させる。ECU101は、2回目以降の繰り返し通
電/遮断制御の遮断タイミングをこの認識によって行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火シ
ステムに係り、さらに詳細には点火制御信号により1次
電流の通電/遮断を繰り返し制御して一燃焼工程(1回
の燃焼工程)内に着火用の高電圧を2回以上発生させる
点火システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、点火プラグを用いた内燃機関
の火花点火装置では、例えば特開昭50−58430号
公報に開示されるように、燃料の着火性向上のため、1
回の燃焼工程において点火コイルの2次コイルに1回の
みならず繰り返し高電圧を誘起させて点火プラグに複数
回飛火させる、いわゆる多重点火方式が提案されてい
る。
【0003】ここで、図8及び図9を用いて従来知られ
ている多重点火方式の点火装置の一例を説明する。
【0004】図8では、エンジンの各気筒の点火プラグ
ごとに独立した点火コイルを備えた独立点火型の点火装
置の一気筒分を例示している。
【0005】図8において、1はバッテリ、2はエンジ
ン制御装置(以下、エンジンコントロールユニットを略
して「ECU」と称する)、3は点火コイル、4は点火
プラグ、5はイグナイタユニット(点火回路)を示す。
【0006】イグナイタユニット5は、1次電流を通電
/遮断制御するパワートランジスタ(スイッチング素
子)9と、保護機能として1次電流検出用の抵抗10及
び電流制限回路11とを備え、点火コイルの本体ケース
と一体化されたユニットケースに内蔵されている。
【0007】ECU2は、冷却水温,吸気圧,エンジン
回転数等から進角値と通電時間を演算し、適正なタイミ
ングでイグナイタ5のパワートランジスタ9のベースに
ハイ(HIGH)、ロー(LOW)のパルスを出力し、
これによってパワートランジスタ9がオン,オフ制御さ
れて点火コイル3の1次側(1次コイル)6に流れる電
流(1次電流)が通電,遮断され、2次側(2次コイ
ル)7に高電圧を発生する。
【0008】点火コイル3の1次コイル6の一端はバッ
テリ1のプラス電極に接続されており、もう一端はパワ
ートランジスタ9のコレクタに接続されている。2次コ
イル7の高圧側の一端は早期着火防止用の高圧ダイオー
ド8を介して点火プラグ4に接続され、2次コイル7の
もう一端はバッテリ1に接続されている。
【0009】図9に、1次電流の繰り返し通電/遮断に
よる多重点火の動作波形を示す。
【0010】図9において、12はECU2から一燃焼
工程内で繰り返し出力される点火制御信号、13は点火
コイル3の1次側を流れる1次電流、14は点火コイル
3の2次側に発生し点火プラグ4の電極間に発生する2
次電圧である。
【0011】点火回路のスイッチング素子9に点火制御
信号(パルス)12が印加されると、1次電流13がイ
ンダクタンスと抵抗の時定数分の遅れを持って流れ始
め、通電開始後適正な点火タイミングで点火制御信号が
ローレベルになり、1次電流が遮断され点火プラグ4の
電極間に高電圧が発生する。ECUにより決定された時
間をおいて再度点火制御信号が印加され1次電流が流れ
るが、この時1回目の放電動作が完全に終了していない
状態で1次コイルを再度通電させるため、残留エネルギ
の影響で1次電流が数アンペア飛び跳ねた状態になり、
その後、時定数分の遅れを持って流れ始め、3回目の通
電においては、更に大きく飛び跳ねた波形となってい
る。
【0012】上記のようなジャンプアップが生じても、
電流検出素子10及び電流制限回路11を用いて、1次
電流がある一定以上流れないようにして、回路素子を保
護することが考えられるが、電流制限機能はパワートラ
ンジスタを不飽和状態にすることによって1次電流を一
定に保持するため、ここで消費するエネルギがパワート
ランジスタにかかり過大に発熱する。また繰り返し多重
放電においては、できるだけ短時間に1次電流を繰り返
し通電/遮断制御するのが理想であるため、通電電流を
電流制限値に保持しておくことは無駄である。なお、多
重点火方式ではないが、1次電流を制限する電流制限回
路は、特開平5−180134号公報,特開平9−29
1870号公報,特開平9−324731号公報等に開
示されている。
【0013】多重点火方式の場合には、安定した点火エ
ネルギの供給を目的として、次のような技術が提案され
ている。
【0014】例えば、特開昭57−28871号公報で
は、1次コイルに流れる電流(1次電流)及び2次コイ
ルに流れる電流(2次電流)を検出する装置をそれぞれ
備え、2次コイルの電流値が所定以下になった時(点火
動作が行われた時)に再度1次電流の通電/遮断用のパ
ワースイッチング素子を導通させて1次電流を通電さ
せ、その後、1次電流が所定値に達すると上記パワース
イッチング素子を遮断するサイクルを実行する多重点火
信号発生回路を設けて、多重点火を行うようにしてあ
る。
【0015】また、特開平3−121273公報では、
1次電流を積分し、その積分値が設定値を超えた時、1
次電流を遮断制御する手段が開示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内燃
機関の多重点火システムにおいて、上記した今までの方
式と異なる方式により、しかも、点火回路の構成を複雑
にすることなく1次電流の繰り返し通電/遮断制御を安
定して行うことができ、パワースイッチング素子等に過
大な発熱等を発生させない点火システムを提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基本的に次のように構成される。
【0018】(1)第1の発明は、内燃機関の点火制御
信号を形成するECU(エンジン制御装置)と、前記点
