JP2001098203A - インキ組成物 - Google Patents
インキ組成物Info
- Publication number
- JP2001098203A JP2001098203A JP31579199A JP31579199A JP2001098203A JP 2001098203 A JP2001098203 A JP 2001098203A JP 31579199 A JP31579199 A JP 31579199A JP 31579199 A JP31579199 A JP 31579199A JP 2001098203 A JP2001098203 A JP 2001098203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- ink
- ink composition
- polyvinyl alcohol
- cetyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ホワイトボード用の水性インキを提供する。
【構成】剥離剤として2−エチルヘキシル酸セチルを、
水溶性樹脂としてポリビニルアルコールを、顔料分散剤
として燐酸エステル系界面活性剤を組み合わせて用い
る。
水溶性樹脂としてポリビニルアルコールを、顔料分散剤
として燐酸エステル系界面活性剤を組み合わせて用い
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホワイトボード(白板)
に代表される筆記板に筆記することが出来る水性のマー
キングインキに関し、更に筆記後乾いた布や柔らかい紙
等で容易に消去する事が出来る水性インキに関するもの
である。
に代表される筆記板に筆記することが出来る水性のマー
キングインキに関し、更に筆記後乾いた布や柔らかい紙
等で容易に消去する事が出来る水性インキに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ホワ
イトボード用のマーキングインキは現在でも溶剤系のも
のが主流であるが、使用時の臭気や安全性の問題から水
性インキの開発が多くなされて来た。例えば、特開平1
0−25442、特開平11−80645等があるが、
これらは特別な材料を使うため、高価である。
イトボード用のマーキングインキは現在でも溶剤系のも
のが主流であるが、使用時の臭気や安全性の問題から水
性インキの開発が多くなされて来た。例えば、特開平1
0−25442、特開平11−80645等があるが、
これらは特別な材料を使うため、高価である。
【0003】
【問題を解決するための手段】我々は、特別な材料を使
うことなく、市販品の中から容易に入手できる材料のみ
を用いて、高性能のインキを開発するために種々鋭意研
究した結果、顔料の分散剤としてリン酸エステル型の界
面活性剤を使用し、剥離剤として2−エチルヘキサン酸
セチルを使用し、さらに水溶性樹脂としてポリビニルア
ルコールを使用したところ安価な高性能のインキを開発
することが出来た。
うことなく、市販品の中から容易に入手できる材料のみ
を用いて、高性能のインキを開発するために種々鋭意研
究した結果、顔料の分散剤としてリン酸エステル型の界
面活性剤を使用し、剥離剤として2−エチルヘキサン酸
セチルを使用し、さらに水溶性樹脂としてポリビニルア
ルコールを使用したところ安価な高性能のインキを開発
することが出来た。
【0004】リン酸エステル型の界面活性剤とは、ポリ
オキシエチレンアルキル(またはアルキルアリル)エー
テルの燐酸エステルである。市販品の中からごく一例を
挙げると、第一工業製薬製の「プライサーフ」A212
E,A210G,A212C,A215C,東邦化学製
の「フォスファノール」RE610,RS710,RS
610等である。この燐酸エステルの本発明における使
用量は、インキ中0.1(%)〜5.0(%)である。
これより少ないと顔料の分散性が劣り、これより多いと
筆跡の消去性が劣り好ましくない。
オキシエチレンアルキル(またはアルキルアリル)エー
テルの燐酸エステルである。市販品の中からごく一例を
挙げると、第一工業製薬製の「プライサーフ」A212
E,A210G,A212C,A215C,東邦化学製
の「フォスファノール」RE610,RS710,RS
610等である。この燐酸エステルの本発明における使
用量は、インキ中0.1(%)〜5.0(%)である。
これより少ないと顔料の分散性が劣り、これより多いと
筆跡の消去性が劣り好ましくない。
【0005】剥離剤としての2−エチルヘキサン酸セチ
ルは、市販品の中から自由に選択すれば良いが、一例を
挙げると花王製のエキセパールHOがある。本品は乳化
して用いるのが好ましい。例えば、花王のカタログに示
されている通りを示すと、エキセパールHOを25部、
レオドール440を5部、水を70部用いて、70℃で
混合してエマルションを得る。エキセパールHOの使用
量はインキ中1(%)〜10(%)である。1(%)よ
り少ないと筆跡の消去性が劣り、10(%)より多いと
筆跡の乾燥性が劣り好ましくない。
ルは、市販品の中から自由に選択すれば良いが、一例を
挙げると花王製のエキセパールHOがある。本品は乳化
して用いるのが好ましい。例えば、花王のカタログに示
されている通りを示すと、エキセパールHOを25部、
レオドール440を5部、水を70部用いて、70℃で
混合してエマルションを得る。エキセパールHOの使用
量はインキ中1(%)〜10(%)である。1(%)よ
り少ないと筆跡の消去性が劣り、10(%)より多いと
筆跡の乾燥性が劣り好ましくない。
【0006】本発明に用いるポリビニルアルコールは市
販品の中から適当に選択して用いれば良く、なんら制限
はない。たとえば日本合成化学製のゴーセーノールGL
−03である。その使用量はインキ中1(%)〜10
(%)である。1(%)より少ないと筆跡の消去性が劣
り、10(%)より多いとインキの粘度が高くなり、ペ
ン体から出にくくなり好ましくない。
販品の中から適当に選択して用いれば良く、なんら制限
はない。たとえば日本合成化学製のゴーセーノールGL
−03である。その使用量はインキ中1(%)〜10
(%)である。1(%)より少ないと筆跡の消去性が劣
り、10(%)より多いとインキの粘度が高くなり、ペ
