JP2001039625A - 線材送り出し装置 - Google Patents

線材送り出し装置

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JP2001039625A
JP2001039625A JP11220666A JP22066699A JP2001039625A JP 2001039625 A JP2001039625 A JP 2001039625A JP 11220666 A JP11220666 A JP 11220666A JP 22066699 A JP22066699 A JP 22066699A JP 2001039625 A JP2001039625 A JP 2001039625A
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gear
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frame
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正彦 鈴木
Naoki Karasawa
直希 唐沢
Kuniaki Murata
邦秋 村田
Kenji Yoita
健治 与板
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送り出し作業開始前の段取時にはバックテンシ
ョンを容易に微調整でき、また線材の送り出し作業時に
はバックテンションの変動が少なく、それらにより線材
の送り出し弛み不良、線材の伸び不良、線材の擦れ傷を
顕著に低減できる線材送り出し用バックテンション装置
を提供すること。 【解決手段】軸穴内を突き抜けるようにシャフトが挿通
されている線材を巻き取ったドラムを回転させながら前
記線材を送り出すことができる線材送り出し装置におい
て、前記シャフト回転部にギアを取り付け、且つ該ギア
の回転を受けて回転する回転型電磁ブレーキを取り付
け、しかも該回転型電磁ブレーキで発生したブレーキ力
を遊星ギア構造を介してバックテンションとして線材へ
かけられるように構成して成ることを特徴する線材送り
出し装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は線材送り出し装置に
関するものである。更に詳述すれば、本発明は線材を巻
き取ったドラムを回転させながら線材を送り出す際に、
その線材へ効果的にバックテンションをかけることがで
きる線材送り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材加工業では線材を焼鈍炉へ送り出し
て焼鈍したり、或いは線材を塗装機へ送り出してエナメ
ル塗料等をコーティングしたり、又は線材をめっき装置
へ送り出してめっきしたりすること等が行われている。
【0003】このような線材を送り出す方法には様々な
方法があるが、最も一般的な送り出し方法は線材をドラ
ムに巻き取り、然る後その線材が巻き取られているドラ
ムの軸穴内へシャフトを突き抜けるように挿通し、それ
からその回転シャフトを挿入したドラムを送出装置へ装
着し、最後にその線材が巻き取られているドラムを回転
させながら線材を送り出す方法である。
【0004】ところで、このように線材が巻き取られて
いるドラムを回転させながら線材を送り出す際に最も問
題となることは、線材へかかるテンションを一定に保つ
ことである。しかし、当然ながら線材が満巻に巻き取ら
れているときにはテンションが大きく、逆に線材の巻き
量が少ないときには張力が小さい。
【0005】このような訳で、線材巻取ドラム回転式送
出装置ではテンションを一定に保つ工夫がなされてい
る。以下、テンションを一定に保つことができる従来の
線材巻取ドラム回転式送出装置について説明する。
【0006】(従来第1例の線材巻取ドラム回転式送出
装置)図4は、従来第1例の線材巻取ドラム回転式送出
装置を示した斜視図である。
【0007】図4において1はベース台、2はスタン
ド、3はシャフト、4はシャフト固定部材、5はボス、
6は革バンド固定台、7は革バンド固定棒、8は線材押
さえ革バンド、9は革バンド錘、10はドラム、11は
線材である。
【0008】即ち、従来第1例の線材巻取ドラム回転式
送出装置は、ベース台1の長手方向の両端部側上部にス
タンド2、2が立設されており、このスタンド2、2の
上部の手前側にはシャフト固定部材4、4が設置されて
おり、更にこのスタンド2、2の上部の奥側には革バン
ド固定台6、6が立設されている。
【0009】そして、この革バンド固定台6、6の上部
には革バンド固定棒7が挿通されており、その革バンド
固定棒7には線材押さえ革バンド8が掛けられている。
線材押さえ革バンド8の下端には革バンド錘9が取り付
けられている。
【0010】この図4に示す従来第1例の線材巻取ドラ