火制御信号に応じて点火コイルの1次側に流れる電流
(1次電流)を通電/遮断して2次側に高電圧を発生さ
せる点火回路とを備え、前記ECUからの点火制御信号
により1次電流の通電/遮断を繰り返し制御して一燃焼
工程内に高電圧を2回以上発生させる内燃機関の点火シ
ステムにおいて、前記点火コイルの1次電流を検出して
該1次電流が設定値以上になるとそれを前記ECUに認
識させる通信手段を設け、前記ECUは、一燃焼工程に
おける1次電流の2回目以降の通電/遮断制御の遮断タ
イミングをこの認識によって行うよう設定されているこ
とを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、一燃焼工程(1回の燃
焼工程)において、ECUから点火回路に繰り返し送ら
れてくる点火制御信号に基づき1次電流を繰り返し通電
/遮断制御する場合に、1回目の1次電流の遮断は、E
CUによって的確に計算されたタイミングで遮断するこ
とが必要であるため認識信号は無視される。2回目以降
の1次電流の通電/遮断制御では、その前に行われた点
火の残留エネルギーが1次コイルに存在するため、その
影響で1次電流が飛び跳ねる。その結果、1回目の通電
時間より短い時間で1次電流が設定値(点火エネルギー
を確保するに必要な設定値)に達するため、それを1次
電流検出手段及び通信手段を介してECUが認識する。
この認識に基づき点火制御信号が立ち下ることで、1次
電流が設定値に達したタイミングで1次電流を遮断し、
点火用の2次電圧を誘起することが可能になる。したが
って、残留エネルギの影響による1次電流飛び跳ねの影
響を受けずに常にほゞ一定の1次電流値での遮断が可能
となり、安定した点火エネルギを供給することができ
る。
【0020】特に本発明によれば、一燃焼工程における
1回目については、ECUによって的確に計算された点
火制御信号を尊重し(換言すればECUで作られた点火
制御信号に忠実にしたがって1次電流を通電/遮断制御
し)、ジャンプアップ現象の生じる2回目以降の1次電
流の通電/制御についてだけ1次電流が設定値以上にな
ると遮断するので、より一層緻密な繰り返し点火制御を
実行し、安定した点火動作を保証する共にパワースイッ
チング素子に負担をかけない点火システムを実現するこ
とが可能になる。
【0021】また、ECU側で1次電流が設定値以上に
なったことを認識させ、1次電流遮断のための点火制御
信号の立ち下り制御を上記認識の下でECUにより行う
ことにより、点火回路を複雑にすることなく簡単な回路
構成で安定した多重点火制御を行うことができる。例え
ば、既述した特開昭57−28871号の点火装置と比
較した場合には、この従来例のように2次巻線に実際に
流れる電流値を検出してそれにより次の1次電流を生じ
させるような制御を行なうことがなく、また、特開平3
−121273号公報のように1次電流を積分して、そ
の積分値が設定値を超えた時、1次電流を遮断する方式
に比べて点火回路の規模を小さくして、コスト的に有利
なものとすることができる。
【0022】(2)第2の発明は、内燃機関の点火コイ
ルの1次電流を一燃焼工程で繰り返し通電/遮断制御し
て一燃焼工程内に点火用の高電圧を2回以上発生させる
点火システムで、点火制御信号を形成するECUと、前
記点火制御信号に基づき点火コイルの1次電流を通電/
遮断する点火回路とを備えた内燃機関の点火システムに
おいて、前記ECUは、一燃焼工程におけれう最初の点
火制御信号を発生し、この点火制御信号に基づき前記点
火回路が一燃焼工程内の1回目の1次電流の通電/遮断
を行うように設定され、前記点火回路には、前記1回目
の1次電流の通電/遮断制御後に一定の時間内に2回目
以降の点火制御信号を繰り返し形成する回路(以下「点
火制御信号形成回路」という)が設けられ、この点火制
御信号形成回路は、2回目以降の点火制御信号を繰り返
し形成するのに必要な動作時間を設定する時間設定手段
と、点火制御信号の基になる電圧を抵抗,コンデンサの
時定数をもって蓄電形成するコンデンサと、1次電流が
設定値以上になると前記コンデンサを瞬時に放電させて
1次電流を遮断させる放電手段とを備え、このコンデン
サの充電,放電を前記動作時間内で繰り返すように構成
されている特徴とする。
【0023】本発明においても、一燃焼工程内に点火制
御信号を繰り返し発生させて多重点火制御が行なわれる
が、そのうちの1回目の点火制御信号はECUにより形
成されて、これに基づき点火回路が1次電流の通電/遮
断を実行する。
【0024】多重点火制御における1回目の1次電流の
通電/遮断制御は、ECUによって的確に計算されたタ
イミングで遮断することが必要であるため、ECUで作
られ、1次電流が設定値を越えたか否かの認定は無視さ
れる。
【0025】第2の発明では、2回目以降の点火制御信
号の形成については、点火回路側で形成される。すなわ
ち、2回目以降の点火制御信号の形成を行なう場合に
は、一定の時間が設定され、その時間内で、コンデンサ
にCR時定数をもって点火制御信号の基になる電圧が形
成されてパワースイッチング素子に印加され、1次電流
が設定値以上になると前記コンデンサが瞬時に放電して
1次電流が遮断されるといった動作が繰り返されること
で、安定した多重点火を実行することが可能になる。
【0026】この第2の発明においても、1次電流が設
定値以上になったことを前記ECUに認識させる通信手
段を備えてもよく、この場合には、ECUが、上記の認
識信号の発生状況を監視して点火回路の動作を正常に動
作しているか否か診断することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜7を
参照して説明する。
【0028】図1は本発明の第1実施例に係る点火シス
