JP2001039954A - ヘテロ環誘導体 - Google Patents

ヘテロ環誘導体

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JP2001039954A
JP2001039954A JP2000024393A JP2000024393A JP2001039954A JP 2001039954 A JP2001039954 A JP 2001039954A JP 2000024393 A JP2000024393 A JP 2000024393A JP 2000024393 A JP2000024393 A JP 2000024393A JP 2001039954 A JP2001039954 A JP 2001039954A
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Kazuya Koizumi
和也 小泉
Isamu Aoto
勇 青砥
Kotaro Tomono
広太郎 伴野
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Tomono Agrica Co Ltd
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Tomono Agrica Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な化合物およびその塩およびそれを有効成
分として含有する有害生物防除剤を提供する。 【解決手段】一般式(I) Het−R2 (I) 〔式中、R1及びR2は明細書で定義されたとおりであ
る。〕で表される含窒素ヘテロ環化合物およびその塩及
び有害生物防除剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な含窒素ヘテ
ロ環化合物またはその塩並びにそれらを有効成分として
含有する有害生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有害生物防除剤としては、例えば
特開平9−157259号公報に記載されるオキサジア
ゾリン誘導体が知られている。
【0003】しかしながら、さらに強力な有害生物防除
剤が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強力な有害
生物防除活性を有する新規化合物及びその塩を提供する
ことを目的とする。
【0005】また、本発明は、有害生物防除剤を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく、新規の化合物について鋭意研究した結果、
一般式(I)で表される本発明化合物が、有害生物防除
剤として、公知化合物よりも強力な活性を有することを
見出した。
【0007】本発明は、下記の化合物およびその塩並び
にそれらを有効成分として含有する有害生物防除剤を提
供するものである。 項1. 下記式(I) Het−R2 (I) 〔式中、「Het」は、下記の一般式(II)〜(V)の4種
のベンゾヘテロ環基のいずれか:
【0008】
【化6】
【0009】{式中XはC1〜C6アルキル基、ハロゲン
原子、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基
を示す。mは0、1または2を示す。}を示すか、或い
は、下記の一般式(VI)〜(XX)15種の5員又は6員ヘ
テロ環基のいずれか:
【0010】
【化7】
【0011】{式中、R1、R10及びR11は、同一又は
異なって水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよ
いC1〜C6アルキル基、置換されていてもよいC2〜C6
アルケニル基又は置換されていてもよいC2〜C6アルキ
ニル基を示すか、或いは下記式(XXI)又は(XXII):
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R8及びR9は、独立に水素原子、
ハロゲン原子、置換されていてもよいC1〜C6アルキル
基、置換されていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換
されていてもよいC2〜C6アルキニル基、置換されてい
てもよいフェニル基または置換されていてもよいアラル
キル基を表し、pは0〜5の整数を示し、qは0〜5の
整数を示し、rは0〜5の整数を示す。Xは前記に定義
されたとおりである。)で表される基を示す。}を示
す。
【0014】R2は下記式(XXIII)
【0015】
【化9】
【0016】{式中、R3、R4及びR5は、独立に水素
原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1〜C6
ルキル基、置換されていてもよいC2〜C6アルケニル
基、置換されていてもよいC2〜C6アルキニル基、置換
されていてもよいフェニル基または置換されていてもよ
いアラルキル基を表し、nは0〜5の整数を示す。}で
表される基、または下記式(XXIV)又は(XXV)
【0017】
【化10】
【0018】{式中、R6及びR7は、独立に水素原子、
ハロゲン原子、置換されていてもよいC1〜C6アルキル
基、置換されていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換
されていてもよいC2〜C6アルキニル基、置換されてい
てもよいフェニル基または置換されていてもよいアラル
キル基を表す。oは0〜5の整数を示す。Cyは、メチ
ル、エチル及びプロピルからなる群から選ばれる1〜3
個の基で置換されていてもよく且つ3〜7員環であって
環の中にN、S、Oからなる群から選ばれる1又は2の
ヘテロ原子を含んでいてもよい基を表す。}で表される
基を示す。〕で表される含窒素ヘテロ環化合物又はその
塩。 項2. 項1に記載の化合物又はその塩を有効成分とす
る有害生物防除剤。
【0019】
【発明の実施の形態】前記一般式(I)の化合物におい
て:C1〜C6アルキル基としては、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルなどの直鎖または分枝を有するC1〜C6アルキル基が
