JP2001039880A - 血糖値上昇抑制のための揮散用液状組成物、その組成物の揮散器およびその利用 - Google Patents

血糖値上昇抑制のための揮散用液状組成物、その組成物の揮散器およびその利用

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】新しい作用機構に基づく経気道投与による血糖
値上昇抑制乃至下降方法、そのための揮散用液状組成物
及び揮散器の提供。 【解決手段】フトモモ目ミソハギ科のバナバ葉は東南ア
ジアに広く生育していて、殊にフィリピンでは古来乾燥
したバナバ葉や花を煎じて飲用され糖尿病の民間治療剤
としても広く知られている。このバナバ葉の熱水抽出物
もしくはアルコール抽出物の濃縮物を有効成分とし、該
濃縮物を水性媒体に溶媒または分散してなる血糖値上昇
抑制のための加熱揮散用液状組成物並びに前記液状組成
物を含む容器から濃縮成分を加熱または噴霧により大気
中に揮散させるための揮散器および、揮散した有効成分
を経気道吸収させることによる血糖値上昇抑制方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトの血糖値上昇
抑制のための揮散用液状組成物に関する。さらに詳しく
は、バナバ葉の抽出成分を有効成分とし、コロソリン酸
を特定割合含有する血糖値上昇を抑制するための揮散用
液状組成物およびその利用に関する。殊に本発明は、有
効成分を大気雰囲気中に揮散させ、喉や鼻腔の粘膜から
有効成分を吸収することによってヒトの血糖値の上昇抑
制乃至下降させるために使用する組成物および前記有効
成分を大気中に揮散させるための揮散器に関する。
【0002】
【従来の技術】バナバ葉(Lagerstroemia
Speciosa、 Linn.または Pers.)
は、フトモモ目ミソハギ科(Loosestrife
Family of Myrtales)に属し、通称
オオバナサルスベリ(Queen‘s Crape M
yrtle)とも称され、フィリピンを始め、インド、
マレーシア、中国南部およびオーストラリアなどの東南
アジアに広く生育している。殊にフィリピンでは古来乾
燥したバナバ葉や花を煎じて飲用されている。この飲用
物は、糖尿病の民間治療剤としても広く知られている。
【0003】このバナバ葉に着目し、そのバナバ葉のエ
キスを分析していくつかの成分を取り出し、その1つの
成分としてコロソリン酸(Corosolic Aci
d)が存在すること、このコロソリン酸は、エールリッ
ヒ腹水腫瘍細胞(Ehrlich Ascites T
umour Cells)を使用して、その活性を調べ
た所、ブドウ糖移動の賦活物質であることが報告されて
いる[Chem. Pharm. Bull. 41(1
2)2129−2131(1993)]。この報告は、
インビトロでの実験結果であり、コロソリン酸の抗糖尿
病作用の第1段階の判別検査の結果を示唆しているに過
ぎない。
【0004】一方特開平5−310587号公報には、
バナバ葉を熱水あるいは有機溶媒で抽出した濃縮乾燥物
(バナバ抽出粉末エキス)を成分とする抗糖尿病剤が提
案されている。この提案は、バナバ葉の抽出液から水溶
性画分並びに脂溶性画分を取り出して、粉末エキスとす
ることにより簡便で安全性の高い抗糖尿病剤としたもの
である。同公報には、粉末エキスを例えば2%濃度に希
釈して飲用する態様が推奨され、その抗糖尿病作用は、
糖尿病マウスを用いた動物実験で確認している。
【0005】またバナバ葉からの抽出エキスは、血糖値
上昇抑制効果を有していることおよび安全であること
が、24名の人に対する臨床試験から確認されたことが
報告されている(“東京慈恵会医科大学健康医学センタ
ー、健康医学科・池田義雄教授ら「Japanese
Pharmacology & Therapeuti
cs、Vol.27、 No.5」1995年5月20
発行”)。この論文にはバナバ抽出エキスは作用機序と
して、糖の移動活性およびインスリン抵抗性の改善が確
認されたことも報告されている。前述したように乾燥バ
ナバ葉は、民間療法として糖尿病治療に効果があるとし
て利用されていたが、バナバ葉の如何なる成分がヒト抗
糖尿病作用に活性を有しているかは明確に知られていな
い。コロソリン酸が1成分として含有されていることは
