JP2001039938A - シアノ化剤及びそれを用いたシアノ化合物の製造方法 - Google Patents

シアノ化剤及びそれを用いたシアノ化合物の製造方法

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JP2001039938A
JP2001039938A JP11210345A JP21034599A JP2001039938A JP 2001039938 A JP2001039938 A JP 2001039938A JP 11210345 A JP11210345 A JP 11210345A JP 21034599 A JP21034599 A JP 21034599A JP 2001039938 A JP2001039938 A JP 2001039938A
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metallocene
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Taiji Hara
大治 原
Hisao Eguchi
久雄 江口
Kentaro Takagi
謙太郎 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶等電子材料や医農薬中間体として欠くこ
とができないシアノ化炭化水素を効率的に製造できるシ
アノ化剤及びそれを用いた製造方法を提供する。 【解決手段】 ビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィ
ノ)メタロセン]VIII族金属化合物と、シアン化亜
鉛化合物及び/又はシアン化カリウムからなるシアノ化
剤により、ハロゲン化炭化水素化合物をシアノ化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶等電子材料や
医農薬中間体として欠くことができないシアノ化炭化水
素化合物を効率的に製造可能なシアノ化剤及びそれを用
いたシアノ化炭化水素化合物の製造方法に関するもので
ある。更には、従来穏和な条件下では実施することが困
難であったアリールハライド、殊にアリールクロライド
のシアノ化を効率的に行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化炭化水素のシアノ化反応に関
しては、1940年代より、シアン化ナトリウム、シア
ン化カリウム、シアン化銅を用いた方法が数多く提案さ
れている。
【0003】ハロゲン化炭化水素の内、アルキルハライ
ド及びアルケニルハライドは、シアン化ナトリウム又は
カリウムにより容易にシアノ化される。例えば、 i)R.N.Lewisらは、J.Am.Chem.S
oc.74(1952)において、n−ブチルブロマイ
ドをエチレングリコール中、シアン化ナトリウムにより
シアノ化し、シアノブタンを90%の収率で得ている。
また、 ii)F.B.Greenらは、J.Am.Chem.
Soc.70(1948)において、5−ペンテニルブ
ロマイドをエチレングリコール中、シアン化カリウムに
よりシアノ化し、5−ペンテニルカーボニトリルを88
%の収率で得ている。
【0004】これに対して、アリールハライドのシアノ
化は、シアン化ナトリウム又はカリウム単独では進行せ
ず、通常シアン化銅が用いられる。例えば、 iii)R.R.Adamsらは、J.Am.Che
m.Soc.,63,(1941)において、ピリジン
中で1−ブロモ−3,5−ジエチル−ベンゼンをシアン
化銅を用い、240℃の条件で、シアノ化し、3,5−
ジエチル−ベンゾニトリルを67%の収率で得ている。
このように、シアン化銅を用いるシアノ反応は、200
℃以上の高温が必要であり、また、収率が低い。200
℃以下の反応条件でシアノ化反応が進行するアリ−ルハ
ライドとしては、アリール基にニトロ基、フッ素等の電
子求引基を有するものに限定される。また、アリールハ
ライドの内、シアン化銅を用い、容易にシアノ化できる
ものは、アリールアイオダイド及びアリールブロマイド
であり、アリールクロライドの場合は、困難である場合
が多い。
【0005】より穏和な条件下にアリールハライドをシ
アノ化する方法、すなわち、遷移金属種とシアン化金属
塩とを用いる方法が1970年代初頭に開発された。具
体的には、遷移金属種として、以下のニッケル種を用い
た方法がある。
【0006】iv)L.Cassarは、J.Orgn
omet.Chem.,54,C57(1973)にお
いて、クロロベンゼンをテトラキス(トリフェニルホス
フィン)ニッケル(0)、シアン化ナトリウムを用い、
60℃,エタノール中の条件下シアノ化し、ベンソニト
リルを95%収率で得ている。
【0007】更に遷移金属種として、以下のパラジウム
を用いた方法がある。
【0008】v)K.Takagiらは、Chem.L
ett.,471(1973)において、4−ヨードア
ニソールをシアン化パラジウム(II)とシアン化カリ
ウムを用い、DMF還流条件下シアノ化し、4−メトキ
シベンゾニトリルを75%の収率で得ている。同じく、 vi)K.Takagiらは、Bull.Chem.S
oc.Jpn.,48,3298(1975)におい
て、ブロモベンゼンを酢酸パラジウム(II)、シアン
化カリウム、水酸化カリウムを用い、HMPA中,90
℃の条件下シアノ化し、ベンゾニトリルを94%の収率
で得ている。
【0009】これらの方法によれば、確かに、穏和な条
件でアリールハライドをシアノ化することが可能である
ものの、シアン化アルカリ金属塩を用いる為に、触媒種