挙げられる。
【0020】C2〜C6アルキニル基としては、エチニ
ル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、
2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペ
ンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキ
シニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシ
ニル、5−ヘキシニルなどの炭素数2〜6のアルキニル
基が挙げられる。好ましいC2〜C6アルキニル基は、エ
チニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル(プロパ
ルギル)基、1−メチル−2−プロピニル基、1,1−
ジメチル−2−プロピニル基、1−エチル−2−プロピ
ニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、2−ペンチ
ニル基、3−ペンチニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘ
キシニル基等が挙げられる。
【0021】アラルキル基としては、ベンジル基、1−
フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、3−フェニ
ルプロピル基等のC7〜C10のアラルキル基が例示され
る。置換基を有するアラルキル基の置換基の数は、1ま
たは2個、特に1個である。
【0022】アラルキル基又はフェニル基の置換基とし
ては、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、C
1〜C6アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、アシルアミ
ノ基、シアノ基、低級アルカノイル基、C1〜C6ハロア
ルキル基、C1〜C6ハロアルコキシ基が例示される。
【0023】置換されていてもよいC1〜C6アルキル
基、置換されていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換
されていてもよいC2〜C6アルキニル基の置換基として
は、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、アシルアミノ
基、シアノ基、ニトロ基などが挙げられる。
【0024】C2〜C6アルケニル基としては、ビニル
基、アリル基、3−ブテニル基等が挙げられる。
【0025】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0026】C1〜C6アルコキシ基としては、メトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−
ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert
−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどの直
鎖または分枝を有するアルコキシ基が挙げられる。
【0027】アシルアミノ基としては、アセチルアミ
ノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイル
アミノなどの炭素数2〜7の脂肪族または芳香族のアシ
ルアミノ基が挙げられる。
【0028】低級アルカノイル基としては、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バ
レリル基などの炭素数2〜5個のアルカノイル基が挙げ
られる。
【0029】C1〜C6ハロアルキル基としては、モノフ
ルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチ
ル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、1,1
−ジフルオロエチル、1,2−ジフルオロエチル、2,
2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、1,2,2−トリフルオロエチル、1,1,2−ト
リフルオロエチル、1,1,2,2−テトラフルオロエ
チル、1,3,3,3−テトラフルオロエチル、ペンタ
フルオロエチル、1−フルオロプロピル、2−フルオロ
プロピル、3−フルオロプロピル、1,1−ジフルオロ
プロピル、1,2−ジフルオロプロピル、1,3−ジフ
ルオロプロピル、2,2−ジフルオロプロピル、2,3
−ジフルオロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、
1,1,2−トリフルオロプロピル、1,1,3−トリ
フルオロプロピル、1,2,2−トリフルオロプロピ
ル、1,2,3−トリフルオロプロピル、1,3,3−
トリフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロ
ピル、2,2,3−トリフルオロプロピル、2,3,3
−トリフルオロプロピル、2,3,3,3−テトラフル
オロプロピル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ル、1,3,3,3−テトラフルオロプロピル、1,
2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,2,2,3
−テトラフルオロプロピル、1,1,3,3−テトラフ
ルオロプロピル、1,1,2,3−テトラフルオロプロ
ピル、1,1,2,2−テトラフルオロプロピル、2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、1,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル、1,2,2,
3,3−ペンタフルオロプロピル、1,1,3,3,3
−ペンタフルオロプロピル、1,1,2,3,3−ペン
タフルオロプロピル、1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロピル、1,2,2,3,3,3−ヘキサフルオ
ロプロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ
プロピル、1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプ
ロピル、ヘプタフルオロプロピル、1−フルオロプロパ
ン−2−イル、2−フルオロプロパン−2−イル、3−
フルオロプロパン−2−イル、1,1−ジフルオロプロ
パン−2−イル、1,2−ジフルオロプロパン−2−イ
ル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1,1,
1−トリフルオロプロパン−2−イル、1,1,2−ト
リフルオロプロパン−2−イル、1,2,3−トリフル
オロプロパン−2−イル、1,1,3−トリフルオロプ
ロパン−2−イル、1,1,1,2−テトラフルオロプ
ロパン−2−イル、1,1,2,3−テトラフルオロプ
ロパン−2−イル、1,1,1,3−テトラフルオロプ
ロパン−2−イル、1,1,2,2−テトラフルオロプ
ロパン−2−イル、1,1,1,2,3−ペンタフルオ
ロプロパン−2−イル、1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロプロパン−2−イル、1,1,2,3,3−ペン
タフルオロプロパン−2−イル、1,1,1,3,3,
3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル、1,1,1,
2,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル、ヘプ
タフルオロプロパン−2−イル、パーフルオロブチル、
パーフルオロペンチル、パーフルオロヘキシルなどの、
水素原子の少なくとも1個がハロゲン原子で置換された
1〜C6アルキル基が挙げられる。
【0030】C1〜C6ハロアルコキシ基としては、−O
−(C1〜C6ハロアルキル基)が挙げられる(C1〜C6
ハロアルキル基は、前記に同じ)。
【0031】Cyで表される「メチル、エチル及びプロ
ピルからなる群から選ばれる1〜3個の基で置換されて
いてもよく且つ3〜7員環であって環の中にN、S、O
からなる群から選ばれる1又は2のヘテロ原子を含んで
いてもよい基」としては、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチ
ル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピ
ロリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、
【0032】
【化11】
【0033】などが挙げられる。
【0034】mは0、1または2、好ましくは0または
1である。
【0035】nは0〜5、好ましくは1〜5、より好ま
しくは1〜3である。
【0036】oは0〜5、好ましくは1〜5,より好ま
しくは1〜3である。
【0037】pは0〜5、好ましくは0〜3である。
【0038】qは0〜5、好ましくは0〜3である。
【0039】rは0〜5、好ましくは0〜2である。
【0040】Xの例示を以下に示す。 (1)一般式(II)、(III)及び(V)のヘテロ環の置換基
Xの好ましい基の例示:
【0041】
【化12】
【0042】X=4-CH3;5-CH3;6-CH3;7-CH3;4-C2H
5;5-C2H5;6-C2H5;7-C2H5;4-(t-C4H9);5-(t-C4H
9);6-(t-C4H9);7-(t-C4H9);4-F;5-F;6-F;7-F;4-
Cl;5-Cl;6-Cl;7-Cl;4-Br;5-Br;6-Br;7-Br;4-CH
3, 5-CH3;4-CH3, 6-CH3;4-CH3, 7-CH3;5-CH3, 6-CH
3;5-CH3, 7-CH3;6-CH3, 7-CH3;4-F, 5-F;4-F, 6-
F;4-F,7-F;5-F, 6-F;5-F, 7-F;6-F, 7-F;4-Cl, 5-
Cl;4-Cl, 6-Cl;4-Cl, 7-Cl;5-Cl, 6-Cl;5-Cl, 7-C
l;6-Cl, 7-Cl;4-CH3, 5-F;5-CH3, 4-F;4-CH3, 6-
F;6-CH3, 4-F;4-CH3, 7-F;7-CH3, 4-F;5-CH3, 6-
F;6-CH3, 5-F;5-CH3, 7-F;7-CH3, 5-F;6-CH3, 7-
F;7-CH3, 6-F。 (2)一般式(IV)のヘテロ環の置換基Xの好ましい基
の例示:
【0043】
【化13】
【0044】X=5-CH3;6-CH3;7-CH3;8-CH3;5-C2H
5;6-C2H5;7-C2H5;8-C2H5;5-(t-C4H9);6-(t-C4H
9);7-(t-C4H9);8-(t-C4H9);5-F;6-F;7-F;8-F;5-
Cl;6-Cl;7-Cl;8-Cl;5-Br;6-Br;7-Br;8-Br;5-CH
3, 6-CH3;5-CH3, 7-CH3;5-CH3, 8-CH3;6-CH3, 7-CH
3;6-CH3, 8-CH3;7-CH3, 8-CH3;5-F, 6-F;5-F, 7-
F;5-F,8-F;6-F, 7-F;6-F, 8-F;7-F, 8-F;5-Cl, 6-
Cl;5-Cl, 7-Cl;5-Cl, 8-Cl;6-Cl, 7-Cl;6-Cl, 8-C
l;7-Cl, 8-Cl;5-CH3, 6-F;6-CH3, 5-F;5-CH3, 7-
F;7-CH3, 5-F;5-CH3, 8-F;8-CH3, 5-F;6-CH3, 7-
F;7-CH3, 6-F;6-CH3, 8-F;8-CH3, 6-F;7-CH3, 8-
F;8-CH3, 7-F。 (3)一般式(XXI)で表されるR1、R10、R11の好まし
い基の例示:
【0045】
【化14】
【0046】
【化15】
【0047】
【化16】
【0048】
【化17】
【0049】
【化18】
【0050】
【化19】
【0051】
【化20】
【0052】(4)一般式(XXII)で表されるR1
10、R11の好ましい基の例示:
【0053】
【化21】
【0054】(5)一般式(XXIII)で表されるR2の好ま
しい基の例示:
【0055】
