JP2001042191A - 光学装置および撮影システム - Google Patents

光学装置および撮影システム

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JP2001042191A JP11217984A JP21798499A JP2001042191A JP 2001042191 A JP2001042191 A JP 2001042191A JP 11217984 A JP11217984 A JP 11217984A JP 21798499 A JP21798499 A JP 21798499A JP 2001042191 A JP2001042191 A JP 2001042191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ装置において、操作リングの手動駆動
を行う際と電動駆動を行う際とでいちいちクラッチ操作
レバーを操作するのでは、煩雑である。 【解決手段】 光学系を構成する可動部1の電動駆動を
行わせるための状態と手動駆動を行わせるための状態と
に切り換え設定可能な駆動機構(9,14,15等)を
有する光学装置において、駆動機構が可動部の電動駆動
を行わせるための状態に設定されている場合に、可動部
の手動駆動のための操作が行われたことに応じて、駆動
機構を可動部の手動駆動を行わせる状態に切り換える制
御手段22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン撮影
に用いられるレンズ装置等の光学装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン撮影等に用いられるレンズ
装置には、図3および図4に示すようなものがある。こ
のレンズ装置では、手動あるいは電動で装置本体30の
外周に設けられた操作リング31を回動させ、筐体39
内に保持された可動レンズ群(図示せず)を光軸方向へ
移動させたり、絞り(図示せず)を調整したりすること
ができる。
【0003】筐体39の近傍に設けられたドライブユニ
ット32の内部には、操作リング31を電動駆動するた
めのモータ35や制御回路(図示せず)等が収納され、
またドライブユニット32の外面には、モータ35を作
動させて可動レンズ群を駆動させるために使用者により
操作される電動操作スイッチ33が設けられている。
【0004】そして、このレンズ装置には、図4に示す
ように、モータ35の駆動力を操作リング31に伝達す
るための駆動力伝達経路を断接するクラッチ機構が設け
られている。
【0005】具体的には、クラッチ機構は、操作リング
31上に形成された操作ギア部34とモータ35の出力
ギア36との間に設けられたアイドラギア37と、この
アイドラギア37をアイドラ軸38の軸方向(長手方
向)にスライド駆動する不図示のクラッチ操作レバーと
から構成される。
【0006】電動駆動時には、クラッチ操作レバーを操
作してアイドラギア37を操作ギア部34と出力ギア3
6の双方に噛み合わせることにより駆動力伝達経路を接
続状態とし、手動駆動時には、クラッチ操作レバーを切
り換え操作してアイドラギア37を出力ギア36から離
脱させることにより、駆動力伝達経路を切断状態とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズ装置では、操作リングの手動駆動を行う際
と電動駆動を行う際とでいちいちクラッチ操作レバーを
操作する必要がある。このため、操作が煩雑であり、手
動/電動間の迅速な切換えが行えずに、撮影状況の変化
に対応できないおそれがある。
【0008】また、駆動力伝達経路が接続状態にあると
き、さらには可動レンズ群が電動駆動されている間で
も、操作リングの手動駆動を行うことは構造上は可能で
あるが、モータの負荷によって操作力が非常に重くな
り、容易な操作が難しかったり、モータに過大な負荷が
かかったりする。さらに、このレンズ装置およびこれが
装着されるカメラから離れた位置に配置されたカメラコ
ントロールユニット(CCU)を通じて可動レンズ群等
が電動駆動されているときに、カメラ近くにいるカメラ
マンが優先的に手動で瞬時に操作することは困難であ
る。
【0009】そこで、本発明は、可動部を駆動する駆動
機構の電動/手動状態の切り換えを、特別な操作を必要
とすることなく迅速に行うことができ、さらに駆動機構
が電動駆動状態に設定されている場合に可動部を手動操
作したときに、モータに過大な負荷がかかる等の不都合
を回避できるようにした光学装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、光学系を構成する可動部の電動駆