が失活する場合がある。これは、シアンアニオンが遷移
金属種に対し、強く配位する為である。この点を改善し
た方法としては、以下のPd種とシアン化亜鉛を用いる
方法が提案されている。
【0010】vii)D.M.Tschaenらは、S
ynth.Commun.,24,887(1994)
において、4−ヨードアニソールと4−ブロモアニソー
ルをテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)とシアン化亜鉛を用い、DMF中,80℃の条件
下シアノ化し、それぞれ、95%及び92%の収率で4
−メトキシベンゾニトリルを得ている。
【0011】また、ハロゲン化炭化水素以外では、トリ
フルオロメチルスルホニルオキシ炭化水素をシアノ化す
る方法が提案されている。例えば、 viii)K.Takagiらは、Chem.Let
t.,11,1957(1989)において、2,6−
ジメチルフェニルトリフレートをジブロモビス(トリフ
ェニルホスフィン)ニッケル(II)、トリフェニルホ
スフィン、亜鉛粉末、シアン化カリウムを用い、アセト
ニトリル中、80℃の条件下、84%の収率で2,6−
ジメチルベンゾニトリルを得ており、また、 ix)U.Drechslerらは、Synlet
t.,11,1207(1998)において、カテコー
ルトリフレートをパラジウム[1,1−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)フェロセン]とシアン化亜鉛を用い、ト
リフレート基をシアノ基に置換していている。
【0012】しかしながら、以上の方法では、使用する
触媒種がシアノ化するハロゲン化炭化水素の構造及びハ
ライドの種類に依存するという問題を有していた。例え
ば、本発明者の知見によれば、vii)及びix)のシ
アノ化の方法では、アリールアイオダイド、アリールブ
ロマイド及びアリールトリフレートのシアノ化は可能で
あるものの、アリールクロライドをシアノ化することは
できない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題を解決するためのなされたものであり、その
目的は、液晶等電子材料や医農薬中間体として欠くこと
ができないシアノ化炭化水素を効率的に製造できるシア
ノ化剤及びそれを用いた製造方法を提供することであ
る。具体的には、ハロゲン化炭化水素の種類によらずシ
アノ化が可能であるシアノ化剤及びシアノ化炭化水素の
製造方法を提供することにあり、殊に、従来シアノ化が
困難であったアリール化合物、すなわち、アリールクロ
ライド、アリールブロマイド、アリールアイオダイドの
いずれをも温和な条件下でシアノ化可能なシアノ化剤、
及びそれを用いたシアノ化合物の製造方法を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決すするための手段】本発明者らは、ビス
[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]V
III族金属化合物と、シアン化亜鉛化合物及び/又は
シアン化カリウムからなるシアノ化剤が、ハロゲン化炭
化水素の種類によらず、シアノ化が可能であること、殊
に、従来穏和な条件下では実施することが困難であった
アリールクロリド、アリールブロミド、アリールアイオ
ダイドのいずれのシアノ化も可能であることを見出し、
本発明を完成させるに至った。
【0015】すなわち、本発明は、ビス[1,1'−ビ
ス(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金属化
合物と、シアン化亜鉛化合物及び/又はシアン化カリウ
ムからなるシアノ化剤、及びそれを用いたシアノ化炭化
水素化合物の製造方法である。
【0016】まず、本発明のシアノ化剤について説明す
る。
【0017】本発明のシアノ化剤は、ビス[1,1'−
ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金属
化合物と、シアン化亜鉛化合物及び/又はシアン化カリ
ウムからなる。
【0018】本発明においてシアノ化剤の成分として使
用するビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタ
ロセン]VIII族金属化合物としては、特に限定する
ものではないが、例えば、下記一般式(1) {[Cp(PR12m2122 (1) (式中、Cpはシクロペンタジエニル基を表す。R1
2は炭化水素基を表し、各々同一であっても異なって
もよい。mは1〜5の整数を表す。M1は周期律表II
IA族〜VIII族の金属原子を表す。M2は周期律表
VIII族の金属原子を表す。)で示される化合物を用
いることができる。
【0019】これらのうち、好ましい化合物としては、
上記一般式(1)において、m=1であり、M1が鉄又
はルテニウムであって、かつM2がニッケル又はパラジ
ウムであるビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)
メタロセン]VIII族金属化合物を挙げることができ
る。具体的には、例えば、ビス[1,1'−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(0)、ビ
ス[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)フェロセ
ン]パラジウム(0)、ビス[1,1'−ビス(ジシク
ロヘキシルホスフィノ)フェロセン]パラジウム
