JP2001040540A - 非旋回性捲縮糸および非旋回性捲縮糸の製造方法 - Google Patents

非旋回性捲縮糸および非旋回性捲縮糸の製造方法

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JP2001040540A
JP2001040540A JP11205570A JP20557099A JP2001040540A JP 2001040540 A JP2001040540 A JP 2001040540A JP 11205570 A JP11205570 A JP 11205570A JP 20557099 A JP20557099 A JP 20557099A JP 2001040540 A JP2001040540 A JP 2001040540A
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yarn
crimped
heat treatment
swirl
crimped yarn
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JP11205570A
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English (en)
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Takao Negishi
孝雄 根岸
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は従来の捲縮糸の欠陥を解消するために
十分な嵩高性を発揮する非旋回性の捲縮糸の提供であ
り、第二の目的はかかる捲縮糸を安価に得るための製造
方法の提供である。 【解決手段】本発明の非旋回性捲縮糸は、マルチフィラ
メントより成る非旋回性の糸であって、個々のフィラメ
ントが捲縮を有するものであって、隣接する他のフィラ
メントと捲縮位相を不揃いにして存在し、かつ該糸に疑
似布帛熱処理を施した後の伸縮復元率が5%以上のもの
である。かかる捲縮糸の製造方法は、潜在的な捲縮能を
有するマルチフィラメント糸を加圧加熱圧縮性流体の噴
射流によって推進させ、次いで該流体の流速を糸速より
も遅くして該糸を減速させる弛緩熱処理によって捲縮を
発現させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非旋回性捲縮糸に
関する。さらに詳しくは、マルチフィラメントより成る
非旋回性捲縮糸に関する。特には、織物や編物に好適な
嵩高性に優れた非旋回性捲縮糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の捲縮糸が知られている。
例えば代表的な捲縮糸として仮撚加工糸がよく知られて
いるが、仮撚加工糸には旋回性があり、織物や編物にと
って不都合な耳巻きや斜行の原因になっているばかりで
はなく、その製造工程においてもスナールを発生しやす
く工程通過性を阻害したり、ビリを形成したりする欠陥
を有しているのが実状である。
【0003】一方、非旋回性の捲縮糸についても従来か
らよく知られている。例えば機械式押込加工糸、流体式
押込加工糸、歯車加工糸などがあり、糸で見ると嵩高に
見えるが、織物や編物に在っては十分な嵩高性を発揮で
きないという欠陥を有しているのが実状である。これは
何れの加工糸の捲縮も形態が折れ曲がり形状であるため
捲縮力が弱く湾曲形状であつても平面的であって嵩高性
につながらないという理由に因るものである。
【0004】また、非平面的な捲縮を有する非旋回性の
捲縮糸についても擦過加工糸や非対称熱処理加工糸など
が知られているが、何れも捲縮の形態が粗いため捲縮力
が弱く、織物や編物に在っては十分な嵩高性を発揮でき
ないという欠陥を有しているのが実状である。
【0005】なお、従来から潜在的な捲縮能を有するフ
ィラメントから構成されるマルチフィラメントより成る
非旋回性の糸が知られている。このような糸は2種類の
ポリマーの偏心的な複合のフィラメントから構成される
マルチフィラメントより成る潜在捲縮糸として特によく
知られている。この潜在捲縮糸は、無張力の下で加熱す
ると2種類のポリマーの伸縮性や結晶性や配向性や相転
移性に起因する熱収縮率の違いによつて形態が細かく非
