JP2001040264A - 白板用水性マーキングインキ組成物 - Google Patents
白板用水性マーキングインキ組成物Info
- Publication number
- JP2001040264A JP2001040264A JP24916299A JP24916299A JP2001040264A JP 2001040264 A JP2001040264 A JP 2001040264A JP 24916299 A JP24916299 A JP 24916299A JP 24916299 A JP24916299 A JP 24916299A JP 2001040264 A JP2001040264 A JP 2001040264A
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- Japan
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- water
- marking ink
- ink
- white board
- ink composition
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】水性の白板用マーカーインキを提供する。
【構成】剥離剤として2−エチルヘキサン酸セチルを、
水溶性樹脂としてポリビヒルアルコールおよび大豆から
精製した多糖類を、消去助剤として球形樹脂粒子を含む
ことを特徴としている。
水溶性樹脂としてポリビヒルアルコールおよび大豆から
精製した多糖類を、消去助剤として球形樹脂粒子を含む
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホワイトボードに代表さ
れる筆記板に筆記することができる水性のマーキングイ
ンキに関し、更に筆記後乾いた布や柔らかい紙等で容易
に消去することができる水性インキに関するものであ
る。
れる筆記板に筆記することができる水性のマーキングイ
ンキに関し、更に筆記後乾いた布や柔らかい紙等で容易
に消去することができる水性インキに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ホワ
イトボード用のマーキングインキは現在でも、溶剤系の
ものが主流であるが、使用時の臭気や安全性の問題から
水性インキの開発が多くなされてきた。例えば、特開平
10−25442、特開平11−80645等がある。
しかし、これらは特別な材料を用いるため、高価な物と
なる。
イトボード用のマーキングインキは現在でも、溶剤系の
ものが主流であるが、使用時の臭気や安全性の問題から
水性インキの開発が多くなされてきた。例えば、特開平
10−25442、特開平11−80645等がある。
しかし、これらは特別な材料を用いるため、高価な物と
なる。
【0003】
【課題を解決するための手段】我々は、安価な材料を用
いて高性能の水性インキを作成すべく鋭意研究を重ねた
結果、ついに新しいインキの開発に成功した。剥離剤と
して2−エチルヘキサン酸セチルを用い、水溶性の樹脂
として、ポリビニルアルコールと大豆から精製した多糖
類とを併用すること、および消去助剤として球形樹脂粒
子を使用することによって、容易に水性の高性能ホワイ
トボード用マーキングインキが得られる。
いて高性能の水性インキを作成すべく鋭意研究を重ねた
結果、ついに新しいインキの開発に成功した。剥離剤と
して2−エチルヘキサン酸セチルを用い、水溶性の樹脂
として、ポリビニルアルコールと大豆から精製した多糖
類とを併用すること、および消去助剤として球形樹脂粒
子を使用することによって、容易に水性の高性能ホワイ
トボード用マーキングインキが得られる。
【0004】本発明に使用する2−エチルヘキサン酸セ
チルは、市販品の中から自由に選択すれば良いが、一例
を挙げると花王のエキセパールHOがある。本品はエマ
ルションの形で用いる。例えば、花王のカタログに示さ
れている通りを示すと、エキセパールHOを25部、レ
オドール440を5部、水を70部用いて、70℃で混
合してエマルションを得た。エキセパールHOの使用量
は、インキ中1〜10(%)である。1(%)より少な
いと筆跡の消去性が劣り、10(%)より多いと筆跡の
乾燥性が劣る。
チルは、市販品の中から自由に選択すれば良いが、一例
を挙げると花王のエキセパールHOがある。本品はエマ
ルションの形で用いる。例えば、花王のカタログに示さ
れている通りを示すと、エキセパールHOを25部、レ
オドール440を5部、水を70部用いて、70℃で混
合してエマルションを得た。エキセパールHOの使用量
は、インキ中1〜10(%)である。1(%)より少な
いと筆跡の消去性が劣り、10(%)より多いと筆跡の
乾燥性が劣る。
【0005】本発明に用いられるポリビニルアルコール
は市販品の中から適当に選択して良い。例えば日本合成
化学のゴーセノールGL−03である。使用量はインキ
中1〜10(%)が好ましい。更に、本発明に用いるソ
ヤファイブSは、前記のポリビニルアルコールと共に用
いる事が必須であって、その使用量はポリビニルアルコ
ールの10〜80(%)である。ポリビニルアルコール
が1(%)よりすくないと消去性が劣り、10(%)よ
り多いと、インキの粘度が高くなって、ペンからスムー
スにインキが出なくなる。
は市販品の中から適当に選択して良い。例えば日本合成
化学のゴーセノールGL−03である。使用量はインキ
中1〜10(%)が好ましい。更に、本発明に用いるソ
ヤファイブSは、前記のポリビニルアルコールと共に用
いる事が必須であって、その使用量はポリビニルアルコ
ールの10〜80(%)である。ポリビニルアルコール
が1(%)よりすくないと消去性が劣り、10(%)よ
り多いと、インキの粘度が高くなって、ペンからスムー
スにインキが出なくなる。
【0006】ソヤファイブSを用いると、インキの筆跡
が均一となり、筆跡の乾燥性も早くなる。また、インキ
の安定性も向上し、長期にわたって良好な性能を保つ。
ソヤファイブSが多過ぎると、筆跡の消去性が劣る。
が均一となり、筆跡の乾燥性も早くなる。また、インキ
の安定性も向上し、長期にわたって良好な性能を保つ。
ソヤファイブSが多過ぎると、筆跡の消去性が劣る。
【0007】本発明に用いる球状樹脂粒子は、アクリル
樹脂とかポリスチレン樹脂とかの組成は問題ではなく、
その形が球形であることおよびその粒子径が1〜10μ
mである事が重要である。一例を挙げると日本触媒化学
製のエポスターMS(約2μm)、住友精化製のフロー
ビーズLE−1080(約6μm),東芝シリコーン製
のXC99−301(約4μm)等があるが、これらに
縛られるものではないことは当然である。
樹脂とかポリスチレン樹脂とかの組成は問題ではなく、
その形が球形であることおよびその粒子径が1〜10μ
mである事が重要である。一例を挙げると日本触媒化学
製のエポスターMS(約2μm)、住友精化製のフロー
ビーズLE−1080(約6μm),東芝シリコーン製
のXC99−301(約4μm)等があるが、これらに
縛られるものではないことは当然である。
【0008】本発明に用いる顔料は、特に制限はなく、
市販品から選択できる。例えば、カーボンブラック、イ
ンダンスロンブルー、フタロシアニングリーン等であ
る。粉末の顔料を水に分散するには、通常、分散剤や界
面活性剤を用いて行う。本発明においても例外ではな
く、用いる顔料に合った分散剤とか界面活性剤を用いて
