JP2001043925A - 端子係止具付き雄コネクタ、雌コネクタ、及び電気コネクタ - Google Patents

端子係止具付き雄コネクタ、雌コネクタ、及び電気コネクタ

Info

Publication number
JP2001043925A
JP2001043925A JP11218677A JP21867799A JP2001043925A JP 2001043925 A JP2001043925 A JP 2001043925A JP 11218677 A JP11218677 A JP 11218677A JP 21867799 A JP21867799 A JP 21867799A JP 2001043925 A JP2001043925 A JP 2001043925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
female
male
connector
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11218677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3685314B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Fukase
佳宏 深瀬
Toru Nagano
徹 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP21867799A priority Critical patent/JP3685314B2/ja
Priority to US09/630,391 priority patent/US6283799B1/en
Priority to DE10037750A priority patent/DE10037750B4/de
Publication of JP2001043925A publication Critical patent/JP2001043925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3685314B2 publication Critical patent/JP3685314B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/521Sealing between contact members and housing, e.g. sealing insert
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子の挿入状態を検知可能な雌端子係止具付
き雄コネクタ、雌コネクタ、及び電気コネクタを提供す
る。 【解決手段】 端子係止具付き雄コネクタが、雄ハウジ
ング本体の外周面に周設されたホルダ収容室22と、端
子挿通孔41を有し、且つホルダ収容室内で雄ハウジン
グ本体に組み付けられる雌端子ホルダ5Aと、雄ハウジ
ング本体側にスライド自在に係合され、端子導入口34
を有し、及び端子収容室内の雌端子の挿入状態を検知す
る雌端子係止具4Aとを備えた。また、端子係止具付き
雌コネクタが、雌ハウジング本体とフードとの間のホル
ダ収容室と、雌ハウジング本体にスライド自在に係合さ
れた雌端子ホルダと、端子導入口を有し、及び端子収容
室内の雄端子の挿入状態を検知する雄端子係止具とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子係止具付き雄
コネクタ、雌コネクタ、及び電気コネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図30のようなコネクタ150が
提案されている(EP0703643A1)。このコネ
クタ150は、端子152を挿着するハウジング本体1
51と、ハウジング本体51に膨出形成されたフード1
53と、ハウジング本体151に挿着される端子係止具
154と、端子係止具154から突出する端子152を
保持する端子ホルダ155とから成る。端子収容室15
6への端子152の挿入方向と直交する方向へ端子係止
具154をスライドすることによって端子152を係止
する。端子係止具154には操作レバー157が前方へ
突設され、操作レバー157の先端部には摺動面157
aが形成されている。
【0003】コネクタ150のフード153内に相手方
コネクタ(図示せず)を嵌合する際に、相手方コネクタ
内に設けられた傾斜面と摺動面157aとが突き当た
る。傾斜面が摺動面157aを押圧することにより、端
子係止具154がスライドされ、端子係止具154が端
子152を係止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コネク
タ150と相手方コネクタとの嵌合時に、端子係止具1
54をスライドさせて端子152を係止するだけである
から、ハウジング本体151内に挿着された端子152
の挿入状態を検知できない欠点かった。そのため、相手
方コネクタとの嵌合後に、電気的な接触不良を起こす危
険があった。
【0005】本発明は上記した点に鑑み、端子の挿入状
態を検知可能な端子係止具付き雄コネクタ、雌コネク
タ、及び電気コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、肩部を有する雌端子と、端子収容室を形
成した雄ハウジング本体とから成る雄コネクタにおい
て、前記雄ハウジング本体の外周面から雌端子挿入方向
へ周設されたホルダ収容室と、前記端子収容室に対応す
る端子挿通孔を有し、且つ前記ホルダ収容室内で前記雄
ハウジング本体に組み付けられる雌端子ホルダと、前記
雌端子ホルダの雄ハウジング本体側に雌端子挿入方向へ
スライド自在に係合され、前記端子収容室に対応する端
子導入口を有し、及び前記端子収容室内へ挿入された前
記雌端子の挿入状態を検知する雌端子係止具とを備えた
端子係止具付き雄コネクタを特徴とする(請求項1)。
前記雌端子係止具が、前記雌端子ホルダに仮係止又は本
係止される枠体と、該枠体にスライド方向と交差する方
向へ配設され、且つ本係止時に前記雌端子の肩部に係合
される一又は複数の垂直壁と、前記枠体から雌端子挿入
方向へ延設され、且つ前記ホルダ収容室内から外方へ突
出した操作レバーとから成る端子係止具付き雄コネクタ
を特徴とする(請求項2)。肩部を有する雄端子と、端
子収容室を形成した雌ハウジング本体と、該雌ハウジン
グ本体の外周面から雄端子挿入方向へ膨出形成されたフ
ードとから成る雌コネクタにおいて、前記雌ハウジング
本体とフードとの間に形成されたホルダ収容室と、該ホ
ルダ収容室内で前記雌ハウジング本体に組み付けられ、
且つ前記端子収容室に対応する端子挿通孔を有する雄端
子ホルダと、該雄端子ホルダの雌ハウジング本体側で雄
端子挿入方向と交差する方向へスライド自在に係合さ
れ、前記端子収容室に対応する端子導入口を有し、及び
前記端子収容室内に挿入された前記雄端子の挿入状態を
検知する雄端子係止具とを備えた端子係止具付き雌コネ
クタを特徴とする(請求項3)。前記雄端子係止具が、
前記雄端子ホルダに仮係止又は本係止される枠体と、仮
係止時に該枠体内に前記雄端子を挿入可能であり、且つ
本係止時に前記雄端子の肩部に係合するように、前記枠
体にスライド方向と交差する方向へ配設された一又は複
数の垂直壁と、該垂直壁から雄端子挿入方向へ延設され
た少なくとも一つの操作レバーとから成る端子係止具付
き雌コネクタを特徴とする(請求項4)。前記操作レバ
ーが、前記雄端子係止具の仮係止時に前記端子挿通孔か
ら突出する前記雄端子のコジリを防止するため、前記雄
