JP2009257112A - 内燃機関の点火システム - Google Patents

内燃機関の点火システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009257112A
JP2009257112A JP2008104272A JP2008104272A JP2009257112A JP 2009257112 A JP2009257112 A JP 2009257112A JP 2008104272 A JP2008104272 A JP 2008104272A JP 2008104272 A JP2008104272 A JP 2008104272A JP 2009257112 A JP2009257112 A JP 2009257112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
discharge
plasma
ignition
spark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008104272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4952641B2 (ja
Inventor
Yuji Kajita
祐司 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008104272A priority Critical patent/JP4952641B2/ja
Publication of JP2009257112A publication Critical patent/JP2009257112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4952641B2 publication Critical patent/JP4952641B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図る。
【解決手段】点火システムは、点火プラグ11の対向電極間に火花放電を発生させる火花放電回路12と、火花放電回路12による火花放電をトリガとしてプラズマ放電を発生させるプラズマ放電回路13とから構成されている。火花放電回路12は、一次コイル14a及び二次コイル14bからなる点火コイル14と、一次コイル14aへの電流制御を行うCDI方式の点火制御部15とを備えている。プラズマ放電回路13は、2系統の電圧印加手段を有してなるプラズマ電源装置を備えて構成されている。すなわち、第1電圧印加手段として、第1電源41と第1プラズマコンデンサ42とが設けられ、第2電圧印加手段として、第2電源43と第2プラズマコンデンサ44とが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の点火システムに関し、特にプラズマ放電を実施するプラズマ放電式の点火システムに関するものである。
従来より、内燃機関の点火システムとして、点火プラグの先端部から高温高圧のプラズマガスを噴出させるようしたプラズマ放電式の点火システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このプラズマ放電式の点火システムによれば、燃焼の広がりが促進され、希薄混合気の着火性を向上させること等が可能となる。
プラズマ放電式の点火システムの概要を図7を用いて簡単に説明する。図7は点火コイル二次側の構成を示す回路図である。図7において、点火コイル71は一次コイル及び二次コイルを有しており、その二次側にはプラズマ放電式の点火プラグ72が接続されている。点火プラグ72の点火コイル側にはプラズマ放電回路73が接続されている。プラズマ放電回路73は、電源74とプラズマコンデンサ75と高圧ダイオード76とを備えている。上記構成の点火システムにおいては、一次コイルの通電開始又は通電遮断により二次コイルに高電圧が誘起され、その高電圧により点火プラグ72の対向電極間に火花放電が生じる(ノーマル点火に相当)。そして、この火花放電をトリガとしてプラズマコンデンサ75の電荷が一気に放出されると、点火プラグ72にてプラズマ放電が発生する。これにより、高温高圧のプラズマガスが内燃機関の燃焼室内に噴出され、燃焼が行われる。
特開2006−127887号公報
上述したとおりプラズマ放電式の点火システムでは、点火プラグ72の対向電極間に生じる火花放電をトリガとしてプラズマ放電が生じるが、プラズマコンデンサ75の電圧が過小である場合等においては、ノーマル点火の火花放電は生じるがそれに続くプラズマ放電は生じないといった、いわゆるプラズマ抜けが生じうる。また、プラズマコンデンサ75の充電電圧を大きくすると、プラズマ抜けが抑制できる反面、プラズマ放電時において点火プラグに流れる電流が大きくなり、プラグ寿命が低下するという不都合が生じる。したがって、好適なるプラズマ放電を行わせるには改善の余地が残されている。
本発明は、プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図ることができる内燃機関の点火システムを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
