JPH09291870A - 点火コイル制御回路 - Google Patents

点火コイル制御回路

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JPH09291870A
JPH09291870A JP8107163A JP10716396A JPH09291870A JP H09291870 A JPH09291870 A JP H09291870A JP 8107163 A JP8107163 A JP 8107163A JP 10716396 A JP10716396 A JP 10716396A JP H09291870 A JPH09291870 A JP H09291870A
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JP
Japan
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transistor
current
ignition coil
base
control circuit
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Application number
JP8107163A
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English (en)
Inventor
Atsunobu Kawamoto
厚信 河本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/05Layout of circuits for control of the magnitude of the current in the ignition coil
    • F02P3/051Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火コイル制御回路において、バッテリの電
圧変動に影響されず、点火コイルに規定値以上の電流が
流れなくすると共に、コストの低減を図る。 【解決手段】 点火コイルの1次側コイルに流れる電流
を制御する点火コイル制御回路において、点火コイルの
1次側コイルのスイッチングを行うスイッチング部と、
スイッチング部のスイッチング駆動を行う駆動部と、E
CUからの信号に応じて、駆動制御信号を生成して駆動
部に出力する制御信号出力部と、スイッチング部によっ
て1次側コイルに流された電流値を検出すると共に、該
電流値が所定値以下となるようにスイッチング部を制御
する電流制限部とを備え、制御信号出力部はECUから
の信号を電源とし、電流制限部は駆動部から出力され
る、スイッチング部のスイッチング駆動を行うスイッチ
ング駆動信号を電源とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の点火コ
イル制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車エンジン等に使用される点
火プラグに高電圧を印加するための点火コイルを制御す
る点火コイル制御回路においては、例えばパワートラン
ジスタをダーリントン接続して形成した、点火コイルの
1次側コイル電流をスイッチングするためのパワー素子
等の保護として、点火コイルの1次側コイル電流が規定
値を超えないようにしてあった。
【0003】図7は、従来の点火コイル制御回路の例を
示した概略のブロック図である。図7において、バッテ
リ80は点火コイル81の1次側コイル81aと二次側
コイル81bのそれぞれ一方に接続されており、該1次
側コイル81aの他方は、2つのNPN型パワートラン
ジスタをダーリントン接続して形成したダーリントンパ
ワートランジスタ82のコレクタに接続され、ダーリン
トンパワートランジスタ82のエミッタは、ダーリント
ンパワートランジスタ82に流れる電流を検出するため
の電流検出抵抗83を介して接地されている。上記点火
コイル81の2次側コイル81bの他方は、点火プラグ
84を介して接地されている。
【0004】また、上記ダーリントンパワートランジス
タ82のベースは、電流制限回路85とNPN型トラン
ジスタ86のコレクタに接続されると共に、電源抵抗8
7を介して上記バッテリ80に接続され、上記電流制限
回路85の電源は、該電源抵抗87を介して上記バッテ
リ80から供給されている。更に、上記電流制限回路8
5は、上記ダーリントンパワートランジスタ82のエミ
ッタと上記電流検出抵抗83との接続部に接続されてい
る。上記NPN型トランジスタ86のベースはECU8
8に接続されており、該ECU88は、上記バッテリ8
0から電源が供給されている。
【0005】上記ダーリントンパワートランジスタ82
のベース、上記電流制限回路85、NPN型トランジス
タ86のコレクタ及び上記電源抵抗87の接続部は、コ
ンデンサ89を介して接地されている。なお、上記ダー
リントンパワートランジスタ82、電流検出抵抗83、
上記電流制限回路85及び上記コンデンサ89が点火コ
イル制御回路90を形成しており、該点火コイル制御回
路90は、混成集積回路で形成されている。また、上記
ダーリントンパワートランジスタ82のベースとは、初
段のNPN型パワートランジスタのベースを示し、ダー