端子係止具の略中央に配置されると共に、前記雄端子ホ
ルダを介して前記フード内へ突出した端子係止具付き雌
コネクタを特徴とする(請求項5)。本係止状態で請求
項1又は2記載の端子係止具付き雄コネクタを、請求項
3乃至5のいずれか記載の端子係止具付き雌コネクタの
フード内に嵌合して成る端子係止具付き電気コネクタで
あり、前記雌端子ホルダには前記雄端子係止具の操作レ
バーを収容するレバー収容孔が形成されると共に、前記
端子係止具付き雌コネクタのホルダ収容室には前記雌端
子係止具の操作レバーを収容するレバー収容空間が設け
られた端子係止具付き電気コネクタを特徴とする(請求
項6)。前記端子係止具付き雄コネクタの雌端子係止具
には前記端子係止具付き雌コネクタのレバー収容孔に対
応するレバー受入口が形成された端子係止具付き電気コ
ネクタを特徴とする(請求項7)。前記端子係止具付き
雌コネクタと、前記端子係止具付き雄コネクタとがカム
機構よって低挿入力で嵌合された端子係止具付き電気コ
ネクタを特徴とする(請求項8)。前記端子係止具付き
雄コネクタと、前記端子係止具付き雌コネクタとが防水
型である端子係止具付き電気コネクタを特徴とする(請
求項9)。
【0007】請求項1によれば、雌端子ホルダがホルダ
収容室内の雄ハウジング本体側に組み付けられ、雌端子
係止具が雌端子ホルダの雄ハウジング本体側に端子収容
室への雌端子挿入方向と直交する方向へスライド自在に
係合されている。即ち、雌端子係止具は雌端子ホルダと
雄ハウジング本体との間でスライドする。また、雌端子
ホルダの端子挿通孔と、雌端子係止具の端子導入口とは
雄ハウジング本体の端子収容室にそれぞれ対応してい
る。そのため、雌端子係止具のスライドにより、雌端子
係止具が端子収容室内へ挿入された雌端子の挿入状態を
検知する。
【0008】請求項2によれば、枠体が雌端子ホルダに
仮係止又は本係止される。枠体には雌端子係止具のスラ
イド方向と直交する方向へ垂直壁が配設されている。枠
体から雌端子挿入方向へ操作レバーが延設されている。
そのため、操作レバーによって雌端子ホルダに雌端子係
止具を仮係止した時には、雌端子が枠体内に挿入され
る。また、雌端子ホルダに雌端子係止具を本係止した時
には、垂直壁が雌端子の肩部に係合される。これによ
り、垂直壁が雌端子の肩部に係合されるか否かによって
端子収容室内に挿入された雌端子の挿入状態が検知され
る。
【0009】請求項3によれば、ホルダ収容室が雌ハウ
ジング本体から膨出形成されたフードと雌ハウジング本
体との間に形成されている。ホルダ収容室内で雌ハウジ
ング本体に組み付けられる雄端子ホルダが、端子収容室
に対応する端子挿通孔を有する。雄端子ホルダの雌ハウ
ジング本体側で雄端子挿入方向と交差する方向へスライ
ド自在に係合される雄端子係止具が、端子収容室に対応
する端子導入口を有し、及び端子収容室内に挿入された
雄端子の挿入状態を検知する。即ち、雄端子係止具は、
ホルダ収容室内で雄端子ホルダと雌ハウジング本体との
間にスライド自在に配置されている。端子収容室と端子
挿通孔とは雄端子係止具を介して対応している。そのた
め、端子収容室内に挿入された雄端子の挿入状態は、雄
端子係止具を通過する雄端子の挿入状態を検知すること
によって行われる。
【0010】請求項4によれば、枠体が雄端子ホルダに
仮係止又は本係止される。枠体には雄端子係止具のスラ
イド方向と直交する方向へ垂直壁が配設されている。垂
直壁から雄端子挿入方向へ少なくとも一つの操作レバー
が延設されている。そのため、操作レバーによって雄端
子ホルダに雄端子係止具を仮係止した時には、雄端子が
枠体内に挿入される。また、雄端子ホルダに雄端子係止
具を本係止した時には、垂直壁が雄端子の肩部に係合さ
れる。これにより、垂直壁が雄端子の肩部に係合される
か否かによって端子収容室内に挿入された雄端子の挿入
状態が検知される。
【0011】請求項5によれば、操作レバーが雄端子係
止具の略中央に配置されていると共に、雄端子ホルダを
介してフード内へ突出している。そのため、雄端子係止
具の仮係止時に、雄端子ホルダの端子挿通孔から突出す
る雄端子が操作レバーに突き当たって、雄端子のコジリ
(変形)が防止される。
【0012】請求項6によれば、本係止時には、雄端子
係止具の操作レバーを収容するレバー収容孔が雌端子ホ
ルダに形成されていると共に、雄端子係止具の操作レバ
ーを収容するレバー収容空間が端子係止具付き雌コネク
タのホルダ収容室に形成されている。そのため、端子係
止具付き雌コネクタと端子係止具付き雄コネクタとの嵌
合が可能になる。即ち、各操作レバーをレバー収容孔及
びレバー収容空間に挿入可能か否かによって、端子係止
具付き雌コネクタと端子係止具付き雄コネクタとの嵌合
状態が検知可能になる。
【0013】請求項7によれば、レバー収容孔に対応す
るレバー受入口が雌端子係止具に形成されている。その
ため、端子係止具付き雌コネクタと端子係止具付き雄端
子との嵌合時に、雄端子係止具の操作レバーが雌端子係
止具のレバー受入口に挿入可能か否かによって、雄端子
係止具と雌端子係止具とが共に本係止状態でないか、又
は何れか一方が本係止状態でないかを検知可能である。
【0014】請求項8によれば、カム機構によって端子
係止具付き雌コネクタと端子係止具付き雄コネクタとが
嵌合される。そのため、嵌合作業が低挿入力で行える。
請求項9によれば、端子係止具付き雌コネクタと、端子
係止具付き雄コネクタとを防水型にすることも可能であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の具体例を説明する。図1〜図13は本
発明に係る端子係止具付き雄コネクタ(以下、単に雄コ
ネクタという)の一実施形態を示すものである。図1に
示すように、この雄コネクタ1Aは、雌端子2A,2
A′、雄コネクタハウジング3A、雌端子係止具4A、
雌端子ホルダ5A、及び防水カバー6Aから構成されて
いる。雄コネクタハウジング3A、雌端子係止具4A、
及び雌端子ホルダ5Aは絶縁樹脂製であり、防水カバー
6Aはゴム製である。
【0016】図2のように、雌端子2Aは、ブロック状
の端子本体11と、端子本体11の両側に切り起こされ
た可撓係止片12と、端子本体11の前端から突出した
二股状接触子13と、端子本体11の後端から延びる延
設板14に立設された電線加締片15と、延設板14に
配置されたゴム栓加締片15とから成る。電線加締片1
5には電線17が加締められる。ゴム栓加締片16には
加締められた電線17を覆うゴム栓18が加締められ
る。端子本体11の後端には肩部19が配置されてい
る。
【0017】図1の雌端子2A′は雌端子2Aより大き
い。雌端子2A′の構成は、雌端子2Aと殆ど同じであ
るので、説明を省略する。なお、雌端子2Aに対応する
構成部材には雌端子2Aの構成部材の符号に「′」を付
けて示す(図2参照)。
【0018】図1及び図3に示すように、雄コネクタハ
ウジング3Aは、雄ハウジング本体20、ホルダ収容室
22、ロックアーム23、及び鍔24から成る。雄ハウ
ジング本体20には複数の端子収容室21,21′が貫
通されている。端子収容室21には雌端子2Aが、及び
端子収容室21′には雌端子2B′がそれぞれ挿着され
る。雄ハウジング本体20の外周面には、前方(雌端子
挿入方向(P方向))へホルダ収容室22が膨出形成さ
れ、上部に片持ち状のロックアーム23が立ち上げられ
ている。外周面の後端には鍔24が上部を除いて周設さ
れている。フード23の外周面には両側に駆動軸25,
25が突設され、上部に一対の案内突起26,26が配
置されいる。
【0019】図1及び図3のように、雌端子係止具4A
は、矩形状の枠体31と、枠体31を区画するための平