動を行わせるための状態と手動駆動を行わせるための状
態とに切り換え設定可能な駆動機構を有する光学装置に
おいて、駆動機構が可動部の電動駆動を行わせるための
状態に設定されている場合に、可動部の手動駆動のため
の操作が行われたことに応じて、駆動機構を可動部の手
動駆動を行わせる状態に切り換える制御手段を設けてい
る。
【0011】具体的には、可動部とこの可動部の電動駆
動源との間の駆動力伝達を断接するクラッチ手段を接続
状態から切断状態に切り換えることにより、駆動機構を
可動部の電動駆動を行わせるための状態から手動駆動を
行わせるための状態に切り換える。
【0012】これにより、駆動機構が可動部の電動駆動
を行わせるための状態に設定されているときに可動部の
手動駆動のための操作が行われたときは、自動的に駆動
機構が可動部の手動駆動を行わせるための状態に切り換
わる。このため、使用者に駆動機構の状態を切り換える
ための特別な操作を行わせることなく、迅速に駆動機構
を手動駆動を行わせるための状態に切り換えることが可
能となる。しかも、電動駆動源の負荷によって手動操作
力が重くなることを防止でき、快適な手動操作を行わせ
ることが可能となる。
【0013】また、本願第2の発明では、駆動機構が可
動部の電動駆動を行わせるための状態に設定されてお
り、かつ可動部が電動駆動されているときに、可動部の
手動駆動のための操作が行われたことに応じて、駆動機
構を可動部の手動駆動を行わせる状態に切り換える制御
手段を設けている。
【0014】これにより、可動部の電動駆動中において
も容易にかつ適度に操作力で手動操作を行うことが可能
となり、CCU等、離れた位置からの電動駆動制御が行
われていても、身近にいるカメラマンの手動操作を優先
することが可能となる。
【0015】これにより、様々な撮影状況で良好な操作
性が得られる光学装置および撮影システムを実現するこ
とが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態であ
るズームレンズ装置(光学装置)の構成を示している。
このズームレンズ装置は、テレビジョン撮影等に用いら
れるものである。
【0017】図1において、1はズームレンズであり、
ズーム鏡筒2に保持されて、光軸方向(図1の左右方
向)に移動可能となっている。ズーム鏡筒2には、少な
くとも3個以上のコロ部材3が径方向外方に突出するよ
うに設けられており、それぞれのコロ部材3は筐体とし
ての固定筒4に形成された直線溝4aと回転筒5に形成
された曲線溝5aに係合している。
【0018】回転筒5には、連結ピン6が径方向外方に
突出するように設けられており、固定筒4に形成された
溝4bを通してズーム操作リング7に係合している。
【0019】このような構成において、ズーム操作リン
グ7を回転させると、回転筒5がズーム操作リング7と
一体的に回転し、ズーム鏡筒2に設けられたコロ部材3
が固定筒4の直線溝4aと回転筒5の曲線溝5aに沿っ
て移動する。これにより、ズームレンズ1は固定筒4内
で光軸方向に移動する。なお、ズーム操作リング7およ
びズームレンズ1の動作端は、固定筒4の溝4bを通し
て光軸を中心に回動する連結ピン6の動作範囲で決定さ
れる。
【0020】また、固定筒4の近傍には、ドライブユニ
ット8が配置されており、その内部には、制御回路(主
たる制御手段)22、ズームモータ(電動駆動源)9、
ズームレンズ位置検出用のポテンショメータ10、各駆
動回路17,24および操作モード判別回路21等が収
納されている。
【0021】ポテンショメータ10の入力軸には、ズー
ム操作リング7上に設けられた操作ギア部7aに噛み合
う位置検出用ギヤ11が取り付けられている。このた
め、ズーム操作リング7が回転するとその回転量に応じ
たポテンショメータ10の入力回転が得られ、このポテ
ンショメータ10からの検出信号によりズームレンズ1
の位置を検出することができる。なお、ポテンショメー
タ10を通じた位置検出により、ズームレンズ1の電動
駆動時に、ズームレンズ1(ズーム鏡筒2)がその動作
端に当たった場合の衝撃力や衝撃音を緩和するため、動
作端近傍でズームレンズ1を減速することが可能とな
る。
【0022】ズームモータ9の駆動力は、ギアヘッド1
2およびモータ出力ギヤ13を介して中間ギヤ14へと
伝達される。中間ギヤ14の端面にはフェイスギア部1
4aが形成されており、このフェイスギア部14aに対
向して連結ギヤ15のフェイスギア部15aが位置して
いる。連結ギヤ15は、ズーム操作リング7上に設けら
れた操作ギア7bに噛み合っている。ズームモータ9
は、制御回路22から位置制御信号を受けたモータ駆動
回路24により駆動制御される。
【0023】また、連結ギヤ15の支軸15bにおける