平面的である螺旋的な形状の捲縮を発現し、非旋回性の
捲縮糸になるが、織物や編物に在っては組織による糸相
互の拘束があるため加熱しても十分な捲縮を発現し得
ず、十分な嵩高性を発揮できないという欠陥を有してい
るのが実状である。
【0006】ちなみに、上記の潜在捲縮糸を一対の糸送
りローラーの間で単に加熱して熱処理する方法は知られ
ている。しかしこの方法では糸が弛むほどには緩めるこ
とができず十分な捲縮を発現させることができないのが
実状である。
【0007】仮に上記の潜在捲縮糸を実験室的に無張力
の下で加熱すると、形態が細かく非平面的である螺旋的
な形状の捲縮を有する非旋回性の捲縮糸になるが、該糸
は糸束が一体となって捲縮し、構成フィラメント相互で
捲縮位相の揃ったものとなるため、構成フィラメント相
互の間の空隙が少なく、糸束相互が接触して組織する織
物や編物においても十分な嵩高性を発揮できないという
欠陥につながる。
【0008】さらに、該糸は捲縮位相が揃っている上に
螺旋的な捲縮形状が巻き方向を交互に巻いたコイルスプ
リングの如き形状であるため、該糸を捲縮が伸びる程度
に伸張すると、巻き方向の反転部分が回転して、互いに
逆方向に巻いた捲縮が相殺されて捲縮が減少するので、
捲縮の伸びに応じて伸張して組織する織物や編物におい
ても、十分な嵩高性を発揮できないという欠陥をにつな
がる。
【0009】また、上記の潜在捲縮糸に流体式押込加工
を施す方法も知られているが、この方法では押込糸塊に
よる糸相互の拘束があるため、加熱しても十分な捲縮を
発現し得ず、押込加工による捲縮形成が主体となる。従
って前記の流体式押込加工糸と同様の欠陥をもつことに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く従来の捲縮
糸は旋回性に起因する欠陥または十分な嵩高性を発揮で
きないという欠陥を有しているのが実状である。
【0011】本発明は上記の如き従来の捲縮糸の欠陥を
解消するために十分な嵩高性を発揮する非旋回性の捲縮
糸を提供しようとするものであり、第二の目的は非旋回
性の捲縮糸を安価に得るための製造方法を提供しようと
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の非旋回性捲縮糸の骨子は次ぎに記載する
如きである。
【0013】即ち、マルチフィラメントより成る非旋回
性の糸であって、該糸を構成する個々のフィラメントは
捲縮を有するとともに、隣接する他のフィラメントとは
捲縮位相を不揃いに存在し、かつ該糸は疑似布帛熱処理
を施した後の伸縮復元率が5%以上であることを特徴と
する非旋回性捲縮糸である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の非旋回性捲縮糸につい
て、さらに詳しく説明する。
【0015】「非旋回性の糸」とは、少なくとも非仮撚
加工糸であって、かつ糸上の2点を把持して接近させて
該2点間の糸をループ状に垂らしたとき、スナールの発
生の極めて少ない糸である。
【0016】スナールとは糸の旋回性によってループ状
に形成した糸条の接する糸条部分相互の撚り付きであっ
て、スナールの量は双糸状になったループに入る上撚数
で表す。該2点間の糸長を1mにしてループ状に垂らし
たときの上撚数が2回以下であって、かつループの下端
に直径1mm以下の針金製フックを介して1デニール当
たり0.1g重の荷重をかけた状態にしたときの上撚数
が5回以下であれば、スナールの発生の極めて少ない糸
であると言える。
【0017】このような非旋回性の糸は、織物や編物に
とって不都合な耳巻きや斜行を引き起こすこともなく、
その製造工程においてもスナールを発生して工程通過性
を阻害したりビリを形成したりする欠陥も少ないという
長所を有している。
【0018】「捲縮位相」とは、糸を構成するフィラメ
ント上の点における糸軸からの隔たりと隔たりの方向を
いう。従って捲縮フィラメントの捲縮位相は糸軸に沿っ
て変化しているものである。
【0019】構成フィラメント相互の捲縮位相が揃って
いるということは、前記した如き欠陥につながる。
【0020】本発明の非旋回性捲縮糸に係る構成フィラ
メント相互の捲縮位相が不揃いであるということは、各
構成フィラメントがそれぞれ独立して捲縮形態を保持し
ている状態であり、構成フィラメント相互の間に大きな
空隙が存在することになり、糸として嵩高性を発揮する
