JP2001047694A - プリンタ及び該プリンタを備えた画像処理装置 - Google Patents

プリンタ及び該プリンタを備えた画像処理装置

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JP2001047694A
JP2001047694A JP11220840A JP22084099A JP2001047694A JP 2001047694 A JP2001047694 A JP 2001047694A JP 11220840 A JP11220840 A JP 11220840A JP 22084099 A JP22084099 A JP 22084099A JP 2001047694 A JP2001047694 A JP 2001047694A
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backup
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volatile memory
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Tomoki Ishii
智樹 石井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの制御基板の交換時に、搭載された
不揮発性メモリの付替えをせずにメモリ保持情報を基板
の付替後に復元できるようにしたプリンタを提供する。 【解決手段】 操作パネル(不図示)から入力操作によ
り発生し、プリンタ制御基板上のパネルI/F7を介し
て送り込まれた、各印刷ジョブの固有情報や本機に固有
の動作関連情報がCPU1により不揮発性メモリ6に書
込まれる。その後、書込後の不揮発性メモリ6の記憶デ
ータ内容がエンジンI/F5を介して、エンジン制御基
板(不図示)上の不揮発性メモリに書き込まれる。書込
後にエンジン制御基板上の不揮発性メモリの全データ内
容が、エンジンI/F5を介して受け取ったプリンタ制
御基板の不揮発性メモリ6に書き込まれ、両制御基板で
相互にデータを保存し、バックアップが完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
より詳細には、操作入力等により指示された設定条件に
より印刷を行う際に、用いた各印刷ジョブに固有の情報
及び/又は装置の動作に関する本機に固有の情報を不揮
発性メモリに記憶、管理し、これらの情報に従い適正な
パフォーマンスが得られるようにしたプリンタ及び該プ
リンタを備えた複写機、複写機をベースにしたマルチフ
ァンクション機及びFAX等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタにおいて、ホストI/F
のインターフェイス条件等の機能設定を利用者により変
更ができる方式が採用されており、この方式では、プリ
ンタ制御基板内に不揮発性メモリを搭載し、利用者独自
の情報をこの不揮発性メモリに書き込み、利用者情報と
して管理している。また、利用者情報の外に、プリンタ
制御基板において、例えば、オプションのフォントデー
タのプロテクト等に利用されるプリンタID、或いは工
場でしか設定できないエンジンの調整情報はプリンタ制
御基板ごとに異なった値を持つものであり、この情報に
ついても管理情報として不揮発性メモリに記憶されてい
る。そして、プリンタ制御基板内の不揮発性メモリは、
例えばICソケットを使用し、基板から着脱可能な形式
で設けておき、プリンタ制御基板の故障等で基板全体を
交換する際には、この不揮発性メモリを取り外し、新品
の基板に付け替えるという方法によって、利用者情報等
を保持し、故障以前の機能を復元していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タ制御基板内に不揮発性メモリを着脱可能な状態に設け
たためにコストが余分にかかり、また、基板交換の際
に、不揮発性メモリを付け替えるという余分な作業を要
した。また、エンジン基板においても不揮発性メモリを
搭載して、そこにエンジン基板によりその動作がコント
ロールされるエンジンに関する固有の情報が保存されて
おり、故障等で基板ごと交換する際には、プリンタ制御
基板においてと同様に、コストアップに加え、不揮発性