やれば良い。また市販の分散顔料を使う事も出来る。例
えば1例を挙げると、山陽色素のサンダイスーパーレッ
ドBS,サンダイスーパーグリーンLXBがある。
市販品から選択できる。例えば、カーボンブラック、イ
ンダンスロンブルー、フタロシアニングリーン等であ
る。粉末の顔料を水に分散するには、通常、分散剤や界
面活性剤を用いて行う。本発明においても例外ではな
く、用いる顔料に合った分散剤とか界面活性剤を用いて
やれば良い。また市販の分散顔料を使う事も出来る。例
えば1例を挙げると、山陽色素のサンダイスーパーレッ
ドBS,サンダイスーパーグリーンLXBがある。
【0009】
【実施例】次ぎに実施例を挙げて更に詳しく説明する。
【0010】
【実施例1】山陽色素製分散顔料サンダイスパーレッド
BSを10部、日本合成化学製ポリビニルアルコールG
L−03の20%水溶液を40部、花王製2−エチルヘ
キサン酸セチルエキセパールHOの25%エマルション
を10部、不二製油製ソヤファイブSを2部、日本触媒
化学製のエポスターMSを3部、水を40部などを均一
に混合して、インキを得た。このインキをマーカーに充
填して、ホワイトボードに筆記したところ、乾燥も早
く、消去性も良好であった。
BSを10部、日本合成化学製ポリビニルアルコールG
L−03の20%水溶液を40部、花王製2−エチルヘ
キサン酸セチルエキセパールHOの25%エマルション
を10部、不二製油製ソヤファイブSを2部、日本触媒
化学製のエポスターMSを3部、水を40部などを均一
に混合して、インキを得た。このインキをマーカーに充
填して、ホワイトボードに筆記したところ、乾燥も早
く、消去性も良好であった。
【0011】
【実施例2】水を50部、ゴーセノールGL−03の2
0%水溶液を25部、花王製界面活性剤レオドール44
0を2部、ソヤファイブSを2部などを均一に混合し
て、常法に従ってガラスビーズ分散し、続いてエキセパ
ールHOの25%エマルションを20部、及び住友精化
製のLE−1080を5部加えてインキを得た。このイ
ンキをマーカーに充填して、ホワイトボードに筆記した
ところ、乾燥も早く、消去性も良好であった。
0%水溶液を25部、花王製界面活性剤レオドール44
0を2部、ソヤファイブSを2部などを均一に混合し
て、常法に従ってガラスビーズ分散し、続いてエキセパ
ールHOの25%エマルションを20部、及び住友精化
製のLE−1080を5部加えてインキを得た。このイ
ンキをマーカーに充填して、ホワイトボードに筆記した
ところ、乾燥も早く、消去性も良好であった。
【0012】
【比較例】実施例1において、エポスターMSを加えな
いで、実施例1と同様にに実施してインキを得た。この
インキをマーカーに充填して、ホワイトボードに筆記し
たところ、乾燥が遅く、筆記線も不均一で且つ消去性も
劣っていた。
いで、実施例1と同様にに実施してインキを得た。この
インキをマーカーに充填して、ホワイトボードに筆記し
たところ、乾燥が遅く、筆記線も不均一で且つ消去性も
劣っていた。
【0013】
【発明の効果】本発明のインキは、ホワイトボード用の
水性マーキングインキとして、極めて有用である。
水性マーキングインキとして、極めて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 必須成分として(1)水、(2)顔料、
(3)剥離剤としての2−エチルヘキサン酸セチル、
(4)水溶性樹脂としてのポリビニルアルコールおよび
大豆より分離精製された水溶性多糖類、(5)消去助剤
としての粒径が1〜10μmの球形樹脂粒子を含むこと
を特徴とする白板用水性マーキングインキ組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24916299A JP2001040264A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 白板用水性マーキングインキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24916299A JP2001040264A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 白板用水性マーキングインキ組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001040264A true JP2001040264A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17188837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24916299A Pending JP2001040264A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 白板用水性マーキングインキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001040264A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186581A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Sakura Color Prod Corp | 着色材組成物 |
JP2007186579A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Sakura Color Prod Corp | 着色材組成物 |
JP2007217538A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Sakura Color Prod Corp | 消去性着色材組成物 |
JP2007224251A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sakura Color Prod Corp | 消去性着色材組成物 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP24916299A patent/JP2001040264A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186581A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Sakura Color Prod Corp | 着色材組成物 |
JP2007186579A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Sakura Color Prod Corp | 着色材組成物 |
JP2007217538A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Sakura Color Prod Corp | 消去性着色材組成物 |
JP2007224251A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sakura Color Prod Corp | 消去性着色材組成物 |
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