ム回転式送出装置へ線材が巻き取られているドラム10
を装着するには、まず線材が巻き取られているドラム1
0の中心軸に沿って開口されている図示しない軸穴内に
ボス5、5を装着し、それからシャフト3を突き抜ける
ように挿通し、次にそのシャフト3を挿入したドラム1
0をシャフト固定部材4、4のところへ装着する。
【0011】さて、従来第1例の線材巻取ドラム回転式
送出装置へ装着されたドラム10をシャフト3上で回転
することにより線材11を送り出すことができるが、こ
の線材11を送り出すときにドラム10を支持するシャ
フト3とドラム10とは相対回転する。このため、シャ
フト3にブレーキ力をかけても線材11にはバックテン
ションをかけることができない。
【0012】そこで、従来第1例の線材巻取ドラム回転
式送出装置では、ドラム10に巻き取られている線材1
1の表面に革バンド錘9が取り付けられている革バンド
8を掛けておき、それにより線材11へバックテンショ
ンがかかるようにしている。
【0013】つまり、図4に示すように革バンド錘9を
付けた線材押さえ革バンド8を線材11に直接押し付け
る等により線材11にバックテンションをかけていた。
【0014】しかし、この従来第1例の線材巻取ドラム
回転式送出装置では革バンド8が線材11の表面に直接
押し付けられ、それにより線材11の表面には擦り傷が
付いてしまうという難点があった。
【0015】(従来第2例の線材巻取ドラム回転式送出
装置)そこで、線材への擦り傷を防止する装置として図
5に示すような従来第2例の線材巻取ドラム回転式送出
装置が提案されている。
【0016】図5は、従来第2例の線材巻取ドラム回転
式送出装置を示した斜視図である。
【0017】図5において1はベース台、2はスタン
ド、3はシャフト、4はシャフト固定部材、10はドラ
ム、11は線材、12はケレ、13はブレーキホイル、
14はホイル押さえ革バンド、15はバネ、16は押さ
え力調整ボルトである。
【0018】即ち、従来第2例の線材巻取ドラム回転式
送出装置は、ベース台1の長手方向の両端部上面にスタ
ンド2、2が立設してあり、且つそれらスタンド2、2
上にシャフト固定部材4、4が設置してあり、そしてそ
れらシャフト固定部材4、4にシャフト3を挿入したド
ラム10を装着するようになっている。
【0019】ここにおいて、シャフト3の一端側にはブ
レーキホイル13が固定されており、そしてこのブレー
キホイル13の外周には常にホイル押さえ革バンド14
が掛けられている。このホイル押さえ革バンド14の一
端側は図示しないがベース台1に固定されており、また
その他端側はバネ15及び押さえ力調整ボルト16を介
してベース台1へ固定されている。従って、ホイル押さ
え革バンド14によるブレーキホイル13への押さえ力
は、押さえ力調整ボルト16を回動することによりバネ
15の力を調整して行うようになっている。
【0020】この従来第2例の線材巻取ドラム回転式送
出装置では、シャフト3の一端側に固定されているブレ
ーキホイル13をホイル押さえ革バンド14で制動する
ようになっているため、線材11の表面に擦り傷が付く
ということがない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来第1例の線材巻取ドラム回転式送出装置及び従来第
2例の線材巻取ドラム回転式送出装置では次のような難
点があった。
【0022】即ち、従来第1例の線材巻取ドラム回転式
送出装置では、バンド錘9を付けた線材押さえ革バンド
8を線材11に直接押し付けることにより線材11にバ
ックテンションを与えるようになっており、そして線材
押さえ革バンド8の線材11への押し付け力は、バンド
錘9により調整するようになっている。
【0023】また、従来第2例の線材巻取ドラム回転式
送出装置では、ホイル押さえ革バンド14をブレーキホ
イル13を押し付けることにより線材11にバックテン
ションを与えるようになっており、そしてホイル押さえ
革バンド14のブレーキホイル13への押し付け力は、
そのホイル押さえ革バンド14に固定されているバネ1
5及び押さえ力調整ボルト16を調整することにより行
うようになっている。
【0024】このため、従来第1例の線材巻取ドラム回
転式送出装置及び従来第2例の線材巻取ドラム回転式送
出装置では、押さえ力の微調整が難しく、またドラム1
0に巻き取られている線材11が送り出されて減少する
に従いバックテンションが大きく変動するという難点が
あった。
【0025】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、送り出し作業開始前の段取時にはバックテ
ンションを容易に微調整でき、また線材の送り出し作業
時にはバックテンションの変動が少なく、それらにより
線材の送り出し弛み不良、線材の伸び不良、線材の擦れ
傷を顕著に低減できる線材送り出し装置を提供すること