中間ギヤ14と反対側の位置には、電磁クラッチ16が
取り付けられている。この電磁クラッチ16をON−O
FF制御することで、連結ギヤ15が支軸15bの軸方
向(長手方向)にスライドし、中間ギヤ14のフェイス
ギア部14aと連結ギヤ15のフェイスギア部15aの
噛合いと離脱を切り換えることができる。
【0024】連結ギヤ15は操作リング7の操作ギア部
7bに噛み合っているので、電磁クラッチ16をON制
御することで、中間ギヤ14と連結ギヤ15とを連結さ
せて一体的に回転させることができ、ズームモータ9の
駆動力をズーム操作リング7に伝達してこれを回転駆動
することができる。これにより、ズームレンズ1(ズー
ム鏡筒2)は光軸方向に電動駆動される。なお、本実施
形態の説明では、このようにズームレンズ1を電動駆動
させるための上記駆動機構の状態を、電動ズームモード
という。
【0025】また、電磁クラッチ16をOFF制御する
ことで、中間ギヤ14と連結ギヤ15とを離脱させ、ズ
ームモータ9の駆動力がズーム操作リング7に伝達され
ないようにすることができる。この場合、ズーム操作リ
ング7を手動で回転操作したときは、ズームモータ9の
負荷がかかることなく快適にズームレンズ1をマニュア
ル駆動することができる。なお、本実施形態の説明で
は、このようにズームレンズ1をマニュアル駆動させる
ための上記駆動機構の状態を、マニュアルズームモード
という。
【0026】電磁クラッチ16のON−OFF制御は、
制御回路22からの信号を受けたクラッチ駆動回路17
により行われる。
【0027】なお、操作リング7には、ズームレンズ1
の位置を示す目盛りが刻まれており、複雑な構造を持た
なくても、外部から目視でズーム位置を確認することが
できる。
【0028】次に、ズームレンズ1を駆動する上記駆動
機構のモード設定について、図2のフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0029】マニュアルズームモードと電動ズームモー
ドは前述した電磁クラッチ16をON/OFF制御する
ことで切り換えられるが、どちらのモードに設定するか
は電動駆動を行わせるために、ドライブユニット8の外
装面に設けられたズーム電動操作部材18や、このレン
ズ装置およびカメラ装置20を指示する三脚に備えられ
るズームデマンド19や、さらにこのレンズ装置を遠隔
から操作するためのカメラコントロールユニット(CC
U)や、このCCUによって操作されるカメラ装置20
から入力される指令信号を基に決定される。
【0030】ズーム電動操作部材18とズームデマンド
19は速度指令信号を、またカメラコントロールユニッ
ト(CCU)やカメラ装置20は位置指令信号を本レン
ズ装置に入力する。
【0031】これらの指令信号は、制御回路22に送ら
れるとともに、操作モード判別回路21に送られ、さら
に速度指令信号は速度指令判別回路21aへ、また位置
指令信号は位置指令判別回路21bへ送られる。
【0032】ズーム電動操作部材18およびズームデマ
ンド19は、何ら操作されていない時は基準信号を出力
し、操作されたときにその操作量に応じて基準信号から
シフトした信号値を本レンズ装置の制御回路22および
位置指令判別回路21bに入力する。
【0033】速度指令判別回路21は、ズーム電動操作
部材18およびズームデマンド19から基準信号近傍の
信号が出力されているときは、駆動機構をマニュアルズ
ームモードに設定させるため、制御回路22に信号を送
る。ステップ(図2ではSと略す)51で、この信号を
受けた制御回路22は、ステップ52又はステップ53
で、ズーム電動操作部材18およびズームデマンド19
が操作されてないものと判別し、ステップ54に進む。
【0034】また、速度指令判別回路21は、基準信号
近傍以外の信号が出力されているときは、駆動機構を電
動ズームモードに設定させるため、制御回路22に信号
を送る。ステップ51で、この信号を受けた制御回路2
2は、ステップ52又はステップ53で、ズーム電動操
作部材18又はズームデマンド19が操作されたものと
判別し、ステップ59に進んで、クラッチ駆動回路17
に信号を送り、電磁クラッチ16をONさせる。
【0035】また、カメラ装置20等から位置指令信号
が送られた場合、位置指令判別回路21bは、所定時間
内にその信号値に変化がないときは、駆動機構をマニュ
アルズームモードに設定させるため、制御回路22に信
号を送る。ステップ51でこの信号を受けた制御回路2
2は、ステップ52,53を経てステップ54にてカメ
ラ装置20等からも位置指令信号(操作信号)が入力さ
れていないと判別し、ステップ63に進んで、クラッチ
駆動回路17に信号を送り、電磁クラッチ16をOFF
させる。