(0)、ビス[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフ
ィノ)フェロセン]パラジウム(0)、ビス[1,1'
−ビス(ジtert−ブチルホスフィノ)フェロセン]
パラジウム(0)、ビス[1,1'−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)ルテノセン]パラジウム(0)、ビス
[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)ルテノセン]
パラジウム(0)、ビス[1,1'−ビス(ジシクロヘ
キシルホスフィノ)ルテノセン]パラジウム(0)、ビ
ス[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフィノ)ルテ
ノセン]パラジウム(0)、ビス[1,1'−ビス(ジ
tert−ブチルホスフィノ)ルテノセン]パラジウム
(0)、ビス[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン]ニッケル(0)、ビス[1,1'−ビ
ス(ジメチルホスフィノ)フェロセン]ニッケル
(0)、ビス[1,1'−ビス(ジシクロヘキシルホス
フィノ)フェロセン]ニッケル(0)、ビス[1,1'
−ビス(ジi−プロピルホスフィノ)フェロセン]ニッ
ケル(0)、ビス[1,1'−ビス(ジtert−ブチ
ルホスフィノ)フェロセン]ニッケル(0)、ビス
[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)ルテノセ
ン]ニッケル(0)、ビス[1,1'−ビス(ジメチル
ホスフィノ)ルテノセン]ニッケル(0)、ビス[1,
1'−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)ルテノセ
ン]ニッケル(0)、ビス[1,1'−ビス(ジi−プ
ロピルホスフィノ)ルテノセン]ニッケル(0)、ビス
[1,1'−ビス(ジtert−ブチルホスフィノ)ル
テノセン]ニッケル(0)等を挙げることができる。ま
た、これらの化合物の二種以上の混合物、上記のパラジ
ウム化合物とニッケル化合物を錯体化させたもの、及び
これらの化合物を粘土鉱物等の担体に担持させたものを
シアノ化剤の成分として使用することも本発明の範囲に
含まれる。
【0020】本発明において、ビス[1,1'−ビス
(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金属化合
物の調製方法は特に限定されない。例えば、[1,1'
−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金
属ジハライドを溶媒中、1,1'−ビス(二置換ホスフ
ィノ)メタロセンの共存下、還元剤により、還元するこ
とで調製することができる。
【0021】[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メ
タロセン]VIII族金属ジハライドとしては、例え
ば、下記一般式(2) {[Cp(PR12m21n2n-2 (2) (式中、Cpはシクロペンタジエニル基を表す。R1
2は炭化水素基を表し、各々同一であっても異なって
もよい。mは1〜5の整数を表す。M1は周期律表II
IA族〜VIII族の金属原子を表す。M2は周期律表
VIII族の金属原子を表す。Xはハロゲン原子を表
し、nは0〜2の整数を表す。)で示される化合物が挙
げられ、具体的には、[1,1'−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、
[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセ
ン]ジブロモパラジウム(II)、[1,1'−ビス
(ジメチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウ
ム(II)、[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)
フェロセン]ジブロモパラジウム(II)、[1,1'
−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセン]ジ
クロロパラジウム(II)、[1,1'−ビス(ジシク
ロヘキシルホスフィノ)フェロセン]ジブロモパラジウ
ム(II)、[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフ
ィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、
[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフィノ)フェロ
セン]ジブロモパラジウム(II)、[1,1'−ビス
(ジtert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロ
ロパラジウム(II)、[1,1'−ビス(ジtert
−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジブロモパラジウム
(II)、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)
ルテノセン]ジクロロパラジウム(II)、[1,1'
−ビス(ジフェニルホスフィノ)ルテノセン]ジブロモ
パラジウム(II)、[1,1'−ビス(ジメチルホス
フィノ)ルテノセン]ジクロロパラジウム(II)、
