JP2001049917A - 車両用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生成方法、及びその装置 - Google Patents

車両用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生成方法、及びその装置

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JP2001049917A
JP2001049917A JP22297199A JP22297199A JP2001049917A JP 2001049917 A JP2001049917 A JP 2001049917A JP 22297199 A JP22297199 A JP 22297199A JP 22297199 A JP22297199 A JP 22297199A JP 2001049917 A JP2001049917 A JP 2001049917A
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Masuo Sugiura
万寿夫 杉浦
Hiroki Hamaguchi
弘樹 濱口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従前のキーレスエントリシステムの送信装置
に機能拡張スイッチを例えば1つ追加して設け、あとは
制御ソフトウェアを変更するだけで数多くの新たなコマ
ンドコードを生成することができる車両用キーレスエン
トリシステムにおける拡張機能コード生成方法、及びそ
の装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 車両用キーレスエントリシステムにおけ
る送信装置1には、ドアロックスイッチSW1、ドアア
ンロックスイッチSW2、及び、機能拡張スイッチF−
SWと、各スイッチの入力を受付ける制御部5と、送信
装置1が送出すべき複数種類のコードを記憶しておく記
憶部7と、記憶部が記憶しているコードのうち制御部5
によって選択されたコードを車両に対して送信する送信
部9とが備えられる。機能拡張スイッチが操作されたと
きには機能拡張モードに遷移して、ドアロックスイッチ
又はドアアンロックスイッチが操作されたときにドアロ
ックコード又はドアアンロックコードのいずれでもない
拡張機能コードを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
装備される車両用キーレスエントリシステムに用いられ
る送信装置に係り、特に、そのような送信装置における
拡張機能コード生成方法、及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両にあっては、従来
型のキーを鍵穴に差込んでドアのロックやアンロックを
することに代えて、電波等を利用したキーレスエントリ
システムが一般化してきている。そして、この種のキー
レスエントリシステムを発展させた技術として、例えば
特開平7−54525号に開示された装置では、キーレ
スエントリシステムの送信装置に、ドアロックスイッチ
及びドアアンロックスイッチに加えて、ウィンドウを上
昇させるスイッチとウィンドウを下降させるスイッチと
を追加的に設けている。かかる送信装置によれば、それ
ぞれの押しボタンを操作するだけで、ドアのロック、ア
ンロック、並びにウィンドウの昇降操作を行うことが可
能である。
【0003】近年の車両は多種多様な機能を備えるよう
になってきており、また、様々なオプションも装備可能
になっている。そのため、上記公報で示されたウィンド
ウの開閉動作に限らず、例えばRV車であればウインチ
の巻取り動作の制御をしたり、サンルーフの開閉を制御
したり、あるいは車内のカーテンの開閉を制御したり
と、車両の特徴に応じた様々な制御対象をリモコン式に
車外から操作できれば極めて便利である。
【0004】しかしながら、このような多種類の機能を
リモコン式に操作するために、テレビやエアコンのよう
な専用の大きなリモコン送信装置を備えることはあまり
現実的ではなく、前記公報と同様に、既に現在広く普及
しているキーレスエントリシステムの送信装置にそのよ
うな機能を追加するのが実際的であると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした送
信装置は、車両から降車したドライバーが常時携帯する
という性質上、一般的にかなり小型であることが要求さ
れ、家電製品のリモコンのように数多くの操作ボタン/
スイッチ類を装備することには無理がある。
【0006】また、いくつかのスイッチを追加的に増設
することができたにしても、こうした送信装置を前述し