行壁32及び垂直壁33と、平行壁32及び垂直壁33
によって区画された端子導入口34,34′及びレバー
受入口35と、枠体31の左側から雌端子挿入方向(P
方向)へ突出された操作レバー36とから成る。
【0020】平行壁32は、雌端子係止具4Aのスライ
ド方向(X方向)に配設されている。垂直壁33は平行
壁32と直交(請求項の交差に相当)するように配設さ
れている。枠体31には右側の上部及び下部と、左側の
下部とに一段低い段差37,37,37′があり、段差
37には係止突起38が設けられている。係止突起38
はスライド方向にストッパ面38aと傾斜面38bとを
有する。端子導入口34,34′の個数及び配置場所は
雄ハウジング本体3Aの端子収容室21,21′とそれ
ぞれ同一である。レバー収容孔35は二つ形成されてい
る。なお、スライド方向(X方向)とは雌端子挿入方向
(P方向)と直交する方向である。
【0021】図3及び図4の如くに、雌端子ホルダ5A
は、ブロック状のホルダ本体40と、ホルダ本体40に
貫通する端子挿通孔41,41′と及びレバー収容孔4
2と、ホルダ本体40の裏面40aに配置された一対の
ガイドレール43,43と、ホルダ本体40の裏面40
aから突出するホルダ係合突起44と、ホルダ本体40
の裏面40aで右側に配置された係止部45とから成
る。
【0022】端子挿通孔41,41′の個数及び配置場
所は雌端子係止具4Aの端子導入口34,34′とそれ
ぞれ同一である。そして、レバー収容孔42の個数及び
配置場所は雌端子係止具4Aのレバー受入口35と同じ
である。ガイドレール43は断面L字状に形成され、裏
面40aの上部及び下部にスライド方向(X及びX′方
向)へそれぞれ配置されている。ガイドレール43に沿
って雌端子係止具4Aがスライド自在である。
【0023】図3及び図4に示すように、ホルダ本体4
0の裏面40aには後方(雌端子挿入方向に対して反対
方向)へ四つの鈎状のホルダ係合突起44が延設されて
いる。各ホルダ係合突起44の配置場所は、上部両側と
下部両側とである。上部両側及び下部両側のホルダ係合
突起44の間にはそれぞれガイドレール43が位置して
いる。
【0024】同じく裏面40aの右側の上部及び下部に
は後方へ補助壁46が突設され、補助壁46の相対向す
る対向面46aには雌端子係止具4Aの係止突起38に
対する係止部45が形成されている。係止部45は、対
向面46aから突設された位置決め突起47と、位置決
め突起47からスライド方向へ配置されたストッパ壁4
8と、位置決め突起47とストッパ壁48との間に設け
られた突起収容空間49とから成る。位置決め突起47
及びストッパ壁48とはホルダ本体40の裏面40aか
ら後方へ延びるリブ状である。位置決め突起47の両側
にはテーパ面47a,47aが、及びストッパ壁48の
左側にはストッパ面48aがそれぞれ形成されている。
【0025】図1に示すように、雄ハウジング本体3A
の鍔24に嵌着される防水カバー6Aは、漏斗状のカバ
ー本体51と、カバー本体51の周縁に周設されたフラ
ンジ52とから成る。カバー本体51には孔53が形成
されている。フランジ52には雄ハウジング本体3Aの
鍔24が嵌着される。
【0026】次に、中途挿入状態を検知しながら、雄コ
ネクタ1Aを組み立てる方法について説明する。なお、
雌端子2A′の場合は雌端子2Aと同一であるので、説
明を省略する。
【0027】図2の如くに、電線17をゴム栓18に通
し、雌端子2Aの電線加締片15に電線16を加締め、
防水カバー6Aの孔53に挿通する。なお、雌端子2
A′の場合も雌端子2Aと全く同じであるので、雌端子
2A′に関する説明を省略する。
【0028】図4のように、雌端子ホルダ5Aのガイド
レール43に雌端子係止具4Aをスライド自在に取り付
ける。雌端子係止具4Aを自由にした状態で、雌端子ホ
ルダ5Aの位置決め溝40bとホルダ収容室22の位置
決めリブ(図示せず)とによって、図5の如くに、雌端
子ホルダ5Aをホルダ収容室22内に案内する。ホルダ
係合突起44を雌ハウジング本体20の本体側係止突起
(図示せず)に係合することにより、ホルダ収容室23
内で雌ハウジング本体20の前面に雌端子ホルダ5Aを
組み付ける。
【0029】図4に示すように、操作レバー36を把持
して雌端子係止具4Aを右側(X′方向)へスライドさ
せ、雌端子係止具4Aの係止突起38を雌端子ホルダ5
Aの位置決め突起47に突き当てる。雌端子係止具4A
を更にX′方向へ押し込むと、係止突起38が位置決め
突起48を乗り越えて突起収容空間49に挿入される。
これにより、雌端子係止具4Aが雌端子ホルダ5Aに対
して仮係止される。この時、図5のように、雌端子ホル
ダ5Aの端子挿通孔41と、雌端子係止具4Aの端子導
入口34と、雌ハウジング本体20の端子収容室21と
がそれぞれ対応している。それと共に、雌端子ホルダ5
Aのレバー収容孔42と、雌端子係止具4Aのレバー受
入口35とが対応している。雌端子係止具4Aの操作レ
バー36は雌端子ホルダ4Aの左側から前方へ突出して
いる。
【0030】図6及び図7の如くに、雄ハウジング本体
20の端子収容室21から電線17を加締めた雌端子2
Aを挿入する。雌端子2Aの二股状接触子13が端子収
容室21に挿入されると、端子導入口34から端子挿通
孔41を通って外部へ突出する。雌端子2Aの端子本体
11は端子収容室21から端子導入口34を通過して端
子挿通孔41内に挿入される。端子挿通孔41には多少
のクリアランス(隙間又は遊び)があるので、端子挿通
孔41内では雌端子2Aが密着せず僅かに雌端子挿入方
向(P方向)又はその反対方向に対して移動可能な状態
である。この時、雌端子2Aの可撓係止片12が、端子
挿通孔41内に形成された係合段部40cに係止(一次
係止)される。ゴム栓18は端子収容室21の内周面に
密着される。
【0031】そこで、図7のように、雌端子係止具4A
の操作レバー36を把持して左方向(X方向)へスライ
ドさせる。雌端子係止具4Aの係止突起38に雌端子ホ
ルダ5Aの位置決め突起47を乗り越えさせ、雌端子ホ
ルダ5Aに対する雌端子係止具4Aの仮係止状態を解除
させる。
【0032】図9及び図10の如くに、雌端子2Aが完
全に端子収容室21内に挿入されている場合には、スラ
イドされた雌端子係止具4Aの垂直壁33と、枠体31
の垂直部31aとが雌端子2Aの肩部19に係合し、雌
端子2Aが二次係止される。つまり、雌端子係止具4A
が本係止されると共に、雌端子2Aが二重係止される。
【0033】一方、図11及び図12に示すように、雌
端子2Aが端子収容室21内に不完全な中途挿入状態で
ある場合には、垂直壁33が雌端子2Aの端子本体22
に突き当たって肩部19に係合しない。即ち、雌端子ホ
ルダ5Aに対して雌端子係止具4Aを本係止できないと
共に、雌端子2Aを二重係止できない。これにより、端
子収容室21内での雌端子2Aの不完全挿入状態を検知
できる。不完全状態が検知されたならば、不完全挿入状
態の雌端子2A″を治具等によって完全挿入状態にす
る。
【0034】なお、雌端子2Aの不完全挿入状態に関し
て程度の差はあるが、僅か(クリアランスで吸収可能な
程度)であれば、スライドされた雌端子係止具4Aの垂
直壁33と枠体31の垂直部31aとによって雌端子2
Aを端子挿通孔41内へ押し込むことができる。つま
り、雌端子2Aを端子収容室21内に押し込むことが可
能なので、雌端子2Aの不完全挿入状態を完全挿入状態
へ自動的に移行できる。防水カバー6Aのフランジ52
を雄ハウジング本体20の鍔24に嵌着することによっ
て、雄コネクタ1Aが組み立てられる。
【0035】図14〜図26は本発明に係る端子係止具
付き雌コネクタ(以下、単に雌コネクタという)の一実