テムの回路図、図2のその点火制御動作を示すタイムチ
ャートである。
【0029】図1において、3は点火コイルであり、そ
のうち、1次コイル6の一端はバッテリの(+)電極側
に接続され、他端はIGBT(絶縁ゲート形トランジス
タ)16のコレクタに接続されている。IGBT16
は、点火コイル3の1次コイル6に流れる1次電流を通
電,遮断するパワースイッチング素子を構成する。
【0030】点火回路200は、電源をバッテリー
(+)からとり、入力抵抗17を介してツェナーダイオ
ード18によってVcc定電圧を作り出している。
【0031】1次電流を検出する電流検出用負荷19
は、IGBT16のエミッタ側に接続され、電流検出用
負荷19により発生した電圧は抵抗20,21により分
圧される。
【0032】基準電圧回路22は、基準電圧を生成す
る。点火制御信号の入力段を構成するヒステリシス付き
コンパレータ23の反転入力端子は、基準電圧を抵抗2
9,31により分圧してバイアスされている。コンパレ
ータ23の非反転入力端子は、入力抵抗24及び点火制
御信号入力端子50aを介してECU101の点火制御
信号出力端子に接続されている。
【0033】入力抵抗24は外部からの保護素子であ
り、可能な限り小さい抵抗値となっており、接触電流を
確保するためにプルダウン抵抗25を設けている。
【0034】コンパレータ23の出力は抵抗26の下流
に接続され、IGBT16のゲート電圧を制御し、また
バッファ27に接続されて、これによって制御された電
流によりトランジスタ28を制御して、コンパレータ2
3の反転入力端子のバイアス電圧を変化させてヒステリ
シスを設ける回路構成としている。
【0035】ECU101は、点火制御信号を繰り返し
発生し、点火制御信号がローレベルの時は、コンパレー
タ23の出力はローレベルの状態にある。この時、トラ
ンジスタ28は、バッファ23を介してオン状態にあ
り、その結果、コンパレータ23の反転入力端子は、回
路22の基準電圧を抵抗29と30の並列接続と抵抗3
1で分圧した電圧によってバイアスされている。このバ
イアス電圧は、1次電流を通電させる場合のスレシュホ
ールド電圧(ここではオン・スレシュホールド電圧とい
う)となる。
【0036】点火制御信号の電圧が上記オン・スレシュ
ホールド電圧(設定値)以下であれば、コンパレータ2
3の出力はローレベルにあり、IGBT16のゲートは
ローレベルに保持されるために、1次電流は流れない。
【0037】点火制御信号の電圧が、オン・スレシュホ
ールド電圧以上になると、コンパレータ23の出力はハ
イレベルとなり、IGBT16のゲートがハイレベルに
なり、1次電流が流れる。また、このタイミングでバッ
ファ27の出力がローレベルになることによりトランジ
スタ28がオフし、コンパレータ23の反転入力端子に
かかるスレシュホールド電圧(この場合のスレシュホー
ルド電圧は1次電流を遮断する基準の設定電圧となり、
ここではオフ・スレシュホールド電圧という)が、回路
22の基準電圧を抵抗29及び抵抗31で分圧した電位
に降下する。点火制御信号がオフ・スレシュホールド電
圧以下のレベルになると、コンパレータ23の出力がロ
ーレベルになり、IGBT16はオフし、1次電流が遮
断される。このようにスレシュホールド電圧の電位を変
化させることによって、1次電流の通電/遮断制御のヒ
ステリシスとなる。IGBT16のゲートには、ゲート
抵抗32が挿入され、ゲートの容量等による突入電流か
ら回路を保護している。
【0038】本実施例では、多重点火制御を行う場合に
繰り返し通電/遮断制御される1次電流が設定値以上に
なった場合には、点火回路200に設けた通信手段を用
いて次のようにしてECU101に認識させるようにし
ている。
【0039】通信手段は、基準電圧回路22と1次電流
検出抵抗(分圧抵抗)20,21の接続点との間に抵抗
49を介してコレクタ・エミッタが接続されたトランジ
スタ40(トランジスタ40のベースは分圧抵抗41,
42の間に接続されている)と、トランジスタ40のコ
レクタと抵抗44を介してベース側が接続されたトラン
ジスタ45(トランジスタ45のコレクタ側は抵抗46
及び出力端子50bを有する専用の信号線51を介して
ECU101に接続され、エミッタ側はグラウンド側に
接続されている)とを備え、これらの回路素子を含む信
号線51及び52が1次電流が設定値以上になったこと
をECU101側に認識させる専用の信号線となる。以
下にこの通信手段の動作を説明する。
【0040】トランジスタ40は、エミッタを電流検出
抵抗20,21の接続点に接続してエミッタフォロワ構
成とし、1次電流検出抵抗電圧値が基準バイアス電圧値
となった時点で(換言すれば1次電流が設定値となった
時点で)次段トランジスタ45をオンさせることによ
り、認識信号を信号線51を介してECU101側に出
力する。
【0041】さらに詳述すれば、トランジスタ40は、
ベース側には基準電圧を抵抗41,42により分圧して
抵抗42に発生する電位(これを検出基準電圧とする)
が印加され、この検出基準電圧によりトランジスタ40
のベースがバイアスされている。たとえば、検出基準電
圧の電位を、1次電流が検出抵抗19に7A流れた時発
生する電圧ドロップの値にセットすることにより、IG
BT16に流れる一次電流7Aを検出することができ
る。トランジスタ40のコレクタは抵抗49によりVc
cにプルアップされ抵抗44を介してトランジスタ45
のベースに接続され、トランジスタ45のエミッタはグ
ラウンドに接続されている。トランジスタ45のコレク
タは10〜100Ω程度の小さい抵抗46を介して信号
出力端子50bに接続される。トランジスタ45は、1
次電流が7A以上にならない限りオフしており、1次電
流が7A以上になるとオンし、このオン信号(ローレベ