リントンパワートランジスタ82のエミッタとは、最終
段のNPN型パワートランジスタのエミッタを示し、ダ
ーリントンパワートランジスタ82のコレクタとは、各
NPN型パワートランジスタのそれぞれのコレクタを接
続した接続部を示す。
【0006】上記のような構成において、上記ECU8
8が上記NPN型トランジスタ86をオフさせると、ダ
ーリントンパワートランジスタ82のベースには、電源
抵抗87を介してバッテリ80よりベース電流が供給さ
れ、ダーリントンパワートランジスタ82は、オンして
点火コイル81の1次側コイル81aに電流を流す。上
記電流検出抵抗83は、ダーリントンパワートランジス
タ82がオンしているときにおける、上記点火コイル8
1の1次側コイル81aに流れる電流を検出するために
使用される。上記電流制限回路85は、上記電流検出抵
抗83によって検出された点火コイル81の1次側コイ
ル81aに流れる電流が所定の規定値以上になる、すな
わち上記電流検出抵抗83の電圧降下が所定の規定値以
上になると、該規定値以上の電流が流れないように、上
記ダーリントンパワートランジスタ82のベース電流に
制限をかける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記電流制限
回路85は、電源抵抗87を介してバッテリ80から電
源が供給されているため、バッテリ80の電圧変動を受
け、安定した動作が得られなかった。このことから、上
記電流制限回路85の安定した動作を得るためには、電
源安定用の上記コンデンサ89が必要であった。また、
上記電流検出抵抗83は、抵抗値の精度がよいものを使
用する必要があり、コストの高い抵抗を使用しなければ
ならなかった。このため、上記コンデンサ89及び電流
検出抵抗83は、それぞれコストアップの要因となって
いた。本発明は、上記のような問題を解決するためにな
されたものであり、バッテリの電圧変動に影響されず、
点火コイルの1次側コイルに所定の規定値以上の電流が
流れないようにすると共に、コストの低減を図ることの
できる点火コイル制御回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ECUからの
信号により、点火プラグに高電圧を印加するための点火
コイルにおける1次側コイルに流れる電流を制御する点
火コイル制御回路においてなされたものである。すなわ
ち、本発明は、このような点火コイル制御回路におい
て、上記点火コイルにおける1次側コイルのスイッチン
グを行うスイッチング部と、該スイッチング部のスイッ
チング駆動を行う駆動部と、上記ECUからの信号に応
じて、該駆動部に対する駆動制御信号を生成して出力す
る制御信号出力部と、上記スイッチング部によって上記
1次側コイルに流された電流値を検出すると共に、該電
流値が所定値以下となるように上記スイッチング部を制
御する電流制限部とを備え、上記制御信号出力部は、上
記ECUからの信号を電源とし、上記電流制限部は、上
記駆動部から出力される、上記スイッチング部のスイッ
チング駆動を行うためのスイッチング駆動信号を電源と
することを特徴とする点火コイル制御回路を提供するも
のである。
【0009】具体的には、上記スイッチング部はNPN
型トランジスタで形成され、上記電流制限部は、スイッ
チング部のNPN型トランジスタのベース・エミッタ間
電圧を検出することにより、上記スイッチング部によっ
て上記1次側コイルに流された電流値を検出する。ま
た、上記スイッチング部は、ダーリントン接続された複
数のトランジスタで形成されてもよく、この場合、ダー
リントン接続された各トランジスタの内、上記駆動部に
よって直接スイッチング駆動される初段のトランジスタ
をNPN型トランジスタにする。
【0010】更に具体的に言えば、上記スイッチング部
を、複数のNPN型トランジスタをダーリントン接続し
て形成し、この場合、上記電流制限部は、上記スイッチ
ング部における、上記駆動部によって直接スイッチング
駆動される初段のNPN型トランジスタのベースと、最
終段のNPN型トランジスタのエミッタとの間の電圧を
検出することにより、上記スイッチング部によって上記
1次側コイルに流された電流値を検出する。また、上記
ECUからの信号及び上記スイッチング駆動信号は2値
の信号である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1における
点火コイル制御回路の例を示した概略のブロック図であ
る。図1において、バッテリ1は点火コイル2の1次側
コイル2aと二次側コイル2bのそれぞれ一方に接続され
ており、該1次側コイル2aの他方は、2つのNPN型
パワートランジスタ3a,3bをダーリントン接続して形
成したダーリントンパワートランジスタ3のコレクタに
接続され、ダーリントンパワートランジスタ3のエミッ
タは接地されている。上記点火コイル2の2次側コイル
2bの他方は、点火プラグ4を介して接地されている。
【0012】また、上記ダーリントンパワートランジス
タ3のベースは、該ダーリントンパワートランジスタ3
の駆動を行う駆動回路5と、電流制限回路6とに接続さ
れる。なお、上記ダーリントンパワートランジスタ3の
ベースとは、初段のNPN型パワートランジスタ3aの
ベースを示し、ダーリントンパワートランジスタ3のエ