施形態を示すものである。なお、雄コネクタ1Aと同一
構成部分には同一名称を付けて詳細な説明を省略する。
【0036】図14に示すように、この雌コネクタ1B
は、雄端子2B,2B′、雌コネクタハウジング3B、
雄端子係止具4B、及び雄端子ホルダ5B、防水カバー
6B、及びシールパッキン7とから構成されている。雌
ハウジング本体3B、雄端子係止具4B、及び雄端子ホ
ルダ5Bは絶縁樹脂製であり、防水カバー6Bとシール
パッキン6とはゴム製である。
【0037】図15のように、雄端子2Bは、ブロック
状の端子本体61と、端子本体61の両側壁から切り起
こされた可撓係止片62,62と、端子本体61の前端
部に延設されたタブ状接触子63、端子本体61の後端
部から後方へ延びる延設板64とから成る。また、雄端
子2Bは導電性の金属板材をプレス加工することによっ
て形成される。端子本体61の後端部が段状の肩部65
に相当する。延設板64には電線17を加締めるための
一対の電線加締片66,66と、ゴム栓67を加締める
ための一対のゴム栓加締片68,68とがそれぞれ配置
されている。電線17を雄端子2Bに加締めた後に、ゴ
ム栓67が雄端子2Bの後端部に嵌着され、ゴム栓加締
片68によって加締められる。
【0038】図14の雄端子2B′は雄端子2Bより大
きい。雄端子2B′の構成は、雄端子2Bと殆ど同じで
あるので、説明を省略する。なお、雄端子2Bに対応す
る構成部材には雄端子2Bの構成部材の符号に「′」を
付けて示す(図15参照)。図14及び図16のよう
に、雌コネクタハウジング3Bは、雌ハウジング本体7
0、ホルダ収容室72、フード73、及び鍔74から成
る。雌ハウジング本体70内には複数の端子収容室7
1,71′が貫通されている。端子収容室71には雌端
子2Bが、及び端子収容室71′には雌端子2B′がそ
れぞれ挿着される。
【0039】雌ハウジング本体70の外周面には前方
(端子収容室71への雄端子2Bの挿入方向(Q方
向))へホルダ収容室72が周設され、ホルダ収容室7
2の内面には上部及び下部に一条の位置決めリブ(図示
せず)がそれぞれ突設されている。ホルダ収容室72内
で雌ハウジング本体70の前面には、雌端子係止具5B
を収容して組み付けるため上部及び下部に係合突起(図
示せず)がそれぞれQ方向へ突設されている。
【0040】ホルダ収容室72の外周面には前方へフー
ド73が膨出形成されている。フード73の両側壁には
導入切欠73′,73′が形成され、内面にパッキン用
突起75,75が内方へ突設され、外面に係合ピン76
がそれぞれ外方へ設けられている。フード73の上壁に
は一対のガイド溝77が雄端子挿入方向(Q方向)へ形
成されている。
【0041】図14の如くに、雌ハウジング本体70の
後端縁には上部を除いて鍔74が周設され、鍔74には
防水カバー6Bが嵌着される。フード73の係合ピン7
6には操作用カム部材8が回動自在に軸支される。操作
用カム部材8は、把手81と、把手81の両端部に一体
的に形成された一対のレバー82,82と、各レバー8
2に形成されたカム溝83とから成る。把手81には略
中央に嵌合板84が配置されている。一対のレバー8
2,82にはそれぞれ軸孔85が形成されている。軸孔
85にはフード73の係合ピン76が軸支される。カム
溝83の入口83aにはレバー82の強度を高めるため
にブリッジ86が架設されている。フード73の係合ピ
ン76と操作用カム部材8のレバー82との間にはコイ
ル(螺旋)状のバネ部材87が介在される。バネ部材8
7によって操作用カム部材8が常に一方の方向(反嵌合
方向、即ち時計方向)へバネ付勢されている。
【0042】図14及び図16に示すように、雄端子係
止具4Bは、略矩形状の枠体91と、枠体91内を区画
するために設けられた複数の平行壁92及び垂直壁93
と、平行壁92及び垂直壁93によって区画形成された
複数の端子導入口94,94′と、平行壁92と垂直壁
93との交差部95から前方へ突設された一対の操作レ
バー96,96とから成る。枠体91の四隅には段差9
7,97′が形成され、右側の段差97には係止突起9
8がそれぞれ設けられている。
【0043】係止突起98は雄端子係止具4Bのスライ
ド方向(Y及びY′方向)の側にストッパ面98aと、
逆側に傾斜面98bとを有する。枠体91の段差97は
上下方向へ可撓するので、係止突起98は上下方向へ変
位できる。端子導入口94,94′の個数及び配置場所
は雌ハウジング本体4Bの端子収容室71,71′にそ
れぞれ対応している。
【0044】図14及び図16の如くに、一対の操作レ
バー96,96は薄板状に形成され、枠体91の略中央
で所望の間隔にそれぞれ配置されている。各操作レバー
96の長さLは、雄端子ホルダ5Bの厚さ(厚みの距
離)Tよりも長く、且つフード73の突出距離Sよりも
短い(T<L<S)。雄端子係止具4Bに一対の操作レ
バー96,96を前方へ突設することにより、端子導入
口94を通過した雄端子2Bのコジリを防止できる。即
ち、もし端子導入口94を傾斜した状態で雄端子2Bの
タブ状接触子63が通過しても、タブ状接触子63がい
ずれかの操作レバー96に突き当たる。これにより、雄
端子2Bの傾斜状態を正常(雄端子挿入方向(Q方向)
に対して真っ直ぐ)に矯正できる。なお、雌端子2B′
のコジリが防止される場合についても同様であるので、
説明を省略する。
【0045】図14及び図16に示すように、雄端子ホ
ルダ5Bは、ブロック状のホルダ本体100と、ホルダ
本体100を貫通する複数の端子挿通孔101,10
1′及び一対のレバー挿入孔102と、ホルダ本体10
0の裏面100aに形成された一対のガイドレール10
3,103と、裏面100aの左側に配置された一対の
仮係止部104とから成る。ホルダ本体100の外周面
には雄端子挿入方向(Q方向)と平行な位置決め溝10
5が形成されている。位置決め溝105がホルダ収容室
72の位置決めリブによって案内する。
【0046】端子挿通孔101,101′の個数及び配
置場所は雄端子係止具4Bの端子導入口94,94′に
それぞれ対応している。挿入された操作レバー96を左
右方向(又は横方向)へ移動可能なように、レバー挿入
孔102は長孔状(又は略矩形状)に形成されている。
【0047】図16及び図17のように、ホルダ本体1
00の裏面100aで上下部には後方へ鈎状のホルダ係
合突起106が突設され、左端から後方へ補助壁107
が延設されている。ホルダ係合突起106は上部及び下
部にそれぞれ一対ずつ配置され、且つ各ホルダ係合突起
106の間にはガイドレール103が位置している。ホ
ルダ係合突起106はガイドレール103よりもホルダ
本体100の裏面100aから突出している。
【0048】図17の如くに、一対の補助壁107,1
07のうち相対向する対向面107a,107aには仮
係止部104が設けられている。仮係止部104は、対
向面107aに突設された位置決め突起108と、位置
決め突起108から雄端子ホルダ5Bのスライド方向
(Y及びY′方向)へ並んで配置されたストッパ壁10
9と、位置決め突起108とストッパ壁109との間に
設けられた突起収容空間110とから成る。
【0049】位置決め突起108及びストッパ壁109
とはホルダ本体100の裏面100aから後方へ延びる
リブ状である。位置決め突起108の両側にはテーパ面
108aが、及びストッパ壁109の右側にはストッパ
面109aがそれぞれ形成されている。係合突起98が
突起収容空間110に収容されることによって、雄端子
係止具4Bが雄端子ホルダ5Bに仮係止される。
【0050】図14に示すように、シールパッキン7は
環状に形成され、フード73とホルダ収容室72との間
のパッキン収容空間78に挿入される。そして、フード