本発明における内燃機関の点火システムは、一次コイル及び二次コイルを有する点火コイルと、点火コイルの二次コイルに接続されるプラズマ放電式の点火プラグと、点火プラグに通じる電気経路に設けられるプラズマ電源装置とを備える。そして、点火タイミングにて点火コイルにより点火プラグの対向電極間に火花放電を生じさせるとともに、該火花放電をトリガとしてプラズマ電源装置からの電圧印加により点火プラグにてプラズマ放電を生じさせる。
また、請求項1に記載の発明では、プラズマ電源装置は、点火タイミングでの火花放電をトリガとするプラズマ放電の開始後に印加電圧を高電圧側から低電圧側に切り替えることを特徴としている。かかる場合、プラズマ放電の開始当初には、点火プラグに対してプラズマ電源装置から高電圧が印加されることでプラズマ抜けが抑制できる。また、プラズマ放電の開始後には、点火プラグに流れる電流(プラグ電流)が大きくなるため、放電維持のために要する放電維持電圧(プラグ電圧)が低くなる(プラグ電流とプラグ電圧との関係は図3参照)。したがって、プラズマ放電の開始後にプラズマ電源装置による印加電圧を低くしてもプラズマ放電が継続できる、またこのとき、印加電圧の低減に伴い点火プラグに流れる電流が小さくなることで点火プラグ等の保護を図ることができる。以上により、プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、プラズマ電源装置は、火花放電からプラズマ放電への放電維持のために要する放電維持電圧又はそれよりも高い電圧を、火花放電をトリガとして点火プラグに印加する第1電圧印加手段と、第1電圧印加手段による電圧印加に引き続き同電圧印加手段よりも低い電圧を点火プラグに印加する第2電圧印加手段と、を備える。こうして2つの電圧印加手段を備える構成によれば、プラズマ放電時における印加電圧の切替を容易にかつ適正に実施できる。
ここで、請求項3に記載したように、第1電圧印加手段による電圧印加時間は、第2電圧印加手段による電圧印加時間に比して短時間であるとよい。この場合、プラズマ放電の開始当初において高電圧の印加時間が短いため、プラグ電流の上昇を抑えることができる。したがって、点火プラグ等の保護において好適である。
請求項4に記載の発明では、第1,第2の各電圧印加手段はそれぞれ第1コンデンサ、第2コンデンサを有している。そして、第1コンデンサは、比較的高電圧かつ小容量であり、第2コンデンサは、比較的低電圧かつ大容量であるとしている。本構成によれば、プラズマ放電の開始当初において短時間の高電圧印加を行わせて確実にプラズマ放電を開始するとともに、それに引き続いて行われる低電圧印加によりプラズマ放電を継続させることができる。
請求項5に記載したように、第1コンデンサ及び第2コンデンサにはそれぞれ充電手段が接続され、各充電手段により第1,第2の各コンデンサが個別に充電されるとよい。これにより、第1,第2の各コンデンサの充電電圧を個別に管理できるようになるため、2つのコンデンサのうち何れかのみを使ったプラズマ放電を実現することも可能となる。
請求項6に記載の発明では、第1電圧印加手段及び第2電圧印加手段の両方による電圧印加を実施する放電方式と、それらのうち第1電圧印加手段による電圧印加のみを実施する放電方式とのいずれかが選択可能になっている。この場合、それら2つの放電方式ではプラズマ放電時に消費されるエネルギ量が相違するため、同2つの放電方式を使い分けることで適正なるエネルギ管理を実現できる。
プラズマ放電は、燃焼圧(筒内圧力)など機関運転状態に応じて発生のしやすさが相違する。そこで、請求項7に記載したように、第1電圧印加手段及び第2電圧印加手段の両方による電圧印加を実施する放電方式と、それらのうち第1電圧印加手段による電圧印加のみを実施する放電方式とを、内燃機関の運転状態に基づいて選択するとよい。これにより、プラズマ放電に際してプラグ電流が必要以上に流れることを抑制でき、一層適正に点火プラグの保護を図ることができる。
なお、内燃機関の運転状態に基づいて、
・第1,第2の電圧印加手段による両方の電圧印加を実施する放電方式、
・第1電圧印加手段による電圧印加のみを実施する放電方式、
・第1,第2の電圧印加手段による電圧印加をいずれも実施しない放電方式、
からいずれか1つを選択することも可能である。
また、図3(プラグ電流とプラグ電圧との関係図)に示すように、プラズマ放電式の点火プラグは10A以下の電流領域では負性抵抗を示し、プラグ電圧(対向電極間電圧)はプラグ電流が増加すると低下する。この関係によれば、プラズマ放電開始に際し、火花放電に伴い生じるプラグ電流を増加させることで、プラズマ放電開始のプラグ電圧(すなわち放電維持電圧)を下げることが可能となる。そこで、請求項8に記載の発明では、火花放電の発生時において点火プラグに流れる電流が0.3A以上である構成としている。なお、既存の点火システムでは、プラグ保護等の観点からプラグ電流が比較的小さい値に抑えられており、一般にプラグ電流が0.1A以下である。
請求項8によれば、プラズマ放電の開始当初においてプラズマ抜けが生じる可能性を大いに低減できる。また、プラズマ放電のために過剰に高い電圧を印加する必要が無いため、プラズマ放電開始後におけるプラグ電流を小さくできる。以上により、プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車載エンジンを対象に、プラズマ放電方式の点火システムを構築するものである。当該システムにおいては、エンジン制御の中枢をなす電子制御ユニット(以下、ECUという)を備え、同ECUにより都度のエンジン運転状態に基づいて点火時期制御等を実施するものとしている。