ル)をECU101で検出することによって、ECU1
01側で1次電流が設定値以上になったことが認識でき
る。
【0042】ECU101は、マイクロコンピュータに
より構成され、エンジン状態(冷却水温、吸気圧力、エ
ンジン回転数等)に応じて点火進角値や多重点火制御信
号の繰り返し発生周期を制御マップに基づき演算する機
能(点火制御信号形成手段101a)と、上記のように
1次電流が設定値以上になることをトランジスタ45の
オン−オフ信号から認識する機能(認識手段101c)
を有するほかに、この認識したタイミングで1燃焼工程
で繰り返し発生する2回目以降の点火制御信号(パル
ス)の立ち下り制御を行うことで、一燃焼工程における
2回目以降の1次電流の遮断タイミングを制御する機能
(1次電流遮断制御手段101b)を有している。
【0043】図2に上記した本実施例の1次電流の通電
/遮断制御のタイミングチャートを示し、上から順に、
ECU101側から点火回路200側に入力される点火
制御信号A、点火回路200のトランジスタ45によっ
て形成される認識信号B、点火コイルの1次コイル6に
流れる1次電流C、2次コイル7に発生に2次電圧Dの
状態を示す。
【0044】図2において、は多重点火を行う場合の
1回目(1発目)の点火制御信号により通電及び点火制
御が行われている場合の波形を示す。点火制御信号Aが
オン・スレッシュホールド以上になるとIGBT16が
オンして1次電流が流れ、1次電流の上昇に伴って電流
検出抵抗21の電圧が上昇し、電流検出抵抗の電圧値が
検出電圧設定値(基準電圧)に達すると、トランジスタ
45の認識信号Bがローレベルになる。繰り返し多重放
電において、一回目の1次電流通電の遮断は、ECU1
01によって的確に計算されたタイミングで遮断するこ
とが必要であるため認識信号Bは無視される。
【0045】,は一燃焼工程における2回目(2発
目)以降の通電点火制御で、点火制御信号Aの立ち上が
り時点は予めECU101の演算で決定されており、点
火制御信号がと同様にオン・スレッシュホールド以上
になると1次電流が流れるが、点火コイルの残留エネル
ギーの影響で1次電流Cが飛び跳ね、1回目の通電時間
より短い時間で設定電流に到達する。この時点で認識信
号Bがローレベルになり、この認識信号により、ECU
101は1次電流が設定値以上になったことを認識で
き、この認識タイミングで点火制御信号を立ち下げて1
次電流の通電を遮断する。
【0046】上記したように、本実施例では、一燃焼工
程における2回目以降の1次電流の遮断を、1次電流が
設定値以上になったことを認識して行っているが、1回
目については、そのような制御を行っていないので1次
電流が万一過大になることを防止するため、また、2回
目以降でも万一,上記1次電流遮断制御に支障が生じた
場合のフェイルセーフも配慮して、1次電流制限回路も
点火回路に設けている。
【0047】この1次電流制限の制限値は、上記の1次
電流遮断値よりも大きな値に設定する。以下に、1次電
流制限回路について説明する。
【0048】トランジスタ33は、1次電流が設定値に
なった場合に電流制限をかけるための制御用トランジス
タである。トランジスタ33のコレクタはIGBT16
のゲート抵抗32の上流に接続され、エミッタはグラウ
ンドに接続され、ベースは抵抗34を介してトランジス
タ35のコレクタに接続される。トランジスタ35のコ
レクタはプルアップ抵抗36を介してVccに接続さ
れ、エミッタは1次電流検出抵抗20、21の接続点に
接続される。
【0049】すなわちトランジスタ35は1次電流検出
インピーダンスからのエミッタフォロワに構成され、そ
のベースは基準電圧回路22から抵抗37、38とダイ
オード39で構成される電流制限基準電圧回路の抵抗3
8の電位分だけバイアスされている。この抵抗38のバ
イアス値により、1次電流制限の制限値は、上記の1次
電流遮断値よりも幾分大きな値に設定してある。
【0050】点火制御信号に基づきIGBT16がオン
して1次電流が流れ、電流検出抵抗19の電位が上昇
し、抵抗20,21の分圧値が抵抗38の電位以上にな
るとトランジスタ35はエミッタ側から次第に遮断さ
れ、トランジスタ33を導通させる。これによってIG
BT16のゲート電圧は降下し、非飽和状態となり、V
ceが上昇してコレクタ電流は電流検出抵抗の電位が抵
抗38の電位とほぼ同等値で制限される。
【0051】以上の動作をなすことにより、常に点火コ
イルに安定した繰り返し多重点火エネルギを供給するこ
とができる。特に一燃焼工程における2回目以降の1次
電流は設定値以上になると遮断されることから、パワー
スイッチング素子に過大な負荷をあたえることがない。
また、本実施例によれば、マイクロコンピュータにより
構成されるECU側で1次電流が設定値以上になったこ
とを認識させ、また、ECU側で点火制御信号の立ち下
りを上記認識の下で実行することにより、点火回路側で
の1次電流遮断に関する回路構成の負担を軽くすること
ができる。
【0052】図3に本発明の第2実施例に係る点火シス
テムの回路構成を示す。
【0053】本実施例の点火システムにおける点火回路
200の基本的な構成は第1実施例と同様であり、図1
と同一及び共通する要素には同一符号が付してある。
【0054】第1実施例との相違点は、1次電流が設定
値以上になった場合に、それを点火回路200側からE
CU101に認識させる通信手段の構成にあり、ここで
は、この通信手段の構成を中心に説明する。
【0055】本実施例では、1次電流が設定値以上にな
ったことをECU101側に認識させる専用の出力端子
を持たず、点火制御信号のレベルを変化させることで認
識信号としている。
【0056】これを実現させるため、点火回路200側
の通信手段は、第1実施例と同様の機能をなすNPNト