知られているが、その活性も細胞を使用したインビトロ
におけるブドウ糖移動の賦活作用を調べた結果に過ぎな
い。
【0006】また、バナバ葉の抽出物中如何なる成分が
ヒトの抗糖尿病治療に活性を有しているかについて具体
的に臨床試験で確認された知見は存在しない。その上バ
ナバ葉の抽出成分と、血糖値上昇作用との関係について
も従来調べられた知見は見当らない。そこで本発明者
は、バナバ葉の抽出物中の成分とヒトの血糖値の上昇あ
るいは抑制との関係を臨床実験に基づいて調べた。空腹
時の血糖値が約110mg/dlよりやや高い軽症糖尿
病患者であって、インシュリン非依存型の患者に対し
て、バナバ葉の抽出濃縮物であって、コロソリン酸を或
る特定割合含有する組成物を投与すると、血糖値の上昇
が抑制されかつ平均的に低下が確認された。また本発明
者の研究によれば、前記コロソリン酸を一定割合含有す
る組成物は、乾燥したバナバ葉を一定条件下で抽出、濃
縮及び乾燥することにより得られることが判明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明者は、先
に、バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコール抽出物の
濃縮物を主成分とし、該濃縮物100mg当たりコロソ
リン酸含有量が0.1〜15mgである、血糖値上昇抑
制乃至下降用組成物を提案した。本発明者が先に提案し
た前記組成物は、血糖値が標準よりやや高い値を有する
かあるいは血糖値の上昇が予想される患者(これらを
“準患者”という)に対して、錠剤、粉末剤、顆粒剤な
どの形態で経口投与される。従って前記組成物は、その
効果を持続するためには、毎日一定時間に数回服用する
ことが肝要となる。このことは、準患者の日常生活にお
いてかなり面倒なことである。
【0008】一方、本発明者は、前記バナバ葉からの抽
出濃縮物における血糖値上昇抑制乃至下降の作用機構に
ついてさらに研究並びにラットによる臨床実験を進め
た。ところが、驚くべきことに、前記バナバ葉の抽出濃
縮物をその溶液から加熱もしくは噴霧化により大気中に
揮散させ、その揮散成分を喉や鼻腔の粘膜を介して経気
道投与すると、血糖値の上昇抑制乃至下降効果が発現さ
れることが見出された。この経気道投与による効果はご
く微量で投与しても優れていることから、先に提案した
経口投与による効果とは、全く異なる作用機構によるも
のと本発明者は推定している。
【0009】かくして本発明によれば、下記発明が提供
される。 (I)バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコール抽出物
の濃縮物を有効成分とし、該濃縮物を水性媒体に溶解も
しくは分散してなる血糖値上昇抑制のための揮散用水性
液状組成物。 (II)(1)前記(I)記載の水性液状組成物を含む
容器および(2)該容器には、該水性液状組成物を吸い
上げかつ上端部において加熱により有効成分を揮散させ
るための多孔質体が設置され、その多孔質体は容器内の
底部から容器の上方部に至る長さを有していることを特
徴とする、血糖値上昇抑制のための水性液状組成物の揮
散器。 (III)(i)前記(II)記載の揮散器および(i
i)その構造体の上方部における多孔質体の先端部を加
熱するためのヒーターよりなる、血糖値上昇抑制のため
の水性液状組成物の揮散器。 (IV)(1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコー
ル抽出物の濃縮物が溶解もしくは分散した水性液状組成
物を含む容器(I)、および(2)該容器(I)中の水
性液状組成物を大気中に噴霧化するために該容器(I)
の下部に設置された超音波発信素子を含む、血糖値上昇
抑制のための水性液状組成物の揮散器。 (V)(1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコール
抽出物の濃縮物が溶解もしくは分散した水性液状組成物
を含む容器(I) (2)水を含む容器(II) および (3)該容器(I)中の水性液状組成物および該容器
(II)中の水を大気中に噴霧化するために、該容器
(II)の下部に設置された超音波発信素子を含む、血
糖値上昇抑制のための水性液状組成物の揮散器。 (VI)(1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコー
ル抽出物の濃縮物を大気中に揮散させること、(2)前
記濃縮物を揮散させた大気中にて、血糖値が健常人の値
よりも高いかあるいはその値よりも上昇が予想される人
を生活せしめること、 および(3)かくして前記濃縮
物を、前記人に経気道投与させることよりなる人の血糖
値上昇抑制方法。
【0010】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。コロソリン酸(Corosolic Acid)は
下記の構造式で表されるトリテルペノイド類化合物の一
種である。
【0011】
【化1】
【0012】本発明の濃縮物におけるヒトの血糖値上昇
抑制乃至下降作用は、濃縮物中のコロソリン酸及びバナ
バ葉の他の抽出成分の相互作用に起因しているものと考
えられる。本発明の組成物を形成するために使用される
濃縮物の原料としてのバナバ葉は、フィリピンなどで産
出するバナバ(Lagerstroemia Spec
iosa、 Linn. またはPers.)の生葉もし
くはそれを乾燥したものである。生葉の乾燥は自然乾燥
または風乾乃至強制乾燥のいずれであってもよい。乾燥
は、いわゆるトーステッドドライにより水分含量が20
重量%以下、好ましくは10重量%以下となるように行
うのが、微生物の生育を防止しかつ保存安定性のために
望ましい。
【0013】乾燥したバナバ葉は、そのまま抽出しても
よいが粉砕または細断して抽出することが望ましい。本
発明において乾燥したバナバ葉を熱水もしくはアルコー
ル抽出し、濃縮する方法および条件は特に制限されるわ
けではないが、濃縮物中にコロソリン酸が一定の割合で
含有されるような方法および条件を採用することが好ま
しい。すなわち、濃縮物(乾燥固形物)100mg当
り、コロソリン酸が0.1〜15mgの割合で含有する
濃縮物であるのが望ましい。コロソリン酸の含有割合
は、濃縮物100mg当り、0.2〜12mgが好まし
く、0.5〜10mgが特に好ましい。さらに本発明の
濃縮物は、コロソリン酸以外の他の成分も活性に影響を
与えているから、抽出成分および濃縮の方法および条件
は、他の成分の含有についても考慮されるべきであり、
その好適な方法および条件については後述する説明か
ら、その好ましい態様が理解される。
【0014】方法1:この方法は、乾燥したバナバ葉の
粉砕化物(原料)をエタノールまたはエタノール水溶液
(エタノール含量50〜80重量%)を原料に対して5
〜20重量倍、好ましくは8〜10重量倍に加えて、常
温〜90℃好ましくは約50〜85℃の温度で30分〜
2時間加熱還流する。この抽出を2〜3回繰り返す。得
られた抽出液に、随意原料に対して5〜10重量%の活
性炭を加えて脱色することができる。脱色は、本発明の
組成物の応用範囲を拡大するのに役立つ。次いで濾過し
て60℃以下の温度で減圧下濃縮し、得られた固形状物
を50〜70℃の温度で減圧下(濃縮時よりも高い減圧
下)にて乾燥する。かくして得られた固形物を粉砕して
粉末状濃縮物を得る。このような方法で得られた濃縮物
は、コロソリン酸を所定量含有し、その上その他の成分
も有効量含有したものとなる。
【0015】方法2:この方法は、メタノールまたはメ
タノール水溶液を用いて抽出する方法である。この方法
は原料に対して3〜20重量倍のメタノールまたはメタ
ノール水溶液(メタノール含量50〜90重量%)を用
いて抽出する。抽出操作は、常温〜65℃の範囲の温度
で30分〜2時間実施するのが好適である。抽出操作は
1回に限らず2回以上繰り返して行うことができる。得
られた抽出液は所望により脱色して、前記方法1と同様
の条件で濃縮して固形物を得ることができる。
【0016】方法3:この方法3は熱水を用いた抽出方
法である。原料に対して3〜20重量倍の熱水を使用
し、50〜90℃、好ましくは60〜85℃の温度で3
0分〜2時間抽出操作を行う。抽出後の濃縮および乾燥
は、濃縮物が高い温度で長時間保持されると活性成分が
劣化することがあるので比較的短時間で行うことが望ま
しい。そのために減圧下にて濃縮および乾燥を行うのが
有利である。前記した方法1〜3は、濃縮物を得るため
の基本的な方法および条件を説明するためのものであ
り、これらの改変や組合せを適宜行うことも可能であ