図1は、本実施形態における点火システムの回路構成を示す概略図である。本システムは、大別して、点火プラグ11の対向電極間に火花放電を発生させる火花放電回路12と、火花放電回路12による火花放電をトリガとしてプラズマ放電を発生させるプラズマ放電回路13とから構成されている。図示は省略するが、点火プラグ11は、中心電極と接地電極とからなる一対の対向電極を備えており、これら対向電極間の間隙の周囲を碍子等の絶縁体で包囲することでチャンバが形成されている。チャンバには開口部が形成されており、チャンバ内で発生した高温高圧のプラズマガスがチャンバ開口部を通じて噴出されることで、燃焼室内の燃料が着火され燃焼に供される。
火花放電回路12は、一次コイル14a及び二次コイル14bからなる点火コイル14と、一次コイル14aへの電流制御を行うCDI方式(容量放電方式)の点火制御部15とを備えている。点火制御部15は、点火用コンデンサ16とDC−DCコンバータ17とを備えており、点火用コンデンサ16の一方の端子にDC−DCコンバータ17が接続され、他方の端子に一次コイル14aが接続されている。また、点火用コンデンサ16の点火コイル側にはダイオード18が接続され、反点火コイル側にはスイッチング素子としてのサイリスタ19が接続されている。ダイオード18及びサイリスタ19はいずれもアノードがコンデンサ16に接続され、カソードが接地されている。
サイリスタ19のゲートには、サイリスタ制御回路としてワンショット回路20が接続されている。ワンショット回路20は、ECU30から入力される点火信号を波形整形することで所定パルス幅のサイリスタ駆動信号を生成し、そのサイリスタ駆動信号をサイリスタ19のゲートに出力する。この場合、サイリスタ駆動信号のハイ期間にてサイリスタ19が導通状態(オン状態)とされる。
また、点火コイル14の二次コイル14bには、ダイオード21とノイズ低減用の抵抗22とを介して点火プラグ11が接続されている。
ECU30は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じて点火時期制御等を実施する。具体的には、ECU30は、図示しない回転角センサや吸気管圧力センサ等の検出信号に基づいて点火時期を演算し、その点火時期に応じて生成した点火信号IGtを火花放電回路12のワンショット回路20に出力する。
上述した火花放電回路12の構成は概ね既存のCDI点火回路と同様の構成であり、この火花放電回路12により、所定の点火タイミングで点火プラグ11に火花放電(ノーマル点火による絶縁放電)が発生する。すなわち、ECU30からの点火信号IGtに基づいてワンショット回路20からサイリスタ駆動信号が出力されると、サイリスタ19が導通状態になり点火用コンデンサ16の放電が行われる。これにより、点火コイル14の一次コイル14aに一次電流が流れるとともに、二次コイル14bに高電圧が誘起されることに伴い点火プラグ11の対向電極間に火花放電が発生する。
なお、点火用コンデンサ16は点火のたびに放電が行われ、その放電の後、DC−DCコンバータ17により充電される。例えば、点火タイミングから所定の待機時間が経過した時点にてDC−DCコンバータ17による充電が開始され、次回の点火タイミングまでに所定電圧の充電が行われる。
一方、プラズマ放電回路13は、2系統の電圧印加手段を有してなるプラズマ電源装置を備えて構成されている。2系統の電圧印加手段のうち一方が、火花放電をトリガとして放電維持電圧又はそれ以上の高電圧を点火プラグ11に印加する「第1電圧印加手段」であり、他方が、その第1電圧印加手段による電圧印加に引き続き同電圧印加手段よりも低い電圧を点火プラグ11に印加する「第2電圧印加手段」である。なお、放電維持電圧は、火花放電からプラズマ放電への放電維持のために要する電圧、言い換えれば、ノーマル点火の火花放電は生じるがプラズマ放電は生じないといったプラズマ抜けが生じない最小電圧である。
詳しくは、第1電圧印加手段として、第1電源41と第1プラズマコンデンサ42とが設けられ、第2電圧印加手段として、第2電源43と第2プラズマコンデンサ44とが設けられている。第1プラズマコンデンサ42と第2プラズマコンデンサ44とを比較すると、第1プラズマコンデンサ42は高電圧かつ小容量(例えば耐圧1250V、容量0.05μF)であり、第2プラズマコンデンサ44は低電圧かつ大容量(例えば耐圧630V、容量1.5μF)である。
第1電源41と第2電源43とは各プラズマコンデンサ42,44にそれぞれ接続されている。各電源41,43は例えばDC−DCコンバータよりなり、プラズマ放電の実施後における所定の充電期間において各プラズマコンデンサ42,44を個別に充電する。本実施形態では、第1電源41は、第1プラズマコンデンサ42を「840V」に充電する。また、第2電源43は、第2プラズマコンデンサ44を「400V」に充電する。
第1プラズマコンデンサ42と第2プラズマコンデンサ44とによれば共通の放電経路を介して点火プラグ11に対して電圧印加が行われるようになっており、第1プラズマコンデンサ42から第2プラズマコンデンサ44への電荷の流れを阻止する向きにダイオード45が設けられている。この場合、ダイオード45により、第1プラズマコンデンサ42(高電圧コンデンサ)から第2プラズマコンデンサ44(低電圧コンデンサ)への電荷の流れが阻止されるようになっている。また、第1プラズマコンデンサ42と点火プラグ11との間の電気経路には高圧ダイオード46が設けられている。