ランジスタ40及び45を備えるほかに、次のように構
成する。
【0057】すなわち、トランジスタ45のコレクタ
は、抵抗61を介してPNPトランジスタ60のベース
に接続される。さらにPNPトランジスタ60のベース
は基準電圧回路22からのプルアップ抵抗62にも接続
されている。PNPトランジスタ60のコレクタはグラ
ウンドに接続され、エミッタは入力抵抗24を介して点
火制御信号入力端子55に接続されている。
【0058】本実施例では、点火制御信号に基づきIG
BT16がオンして1次電流が流れると、電流検出抵抗
(分圧抵抗)21の電位が検出基準電圧になった時点で
トランジスタ45がオンし、PNPトランジスタ60の
ベース電圧は基準電圧回路出力に対して抵抗62と61
で分圧された値となり、PNPトランジスタ60のエミ
ッタの電位はこの分圧された値にVbeを加えた値に低
下する。前記の通り入力抵抗24は可能な限り小さな値
にしているため、PNPトランジスタ60のエミッタ電
位と点火制御信号入力端子55の電位はほぼ等しいもの
となる。PNPトランジスタ60が点火制御信号の電位
を変化させる電位可変回路の要素となる。
【0059】この点火制御信号の低下は点火制御信号線
53,入力端子55を用いて、ひいては信号線53から
分岐させた電位検出信号線54を介してECU101に
入力させることができる。ECU101は、この信号低
下を判別して1次電流が設定値以上になったことを認識
する機能(認識手段101c´)と、この認識により点
火制御信号をオフ・スレシュホールド(1次電流の通電
を遮断させるためのスレシュホールド電位)以下に立ち
下らせて、1次電流の通電を遮断する機能(1次電流遮
断制御手段101b)を有する。
【0060】ここで、1次電流が設定値以上になったと
きに低下させる点火制御信号のレベルは、PNPトラン
ジスタ60のエミッタ電位を入力コンパレータ23のオ
フ・スレシュホールド電位(1次電流遮断制御用のスレ
シュホールド電位;図4参照)を下回らない範囲で低下
させるようにして、通電制御に影響なく点火制御信号の
変化を可能にし、これをECU101側で検出させるこ
とにより、1次電流が設定値以上になったことを認識さ
せることが可能となる。
【0061】図4に本実施例に係る1次電流の通電/遮
断制御のタイミングチャートを示し、上から順に、EC
U101側から点火回路200側に入力される点火制御
信号A及びそれを利用して点火回路のPNPトランジス
タ60側で作られる認識信号(1次電流が設定値以上に
なったときに低下させる点火制御信号のレベル)B、点
火コイルの1次コイル6に流れる1次電流C、2次コイ
ル7に発生する2次電圧Dの状態を示す。
【0062】図4において、は繰り返し多重点火制御
を行う場合の1回目の点火制御信号により1次電流の通
電/遮断及び点火制御が行われている場合の波形を示
す。
【0063】点火制御信号Aがオン・スレシュホールド
以上になると、IGBT16がオンして1次電流が流
れ、1次電流の上昇に伴って電流検出抵抗の電圧Cが上
昇する。電流検出抵抗の電圧値Cが検出電圧設定値(基
準電圧)に達すると、PNPトランジスタ60を介して
点火制御信号Aの電圧がオフ・スレシュホールド電位を
下回らない範囲で低下し、これにより、ECU101に
1次電流が設定値以上になったことを認識させる。この
時、点火制御信号の電圧低下(認識信号Bの形成)をオ
フ・スレシュホールド以上の電圧で行っているため、点
火通電制御に影響を与えることがない。繰り返し多重放
電において1回目の通電の遮断はECUによって的確に
計算されたタイミングで遮断することが必要であるた
め、ここでの認識信号Bは無視される。
【0064】,は2回目以降の点火制御で、各点火
制御信号Aの立ち上がり時点は予めECU101の演算
で決定されており、点火制御信号Aがと同様にオン・
スレシュホールド以上になると1次電流が流れるが、そ
の前の点火コイル残留エネルギーの影響で1次電流が飛
び跳ね、1回目の通電時間より短い時間で設定電流に到
達する。この時点で、パワートランジスタ60を介して
点火制御信号Aの電圧がレベル低下し、それによりEC
U101は1次電流が設定値以上になったことを認識で
き、この認識タイミングで点火制御信号Aを立ち下げて
1次電流の通電を遮断する。
【0065】本実施例によれば、第1実施例と同様に簡
単な回路構成で安定した多重点火制御を実現させること
ができ、特に、1次電流が設定値以上になったことをE
CU101に認識させる通信手段は、ECU101から
の点火制御信号線53を用いて行うようにしたので、通
信用の専用端子を省略でき、コンパクトで安価な多重点
火システムを達成することができる。
【0066】図5に本発明の第3実施例に係る点火シス
テムの回路例を示し、ここでは、複数気筒のうち1気筒
分だけ取り出した回路構成を示す。
【0067】本実施例では、1個の点火プラグに対して
複数(ここでは2個)の点火コイルを用いて多重点火制
御を行うものであり、2個の点火コイル70、71の2
次コイル高圧側はそれぞれ2次電圧以上の耐圧を持った
高圧ダイオード77,78を介して1つの点火プラグ7
2に接続される。
【0068】76はバッテリー、75はECUである。
点火回路200側には、ECU75から出力された点火
制御信号によりIGBT66,67を駆動制御する点火
駆動回路81,82や、1次電流検出抵抗73,74、
1次電流が設定値以上になったときにこれをECU75
に認識させる通信手段となるコンパレータ93,94、
NPNトランジスタ91,92、PNPトランジスタ8
9,90が設けられている。83,84は基準電圧回路
である。点火駆動回路81,82には、第1実施例で述
べたような1次電流制限回路も内蔵されている。
【0069】ECU75からの点火制御信号は、入力抵