ことになるものである。さらに、捲縮が伸びることによ
って構成フィラメントに回転力が発生しても、各構成フ
ィラメントは他の構成フィラメントの存在によって独自
の回転を妨げられるため、各フィラメントの捲縮の相殺
による捲縮の減少が少なく、織物や編物にしても十分な
嵩高性を発揮できるという長所を有している。
【0021】「疑似布帛熱処理」とは、糸の状態での熱
処理である。まず、伸縮復元率を測定するために糸で小
綛を作り、一昼夜放縮の後に伸縮復元率を測定するため
の初荷重をかけ、常圧で98℃以上の熱水中に20分間
浸漬した後、取り出して吸い取り紙または布帛で軽く水
をきり、水平状態で自然乾燥する処理である。ここで上
記記載の「伸縮復元率」は、JIS−L1090に従う
ものである。
【0022】一般に織物や編物等の布帛はその仕上げ工
程において熱処理を受けるが、その際に布帛を構成する
糸は糸相互の拘束を受けつつ熱処理を受けるものであ
る。
【0023】従って、この「疑似布帛熱処理」は糸の状
態での熱処理であるが、糸に伸縮復元率を測定するため
の初荷重をかけることで拘束しつつ常圧で98℃以上の
熱水中で熱処理するものであるから、布帛を構成する糸
が熱処理を受けるが如き処理と言える。
【0024】本発明の非旋回性捲縮糸は、このような疑
似布帛熱処理を施した後の伸縮復元率が5%以上である
ことを特徴とする非旋回性捲縮糸である。好ましくは1
0%以上であり、さらには仮撚加工糸に見る如く35%
以上であっても好ましいものである。
【0025】伸縮復元率が5%とは、糸の捲縮力が該初
荷重に抗して、該糸の長さが5%縮むことであり、糸に
初荷重がかかった状態であっても捲縮が十分に露見して
いるといるものである。
【0026】従って、本発明の非旋回性捲縮糸は、織物
や編物等の布帛に在って、織物や編物等の組織による糸
相互の拘束を受けつつ熱処理を受けた後、織物や編物等
の布帛に在って、織物や編物等の組織による糸相互の拘
束を受けている状態であっても十分に捲縮が露見し、か
つ嵩高性も呈するという格別の効果を発揮するものであ
る。
【0027】本発明の非旋回性捲縮糸において、捲縮の
形態については特に限定されるものではないが、マルチ
フィラメントを構成する個々のフィラメントの捲縮の形
態が螺旋的な形状であることを特徴とする非旋回性捲縮
糸とすることが好ましい。
【0028】「捲縮の形態が螺旋的な形状」とは、捲縮
の形態が三次元的に不規則に湾曲したフィラメント形状
を意味する。立体的な形状の捲縮は平面的な形状の捲縮
よりも嵩高性に優れるという長所を有している。また湾
曲した形状の捲縮は折れ曲がり形状の捲縮よりも捲縮力
に優れその分嵩高性に優れるという長所を有している。
【0029】本発明の非旋回性捲縮糸において、フィラ
メントの長さ方向に沿っての形態変化については特に限
定されるものではないが、マルチフィラメントを構成す
る個々のフィラメントの横断面の形態が実質的にそれぞ
れのフィラメントの長さ方向に沿って相似的に一様であ
ることを特徴とする非旋回性捲縮糸とすることが好まし
い。
【0030】「フィラメントの横断面の形態が実質的に
それぞれのフィラメントの長さ方向に沿って相似的に一
様」とは、フィラメントの長さ方向に沿って横断面の面
積の変化はあっても横断面の形態は相似的に一様である
ことを意味するものである。つまり、フィラメントが部
分的に潰れたり折れ曲がったりして横断面の形態が変形
していて相似的に一様でないものは除かれる。横断面の
形態が相似的に一様である捲縮は潰れたり折れ曲がった
りして横断面の形態が変形していて相似的に一様でない
捲縮よりも捲縮力に優れその分嵩高性に優れるという長
所を有している。
【0031】本発明は、潜在的な捲縮能を有する非旋回
性の糸を無張力かつ無拘束の状態で熱処理する理想的な
弛緩熱処理により近い弛緩熱処理について種々検討した
結果、本発明の非旋回性捲縮糸を提供するに至ったもの
である。
【0032】しかし、本発明の非旋回性捲縮糸は、本発
明の非旋回性捲縮糸の特徴を備えることによって、本発
明の非旋回性捲縮糸の格別の効果を発揮するものであ
る。従って、本発明の非旋回性捲縮糸は素材や製造方法
に制限を受けることのないものである。
【0033】そこで本発明はさらに、潜在的な捲縮能を
有する非旋回性の糸を無張力かつ無拘束の状態で熱処理
する、理想的な弛緩熱処理により近く、効率的に実施す