プラズマ放電に際し、第1プラズマコンデンサ42に蓄積された電荷は高圧ダイオード46を介して点火プラグ11に供給される。また、第2プラズマコンデンサ44に蓄積された電荷はダイオード45と高圧ダイオード46とを介して点火プラグ11に供給される。
ここで、第1プラズマコンデンサ42の電圧印加(コンデンサ放電)に伴い発生するプラズマ電流と、第2プラズマコンデンサ44の電圧印加(コンデンサ放電)に伴い発生するプラズマ電流との違いを図2を用いて説明する。図2において、(a)は第1プラズマコンデンサ42の動作を示し、(b)は第2プラズマコンデンサ44の動作を示す。
図2(a)に示すように、第1プラズマコンデンサ42は高電圧かつ小容量であるため、充電電圧は比較的早く低下し、プラズマ電流のピーク値も比較的低くなっている。つまり、プラズマ電流が上昇しきる前に充電電荷が無くなるため、電流ピーク値がさほど上昇しない(ピーク値=60A程度)。これに対し、図2(b)に示すように、第2プラズマコンデンサ44は低電圧かつ大容量であるため、(a)よりも充電電圧の低下が遅く、また、(a)よりもプラズマ電流のピーク値が大きくなっている(ピーク値=140A程度)。要するに、第1プラズマコンデンサ42による電圧印加時間は、第2プラズマコンデンサ44による電圧印加時間に比して短時間となっている。
本実施形態では、プラズマ放電に際し、第1プラズマコンデンサ42による電圧印加の後に第2プラズマコンデンサ44による電圧印加を実施する構成となっている。すなわち、プラズマ放電に際し、点火プラグ11への印加電圧を高電圧側から低電圧側に切り替えるようにしている。かかる場合、第1プラズマコンデンサ42の電圧印加によれば、高電圧の印加によりプラズマ抜けが抑制される。また、初期のプラズマ電流の発生に伴いプラグ電圧(放電維持電圧)が低くなるため、後続の第2プラズマコンデンサ44による電圧印加が比較的低い電圧であっても、プラズマ放電が継続できることとなる。
第2プラズマコンデンサ44による印加電圧を小さくできることについて補足する。プラズマ放電式の点火プラグ11において、点火プラグ11に流れる電流(プラグ電流)と対向電極間の電圧(プラグ電圧)との関係は図3に示す対数グラフのようになる。図3において、10A以下の電流領域では負性抵抗を示し、プラグ電流が増加するとプラグ電圧が低下する。図3によれば、上述のように第1プラズマコンデンサ42の電圧印加により初期のプラズマ電流が発生すると、その後(プラグ電流増加後)はプラグ電圧を小さくできることが分かる。
次に、本実施形態におけるプラズマ放電の動作を図4のタイムチャートを用いて説明する。図4において、(a)は点火信号IGtの推移を、(b)はサイリスタ駆動信号の推移を、(c)は一次電流の推移を、(d)はプラグ電圧の推移を、(e)は第1プラズマコンデンサ42の充電電圧VC1の推移を、(f)は第2プラズマコンデンサ44の充電電圧VC2の推移を、(g)はプラズマ放電の開始後に生じるプラズマ電流の推移を、それぞれ示している。
図4において、時刻t1〜t2では点火信号IGtとしてハイ信号が出力され、その立ち下がりタイミングである時刻t2では、サイリスタ駆動信号がロウからハイに切り替えられてサイリスタ19が導通状態とされる。なお、サイリスタ駆動信号は所定時間(t2〜t5)にわたってハイレベルが保持される。サイリスタ19の導通に伴い点火用コンデンサ16の電荷が一気に放出され、点火コイル14の一次コイル14aに一次電流が流れるとともに、二次コイル14bに高電圧が誘起される。このとき、点火プラグ11の対向電極間に絶縁破壊電圧を超える高電圧(例えば20kV程度)が印加されることで、その対向電極間に火花放電が発生する。
その後、時間経過に伴いプラグ電圧(対向電極間の電圧)が低下する。そして、同プラグ電圧がプラズマ放電回路13による電圧印加可能な電圧(図のVX)まで低下した時刻t3では、プラズマ放電回路13の電圧印加に伴うプラズマ放電が開始される。なお、時刻t3の時点では、第1プラズマコンデンサ42の充電電圧VC1が840Vに、第2プラズマコンデンサ44の充電電圧VC2が400Vとなっている。プラズマ放電の開始電圧について補足すると、プラズマ放電回路13では高圧ダイオード46による電圧降下が生じるため、プラグ電圧が「第1プラズマコンデンサ42の充電電圧−高圧ダイオード46の降下電圧」となった時点でプラズマ放電が開始される。
プラズマ放電について以下に詳述する。時刻t3では、第1プラズマコンデンサ42による電圧印加に伴い、高圧ダイオード46を通じて点火プラグ11に向けてプラズマ電流が流れ始める。このとき、第1プラズマコンデンサ42の印加電圧が高電圧であるため、確実にプラズマ放電が開始される。これにより、点火プラグ11において火花放電(ノーマル点火による絶縁放電)に引き続いてプラズマ放電が行われ、点火プラグ11のチャンバ外に(エンジンの燃焼室内に)プラズマガスが噴出される。その結果、エンジンの燃焼室内における燃料と空気との混合気が着火され、燃料の燃焼が開始される。