[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)ルテノセン]
ジブロモパラジウム(II)、[1,1'−ビス(ジシ
クロヘキシルホスフィノ)ルテノセン]ジクロロパラジ
ウム(II)、[1,1'−ビス(ジシクロヘキシルホ
スフィノ)ルテノセン]ジブロモパラジウム(II)、
[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフィノ)ルテノ
セン]ジクロロパラジウム(II)、[1,1'−ビス
(ジi−プロピルホスフィノ)ルテノセン]ジブロモパ
ラジウム(II)、[1,1'−ビス(ジtert−ブ
チルホスフィノ)ルテノセン]ジクロロパラジウム(I
I)、[1,1'−ビス(ジtert−ブチルホスフィ
ノ)ルテノセン]ジブロモパラジウム(II)、[1,
1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジク
ロロニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)フェロセン]ジブロモニッケル(II)、
[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)フェロセン]
ジクロロニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジメチ
ルホスフィノ)フェロセン]ジブロモニッケル(I
I)、[1,1'−ビス(ジシクロヘキシルホスフィ
ノ)フェロセン]ジクロロニッケル(II)、[1,
1'−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)フェロセ
ン]ジブロモニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジ
i−プロピルホスフィノ)フェロセン]ジクロロニッケ
ル(II)、[1,1'−ビス(ジi−プロピルホスフ
ィノ)フェロセン]ジブロモニッケル(II)、[1,
1'−ビス(ジtert−ブチルホスフィノ)フェロセ
ン]ジクロロニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジ
tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジブロモニ
ッケル(II)、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)ルテノセン]ジクロロニッケル(II)、[1,
1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)ルテノセン]ジブ
ロモニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジメチルホ
スフィノ)ルテノセン]ジクロロニッケル(II)、
[1,1'−ビス(ジメチルホスフィノ)ルテノセン]
ジブロモニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジシク
ロヘキシルホスフィノ)ルテノセン]ジクロロニッケル
(II)、[1,1'−ビス(ジシクロヘキシルホスフ
ィノ)ルテノセン]ジブロモニッケル(II)、[1,
1'−ビス(ジi−プロピルホスフィノ)ルテノセン]
ジクロロニッケル(II)、[1,1'−ビス(ジi−
プロピルホスフィノ)ルテノセン]ジブロモニッケル
(II)、[1,1'−ビス(ジtert−ブチルホス
フィノ)ルテノセン]ジクロロパラジウム(II)、
[1,1'−ビス(ジtert−ブチルホスフィノ)ル
テノセン]ジブロモニッケル(II)等を挙げることが
できる。
【0022】また、酢酸VIII族金属化合物やジハロ
VIII族金属化合物等の周期率表VIII族金属の無
機化合物の存在下、周期率表VIII族金属の無機化合
物に対して2当量以上の1,1'−ビス(二置換ホスフ
ィノ)メタロセン化合物を還元剤により還元してビス
[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]V
III族金属化合物を調製する方法も本発明の範囲に入
る。
【0023】これらの調製方法で使用される還元剤とし
ては、通常用いられるNaBH4、LiAlH4等の水素
化物やアルキルアルミニウム化合物や有機亜鉛化合物等
の有機金属化合物を用いても良いが、シアノ化剤性能が
向上する場合があるため、0価金属、殊に金属亜鉛を用
いることが好ましく、更には酸化皮膜を有しない表面が
活性化された亜鉛粉末を用いることが特に好ましい。
【0024】本発明においては、シアノ化剤の成分とし
て、更にシアン化亜鉛化合物及び/又はシアン化カリウ
ムを使用する。シアン化亜鉛化合物としては、例えば、
ジシアノ亜鉛、弗化シアノ亜鉛、塩化シアノ亜鉛、臭化
シアノ亜鉛、沃化シアノ亜鉛等を使用することができ
る。
【0025】これらのシアン化亜鉛化合物及び/又はシ
アン化カリウムは、如何なる形態のものも使用できる。
例えば、顆粒状、粉体状、フレーク状、溶液状のものが
使用できる。
【0026】シアノ化剤の成分であるビス[1,1'−
ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金属
化合物と、シアン化亜鉛及び/又はシアン化カリウムの
量比は、特に限定されないが、シアン化亜鉛及び/又は
シアン化カリウム1molに対し、ビス[1,1'−ビ
ス(二置換ホスフィノ)メタロセン]VIII族金属化
合物が0.0001mol〜1molとなる範囲で使用
することが好ましく、特に好ましくは、0.01〜0.