る。例えば、方法1および方法2を組み合わせて実施す
ることもできる。これらの方法のうち、好ましいのは方
法1および方法2であり、特に好ましいのは方法1であ
る。かくして、濃縮物100mg当り、コロソリン酸が
0.1〜15mg含有する濃縮物が得られる。この濃縮
物は粉末形態、錠剤形態あるいは顆粒形態いずれであっ
てもよい。
【0017】本発明の揮散用水性液状組成物は、前記濃
縮物と水性媒体から形成される。水性媒体は水もしくは
水とアルコール混合液であることができる。水性媒体は
安定した溶液もしくは分散液を形成することができ、ま
たその有効成分を効果的に揮散させるのに役立つ。水性
液状組成物中における濃縮物の濃度は、揮散させる手段
・条件、室内の大きさ、揮散時間、患者の状態などによ
って左右されるが、一般には組成物中の濃縮物の濃度は
コロソリン酸(Corosolic acid)の含有
量を基準として0.5〜3重量%、好ましくは0.7〜
2.5重量%、特に好ましくは0.8〜2.0重量%の範
囲である。
【0018】アルコールとしては、メタノール、エタノ
ールまたはプロパノールなどの低級アルコールが好まし
く、これらは混合して使用することもできる。とりわけ
エタノールが最も好ましい。アルコールまたは水以外に
他の有機溶媒を少割合含有してもよい。本発明の溶媒と
しては水も使用でき、水とアルコールとの混合溶媒でも
よい。また必要に応じて乳化剤や分散剤を配合してもよ
い。前記の割合で濃縮物を含有する水性液状組成物とす
ることにより、その有効成分が効果的に揮散され、喉や
鼻腔の粘膜を介して経気道投与することができる。
【0019】かくして本発明によれば、前記水性液状組
成物を含む容器および該容器には、該水性液状組成物を
吸い上げかつ上端部において加熱により有効成分を揮散
させるための多孔質体が設置され、その多孔質体は容器
内の底部から容器の上方部に至る長さを有していること
を特徴とする、血糖値上昇抑制のための加熱揮散器が提
供される。また本発明によれば、(1)バナバ葉の熱水
抽出物もしくはアルコール抽出物の濃縮物が溶解もしく
は分散した水性液状組成物を含む容器(I)、および
(2)該容器(I)中の水性液状組成物を大気中に噴霧
化するために該容器(I)の下部に設置された超音波発
信素子を含む、血糖値上昇抑制のための水性液状組成物
の揮散器が提供される。この揮散器を噴霧揮散器とい
う。
【0020】先ず本発明の加熱揮散器を図面を用いて説
明する。図1には加熱揮散用構造体を側面から見た断面
模式図が示され、図2はその構造体からキャップ2が取
り除かれた模式図(つまり使用状態の模式図)が示され
ている。この構造体は、容器1中に液状組成物が注入さ
れている。その容器1はその中の底部から上方部へ至る
長さを有する多孔質体3が設置されている。この多孔質
体3は液状組成物を容器1からその多孔質体3の上端部
へ、毛細管現象により吸い上げることができ、またその
上端部の周囲に設置されるヒーター6の加熱により液状
組成物が上端部から大気中に徐々に揮散する機能を有し
ている。加熱は電熱あるいはマイクロ波のいずれによる
ものでもよいが、電熱のほうが好ましい。
【0021】容器1は、棒状の多孔質体3を通って水性
液状組成物が徐々に吸い上げられる構造を有し、そのた
め多孔質体3の周囲は容器の上部で蓋(または栓)をさ
れている。多孔質体3以外の部分から水性液状組成物が
容器外へ蒸発したり揮散することは望ましくない。揮散
器における液状組成物の容器(容器の容量)は使用する
期間によって影響されるが、通常15ml〜100m
l、好ましくは20ml〜90mlが適当である。また
多孔質体3は、長径(断面が円と仮定した時の直径)が
2mm〜15mm、好ましくは3mm〜10mmが望ま
しい。この多孔質体3は長さ方向に対して必ずしも同じ
断面形状を有している必要はなく、上部と下部において
断面形状や断面積が異なっていても差し支えない。断面
形状は、円、楕円、矩形(正四角形、直方形)などのい
ずれであってもよい。多孔質体3の長さは、特に制限さ
れないが通常50mm〜100mm、好ましくは55m
m〜90mmでよい。
【0022】多孔質体3は、液状組成物をその上端部へ
吸上げることができ、またその上端部での加熱に耐えら
れる多孔質構造および耐熱性を有していればよく、無機
多孔質体が適当である。