たような車両の種別に応じてそれぞれ異なる態様で提供
するとなると、スイッチ類の配置や数を車種毎に変更す
る必要があるなど、スイッチのキートップを物理的に追
加、変更しなければならず、設計のやり直しや製造設備
の変更が必要となり、それだけコストの高騰をまねくこ
ととなる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、従前のキーレスエントリシステムの送信装置に機能
拡張スイッチを例えば1つ追加して設け、あとは制御ソ
フトウェアを変更するだけで数多くの新たなコマンドコ
ードを生成することができる車両用キーレスエントリシ
ステムにおける拡張機能コード生成方法、及びその装置
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した本発明の拡張機能コード生成方
法は、ドアロックスイッチ、ドアアンロックスイッチ、
及び、機能拡張スイッチを備えてなる車両用キーレスエ
ントリシステムにおける送信コード生成方法であって、
前記ドアロックスイッチが操作されたときにはドアロッ
クコードを生成し、前記ドアアンロックスイッチが操作
されたときにはドアアンロックコードを生成し、前記機
能拡張スイッチが操作されたときには機能拡張モードに
遷移して、同機能拡張モードにおいて前記ドアロックス
イッチ又は前記ドアアンロックスイッチのいずれか又は
双方が操作されたときには前記ドアロックコード又は前
記ドアアンロックコードのいずれでもない拡張機能コー
ドを生成することを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の方法によれば、機能拡張
スイッチが操作されたときには機能拡張モードに遷移し
て、このモードの下においてドアロックスイッチを押す
と、通常のドアロックコードが送信されるのではなく、
別の機能が割当てられた拡張機能コードが送信される。
同様に、機能拡張モードの下でドアアンロックスイッチ
を押すと、ドアアンロックコードではなく、かつ、ドア
ロックスイッチを押したときに送信される拡張機能コー
ドとも異なる、他の拡張機能コードが送信される。従っ
て、送信装置に機能拡張スイッチを例えば1つ追加して
設けるだけで、新たに2種類の拡張機能コードを生成す
ることができるようになる。
【0010】そしてさらに、機能拡張モードにおいて、
ドアロックスイッチを押してから直ちにドアアンロック
スイッチを押したときには第3の拡張機能コードが、同
様に、ドアアンロックスイッチを押してすぐにドアロッ
クスイッチを押したときには第4の拡張機能コードが、
それぞれ送出されるようにすれば、さらに多種類の拡張
機能コードを生成することができるようになる。
【0011】なお、本発明では機能拡張スイッチが操作
されたときに機能拡張モードに遷移することを要件とし
ているが、この機能拡張モードは必ずしも1つのモード
しか存在しないと限定する意図ではない。すなわち、機
能拡張スイッチが1回操作されたときには第1の機能拡
張モードに遷移して、一方、機能拡張スイッチが続けて
2回操作されたときには第2の機能拡張モードに遷移す
るような生成方法をも含む趣旨である。同様に、機能拡
張スイッチが長押しされたときには第3の機能拡張モー
ドに遷移するようにすることもできる。機能拡張モード
に遷移した後のドアロックスイッチ及びドアアンロック
スイッチの操作手順についても同様に数多くの応用が可
能である。
【0012】請求項1に記載の方法においては、いった
ん機能拡張モードに遷移した後、ドアロックスイッチが
押されるなどの適正な操作があったとき、機能拡張モー
ドから抜け出るようにすればよく、その後は再び通常の
モード、すなわち、ドアロックスイッチの操作でドアロ
ックのコードを、また、ドアアンロックスイッチの操作
でドアアンロックコードを生成するようにモードを切替
えればよい。しかし、送信装置はしばしばドライバーの
ズボンのポケット等に入れられて持運ばれることから、
知らぬ間に機能拡張スイッチが押されてしまって機能拡
張モードに遷移してしまうことも想定できる。このよう
な状況下でドアアンロックスイッチを押しても拡張機能
コードが生成送出されて、ドアロックを解除しようとい
うユーザの意図に反する結果をまねくことになりかねな
い。
【0013】そこで、請求項2に記載の拡張機能コード
生成方法は、請求項1に記載の車両用キーレスエントリ
システムにおける拡張機能コード生成方法において、前
記機能拡張モードに遷移した後、前記ドアロックスイッ
チ又は前記ドアアンロックスイッチのいずれも操作され
ることなく所定の時間が経過したときには前記機能拡張
モードは解除されることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の方法によれば、意図せず