ミッタとは、最終段のNPN型パワートランジスタ3b
のエミッタを示し、ダーリントンパワートランジスタ3
のコレクタとは、NPN型パワートランジスタ3a及び
3bの各コレクタを接続した接続部を示す。
【0013】上記電流制限回路6は、ダーリントンパワ
ートランジスタ3がオンしているときに上記点火コイル
2の1次側コイル2aに流れる電流が、所定の規定値以
上流れないように、上記ダーリントンパワートランジス
タ3のベース電流に制限をかける。上記駆動回路5は、
電源抵抗7を介してバッテリ1に接続されると共に、入
力回路8に接続され、該入力回路8はECU9に接続さ
れている。入力回路8は、ECU9から入力される信号
に従って、上記ダーリントンパワートランジスタ3をオ
ン又はオフさせる信号を上記駆動回路5に出力する。
【0014】なお、上記駆動回路5、電流制限回路6及
び入力回路8は、それぞれアース端子を備えており、該
アース端子は接地されている。また、上記ECU9と上
記入力回路8とを接続する信号線をS0とし、上記入力
回路8と上記駆動回路5とを接続する信号線をS1と
し、上記駆動回路5と上記ダーリントンパワートランジ
スタ3のベースとを接続する信号線をS2とし、上記電
源抵抗7と駆動回路5とを接続する信号線をS3とす
る。
【0015】上記のような構成において、上記入力回路
8は、上記ECU9からの信号を電源として動作し、上
記電流制限回路6は、上記ダーリントンパワートランジ
スタ3のベース・エミッタ間の電圧を電源として動作す
る。ここで、通常、上記ECU9は、バッテリ1の電圧
変動に対して、所定の範囲までは影響されずに出力信号
の信号レベルが安定するように構成されているため、上
記入力回路8は、バッテリ1の電圧変動に影響されず安
定した動作を行う。
【0016】例えば、ECU9から信号レベルが「H」
の信号が上記入力回路8に出力されると、上記入力回路
8は、上記駆動回路5に対して上記ダーリントンパワー
トランジスタ3のベースに電流を供給させてダーリント
ンパワートランジスタ3をオンさせ、点火コイル2の1
次側コイル2aに電流を流させる。また、上記電流制限
回路6は、上記ダーリントンパワートランジスタ3のベ
ース・エミッタ間の電圧を電源としており、上記駆動回
路5からダーリントンパワートランジスタ3のベースに
電流が供給されると、ダーリントンパワートランジスタ
3のベース・エミッタ間に電圧が発生し、該電圧が上記
電流制限回路6に電源として供給される。
【0017】上記ダーリントンパワートランジスタ3の
ベース・エミッタ間の電圧は、ダーリントンパワートラ
ンジスタ3のコレクタに流れる電流が増加すると、ダー
リントンパワートランジスタ3のベース・エミッタ間の
電圧が高くなることから、上記電流制限回路6は、該ベ
ース・エミッタ間の電圧を電源とすると共に、上記ダー
リントンパワートランジスタ3のベース・エミッタ間の
電圧が所定値を超えると上記駆動回路5から上記ダーリ
ントンパワートランジスタ3のベースに供給されている
電流を遮断して、上記ダーリントンパワートランジスタ
3をオフさせる。ここで、上記ダーリントンパワートラ
ンジスタ3のベースへの電流の供給が停止されると、上
記電流制限回路6の電源供給も停止されることから、再
び上記ダーリントンパワートランジスタ3のベースへ電
流が供給される。これらのことを繰り返すことによっ
て、上記ダーリントンパワートランジスタ3のコレクタ
に流れる電流に制限をかけることができる。
【0018】一方、上記ECU9から上記入力回路8へ
出力されていた信号の信号レベルが「L」になると、上
記入力回路8は電源の供給が遮断され、上記駆動回路5
に対して上記ダーリントンパワートランジスタ3のベー
スへの電流の供給を停止させて、ダーリントンパワート
ランジスタ3をオフさせる。また、上記電流制限回路6
は、上記ダーリントンパワートランジスタ3のベースへ
の電流の供給が停止されたことによって、電源の供給が
停止されることになる。なお、上記ダーリントンパワー
トランジスタ3、上記駆動回路5、上記電流制限回路6
及び上記入力回路8が点火コイル制御回路10を形成し
ており、該点火コイル制御回路10は、混成集積回路で
形成されている。また、上記ダーリントンパワートラン
ジスタ3はスイッチング部をなし、上記駆動回路5が駆
動部をなし、上記入力回路8が制御信号出力部をなし、
上記電流制限回路6が電流制限部をなす。
【0019】次に、上記駆動回路5、電流制限回路6及
び入力回路8において、具体的な回路例を示して、もう
少し詳細に説明する。図2は、上記入力回路8の例を示
した回路図である。図2において、上記入力回路8は、
13個のNPN型トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6,Q7,Q8,Q9,Q10,Q11,Q12,Q13と、
10個のPNP型トランジスタQ14,Q15,Q16,Q1
7,Q18,Q19,Q20,Q21,Q22,Q23と、8個の抵
抗R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8とからな
る。
【0020】上記トランジスタQ1〜Q3,Q14〜Q16及
び抵抗R1,R2で定電流源を構成しており、トランジス
タQ6〜Q8,Q19,Q20で差動増幅回路を形成してい
る。これらのうち、トランジスタQ1,Q14〜Q16はカ