73のパッキン用突起75によってシールパッキン7が
保持且つ固定される。防水カバー6Bは、防水カバー6
Aと同一構成であるので、説明を省略する。
【0051】次に、中途挿入を検知しながら、雌コネク
タ1Bを組み立てる方法について説明する。図15のよ
うに、ゴム栓67を通した電線17を、雄端子2Bの電
線加締片66に加締め、ゴム栓67を雄端子2Bのゴム
栓加締片68で加締める。これにより、電線17を加締
めた雄端子2Bが形成される。予め複数の端子2Bを防
水カバー6Bの孔53に挿通する。なお。雄端子2B′
を利用した場合も殆ど同様であるので、説明を省略す
る。
【0052】図14及び図17の如くに、雄端子ホルダ
5Bのレバー挿通孔102に雄端子係止具4Bの操作レ
バー96を挿通すると共に、雄端子係止具4Bの枠体9
1をガイドレール103にスライド自在(Y及びY′方
向)に係合する。操作レバー96をフリー(自由)状態
のままで、雄端子ホルダ5Bの位置決め溝105とホル
ダ収容室72内の位置決めリブとにより、雄端子ホルダ
5Bをホルダ収容室72に導入する。雄端子ホルダ5B
のホルダ係合突起106と、雌ハウジング本体70の係
合突起との係合により、雄端子ホルダ5Bはホルダ収容
室72内で雌ハウジング本体70の前面に固定される。
【0053】図17に示すように、雄端子ホルダ5Bの
レバー挿通孔102から突出した操作レバー96を左側
(Y方向)にスライドする。枠体91の段差97を可撓
させることによって雄端子係止具4Bの係止突起98に
位置決め突起108を乗り越えさせ、突起収容空間11
0内に係止突起98を挿入する。位置決め突起108の
テーパ面108aとストッパ壁109のストッパ面10
9aとにより、雌端子係止具4Bを雌端子ホルダ5Bに
仮係止する。この時、図18のように、雌ハウジング本
体70の端子収容室71と、雄端子係止具4Bの端子導
入口94と、雄端子ホルダ5Bの端子挿通孔101とは
全て一直線上に並んでいる。
【0054】仮係止状態で、図19のように、端子収容
室71から雄端子係止具4Bの端子導入口94を経由し
て雄端子ホルダ5Bの端子挿通孔101へ雄端子2Bを
挿通する。図19及び図20の如くに、端子挿通孔10
1から雄端子2Bのタブ状接触子63が突出し、雄端子
2Bの可撓係止片62が端子挿通孔101内に形成され
た係合段部111に係止(一次係止)され、且つゴム栓
67が端子収容室71内に密着されている。雄端子2B
を挿入された端子挿通孔101内にも僅かなクリアラン
ス(隙間又は遊び)があるので、端子挿通孔101内で
雄端子2Bが密着せずに多少自由に雄端子挿入方向(Q
方向)又はその反対方向へ移動可能である。
【0055】ここで、図19の如くに、雄端子係止具4
Bの一対の操作レバー(又は一方の操作レバー)96を
把持し、操作レバー96を左方向(下方向(Y方向))
へスライドさせる。図21に示すように、雄端子係止具
4Bの係止突起98に雄端子ホルダ5Bの位置決め突起
108を乗り越えさせ、雄端子ホルダ5Bに対して雄端
子係止具4Bを本係止状態へ移行させる。
【0056】図19及び図20のように、雄端子2Bが
完全に端子収容室71内に挿入されている場合には、図
22及び図23に示すように、スライドした垂直壁93
が雄端子2Bの肩部65に係合し、雄端子2Bが二次係
止される。つまり、雄端子係止具4Bの仮係止状態が完
全に解除されて本係止されることによって、雄端子2B
が二重係止される。
【0057】一方、図24及び図25のように、雄端子
2Bが端子収容室71内に不完全な中途挿入状態である
場合には、垂直壁93が雄端子2Bの端子本体61に突
き当たって肩部65に係合しない。即ち、雄端子ホルダ
5Bに対して雄端子係止具4Bを本係止状態へ移行でき
ないため、雄端子2Bが二重係止されない。これによ
り、雄端子係止具4Bを本係止状態に移行できるか否か
によって、端子収容室71内での雄端子2Bの挿入状態
を検知できる。なお、未完全挿入状態の雄端子2B″が
検知された場合には、治具等を利用して雄端子2B″を
端子収容室71内へ引き出すことも可能である。
【0058】なお、雄端子2Bの不完全挿入状態に関し
て程度の差はあるが、僅か(クリアランスで吸収可能な
程度)であれば、スライドされた雄端子係止具4Bの垂
直壁93と枠体91の垂直部91aとによって雄端子2
Bを端子挿通孔101内へ押し込むことができる。つま
り、雄端子2Bを端子収容室71内に押し込むことが可
能なので、雄端子2Bの不完全挿入状態を完全挿入状態
へ自動的に移行できる。
【0059】図14に示すように、端子収容室71内に
雄端子2Bを二重係止した後に、又は端子収容室71に
雄端子2Bを挿入する前に、シールパッキン7をフード
73内のパッキン収容空間78に挿着する。それから、
防水カバー6Bのフランジ52に雌ハウジング本体70
の鍔74を係合することによって、雌ハウジング本体7
0に防水カバー6Bを嵌着する。以上により、図26の
如くに、雌コネクタ1Bが組み立てられる。
【0060】その次に、図27〜図29を参照しなが
ら、上記の雄コネクタ1Aと雌コネクタ1Bとを嵌合し
て端子係止具付き電気コネクタ1(以下、単に電気コネ
クタという)を組み立てる方法について説明する。検知
後には、図27の如くに、雄端子係止具4Aの操作レバ
ー35を受け入れるレバー収容空間79が、雌コネクタ
1Bのホルダ収容室72内、即ち、雄端子係止具4Bと
ホルダ収容室72との間に形成されている。
【0061】図28に示すように(図1及び図14を参
照)、雌コネクタ1Bに設けられた操作用カム部材8の
カム溝83に、雄コネクタ1Aの駆動軸25を導入す
る。操作用カム部材8を弾性力に抗して反時計方向(Z
方向)へ回転させることにより、雄コネクタ1Aの案内
突起26が雌コネクタ1Bのガイド溝77によって案内
されながら、雄コネクタ1Aが雌コネクタ1Bのフード
73内に挿入される。操作用カム部材8の回転に伴っ
て、雄端子2Bのタブ状接触子63が雌端子2Aの二股
状接触子13に挿入される。そして、雌コネクタ1Bの
操作レバー96が雌端子ホルダ5Aのレバー収容孔42
から雌端子係止具4Aのレバー受入口35に進入し、且
つ雄係止具4Bの操作レバー96が雌コネクタ1Aのレ
バー収容室78内に受け入れられる。
【0062】操作用カム部材8の嵌合板84と、雄コネ
クタ1Aのロックアーム23とを係合させることによ
り、雌コネクタ1Aのフード22内に雄コネクタ1Bが
完全に挿入されると共に、雌コネクタ1B内の雄端子2
Bと雄コネクタ1A内の雌端子2Aとが電気的に接続さ
れる。雄コネクタ1Aと雌コネクタ1Bとの嵌合状態を
維持するため、ロックアーム23の下部に嵌合状態維持
部材(図示せず)を組み付ける(押し込む)。嵌合状態
維持部材を組み付けることにより、嵌合状態が保証され
る。こうして、図29のような電気コネクタ1が組み立
てられる。
【0063】なお、図1及び図14に示すように、本実
施形態では雄コネクタ1A及び雌コネクタ1Bが防水タ
イプ(防水型)であるが、本実施形態に限定されるもの
ではない。また、カム機構の手段として本実施形態の操
作用カム部材8に限定されるものではない。更に、カム
機構を利用せずに雄コネクタ1Aと雌コネクタ1Bとを
嵌合することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1の発明によれ
ば、雌端子係止具を雌端子挿入方向と直交する方向へス
ライドさせることにより、端子収容室内に挿入された雌
端子の挿入状態を簡単且つ確実に検知できる。これによ
り、従来と比較して、端子係止具付き雄コネクタ自身に
よって雌端子の挿入状態を検知できる。また、雌端子係
止具がホルダ収容室内に配置されているので、意匠性の