に機能拡張スイッチが押されてしまったような場合であ
っても、所定の時間(例えば3〜10秒)後には機能拡
張モードは自然に解除されて通常のモードに復帰する。
従って、ユーザの意図に反する誤動作を生じる可能性は
ほとんどなくなる。
【0015】以上のように本発明は、機能拡張スイッチ
を例えば1つ追加して設けるだけで新たな拡張機能コー
ドをいくつも生成することができる。これらの追加され
た拡張機能コードには、車両の特徴やオプション装備に
応じて、様々な機能の実現のための制御コードを割当て
ることができる。前述したように、装備されたウインチ
の巻取りの開始/停止/逆転の動作をリモコン式に制御
したり、車外からサンルーフの開閉を制御したり、ウィ
ンドウの窓ガラスを昇降させたり、あるいは車室内のカ
ーテンを開閉制御したりすることができる。さらに、車
両の装備の制御に限られることなく、例えば車庫のシャ
ッターの開閉制御、車庫内の照明灯の点灯/消灯、家の
玄関ドアのロックの施錠/解錠、その他あらゆる制御対
象の制御に必要な制御コードを割当てることもできる。
【0016】ここで、請求項3に記載の拡張機能コード
生成方法は、請求項1又は2のうちいずれか一項に車両
用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生
成方法において、前記拡張機能コードは、車両の仕業点
検に必要な、ヘッドランプの点灯、ウィンカランプの点
灯、ストップランプの点灯、又は、パーキングランプの
点灯のうち、少なくともいずれかを車両に対して実行す
るように指令するコードを含むことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の方法によれば、一般に重
要といわれながらもおろそかにされがちな、車載ランプ
類の仕業点検を車外から容易に行なうことができ、車両
の安全運行に資することができる。
【0018】車載ランプ類の仕業点検を車外から容易に
行い得るようにするためには、本発明によって追加され
たいくつかの拡張機能コードに、それぞれのランプの点
灯や消灯の制御コードを割当てればよい。しかし、仕業
点検のためだけに複数の拡張機能コードを割当てるのは
もったいないともいえる。
【0019】そこで、請求項4に記載の拡張機能コード
生成方法は、請求項1又は2のうちいずれか一項に車両
用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生
成方法において、前記拡張機能コードは、車両の仕業点
検に必要な、ヘッドランプの点灯、ウィンカランプの点
灯、ストップランプの点灯、又は、パーキングランプの
点灯のうち、少なくとも複数を含む動作を所定の時間間
隔をおいて順次行う仕業点検動作を実行するように車両
に対して指令するコードを含むことを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の方法においては、車両側
にも仕業点検を援助するための特別な機能を持たせてお
くことが前提となる。すなわち、請求項4が前提とする
車両側の機能として、所定の拡張機能コードを受信した
ときに、車両側が自動的に、順次、ヘッドランプの点灯
及び消灯、ウィンカランプの点灯及び消灯、ストップラ
ンプの点灯及び消灯、パーキングランプの点灯及び消灯
といった動作を一連のものとして行なうことが求められ
る。かかる仕業点検動作を行なわせることにより、車両
のまわりを1周歩くだけですべてのランプ類の点検がで
きるようになる。
【0021】一方、請求項5に記載の拡張機能コード生
成装置は、車両用キーレスエントリシステムにおける拡
張機能コード生成装置であって、ドアロックスイッチ、
ドアアンロックスイッチ、及び、機能拡張スイッチと、
前記各スイッチの入力を受付ける制御手段と、該生成装
置が送出すべき複数種類のコードを記憶しておく記憶手
段と、前記記憶手段が記憶しているコードのうち前記制
御手段によって選択されたコードを車両に対して送信す
る送信手段とを備えて構成されるものにおいて、前記制
御手段は、前記ドアロックスイッチが操作されたときに
は前記記憶手段に記憶されたドアロックコードを選択
し、前記ドアアンロックスイッチが操作されたときには
前記記憶手段に記憶されたドアアンロックコードを選択
し、前記機能拡張スイッチが操作されたときには前記制
御手段は機能拡張モードに遷移して、同制御手段が前記
機能拡張モードにあるときには、同制御手段は前記ドア
ロックスイッチ又は前記ドアアンロックスイッチが操作
されたときに前記ドアロックコード又は前記ドアアンロ
ックコードのいずれでもないコードを前記記憶手段に記
憶されたコードの中から選択することを特徴としてい
る。
【0022】請求項5に記載の装置によれば、従前のキ
ーレスエントリの送信装置に新たに追加増設されるのは