【化22】
【0056】(6)一般式(XXIV)で表されるR2の好ま
しい基の例示:
【0057】
【化23】
【0058】(7)一般式(XXV)で表されるR2の好まし
い基の例示:
【0059】
【化24】
【0060】一般式(I)で示される5−置換テトラゾ
ール誘導体は、例えば下記反応工程式1によって製造で
きるが、これらの方法に限定されるものではない。 <反応工程式1>
【0061】
【化25】
【0062】[式中R1及びR2は前記に同じ。X’はハ
ロゲン原子等の脱離基を示す。] 5−置換テトラゾール誘導体の原料となる5−置換テト
ラゾール(1-2)は、J.Org. Chem. 1993, 58, 4139-4141
に記載の方法などにより、ニトリル類から合成すること
ができる。
【0063】5−置換テトラゾール(1-2)を溶媒中炭酸
カリウム等の塩基の存在下にR2−X’と反応させるこ
とにより、Hetが(XI)または(XII)である本発明の5−置
換テトラゾール誘導体(Ia)、(Ib)の混合物を得ることが
できる。該誘導体(Ia)及び(Ib)は、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分離することができ、各々純粋
な誘導体(Ia)及び(Ib)を得ることができる。
【0064】反応は5−置換テトラゾール(1-2)1モル
に対し、塩基を1〜2モル、R2−X’を1モル程度用
い、室温〜溶媒の沸点程度の温度下に1〜24時間反応
させることにより、有利に進行する。
【0065】一般式(I)で示される、1,3,4-オキサジ
アゾール類及び1−置換テトラゾール類は、例えば下記
反応工程式2によって製造できるが、これらの方法に限
定されるものではない。 <反応工程式2>
【0066】
【化26】
【0067】1−置換テトラゾ−ル類 1,3,4-オキサジアゾール類 [式中R1、X’及びR2は前記に同じ。]一般式(I)
で示される、1−置換テトラゾリノン類は、1モルの酸
塩化物(酸クロライド)と2モル〜過剰量のトリメチル
シリルアジドとを、溶媒の非存在下又は不活性溶媒の希
釈下に室温〜還流温度で1〜48時間反応させて1−置
換テトラゾリノン(2-1)を得、次に、1−置換テトラゾ
リノン(2-1)を塩基の存在下にR2−X’と反応させて、
Hetが(XIII)である本発明の化合物(Ic)を得ることがで
きる。Hetが(XVI)である本発明の化合物(Id)は、本発明
の化合物(Ic)を五硫化リンと反応させることにより得ら
れる。また、Hetが(VIII)ないし(XVII)である本発明の
化合物(Id)、(If)は、常法に従い1−置換テトラゾリノ
ンをオキシ塩化リン(POCl3)と反応させて塩素化体(2-2)
を得(R. Stolle et al., J.Prakt.Chem., [2], 134, 2
82(1932)参照)、次いで塩基の存在下にR2−OHまた
はR2−SHと反応させることにより、各々得ることが
できる。
【0068】1,3,4−オキサジアゾール類は、例え
ば以下のようにして合成される。
【0069】1モルのヒドラジド(2-3)を1モル〜過剰
量の塩基の存在下に1モル〜過剰量の二硫化炭素を適当
な溶媒中で室温〜還流温度で1〜12時間反応させるこ
とにより対応する5−置換−2−メルカプト−1,3,
4−オキサジアゾール(2-4)を得る。これをヨウ化メチ
ルなどのメチル化剤でメチル化してメチル化体(2-5)に
導いた後、過酸化水素等の酸化剤でスルホン体とし、こ
れを塩基の存在下にR 2−OHまたはR2−SHと反応さ
せることにより、Hetが(VI)、(XV)基である本発明化合
物(Ig)、(Ih)を得ることができる。Hetが(IX)基である
本発明化合物(Ii)は、前記スルホン体をOH-(例えば
水酸化ナトリウム水溶液)で加水分解して化合物(2-7)
とし、次いで塩基の存在下にR2−X’と反応させて、
得ることができる。
【0070】一般式(I)の”Het”が式(XVIII)で表
される基である化合物は、以下の<反応工程式3>に従
い製造することができる。 <反応工程式3>
【0071】
【化27】
【0072】[式中R1、R2、R10、R11及びX'は前記
に同じ。] ケトンを1モル〜過剰量の塩基の存在下にエステルと反
応させてジケトン(3-1)とする。これは導入する置換基
によって、先ずジケトン(3-1)にR10を導入して化合物
(3-2)に導き、ヒドラジンで環化するか、あるいは、ヒ
ドラジンで環化して化合物(3-3)に導いた後、ピラゾー
ル環にR10を導入して、化合物(3-4)を得ることができ
る。環化反応は、エタノールなどの適当な溶媒中、1当
量から過剰量のヒドラジンを室温〜還流温度で30分〜
24時間反応させることにより得られる。これを炭酸カ
リウムなどの塩基の存在下、適当な溶媒中でR2−X’
と反応させて、本発明化合物(Ij)を得ることができる。
【0073】一般式(I)の”Het”が式(XIX)で表さ
れる基である本発明化合物は、以下の<反応工程式4>
に従い、例えばB.Radziszewski, Ber., 15, 1493, 2706
(1882)に記載の方法によりイミダゾール環を合成した
後、窒素上をR2化することにより製造することができ
る。 <反応工程式4>
【0074】
【化28】
【0075】[式中R1、R2、R10、R11及びX'は前記
に同じ。] B.Radziszewski, Ber., 15, 1493, 2706(1882)に記載の
方法によってジケトン(4-1)とアルデヒド(4-2)とアンモ
ニアを用いて合成したイミダゾール化合物(4-3)と、1
〜2当量のR2−X’及び炭酸カリウム等の塩基存在
下、たとえばN,N-ジメチルホルムアミド中で室温〜10
0℃で1〜48時間反応させることにより、本発明化合
物(Ik)を得ることができる。
【0076】一般式(I)の”Het”が式(XX)で表さ
れる基である化合物は、以下の<反応工程式5>に従
い、既知の方法により得られるピリダジン中間体と対応
するアルコールとを縮合して製造することができる。 <反応工程式5>
【0077】
【化29】
【0078】[式中R1、R2、R10及びR11は前記に同
じ。] 一般式(Il)で表される本発明化合物は、既知の方法に
よって得られたピリダジン中間体(5-1)と1当量〜過剰