る方法について種々検討した結果、本発明の非旋回性捲
縮糸の製造方法を提供するに至ったものである。
【0034】本発明の非旋回性捲縮糸の製造方法の骨子
は次ぎに記載する如きである。
【0035】即ち、潜在的な捲縮能を有するフィラメン
トから構成されるマルチフィラメントより成る非旋回性
の糸に弛緩熱処理を施して捲縮を発現させるに際し、少
なくとも糸推進部と該糸推進部よりも断面積の大きな弛
緩熱処理部と該糸推進部に流体を導入する流体導入部を
備える捲縮発現装置において、糸を加熱しかつ搬送する
ための加圧加熱圧縮性流体を流体導入部を通して糸推進
部に噴射し、該流体の噴射流によって該糸を推進させて
糸推進部から弛緩熱処理部に該流体と該糸を共に導き、
弛緩熱処理部の少なくとも一部で、該流体の流速を該糸
推進部における糸速よりも遅くして該糸を減速させる弛
緩熱処理を施すことを特徴とする非旋回性捲縮糸の製造
方法である。
【0036】本発明の非旋回性捲縮糸の製造方法につい
て、さらに詳しく説明する。
【0037】本発明の非旋回性捲縮糸の製造方法は、潜
在的な捲縮能を有するフィラメントから構成されるマル
チフィラメントより成る非旋回性の糸を連続的に弛緩熱
処理域へ供給し、該糸に弛緩熱処理を施して捲縮を発現
させることによるものである。
【0038】図1は本発明の1実施態様の主要部を示す
概略図であり、捲縮発現装置の縦断面を示す概略図であ
る。
【0039】この図1において、捲縮発現装置1は、糸
導入部5と糸推進部2と糸推進部2よりも断面積の大き
な弛緩熱処理部3および糸推進部2に流体を導入する流
体導入部4を備えている。
【0040】糸Yは、潜在的な捲縮能を有するフィラメ
ントから構成されるマルチフィラメントより成る非旋回
性の糸であり、捲縮発現装置1を糸導入部5、糸推進部
2、弛緩熱処理部3の順で通過している。
【0041】ここで、糸Yを加熱しかつ搬送するための
加圧加熱圧縮性流体を、流体導入部4を通して糸推進部
2に導く。すると、糸Yは加圧加熱圧縮性流体と共に糸
推進部2から弛緩熱処理部3に推進させられ、ついで弛
緩熱処理部3の外に推進させられる。加圧加熱圧縮性流
体が糸推進部2で糸Yを推進する力は、糸導入部5に糸
Yを供給する力にもなっている。
【0042】加圧加熱圧縮性流体として用いる圧縮性流
体については、特に限定されるものではないが、スチー
ム、空気あるいはスチームと空気の混合気体などが好適
に用いられる。もちろん炭酸ガスや窒素などでも用いる
ことができる。
【0043】さらに要すれば、加圧加熱圧縮性流体は糸
Yを加熱しかつ搬送するためだけの作用以外に第三の作
用機能を備えていてもよいものである。例えば糸Yの膨
潤、部分的な分解や除去、化学的な反応基や物質の形成
や付加などを必要とする場合には、作用目的に応じた化
学物質より成る、あるいは含む圧縮性流体を用いるもの
である。
【0044】ここで、弛緩熱処理部3は糸推進部2より
も断面積が大きいため、加圧加熱圧縮性流体は弛緩熱処
理部3で減速することになるが、弛緩熱処理部3の少な
くとも一部で加圧加熱圧縮性流体を、糸Yが糸導入部5
に供給される糸速よりも遅い流速とすることで、弛緩熱
処理部3の少なくとも一部で糸Yの移動速度を減速させ
るのである、つまり弛緩させるのである。この時、糸Y
は加圧加熱圧縮性流体の中に在るため、同時に熱処理さ
れるのである。つまり弛緩熱処理されるのである。
【0045】このように潜在的な捲縮能を有するフィラ
メントから構成されるマルチフィラメントより成る非旋
回性の糸Yは捲縮発現装置1と加圧加熱圧縮性流体とに
よって連続的に弛緩熱処理を施されて捲縮を発現して非
旋回性捲縮糸となる。
【0046】本発明の非旋回性捲縮糸の製造方法におい
て、潜在的な捲縮能を有するフィラメントから構成され
るマルチフィラメントより成る非旋回性の糸については
特に限定されるものではないが、マルチフィラメントを
構成する個々のフィラメントを少なくとも2種類のポリ
マーの偏心的な複合のフィラメントとすることによって
好適に得ることができる。
【0047】上記記載の「少なくとも2種類のポリマー
の偏心的な複合のフィラメント」とは、フィラメントの
横断面において、それぞれのポリマーがそれぞれのなす
平面図形の重心の位置を少なくとも2個所に異にして存
在しているフィラメントである。同種類のポリマーが2
個所以上に分離している場合、同種類のポリマーのなす