例えば1つの機能拡張スイッチだけであるから、可及的
に小型化が要請される送信装置の大型化を招くことなく
適用することが可能である。しかも、最も頻繁に使用さ
れるであろうドアロックスイッチとドアアンロックスイ
ッチとは依然それぞれ専用に設けられているので、通常
のキーレスエントリ操作においては操作が複雑化するこ
とはない。
【0023】また、請求項6に記載の拡張機能コード生
成装置は、請求項5に記載の車両用キーレスエントリシ
ステムにおける拡張機能コード生成装置において、前記
制御手段は、前記機能拡張モードに遷移した後、前記ド
アロックスイッチ又は前記ドアアンロックスイッチのい
ずれも操作されることなく所定の時間が経過したとき
に、前記機能拡張モードを解除することを特徴としてい
る。
【0024】請求項6に記載の装置によれば、請求項2
に記載の方法と同様に、意図せずに機能拡張スイッチが
押されてしまったような場合であっても、所定の時間後
には機能拡張モードは自然に解除されて通常のモードに
復帰するので、ユーザの意図に反する誤動作を生じる可
能性がなくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る車両用キーレスエントリシステムにおける拡張機
能コード生成方法、及びその装置の実施形態を説明す
る。
【0026】図1は拡張機能コード生成装置の構成を示
すブロック図である。図示の通りこの装置は、車両用キ
ーレスエントリシステムにおける送信装置1であって、
1チップ型のマイクロプロセッサ(CPU)3と、CP
U3に内蔵されたプログラム実行部である制御手段とし
ての制御部5と、CPU3に内蔵されたフラッシュメモ
リ(EEP−ROM)からなる記憶手段としての記憶部
7と、CPUの出力端子に接続された送信手段としての
送信部9と、送信部9に接続されたアンテナ11とから
構成されている。そして、CPU3の入力端子には電源
13によってプルアップされたドアロックスイッチSW
1とドアアンロックスイッチSW2と機能拡張スイッチ
F−SWとが接続されている。
【0027】この送信装置1では、CPU3は記憶部7
に記憶された機械語プログラムを実行しており、同プロ
グラムにより入力端子に接続された各スイッチSW1,
SW2,F−SWのステータスを常時監視して、スイッ
チが操作されたときにはそれに応じて記憶部7に記憶さ
れたコードa,b,c,…のいずれかを選択し、該コー
ドを送信部9を介して車両に対して送信するようになっ
ている。
【0028】より詳しくは、CPU3は入力端子に接続
されたドアロックスイッチSW1が押されたことを検出
すると、記憶部7から2進数で表現されたコードa(ド
アロックコードに対応)を取出して、これを所定の送信
信号の形式になるように内部レジスタ上で展開してドア
ロックコードを生成し、送信部9が接続されたCPU3
の出力端子に出力して、不図示の車両に対してドアロッ
クコードを送信するようになっている。なお、ドアアン
ロックスイッチSW2が押されたときには、コードaに
代えてコードb(ドアアンロックコードに対応)が選択
される以外、同様の動作をする。なお、ここでの説明は
機能拡張スイッチが押されることのない通常のモードで
の動作について述べたものである。
【0029】次に、機能拡張スイッチF−SWが押され
た場合の動作について、図2を参照しつつ詳しく説明す
る。図2は、機能拡張スイッチF−SWが押されたと
き、制御部5が実行するプログラムの動作を示すフロー
チャートである。
【0030】まず、ステップS1でF−SWが押された
ことを検出すると、制御部5は内部のフラグを立てて機
能拡張モードに遷移したことを記憶する(ステップS
2)。次に、ステップS3ではCPU3に内蔵されたタ
イマーコントローラのモード設定レジスタへの書込みを
行ない、例えば減算モードとして初期値3秒間を登録
し、減算動作をスタートさせる。
【0031】ステップS4乃至S5の判定ステップは、
所定の条件が成立するまで繰返して実行される。すなわ
ち、前記したタイマーが3秒経過後にゼロを示してタイ
ムアップするか(このときにはステップS4からステッ
プS8へジャンプ)、又は、ドアロックスイッチSW1
又はドアアンロックスイッチSW2のいずれかが押され
る(このときにはステップS5からステップS6へ進
む)まで、無限ループ的にステップS4乃至S5が繰返
される。
【0032】つまり、ドアロックスイッチSW1又はド
アアンロックスイッチSW2のいずれも押されることな
しに(ステップS5)、ステップS4でタイムアップに
至ると、ステップS8へジャンプして、先ほど立ててお
いた機能拡張モードに遷移中であることを示すフラグを
リセットし、機能拡張モードは解除されて(ステップS
8)、通常のモードに戻る。
【0033】一方、タイムアップに至る前、すなわち所