レントミラー回路を形成しており、トランジスタQ2,
Q3でカレントミラー回路を形成している。また、上記
トランジスタQ4〜Q6で、上記トランジスタQ17,Q18
で、上記トランジスタQ19,Q20で、更に上記トランジ
スタQ21〜Q23でそれぞれカレントミラー回路を形成し
ている。
【0021】上記トランジスタQ1,Q14〜Q16におけ
る各ベースはそれぞれ接続され、トランジスタQ1のコ
レクタとトランジスタQ14〜Q16の各エミッタはそれぞ
れ接続されて上記S0に接続される。上記トランジスタ
Q15のコレクタとベースは接続され、トランジスタQ15
のコレクタはトランジスタQ3のコレクタに接続され
る。上記トランジスタQ14のコレクタは、上記トランジ
スタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ2のコレ
クタとベースは接続され、トランジスタQ2のベースは
上記トランジスタQ3のベースに接続される。トランジ
スタQ2のエミッタは接地され、トランジスタQ3のエミ
ッタは抵抗R2を介して接地される。
【0022】上記トランジスタQ16のコレクタはトラン
ジスタQ4のコレクタに接続され、トランジスタQ4のコ
レクタとベースが接続される。トランジスタQ4〜Q6の
各ベースはそれぞれ接続され、トランジスタQ4〜Q6の
各エミッタはそれぞれ接地される。また、トランジスタ
Q5のコレクタはトランジスタQ17のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ17のコレクタとベースが接続され
る。トランジスタQ17のベースはトランジスタQ18のベ
ースに接続され、トランジスタQ17及びQ18の各エミッ
タはそれぞれ上記S0に接続される。
【0023】上記トランジスタQ7及びQ8の各エミッタ
はそれぞれ接続されて、トランジスタQ6のコレクタに
接続される。また、トランジスタQ7のベースは、抵抗
R4を介して接地されると共に、抵抗R3を介して上記S
0に接続される。トランジスタQ7のコレクタはトランジ
スタQ19のコレクタに接続され、トランジスタQ8のコ
レクタはトランジスタQ20のコレクタに接続される。ト
ランジスタQ20のコレクタとベースは接続され、トラン
ジスタQ19及びQ20の各ベースはそれぞれ接続され、各
エミッタはそれぞれ上記S0に接続される。
【0024】トランジスタQ9〜Q11は、それぞれのコ
レクタとベースが接続され、抵抗R5とトランジスタQ9
のコレクタが、トランジスタQ9のエミッタとトランジ
スタQ10のコレクタが、それぞれ接続され、トランジス
タQ10のエミッタは接地される。また、抵抗R6とトラ
ンジスタQ11のコレクタが、トランジスタQ11のエミッ
タとトランジスタQ12のコレクタが、それぞれ接続さ
れ、トランジスタQ12のエミッタは接地される。抵抗R
5及び抵抗R6の他端はそれぞれ接続され、トランジスタ
Q8のベースに接続されると共に、トランジスタQ18の
コレクタに接続される。このように、上記抵抗R5、ト
ランジスタQ9及びQ10で上記差動増幅器の1つの基準
電圧を生成し、上記抵抗R6、トランジスタQ11及びQ1
2で上記差動増幅器のもう1つの基準電圧を生成する。
【0025】トランジスタQ21〜Q23において、各エミ
ッタはそれぞれ上記S0に接続され、各ベースはそれぞ
れ接続される。また、トランジスタQ21のコレクタとベ
ースは接続され、トランジスタQ21のコレクタは上記ト
ランジスタQ7のコレクタに接続される。トランジスタ
Q22のコレクタはトランジスタQ12のベースに、トラン
ジスタQ23のコレクタはトランジスタQ13のベースに接
続され、更に、トランジスタQ12のベースとエミッタ間
には抵抗R7が接続され、トランジスタQ13のベースと
エミッタ間には抵抗R8が接続される。抵抗R7は、リー
ク電流によるトランジスタQ12の誤動作を防止するリー
クカット抵抗であり、抵抗R8は、リーク電流によるト
ランジスタQ13の誤動作を防止するリークカット抵抗で
ある。トランジスタQ13のコレクタは、上記S1に接続
され、上記駆動回路5に接続される。
【0026】上記のような構成において、上記S0にE
CU9から電圧が印加されると、上記定電流源は定電流
i1をトランジスタQ4〜Q6のベースに流し、トランジ
スタQ4〜Q6がそれぞれオンする。トランジスタQ5が
オンすることによってトランジスタQ17にi1のコレク
タ電流が流れ、トランジスタQ17及びQ18がカレントミ
ラー回路を構成しているためトランジスタQ18にもi1
のコレクタ電流が流れる。上記定電流i1は、抵抗R5、
トランジスタQ9及びQ10に流れるため、トランジスタ
Q9のベース・エミッタ間の電圧をVQ9とし、トランジ
スタQ10のベース・エミッタ間の電圧をVQ10とし、こ
のときのトランジスタQ8のベース電圧VAをVA1とする
と、VA1は、上記差動増幅回路の基準電圧をなし、下記
(1)式で示すことができる。 VA1=i1×R5+VQ9+VQ10 …………………………(1) なお、上記(1)式において、R5は抵抗R5の抵抗値
を示す。
【0027】上記ECU9からS0に印加された電圧
は、抵抗R3及び抵抗R4で分圧されて上記トランジスタ
Q7のベースに印加され、この電圧をVBとすると、上記
S0に印加された電圧が上昇すると該VBが上昇する。こ