メモリの付け替え作業を要した。本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、プ
リンタの制御に係わる各基板の故障により基板を交換す
る際にも、そこに搭載された不揮発性メモリの付け替え
を必要とせずに不揮発性メモリに保持された情報を基板
の付け替え後においても復元できるようにした手段を備
えたプリンタ及び該プリンタを備えた複写機、複写機を
ベースにしたマルチファンクション機及びFAX等の画
像処理装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
された印刷ジョブのプリント出力処理を制御するための
複数の制御基板それぞれに不揮発性メモリを設け、該不
揮発性メモリに各印刷ジョブに固有の情報及び/又は装
置の動作に関する本機に固有の情報を書き込み、書き込
まれた情報を用いて設定される印刷条件に従いプリント
出力処理を制御し、印刷ジョブを管理するプリンタにお
いて、前記複数の制御基板それぞれに設けた不揮発性メ
モリは、書き込まれた情報を相互にバックアップするこ
とを特徴とするプリンタを構成する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載された
プリンタにおいて、前記バックアップに必要な前記不揮
発性メモリ間の書き込みを、プリント出力処理の起動時
に前記複数の制御基板間で行う通信に合わせて行うこと
を特徴とするものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載された
プリンタにおいて、前記不揮発性メモリ間の書き込み間
隔を可変にしたことを特徴とするものである。
【0007】請求項4の発明は、請求項3に記載された
プリンタにおいて、前記不揮発性メモリ間の書き込み間
隔を入力操作により可変設定し得るようにしたことを特
徴とするものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載されたプリンタにおいて、前記バックアッ
プに必要な前記不揮発性メモリ間の書き込みを、区分さ
れた不揮発性メモリ内の記憶領域を選択して行うことを
特徴とするものである。
【0009】請求項6の発明は、請求項5に記載された
プリンタにおいて、記憶領域毎に不揮発性メモリ間の書
き込み間隔を設定することを特徴とするものである。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載された
プリンタにおいて、前記書き込み間隔の設定を前記不揮
発性メモリ内の該当する記憶領域に書き込んだデータに
より行うことを特徴とするものである。
【0011】請求項8の発明は、請求項6に記載された
プリンタにおいて、前記バックアップに必要な前記不揮
発性メモリ間の書き込みを、不揮発性メモリ内の記憶領
域に対応させて予め設定された固定値により行うことを
特徴とするものである。
【0012】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかに記載されたプリンタにおいて、不揮発性メモリ
を設けた前記複数の制御基板がプリンタ制御基板とエン
ジン制御基板であることを特徴とするものである。
【0013】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれかに記載されたプリンタを備えたことを特徴とす
る画像処理装置を構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によるプリンタを添付する
図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明する。図
1は、本発明によるプリンタの第一の実施形態のプリン
タ制御基板に搭載される回路の全体ブロック図である。
図1を参照して、本プリンタの構成の概略を説明する
と、1はCPUであり、プリンタ全体のシステム制御、
及び画像処理等を行う。2はROMであり、CPU1が
実行するプログラム、プログラムに従い制御される装置
の各種の動作パラメータ等が記憶されている。3はRA
Mであり、制御コードや画像処理の際にワーク用として
使用したり、プリントデータをCPU1が処理して作成
した画像データ等を記憶する。4はホストI/Fであ
り、図示しないホストからの印刷命令やコマンドを受