定の時間が経過する前にドアロックスイッチSW1又は
ドアアンロックスイッチSW2のうちいずれかが押され
るとステップS6に進む。そして、記憶部7から2進数
で表現されたコードのうち、コードa又はコードbを除
くいずれかのコードを取出して、これを所定の送信信号
の形式になるように内部レジスタ上で展開して拡張機能
コードを生成し(ステップS6)、送信部9が接続され
たCPU3の出力端子に出力して(ステップS7)、不
図示の車両に対して選択された拡張機能コードを送信す
るようになっている。
【0034】次に、図3を参照して、スイッチ操作とそ
れにより選択される生成コードとの対応関係について説
明する。
【0035】図において上側部分は、通常モード時にお
けるスイッチ操作と生成コードとの対応関係を示してい
る。すなわち、機能拡張スイッチF−SWが押されるこ
とのない場合である。この場合には、SW1すなわちド
アロックスイッチの操作によってコードa(ドアロック
コード)が選択生成される。同様に、SW2すなわちド
アアンロックスイッチの操作によってコードb(ドアア
ンロックコード)が選択生成される。
【0036】図における下側部分は、機能拡張スイッチ
F−SWを押して機能拡張モードに遷移した状態におけ
る、スイッチ操作と生成コードとの対応関係を示してい
る。この機能拡張モード時においては、SW1(ドアロ
ックスイッチ)を押すとドアロックコードaとは異なる
コードcが選択生成される。同様に、SW2(ドアアン
ロックスイッチ)を押すとドアアンロックコードbとは
異なるコードdが選択生成される。また、SW1に続け
てSW2を押すとコードeが選択生成される。そして、
SW2に続けてSW1を押すとコードfが選択生成され
る。さらに、SW1とSW2とを同時に押すとコードg
が選択生成される。
【0037】以上のように本実施形態では、通常のドア
ロックコードaとドアアンロックコードb以外に、コー
ドcからコードgまでの5つの拡張機能コードを選択生
成することができる。
【0038】(実施例1)上記実施形態において、コー
ドcからコードgにどのような機能を割当てるかは任意
の設計事項に属するものである。しかしながら、ここで
は、例示的に仕業点検に必要なランプ類の点灯動作を割
当ててみた。
【0039】すなわち、コードcはヘッドランプHiビ
ームの点灯、コードdはヘッドランプLowビームの点
灯、コードeは左側のウインカランプの点滅、コードf
は右側のウインカランプの点滅、コードgはブレーキラ
ンプの点灯をそれぞれ指令するコードを割当てた。各コ
ードを受けた車両側ではECUが所定のランプ類を所定
時間点灯動作させる。これにより、車外から送信装置の
ボタンを操作するだけで簡単に仕業点検を行なうことが
できる。
【0040】(実施例2)次に、仕業点検を容易に行な
うための別例として、コードcの生成送信だけですべて
のランプ類の仕業点検が可能な実施例を例示する。
【0041】本実施例では、車両側にも仕業点検を援助
するための特別な機能を持たせておく。すなわち、車両
のECUには仕業点検動作機能が内蔵されており、この
機能によって、所定の拡張機能コード(コードc)を受
信したときに、車両側が自動的に、各種ランプ類の点灯
及び消灯を順次制御する動作を行なう。
【0042】より詳しくは、前記仕業点検動作では、点
検者が車両の正面から車両の周囲を時計まわりに1周歩
くと、これにあわせてすべてのランプ類の点検が可能な
ようになっている。具体的には、点検者は車両の正面に
立って機能拡張キーF−SWを押し、続いてドアロック
スイッチSW1を押す。これによりコードcが車両へ送
信される。すると、車両側に搭載されたECUは以下の
動作を一連のものとして順次実行する。まず、ヘッドラ
ンプのLowビームを数秒間点灯させてその後消灯す
る。続いて、ヘッドランプのHiビームを数秒間点灯さ
せて消灯する。続いて、右側のコーナーリングランプを
数秒間点灯させて消灯する。このとき、これに合わせて
点検者は、車両を中心として時計まわりに歩いて、車両
の右側方へ移動する。続いて、右側のウィンカランプの
点滅動作を数秒間行なう。このとき、点検者は右側の前
後ウィンカランプを目視点検しつつ車両の後方へと歩
く。続いて、ストップランプを数秒間点灯させて消灯す
る。続いて、パーキングランプを数秒間点灯させて消灯
する。続いて、後進ランプを数秒間点灯させて消灯す
る。続いて、左側のウィンカランプの点滅動作を数秒間
行なう。このとき、点検者は左側の前後ウィンカランプ
を目視点検しつつ車両の左側方へと歩く。続いて、左側
のコーナーリングランプを数秒間点灯させて消灯する。
【0043】以上の仕業点検動作によれば、各種ランプ
類の点灯及び消灯という動作を一連のものとして自動的
に行なうから、かかる仕業点検動作を行なわせつつ車両
の周囲を1周歩くだけですべてのランプ類の点検ができ