こで、上記VBが上記VA1を超えると、トランジスタQ7
がオンし上記トランジスタQ6もオンしていることか
ら、上記トランジスタQ21がオンすると共に、トランジ
スタQ21〜Q23はカレントミラー回路を構成しているた
め、トランジスタQ22及びQ23もオンする。トランジス
タQ22がオンすると、トランジスタQ12のベースにトラ
ンジスタQ22のコレクタ電流が流れ、トランジスタQ12
がオンする。同様に、トランジスタQ23がオンすると、
トランジスタQ13のベースにトランジスタQ23のコレク
タ電流が流れ、トランジスタQ13がオンする。
【0028】トランジスタQ12がオンした場合、上記定
電流i1は、抵抗R6、トランジスタQ11及びQ12に流れ
るため、上記トランジスタQ11のベース・エミッタ間電
圧をVQ11とし、トランジスタQ12のコレクタ・エミッ
タ間の電圧をVQ12とし、このときのトランジスタQ8
のベース電圧VAをVA2とすると、VA2は、下記(2)
式のように示すことができる。 VA2=i1×R6+VQ11+VQ12 …………………………(2) なお、上記(2)式において、R6は抵抗R6の抵抗値
を示す。また、上記S0に印加されている電圧が下が
り、上記VBが上記VA2よりも小さくなると、トランジ
スタQ7はオフすることから、トランジスタQ12及びQ1
3はオフする。
【0029】次に、図3は、上記駆動回路5の例を示し
た回路図である。図3において、上記駆動回路5は、7
個のNPN型トランジスタQ30,Q31,Q32,Q33,Q
34,Q35,Q36と、7個の抵抗R11,R12,R13,R1
4,R15,R16,R17と、ツェナーダイオード(以下、
Zダイオードと呼ぶ)ZDとからなる。これらのうち、
上記トランジスタQ30〜Q34と、上記抵抗R11〜R15と
で上記ダーリントンパワートランジスタ3を駆動制御す
る駆動回路部を形成し、上記トランジスタQ35,Q36、
上記抵抗R16,R17及び上記ZダイオードZDで、上記
S3に高電圧が印加された場合の遮断回路部を形成して
いる。
【0030】トランジスタQ30のベースとコレクタは接
続され、該ベースは上記S1に接続される。トランジス
タQ30のコレクタは抵抗R11を介して上記S3に接続さ
れ、トランジスタQ30のエミッタは抵抗R12を介してト
ランジスタQ31のベースに接続されると共に、抵抗R14
を介してトランジスタQ32のベースに接続される。更
に、トランジスタQ31のベースとエミッタ間には抵抗R
13が接続され、トランジスタQ31のコレクタは抵抗R15
を介して上記S3に接続され、トランジスタQ31のエミ
ッタは接地される。また、トランジスタQ31のコレクタ
には、トランジスタQ33のベースとトランジスタQ34の
エミッタがそれぞれ接続される。
【0031】トランジスタQ33のコレクタは上記S3に
接続され、トランジスタQ33のエミッタはトランジスタ
Q34のコレクタとトランジスタQ32のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ32のエミッタは接地される。トラン
ジスタQ34のコレクタとベースは接続され、トランジス
タQ32のコレクタ、トランジスタQ33のエミッタ並びに
トランジスタQ34のコレクタ及びベースの接続部は上記
S2に接続されて、上記ダーリントンパワートランジス
タ3のベースに接続される。このように、上記駆動回路
部が形成されている。
【0032】また、上記トランジスタQ35及びQ36は、
カレントミラー回路を形成しており、トランジスタQ35
のコレクタとベースは接続され、トランジスタQ35及び
Q36の各ベースが互いに接続されている。トランジスタ
Q35のコレクタは、ZダイオードZDのアノードに接続
され、ZダイオードZDのカソードは抵抗R16を介し
て上記S3に接続される。トランジスタQ35のエミッタ
は抵抗R17を介して接地され、トランジスタQ36のエミ
ッタは接地されている。更に、トランジスタQ36のコレ
クタは上記トランジスタQ34のエミッタに接続されてい
る。このように、上記遮断回路部が形成されている。
【0033】上記のような構成において、上記入力回路
8のトランジスタQ13がオンすると、上記電源抵抗7を
介して上記S3から供給された電流は、抵抗R11を介し
てトランジスタQ13のコレクタ電流となって流れ、上記
トランジスタQ31及びQ32の各ベースに流れなくなる。
このため、トランジスタQ33のベースには抵抗R15を介
して上記S3から電流が流れ、トランジスタQ33がオン
し、トランジスタQ33のコレクタ電流が上記S2から上
記ダーリントンパワートランジスタ3のベースに流れ
て、ダーリントンパワートランジスタ3はオンする。な
お、上記抵抗R13は、リーク電流によるトランジスタQ
31の誤動作を防止するリークカット抵抗であり、トラン
ジスタQ31のベース・エミッタ間の代わりに、トランジ
スタQ32のベース・エミッタ間に接続してもよい。
【0034】一方、上記入力回路8のトランジスタQ13
がオフすると、トランジスタQ30はオンして、トランジ
スタQ30のコレクタ電流が、抵抗R12を介してトランジ
スタQ31のベースに、更に抵抗R14を介してトランジス
タQ32のベースにそれぞれ流れ、トランジスタQ31及び
Q32がそれぞれオンする。また、トランジスタQ31がオ