点で端子係止具付き雄コネクタの美観が損なわれるのを
防止できる。そして、例えば、端子係止具付き雄コネク
タの運搬時に、雌端子係止具の破損を防止できる。
【0065】請求項2の発明によれば、雌端子ホルダに
仮係止又は本係止される枠体が仮係止時に、端子収容室
に挿入された雌端子が枠体内に挿入される。枠体にスラ
イド方向と交差する方向へ垂直壁を配設したので、枠体
の本係止時に、垂直壁を雌端子の肩部に係合できる。即
ち、雌端子が端子収容室内に完全に挿入されていること
が分かる。一方、枠体を本係止できない場合には垂直壁
を雌端子の肩部に係合できず、端子収容室への雌端子の
挿入状態が不完全であることが分かる。そして、雌端子
係止具のスライダを操作レバーによって行うことができ
るので、検知作業に要する時間が少なく。
【0066】請求項3の発明によれば、雄端子係止具を
雄端子挿入方向と直交する方向へスライドさせることに
より、端子収容室内に挿入された雄端子の挿入状態を簡
単且つ確実に検知できる。これにより、従来と比較し
て、端子係止具付き雌コネクタ自身によって雄端子の挿
入状態を検知できる。また、雄端子係止具がホルダ収容
室内に配置されているので、意匠性の点で端子係止具付
き雌コネクタの美観が損なわれるのを防止できる。そし
て、例えば、端子係止具付き雌コネクタの運搬時に、雄
端子係止具の破損を防止できる。
【0067】請求項4の発明によれば、雄端子ホルダに
仮係止又は本係止される枠体が仮係止時に、端子収容室
に挿入された雄端子が枠体内に挿入される。枠体にスラ
イド方向と交差する方向へ垂直壁を配設したので、枠体
の本係止時に、垂直壁を雄端子の肩部に係合できる。即
ち、雄端子が端子収容室内に完全に挿入されていること
が分かる。一方、枠体を本係止できない場合には垂直壁
を雄端子の肩部に係合できず、端子収容室への雄端子の
挿入状態が不完全であることが分かる。そして、雄端子
係止具のスライドを操作レバーによって行うことができ
るので、検知作業に要する時間が少なく。
【0068】請求項5の発明によれば、操作レバーを雄
端子係止具の略中央に配置すると共に、雄端子ホルダか
らフード内へ突出させるので、雄端子係止具の仮係止時
に、端子挿通孔からフード内へ突出する雄端子を操作レ
バーに突き当てることができる。これによって、端子収
容室への雄端子の挿入時に、雄端子のコジリを防止でき
る。
【0069】請求項6の発明によれば、雄端子係止具及
び雌端子係止具の本係止状態の時、雄端子係止具の操作
レバーを雌端子ホルダのレバー収容孔に収容できる。そ
れと共に、雌端子係止具の操作レバーを端子係止具付き
雌コネクタのレバー収容空間に収容できる。これによっ
て、各端子係止具の操作レバー同士を干渉させることな
く、端子係止具付き雌コネクタ及び雄コネクタを嵌合で
きる。また、各操作レバーをレバー収容孔及びレバー収
容空間にそれぞれ挿入できるか否かにより、端子係止具
付き雌コネクタ及び雄コネクタの嵌合状態を検知でき
る。
【0070】請求項7の発明によれば、端子係止具付き
雌コネクタ及び雄コネクタを嵌合することによって、本
係止状態の雄端子係止具の操作レバーを雌端子係止具の
レバー受入口に挿入できる。即ち、雄端子係止具の操作
レバーをレバー受入口に挿入できるか否かにより、両コ
ネクタの嵌合状態を検知できる。また、雌端子係止具及
び雄端子係止具が本係止状態である場合に限って、雄端
子係止具の操作レバーをレバー受入口に挿入でき、しか
も両コネクタを嵌合できる。更に、請求項6及び7によ
れば、雄端子係止具の操作レバーを雌端子ホルダのレバ
ー収容孔に挿入できるか否かによって雄端子係止具の本
係止状態を検知でき。そして、雄端子係止具の操作レバ
ーを雌端子係止具のレバー受入口に挿入できるか否かよ
って、雄端子係止具の本係止状態も検知できる。更に、
雌端子係止具の操作レバーを端子係止具付き雌コネクタ
のレバー収容空間に挿入できるか否かによって、雌端子
係止具の本係止状態を検知できる。その上、上記三つの
挿入状態を満足すれば、端子係止具付き雌コネクタ及び
雄コネクタを嵌合できる。即ち、端子係止具付き電気コ
ネクタを組み立てる際には三重の検査に合格しなければ
らないので、該電気コネクタの品質を向上できる。
【0071】請求項8の発明によれば、カム機構によっ
て嵌合作業を行うので、端子係止具付き雌コネクタ及び
雄コネクタを低挿入力で嵌合できる。これにより、嵌合
作業の効率化を達成できる。請求項9の発明によれば、
端子係止具付き雌コネクタ及び雄コネクタを防水型にす
ることにより、端子係止具付き電気コネクタを防水でき
る。これにより、防水型であるか否かを問わずに、端子
係止具付き雌コネクタ及び雄コネクタを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雄コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1における雌端子を拡大した斜視図である。
【図3】図1における雄ハウジング本体、雌端子係止
具、及び雌端子ホルダの拡大斜視図である。
【図4】雌端子係止具を雌端子ホルダにスライド自在に
係合した状態を示す説明図である(雌端子係止具の仮係
止状態)。
【図5】雄ハウジング本体に図4の状態の雌端子ホルダ
を取り付けた状態を示す図である。
【図6】図5の状態で雌端子を挿入した状態を示す図で
ある。
【図7】図6における一つの雌端子を中心として拡大し
た図である。
【図8】図4における雌端子係止具をX方向へスライド
して仮係止状態を解除した状態(本係止状態)を示す説
明図である。
【図9】図6において雌端子係止具をX方向へスライド
させて雌端子を二重係止すると共に、雌端子係止具を本
係止状態に移行した状態を示す図である。
【図10】図9における一つの雌端子を中心として拡大
した図である。
【図11】雌端子係止具の仮係止状態時に、端子収容室
内に不完全挿入状態の雌端子がある場合を示す図であ
る。
【図12】図11における一つの雌端子を中心として拡
大した図である。
【図13】完成された雄コネクタの図(但し、防水カバ
ー及び雌端子を省略した図)である。
【図14】本発明に係る雌コネクタを示す分解斜視図で
ある。
【図15】図14における雄端子を拡大した斜視図であ
る。
【図16】図14における雌コネクタハウジング、雄端
子係止具、及び雄端子ホルダを示す斜視図である。
【図17】図14における雄端子ホルダに雄端子係止具
をスライド自在に係合した状態(仮係止状態)を示す説
明図である。
【図18】雌ハウジング本体に図17の状態の雄端子ホ
ルダを取り付けた状態を示す図である。
【図19】図18の状態で雄端子を挿入した状態を示す
図である。
【図20】図19における一つの雄端子を中心として拡
大した図である。
【図21】図17において雄端子係止具をスライドさせ
て本係止した状態を示す説明図である。
【図22】図19の雄端子係止具をY方向へスライドさ
せて本係止状態へ移行した状態を示す図である。
【図23】図22における一つの雄端子を中心として拡
大した図である。
【図24】図19において端子収容室内に不完全挿入状
態の雄端子を有する場合を示す図である。
【図25】図24のおける一つの雄端子を中心として拡
大した図である。
【図26】完成された雌コネクタの図(但し、防水カバ
ー及び雄端子を省略した図)である。
【図27】図13の雄コネクタと図26の雌コネクタと
を嵌合する前の状態を示す図である。
【図28】図27において嵌合した状態を示す図であ
る。
【図29】図28における斜視図(但し、防水カバー及
び雌雄端子を省略した図)である。
【図30】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 (端子係止具付き)電気コネク