第1プラズマコンデンサ42はその容量が比較的小さいため充電電圧がいち早く低下し、同電圧が第2プラズマコンデンサ44の充電電圧(400V)まで低下する時刻t4では、第2プラズマコンデンサ44による電圧印加が開始される。時刻t4以降、第2プラズマコンデンサ44の放電に伴いプラズマ電流が流れ、そのプラズマ電流によりプラズマ放電が継続される。
第1プラズマコンデンサ42及び第2プラズマコンデンサ44は、プラズマ放電が行われた後、第1電源41及び第2電源43によりそれぞれ充電される。例えば、点火タイミングから所定の待機時間が経過した時点にて第1電源41及び第2電源43による充電が開始され、次回の点火タイミングまでに所定電圧(840V、400V)の充電が行われる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
プラズマ放電に際し、プラズマ放電回路13から点火プラグ11への印加電圧を高電圧側から低電圧側に切り替えるようにしたため、プラズマ放電の開始当初においてプラズマ抜けを抑制できるとともに、プラズマ放電の開始後には、プラズマ放電を継続しつつプラグ電流を小さくすることができる。プラグ電流が小さくなることでプラグ寿命の伸ばすことが可能となる。以上により、プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図ることができる。
プラズマ放電回路13における印加電圧の切替を2つのプラズマコンデンサ42,34の放電切替により行う構成としたため、プラズマ放電時における印加電圧の切替を容易にかつ適正に実施できる。
先に放電を行う第1プラズマコンデンサ42は高電圧かつ小容量であり、後に放電を行う第2プラズマコンデンサ44は低電圧かつ大容量であるとしたため、プラズマ放電の開始当初において短時間の高電圧印加を行わせて確実にプラズマ放電を開始するとともに、それに引き続いて行われる低電圧印加によりプラズマ放電を継続させることができる。このとき、第1プラズマコンデンサ42による電圧印加時間は比較的短い時間であるため、プラズマ抜けを抑制しつつも、プラグ電流の上昇を抑えることができる。したがって、点火プラグ等の保護において好適である。
2つのプラズマコンデンサ42,44にはそれぞれ電源41,43が接続され、各電源41,43により各プラズマコンデンサ42,44が個別に充電されるため、各々の充電電圧を適正に管理できるようになる。また、2つのプラズマコンデンサ42,44のうち何れかのみを使ったプラズマ放電を実現することも可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態の点火システムでは、従来と同じ1段式のプラズマ放電を実施しつつ、プラズマ放電の適正化を図るものである。システム構成を図5に示す。図5では、上述した図1と同様の構成については同じ部材番号が付されており、プラズマ放電回路13の構成が相違する。すなわち、プラズマ放電回路13には、DC−DCコンバータ等からなる電源51と、電源51により充電されるプラズマコンデンサ52と、プラズマコンデンサ52から点火プラグ11への向きを順方向として設けられる高圧ダイオード53とを備えている。
また、本実施形態の点火システムとしては特に、点火タイミングでの火花放電の発生時において点火プラグ11に流れる電流(プラグ電流)が0.3A以上である構成としている。また、望ましくはプラグ電流が0.5A以上であるとよい。上限は数A程度(1,2A程度、最大でも点火プラグ11の負性抵抗の上限である10A程度)である。既存の点火システムではプラグ保護等の観点から一般にプラグ電流が0.1A以下であることに比べれば、プラグ電流の増大化が図られていることとなる。
図3に示す関係からも分かるように、点火タイミングでの火花放電発生時におけるプラグ電流を大きくすることで、プラズマ放電開始のプラグ電圧(すなわち放電維持電圧)を下げることが可能となる。したがって、プラズマコンデンサ52を過剰に大きくすることがなくても、プラズマ放電の開始当初においてプラズマ抜けが生じる可能性を大いに低減できる。また、プラズマ放電のために過剰に高い電圧を印加する必要が無いため、プラズマ放電開始後におけるプラグ電流を小さくできる。以上により、プラズマ放電の適正なる実施と、点火プラグ等の保護との両立を図ることができる。
ちなみに、本実施形態では、点火タイミングでの火花放電発生時におけるプラグ電流を「2A」としている。また、プラグ電流を大きくするための構成として、点火コイル14の一次側、二次側のインダクタンスL1,L2を小さくするとともに、点火用コンデンサ16の充電電圧を大きくしている。具体的には、一次コイル14aのインダクタンスL1を2μH、二次コイル14bのインダクタンスL2を10mH、点火用コンデンサ16の充電電圧を800Vとしている。なお、既存のCDI点火システムでは、例えば一次コイル14aのインダクタンスL1が0.5mH、二次コイル14bのインダクタンスL2が5H、点火用コンデンサ16の充電電圧が200Vである。また、プラズマコンデンサ52の充電電圧は、既存のシステムでは1000V程度であるのに対し、本実施形態では400V程度である。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・第1の実施形態についての変形例として、プラズマ放電時の放電方式を適宜切り替える構成が可能である。すなわち、
(1)2つのプラズマコンデンサ42,44の両方による電圧印加を実施する放電方式、