ンすることによって、トランジスタQ33のベースに電流
が流れなくなってトランジスタQ33がオフすることか
ら、上記トランジスタQ32によって、上記S2を介して
上記ダーリントンパワートランジスタ3のベースは接地
されるため、ダーリントンパワートランジスタ3はオフ
する。このようにして、上記駆動回路5は、ダーリント
ンパワートランジスタ3の駆動制御を行う。
【0035】ここで、通常は上記トランジスタQ35及び
Q36の各ベースに電流が流れて、トランジスタQ35及び
Q36がオンしないようなツェナー電圧のZダイオードZ
Dが使用されている。しかし、上記S3に高電圧が印加
されると、ZダイオードZDにツェナー電流が流れ、該
電流が上記トランジスタQ35及びQ36のベース電流とな
って流れ、トランジスタQ35及びQ36がオンし、トラン
ジスタQ36によって上記ダーリントンパワートランジス
タ3のベースが接地されて、ダーリントンパワートラン
ジスタ3がオフする。このようにして、上記遮断回路部
は、上記S3に印加された高電圧が上記ダーリントンパ
ワートランジスタ3に印加されることを防ぎ、ダーリン
トンパワートランジスタ3の破壊を防止する。
【0036】次に、図4は、上記電流制限回路6の例を
示した回路図である。図4において、上記電流制限回路
6は、7個のNPN型トランジスタQ40,Q41,Q42,
Q43,Q44,Q45,Q46と、8個のPNP型トランジス
タQ50,Q51,Q52,Q53,Q54,Q55,Q56,Q57
と、7個の抵抗R20,R21,R22,R23,R24,R25,
R26,R27とからなる。上記トランジスタQ50〜Q55及
び抵抗R20で定電流源を構成しており、トランジスタQ
42,Q43,Q56,Q57及び抵抗R23で差動増幅回路を形
成している。このうち、トランジスタQ50〜Q55でカレ
ントミラー回路を形成しており、また、トランジスタQ
56及びQ57でカレントミラー回路を形成している。
【0037】上記トランジスタQ50,Q52〜Q55におけ
る各ベースはそれぞれ互いに接続され、各エミッタはそ
れぞれ上記S2に接続される。また、トランジスタQ50
のベースとトランジスタQ51のエミッタが、トランジス
タQ50のコレクタとトランジスタQ51のベースが、それ
ぞれ接続されている。トランジスタQ50のコレクタとト
ランジスタQ51のベースとの接続部は、抵抗R20を介し
て接地され、トランジスタQ51のコレクタは接地されて
いる。トランジスタQ52〜Q54の各コレクタはそれぞれ
互いに接続されて、トランジスタQ40のコレクタに接続
される。
【0038】トランジスタQ40のコレクタとベースは接
続され、トランジスタQ40のベース・エミッタ間には抵
抗R21とR22からなる直列回路が接続されており、抵抗
R21とR22の接続部はトランジスタQ42のベースに接続
される。また、トランジスタQ40のエミッタはトランジ
スタQ41のコレクタに接続され、トランジスタQ41のコ
レクタとベースは接続されて、トランジスタQ41のエミ
ッタは接地される。トランジスタQ56とQ57の各エミッ
タはそれぞれ上記S2に接続され、トランジスタQ56と
Q57の各ベースは互いに接続される。トランジスタQ56
のコレクタはトランジスタQ42のコレクタに接続され、
トランジスタQ57のベースとコレクタは接続され、トラ
ンジスタQ57のコレクタはトランジスタQ43のコレクタ
に接続される。
【0039】トランジスタQ42及びQ43のエミッタは互
いに接続されると共に、抵抗R23を介して接地される。
トランジスタQ55のコレクタはトランジスタQ44のコレ
クタに接続され、該接続部はトランジスタQ43のベース
に接続される。トランジスタQ44のエミッタは抵抗R24
を介して接地され、トランジスタQ44のコレクタとベー
スは接続される。トランジスタQ44のエミッタと抵抗R
24との接続部は、抵抗R25を介して上記S2に接続され
る。トランジスタQ45及びQ46の各コレクタはそれぞれ
上記S2に接続され、トランジスタQ45のエミッタがト
ランジスタQ46のベースに接続されて、トランジスタQ
45とQ46はダーリントン接続されている。トランジスタ
Q45のベースは、トランジスタQ56のコレクタとトラン
ジスタQ42のコレクタとの接続部に接続され、トランジ
スタQ46のベース・エミッタ間には抵抗R26が接続され
ており、トランジスタQ46のエミッタは接地される。
【0040】上記のような構成において、ダーリントン
パワートランジスタ3のコレクタ電流が増加すると、ダ
ーリントンパワートランジスタ3のベース・エミッタ間
電圧も高くなる。このため、上記S2の電圧が高くな
り、所定値を超えると差動増幅回路を形成するトランジ
スタQ42がオフして、トランジスタQ43がオンすること
から、トランジスタQ45がオンしてトランジスタQ46が
オンする。トランジスタQ46がオンすると、上記駆動回
路5からダーリントンパワートランジスタ3のベースに
供給される電流が、トランジスタQ46のコレクタ電流と
して流れるため、上記ダーリントンパワートランジスタ
3にベース電流が供給されなくなり、ダーリントンパワ
ートランジスタ3はオフする。
【0041】一方、トランジスタQ46がオンし、ダーリ
ントンパワートランジスタ3がオフすることによって、
上記S2の電圧が下がると、再びトランジスタQ46はオ