抗79,80を介して点火駆動回路81,82に入力さ
れ、2個の点火コイル70,71の1次電流を時間差を
持たせて通電/遮断制御することにより、繰り返し2次
電圧を誘起させて1個の点火プラグ72に多重点火動作
を行わせるものである。このような複数の点火コイルで
繰り返し1次電流を通電/遮断制御する場合には、1個
の点火コイルで繰り返し通電するよりも放電休止時間を
短くする利点がある。
【0070】本実施例では、ECU75から出力される
点火制御信号によって、点火コイル70,71の1次電
流が指定順に通電制御されると、これを1次電流検出抵
抗73,74によりそれぞれ検出し、1次電流が設定値
以上になると、第2実施例同様に点火制御信号の電位が
低下し、それをもって1次電流が設定値以上になったこ
とを認識させるようにしている。
【0071】ここでは、コンパレータ93,94、NP
Nトランジスタ91,92及びPNPトランジスタ8
9,90及び点火制御信号線68,69により、1次電
流が設定値以上になったことをECU75側に認識させ
る通信手段を構成している。
【0072】コンパレータ93,94の反転入力端子に
は、基準電圧回路83,84からの基準電圧Vrefを抵
抗95,96及び97,98で分圧した電圧値が基準値
として印加され、非反転入力端子には、1次電流検出抵
抗73,74の電圧値が入力される。
【0073】1次電流の通電時にその電流値が設定値以
上になると、その検出抵抗73,74がコンパレータ9
3,94の比較基準値を上回り、コンパレータ93,9
4の出力がハイレベルになってNPNトランジスタ9
1,92をオンさせ、それにより、PNPトランジスタ
89,90のベース電位がVrefから抵抗85,86
及び87,88の分圧値に低下し、これによって点火信
号は上記分圧電位プラスVbeに低下する。この点火信
号の低下を、前の実施例で既述したようにオフ・スレシ
ュホールドを下回らない範囲で低下させることにより、
点火制御に影響を与えることなく1次電流が設定値以上
になったことをECU75側に認識させることが可能に
なる。これにより多重点火制御における1次電流の遮断
タイミングを制御することが可能になる。この認識によ
る1次電流遮断制御は、既述したように一燃焼工程の2
回目以降の点火制御についてであり、1回目のものにつ
いては無視される。1次電流が設定値以上になったこと
を認識させる信号線及び出力端子を、点火制御信号線を
兼用させることで、1気筒(1点火プラグ)につき複数
の点火コイルで1次電流を通電/遮断制御する場合の配
線の大幅な合理化を図れる。
【0074】図6に本発明の第4実施例に係る点火シス
テムの回路構成を1気筒分だけ示す。 図6において、
100はバッテリー、101はECU、200は点火回
路である。
【0075】本実施例と今まで述べた第1〜3実施例と
の大きな相違点は、第1〜3実施例ではECU側で全て
の点火制御信号を形成したのに対して、本実施例の多重
点火制御では、一燃焼工程で繰り返し発生する点火制御
信号のうち、1回目の点火制御については、ECU10
1側で発生させ、2回目以降の点火制御信号は点火回路
200側で発生させるようにした点にある。
【0076】そのため、ECU101の点火制御信号形
成手段(演算手段)101aは、1回の燃焼工程につき
最初だけの(一つの)点火制御信号を発生する(図7参
照)。また、点火回路200には、上記した1回目の1
次電流の通電/遮断後に一定の時間内に2回目以降の点
火制御信号を繰り返し形成する点火制御信号形成回路が
設けてある。
【0077】この点火制御信号形成回路は、2回目以降
の点火制御信号を繰り返し形成するに必要な動作時間を
設定する1ショット回路(時間設定手段)115と、点
火制御信号の基になる電圧を抵抗,コンデンサの時定数
をもって蓄電形成するコンデンサ112と、1次電流が
設定値以上になるとコンデンサ112を瞬時に放電させ
て1次電流を遮断させるコンパレータ(放電手段)11
8とを備え、このコンデンサ112の充電,放電を前記
動作時間内で繰り返す回路構成としてある。
【0078】本実施例における具体的回路態様は次の通
りである。
【0079】ECU101と点火回路200とを接続す
る配線は、点火制御信号の出力線53と認識信号線51
である。102は点火コイルであり、その高圧端は過早
着火防止用ダイオード103を介して点火プラグ104
に接続される。105はパワースイッチング素子となる
IGBTであり、そのコレクタは点火コイル102の1
次コイルに接続され、エミッタは電流検出用抵抗106
を介してグラウンドに接続され、ゲート側に1次電流制
限用のトランジスタ109とこれに分岐してオアゲート
110の出力端子が接続されている。オアゲート110
の一方の入力端子には点火制御信号が入力され、他方の
入力端子にはバッファ111を介してコンデンサ11
2,抵抗113並びにNPNトランジスタ119,12
0のコレクタが接続されている。
【0080】1次電流遮断用のコンパレータ118は、
その反転入力端子が基準電圧(基準電圧回路114の出
力電圧Vrefを抵抗107,108で分圧したもの)で
印加され、非反転入力端子がIGBT105のエミッタ
に接続されて、1次電流検出用抵抗106の電圧が印加
されている。コンパレータ118の出力側は1次電流遮
断用のトランジスタ119のベースに接続されている。
【0081】1ショット回路115には、ECU101
からの点火制御信号が入力され、点火制御信号の立ち下
がり動作時のエッジトリガーで一定時間ローレベル信号
をトランジスタ120のベースに出力する。
【0082】コンパレータ116及びトランジスタ11
7は、1次電流が設定値以上になったことをECU10
1側に認識させる通信手段を構成するもので、コンパレ