け、その応答をホストに返す信号のやりとりをする。5
はエンジンI/Fでありコマンドや印刷データを送出す
るために、図示しない印字動作を行うプリンタエンジン
のエンジン制御基板に搭載された回路に接続される部分
である。6は不揮発性メモリであり、例えばEEPRO
M等により構成される。7は操作パネルI/Fであり、
図示しない操作・表示部との間で、データや信号のやり
とりをし、利用者が入力操作を行う際に、操作・表示部
にプリンタ設定情報等を表示し、又設定入力を行わせる
部分である。また、図示しないプリンタエンジンのエン
ジン制御基板にも上記プリンタ制御基板に備えた不揮発
性メモリ6と同等の機能を持つ不揮発性メモリが設けら
れる。
【0015】図1に示す回路構成のプリンタにおいて、
ホストI/F4或いは操作パネルI/F7を介して入力
される印刷命令やコマンド等からなる印刷ジョブをCP
U1が受けとることによりプリント動作が開始される。
CPU1では、受けとった印刷ジョブ中の印刷データ及
びジョブ情報データからそこに指定された印刷条件に従
い画像を展開し、印字データを作成する処理を行う(こ
の際に、ROM2に用意したプログラムに従い、ワーク
にRAM3を用いて処理を実行する)。その後、作成さ
れた印字データ及び印字条件をエンジンI/F5を介し
て、図示しないエンジンに送り込み、送り込まれたデー
タに基づいて、エンジンでは、そのプリント出力処理を
行う。
【0016】プリンタ制御基板において行われる処理に
際し、CPU1は入力されてくる印刷ジョブに固有の情
報(利用者が選択するインターフェイスの設定条件や利
用者に固有のデータ等)を、ジョブ処理の管理に必要な
情報として、不揮発性メモリ6に記憶させる。また、不
揮発性メモリ6には、これ以外にも、プリンタを最適条
件で動作させるための動作パラメータ、さらに後記する
エンジン制御基板上の不揮発性メモリのバックアップデ
ータ等の装置の動作に関する本機に固有の情報を記憶可
能とし、ここに記憶されたデータからプリンタ制御動作
と処理されるジョブの管理に必要なデータを供する。ま
た、図示しないエンジンにおいても、エンジン基板上に
備えた不揮発性メモリに、エンジンを最適な条件で動作
させる本機エンジンに固有の動作パラメータ等を、プリ
ント出力処理にあたり設定されるデータとして保持し、
ここに保持されたデータからエンジン制御動作とジョブ
の管理に必要なデータを供する。さらに、この不揮発性
メモリは、上記したプリンタ制御基板上の不揮発性メモ
リ6と相互にデータをバックアップし得る構成となさ
れ、所定のタイミングで相互のバックアップ動作を実行
する。
【0017】次に、上記した装置構成を前提に、さら
に、プリンタ制御基板の不揮発性メモリ6と、エンジン
制御基板上に備えた不揮発性メモリ間の相互バックアッ
プ方式を採用して構成される本発明のプリンタに係わる
実施例をその動作フロー図に基づいて以下に詳細に説明
する。なお、説明文中、括弧書きにて図中のステップ番
号を参照のため付記する。 〈実施例1〉本実施例の動作フローを図2に示す。この
フローは、本機に電源を投入した電源ON時に開始され、
先ず、印刷ジョブが到来して印刷が起動されたか否かを
確かめ(S21)、起動が確認されると、不揮発性メモ
リ6に記憶されたデータをエンジン制御基板に設けた不
揮発性メモリに書き込み、また、エンジン制御基板の不
揮発性メモリに記憶されたデータ内容を不揮発性メモリ
6に書き込むことにより、相互にデータのバックアップ
が可能な記憶状態とする(S22)。この手順を完了し
た後に、印刷を開始し(S23)、印刷完了後に、次の
印刷ジョブが到来する時に、ステップS21〜23の手
順を再び行う。
【0018】上記のステップS22を具体化する場合の
手順としては、操作パネル(図示せず)から利用者の入
力操作により発生し、パネルI/F7を介して設定され
た利用者独自の情報が、先ず、CPU1により不揮発性
メモリ6に書き込まれる。その後、書き込み後の不揮発
性メモリ6の記憶データと同じ内容のデータをエンジン
I/F5を介して、エンジン制御基板上の不揮発性メモ
リに書き込まれる。その後、書き込み後にエンジン制御
基板上の不揮発性メモリに記憶された全データの内容
(元から記憶されていたエンジン制御独自のデータも含
む)を、エンジンI/F5を介して受け取り、プリンタ
制御基板の不揮発性メモリ6に書き込まれることによ
り、相互にデータを保存し、バックアップが完了する。