量のR2−OHで表されるアルコールとをテトラヒドロ
フラン等の溶媒中、カリウムt−ブトキシドなどの塩基
の存在下、室温〜還流温度において1〜24時間反応さ
せることにより、得ることができる。 <反応工程式6>
【0079】
【化30】
【0080】[式中、R1、R2、R10及びR11は前記に
同じ。] エステル(6-1)とヒドラジンとの反応によって得られる
ヒドラジド(6-2)を、1当量〜過剰量のトリエチルアミ
ン等の塩基の存在下に、1〜2当量の二硫化炭素とヨウ
化メチルを順次反応させて、ジチオカルバメート(6-3)
を得る。これを濃硫酸中、室温〜100℃で30分〜1
2時間反応させることにより環化して化合物(6-4)に導
いた後、OXONE(登録商標)でスルホン(6-5)と
し、該スルホンと1当量〜過剰量のR2−OHまたはR2
−SHで表されるアルコールまたはメルカプタンとをテ
トラヒドロフラン等の溶媒中、カリウムt−ブトキシド
などの塩基の存在下、室温〜還流温度において1〜24
時間反応させることにより、Hetが(X)、(XIV)である本
発明化合物(Im)、(In)を得ることができる。
【0081】上記以外のベンズヘテロ環又は含窒素5員
ヘテロ環に、−O−R2または−S−R2の形式でR2
有する本発明の化合物は、(1)−O−R2または−S
−R2の対応位置がハロゲン化されたベンズヘテロ環又
は含窒素5員ヘテロ環化合物とR2OHまたはR2SHを
塩基の存在下に反応させるか、(2)−O−R2の対応
位置に置換スルホニル基等の脱離基を有するベンズヘテ
ロ環又は含窒素5員ヘテロ環化合物とR2OHを塩基の
存在下に反応させるか、(3)−S−R2の対応位置に
SH基を有するベンズヘテロ環又は含窒素5員ヘテロ環
化合物とR2X’(X’はハロゲン等の脱離基を示す)
を反応させることにより、一般式(I)で表される本発
明の含窒素ヘテロ環化合物を得ることができる。
【0082】本願発明化合物は、有害生物防除剤の有効
成分として、特に農園芸用有害生物防除剤として有用で
ある。防除される有害生物としては、植物病原菌、昆虫
類、ダニ類、線虫類などが例示される。農園芸用殺菌剤
としては、稲いもち病、稲紋枯病、キュウリ炭そ病、キ
ュウリうどんこ病、キュウリべと病、トマト疫病、トマ
ト輪紋病、柑橘類の黒点病、柑橘類のみどりかび病、ナ
シ黒星病、リンゴ斑点落葉病、ブドウべと病、各種の灰
色かび病、菌核病、さび病などの病害及びフザリウム属
菌、ピシウム属菌、リゾクトニア属菌、バーティシリウ
ム属菌、プラズモディオホーラ属菌、アファノマイセス
属菌などの植物病原菌によって引き起こされる土壌病害
に対し優れた防除効果を示す。さらに農園芸上有害な昆
虫類、ダニ類、線虫類、例えばウンカ、コナガ、ツマグ
ロヨコバイ、アズキゾウムシ、ハスモンヨトウ、モモア
カアブラムシなどの昆虫類、ナミハダニ、ニセナミハダ
ニ、ミカンハダニなどのダニ類などに対して優れた防除
効果を示す。本願発明化合物は、必要に応じて他の農
薬、例えば殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、抗ウ
イルス剤、誘引剤、除草剤、植物生長調整剤などと混
用、併用することができ、この場合には、一層優れた効
果を示すことがある。
【0083】また本発明化合物はヒト、家畜等に対して
無害であり、魚毒性も低いので安全性に優れ、残留毒性
の問題も無い。
【0084】本発明の有害生物防除剤は前記一般式
(I)の含窒素ヘテロ環化合物およびその塩を有効成分
として含有している。本発明の前記化合物を有害生物防
除剤として用いる場合には、担体もしくは希釈剤、添加
剤及び補助剤等と公知の手法で混合して、通常農薬とし
て用いられる製剤形態、例えば粉剤、粒剤、水和剤、乳
剤、水溶剤、フロアブル剤等に調製して使用される。ま
た他の農薬、例えば殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤
等、肥料及び土壌改良材等と混合又は併用して使用する
ことができる。
【0085】製剤の調製に際して用いられる担体もしく
は希釈剤としては、例えばカオリナイト群、モンモリロ
ナイト群、あるいはポリゴロスカイト群で代表されるク
レー群、詳しくはパイロフィライト、アタパルジャイ
ト、セピオライト、カオリナイト、ベントナイト、バー
ミキュライト、雲母、タルク等;石膏、炭酸カルシウ
ム、ドロマイト、ケイソウ土、マグネシウム石灰、リン
灰石、ゼオライト、無水珪酸、合成珪酸カルシウム等の
その他無機物質;大豆粉、タバコ粉、クルミ粉、小麦
粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性有機物質;
クマロン樹脂、石油樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹脂、エステ
ルガム、コーバルガム、ダンマルガム等の合成又は天然
の高分子化合物;カルナウバロウ、蜜蝋等のワックス類
あるいは尿素等が例示できる。
【0086】適当な液体担体としては、例えばケロシ
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系またはナフテン系の炭化水素;キシレン、エチルベ
ンゼン、クメン、メチルナフタリン等の芳香族炭化水
素;トリクロロエチレン、モノクロロベンゼン、オルト
クロロトルエン等の塩素化炭化水素;ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチ
ルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ア
セトフェノン、イソホロン等のケトン類;酢酸エチル、
酢酸アミル、エチレングリコールアセテート、ジエチレ
ングリコールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク
酸ジエチル等のエステル類;メタノール,n−ヘキサノ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、シ
クロヘキサノール、ベンジルアルコール等のアルコール
類;エチレングリコールエチルエーテル、ジエチレング
リコールエチルエーテル、ジエチレングリコールブチル