【0036】また、位置指令判別回路21bは、所定時
間内に信号値に変化があったときは、駆動機構を電動ズ
ームモードに設定させるため、制御回路22に信号を送
る。ステップ51にてこの信号を受けた制御回路22
は、ステップ52,53を経てステップ54にてカメラ
装置20等から位置指令信号(操作信号)が入力された
ものと判別し、ステップ55に進んで、クラッチ駆動回
路17に信号を送り、電磁クラッチ16をONさせる。
【0037】このようにしてステップ55,59に進ん
だ制御回路22は、それぞれステップ56,60に進
み、ステップ51にて読み込んだ指令信号に基づいて、
ズームモータ9を駆動制御させるため、この駆動制御が
完了するまで(ステップ58,62)、モータ駆動回路
24に信号を送る。
【0038】このように、本実施形態では、入力された
指令信号に基づいてズームレンズ1の駆動機構のモード
切り換えが行われるので、従来のようにモード切換レバ
ー等の特別な操作を行わせることなく、駆動機構の迅速
なモード切換えが可能となる。
【0039】次に、ズームレンズ1の駆動機構が電動ズ
ームモードに設定された状態、さらにはズームレンズ1
が電動駆動されているときに操作リング7がマニュアル
操作された場合の動作について、引き続き図2のフロー
チャートを参照しつつ説明する。
【0040】本実施形態では、ズームレンズ1の電動駆
動中に操作リング7がマニュアル操作されたときには、
このマニュアル操作を優先し、電磁クラッチ16をオフ
にして、電動ズームモードからマニュアルズームモード
へと切り換えるように構成している。
【0041】ズームレンズ1の電動駆動中に操作リング
7がマニュアル操作されたことを検出するために、本実
施形態では、マニュアル検知回路23によって、ズーム
モータ9を駆動するモータ駆動回路24からのズームモ
ータ9への駆動電流値の変化を検出している。
【0042】具体的には、マニュアル検知回路23は、
モータ駆動回路24からの駆動電流値を所定時間ごとに
サンプリングし、初期あるいは所定時間前にサンプリン
グした電流値と現時点でサンプリングした電流値との変
動幅が所定値以上の場合(つまり、ズームモータ9が過
負荷状態になったときは)は、ズームレンズ1の電動駆
動中にマニュアル操作が行われたとみなして、制御回路
22に信号を送る。
【0043】こうして、ステップ56〜58又はステッ
プ60〜62のルーチンが繰り返されているズームレン
ズ1の電動駆動中に、ステップ57又はステップ61に
てマニュアル検知回路23からの信号によりズームモー
タ9が過負荷状態になった(操作リング7のマニュアル
操作が行われた)と判別した制御回路22は、ステップ
63にジャンプして、電磁クラッチ16をOFFさせ
る。これにより、ズームレンズ1の電動駆動中にこのズ
ームレンズ1に対するマニュアル操作力が作用したとき
は、自動的に電動ズームモードからマニュアルズームモ
ードへと切り換わる。
【0044】なお、他のマニュアル操作の検出手段とし
ては、ズームモータ9に生じた逆起電圧の変化を検出
し、初期あるいは所定時間前にサンプリングした逆起電
圧と現時点でサンプリングした逆起電圧との変動幅が所
定値以上の場合に、ズームレンズ1の電動駆動中にマニ
ュアル操作が行われたとみなすようにしてもよい。
【0045】さらに、ポテンショメータ10を用いて、
ズームレンズ1の位置データを検出し、この検出結果と
位置指令信号に対応するズーム位置との差分演算をサン
プリングごとに行い、差分演算の結果が急激に変化した
場合に、ズームレンズ1の電動駆動中にマニュアル操作
が行われたとみなすようにしてもよい。
【0046】また、ポテンショメータ10が検出した位
置データの微分演算から速度データを演算し、演算した
速度データと速度指令信号に対応する駆動速度の差分演
算をサンプリングごとに行い、差分演算の結果が急激に
変化した場合に、ズームレンズ1の電動駆動中にマニュ
アル操作が行われたとみなすようにしてもよい。
【0047】このように本実施形態によれば、前述した
ように特別なモード切換え操作をすることなく、マニュ
アルズームモードと電動ズームモード間でのモード切り
換えを行うことができるだけでなく、センサ部品を別途
設けることなく、ズームレンズ1の電動駆動中における
マニュアル操作を検出して、電動ズームモードをマニュ
アルズームモードに切り換えることができる。このた
め、ズームレンズ1の電動駆動中においてマニュアル操
作を行えば、適度な操作力でのマニュアル操作を電動駆
動に優先させることができる。
【0048】なお、ここでは、ズームレンズ1の電動駆
動中に操作リング7がマニュアル操作された場合に駆動
機構が電動ズームモードからマニュアルズームモードに
切り換わることについて説明したが、駆動機構が電動ズ