(2)第1プラズマコンデンサ42による電圧印加のみを実施する放電方式、
のいずれかを選択的に実施する構成が可能である。
又は、
(1’)2つのプラズマコンデンサ42,44の両方による電圧印加を実施する放電方式、
(2’)第1プラズマコンデンサ42による電圧印加のみを実施する放電方式、
(3’)2つのプラズマコンデンサ42,44による電圧印加をいずれも実施しない放電方式、
のいずれかを選択的に実施する構成が可能である。
上記の(1)(2)を切り替える場合、(1’)〜(3’)を切り替える場合のいずれについても、燃焼圧(筒内圧力)などエンジン運転状態に応じて放電方式の切替を実施するとよい。(1’)〜(3’)を切り替える場合についての切替マップを図6に示す。図6では、燃焼圧に相応するパラメータとしてエンジン回転速度とエンジン負荷(吸入空気量や吸気管圧力等)とを用い、そのパラメータに応じて3つの領域が定められている。図中「ノーマル+2段プラズマ」は上記(1’)に相当し、「ノーマル+1段プラズマ」は上記(2’)に相当し、「ノーマルのみ」は上記(3’)に相当する。
上記のように放電方式を切り替える構成によれば以下の効果が得られる。すなわち、上記の各放電方式ではプラズマ放電時に消費されるエネルギ量が相違するため、それら各放電方式を使い分けることで適正なるエネルギ管理を実現できる。また、プラズマ放電に際してプラグ電流が必要以上に流れることを抑制でき、一層適正に点火プラグの保護を図ることができる。
・上記第1の実施形態では、プラズマ放電回路13において電源印加手段として2つのプラズマコンデンサ42,44を用いたが、これを変更する。電圧印加手段として、コンデンサ以外の給電手段を用いることも可能である。要は、プラズマ放電の開始後に印加電圧を高電圧側から低電圧側に切り替えることが可能であればよい。
・上記第1の実施形態では、プラズマ放電回路13において各電源41,43をDC−DCコンバータにより構成したが、これを変更し、高電圧バッテリなどの高電圧電源により構成してもよい。なおこの場合、プラズマ放電時において高電圧バッテリから点火プラグ11に電圧が直接印加されないよう、電流制限手段として抵抗やダイオード等を給電経路に設けるとよい。
・上記各実施形態では、点火一次側の点火制御部15としてCDI方式を採用したが、これを変更し、点火制御部15として誘導点火方式を採用してもよい。誘導点火方式の場合、点火コイル14の一次コイルに直列にスイッチング素子が設けられ、点火信号IGtに基づいてスイッチング素子がオン/オフされて一次コイルの通電及び通電遮断が行われる。この際、点火タイミングでの一次コイルの通電遮断に伴い二次コイルに高電圧が誘起されて点火プラグ11の対向電極間に火花放電が生じる。
第1の実施形態における点火システムの概略を示す構成図。 第1,第2の各プラズマコンデンサの電圧印加に伴い発生するプラズマ電流の違いを説明するためのタイムチャート。 プラグ電流とプラグ電圧との関係を示す図。 プラズマ放電の動作を説明するためのタイムチャート。 第2の実施形態における点火システムの概略を示す構成図。 他の実施形態において放電方式の切替マップを示す図。 従来のプラズマ点火システムにおける点火コイル二次側の構成を示す回路図。
符号の説明
11…点火プラグ、13…プラズマ放電回路、14…点火コイル、14a…一次コイル、14b…二次コイル、30…ECU、41…第1電源(充電手段)、42…第2電源(充電手段)、43…第1プラズマコンデンサ(第1コンデンサ)、44…第2プラズマコンデンサ(第2コンデンサ)。

Claims (8)

  1. 一次コイル及び二次コイルを有する点火コイルと、前記点火コイルの二次コイルに接続されるプラズマ放電式の点火プラグと、前記点火プラグに通じる電気経路に設けられるプラズマ電源装置とを備え、点火タイミングにて前記点火コイルにより前記点火プラグの対向電極間に火花放電を生じさせるとともに、該火花放電をトリガとして前記プラズマ電源装置からの電圧印加により前記点火プラグにてプラズマ放電を生じさせる内燃機関の点火システムであって、
    前記プラズマ電源装置は、前記火花放電をトリガとするプラズマ放電の開始後に印加電圧を高電圧側から低電圧側に切り替えるものであることを特徴とする内燃機関の点火システム。
  2. 前記プラズマ電源装置は、
    前記火花放電からプラズマ放電への放電維持のために要する放電維持電圧又はそれよりも高い電圧を、火花放電をトリガとして前記点火プラグに印加する第1電圧印加手段と、
    前記第1電圧印加手段による電圧印加に引き続き同電圧印加手段よりも低い電圧を前記点火プラグに印加する第2電圧印加手段と、
    を備える請求項1に記載の内燃機関の点火システム。
  3. 前記第1電圧印加手段による電圧印加時間は、前記第2電圧印加手段による電圧印加時間に比して短時間である請求項2に記載の内燃機関の点火システム。
  4. 前記第1電圧印加手段は比較的高電圧かつ小容量の第1コンデンサを有してなり、
    前記第2電圧印加手段は比較的低電圧かつ大容量の第2コンデンサを有してなる請求項2又は3に記載の内燃機関の点火システム。
  5. 前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサにはそれぞれ充電手段が接続され、各充電手段により第1,第2の各コンデンサが個別に充電される請求項4に記載の内燃機関の点火システム。