エーテル等のエーテルアルコール類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒あるいは水等
があげられる。
【0087】その他に本発明の化合物の乳化、分散、湿
潤、展着、拡展、結合、崩壊性調節、有効成分安定化、
流動性改良、防錆、凍結防止等の目的で界面活性剤その
他の補助剤を使用することもできる。
【0088】使用する界面活性剤の例としては、非イオ
ン性、陰イオン性、陽イオン性及び両性イオン性の何れ
も使用しうるが、通常は非イオン性および/または陰イ
オン性のものが使用される。適当な非イオン性界面活性
剤としては、例えばラウリルアルコール、ステアリルア
ルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールにエ
チレンオキシドを重合付加させた化合物;イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
にエチレンオキシドを重合付加させた化合物;ブチルナ
フトール、オクチルナフトール等のアルキルナフトール
にエチレンオキシドを重合付加させた化合物;パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチ
レンオキシドを重合付加させた化合物;ソルビタン等の
多価アルコールの高級脂肪酸エステルおよびそれにエチ
レンオキシドを重合付加させた化合物、エチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドをブロック重合付加させた化合
物等があげられる。
【0089】適当な陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホコハク酸ジオクチルエステルナトリウム、2−エチル
ヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸
塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メ
チレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のアリールスルホン酸塩等があげられる。
【0090】上記の担体及び種々の補助剤は製剤の剤
型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
あるいは組み合わせて適宜使用される。
【0091】このようにして得られた各種剤型における
本発明化合物有効成分含有率は製剤型により種々変化す
るものであるが、通常0.1〜99重量%が適当であ
り、好ましくは1〜80重量%が最も適当である。
【0092】水和剤の場合は、例えば有効成分化合物を
通常5〜90%含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤で
あって必要に応じて保護コロイド剤、消泡剤等が加えら
れる。
【0093】粒剤の場合は、例えば有効成分化合物通常
1〜35%含有し、残部は固体担体および界面活性剤等
である。有効成分化合物は固体担体と均一に混合されて
いるか、あるいは固体担体の表面に均一に固着または吸
着されており、粒径は約0.2乃至1.5mmである。
【0094】乳剤の場合は、例えば、有効成分化合物を
通常5〜30%含有しており、これに約5乃至20重量
%の乳化剤が含まれ、残部は液体担体であり、必要に応
じて、展着剤および防錆剤等が加えられる。
【0095】フロアブル剤の場合は、例えば有効成分化
合物を通常5〜50重量%含有しており、これに3乃至
10重量%の分散湿潤剤が含まれ、残部は必要に応じて
保護コロイド剤、防腐剤、消泡剤等が加えられる。
【0096】一般式(I)で表される本発明の含窒素ヘ
テロ環化合物は、前記一般式(I)の化合物のまま、あ
るいは上述した様な任意の製剤形態で有害生物防除剤と
して使用することができる。
【0097】本発明の化合物および有害生物防除剤の施
用量は一般式(I)で表わされる化合物量(有効成分
量)として1ha当たり、1〜10000g程度、好ましくは10〜
5000g程度である。典型的な施用濃度は0.1〜1000ppm、
好ましくは0.1〜500ppmである。またその施用量は、目
的とする有害生物の種類、生育段階、施用場所、施用時
期、天候等によって適宜に選択変更できる。
【0098】次に本発明を実施例を用いて具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0099】
【実施例】合成例1 2−メチルチオ−5−フェニル−1,3,4−オキサジ
アゾールの合成
【0100】
【化31】
【0101】5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−チオール1.78g、ヨウ化メチル1.50
gを30mlのTHFに溶解し、氷冷下トリエチルアミ
ン1.20gを攪拌しながら加えた。室温で2時間攪拌
後析出した塩を濾別し、濾液を濃縮した。次にこの残渣
に酢酸30mlを加えて溶解し、タングステン酸ナトリ
ウム0.20gを加えて、攪拌下に室温で30%過酸化
水素水2.0gを加えた。2時間後、50mlの水とジ
クロロメタンを加えて有機層を分離し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)により精製し
て2−メタンスルホニル−5−フェニル−1,3,4−
オキサジアゾール1.50gを得た。 合成例2 2−(2−ブチニルオキシ)−5−フェニル−1,3,
4−オキサジアゾールの合成
【0102】
【化32】
【0103】合成例1で得られた2−メタンスルホニル
−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール0.4
6g、2−ブテン−1−オール0.20gを20mlの
THFに溶解し、氷冷攪拌下、t−ブトキシカリウム
0.25gを少量づつ加えた。さらに室温で3時間攪拌
後、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ベンゼン)により精製して2−(2−ブチ
ニルオキシ)−5−フェニル−1,3,4−オキサジア
ゾール 0.35gを結晶で得た(融点92−93
℃)。1H NMR(60MHz,CDCl3)δ8.
