JPH0772258B2 - オーバーヘッドプロジェクター用油性インキ - Google Patents

オーバーヘッドプロジェクター用油性インキ

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JPH0772258B2
JPH0772258B2 JP61166461A JP16646186A JPH0772258B2 JP H0772258 B2 JPH0772258 B2 JP H0772258B2 JP 61166461 A JP61166461 A JP 61166461A JP 16646186 A JP16646186 A JP 16646186A JP H0772258 B2 JPH0772258 B2 JP H0772258B2
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JP
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oil
based ink
ink
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overhead projector
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正之 深谷
秀俊 浜本
勝寿 織田
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は筆跡の白化を防止し、かつ、鮮やかな色調の投
影像が得られるオーバーヘッドプロジェクター用油性イ
ンキに関するものである。
(従来の技術) 従来より,速乾性マーカー用インキとして,油溶性染
料,有機溶剤,樹脂から少なくともなる油性インキが知
られており,この油性インキは被筆記面が吸収面,非吸
収面である事から問わず筆記可能であることから広く用
いられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら,前記油性インキは,特に非吸収面に筆記
した時に,空気中の水分等により油性インキ成分中の樹
脂及び染料が凝集し筆跡が白化してしまうという問題が
あり,このためオーバーヘッドプロジェクター用シート
に筆記した場合,筆跡の投影像が黒くなってしまうとい
う問題点を有していた。
(問題点を解決する為の手段) そこで本発明者等は,前記問題点を解決するべく鋭意研
究を行なった結果遂に本発明を完成させたものであっ
て,本発明は、油溶性染料、有機溶剤、樹脂から少なく
ともなるオーバーヘッドプロジェクター用油性インキに
おいて、前記有機溶剤は、インキ全量に対して1〜10重
量%のエチレグリコールモノフェニルエーテルを少なく
とも含有すると共に、前記樹脂はロジンを少なくとも含
有することを特徴とするオーバーヘッドプロジェクター
用油性インキを要旨とするものである。
本発明を詳細に説明する。
油溶性染料は,着色剤として用いるものであって,後述
する有機溶剤に可溶であれば特に限定はなく,使用量は
油溶性染料の種類によっても異なるが,インキ全体の2
〜20重量%が好ましい。
有機溶剤は,従来油性インキに用いられている炭素数6
以下の低級アルコールやメチルセロソルブ,エチルセロ
ソルブ等のエチレングリコールモノアルキルエーテル,
トルエン,キシレン等の芳香族有機溶剤,ヘキサン,ヘ
プタン等の脂肪族有機溶剤等を用いることができ,その
使用量はインキ全体の40〜90重量%が好ましいが,筆跡
の白化防止のためにエチレングリコールモノフェニルエ
ーテルを含有することが必須であり,エチレングリコー
ルモノフェニルエーテルの使用量はインキ全体の1〜10
重量%であることが必要である。1重量%より少ない場
合には白化防止の効果が小さく、10重量%を超えた場合
には筆跡の乾燥性が低下するためである。
樹脂は,インキ粘度調整や筆跡の定着のために用いるも
のであるが,筆跡の白化を防止するためにロジンを用い
る必要があり,その使用量はインキ全体の2〜20重量%
が好ましい。ロジンの他にフェノール樹脂,ケトン樹脂
等従来の油性インキに用いられている樹脂を添加するこ
ともできる。
更に,上記必須成分以外に,防錆剤,界面活性剤等を適
宜添加することも可能である。
油性インキ組成物の調製は,通常知られている撹拌機を
用い撹拌混合することによって容易に得られる。
(作用) 本発明に係るオーバーヘッドプロジェクター用油性イン
キは、1〜10重量%のエチレングリコールモノフェニル
エーテルとロジンとを併用することによって筆跡の白化
を防止し、かつ、鮮やかな色調の投影像が得られる。筆
跡の白化は、樹脂中に分散溶解している油溶性染料が水
分に接触し析出する現象であり、油溶性染料の樹脂中で
の配向性が白化の発生に関連すると考えられるところ、
エチレングリコールモノフェニルエーテルが油溶性染料
の樹脂中での配向性を高め、ロジンが染料と水分との接
触を防ぎ、筆跡の白化が防止される。また、筆跡の形成
時、エチレングリコールモノフェニルエーテルにより、
ロジンが溶解状態を維持するので、油溶性染料とロジン
とが高度に均一な混合状態となるので、鮮やかな色調の
投影像が得られると推察される。
(実施例) 本発明を実施例により,更に詳細に説明するが,単に
「部」とあるものは「重量部」を示すものとする。
実施例1 バリファースレッド#1308 (油溶性染料,オリエント化学工業(株)製) 5.0部 スピロンイエローC2GH (油溶性染料,保土谷化学(株)製) 3.0部 エタノール 84.0部 エチレングリコールモノフェニルエーテル 3.0部 ガムロジンWW (ロジン,倉敷商事(株)) 5.0部 上記成分を撹拌機にて4時間撹拌し赤色インキを得た。
比較例1 実施例1のガムロジンWWを除き,その分ヒタノール1501
(フェノール樹脂,日立化成工業(株)製)を加え,他
は実施例1と同様になして赤色インキを得た。
実施例2 バリファーストレッド#1308 12.0部 アルコールイエロー#3101 (油溶性染料,中央合成化学工業(株)製) 5.0部 エタノール 48.0部 エチレングリコールモノメチルエーテル 27.0部 エチレングリコールモノフェニルエーテル 6.0部 ウッドロジン (ロジン,倉敷商事(株)) 2.0部 上記成分を実施例1と同様にして赤色インキを得た。
比較例2 実施例2のエチレングリコールモノフェニルエーテルを
除き,その分エチレングリコールモメチルエーテルを加
え,他は実施例2と同様になして赤色インキを得た。
実施例3 ローダミンROB−B (油溶性染料,オリエント化学工業(株)製) 8.0部 エタノール 81.0部 エチレングリコールモノフェニルエーテル 5.0部 ガムロジンWW 6.0部 上記成分を実施例1と同様になして赤色インキを得た。
比較例3 ローダミンRO6G 8.0部 エタノール 86.0部 ヒタノール 1501 6.0部 上記成分を実施例1と同様になして赤色インキを得た。
(効果) 実施例1〜3,比較例1〜3で得たインキを,市販の油性
ペン(布書きペンM10,ぺんてる(株)製)に充填し,試
験を行なった。結果を表に示す。
以上述べた様に、本発明に係るオーバーヘツトプロジェ
クター用油性インキは、筆跡の白化現象が発生せず、か
つ、鮮やかな色調の投影像が得られる優れたオーバーヘ
ットプロジェクター用油性インキである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油溶性染料、有機溶剤、樹脂から少なくと
    もなるオーバーヘッドプロジェクター用油性インキにお
    いて、前記有機溶剤は、インキ全量に対して1〜10重量
    %のエチレングリコールモノフェニルエーテルを少なく
    とも含有すると共に、前記樹脂はロジンを少なくとも含
    有することを特徴とするオーバーヘッドプロジェクター
    用油性インキ。
JP61166461A 1986-07-15 1986-07-15 オーバーヘッドプロジェクター用油性インキ Expired - Fee Related JPH0772258B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10183042A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Pentel Kk 油性赤色インキ

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JP2017119864A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用油性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具

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