るようになる。
【0044】なお、本実施例においては、コードd〜コ
ードgの4つのコードは仕業点検以外の機能に割当てる
ことができるので、例えば、ウインチの巻取りの開始/
停止/逆転の動作制御や、サンルーフの開閉の制御、ウ
ィンドウの窓ガラスの昇降制御、あるいは車室内のカー
テンの開閉制御など好みの機能を割当てることができ
る。また、割当てる機能は車両の装備の制御に限られる
ことなく、例えば車庫のシャッターの開閉制御、車庫内
の照明灯の点灯/消灯、家の玄関ドアのロックの施錠/
解錠などにしてもよい。
【0045】また、上記実施形態では1の機能拡張モー
ドを備え、その下で新たな5つの拡張機能コマンドが生
成できるようにしたが、これに限られず、機能拡張スイ
ッチの2度押しで第2の機能拡張モードに遷移するよう
にしてもよい。そして、これに合わせて、機能拡張モー
ドに遷移中であることを表示するLEDを設け、通常の
モードでは消灯、第1の機能拡張モードでは緑色点灯、
第2の機能拡張モードでは赤色点灯のように、機能拡張
モードに遷移中であることを明示する手段を追加的に備
えることもできる。
【0046】すなわち、以上説明した実施の形態は、本
発明の理解を容易にするために記載されたものであっ
て、本発明を限定するために記載されたものではない。
したがって、上記の実施の形態に開示された各要素は、
本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を
も含む趣旨である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用キ
ーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生成方
法、及びその装置によれば、以下の効果が得られる。
【0048】請求項1に記載の方法によれば、キーレス
エントリシステムの送信装置に機能拡張スイッチを例え
ば1つ追加して設けるだけで、新たに多種類の拡張機能
コードを生成することができるようになる。
【0049】請求項2に記載の方法によれば、意図せず
に機能拡張スイッチが押されてしまって機能拡張モード
に遷移してしまったような場合でも、所定の時間後には
機能拡張モードは自然に解除されて通常のモードに復帰
するので、ユーザの意図に反する誤動作を生じる可能性
がなくなる。
【0050】請求項3に記載の方法によれば、車外から
リモコン式に各種ランプ類の点灯動作を制御することが
できるので、一般に重要といわれながらもおろそかにさ
れがちな、車載ランプ類の仕業点検を容易に行なうこと
ができ、車両の安全運行に資することができる。
【0051】請求項4に記載の方法によれば、各種ラン
プ類の点灯及び消灯といった動作を一連のものとして自
動的に行なうので、かかる仕業点検動作を行なわせるこ
とで、車両のまわりを1周歩くだけですべてのランプ類
の点検ができる。
【0052】請求項5に記載の装置によれば、従前の送
信装置に新たに追加増設されるのは例えば1つの機能拡
張スイッチだけであるから、可及的に小型化が要請され
る送信装置の大型化を招くことなく適用することが可能
である。しかも、最も頻繁に使用されるであろうドアロ
ックスイッチとドアアンロックスイッチとは依然それぞ
れ専用に設けられているので、通常のキーレスエントリ
操作においては操作が複雑化することはない。
【0053】請求項6に記載の装置によれば、請求項2
に記載の方法と同様に、意図せずに機能拡張スイッチが
押されてしまったような場合であっても、所定の時間後
には機能拡張モードは自然に解除されて通常のモードに
復帰するので、ユーザの意図に反する誤動作を生じるお
それがなくなるといったきわめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による拡張機能コード生成装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の拡張機能コード生成装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1の拡張機能コード生成装置の機能説明に供
する表である。
【符号の説明】
1 送信装置 3 CPU 5 制御部(制御手段) 7 記憶部(記憶手段) 9 送信部(送信手段) 11 アンテナ 13 電池 SW1 ドアロックスイッチ SW2 ドアアンロックスイッチ F−SW 機能拡張スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロックスイッチ、ドアアンロックス
    イッチ、及び、機能拡張スイッチを備えてなる車両用キ
    ーレスエントリシステムにおける送信コード生成方法で
    あって、 前記ドアロックスイッチが操作されたときにはドアロッ