05−7.75(m,2H),7.60−7.25
(m,3H),5.05(q,2H),1.88(t,
3H) 合成例3 2−(2−ブチニルオキシ)−5−(3−フルオロフェ
ニル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
【0104】
【化33】
【0105】合成例1と同様にして得られた2−メタン
スルホニル−5−(3−フルオロフェニル)−1,3,
4−オキサジアゾール0.48g、2−ブテン−1−オ
ール0.20gを20mlのTHFに溶解し、氷冷攪拌
下、t−ブトキシカリウム0.25gを少量づつ加え
た。さらに室温で3時間攪拌後、減圧下で濃縮し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン)に
より精製して2−(2−ブチニルオキシ)−5−(3−
フルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール
0.40gを結晶で得た。1H NMR(60MHz,
CDCl3)δ7.80−6.88(m,4H),5.
05(q,2H),1.88(t,3H) 合成例4 2−(2−ブチニルオキシ)−5−(3−フルオロフェ
ニル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
【0106】
【化34】
【0107】合成例1と同様にして得られた2−メタン
スルホニル−5−(2−ナフチル)−1,3,4−オキ
サジアゾール0.55g、2−ブテン−1−オール0.
20gを20mlのTHFに溶解し、氷冷攪拌下、t−
ブトキシカリウム0.25gを少量づつ加えた。さらに
室温で3時間攪拌後、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン)により精製し
て2−(2−ブチニルオキシ)−5−(2−ナフチル)
−1,3,4−オキサジアゾール 0.45gを結晶で
得た(融点125−125.5℃)。1H NMR(6
0MHz,CDCl3)δ8.32(m,1H),8.
02−7.64(m,4H),7.63−7.30
(m,2H),5.07(q,2H),1.88(t,
3H) 合成例5 1−(3−フルオロフェニル)−4−(2−ブチニル)
−5(4H)−テトラゾリノンの合成
【0108】
【化35】
【0109】3−フルオロベンゾイルクロライドとトリ
メチルシリルアジドの反応によって得られた1−(3−
フルオロフェニル)−5(4H)−テトラゾリノン0.
36gと1−ブロモ−2−ブチン 0.30g、炭酸カ
リウム0.30g、触媒量のヨウ化カリウムを20ml
のアセトン中で攪拌下に3時間加熱還流した。冷却後固
形物を濾別し、濾液を濃縮乾固し、残渣をヘキサン−エ
ーテルから再結晶すると1−(3−フルオロフェニル)
−4−(2−ブチニル)−5(4H)−テトラゾリノン
0.22gが得られた。1H NMR(60MHz,C
DCl3)δ7.86−6.80(m,4H),4.7
2(q,2H),1.83(t,3H)上記以外の合成
化合物および物性値を以下の表1〜表15に示す。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】
【表4】
【0114】
【表5】
【0115】
【表6】
【0116】
【表7】
【0117】
【表8】
【0118】
【表9】
【0119】
【表10】
【0120】
【表11】
【0121】
【表12】
【0122】
【表13】
【0123】
【表14】
【0124】
【表15】
【0125】次に本発明の化合物を用いた製剤例を示
す。 製剤例1 本発明化合物(I)10部、ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物1部、ポリオキシエチレンアルキルフェノ
ールエーテル0.5部、ホワイトカーボン0.5部、お
よびケイソウ土88部をよく粉砕混合して水和剤を得
た。 製剤例2 本発明化合物(I)20部、ホワイトカーボン20部、
リグニンスルホン酸カルシウム3部、ポリオキシエチレ
ンノニルフェノール2部およびクレー55部を粉砕混合
機で均一に混合して水和剤を得た。 製剤例3 本発明化合物(I)20部、ソルポール700HD乳化
剤(東邦化学工業株式会社製)15部、シクロヘキサノ
ン20部及びキシレン45部を混合溶解して乳剤を得
た。 製剤例4 本発明化合物(I)3部、ラウリル硫酸ナトリウム1
部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト
30部およびクレー64部に水15部を加え、混練機で
混練した後、造粒機で造粒し、乾燥機で乾燥して粒剤を
得た。
【0126】以下に試験例を示し本発明化合物(I)の
有用性を示す。 試験例1:コナガ殺卵、殺幼虫試験 コナガ雌成虫に産卵させた大根葉を寒天ゲルに置き、産
下卵数を数えた後、500ppmに調製したサンプルの
水和剤薬液をガラススプレーで散布した。処理5日後、
未う化卵数と生存幼虫数を調べ、殺卵、殺幼虫率が10
0〜90%のものを”A”、89〜50%のものを”
B”、49〜25%のものを”C”、それ以下のもの
を”D”として判定した。結果を表16に示す。
【0127】なお、比較化合物は、下記式で示される特
開平9-157259号の表1、化合物No.1−11である。
【0128】
【化36】
【0129】特開平9-157259号の化合物No.1-11
【0130】
【表16】
【0131】試験例2:ナミハダニ殺卵試験 インゲンマメの葉を寒天ゲルに置き、これにナミハダニ
の雌成虫を接種し、24時間産卵させ成虫を取り除い
た。次いで、500ppmに調製したサンプルの水和剤
薬液をガラススプレーで散布した。風乾後、25℃の照
明付恒温器内に保った。処理7日後に卵のう化状況を調