5molの範囲である。
【0027】次に、本発明のシアノ化合物の製造方法に
ついて説明する。
【0028】本発明の方法において使用されるハロゲン
化炭化水素化合物としては、特に限定するものではない
が、下記一般式(3) YpRXq (3) (式中、Rは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基、ポリアリール基等の炭化水素基であ
る。Yは、Rに直結するアルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、アリール基、ポリアリール基等の炭化水素
基又はヘテロ原子を有する置換基を表す。Xは、Cl、
Br又はIを表し、p,qは、炭素数に相容れる整数を
示す。)で示される化合物を使用することができる。本
発明の方法によれば、殊に、穏和な条件下で、従来シア
ノ化が困難であったアリール化合物、すなわち、アリー
ルクロライド、アリールブロマイド、アリールアイオダ
イドを効率的にシアノ化アリール化合物に変化すること
ができる。
【0029】上記のシアノ化剤とハロゲン化炭化水素化
合物のシアノ化反応の反応条件は、特に限定するもので
はないが、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下又は
大気下条件で、有機反応及び錯体合成で一般的な溶媒、
例えば、n−ペンタン、i−ペンタン、n−ヘキサン、
n−デカン、ベンゼン、トルエン、アセトン、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、n−ブチルメチル
エーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジ−n−ブチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチ
ルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、シメチ
ルスルホキシド、トリエチルアミン、ヘキサメチルリン
酸トリアミド等の溶媒中で、−85〜300℃、好まし
くは、−50〜150℃の温度範囲で行うことができ
る。さらに上述した溶媒を混合した系を用いることもで
きる。
【0030】本発明の方法において、シアノ化剤は、ハ
ロゲン化炭化水素化合物1molに対し、シアン化亜鉛
及び/又はシアン化カリウムが1.0〜100molと
なる範囲で使用することが好ましく、特に好ましくは、
1.0mol〜10molの範囲である。
【0031】本発明のシアノ化剤の反応系への投入の条
件は特に限定されず、如何なる投入混合形態をも使用で
きるが、収率が大幅に改善される場合があるため、ビス
[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]V
III族金属化合物をハロゲン化炭化水素化合物に予め
混合し、ハロゲン化炭化水素化合物を周期律表VIII
族金属種に酸化的付加させた後、シアン化亜鉛及び/又
はシアン化カリウムを反応系に投入することが好まし
い。
【0032】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明は、これらの
実施例によって何ら限定されるものではない。
【0033】実施例1 <ビス[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
ロセン]パラジウム(0)の調製>窒素雰囲気下、マグ
ネチックスターラ攪拌装置を備えた20mlのシュレン
ク管に、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
ェロセン]パラジウム(II)ジクロリド0.0732
g(0.100mmol)とジメチルホルムアミド7.
31g(100mmol)を仕込み、これに1,1'−
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン0.0554
g(0.100mmol)と亜鉛粉末0.0654g
(1.00mmol)を添加し、室温にて30分間攪拌
した。
【0034】<シアノ化反応>上記のビス[1,1'−
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム
(0)のジメチルホルムアミド溶液にブロモベンゼン
0.785g(5.00mmol)を加え、85℃にて
2分間攪拌した。これにシアン化カリウム0.358g
(5.50mmol)を投入し、85℃で5時間攪拌反
応させた。反応終了後、塩酸水溶液により反応を停止
し、トルエンで目的物であるベンゾニトリルを抽出し
た。ガスクロマトグラフ内部標準法により定量したとこ
ろ、0.474g(4.60mmol)であり、これ
は、収率92%に相当した。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】実施例2 実施例1において、ブロモベンゼンに変えて4−メトキ
シブロモベンゼンとしたこと以外は、実施例1と同様の
シアノ化剤を用い、同様の条件でシアノ化反応を行っ
た。結果を表1にあわせて示す。
【0037】実施例3 実施例1において、ブロモベンゼンに変えて4−トリフ
リオロメチルブロモベンゼンとしたこと以外は、実施例
1と同様のシアノ化剤を用い、同様の条件でシアノ化反
応を行った。結果を表1にあわせて示す。
【0038】実施例4 実施例1において、ブロモベンゼンに変えて4−ブロモ
安息香酸メチルとしたこと以外は、実施例1と同様のシ
アノ化剤を用い、同様の条件でシアノ化反応を行った。
結果を表1にあわせて示す。
【0039】実施例5 <ビス[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
ロセン]パラジウム(0)の調製>窒素雰囲気下、マグ
ネチックスターラ攪拌装置を備えた20mlのシュレン
ク管に、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フ
ェロセン]パラジウム(II)ジクロリド0.146g
(0.200mmol)とジメチルホルムアミド7.3
1g(100mmol)を仕込み、これに1,1'−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン0.111g
(0.200mmol)と亜鉛粉末0.131g(2.