にある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、軸穴内を突き抜けるようにシャフトが挿通されて
いる線材を巻き取ったドラムを回転させながら前記線材
を送り出すことができる線材送り出し装置において、前
記シャフト回転部にギアを取り付け、且つ該ギアの回転
を受けて回転する回転型電磁ブレーキを取り付け、しか
も該回転型電磁ブレーキで発生したブレーキ力を遊星ギ
ア構造を介してバックテンションとして線材へかけられ
るように構成して成ることを特徴する線材送り出し装置
にある。
【0027】本発明において回転型電磁ブレーキとして
は、2枚のマグネットと1枚のディスクとを具備し、且
つ該ディスクは駆動シャフトに固定され、しかも該駆動
シャフトが軸受で保持されているように構成されたもの
であることが好ましい。
【0028】本発明のより具体的な構成としては、線材
が巻き取られているドラムの軸穴の両端部にベアリング
(1)を内蔵するボスが嵌め込まれており、且つ該両端
部ボスを突き抜けるようにシャフトが挿通されており、
しかも該シャフトの両端部が支持スタンドに支持されて
おり、そして前記ボスに付いているベアリング(1)を
かえして前記ドラムが前記シャフト上で回転しながら前
記線材を送り出すように構成されて成る線材送り出し装
置において、前記シャフトにギア(1)を取付け、且つ
該ギア(1)のボス部にベアリング(2)の内輪を取付
け、しかも該ベアリング(2)の外輪にフレームを取付
けてギア(2)及び前記シャフトに対して該フレームが
回転するように構成し、前記ギア(2)を前記ギア
(1)に噛み合うようにベアリング(3)をかえして前
記フレームに取付けて該フレームが前記ギア(1)及び
前記シャフトに対して回転したときに前記ギア(2)が
遊星回転するように構成し、更に前記ギア(2)の軸に
回転型電磁ブレーキの軸を連結し、且つ該回転型電磁ブ
レーキの固定部側を前記フレームに取付けて該フレーム
が前記ギア(1)及び前記シャフトに対して回転したと
きに前記ギア(2)が遊星回転できるように構成すると
共に、前記ブレーキ軸が回転したときに前記ギア(1)
及び前記シャフトと前記フレームとの回転方向にブレー
キ力が発生するように構成し、前記フレームと前記ドラ
ムとをケレピンで連結して前記ブレーキ力が前記線材へ
バックテンションとしてかかるように構成して成ること
を特徴とする線材送り出し装置がある。
【0029】このより具体的な構成においてシャフトと
支持スタンドとの支持は、角溝を有する角溝付支持スタ
ンドの該角溝内に支持部の外周が角型に面取りしてある
角型面取部付シャフトを嵌め込んで支持したものである
ことが好ましい。
【0030】また、より具体的な構成においてギア
(1)とシャフトとの固定は、角穴を有する角穴付ギア
(1)の該角穴内に固定部分が角型に面取りしてある角
型面取部付シャフトを嵌め込んで固定したものであるこ
とが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の線材送り出し用バ
ックテンション装置の実施例を図面により説明する。
【0032】(第1実施例)図1は、本発明の線材送り
出し用バックテンション装置の第1実施例を示した断面
説明図である。
【0033】図1において1はベース台、2はスタン
ド、3はシャフト、4はシャフト固定部材、5はボス、
5aはボスベアリング(1)、5bはボスブッシュ
(1)、5cはボスブッシュ(2)、10はドラム、1
1は線材、17はドラム中空軸部、18はドラム中空
部、19はドラム胴部、20は支持スタンド、21はシ
ャフト固定部、22はギア(1)、24はベアリング
(2)、25はフレーム、26はギア(2)、27はベ
アリング(3)、28はブレーキ、29はケレピンであ
る。
【0034】(a) ドラムの構造 ドラム10はその中心軸にドラム中空軸部17があり、
そのドラム中空軸部17の上部側にはドラム中空部18
があり、そしてそのドラム中空部18の上にはドラム胴
部19があり、このドラム胴部19上に線材11が巻き
取られている。 (b) ドラムの支持方法 この線材11が巻き取られているドラム10を支持する
には、まずドラム10のドラム中空軸部17の軸穴内に
ボス5を嵌め込む。ここにおいてボス5は、ベアリング
(1)の外輪と内輪に外径がドラムの軸穴径と合ったブ
ッシュ(1)と内径がシャフト径に合ったブッシュ
(2)がそれぞれ取付けてある。
【0035】次に、ブッシュ(2)の内側にシャフト固
定部21を通し、それからそのシャフト固定部21を支
持スタンド20にて支持するようになっている。
【0036】(c) 本発明の線材送り出し用バックテンシ
ョン装置の第1実施例の構成 本発明の線材送り出し用バックテンション装置の第1実
施例では、ギア(1)22のボス部にべアリング(2)
24の内輪が取り付けてあり、またべアリング(2)の
外輪にはフレーム25が取付けてある。