平面図形の総合の重心の位置をもって該ポリマーの重心
の位置とするものである。
【0048】以下、少なくとも2種類のポリマーの偏心
的な複合のフィラメントについて、2種類のポリマーの
偏心的な複合のフィラメントを例に記載するが、3種類
以上のポリマーの偏心的な複合のフィラメントについて
は、2種類のポリマーの偏心的な複合のフィラメントの
記載から容易に類推できる。
【0049】図3は本発明の1実施態様における2種類
のポリマーの偏心的な複合のフィラメントの横断面を示
す概略図であり、a乃至hはいずれもポリマーAとポリ
マーBの複合の状態を示す模式図である。a乃至hはい
ずれもポリマーAのなす平面図形の重心の位置とポリマ
ーBのなす平面図形の重心の位置とが互いに異なるもの
であり、2種類のポリマーの偏心的な複合のフィラメン
トであるといえる。
【0050】一般に、2種類のポリマーの偏心的な複合
のフィラメントに在る2種類のポリマーは、該フィラメ
ントの製造過程において、同時に同一の延伸や熱処理を
受けるものであるが、ポリマーの種類が異なる故に、延
伸による分子配向挙動や熱処理による結晶化挙動が同一
であることはなく、互いに熱収縮挙動を異にするものと
なり、熱収縮率を異にする温度域の存在するものになる
といえる。
【0051】また、互いに熱収縮挙動を異にする2種類
のポリマーの偏心的な複合のフィラメントに熱収縮率を
異にする温度域にて弛緩熱処理を施こすと、該フィラメ
ントは捲縮を発現するものである。
【0052】従って、2種類のポリマーの偏心的な複合
のフィラメントは、潜在的な捲縮能を有するフィラメン
トであるといえる。2種類のポリマーとは、互いに種類
の異なるポリマーであればよく、特に限定されるもので
はない。
【0053】2種類のポリマーの組み合わせは、溶融紡
糸系、乾式紡糸系、湿式紡糸系などの紡糸系において、
該2種類のポリマーが同一の紡糸系を採用できれば簡便
で好ましいが、互いに異なる紡糸系でも良い。
【0054】2種類のポリマーの組み合わせは、両者と
も熱可塑性ポリマー、熱可塑性ポリマーと非熱可塑性ポ
リマー、両者とも非熱可塑性ポリマーとすることがで
き、また互いに相溶性のポリマーあるいは互いに非相溶
性のポリマーとすることができる。
【0055】例えば、各種ポリオレフィン系ポリマー、
各種ポリビニル系ポリマー、各種ポリアミド系ポリマ
ー、各種ポリエステル系ポリマー、などから選ばれた異
系または同系の2種類のポリマーの組み合わせが好適に
用いられる。
【0056】異系の2種類のポリマーの組み合わせとし
ては、例えば、各種ポリアミド系ポリマーから選ばれた
1種類のポリマーと各種ポリエステル系ポリマーから選
ばれた1種類のポリマーの組み合わせが好適に用いられ
る。
【0057】同系の2種類のポリマーの組み合わせとし
ては、例えば、両者ともポリアミド系ポリマーの組み合
わせの場合、例えば、ナイロン6とナイロン66の組み
合わせが好適に用いられる。また例えば、両者ともポリ
エステル系ポリマーの組み合わせの場合、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどから選ばれた2種
類のポリマーの組み合わせが好適に用いられる。
【0058】また、同系の2種類のポリマーの組み合わ
せとし、2種類のポリマーが同種のポリマー構成単位を
主成分にもつポリマーである組み合わせが好適に用いら
れる。例えば、両者ともポリマー構成単位のエチレンテ
レフタレートを主成分とするポリマーの組み合わせの場
合、例えば、ポリエチレンテレフタレートと各種共重合
ポリエチレンテレフタレートから選ばれた1種類のポリ
マーとの組み合わせが好適に用いられる。また例えば、
共重合成分または共重合比率の異なる各種共重合ポリエ
チレンテレフタレートから選ばれた2種類のポリマーの
組み合わせが好適に用いられる。さらにまた例えば、重
合度の異なるポリエチレンテレフタレートの組み合わせ
が好適に用いられる。
【0059】共重合ポリエチレンテレフタレートとは、
ポリエチレンテレフタレートを重合する際に、他の成分
を添加して共重合したものであって、共重合成分として
は、例えば、各種ジオール類、各種ジカルボン酸類など
から選ばれた1種類または2種類以上の共重合成分が好
適に用いられる。さらに具体的には、例えば、各種低重
合度ポリエチレングリコール、各種低重合度ポリテトラ
メチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ネ
オペンチルグリコール、ブタジオール、スピログリコー
ル、ビスフェノールスルフォン、2・2ビス(4−(2
−ヒドロキシエトキシ)フェニル)プロパン、アジピン
酸、イソフタル酸、5−ソジウムスルフォイソフタル
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマ酸、ナフタレン
−2・6−ジカルボン酸などから選ばれた1種類または
2種類以上の共重合成分が好適に用いられる。
【0060】また、2種類以上のポリマーをブレンドし
て成るブレンドポリマーは1ブレンド構成を以て1種類
のポリマーと見なすことができるものである。
【0061】図2は本発明の1実施態様を示す概略図で
あり、紡糸を含む一連続製糸工程によって、まず潜在的
な捲縮能を有するフィラメントから構成されるマルチフ
ィラメントより成る非旋回性の糸Yを形成し、続いて糸
Yを捲縮発現装置1と加圧加熱圧縮性流体とによって連
続的に弛緩熱処理を施して捲縮を発現させて非旋回性捲
縮糸となすものである。
【0062】図2において、まず潜在的な捲縮能を有す
るフィラメントから構成されるマルチフィラメントより
成る非旋回性の糸Yは、紡糸口金6より紡出されて、要
すれば給油装置7にて給油され、要すれば交絡装置8に
て交絡を付与された後に、ローラー9にて所定の速度で
引き取られて形成される。次いで糸Yは、前記図1につ
いて記載した如く捲縮発現装置1と加圧加熱圧縮性流体
とによって連続的に弛緩熱処理を施されて糸Yを構成す
る個々のフィラメントが捲縮を発現し、捲縮を有するフ
ィラメントから構成されるマルチフィラメントより成る
非旋回性の糸Y’となる。次いで糸Y’は、ローラー1
0にて所定の速度で引き取られ、完全に無撚の糸として
ワインダー11にて巻き取られ、パッケージPとなって
非旋回性捲縮糸の製造工程を完了する。
【0063】糸Yは、通常の糸と同様に、延伸されてい
て伸びにくくなっていることが好ましく、また加熱され
ていて熱収縮率が制限されていることが好ましい。特に
破断伸度%と沸水収縮率%との和が20%以上で60%
以下であることが好ましく、さらには25%以上で50
%以下であることが好ましい。このような糸Yを得るた
めには、一般に概してローラー9にて引き取る速度を4
000m/分以上とすることが好ましく、さらには、5
000m/分以上とすることが好ましい。
【0064】また、図示されていないが、給油装置7よ
りも上流に中空ヒーターを設ける方法、また別途、交絡
装置8とローラー9の間に別のローラーを設けてローラ
ー9との間で延伸する方法、その際、該別のローラーま
たはローラー9を加熱する方法などの方法があるが、い
ずれの方法においても一般に概してローラー9にて引き
取る速度を4000m/分以上とすることが好ましく、
さらには、5000m/分以上とすることが好ましい。
【0065】また、ローラー9にて所定の速度で引き取
って形成した糸Yを、図示されていないが、一旦巻き取
った後に、別途、捲縮発現装置1と加圧加熱圧縮性流体
とによって連続的に弛緩熱処理を施して糸Y’と成す非
旋回性捲縮糸の製造方法もある。この場合、糸Yは解舒
撚を持って弛緩熱処理を施され、解舒撚を持った糸Y’
となる。
【0066】図2においては、ローラー9にて所定の速
度で引き取って形成した糸Yを、直ちに、捲縮発現装置
1と加圧加熱圧縮性流体とによって連続的に弛緩熱処理
を施して糸Y’と成す非旋回性捲縮糸の製造方法であ
る。この場合、糸Yは全く撚を持たずに弛緩熱処理を施
されるもので、糸Yを構成するフィラメント相互の拘束
も少なく、理想的な弛緩熱処理により近い弛緩熱処理を
施されて無撚の糸Y’となる。
【0067】次いで、糸Y’はローラー10から波及す
る引き取り力を受けることになる。この時、糸Y’が十
分に冷却された後に引き取り力を受けることが、糸Y’
に発現した捲縮を維持する上で肝要である。
【0068】このために、図示されていないが、糸Y’
を循環移動する網状体で順次に一旦捕集し、網状体上の
糸Y’を十分に冷却した後に、順次にローラー10にて
引き取る方法もある。
【0069】また、図示されていないが、ローラー10
の上流に、糸Y’の移動を安定させるための張力付与装
置を設けることもできる。さらに、ローラー10の上流