  6. 前記第1電圧印加手段及び前記第2電圧印加手段の両方による電圧印加を実施する放電方式と、それらのうち前記第1電圧印加手段による電圧印加のみを実施する放電方式とのいずれかが選択可能になっている請求項2乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の点火システム。
  7. 前記第1電圧印加手段及び前記第2電圧印加手段の両方による電圧印加を実施する放電方式と、それらのうち前記第1電圧印加手段による電圧印加のみを実施する放電方式とを、内燃機関の運転状態に基づいて選択する選択手段を備える請求項2乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の点火システム。
  8. 一次コイル及び二次コイルを有する点火コイルと、前記点火コイルの二次コイルに接続されるプラズマ放電式の点火プラグと、前記点火プラグに通じる電気経路に設けられるプラズマ電源装置とを備え、点火タイミングにて前記点火コイルにより前記点火プラグの対向電極間に火花放電を生じさせるとともに、該火花放電をトリガとして前記プラズマ電源装置からの電圧印加により前記点火プラグにてプラズマ放電を生じさせる内燃機関の点火システムであって、
    前記火花放電の発生時に前記点火プラグに流れる電流が0.3A以上である構成としたことを特徴とする内燃機関の点火システム。
JP2008104272A 2008-04-14 2008-04-14 内燃機関の点火システム Active JP4952641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104272A JP4952641B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 内燃機関の点火システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008104272A JP4952641B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 内燃機関の点火システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009257112A true JP2009257112A (ja) 2009-11-05
JP4952641B2 JP4952641B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=41384855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008104272A Active JP4952641B2 (ja) 2008-04-14 2008-04-14 内燃機関の点火システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4952641B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216467A (ja) * 2009-02-19 2010-09-30 Denso Corp プラズマ式点火装置
US8025040B1 (en) 2010-04-14 2011-09-27 Mitsubishi Electric Corporation Plasma ignition system
JP2012062798A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の点火装置
JP2018178950A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 三菱電機株式会社 内燃機関の点火装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5582003B2 (ja) * 2010-12-06 2014-09-03 株式会社日本自動車部品総合研究所 センサ評価装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5799272A (en) * 1980-12-11 1982-06-19 Nissan Motor Co Ltd Plasma ignition device
JP2006127887A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Denso Corp 内燃機関用点火装置
JP2007141785A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Ngk Spark Plug Co Ltd プラズマジェット点火プラグおよびその点火装置
JP2007309201A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Iida Denki Kogyo Kk 内燃機関用点火装置におけるトリガ信号制御方法とトリガ信号制御回路