ータ116は、コンパレータ118同様に、その反転入
力端子に分圧抵抗107の基準電圧が印加され、非反転
入力端子に1次電流検出用抵抗106の電圧が印加され
ている。コンパレータ116の出力端子はトランジスタ
117のベースに接続され、トランジスタ117のコレ
クタが信号線51及び信号出力端子50を介してECU
101の信号入力端子に接続され、エミッタがグラウン
ドに接続されている。
【0083】本実施例の動作を図7のタイムチャートを
用いて説明する。
【0084】ECU101からの点火制御信号Aがハイ
レベルになると、オアゲート110がハイレベル信号を
出力して、IGBT105が導通し、点火コイル102
の1次コイルに1次電流が流れる。1次電流が設定値以
上になると、1次電流検出抵抗106の電圧ドロップが
コンパレータ118及びコンパレータ117の基準電圧
以上になり、トランジスタ119と117をオンさせ
る。トランジスタ117のオンにより、出力端子50が
ローレベルに変化し、これが1次電流が設定値以上にな
ったことをECU101に認識させる信号となって信号
線51を介してECU101に入力される。
【0085】既述したように、繰り返し多重放電におい
て1回目に通電制御される1次電流は、ECU101に
よって的確に計算されたタイミングで遮断することが必
要であり、本実施例では、ECU101側から出力され
た点火制御信号の遮断タイミングに上記した認識信号が
関係することはない。
【0086】なお、1回目の1次電流の通電制御時に、
電流検出抵抗106の電圧ドロップがトランジスタ10
9のVbe以上になると、トランジスタ109がオンし
てIGBT105のゲート電位を低下させ、これによっ
てIGBT105は不飽和になり1次電流に電流制限が
かかる。
【0087】点火制御信号がハイレベルからローレベル
に変化すると、オアゲート110の出力がローレベルに
なり、IGBT105がオフし、1次電流が遮断され点
火コイル102の2次コイル側に高電圧が発生し点火プ
ラグ104が放電して2次電流が流れる。
【0088】また、点火制御信号のハイからローレベル
に変化するタイミングにより、1ショット回路115の
出力が一定時間ローレベルになり、この間、NPNトラ
ンジスタ120がオフしてトランジスタ120のコレク
タ側が基準電圧によりハイレベルになり、コンデンサ1
12の電圧A´は、該コンデンサ及び抵抗113による
時定数を持ってチャージされる。コンデンサ112の電
圧A´がバッファ111のスレシュホールド以上になる
と、バッファ111ひいてはオアゲート110はハイレ
ベル信号を出力し、これによってIGBT105は再度
オンして1次電流が再度流れる。この場合、前に発生し
た2次電圧の放電が完全に終了する前に再通電するた
め、1次電流はジャンプして立ち上がる。そして、1次
電流が設定値以上になって電流検出抵抗106の電圧ド
ロップがコンパレータ118及び116の基準電圧以上
になると、コンパレータ118及び116がハイレベル
になり、トランジスタ119と117をオンさせる。ト
ランジスタ117がオンすることにより認識信号のレベ
ルが変化し、またトランジスタ119がオンすることに
よりコンデンサ電圧A´は瞬時に0Vに近くなりバッフ
ァー112の出力はローレベルになりIGBT105は
オフになり1次電流が遮断され2次電圧が誘起される。
上記動作により、コンデンサ112の充放電回路は点火
制御信号形成回路となる。
【0089】1次電流が遮断すると、電流検出抵抗10
6の電位が下がりコンパレータ118及び116の出力
はローレベルになり、トランジスタ119,117はオ
フする。これによって再度、コンデンサ112の電圧が
所定の時定数でチャージアップされ、これを1ショット
で作られた一定時間の間繰り返すことによって繰り返し
による多重点火が達成される。さらにECU101に
は、上記認識信号Bを入力して繰り返し点火制御が正確
に行われていることが判定する監視手段101dが設け
てある。
【0090】なお、1ショットの時間をECU側で制御
することも可能であり、このようにすることで多重点火
の動作時間を変化させて制御することができる。
【0091】また、2回目以降の1次電流の通電/遮断
制御においても、万一、電流検出用抵抗の電圧ドロップ
がトランジスタ109のVbeを超えるとオン状態にな
り、IGBT105のゲート電圧を降下させ、不飽和状
態にすることで電流制限をかける。
【0092】本実施例においても、多重点火制御におい
て、常に点火コイルに安定した繰り返し多重点火エネル
ギを供給することができ、しかも、パワースイッチング
素子に過大な負荷をあたえることがない点火システムを
実現することができる。さらに、ECU側では、1次電
流が設定値になったことを認識させる信号を監視するこ
とで、点火動作が正常に行われているか否か診断するこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内燃機関
の多重点火システムにおいて、上記した今までの方式と
異なる方式により、しかも、点火回路の構成を複雑にす
ることなく1次電流の繰り返し通電/遮断制御を安定し
て行うことができ、パワースイッチング素子等に過大な
発熱等を発生させない点火システムを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかわる点火システムの
回路構成図。
【図2】第1実施例の点火制御動作を示すタイムチャー
ト。
【図3】本発明の第2実施例にかかわる点火システムの
回路構成図。
【図4】第2実施例の点火制御動作を示すタイムチャー
ト。
【図5】本発明の第3実施例にかかわる点火システムの
回路構成図。
【図6】本発明の第4実施例にかかわる点火システムの
回路構成図。