不揮発性メモリへのデータの相互書き込みを行うタイミ
ングを印刷起動時としているが、印刷起動時には通常、
エンジンの状態等を確認するためコマンド等で情報の受
け渡しをおこなっているため、この時に、不揮発性メモ
リの内容の受け渡しも行うように動作させることによ
り、無理なく好適な条件で実施することができる。
【0019】〈実施例2〉上記実施例1においては、印
刷起動時ごとにバックアップ用のデータの相互書き込み
を行うこととしたが、この実施例においては、相互書き
込みのタイミングを可変とするもので、印刷起動時に毎
回行うのではなく、所定の起動回数おき、例えば、一回
おきや、二回おきと、何回かに一度行うように動作した
り、また、電源立ち上げ後、最初の印刷起動時のみ行う
ような動作をさせる。本実施例の動作フローを図3に示
す。このフローは、本機に電源を投入した電源ON時に開
始され、先ず、印刷ジョブが到来して印刷が起動された
か否かを確かめ(S31)、起動が確認されると、前回
バックアップをしてから何回印刷起動がかけられたかチ
ェックするカウンタのカウント値が規定値に達している
かを確認する(S32)。規定値に達した場合に、不揮
発性メモリ6に記憶されたデータをエンジン制御基板に
設けた不揮発性メモリに書き込み、また、エンジン制御
基板の不揮発性メモリに記憶されたデータ内容を不揮発
性メモリ6に書き込むことにより、相互にデータのバッ
クアップが可能な記憶状態とする(S33)。一方、規
定値に達していない場合には、前回バックアップをして
から何回印刷起動がかけられたかチェックするカウンタ
のカウント値に+1を加え、カウント値を修正する(S
34)。S33,S34のいずれの手順においても、そ
れをを完了した後に、印刷を開始する(S35)。
【0020】〈実施例3〉上記実施例2においては、所
定の起動回数おきにバックアップ動作を行うようにした
が、所定の回数を変えることを考慮していなかったが、
本実施例では、バックアップのタイミングの間隔を利用
者により設定できるようにし、そのため、例えば、内部
にカウンタを持ち、利用者によりカウンタの値を変更で
きる構成をとり、そのカウンタのセット数の印刷起動時
ごとにバックアップを行うように動作をしたり、電源立
ち上げ時のカウンタ値により印刷起動時にバックアップ
を行う、行わないの区別をするように動作させることを
可能とするものである。。本実施例の動作フローを図4
に示す。このフローは、本機に電源を投入した電源ON時
に開始され、先ず、利用者がバックアップ間隔、即ち、
何回の起動回数おきにバックアップ動作を行うかの設定
を行う(S41)。次に、印刷ジョブが到来して印刷が
起動されたか否かを確かめ(S42)、起動が確認され
ると、前回バックアップをしてから何回印刷起動がかけ
られたかチェックするカウンタのカウント値がS41で
設定した規定値に達しているかを確認する(S43)。
規定値に達した場合に、不揮発性メモリ6に記憶された
データをエンジン制御基板に設けた不揮発性メモリに書
き込み、また、エンジン制御基板の不揮発性メモリに記
憶されたデータ内容を不揮発性メモリ6に書き込むこと
により、相互にデータのバックアップが可能な記憶状態
とする(S44)。一方、規定値に達していない場合に
は、前回バックアップをしてから何回印刷起動がかけら
れたかチェックするカウンタのカウント値に+1を加
え、カウント値を修正する(S45)。S44,S45
のいずれの手順においても、それをを完了した後に、印
刷を開始する(S35)。
【0021】〈実施例4〉上記実施例1〜3において
は、バックアップ動作の際に、不揮発性メモリの情報内
容に区別を付けるという考え方はなかったが、本実施例
においては、情報内容によって不揮発性メモリに書き込
みを行う際に、不揮発性メモリの指定されたある領域の
み書き込みを行ったり、或いは、メモリの領域ごとにバ
ックアップ間隔を異にしてバックアップ動作を行うよう
にしている。例えば、パネルI/F7から設定される利
用者独自の情報が、CPU1により不揮発性メモリ6に
書き込まれるが、この時に、頻繁にバックアップすべき
情報はAブロック、そうでない情報はBブロックという
ように、領域を選択して書き込むことによりバックアッ
プ間隔をデータにより変えることができる。本実施例の
動作フローを図5に示す。このフローは、本機に電源を
投入した電源ON時に開始され、先ず、不揮発性メモリの