査し、殺卵率が100〜90%のものを”A”、89〜
50%のものを”B”、49〜25%のものを”C”、
それ以下のものを”D”として判定した。なお、う化直
後の死亡も殺卵と見なした。結果を表17に示す。な
お、比較化合物は、試験例1と同じである。
【0132】
【表17】
【0133】試験例3:ワタアブラムシ(Aphis gossypi
i)殺成虫試験 ペトリ皿の寒天ゲル上に大根葉を置き、そこへワタアブ
ラムシ無翅胎生雌虫を放ち、500ppmに調製したサ
ンプルの水和剤薬液をガラススプレーで散布した。風乾
後、ふたをして20℃の照明付恒温器内に保った。放虫
2日後に生死を判定し、前記試験例と同様に判定基準で
死虫率を評価した。結果を結果を表18に示す。
【0134】
【表18】
【0135】試験例4:トビイロウンカ(Nilaparvata l
ugens)殺成虫試験 イネ幼苗に、500ppmに調製したサンプルの水和剤
薬液をガラススプレーで散布し、風乾後トビイロウンカ
幼虫を接種した。成虫羽化後(約7日後)に個体数を調
査し、前記試験例と同様にA〜Dで判定した。結果を表
19に示す。
【0136】
【表19】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/78 101 A01N 43/78 101 43/824 C07D 253/08 43/828 257/04 A C07D 253/08 G 257/04 H 263/58 271/10 263/58 277/68 271/10 285/06 277/68 A01N 43/82 101B 285/06 102 285/13 C07D 285/12 C 285/125 D (72)発明者 伴野 広太郎 静岡県静岡市春日2丁目12−25 株式会社 トモノアグリカ内 Fターム(参考) 4C033 AE08 AE17 4C036 AD05 AD16 AD17 AD19 4C056 AA01 AB01 AB02 AC02 AC05 AD03 AE02 BA02 BB04 BC02 FA04 FB04 FB05 FC01 FC02 4H011 AA01 AC01 AC04 BA01 BB09 BB10 BC05 BC07 BC18 BC19 BC20 DA02 DA15 DA16 DH03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I) Het−R2 (I) 〔式中、「Het」は、下記の一般式(II)〜(V)の4種
    のベンゾヘテロ環基のいずれか: 【化1】 {式中XはC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子、C1
    6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基を示す。m
    は0、1または2を示す。}を示すか、或いは、下記の
    一般式(VI)〜(XX)15種の5員又は6員(式XXIが6
    員環なので)ヘテロ環基のいずれか: 【化2】 {式中、R1、R10及びR11は、同一又は異なって水素
    原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1〜C6
    ルキル基、置換されていてもよいC2〜C6アルケニル基
    又は置換されていてもよいC2〜C6アルキニル基を示す
    か、或いは下記式(XXI)又は(XXII): 【化3】 (式中、R8及びR9は、独立に水素原子、ハロゲン原
    子、置換されていてもよいC1〜C6アルキル基、置換さ
    れていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換されていて
    もよいC2〜C6アルキニル基、置換されていてもよいフ
    ェニル基または置換されていてもよいアラルキル基を表
    し、pは0〜5の整数を示し、qは0〜5の整数を示
    し、rは0〜5の整数を示す。Xは前記に定義されたと
    おりである。)で表される基を示す。}を示す。R2
    下記式(XXIII) 【化4】 {式中、R3、R4及びR5は、独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、置換されていてもよいC1〜C6アルキル基、置
    換されていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換されて
    いてもよいC2〜C6アルキニル基、置換されていてもよ
    いフェニル基または置換されていてもよいアラルキル基
    を表し、nは0〜5の整数を示す。}で表される基、ま
    たは下記式(XXIV)又は(XXV) 【化5】 {式中、R6及びR7は、独立に水素原子、ハロゲン原
    子、置換されていてもよいC1〜C6アルキル基、置換さ
    れていてもよいC2〜C6アルケニル基、置換されていて
    もよいC2〜C6アルキニル基、置換されていてもよいフ
    ェニル基または置換されていてもよいアラルキル基を表
    す。oは0〜5の整数を示す。Cyは、メチル、エチル
    及びプロピルからなる群から選ばれる1〜3個の基で置
    換されていてもよく且つ3〜7員環であって環の中に
    N、S、Oからなる群から選ばれる1又は2のヘテロ原
    子を含んでいてもよい基を表す。}で表される基を示
    す。〕で表される含窒素ヘテロ環化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の化合物又はその塩を有効
    成分とする有害生物防除剤。
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