【0023】図3には本発明の揮散器の断面構造を表す
模式図が示されている。図3に示すように、液状組成物
を入れかつ多孔質体3が中に設置された容器1が、ドー
ム型箱体5の内部に収納されている。ドーム型箱体5
は、容器1が内部にしっかりと収納されまた容器1の上
方部に突き出た多孔質体3の上端部が、ヒーター6に一
定の空間をおいて囲まれるような構造を有している。ヒ
ーター6は、多孔質体3が円形の断面形状を有している
場合には、円筒状の形状を有していることが望ましい。
ヒーター6と多孔質体3とは、一定の間隔をおいて離れ
ていることが望ましく、その間隔はヒーター6の発熱温
度にもよるが通常0.5mm〜3mm、好ましくは0.8
mm〜2.5mmの範囲が望ましい。ヒーター6は電熱
により加熱するものが通常使用され、望ましくはセラミ
ックヒーターであることが安全で有利である。ヒーター
6は、多孔質体3を設置しない場合、その多孔質体3の
中心部における温度が50〜100℃、好ましくは60
〜80℃の温度に加熱されるものが有利である。ヒータ
ー6は利用者(患者)の立場を考慮して家庭電源(10
0V〜220V)を用いてコード7より通電にて加熱し
うるものが望ましい。ヒーター6によって多孔質体3の
上端部が加熱され、液状組成物中の有効成分は大気中に
揮散し、ドーム型箱体5の上方にある開口部9より室内
に導出される。また揮散器には、それを使用しないとき
に電源を切るためのスイッチ8が設置されていることが
望ましい。
【0024】次に本発明の揮散器の他の態様である噴霧
揮散器について説明する。この噴霧揮散器は、超音波発
信素子を利用して液状の水を細かい粒子に変換させる原
理を利用している。この原理は家庭用加湿器にも使用さ
れている。図4および図5には、本発明の噴霧揮散器の
側面から見た断面の模式図であり、水性液状組成物を噴
霧化するための基本的部材のみが示されている。図4
は、ドーム型箱体10の内部に水性液状組成物を含む容
器(I)11が設置されている。その容器(I)11の
下部には、超音波発信素子12が配置されている。超音
波発信素子12は家庭用電源(100V〜220V)で
作動するものが適当である。容器(I)11の内部に水
性液状組成物を入れ、超音波発信素子12を作動させる
と液状の水が小さな水滴となり霧状になって液面から放
出される。その際液状組成物に含まれる濃縮物が、小さ
な水滴に同伴されて大気中に揮散される。ドーム型箱体
10の噴霧排出口13から出た霧状物は、大気中(室
内)に放出され、小さな水滴は気化してガス状となり、
その結果、濃縮物が大気中に揮散されることになる。
【0025】図4の噴霧揮散器は、液状組成物のための
容器(I)11が1個設置されている。この容器(I)
11には、図4には示されていない別の容器から、液状
組成物または水が供給される構造を有していてもよい。
別の容器の設置により、長時間揮散器を作動させること
ができる。図5は2つの容器が設置された噴霧揮散器を
示す。すなわち、液状組成物を入れた容器(I)11と
水を入れた容器(II)14がドーム型箱体10の内部
に設置されている。
【0026】図5の揮散器は、液状組成物を容器(I)
11から噴霧化し、水を容器(II)14から噴霧化
し、2つの噴霧体をドーム型箱体で混合して一つの排出
口13から室内へ放出させる構造となっている。図5で
は超音波発信素子12は、容器(II)14の底部に設
置されている。図5のように、容器(II)14の上部
に、容器(I)11を設置することにより、容器(I)
11の液状組成物は、容器(II)14の底部に設けら
れた超音波発信素子12の発信振動の作用により、噴霧
化することができる。この図5の揮散器は、2つの超音
波発信素子を設置する必要はない。図5の揮散器は、図
示されていないが容器(I)11または容器(II)1
4には、それぞれ別の容器から液状組成物または水が供
給される構造であってもよい。
【0027】超音波発信素子による噴霧化において、霧
状化された水滴の大きさは、2〜500μmの粒子径が
好ましく、5〜400μmの粒子径がより好ましい。粒
子径が500μmを超えると室内の温度や湿度によっ
て、放出した水滴が、十分に気化されず床面や壁面を濡
らすことがあるので望ましくない。液状組成物中の濃縮
物の揮発のためには、水滴粒径は小さいほうが有利であ
る。超音波発信による水の噴霧化においては、水滴の大
きさ(粒子径)は、周波数に主として依存している。前
記水滴の大きさ(粒子径)を発生させるために、約1K
Z〜約10MHZの周波数、好ましくは約5KHZ〜約
5MHZの周波数であるのが望ましい。小さい粒子を発
生するために約50KHZ〜約5MHZの周波数が特に有
利である。
【0028】超音波発信を利用する揮散器の場合、液状
組成物中の濃縮物の濃度は、加熱揮散器の場合よりも低
濃度であってもよい。例えば、液状組成物中における濃
縮物としての含有割合が0.01〜0.5重量%、好まし
くは0.02〜0.3重量%であってもよい。本発明の揮
散器は、血糖値の上昇が予想される人あるいは健常人よ
りも血糖値が少し高い人(これらを“準患者”という)
が、生活する室内に設置して使用される。すなわち、準
患者が生活している、居間や寝室に揮散器を設置し、液
状組成物を揮散させることにより、室内の大気中に微量
の有効成分が飛散することになる。準患者は、日常の生
活をしながら、呼吸をすることにより、有効成分を喉や
鼻腔の粘膜より自然に体内に吸収することになる。準患
者は、室内で普通の生活をしながら、血糖値を平常の値
に抑制することができる。従って決まった時間に薬を経
口投与する面倒から解放されることになる。
【0029】
【本発明の効果】本発明の液状組成物は、血糖値上昇抑
制乃至下降のために経気道投与の形態で使用され下記の
利点を有している。 (i) 従来糖尿病治療、例えばスルホニル尿素薬、ビ
グアナイド薬、インスリン抵抗性改善薬などの経口剤
は、肝障害、消化器障害、悪心、嘔吐などの副作用があ
ることが報告されているが、本発明の組成物はこれら副
作用は報告されていない。 (ii) 従来の前記糖尿病治療剤は、投与を中止した
場合効果が停止するが、本発明の液状組成物は、効果が
継続し、投与を止めても直ぐに血糖値は上昇せず、漢方
的な効果の継続性を有している。 (iii) 本発明の液状組成物は血糖値が正常な値の
人が摂取しても、低血糖にならない。 (iv) これら本発明の液状組成物の利点は、バナバ
葉に含まれるコロソリン酸が大気中に極めてうすい濃度
で揮散しても経気道から吸収されブドウ糖輸送を活性化
させていることにより発現されているものと考えられ
る。
【0030】このコロソリン酸による、「糖の取り込
み」および「糖のエネルギー化」としてのブドウ糖輸送
活性の増強作用は、従来の糖尿病治療剤とは異なる機能
と考えられる。 (v) 従来の糖尿病治療剤は、毎日、数回定期的に経
口により投与する必要があったが、本発明の液状組成物
は、生活空間(室内)における生活中に自然に投与する
ことができる。従って薬を投与するという感覚なしに、
血糖値を抑制することができる。また正常人が投与され
ても何等障害はない。しかも無臭であって不快感は全く
ないことも特徴である。 (vi) 本発明の液状組成物のさらに他の作用は、糖
質の代表的消化酵素の働きを阻害することによって糖質
の消化吸収を抑える作用を有しているものと推察され
る。これら作用は、バナバ葉の抽出濃縮物中のコロソリ
ン酸並びに他の成分の相互作用によるものと考えられ
る。
【0031】
【実施例】以下実施例を掲げて本発明をさらに具体的に
説明する。
【0032】実施例1 (1) 乾燥バナバ葉からの濃縮物の調製 フィリピン産の乾燥バナバ葉1kgを切断し80重量%
エタノール水溶液5リットル中に入れ加熱還流下(約8
5℃)にて1.5時間抽出操作を行った。抽出後バナバ
葉を濾別し、再び80重量%エタノール水溶液中に入
れ、加熱還流下(約85℃)にて1.5時間抽出操作を
行いバナバ葉を濾別した。1回目および2回目の抽出液
を合わせて500gの活性炭を加えて脱色処理を行っ
た。活性炭を除去した後、60℃減圧下にエタノールお
よび水を除去して濃縮物を得た。次いで60℃にてさら
に減圧下に保持して乾燥固形物を得た。この固形物を粉
砕して粉末濃縮物150gを得た。 (2) コロソリン酸の分析 前記(1)で得られた粉末状の濃縮物1gをメタノール
10mlに溶解し、高性能液体クロマトグラフ(HPL
C)にて分析したところ、コロソリン酸(coroso
lic acid)が前記濃縮物当り30mg(濃縮物
100mg当り3mgに相当)含有されていた。 (3) 液状組成物の調製 前記(1)で得られた150gの粉末濃縮物をエタノー
ル380gを含む容器中に入れ溶解した。得られた溶液
中のコロソリン酸の含有量は約1.2重量%である。
【0033】実施例2(血糖値上昇抑制作用試験) 実施例1で得られた液状組成物(コロソリン酸含有率
1.2重量%)を揮散し、高血糖ラットに気道的に吸入
投与させ、投与後30分、90分および6時間経過後、
血糖値上昇抑制作用を調べた。その際対照物質(エタノ
ール)と比較検討した。 (1)試験ラット 日本チャールス・リバー株式会社より購入した9週齢の
雄性ラット(SPF/VAN Crj:Wistar)
[使用時平均体重250g]10匹を試験に供した。
【0034】ラットは試験期間中、温度:23±2℃、
湿度:50±10%、換気回数:15回以上/時間およ
び照明時間:12時間/日(7:00〜19:00点
灯)に設定された飼育室内でポリカーボネイト製ケージ
(W265×D412×H200mm)に馴化・検疫期
間中は2匹あるいは3匹ずつ、試験実施期間中は1匹ず
つ収容した。
【0035】飼料はラット用固形飼料MF(オリエンタ
ル酵母工業株式会社製)を、飲料水は市水道水をポリカ
ーボネイト製給水ビンで自由摂取させた。 (2)試験方法 (i)群構成およびラット 試験の群構成は2群とし、ラット数は1群5匹の合計1
0匹を使用した。 第1群(エタノール投与群) ラット数5(ラット
No.1〜5) 第2群(前記液状組成物投与群) ラット数5(ラット
No.6〜10) (ii)投与経路および投与時間 投与経路は経気道投与とし、各投与群は、揮散雰囲気下
に吸入させた(揮散量は約0.5ml/1時間)。 (iii)投与方法 投与方法は、ラットを1匹ずつ固定器に入れ、各群を約
30m2の容積の試験室内に入れた。第1群の試験室に
はエタノールを揮散させ、第2群の試験室には前記組成
物を揮散させた。 (iv)高血糖化ラットの調製 ストレプトゾトシン処理により行った。すなわち、各ラ
ットにストレプトゾトシン(以下、STZと略す。)処
置をし、糖尿病化して観察した。50mMクエン酸緩衝
液(pH4.5)にSTZを35mg/mlの濃度で溶
解し、ラット尾静脈より70mg/kg量を注入した。
STZ処置後5日目に血糖値を測定した結果、全ラット
とも200mg/dl以上(平均411.5mg/d
l)であったので、STZ処置高血糖ラットとして試験
に供した。 (v)血糖値の測定法 ラットを固定器に入れ、24G注射針にて尾静脈を切刺
して出血(約0.1ml)させ、血清を分離した後、ム
タロターゼ・GOD法によるグルコースCII−テストワ
コー(和光純薬工業株式会社製)を用い、分光光度計
(505nm)にて吸光度を測定した。血糖値の測定は
試験物質の投与前(Pre.)、投与後30分、90分
および6時間の4ポイントで実施した。 (vi)統計処理 得られた血糖値は各試験物質の投与前値(Pre.値)
を100として百分率に変換し、変化率(%)を求め
た。
【0036】有意差検定はこの変化率を用いて行い、対
照物質(エタノール)投与群と液状組成物投与群との間
でStudent−t検定を行った。有意水準は危険率
5%未満(p<0.05)とした。 (vii)変化率の結果 第1群および第2群のそれぞれの変化率の平均値および
SD(偏差値)を求めた。その結果を下記表に示す。
【0037】
【表1】
【0038】前記表から明らかなように第1群に対して
第2群は、投与後約6時間において有効水準10%で有
意差が認められた。従って本発明の液状組成物は、揮散
し経気道投与することにより血糖値上昇抑制効果が認め
られた。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血糖値上昇抑制のための加熱揮散器を
側面から見た断面模式図。
【図2】図1の構造体からキャップを取り除いた断面模
式図。
【図3】本発明の加熱揮散器の断面構造を示す模式図。
【図4】本発明の血糖値上昇抑制のための噴霧揮散器を
側面から見た断面模式図。
【図5】本発明の噴霧揮散器の他の態様を示す断面模式
図。
【符号の説明】 1 容器 2 キャップ 3 多孔質体 4 フタ 5 ドーム型箱体 6 ヒーター 7 コード 8 スイッチ 9 開口部 10 ドーム型箱体 11 容器(I) 12 超音波発信素子 13 噴霧排出口 14 容器(II)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バナバ葉の熱水抽出物もしくはアルコー
    ル抽出物の濃縮物を有効成分とし、該濃縮物を水性媒体
    に溶解もしくは分散してなる血糖値上昇抑制のための揮
    散用水性液状組成物。
  2. 【請求項2】 組成物中における濃縮物は、組成物中に
    おけるコロソリン酸含有量が0.5〜3重量%の範囲と
    なる割合含有される請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 該アルコールが低級アルコールである請
    求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (1)請求項1記載の水性液状組成物を
    含む容器および(2)該容器には、該水性液状組成物を
    吸い上げかつ上端部において加熱により有効成分を揮散
    させるための多孔質体が設置され、その多孔質体は容器
    内の底部から容器の上方部に至る長さを有していること
    を特徴とする、血糖値上昇抑制のための水性液状組成物
    の揮散器。
  5. 【請求項5】 (i)請求項4記載の揮散器および(i
    i)その揮散器の上方部における多孔質体の先端部を加
    熱するためのヒーターよりなる、血糖値上昇抑制のため
    の水性液状組成物の揮散器。
  6. 【請求項6】 該ヒーターは、電熱セラミックヒーター
    である請求項5記載の揮散器。
  7. 【請求項7】 (1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはア
    ルコール抽出物の濃縮物が溶解もしくは分散した水性液
    状組成物を含む容器(I)、および(2)該容器(I)
    中の水性液状組成物を大気中に噴霧化するために該容器
    (I)の下部に設置された超音波発信素子を含む、血糖
    値上昇抑制のための水性液状組成物の揮散器。
  8. 【請求項8】 (1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはア
    ルコール抽出物の濃縮物が溶解もしくは分散した水性液
    状組成物を含む容器(I) (2)水を含む容器(II) および (3)該容器(I)中の水性液状組成物および該容器
    (II)中の水を大気中に噴霧化するために、該容器
    (II)の下部に設置された超音波発信素子を含む、血
    糖値上昇抑制のための水性液状組成物の揮散器。
  9. 【請求項9】 (1)バナバ葉の熱水抽出物もしくはア
    ルコール抽出物の濃縮物を大気中に揮散させること、
    (2)前記濃縮物を揮散させた大気中にて、血糖値が健
    常人の値よりも高いかあるいはその値よりも上昇が予想
    される人を生活せしめること、 および(3)かくして
    前記濃縮物を、前記人に経気道投与させることよりなる
    人の血糖値上昇抑制方法。
  10. 【請求項10】 前記濃縮物は、コロソリン酸含有量が
    0.5〜3重量%である請求項9記載の血糖値上昇抑制
    方法。
  11. 【請求項11】 前記濃縮物を水性媒体に溶解または分
    散した水性液状組成物を、加熱して大気中に揮散させる
    請求項9記載の血糖値上昇抑制方法。
  12. 【請求項12】 前記濃縮物を水性媒体に溶解または分
    散した水性液状組成物を、多孔質体の一端から吸収さ
    せ、かつ多孔質体の他端を加熱して、大気中に前記濃縮
    物を揮散させる請求項9記載の血糖値上昇抑制方法。
  13. 【請求項13】 前記濃縮物を水性媒体に溶解または分
    散した水性液状組成物を、超音波発信素子により噴霧化
    し、大気中に前記濃縮物を揮散させる請求項9記載の血
    糖値上昇抑制方法。
  14. 【請求項14】 前記濃縮物を水性媒体に溶解または分
    散した水性液状組成物を、超音波発信素子により噴霧化
    し、一方水を超音波発信素子により噴霧化し、両方の噴
    霧体を合一させて、大気中に前記濃縮物を揮散させる請
    求項9記載の血糖値上昇抑制方法。
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