Aブロックの領域に書き込まれたデータについてバック
アップ動作を行うか否かを判断する(S51)。バック
アップ動作を行う場合には、メモリのAブロックの領域
だけについてバックアップを行う(S52)。バックア
ップ動作を行わない場合には、不揮発性メモリの別のブ
ロックであるBブロックの領域に書き込まれたデータに
ついてバックアップ動作を行うか否かを判断し(S5
3)、バックアップ動作を行う場合には、メモリのBブ
ロックの領域だけについてバックアップを行う(S5
4)。A,Bいずれのブロックについても、バックアッ
プ動作を行うか否かを判断する場合の条件として、バッ
クアップ間隔をそれぞれの適正に従い規定することによ
り所期の動作を実施できる。
【0022】〈実施例5〉上記実施例4のステップS5
1及びS53において、A,B各ブロック領域毎にバッ
クアップ動作を行うか否かを判断し、その判断に従って
実行されるバックアップ動作を、以下の実施例にて示
す。本例は、プリンタ制御基板内の不揮発性メモリ6の
データをプリンタ内のエンジン制御基板内に搭載され
る、例えばEEPROM等からなる不揮発性メモリに書
き込みを行う場合の動作に係わるものである。ここで
は、先ず、図示しない操作入力パネルから入力され、パ
ネルI/F7を介して設定される利用者独自情報がプリ
ンタ制御基板内の不揮発性メモリ6に書き込まれる。こ
れと同時に、バックアップの頻度の情報も不揮発性メモ
リ6の各領域に対応づけて付加データとして書き込まれ
る。書き込む領域は例えば、不揮発性メモリ6内をA、
B2つのブロックに分けた場合、Aブロック、Bブロッ
クの先頭アドレスに頻度の情報を書き込むように動作す
る。
【0023】プリンタ制御基板内の不揮発性メモリ6に
バックアップの頻度の情報を付加して書き込まれている
利用者情報等のデータをブロック毎に読み出し、プリン
タ内のエンジン制御基板内に搭載される不揮発性メモリ
に書き込みを行う動作のフローの1例が図6に示されて
いる。このフローは、同図にて参照されるように、電源
をON後、バックアップ動作の開始時に、プリンタ制御基
板の不揮発性メモリ6内のA,B各ブロックの先頭アド
レスに書き込まれている頻度の情報を読み込む(S6
1)。その後、読み込んだ頻度情報と、前回バックアッ
プをしてから印刷起動がかけられた回数と、が一致する
かをチェックし(S62)、一致する場合に、ブロック
内のデータ内容をエンジン制御基板内の不揮発性メモリ
に転送する(S63)。S62で両者が一致しない場合
には、印刷起動がかけられた回数を増やし、読み込んだ
頻度情報に一致するまでバックアップ動作を行うことな
く、所定の頻度に達した時に始めてバックアップを実行
する。
【0024】〈実施例6〉本例は、プリンタ制御基板内
の不揮発性メモリ6のデータをプリンタ内のエンジン制
御基板内に搭載される、例えばEEPROM等からなる
不揮発性メモリに書き込みを行う場合の動作に係わるも
ので、上記実施例5に代替し得るものである。ここで
は、先ず、図示しない操作入力パネルから入力され、パ
ネルI/F7を介して設定される利用者独自情報がプリ
ンタ制御基板内の不揮発性メモリ6に書き込まれる。不
揮発性メモリに書き込む際に、例えば、不揮発性メモリ
6内をA、B2つのブロックに分けた場合、ハードウェ
アの設定により常に、Aブロックは頻繁にバックアップ
する情報を書き込み、そうでない情報をBブロックに書
き込むように動作させる。プリンタ制御基板内の不揮発
性メモリ6にバックアップの頻度によって領域を選んで
書き込まれている利用者情報等のデータをブロック毎に
読み出し、プリンタ内のエンジン制御基板内に搭載され
た不揮発性メモリに書き込みを行う動作のフローの1例
が図7に示されている。
【0025】このフローは、同図にて参照されるよう
に、電源をONした後、バックアップ動作の開始時に、プ
リンタ制御基板の不揮発性メモリ6内のA,B各ブロッ
クに対応させてハードウエアの設定により予め定められ
ている頻度情報を読み込む(S71)。その後、読み込
みセットした頻度情報と、前回バックアップをした後か
ら現在まで印刷起動がかけられた回数のカウント値と、
が一致するかをチェックし(S72)、一致する場合
に、一致したA,Bいずれかのブロック内のデータ内容
をエンジン制御基板内の不揮発性メモリに転送する(S
73)。S72で両者が一致しない場合には、印刷起動