ン体から出にくくなり好ましくない。
【0007】インキの作成は常法に従って行う。例えば
水に分散剤を適量入れ、次ぎにカーボンのような顔料を
入れてガラスビーズを用いて分散後、これにエキセパー
ルHOのエマルションとポリビニルアルコール水溶液を
加えてインキを得る。
水に分散剤を適量入れ、次ぎにカーボンのような顔料を
入れてガラスビーズを用いて分散後、これにエキセパー
ルHOのエマルションとポリビニルアルコール水溶液を
加えてインキを得る。
【0008】本発明に用いる顔料は、特に制限はなく、
市販品から選択できる。例えばカーボンブラック、イン
ダンスロンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリ
ドンレッド等がある。
市販品から選択できる。例えばカーボンブラック、イン
ダンスロンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリ
ドンレッド等がある。
【0009】
【実施例】次ぎに実施例を挙げて説明する。
【0010】
【実施例1】水70部に日本合成化学製のポリビニルア
ルコール「ゴーセノールGL−03]を3部溶解し、こ
れに第一工業製薬製の燐酸エステル系界面活性剤「プラ
イサーフA210G」を1部加え均一に攪拌し、三菱化
学製カーボンMA100を4部加えて常法にしたがって
ガラスビーズ分散をした。一方、前述の様にして得た花
王製2−エチルヘキサン酸セチル「エキセパールHO」
の25(%)エマルション25部をこれに加えてインキ
を得た。このインキをホワイトボードに筆記してその消
去性を調べたところ非常に優れていた。
ルコール「ゴーセノールGL−03]を3部溶解し、こ
れに第一工業製薬製の燐酸エステル系界面活性剤「プラ
イサーフA210G」を1部加え均一に攪拌し、三菱化
学製カーボンMA100を4部加えて常法にしたがって
ガラスビーズ分散をした。一方、前述の様にして得た花
王製2−エチルヘキサン酸セチル「エキセパールHO」
の25(%)エマルション25部をこれに加えてインキ
を得た。このインキをホワイトボードに筆記してその消
去性を調べたところ非常に優れていた。
【0011】
【比較例】実施例1の「プライサーフ」の代わりに分散
剤として第一工業製薬製ノニオン活性剤「ノイゲンET
143」を1部使用した他は、実施例1と同様に実施し
てインキを得た。ホワイトボードに筆記して消去性を調
べたところ、非常に悪かった。
剤として第一工業製薬製ノニオン活性剤「ノイゲンET
143」を1部使用した他は、実施例1と同様に実施し
てインキを得た。ホワイトボードに筆記して消去性を調
べたところ、非常に悪かった。
【0012】
【発明の効果】本発明のインキは、ホワイトボード用の
インキとして極めて優れており、しかも安価に製造出来
る。
インキとして極めて優れており、しかも安価に製造出来
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 必須成分として(1)水、(2)顔料、
(3)顔料分散剤としてのリン酸エステル型の界面活性
剤、(4)剥離剤としての2−エチルヘキサン酸セチ
ル、(5)水溶性樹脂としてのポリビニルアルコールを
含むことを特徴とする白板用水性マーキングインキ組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31579199A JP2001098203A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31579199A JP2001098203A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | インキ組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098203A true JP2001098203A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=18069607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31579199A Pending JP2001098203A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | インキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001098203A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160280940A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-09-29 | Ga Chemical Pte Ltd | Black ink composition |
US20190071577A1 (en) * | 2015-11-27 | 2019-03-07 | Ga Chemical Pte Ltd | Black ink composition |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP31579199A patent/JP2001098203A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160280940A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-09-29 | Ga Chemical Pte Ltd | Black ink composition |
US20190071577A1 (en) * | 2015-11-27 | 2019-03-07 | Ga Chemical Pte Ltd | Black ink composition |
US11084948B2 (en) * | 2015-11-27 | 2021-08-10 | Ga Chemical Pte Ltd | Black ink composition |
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