    クコードを生成し、 前記ドアアンロックスイッチが操作されたときにはドア
    アンロックコードを生成し、 前記機能拡張スイッチが操作されたときには機能拡張モ
    ードに遷移して、 同機能拡張モードにおいて前記ドアロックスイッチ又は
    前記ドアアンロックスイッチのいずれか又は双方が操作
    されたときには前記ドアロックコード又は前記ドアアン
    ロックコードのいずれでもない拡張機能コードを生成す
    ることを特徴とする車両用キーレスエントリシステムに
    おける拡張機能コード生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用キーレスエント
    リシステムにおける拡張機能コード生成方法において、 前記機能拡張モードに遷移した後、前記ドアロックスイ
    ッチ又は前記ドアアンロックスイッチのいずれも操作さ
    れることなく所定の時間が経過したときには前記機能拡
    張モードは解除されることを特徴とする車両用キーレス
    エントリシステムにおける拡張機能コード生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のうちいずれか一項に車
    両用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード
    生成方法において、 前記拡張機能コードは、車両の仕業点検に必要な、ヘッ
    ドランプの点灯、ウィンカランプの点灯、ストップラン
    プの点灯、又は、パーキングランプの点灯のうち、少な
    くともいずれかを車両に対して実行するように指令する
    コードを含むことを特徴とする車両用キーレスエントリ
    システムにおける拡張機能コード生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のうちいずれか一項に車
    両用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コード
    生成方法において、 前記拡張機能コードは、車両の仕業点検に必要な、ヘッ
    ドランプの点灯、ウィンカランプの点灯、ストップラン
    プの点灯、又は、パーキングランプの点灯のうち、少な
    くとも複数を含む動作を所定の時間間隔をおいて順次行
    う仕業点検動作を実行するように車両に対して指令する
    コードを含むことを特徴とする車両用キーレスエントリ
    システムにおける拡張機能コード生成方法。
  5. 【請求項5】 車両用キーレスエントリシステムにおけ
    る拡張機能コード生成装置であって、 ドアロックスイッチ、ドアアンロックスイッチ、及び、
    機能拡張スイッチと、前記各スイッチの入力を受付ける
    制御手段と、該生成装置が送出すべき複数種類のコード
    を記憶しておく記憶手段と、前記記憶手段が記憶してい
    るコードのうち前記制御手段によって選択されたコード
    を車両に対して送信する送信手段とを備えて構成される
    ものにおいて、 前記制御手段は、前記ドアロックスイッチが操作された
    ときには前記記憶手段に記憶されたドアロックコードを
    選択し、前記ドアアンロックスイッチが操作されたとき
    には前記記憶手段に記憶されたドアアンロックコードを
    選択し、 前記機能拡張スイッチが操作されたときには前記制御手
    段は機能拡張モードに遷移して、同制御手段が前記機能
    拡張モードにあるときには、同制御手段は前記ドアロッ
    クスイッチ又は前記ドアアンロックスイッチが操作され
    たときに前記ドアロックコード又は前記ドアアンロック
    コードのいずれでもないコードを前記記憶手段に記憶さ
    れたコードの中から選択することを特徴とする車両用キ
    ーレスエントリシステムにおける拡張機能コード生成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車両用キーレスエント
    リシステムにおける拡張機能コード生成装置において、 前記制御手段は、前記機能拡張モードに遷移した後、前
    記ドアロックスイッチ又は前記ドアアンロックスイッチ
    のいずれも操作されることなく所定の時間が経過したと
    きに、前記機能拡張モードを解除することを特徴とする
    車両用キーレスエントリシステムにおける拡張機能コー
    ド生成装置。
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Cited By (8)

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