がかけられた回数のカウント値を増やし、予め定められ
ている頻度情報に一致するまでバックアップ動作を行う
ことなく、所定の頻度に達した時に始めてバックアップ
を実行する。
【0026】
【発明の効果】(1)請求項1の発明に対応する効果 複数の制御基板それぞれに設けた不揮発性メモリは、書
き込まれた各印刷ジョブに固有の情報及び/又は装置の
動作に関する本機に固有の情報を相互にバックアップす
るので、制御基板の故障等により、一方の制御基板を交
換することがあっても、従来のように不揮発性メモリを
付け替える必要がなくなることから、不揮発性メモリを
取り替え可能にするための付加的手段を用意する必要が
ないため、構成が単純化でき、安価なプリンタ制御基板
を採用することができる。 (2)請求項2の発明に対応する効果 また、この時のバックアップに必要な不揮発性メモリ間
の書き込みのタイミングとして、プリント出力処理の起
動時に複数の制御基板間で行う通信に合わせて、通常行
われる各制御部の状態を知らせるデータの送受信処理と
同様の処理方法で、ハードウェア等に特別な手段の追加
なしに行うことができる。 (3)請求項3、4の発明に対応する効果 プリント出力処理の起動時に行う不揮発性メモリ間の書
き込み間隔を変更できるため、毎回、印刷起動時毎に行
う必要がなくなり、バックアップ書き込みに要する時間
分高速に印刷することが可能となる。また、書き込み間
隔を入力操作により可変設定し得るようにしたことによ
り、利用者の操作に従って、印刷速度重視でバックアッ
プ書き込みの間隔を長くしたり、利用者独自のデータの
安全性重視でバックアップ書き込みの間隔を短くしたり
することができ、利用者に適した設定をすることが可能
となる。
【0027】(4)請求項5,6の発明に対応する効果 バックアップに必要な不揮発性メモリ間の書き込みを、
区分された不揮発性メモリ内の記憶領域を選択して行う
ことができるため、頻繁に書き込みが必要な情報を特定
の領域に記憶しておくことにより、余分な書き込み時間
を費やさずにすむため、バックアップ書き込みの終了ま
での時間を短縮することが可能となる。また、記憶領域
毎に不揮発性メモリ間の書き込み間隔を設定することに
より、最適な設定でシステムを運用することが可能とな
る。 (5)請求項7の発明に対応する効果 バックアップする記憶領域はブロックに分割されてお
り、書き込み間隔の設定を不揮発性メモリ内の該当する
ブロック毎に書き込んだデータにより行い、メモリに保
持される情報すべてにおいてそれぞれ個別に設定された
バックアップ書き込みの頻度情報にしたがってバックア
ップ書き込みができるため、最適な設定でシステムを運
用することが可能となる。 (6)請求項8の発明に対応する効果 バックアップする記憶領域はブロックごとに分割されて
おり、例えば、Aブロックは電源立ち上げ時に、又、B
ブロックは印刷枚数、例えば50枚印刷ごとに、として
ブロックに対応させて予め設定された固定値によりバッ
クアップ書き込みを行い、書き込まれる情報の性格によ
って書き込む領域を選択するようにしたので、不揮発性
メモリ内に頻度の情報を持たないため、不揮発性メモリ
を有効に使用することが可能である。
【0028】(7)請求項9の発明に対応する効果 プリンタに搭載されたプリンタ制御基板とエンジン制御
基板間における情報を相互にバックアップする場合に適
用することにより、最適な形態で請求項1乃至8のいず
れかに記載された発明による上記(1)乃至(7)の効
果を具現化できる。 (8)請求項10の発明に対応する効果 本発明のプリンタを備えた複写機、複写機をベースにし
たマルチファンクション機及びFAX等の画像処理装置
において、上記(1)〜(7)の効果を具現化でき
る。、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの実施例におけるプリンタ制
御基板に搭載される回路ブロックを示す。
【図2】印刷起動時に行われるバックアップ書き込みの
動作フローを示す。
【図3】設定された書き込み間隔により行うバックアッ
プ書き込みの動作フローを示す。
【図4】書き込み間隔を利用者の設定により変更可能と
したバックアップ書き込みの動作フローを示す、従来の
1例についてその信号処理回路の概要を示すブロック図
である。
【図5】区分された記憶領域を選択してバックアップ書
き込みを行う動作のフローを示す。
【図6】記憶領域に書き込まれた頻度情報に従いバック