【0037】このフレーム25にはギア(2)26がギ
ア(1)22に噛み合う位置にベアリング(3)27を
介して取付けてあり、そしてギア(1)22を固定点と
してフレーム25がギア(1)22上で回転するとギア
(2)26が遊星回転する構造になっている。
【0038】ギア(2)26の軸にはパーマトルク等の
ブレーキ28の軸が連結してあり、またそのブレーキ2
8の固定側がフレーム25に取付けてある。
【0039】フレーム25がギア(1)22上で回転す
ると、ギア(2)26の遊星回転によりブレーキ28の
軸が回転し、それによりフレーム25の回転方向にブレ
ーキ力が生ずるようになっている。そのブレーキ力をド
ラム10に伝達するためにフレーム25にはケレピン2
9が取り付けられている。そしてドラム10の側面に
は、このケレピン29の一端側が入る穴を開けておくよ
うになっている。
【0040】(d) 本発明の線材送り出し用バックテンシ
ョン装置の第1実施例の設置方法 本発明の線材送り出し用バックテンション装置の第1実
施例の設置方法では、まずドラム10の中心軸線に沿っ
て開口されている軸穴にボス5を嵌め込み、次にそのボ
ス5を介してシャフト固定部21を通し、次にそのシャ
フト固定部21をギア(1)22の内側に入れ、次にケ
レピン29をドラム10の側面に開口した挿入穴内に差
し込み、それからシャフト固定部21を支持スタンド2
0上へ据え付ける。
【0041】ここにおいて、シャフト固定部21とギア
(1)22、シャフト固定部21と支持スタンド20の
間においてはその回転方向の滑りが生じないことが望ま
しい。そこでこれらの設置固定部は滑り止め構造になっ
ている。
【0042】(第2実施例)図2は、本発明の線材送り
出し用バックテンション装置の第2実施例に用いたシャ
フトと支持スタンドとの支持部を示した拡大横断面図で
ある。
【0043】図2において21はシャフト固定部、22
はギア(1)である。
【0044】即ち、シャフト固定部21とギア(1)2
2を設置固定する部分のシャフト21は角型に面取りし
てあり、また設置固定する部分のギア(1)22も角穴
になっている。従ってシャフト固定部21とギア(1)
22とは互いに嵌め込むことにより、回転方向の滑りが
生じないようになっている。
【0045】(第3実施例)図3は、本発明の線材送り
出し用バックテンション装置の第3実施例に用いたシャ
フトと支持スタンドとの滑り止め構造を示した拡大横断
面図である。
【0046】図3において20は支持スタンド、21は
シャフト固定部、23は落下防止ピンである。
【0047】即ち、シャフト固定部21の支持スタンド
20に装着する部分は角型に面取りしてあり、またその
支持スタンド20部分は角溝になっている。従ってシャ
フト固定部21と支持スタンド20とは互いに嵌め込む
ことにより回転方向の滑りが生じないようになる。
【0048】従って、第2実施例の特徴と第3実施例の
特徴とを組み合わせたときにはシャフト固定部21は固
定点である支持スタンド20に固定してあり、またギア
(1)22はシャフト固定部21に固定してあり、それ
によりギア(1)22も固定点となる。
【0049】(第1実施例〜第3実施例の効果)以上の
ように本発明の線材送り出し装置の第1実施例〜第3実
施例では、線材11を送り出してドラム10が回転する
と、まずケレピン29によってフレーム25が固定点で
あるギア(1)22上で回転し、これに伴いギア(2)
26が遊星回転し、更にブレーキ28の軸が回転し、そ
れらによりブレーキ力が発生する。そしてこの発生した
ブレーキ力により、ドラム10にブレーキ力がかかるよ
うになっている。
【0050】従って本発明の線材送り出し装置の第1実
施例〜第3実施例では、線材11に無接触で適正なバッ
クテンションを高精度でかけることができる。これは、
バックテンションが回転速度に比例して発生することか
ら適正なバックテンションで且つその変動が極めて少な
いのである。
【0051】
【発明の効果】本発明の線材送り出し装置は、適正なバ
ックテンションを容易に調整でき、且つ線材に直接接触
することなく安定的にかけることができ、それらにより
従来線材を送り出す際に発生していた線材の弛み不良、
線材の伸び不良、線材の擦れ傷不良等を完全に防止する
ことができる。そして、これらにより送り出した線材及
びこの線材を素材として生産する線材加工製品の品質を
顕著に向上することができるものであり、工業上有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線材送り出し装置の一実施例を示した
断面説明図である。
【図2】本発明の線材送り出し装置の第2実施例に用い
たシャフトと支持スタンドとの支持部を示した拡大横断
面図である。
【図3】本発明の線材送り出し装置の第3実施例に用い
たシャフトと支持スタンドとの滑り止め構造を示した拡
大横断面図である。