フして、上記駆動回路5から供給される電流は、上記ダ
ーリントンパワートランジスタ3のベースに流れるよう
になる。このようにして、電流制限回路6は、ダーリン
トンパワートランジスタ3のコレクタ電流に制限をかけ
て、点火コイル2の1次側コイル2aに規定値以上の電
流が流れないようにする。
【0042】ここで、上記実施の形態1の点火コイル制
御回路においては、上記トランジスタQ12,Q13,Q31
がリーク電流によって誤動作するのを防止するために、
トランジスタQ12,Q13,Q31の各ベース・エミッタ間
にリークカット抵抗を接続したが、更に高精度なリーク
カットが必要な場合の回路構成例を図5に示す。なお、
図5では上記トランジスタQ31を例にして示している。
図5において、トランジスタQ31のリーク電流による誤
動作を防止するために、トランジスタQ31のベース・エ
ミッタ間にトランジスタQ60と抵抗R13による直列回路
を接続している。具体的には、トランジスタQ31のベー
スにトランジスタQ60のコレクタを接続し、トランジス
タQ60のエミッタは、抵抗R13を介してトランジスタQ
31のエミッタに接続されている。また、上記トランジス
タQ60のコレクタとベースは接続されている。
【0043】また、ダーリントンパワートランジスタ3
の誤動作、特にダーリントンパワートランジスタ3がオ
フからオンするときの誤動作を防止するために、上記ト
ランジスタQ31においては、上記図5で示した回路構成
に加えて更にディレイ用コンデンサを設けるとよい。図
6は、上記図5の回路にディレイ用コンデンサを設けた
回路例を示している。なお、図6では、上記図5と同じ
ものは同じ符号で示しており、ここでは、上記図5との
相違点のみ説明する。図6における図5との相違点は、
トランジスタQ31のコレクタとベース間にディレイ用コ
ンデンサCを接続したことにある。このようにすること
で、ダーリントンパワートランジスタ3のオンする時間
を遅らせることができ、ダーリントンパワートランジス
タ3がオフからオンするときの誤動作を防止することが
できる。
【0044】上記のように、本発明の実施の形態1にお
ける点火コイル制御回路は、上記駆動回路5、電流制限
回路6及び入力回路8を1つの混成集積回路で形成する
ことができると共に、上記入力回路8が上記ECU9か
らの信号を電源とし、上記電流制限回路6が上記ダーリ
ントンパワートランジスタ3のベース・エミッタ間の電
圧を電源として動作するため、バッテリ1の電圧変動に
影響されず、安定した動作を得ることができ、従来使用
していた電源安定用のコンデンサを使用する必要がな
い。また、電流制限回路6は上記ダーリントンパワート
ランジスタ3のベース・エミッタ間電圧の変動を検出し
て、上記点火コイル2の1次側コイル2aに流れる電流
を検出することができるため、コストの高い高精度な抵
抗である電流検出抵抗を使用する必要がない。これらの
ことから、点火コイル制御回路において、バッテリ1の
電圧変動に影響されることのない安定した動作を得るこ
とができると共に、コストの低減を図ることができる。
【0045】なお、上記実施の形態1においては、2つ
のNPN型トランジスタをダーリントン接続して形成し
たダーリントンパワートランジスタ3を使用したが、該
ダーリントンパワートランジスタ3の代わりに、1つの
NPN型トランジスタで上記点火コイル2の1次側コイ
ル2aに流れる電流の制御を行ってもよい。この場合の
NPN型トランジスタは、電流増幅率が大きいものを使
用する必要がある。更に、上記ダーリントンパワートラ
ンジスタ3をNPN型トランジスタとPNP型トランジ
スタをダーリントン接続して形成してもよく、この場合
は、NPN型トランジスタを初段にする必要があり、該
初段のNPN型トランジスタのベース・エミッタ間電圧
を検出することによって、点火コイル2の1次側コイル
2aに流れた電流値を検出することができる。また、ダ
ーリントンパワートランジスタ3を形成するトランジス
タは3つ以上であってもよい。更に、上記電流制限回路
6は、従来の電流検出抵抗を使用して構成することもで
きるが、この場合、電流検出抵抗を削減することによる
コストの低減はできない。
【0046】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の点火コイル制御回路によれば、制御信号出力部は、通
常、バッテリの電圧変動に対して、所定の範囲までは影
響されずに出力信号の信号レベルが安定するように構成
されているECUからの信号、例えば2値の信号を電源
とし、電流制限部は、駆動部から出力される、スイッチ
ング部のスイッチング駆動を行うためのスイッチング駆
動信号、例えば2値の信号を電源とすることから、点火
コイル制御回路の電源であるバッテリの電圧変動に影響
されることなく安定した動作を得ることができると共
に、従来使用していた電源安定用のコンデンサを使用す
る必要がないことから、コストの低減を図ることができ
る。
【0047】また、上記スイッチング部をNPN型トラ
ンジスタで形成し、該NPN型トランジスタのベース・
エミッタ間の電圧を検出することによって、スイッチン
グ部によって上記点火コイルの1次側コイルに流された
電流値、すなわち上記NPN型トランジスタのコレクタ
電流値を検出することができる。ここで、上記スイッチ