00mmol)を添加し、室温にて30分間攪拌した。
【0040】<シアノ化反応>上記のビス[1,1'−
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム
(0)のジメチルホルムアミド溶液にα−クロロナフタ
レン0.813g(5.00mmol)を加え、118
℃にて20分間攪拌した。これにシアン化カリウム0.
358g(5.50mmol)を投入し、118℃で2
0時間攪拌反応させた。反応終了後、塩酸水溶液により
反応を停止し、トルエンで目的物であるα−シアノナフ
タレンを抽出した。ガスクロマトグラフ内部標準法によ
り定量したところ、0.597g(3.90mmol)
であり、これは、収率78%に相当した。結果を表1に
あわせて示す。
【0041】実施例6 実施例5において、シアン化カリウムに変えてシアン化
亜鉛としたこと及び反応時間を18時間としたこと以外
は、実施例5と同様のシアノ化剤を用い、同様の条件で
シアノ化反応を行った。結果を表1に示す。
【0042】実施例7 実施例5において、α−クロロナフタレンに変えて4−
トリフリオロメチルクロロベンゼンを用い、シアン化カ
リウムに変えてシアン化亜鉛を用いたこと及び反応時間
を24時間としたこと以外は、実施例5と同様のシアノ
化剤を用い、同様の条件でシアノ化反応を行った。結果
を表1にあわせて示す。
【0043】実施例8 実施例5において、α−クロロナフタレンに変えて4−
クロロ安息香酸メチルを用い、シアン化カリウムに変え
てシアン化亜鉛を用いたこと及び反応時間を24時間と
したこと以外は、実施例5と同様のシアノ化剤を用い、
同様の条件でシアノ化反応を行った。結果を表1にあわ
せて示す。
【0044】比較例1 <シアノ化反応>テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)0.231g(0.200mmo
l)のジメチルホルムアミド7.31g(100mmo
l)に希釈した溶液に4−トリフリオロメチルクロロベ
ンゼン0.898g(5.00mmol)を加え、11
8℃にて20分間攪拌した。これにシアン化亜鉛0.6
46g(5.50mmol)を投入し、118℃で24
時間攪拌反応させが反応は全く進行しなかった。
【0045】
【発明の効果】本発明の以下の格別な効果を奏するもの
であり、工業的に極めて有意義である。すなわち、本発
明の第一の効果は、シアノ化炭化水素化合物が効率的か
つ経済的に製造できることにある。殊に、アリールカー
ボニトリルの製造を行う場合に好適な製造処方を提供で
きることにある。
【0046】第二の効果は、使用するアリールハライド
の種類によらず、シアノ化を可能とするシアノ化剤を提
供できることにある。殊に従来技術ではシアノ化が困難
であったアリールクロリドを穏和な条件下の基に、シア
ノ化することを可能とするシアノ化剤を提供できること
にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07F 17/02 C07F 17/02 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィ
    ノ)メタロセン]VIII族金属化合物と、シアン化亜
    鉛化合物及び/又はシアン化カリウムからなるシアノ化
    剤。
  2. 【請求項2】 ビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィ
    ノ)メタロセン]VIII族金属化合物が、ビス[1,
    1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]ニッケル
    (0)又はビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)
    メタロセン]パラジウム(0)であることを特徴とする
    請求項1に記載のシアノ化剤。
  3. 【請求項3】 [1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)
    メタロセン]VIII族金属ジハライドを、1,1'−
    ビス(二置換ホスフィノ)メタロセンの存在下、還元剤
    により還元することを特徴とする請求項1に記載のビス
    [1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセン]V
    III族金属化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 周期率表VIII族金属の無機化合物
    と、周期率表VIII族金属の無機化合物に対して2当
    量以上の1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メタロセ
    ンを、還元剤により還元することを特徴とする請求項1
    に記載のビス[1,1'−ビス(二置換ホスフィノ)メ
    タロセン]VIII族金属化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化炭化水素化合物を、請求項1
    又は請求項2に記載のシアノ化剤を用いてシアノ化する
    ことを特徴とするシアノ化炭化水素化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化炭化水素化合物がアリールハ
    ライドであることを特徴とする請求項5に記載のシアノ
    化炭化水素化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 アリールハライドがアリールクロライド
    であることを特徴とする請求項6に記載のシアノ化炭化
    水素化合物の製造方法。
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