【図4】従来第1例の線材巻取ドラム回転式送出装置を
示した斜視図である。
【図5】従来第2例の線材巻取ドラム回転式送出装置を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース台 2 スタンド 3 シャフト 4 シャフト固定部材 5 ボス 5a ボスベアリング(1) 5b ボスブッシュ(1) 5c ボスブッシュ(2) 6 革バンド固定台 7 革バンド固定棒 8 線材押さえ革バンド 9 革バンド錘 10 ドラム 11 線材 12 ケレ 13 ブレーキホイル 14 ホイル押さえ革バンド 15 バネ 16 押さえ力調整ボルト 17 ドラム中空軸部 18 ドラム中空部 19 ドラム胴部 20 支持スタンド 21 シャフト固定部 22 ギア(1) 23 落下防止ピン 24 ベアリング(2) 25 フレーム 26 ギア(2) 27 ベアリング(3) 28 ブレーキ 29 ケレピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 与板 健治 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内 Fターム(参考) 3F058 AA04 AC06 CA00 KA04 3F109 AA01 BA01 CA06 CA08 CB01 CB07 3F111 AA05 AA09 AB01 BA05 BB18 BC12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸穴内を突き抜けるようにシャフトが挿通
    されている線材を巻き取ったドラムを回転させながら前
    記線材を送り出すことができる線材送り出し装置におい
    て、前記シャフト回転部にギアを取り付け、且つ該ギア
    の回転を受けて回転する回転型電磁ブレーキを取り付
    け、しかも該回転型電磁ブレーキで発生したブレーキ力
    を遊星ギア構造を介してバックテンションとして線材へ
    かけられるように構成して成ることを特徴する線材送り
    出し装置。
  2. 【請求項2】回転型電磁ブレーキが、2枚のマグネット
    と1枚のディスクとを具備し、且つ該ディスクは駆動シ
    ャフトに固定され、しかも該駆動シャフトが軸受で保持
    されているように構成されたものであることを特徴とす
    る請求項1記載の線材送り出し装置。
  3. 【請求項3】線材が巻き取られているドラムの軸穴の両
    端部にベアリング(1)を内蔵するボスが嵌め込まれて
    おり、且つ該両端部ボスを突き抜けるようにシャフトが
    挿通されており、しかも該シャフトの両端部が支持スタ
    ンドに支持されており、そして前記ボスに付いているベ
    アリング(1)をかえして前記ドラムが前記シャフト上
    で回転しながら前記線材を送り出すように構成されて成
    る線材送り出し装置において、前記シャフトにギア
    (1)を取付け、且つ該ギア(1)のボス部にベアリン
    グ(2)の内輪を取付け、しかも該ベアリング(2)の
    外輪にフレームを取付けてギア(2)及び前記シャフト
    に対して該フレームが回転するように構成し、前記ギア
    (2)を前記ギア(1)に噛み合うようにベアリング
    (3)をかえして前記フレームに取付けて該フレームが
    前記ギア(1)及び前記シャフトに対して回転したとき
    に前記ギア(2)が遊星回転するように構成し、更に前
    記ギア(2)の軸に回転型電磁ブレーキの軸を連結し、
    且つ該回転型電磁ブレーキの固定部側を前記フレームに
    取付けて該フレームが前記ギア(1)及び前記シャフト
    に対して回転したときに前記ギア(2)が遊星回転でき
    るように構成すると共に、前記ブレーキ軸が回転したと
    きに前記ギア(1)及び前記シャフトと前記フレームと
    の回転方向にブレーキ力が発生するように構成し、前記
    フレームと前記ドラムとをケレピンで連結して前記ブレ
    ーキ力が前記線材へバックテンションとしてかかるよう
    に構成して成ることを特徴とする線材送り出し装置。
  4. 【請求項4】シャフト固定部と支持スタンドとの支持
    が、角溝を有する角溝付支持スタンドの該角溝内に支持
    部の外周が角型に面取りしてあるシャフト固定部を嵌め
    込んで支持したものであることを特徴とする請求項3記
    載の線材送り出し装置。
  5. 【請求項5】ギア(1)とシャフト固定部との固定が、
    角穴を有する角穴付ギア(1)の該角穴内に固定部分が
    角型に面取りしてあるシャフト固定部を嵌め込んで固定
    したものであることを特徴とする請求項3記載の線材送
    り出し装置。
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