タ 1A (端子係止具付き)雄コネクタ 1B (端子係止具付き)雌コネクタ 2A 雌端子 2B(2B′) 雄端子 4A 雌端子係止具 4B 雄端子係止具 5A 雌端子ホルダ 5B 雄端子ホルダ 19 肩部 20 雄ハウジング本体 21(21′) 端子収容室 22 ホルダ収容室 31 枠体 33 垂直壁 34(34′) 端子導入口 35 レバー受入口 36 操作レバー 41(41′) 端子挿通孔 42 レバー収容孔 65 肩部 70 雌ハウジング本体 71(71′) 端子収容室 72 ホルダ収容室 73 フード 78 レバー収容空間 91 枠体 93 垂直壁 94(94′) 端子導入口 96 操作レバー 101(101′) 端子挿通孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肩部を有する雌端子と、端子収容室を形
    成した雄ハウジング本体とから成る雄コネクタにおい
    て、 前記雄ハウジング本体の外周面から雌端子挿入方向へ周
    設されたホルダ収容室と、前記端子収容室に対応する端
    子挿通孔を有し、且つ前記ホルダ収容室内で前記雄ハウ
    ジング本体に組み付けられる雌端子ホルダと、前記雌端
    子ホルダの雄ハウジング本体側に雌端子挿入方向へスラ
    イド自在に係合され、前記端子収容室に対応する端子導
    入口を有し、及び前記端子収容室内へ挿入された前記雌
    端子の挿入状態を検知する雌端子係止具とを備えたこと
    を特徴とする端子係止具付き雄コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記雌端子係止具が、前記雌端子ホルダ
    に仮係止又は本係止される枠体と、該枠体にスライド方
    向と交差する方向へ配設され、且つ本係止時に前記雌端
    子の肩部に係合される一又は複数の垂直壁と、前記枠体
    から雌端子挿入方向へ延設され、且つ前記ホルダ収容室
    内から外方へ突出した操作レバーとから成ることを特徴
    とする請求項1記載の端子係止具付き雄コネクタ。
  3. 【請求項3】 肩部を有する雄端子と、端子収容室を形
    成した雌ハウジング本体と、該雌ハウジング本体の外周
    面から雄端子挿入方向へ膨出形成されたフードとから成
    る雌コネクタにおいて、 前記雌ハウジング本体とフードとの間に形成されたホル
    ダ収容室と、該ホルダ収容室内で前記雌ハウジング本体
    に組み付けられ、且つ前記端子収容室に対応する端子挿
    通孔を有する雄端子ホルダと、該雄端子ホルダの雌ハウ
    ジング本体側で雄端子挿入方向と交差する方向へスライ
    ド自在に係合され、前記端子収容室に対応する端子導入
    口を有し、及び前記端子収容室内に挿入された前記雄端
    子の挿入状態を検知する雄端子係止具とを備えたことを
    特徴とする端子係止具付き雌コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記雄端子係止具が、前記雄端子ホルダ
    に仮係止又は本係止される枠体と、仮係止時に該枠体内
    に前記雄端子を挿入可能であり、且つ本係止時に前記雄
    端子の肩部に係合するように、前記枠体にスライド方向
    と交差する方向へ配設された一又は複数の垂直壁と、該
    垂直壁から雄端子挿入方向へ延設された少なくとも一つ
    の操作レバーとから成ることを特徴とする請求項3記載
    の端子係止具付き雌コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記操作レバーが、前記雄端子係止具の
    仮係止時に前記端子挿通孔から突出する前記雄端子のコ
    ジリを防止するため、前記雄端子係止具の略中央に配置
    されると共に、前記雄端子ホルダを介して前記フード内
    へ突出したことを特徴とする請求項4記載の端子係止具
    付き雌コネクタ。
  6. 【請求項6】 本係止状態で請求項1又は2記載の端子
    係止具付き雄コネクタを、請求項3乃至5のいずれか記
    載の端子係止具付き雌コネクタのフード内に嵌合して成
    る端子係止具付き電気コネクタであり、 前記雌端子ホルダには前記雄端子係止具の操作レバーを
    収容するレバー収容孔が形成されると共に、前記端子係
    止具付き雌コネクタのホルダ収容室には前記雌端子係止
    具の操作レバーを収容するレバー収容空間が設けられた
    ことを特徴とする端子係止具付き電気コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記端子係止具付き雄コネクタの雌端子
    係止具には前記端子係止具付き雌コネクタのレバー収容
    孔に対応するレバー受入口が形成されたことを特徴とす
    る請求項6記載の端子係止具付き電気コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記端子係止具付き雌コネクタと、前記
    端子係止具付き雄コネクタとがカム機構よって低挿入力
    で嵌合されたことを特徴とする請求項6又は7記載の端
    子係止具付き電気コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記端子係止具付き雄コネクタと、前記
    端子係止具付き雌コネクタとが防水型であることを特徴
    とする請求項6乃至8のいずれか記載の端子係止具付き
    電気コネクタ。
JP21867799A 1999-08-02 1999-08-02 端子係止具付き雌コネクタ及び端子係止具付き電気コネクタ Expired - Fee Related JP3685314B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21867799A JP3685314B2 (ja) 1999-08-02 1999-08-02 端子係止具付き雌コネクタ及び端子係止具付き電気コネクタ
US09/630,391 US6283799B1 (en) 1999-08-02 2000-08-01 Male and female electrical connectors with terminal locking device for detecting inserted condition of terminals and connector assembly
DE10037750A DE10037750B4 (de) 1999-08-02 2000-08-02 Elektrischer Steckverbinder mit einer Anschlussstück-Verriegelungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21867799A JP3685314B2 (ja) 1999-08-02 1999-08-02 端子係止具付き雌コネクタ及び端子係止具付き電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001043925A true JP2001043925A (ja) 2001-02-16
JP3685314B2 JP3685314B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=16723700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21867799A Expired - Fee Related JP3685314B2 (ja) 1999-08-02 1999-08-02 端子係止具付き雌コネクタ及び端子係止具付き電気コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6283799B1 (ja)