【図7】第4実施例の点火制御動作を示すタイムチャー
ト。
【図8】点火システムの従来例を示す回路構成図。
【図9】上記従来例の点火制御動作を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
3…点火コイル、4…点火プラグ、16…パワースイッ
チング素子(IGBT)、19…1次電流検出素子(抵
抗)、20,21…分圧抵抗、40,45,50b,5
1…通信手段(トランジスタ,〃,信号出力端子,信号
線)、60…電位可変回路、101…エンジン制御装置
(ECU)、101a…点火制御信号形成手段、101
b…1次電流遮断制御手段、101c…認識手段、11
2…コンデンサ、115…1ショット回路(時間設定手
段)、118…コンパレータ(放電手段)、200…点
火回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 良一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 深津 克明 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 3G019 BA01 BA05 BB08 BB09 CA00 EA13 EA17 FA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の点火制御信号を形成するエン
    ジン制御装置と、前記点火制御信号に応じて点火コイル
    の1次側に流れる電流(以下、「1次電流」という)を
    通電/遮断して2次側に高電圧を発生させる点火回路と
    を備え、前記エンジン制御装置からの点火制御信号によ
    り1次電流の通電/遮断を繰り返し制御して一燃焼工程
    内に点火用の高電圧を2回以上発生させる内燃機関の点
    火システムにおいて、 前記点火コイルの1次電流を検出して該1次電流が設定
    値以上になるとそれを前記エンジン制御装置に認識させ
    る通信手段を設け、前記エンジン制御装置は、一燃焼工
    程における1次電流の2回目以降の通電/遮断制御の遮
    断タイミングをこの認識によって行うよう設定されてい
    ることを特徴とする内燃機関の点火システム。
  2. 【請求項2】 前記通信手段は、前記点火回路と前記エ
    ンジン制御装置との間を接続する専用の信号線を用い
    て、前記1次電流が設定値以上になったことを前記エン
    ジン制御装置に認識させるようにした請求項1記載の内
    燃機関の点火システム。
  3. 【請求項3】 前記点火回路には、前記1次電流が設定
    値以上になると前記点火制御信号の電位を低下させる回
    路(以下、この回路を「電位可変回路」という)が設け
    られ、前記通信手段は、前記点火制御信号を出力する信
    号線を用いて、前記点火制御信号の電位低下から前記1
    次電流が設定値以上になったことを前記エンジン制御装
    置に認識させる構成とした請求項1記載の内燃機関の点
    火システム。
  4. 【請求項4】 前記電位可変回路は、前記1次電流が設
    定値以上になると前記点火制御信号の電位を1次電流遮
    断制御用のスレシュホールド電位を下回らない範囲で低
    下させるようにしてある請求項3記載の内燃機関の点火
    システム。
  5. 【請求項5】 前記点火コイルは、1個の点火プラグに
    ついて複数備えられ、一燃焼工程内で各点火コイルが点
    火制御信号に基づき指定順に通電/遮断制御され、1個
    の点火プラグにつき複数備えられた前記点火コイルのそ
    れぞれに、前記1次電流が設定値以上になったことを前
    記エンジン制御装置に認識させる通信手段を備えている
    請求項1ないし4のいずれか1項記載の内燃機関の点火
    システム。
  6. 【請求項6】 内燃機関の点火コイルの1次電流を一燃
    焼工程で繰り返し通電/遮断制御して一燃焼工程内に点
    火用の高電圧を2回以上発生させる点火システムで、点
    火制御信号を形成するエンジン制御装置と、前記点火制
    御信号に基づき点火コイルの1次電流を通電/遮断する
    点火回路とを備えた内燃機関の点火システムにおいて、 前記エンジン制御装置は、一燃焼工程における最初の点
    火制御信号を発生し、この点火制御信号に基づき前記点
    火回路が一燃焼工程内の1回目の1次電流の通電/遮断
    を行うように設定され、 前記点火回路には、前記1回目の1次電流の通電/遮断
    制御後に一定の時間内に2回目以降の点火制御信号を繰
    り返し形成する回路(以下「点火制御信号形成回路」と
    いう)が設けられ、 この点火制御信号形成回路は、2回目以降の点火制御信
    号を繰り返し形成するのに必要な動作時間を設定する時
    間設定手段と、点火制御信号の基になる電圧を抵抗,コ
    ンデンサの時定数をもって蓄電形成するコンデンサと、
    1次電流が設定値以上になると前記コンデンサを瞬時に
    放電させて1次電流を遮断させる放電手段とを備え、こ
    のコンデンサの充電,放電を前記動作時間内で繰り返す
    ように構成されている特徴とする内燃機関の点火システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記1次電流が設定値以上になったこと
    を前記エンジン制御装置に認識させる通信手段を備え、
    この認識からエンジン制御装置で点火回路の動作を監視
    する構成とした請求項6記載の内燃機関の点火システ
    ム。
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