または下流に別途、交絡装置を設けることもできる。
【0070】
【実施例】実施例1 ポリマーAとしてポリエチレンテレフタレート、ポリマ
ーBとしてイソフタル酸を10モル%共重合したポリエ
チレンテレフタレートの2種類のポリマーを使用した。
実施態様は図2に示す概略図のとおりである。ポリマー
AとポリマーBをそれぞれ別々に加熱溶融して紡糸口金
6の各の吐出孔の入口の直近で合流させて吐出した。
【0071】吐出孔の数は36で、各吐出孔からの吐出
量は、ポリマーAとポリマーBとを合わせて1g/分で
ある。
【0072】ポリマーAとポリマーBとの複合比は50
対50で、複合状態は図3のaに示す如きである。ロー
ラー9の引き取り速度は5000m/分である。捲縮発
現装置1の流体導入部4に供給する加圧加熱圧縮性流体
は圧力1MPaの飽和蒸気で流量は130g/分であ
る。糸推進部2の横断面積は3mm2で、弛緩熱処理部
3の横断面積は60mm2で、弛緩熱処理部3の温度は
130℃で、弛緩熱処理部3における蒸気の流速は計算
値3750m/分である。ローラー10の引き取り速度
は4320m/分である。
【0073】パッケージに巻き取られた糸Y’は75デ
ニールの36フィラメントのマルチフィラメントで非旋
回性の捲縮糸であり、構成フィラメント相互の捲縮位相
が不揃いであった。疑似布帛熱処理を施した後の伸縮復
元率は7.0%であった。
【0074】実施例2 ポリマーAとポリマーBとの複合比を35対65、40
対60、45対55、50対50(実施例1)、55対4
5、60対40、65対35の7通りにして、他の条件
を実施例1と同様にして実施した結果、7通りの全ての
場合において、非旋回性の捲縮糸であり、構成フィラメ
ント相互の捲縮位相が不揃いであった。
【0075】疑似布帛熱処理を施した後の伸縮復元率を
測定したところ、 複合比を35対65の場合は伸縮復元率が約3.5%(実験No.2) 複合比を40対60の場合は伸縮復元率が約4.8%(実験No.3) 複合比を45対55の場合は伸縮復元率が約6.4%(実験No.4) 複合比を50対50(実施例1)の場合は伸縮復元率が約7.0%(実験No.1) 複合比を55対45の場合は伸縮復元率が約5.1%(実験No.5) 複合比を60対40の場合は伸縮復元率が約4.0%(実験No.6) 複合比を65対35の場合は伸縮復元率が約2.9%(実験No.7) であった。
【0076】7通りの非旋回性の捲縮糸をそれぞれ用い
て、経糸密度37.4本/cm、緯糸密度33.5本/
cmの平織物を製織し、100℃の熱水中でリラックス
処理を施し、仕上げた。常法に従ってであった。伸縮復
元率が5%以上であった実験No.1,4,5は嵩高性を
感じさせるものであったが、伸縮復元率が5%未満の実
験No.2,3,6,7は、嵩高性を感じさせるには至ら
ないものであった。
【0077】
【発明の効果】本発明の嵩高非旋回性捲縮糸は疑似布帛
熱処理を施した後の伸縮復元率が5%以上であることを
特徴とする嵩高非旋回性捲縮糸である。
【0078】伸縮復元率が5%は、糸の捲縮力が該初荷
重に抗して、該糸の長さが5%縮む事を意味するもので
あり、糸に初荷重がかかった状態であっても捲縮が十分
に露見しているといえるものである。
【0079】従って、本発明の嵩高非旋回性捲縮糸は、
織物や編物等の布帛に在って、織物や編物等の組織によ
る糸相互の拘束を受けつつ熱処理を受けた後、織物や編
物等の布帛に在って、織物や編物等の組織による糸相互
の拘束を受けている状態であっても十分に捲縮が露見す
るとともに、嵩高性をも呈するという格別の効果を発揮
するものである。
【0080】さらに本発明の非旋回性捲縮糸の製造方法
は、潜在的な捲縮能を有する非旋回性の糸を、供給糸速
よりも遅い流速で流れる加圧加熱圧縮性流体の中で熱処
理するものであるから、無張力かつ無拘束の状態で熱処
理して潜在的な捲縮能を十分に顕在化させる理想的な弛
緩熱処理であり、連続的かつ高速で弛緩熱処理する効率
的な非旋回性捲縮糸の製造方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施態様の主要部を示す概略図であ
り、捲縮発現装置の縦断面を示す概略図である。
【図2】本発明の1実施態様を示す概略図である。
【図3】本発明の1実施態様における2種類のポリマー
の偏心的な複合のフィラメントの横断面を示す概略図で