ームモードに設定されているが、ズームレンズ1の電動
駆動は行われていない(ズームレンズ1が停止中であ
る)ときにマニュアル操作を行われた場合も、ズームモ
ータ9に生じた逆起電圧を検出する等してマニュアル操
作を検出し、駆動機構を電動ズームモードからマニュア
ルズームモードに切り換えるようにしてもよい。
【0049】これにより、使用者に駆動機構のモード切
換えのための特別な操作を行わせることなく、迅速にか
つ快適にズームレンズ1のマニュアル操作を開始するこ
とができる。
【0050】また、本実施形態では、マニュアルズーム
モードと電動ズームモードとの切り換えを電磁クラッチ
16を用いて行うようにした場合について説明したが、
電磁クラッチ以外でも、ソレノイド等、電動で駆動力伝
達経路の断接を行える手段を用いることができる。
【0051】また、本実施形態では、ズーム電動操作部
材18とズームデマンド19から速度指令源として、カ
メラ装置20およびCCUが位置指令源として説明した
が、それぞれの指令形態は速度あるいは位置に特定され
るものではない。
【0052】さらに、本発明にいう可動部としては、フ
ォーカスレンズ、ズームレンズ、アイリス(絞り)、マ
クロ、フィルターディスク等、光学系を構成するいずれ
の可動部でもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、駆動機構が可動部の電動駆動を行わせるための
状態に設定されているときに可動部の手動駆動のための
操作が行われたときは、自動的に駆動機構が可動部の手
動駆動を行わせるための状態に切り換わるので、使用者
に駆動機構の状態を切り換えるための特別な操作を行わ
せることなく、迅速に駆動機構を手動駆動を行わせるた
めの状態に切り換えることができる。しかも、電動駆動
源の負荷によって手動操作力が重くなることを防止で
き、快適な手動操作を行わせることができる。
【0054】また、本願第2の発明によれば、駆動機構
が可動部の電動駆動を行わせるための状態に設定されて
おり、かつ可動部が電動駆動されているときに、可動部
の手動駆動のための操作が行われたことに応じて、駆動
機構が可動部の手動駆動を行わせる状態に自動的に切り
換わるので、可動部の電動駆動中においても容易にかつ
適度に操作力で手動操作を行うことが可能となり、CC
U等、離れた位置からの電動駆動制御が行われていて
も、身近にいるカメラマンの手動操作を優先することが
できる。
【0055】そして、これら発明により、様々な撮影状
況で良好な操作性が得られる光学装置および撮影システ
ムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるズームレンズ装置のレ
ンズ駆動機構を表わす概略構成図である。
【図2】上記ズームレンズ装置の制御回路の動作フロー
チャートである。
【図3】従来のレンズ装置の外観図である。
【図4】従来のレンズ装置における駆動機構のモード切
換えの説明図である。
【符号の説明】
1 ズームレンズ 2 ズーム鏡筒 3 コロ部材 4 固定筒 4a 直線溝 4b 溝部 5 回転筒 5a 曲線溝 6 連結ピン 7 操作リング 7a 位置検出用ギア部 7b 操作ギア部 8 ドライブユニット 9 ズームモータ 10 ポテンショメータ 14 中間ギヤ 14a,15a フェイスギア 15 連結ギヤ 15b 支軸 16 電磁クラッチ 17 クラッチ駆動回路 18 ズーム電動操作部材 19 ズームデマンド 20 カメラ装置 21 操作モード判別回路 21a 速度指令判別回路 21b 位置指令判別回路 22 制御回路 23 マニュアル検知回路 30 レンズ装置 31 操作リング 32 ドライブユニット 33 電動操作スイッチ 31 操作ギア部 35 モータ 37 アイドラギア

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を構成する可動部の電動駆動を行
    わせるための状態と手動駆動を行わせるための状態とに
    切り換え設定可能な駆動機構を有する光学装置におい
    て、 前記駆動機構が前記可動部の電動駆動を行わせるための
    状態に設定されている場合に、前記可動部の手動駆動の
    ための操作が行われたことに応じて、前記駆動機構を前
    記可動部の手動駆動を行わせるための状態に切り換える
    制御手段を有することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記駆動機構が前記可
    動部の電動駆動を行わせるための状態に設定されてお
    り、かつ前記可動部の電動駆動が行われているときに、
    前記可動部の手動駆動のための操作が行われたことに応