アップ書き込みを行う動作のフローを示す。
【図7】固定の設定頻度情報に従いバックアップ書き込
みを行う動作のフローを示す。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、3
…RAM、 4…ホストI/
F、5…エンジンI/F、 6…不揮発
性メモリ、7…操作パネルI/F。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された印刷ジョブのプリント出力処
    理を制御するための複数の制御基板それぞれに不揮発性
    メモリを設け、該不揮発性メモリに各印刷ジョブに固有
    の情報及び/又は装置の動作に関する本機に固有の情報
    を書き込み、書き込まれた情報を用いて設定される印刷
    条件に従いプリント出力処理を制御し、印刷ジョブを管
    理するプリンタにおいて、前記複数の制御基板それぞれ
    に設けた不揮発性メモリは、書き込まれた情報を相互に
    バックアップすることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたプリンタにおい
    て、前記バックアップに必要な前記不揮発性メモリ間の
    書き込みを、プリント出力処理の起動時に前記複数の制
    御基板間で行う通信に合わせて行うことを特徴とするプ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたプリンタにおい
    て、前記不揮発性メモリ間の書き込み間隔を可変にした
    ことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたプリンタにおい
    て、前記不揮発性メモリ間の書き込み間隔を入力操作に
    より可変設定し得るようにしたことを特徴とするプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載され
    たプリンタにおいて、前記バックアップに必要な前記不
    揮発性メモリ間の書き込みを、区分された不揮発性メモ
    リ内の記憶領域を選択して行うことを特徴とするプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたプリンタにおい
    て、記憶領域毎に不揮発性メモリ間の書き込み間隔を設
    定することを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたプリンタにおい
    て、前記書き込み間隔の設定を前記不揮発性メモリ内の
    該当する記憶領域に書き込んだデータにより行うことを
    特徴とするプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載されたプリンタにおい
    て、前記バックアップに必要な前記不揮発性メモリ間の
    書き込みを、不揮発性メモリ内の記憶領域に対応させて
    予め設定された固定値により行うことを特徴とするプリ
    ンタ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載され
    たプリンタにおいて、不揮発性メモリを設けた前記複数
    の制御基板がプリンタ制御基板とエンジン制御基板であ
    ることを特徴とするプリンタ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載さ
    れたプリンタを備えたことを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011016250A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Canon Inc 画像形成装置、その制御方法
JP2012171341A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置
WO2024024347A1 (ja) * 2022-07-28 2024-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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