JP2008537061A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 ナイト・インコーポレーテッド 走行スパーク・イグナイタを高圧で動作させる方法及び装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5799272A (en) * 1980-12-11 1982-06-19 Nissan Motor Co Ltd Plasma ignition device
JP2006127887A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Denso Corp 内燃機関用点火装置
JP2008537061A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 ナイト・インコーポレーテッド 走行スパーク・イグナイタを高圧で動作させる方法及び装置
JP2007141785A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Ngk Spark Plug Co Ltd プラズマジェット点火プラグおよびその点火装置
JP2007309201A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Iida Denki Kogyo Kk 内燃機関用点火装置におけるトリガ信号制御方法とトリガ信号制御回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216467A (ja) * 2009-02-19 2010-09-30 Denso Corp プラズマ式点火装置
US8025040B1 (en) 2010-04-14 2011-09-27 Mitsubishi Electric Corporation Plasma ignition system
JP2011220293A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp プラズマ式点火装置
JP2012062798A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の点火装置
JP2018178950A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 三菱電機株式会社 内燃機関の点火装置
US10344733B2 (en) 2017-04-20 2019-07-09 Mitsubishi Electric Corporation Internal combustion engine ignition apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4952641B2 (ja) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10527020B2 (en) Ignition apparatus for internal combustion engines
JP4803008B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP4613848B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP2008522066A (ja) 高速マルチスパーク点火
JP4807379B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置及び点火制御システム
US9932954B2 (en) Ignition device for internal combustion engines
JP4952641B2 (ja) 内燃機関の点火システム
JP5131035B2 (ja) 内燃機関の点火装置
JP7012830B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP5909977B2 (ja) 内燃機関の点火装置
JP2018084209A (ja) 内燃機関用点火装置
JP5253144B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP6642049B2 (ja) 点火装置
JP2010096112A (ja) プラズマ式点火装置
JP2008106723A (ja) 内燃機関の点火制御装置
US9212645B2 (en) Internal combustion engine ignition device
JPWO2018229883A1 (ja) 内燃機関用点火装置
JP5900384B2 (ja) 点火装置
JP6401011B2 (ja) 内燃機関用多重点火装置
US8025040B1 (en) Plasma ignition system
JP6992170B2 (ja) 内燃機関用点火装置
WO2016157543A1 (ja) 内燃機関用点火装置
JP5601642B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP2023176833A (ja) 内燃機関用点火装置
JP6535491B2 (ja) 点火制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4952641

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250