    じて、前記駆動機構を前記可動部の手動駆動を行わせる
    ための状態に切り換えることを特徴とする請求項1に記
    載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記可動部の電動駆動
    源の負荷状態に基づいて前記可動部の手動駆動のための
    操作が行われたことを検出することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電動駆動源の駆動
    電力に基づいて前記可動部の手動駆動のための操作が行
    われたことを検出することを特徴とする請求項3に記載
    の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記可動部の電動駆動
    源に発生する逆起電圧に基づいて、前記可動部の手動駆
    動のための操作が行われたたことを検出することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記可動部の駆動指令
    に対応する駆動状態とこの可動部の実駆動状態との差に
    基づいて、前記可動部の手動駆動のための操作が行われ
    たことを検出することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動指令が前記可動部の駆動位置を
    指令するものであり、 前記制御手段は、前記可動部の駆動位置指令と実駆動位
    置との差に基づいて、前記可動部の手動駆動のための操
    作が行われたことを検出することを特徴とする請求項6
    に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動指令が前記可動部の駆動速度を
    指令するものであり、 前記制御手段は、前記可動部の駆動速度指令と実駆動速
    度との差に基づいて、前記可動部の手動駆動のための操
    作が行われたことを検出することを特徴とする請求項6
    に記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動機構が、前記可動部とこの可動
    部の電動駆動源との間の駆動力伝達を断接するクラッチ
    手段を有しており、 前記制御手段は、前記クラッチ手段を接続状態から切断
    状態に切り換えることにより前記駆動機構を前記可動部
    の電動駆動を行わせるための状態から手動駆動を行わせ
    るための状態に切り換えることを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれかに記載の光学装置。
  10. 【請求項10】 前記可動部がズームレンズであること
    を特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光学装
    置。
  11. 【請求項11】 フォーカスレンズの駆動に伴う画角変
    動を補正するために前記ズームレンズが電動駆動制御さ
    れることを特徴とする請求項10に記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記可動部の駆動指令が、使用者によ
    り操作される操作手段から入力されることを特徴とする
    請求項6から8のいずれかに記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記可動部の駆動指令が、この光学装
    置から離れて配置されるコントロールユニットから入力
    されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記
    載の光学装置。
  14. 【請求項14】 前記可動部の駆動指令が、この光学装
    置に通信可能に装着されて撮影を行う撮影装置から入力
    されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記
    載の光学装置。
  15. 【請求項15】 前記駆動機構が、電動操作手段の操作
    に応じて作動する電動駆動源により駆動されることを特
    徴とする請求項1から14のいずれかに記載の光学装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項1から15のいずれかに記載の
    光学装置と、この光学装置が装着されて撮影を行う撮影
    装置とを有して構成されることを特徴とする撮影システ
    ム。
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