あり、a乃至hはそれぞれ複合の状態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1;捲縮発現装置 2;糸推進部 3;弛緩熱処部 4;流体導入部 5;糸導入部 6;紡糸口金 7;給油装置 8;交絡装置 9、10;ローラー 11;ワインダー Y、Y’;糸 P;パッケージ A、B;ポリマー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチフィラメントより成る非旋回性の糸
    であって、該糸を構成する個々のフィラメントは捲縮を
    有するとともに、隣接する他のフィラメントとは捲縮位
    相を不揃いに存在し、かつ該糸は疑似布帛熱処理を施し
    た後の伸縮復元率が5%以上であることを特徴とする非
    旋回性捲縮糸。
  2. 【請求項2】個々のフィラメントの捲縮の形態が螺旋的
    な形状であることを特徴とする請求項1に記載の非旋回
    性捲縮糸。
  3. 【請求項3】個々のフィラメントの横断面の形態が実質
    的にそれぞれのフィラメントの長さ方向に沿って相似的
    に一様であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の非旋回性捲縮糸。
  4. 【請求項4】マルチフィラメントより成る非旋回性の糸
    が無撚の糸であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の非旋回性捲縮糸。
  5. 【請求項5】個々のフィラメントが少なくとも2種類の
    ポリマーの偏心複合フィラメントであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の非旋回性捲縮
    糸。
  6. 【請求項6】偏心複合フィラメントを構成するポリマー
    がいずれもポリエステル系ポリマーであることを特徴と
    する請求項5に記載の非旋回性捲縮糸。
  7. 【請求項7】潜在的な捲縮能を有するフィラメントから
    構成されるマルチフィラメントより成る非旋回性の糸に
    弛緩熱処理を施して捲縮を発現させるに際し、少なくと
    も糸推進部と該糸推進部よりも断面積の大きな弛緩熱処
    理部と該糸推進部に流体を導入する流体導入部を備える
    捲縮発現装置において、糸を加熱しかつ搬送するための
    加圧加熱圧縮性流体を流体導入部を通して糸推進部に噴
    射し、該流体の噴射流によって該糸を推進させて糸推進
    部から弛緩熱処理部に該流体と該糸を共に導き、弛緩熱
    処理部の少なくとも一部で、該流体の流速を該糸推進部
    における糸速よりも遅くして該糸を減速させる弛緩熱処
    理を施すことを特徴とする非旋回性捲縮糸の製造方法。
  8. 【請求項8】紡糸を含む一連続製糸工程によって、まず
    潜在的な捲縮能を有するフィラメントから構成されるマ
    ルチフィラメントより成る非旋回性の糸を形成し、続い
    て該糸に弛緩熱処理を施して捲縮を発現させることを特
    徴とする請求項7に記載の非旋回性捲縮糸の製造方法。
  9. 【請求項9】弛緩熱処理を施す直前の糸速を4000m
    /分以上とすることを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載の非旋回性捲縮糸の製造方法。
  10. 【請求項10】潜在的な捲縮能を有するフィラメントが
    少なくとも2種類のポリマの偏心複合フィラメントであ
    ることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載
    の非旋回性捲縮糸の製造方法。
JP11205570A 1999-07-21 1999-07-21 非旋回性捲縮糸および非旋回性捲縮糸の製造方法 Pending JP2001040540A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021536534A (ja) * 2018-08-20 2021-12-27 ザ ライクラ カンパニー ユーケー リミテッド 改善されたテキスタイル後処理のための多成分糸の蒸気ジェットバルキング

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