ング部をダーリントン接続された複数のトランジスタで
形成してもよく、この場合、ダーリントン接続された各
トランジスタの内、上記駆動部によって直接スイッチン
グ駆動される初段のトランジスタをNPN型トランジス
タにする。例えば、複数のNPN型トランジスタをダー
リントン接続して上記スイッチング部を形成し、初段の
NPN型トランジスタのベースと最終段のNPN型トラ
ンジスタのエミッタとの間の電圧を検出することによ
り、スイッチング部によって上記点火コイルの1次側コ
イルに流された電流値、すなわちダーリントン接続され
たトランジスタのコレクタ電流値を検出することができ
る。これらのことから、従来使用していた、精度はよい
がコストの高い電流検出抵抗を使用する必要がないこと
から、更にコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における点火コイル制
御回路の例を示した概略のブロック図である。
【図2】 図1で示した入力回路8の例を示した回路図
である。
【図3】 図1で示した駆動回路5の例を示した回路図
である。
【図4】 図1で示した電流制限回路6の例を示した回
路図である。
【図5】 トランジスタの誤動作防止回路の例を示した
図である。
【図6】 図1で示したダーリントンパワートランジス
タ3のオン時間を遅らせるための例を示した回路図であ
る。
【図7】 従来の点火コイル制御回路の例を示した概略
のブロック図である。
【符号の説明】
1 バッテリ、 2 点火コイル、 2a 1次側コイ
ル、 2b 2次側コイル、 3 ダーリントンパワー
トランジスタ、 3a,3b NPN型パワートランジス
タ、 4 点火プラグ、 5 駆動回路、 6 電流制
限回路、 7 電源抵抗、 8 入力回路、 9 EC
U、 10 点火コイル制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ECUからの信号により、点火プラグに
    高電圧を印加するための点火コイルにおける1次側コイ
    ルに流れる電流を制御する点火コイル制御回路におい
    て、 上記点火コイルにおける1次側コイルのスイッチングを
    行うスイッチング部と、 該スイッチング部のスイッチング駆動を行う駆動部と、 上記ECUからの信号に応じて、該駆動部に対する駆動
    制御信号を生成して出力する制御信号出力部と、 上記スイッチング部によって上記1次側コイルに流され
    た電流値を検出すると共に、該電流値が所定値以下とな
    るように上記スイッチング部を制御する電流制限部とを
    備え、 上記制御信号出力部は、上記ECUからの信号を電源と
    し、上記電流制限部は、上記駆動部から出力される、上
    記スイッチング部のスイッチング駆動を行うためのスイ
    ッチング駆動信号を電源とすることを特徴とする点火コ
    イル制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の点火コイル制御回路に
    して、上記スイッチング部は、NPN型トランジスタで
    形成されることを特徴とする点火コイル制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の点火コイル制御回路に
    して、上記電流制限部は、上記NPN型トランジスタの
    ベース・エミッタ間電圧を検出することにより、上記ス
    イッチング部によって上記1次側コイルに流された電流
    値を検出することを特徴とする点火コイル制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の点火コイル制御回路に
    して、上記スイッチング部は、ダーリントン接続された
    複数のトランジスタで形成されると共に、該ダーリント
    ン接続された該各トランジスタの内、上記駆動部によっ
    て直接スイッチング駆動される初段のトランジスタはN
    PN型トランジスタであることを特徴とする点火コイル
    制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の点火コイル制御回路に
    して、上記スイッチング部は、複数のNPN型トランジ
    スタをダーリントン接続して形成されることを特徴とす
    る点火コイル制御回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の点火コイル制御回路に
    して、上記電流制限部は、上記スイッチング部におけ
    る、上記駆動部によって直接スイッチング駆動される初
    段のNPN型トランジスタのベースと、最終段のNPN
    型トランジスタのエミッタとの間の電圧を検出すること
    により、上記スイッチング部によって上記1次側コイル
    に流された電流値を検出することを特徴とする点火コイ
    ル制御回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の点火コイル制御回路にして、上記ECUからの信号及
    び上記スイッチング駆動信号は、2値の信号であること
    を特徴とする点火コイル制御回路。
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