JP (1) JP3685314B2 (ja)
DE (1) DE10037750B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897429B1 (ko) * 2007-03-26 2009-05-14 대성전기공업 주식회사 커넥터 장치
KR101209800B1 (ko) 2011-11-18 2012-12-11 현대자동차주식회사 레버 타입 커넥터
DE102016107817A1 (de) 2015-04-28 2016-11-03 Dai-Ichi Seiko Co. Ltd. Elektrischer Verbinder

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3863739B2 (ja) * 2001-07-16 2006-12-27 矢崎総業株式会社 防水式低挿入力コネクタ
US6896541B2 (en) * 2003-02-18 2005-05-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Interface connector that enables detection of cable connection
JP4730237B2 (ja) * 2006-07-20 2011-07-20 住友電装株式会社 コネクタ
JP5776667B2 (ja) * 2012-10-30 2015-09-09 住友電装株式会社 コネクタ
JP6275104B2 (ja) * 2015-12-11 2018-02-07 矢崎総業株式会社 コネクタ構造
CN110212357B (zh) * 2018-12-05 2021-03-23 中航光电科技股份有限公司 连接器及其接触件锁止件
JP7044813B2 (ja) * 2020-02-04 2022-03-30 矢崎総業株式会社 コネクタ
DE102020113671A1 (de) 2020-05-20 2021-11-25 Lisa Dräxlmaier GmbH Träger eines verriegelbaren steckverbinders, steckverbinder und kabelbaum
DE102022112082A1 (de) 2022-05-13 2023-11-16 Te Connectivity Germany Gmbh Elektrisches Steckergehäuse mit wenigstens einem Kontaktschutzvorsprung

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4115119A1 (de) * 1991-05-08 1992-11-12 Kostal Leopold Gmbh & Co Kg Elektrische steckverbindung
US5342223A (en) * 1993-11-12 1994-08-30 Molex Incorporated Electrical connector with terminal position assurance device
DE4433453C2 (de) 1994-09-20 1997-09-25 Bayerische Motoren Werke Ag Elektrische Steckverbindung
GB9520518D0 (en) * 1995-10-04 1995-12-13 Amp Gmbh Coupled secondary locking member for an electrical connector

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100897429B1 (ko) * 2007-03-26 2009-05-14 대성전기공업 주식회사 커넥터 장치
KR101209800B1 (ko) 2011-11-18 2012-12-11 현대자동차주식회사 레버 타입 커넥터
DE102016107817A1 (de) 2015-04-28 2016-11-03 Dai-Ichi Seiko Co. Ltd. Elektrischer Verbinder
US9553388B2 (en) 2015-04-28 2017-01-24 Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. Electrical connector
DE102016107817B4 (de) 2015-04-28 2022-08-11 Dai-Ichi Seiko Co. Ltd. Elektroverbinder

Also Published As

Publication number Publication date
US6283799B1 (en) 2001-09-04
DE10037750B4 (de) 2004-01-29
DE10037750A1 (de) 2001-03-15
JP3685314B2 (ja) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7201591B2 (en) Lever-type connector
US7670159B2 (en) Lever-type connector and connector assembly
JP3987737B2 (ja) レバー式コネクタ
JP3651251B2 (ja) 圧接コネクタ
JP2000182702A (ja) コネクタ組立体及びその取付方法
KR100709086B1 (ko) 분리 커넥터 및 그 조립 방법
JPH10326645A (ja) コネクタ
KR20100047323A (ko) 여분의 단자 잠금부를 갖는 커넥터
JP2000133369A (ja) 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法
JP2002367709A (ja) コネクタ
JP5095431B2 (ja) 電気コネクタ
JP2007305454A (ja) コネクタ
JP2001043925A (ja) 端子係止具付き雄コネクタ、雌コネクタ、及び電気コネクタ
JP2018067379A (ja) コネクタ
JPH0690940B2 (ja) 端子金具の二重係止構造をもつ電気コネクタ
JP5059642B2 (ja) 電気コネクタ
WO2000038279A1 (fr) Connecteur electrique
JP3125846B2 (ja) 端子係止具を備えたコネクタ
JP2001110526A (ja) コネクタ
JP2003123893A (ja) ジョイントコネクタ
JPH1186951A (ja) 合体コネクタ
JPH10172666A (ja) 検知手段付き電気コネクタ
JP3570534B2 (ja) コネクタ
JPH10214650A (ja) コネクタ
JPH11176517A (ja) 組み合わせコネクタ及び組み合わせコネクタとケーシングとの結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20050525

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees