JP2001039817A - 透明化粧料 - Google Patents
透明化粧料Info
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Abstract
ような性状を示し塗布後の仕上がりが十分でない、経時
で透明性が低下する、スティック成形性に劣る等と言っ
た従来の透明化粧料の問題点を解決した透明化粧料を提
供すること。 【解決手段】 12−ヒドロキシステアリン酸と油分と
を含有する透明化粧料において、下記一般式(1)で表
されるデキストリン脂肪酸エステルを含有するゲル組成
物であることを特徴とする透明化粧料。 A−(−O−CO−R)n (1) [式中、Aはデキストリンからn個の水酸基を除いた残
基。Rは炭素数3〜30の直鎖または分岐のアルキル
基。nは1以上の整数を表す。]
Description
る。さらに詳しくは、12−ヒドロキシステアリン酸と
油分とを含有し、透明性と使用性が格段に改善された透
明化粧料に関する。
さ、塗布したときに透明感のある仕上り等の利点を有す
るため、様々な基剤が検討されているが、中でも、12
−ヒドロキシステアリン酸を配合した基剤については特
に多くの検討がなされている。
には、12−ヒドロキシステアリン酸とロジンの多価ア
ルコールエステルと多価アルコール側鎖脂肪酸部分エス
テルもしくは多価アルコール不飽和脂肪酸部分エステル
を含有する透明化粧料が開示されている。また、特開平
1−163111号公報には、12−ヒドロキシステア
リン酸と油分からなる屈折率1.45〜1.54の透明
性基剤を用いた化粧料が開示されている。さらに、特開
平2−264707号公報には、12−ヒドロキシステ
アリン酸と重質流動パラフィンと液状油性成分からなる
透明固形化粧料が開示され、特開平4−91010号公
報には、12−ヒドロキシステアリン酸と水酸基価12
0以下の透明液状油性成分とメチルフェニルポリシロキ
サンを含有する透明固形化粧料が開示されている。
した透明化粧料としては、特開平9−235210号公
報に、塗布時のつやを改良する観点から、デキストリン
脂肪酸エステルと重質流動パラフィンと液状油性成分と
を配合した固形化粧料が開示されている。
如く、12−ヒドロキシステアリン酸若しくはデキスト
リン脂肪酸エステルを配合した透明化粧料は広く知られ
ているが、これらの透明化粧料は、塗布時にのびが重
い、塗布時にポロポロするような性状を示し塗布後の仕
上がりが十分でない、経時で透明性が低下するなどの問
題点を有しており、これらの問題点は、透明成分の12
−ヒドロキシステアリン酸及びデキストリン脂肪酸エス
テルに本質的に由来する解決困難な問題点と考えられて
いた。さらに、デキストリン脂肪酸エステル配合の透明
化粧料においては、スティック成形性が十分でなく、こ
れを補うためにワックスなどの固化剤を添加すると透明
性が低下してしまうという問題点があった。
点を改良した透明化粧料を開発すべく鋭意研究を重ねた
結果、驚くべきことに、上記問題点の元凶とみなされて
いる透明成分の12−ヒドロキシステアリン酸及びデキ
ストリン脂肪酸エステルを組み合わせて油分と配合する
と、上記問題点が見事に解消された透明化粧料が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
い、塗布時にポロポロするような性状を示し塗布後の仕
上がりが十分でない、経時で透明性が低下する、スティ
ック成形性が十分でない等と言った従来の透明化粧料の
問題点を解決することを目的とする。
2−ヒドロキシステアリン酸と油分とを含有する透明化
粧料において、下記一般式(1)で表されるデキストリ
ン脂肪酸エステルを含有するゲル組成物であることを特
徴とする透明化粧料を提供するものである。
基。Rは炭素数3〜30の直鎖または分岐のアルキル
基。nは1以上の整数を表す。]
エステルが、パルミチン酸デキストリン、2−エチルヘ
キサン酸デキストリン及びミリスチン酸/パルミチン酸
デキストリンからなる群から選ばれた一種または二種以
上のデキストリン脂肪酸エステルであることを特徴とす
る前記の透明化粧料を提供するものである。
1.44〜1.54であることを特徴とする前記の透明
化粧料を提供するものである。
ン、流動パラフィン、モノ水素添加ロジンイソステアリ
ン酸グリセリル、メチルフェニルポリシロキサン、ホホ
バ油、マカデミアナッツ油、オクタン酸セチル、パラメ
トキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、ジイソ
ステアリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グ
リセリル、スクワラン、リンゴ酸ジイソステアリル、ト
リイソステアリル酸グリセリルからなる群から選ばれた
一種または二種以上の油分であることを特徴とする前記
の透明化粧料を提供するものである。
する。
ン酸は、リシノール酸に水素添加したもので12位の炭
素に不斉水酸基を有する飽和脂肪酸であり、ヒマシ油を
水素添加して得られる水添ヒマシ油を加水分解すること
により製造される。また、ヒマシ油を加水分解すること
により得られるヒマシ油脂肪酸に水素添加することによ
っても得られる。本発明においては市販品を利用出来
る。
は、目的とする透明化粧料の用途により適宜決定される
が、通常、透明化粧料全量に対して0.1〜50重量%
程度が好ましく、さらに好ましくは0.5〜30重量%
である。これは0.1重量%未満では、極端に低粘度と
なって製品としての使用に耐えないためであり、50重
量%を越えると透明性に劣るためである。
ルは、デキストリンと炭素数3〜30の直鎖又は分岐の
アルキル基を有する脂肪酸とのエステルであり、デキス
トリンにピリジンを塩基性触媒に用いて加熱下に脂肪酸
クロライドを反応させることにより得られる。一般式
(1)において、Aの分子量は、好ましくは1000〜
300000であり、さらに好ましくは1000〜10
0000である。Rの具体例としては、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、ミリスチル基、ペンタデシル基、ヘ
キサデシル基、オクタデシル基などの直鎖アルキル基、
2−エチルヘキシル基、2−ヘキシルデシル基、2−デ
シルミリスチル基、イソステアリル基、2,7−ジメチ
ルヘキサデシル基などの分岐アルキル基が挙げられる。
ルの具体例としては、オクタン酸デキストリン、デカン
酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、ミリスチン
酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン
酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、パルミチ
ン酸デキストリン、2−エチルヘキサン酸デキストリ
ン、ミリスチン酸/パルミチン酸デキストリン等が挙げ
られる。本発明の効果の点で特に好ましくは、パルミチ
ン酸デキストリン、2−エチルヘキサン酸デキストリ
ン、ミリスチン酸/パルミチン酸デキストリンである。
透明化粧料全量に対して、0.01〜30重量%の範囲
で配合され、好ましくは0.01〜10重量%、さらに
好ましくは0.1〜1重量%である。0.01重量%未
満では本発明の効果を発揮できない場合があり、また、
30重量%より多くなると、系への溶解性が極端に悪く
なる場合がある。
テアリン酸及びデキストリン脂肪酸エステルと共に配合
されて透明化粧料を得られるものであれば特に限定され
ず、通常、化粧料に配合される各種の油分を用いること
が出来る。以下に具体例を例示する。
ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、
トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリ
セリン等が挙げられる。
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロ
ールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げ
られる。
ィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トー
ル酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、
エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)等が挙げられる。
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンア
ルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシ
ルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチル
ドデカノール等の分枝鎖アルコール等があげられる。
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12
-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘ
キサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール
脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリ
コール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ
酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリ
セリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロ
パン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、
テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、ト
リ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリイソステアリ
ン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノ
エート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチ
ン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセ
ライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オ
レイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチル
ウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L
-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン
酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバ
シン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシル
デシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-
ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸
2-エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、クエン酸
トリエチル等が挙げられる。
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサ
ン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロ
キサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキ
サンなどの環状ポリシロキサン等が挙げられる。
を用いることが出来るが、本発明の効果の点から屈折率
が1.4〜1.6の油分及び混合油分が好ましく、さら
に好ましくは屈折率が1.44〜1.54の油分及び混
合油分である。具体的には、液状ラノリン、流動パラフ
ィン、モノ水素添加ロジンイソステアリン酸グリセリ
ル、メチルフェニルポリシロキサン、ホホバ油、マカデ
ミアナッツ油、オクタン酸セチル、パラメトキシケイ皮
酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、ジイソステアリル酸
グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ス
クワラン、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステア
リル酸グリセリルが好ましい。特に好ましくは、メチル
フェニルポリシロキサンである。
板上に油分を2gとり、金ベラを用いて均一なスラリー
状になるまで練り合わせたものを精密アッベ屈折計(A
TAGO社製 タイプ:3T)を用いて20℃で測定し
た値である。
常、20〜99.89重量%、好ましくは50〜99.
5重量%の範囲で、目的とする透明化粧料に応じて適宜
決定される。
mmのセルに充填し冷却固化させたものを25℃にて1
時間放置した後、分光光度計で900nmの光の透過率
が少なくとも50%以上のものである。
に本発明の効果を阻害しない範囲内において、必要に応
じて、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、高
分子、界面活性剤、色素、顔料、粉末、薬剤、アルコー
ル、溶剤、香料などを適宜配合し、目的とする製品形態
に応じて常法により製造することが出来る。
あり、その製品形態としては、例えば、口紅、リップグ
ロス、リップクリーム、アイシャドー等のメーキャップ
化粧料、ヘアスティック、ポマード等の毛髪化粧料等を
挙げることができる。本発明の効果の点からは、スティ
ック状透明固形化粧料として利用されることが好まし
い。
ことにより、塗布時にのびが重い、塗布時にポロポロす
るような性状を示し塗布後の仕上がりが十分でない、経
時で透明性が低下するという問題点を解消できると同時
に、極めて高い透明性を有するゲル組成物である。必須
構成成分を単独に配合した場合に生じる上記問題点を解
消できる理由については不明であるが、極めて高い透明
性を有するのは、以下のような理由によるものと考えら
れる。すなわち、一般に、油分中でのゲル化剤の分子配
列が不規則であればあるほど、また、結晶が微細である
ほどゲルの透明性は増すと考えられるが、デキストリン
脂肪酸エステルは、12−ヒドロキシステアリン酸と油
分とで構成されるゲル中で上記のような状態を促進し、
高い透明性につながっていると考えられる。
説明する。本発明は以下の実施例によってなんら限定さ
れるものでない。配合量は特に記載がない限り重量%で
ある。
て、透明性、25℃一ヶ月放置後の透明性を、下記の透
明性試験により評価した。また、塗布時ののび、塗布後
の仕上がりについては、下記の使用性試験により評価し
た。
デキストリン脂肪酸エステルを加え、95℃で加熱して
溶解させた後、12−ヒドロキシステアリン酸、酸化防
止剤、香料、着色剤等を加えて、85〜95℃に加熱
し、良く攪拌して均一にした。これを所定の金型または
容器に流し込み、冷却固化して、透明化粧料を製造し、
評価試料とした。
を流し込み、冷却固化させたものを、25℃に一時間及
び一ヶ月放置した後、分光光度計で、900nmでの透
過率を測定した。この透過率から透明性を「表1」に示
す評価基準で判定した。
評価を行った。塗布時ののびのスコアは、軽い(5
点)、やや軽い(4点)、普通(3点)、やや重い(2
点)、重い(1点)の5段階で評価し、仕上がりは、良
い(5点)、やや良い(4点)、普通(3点)、やや悪
い(2点)、悪い(1点)の5段階で評価し、20名の
スコアの平均値を求め、「表2」に示す評価基準で判定し
た。
に示す処方の実施例1、2、3の透明口紅は、従来技術
の比較例1、2に比べて、透明性が高く、経時での透明
性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりにおいて、格段に
優れるものであった。さらに、スティック成形性に優れ
るものであった。
5」に示す処方の透明口紅は、透明性が高く、経時での
透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極めて優れ
るものであった。さらに、スティック成形性に優れるも
のであった。
示す処方の透明リップグロスは、透明性が高く、経時で
の透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極めて優
れるものであった。さらに、スティック成形性に優れる
ものであった。
に示す処方の透明リップクリームは、透明性が高く、経
時での透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極め
て優れるものであった。さらに、スティック成形性に優
れるものであった。
示す処方の透明アイシャドーは、透明性が高く、経時で
の透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極めて優
れるものであった。さらに、スティック成形性に優れる
ものであった。
9」に示す処方の透明ヘアスティックは、透明性が高
く、経時での透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がり
に極めて優れるものであった。さらに、スティック成形
性に優れるものであった。
に示す処方の透明練り香水は、透明性が高く、経時での
透明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極めて優れ
るものであった。さらに、スティック成形性に優れるも
のであった。
プスティック」「表11」に示す処方のラメ剤入り透明
メーキャップスティックは、透明性が高く、経時での透
明性、塗布時ののび、塗布後の仕上がりに極めて優れる
ものであった。また、ラメ剤はポリエチレンテレフタレ
ート・ポリオレフィン積層フィルム粉末(商品名:イリ
デッセントグリッター、ダイヤケムコ株式会社)を使用
したが、基剤が透明であることから、ラメ剤がよく見え
て美的外観に優れるものであった。さらに、スティック
成形性にも優れるものであった。
塗布後の仕上がりが十分でない、経時で透明性が低下す
る、スティック成形性に劣る等と言った12−ヒドロキ
システアリン酸若しくはデキストリン脂肪酸エステル特
有の問題点を解決した透明化粧料を提供することが出来
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 12−ヒドロキシステアリン酸と油分と
を含有する透明化粧料において、下記一般式(1)で表
されるデキストリン脂肪酸エステルを含有するゲル組成
物であることを特徴とする透明化粧料。 【化1】 A−(−O−CO−R)n (1) [式中、Aはデキストリンからn個の水酸基を除いた残
基。Rは炭素数3〜30の直鎖または分岐のアルキル
基。nは1以上の整数を表す。] - 【請求項2】 前記デキストリン脂肪酸エステルが、パ
ルミチン酸デキストリン、2−エチルヘキサン酸デキス
トリン及びミリスチン酸/パルミチン酸デキストリンか
らなる群から選ばれた一種または二種以上のデキストリ
ン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1記載
の透明化粧料。 - 【請求項3】 前記油分の屈折率が1.44〜1.54
であることを特徴とする請求項1または2記載の透明化
粧料。 - 【請求項4】 前記油分が、液状ラノリン、流動パラフ
ィン、モノ水素添加ロジンイソステアリン酸グリセリ
ル、メチルフェニルポリシロキサン、ホホバ油、マカデ
ミアナッツ油、オクタン酸セチル、パラメトキシケイ皮
酸2−エチルヘキシル、ヒマシ油、ジイソステアリル酸
グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ス
クワラン、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソステア
リル酸グリセリルからなる群から選ばれた一種または二
種以上の油分であることを特徴とする請求項3記載の透
明化粧料。
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