JP2001038012A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001038012A
JP2001038012A JP11217457A JP21745799A JP2001038012A JP 2001038012 A JP2001038012 A JP 2001038012A JP 11217457 A JP11217457 A JP 11217457A JP 21745799 A JP21745799 A JP 21745799A JP 2001038012 A JP2001038012 A JP 2001038012A
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gutter
unit
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cover
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JP11217457A
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English (en)
Inventor
Katsunobu Kobayashi
克亘 小林
Akio Nohara
昭夫 野原
Susumu Sato
佐藤  進
Takeshi Otani
武 大谷
Masashi Inoue
雅士 井上
Hiroshi Takahashi
寛 高橋
Ko Hojo
航 北條
Satoshi Nakamura
悟士 中村
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクから複数の球払出機構への球の適切な
供給を図る。 【解決手段】 前側球出口部E70と後側球出口部E3
3とが球貯蔵室E50の底板部E31に対し前後及び左
右に位置をずらして配置され、前側球出口部E70への
球の流れX6と後側球出口部E33への球の流れX7と
が発生し、これらの流れX6;X7のタンクユニットE
からの流下点が前後左右に異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、特
に、パチンコ機の裏面側の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−234969号公報や特開
平11−9824号公報には、複数の球払出機構を設け
たパチンコ機が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記複数の球
払出機構を設ける場合、球がタンクから複数の球払出機
構に詰ることなく適切に供給することが重要な課題とな
る。
【0004】そこで、本発明は、球がタンクから複数の
球払出機構に詰ることなく適切に供給可能なパチンコ機
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、球を
個別に払出可能に分別形成された複数の球払出機構と、
これらの球払出機構に個別に球を誘導可能に分別形成さ
れた複数の球分流手段とを備えたことを特徴としてい
る。よって、複数の球分流手段がタンクから複数の球払
出機構に球詰り無く適切に供給できる。又、本発明にあ
っては、複数の球払出機構が同一形態に形成されれば、
構造が簡単化でき、球払出機構が単数のパチンコ機と複
数のパチンコ機とが簡単に実現可能となる。又、本発明
にあっては、複数の球払出機構が前後に重ね合され、そ
れらの球払出機構が連動可能な球抜機構を個別に備え、
これらの連動機構が同一形態に形成されれば、例えば、
パチンコ店の営業終了時における球抜作業が簡単であ
る。又、本発明にあっては、球払出機構がその内部と外
部との電気的な入出力用配線を集約する中継基板を備え
れば、球払出機構と制御装置との配線作業が簡単とな
る。又、本発明にあっては、複数の球払出機構がリアカ
バーの一側部を前後より挟み付けてリアカバーの一側部
に取付けられれば、リアカバーに対し一方の球払出機構
を取外したり取付けたりすれば、1つの球払出機構を備
える形態と複数の球払出機構を備える形態とが簡単に実
現できる。又、本発明にあっては、球払出機構より抜か
れる球を誘導する球抜通路、遊技盤のアウト口からの球
を誘導するアウト球通路、遊技盤の入賞口からの球を誘
導するセーフ球通路それぞれの集約された集合体を設け
れば、通常の島に設けられたアウト球、入賞球、抜球の
全てを計数する計数器と位置が合せやすくなる。又、本
発明にあっては、球払出機構が遊技盤裏面の搭載部品を
全面的に覆うリアカバーを開閉可能に支持し、このリア
カバーが裏側に膨出する下部を備えれば、このカバーの
下部がパチンコ店の島設備を逃げる位置に設定すること
により、このカバーの下部の前後方向深さが比較的大き
く設定でき、大きく設定した分、パチンコ機裏面に搭載
する機能部品の収容能力が大きくなる。又、本発明にあ
っては、球払出機構が遊技盤裏面の搭載部品を全面的に
覆うリアカバーを開閉可能に支持し、このリアカバーが
操作により開閉されるための係合手段を備えれば、係合
手段を操作しなければ、リアカバーが開閉できず、不正
防止上有利である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1〜図24を用いて説明する。図1はパチンコ機裏側機
構の要素を分解して示す。図1において、本体枠Aは図
外のゲージ盤と通称される遊技盤をパチンコ店の島に交
換可能に取付けるための額縁状の部材である。本体枠A
では、遊技盤を取付けるための前枠A1がパチンコ店の
島に取付けられる外枠A2に上下の枠ヒンジA3で前方
横方向に片開き可能に取付けられる。前枠A1の自由端
側には施錠装置用切欠部A4が形成され、前枠A1のリ
アプレートBで覆われない下部には下皿球受入用孔A5
及び前枠誘導具A6が設けられ、前枠Aの開閉中心側に
は球抜操作用孔A7、前枠A1のリアプレートBで覆わ
れる下部開閉中心側に払出球ガイド用孔A8を有する。
外枠A2には、誘導受具A9が前枠誘導具A6と対応す
る位置に設けられ、前枠止具A10が前枠A1自由端側
に対応する内部一側に取付けられる。下皿球受入用孔A
5は、前枠A1の前側に設けられた図外の上皿に入りき
れない球を前枠A1の前側に設けられた図外の下皿の受
口に誘導するために、例えば、下皿の球受口と流しユニ
ットQの球出口とを逃げる大きさである。前枠誘導具A
6は、前枠Aが閉じられる際、誘導受具A9に摺接し、
前枠A1が裏側に搭載したリアプレートBを含む必要な
部品の重さで枠ヒンジA3を支点として片下がりするこ
となく外枠A2に適切に閉じられるように、前枠A1を
誘導する。
【0007】図1では、上記必要な機能部品として、前
枠A1を外枠A2にロック・アンロックする前枠ロック
機構C、リアカバーIを前枠A1にロック・アンロック
するカバーロック機構D、パチンコ店の島の補給系統よ
り供給された球を貯蔵するタンクユニットE、タンクユ
ニットEより球を球払出機構Jに整列誘導する球誘導樋
ユニットF、遊技盤の裏面側部品を覆うリアカバーI、
球誘導樋ユニットFより受取った球を電気的指令により
払出す球払出機構J、球払出機構Jより払出された払出
球を上皿に誘導すると共に球払出機構Jより抜かれた抜
球と遊技盤からのアウト球及び入賞球それぞれをパチン
コ機外部である島側に排出する第1球樋ユニットN、遊
技盤からのアウト球及び入賞球を第1球樋ユニットNに
誘導する第2球樋ユニットP、上皿に入りきれない球を
下皿に誘導する流しユニットQを例示する。
【0008】リアカバーIは、透明と通称される、外部
より内部を見ることが可能な透視性の有る合成樹脂から
なる前方開放状の箱型であって、リアカバーIの下半部
は上半部より後方に突出したカバー膨出部I1として形
成される。リアカバーIには放熱のために縦長穴I2が
上下に複数列にあけられる。カバー膨出部I1には覆部
I3がカバー膨出部I1の下側壁より延設される。覆部
I3の左右方向中間部には溝状の配線通路I4が縦方向
に形成される。リアカバーIの一側部が球払出機構Jに
取付けられる。そして、球払出機構Jに取付けられた上
下の可動側ヒンジJ1がリアプレートBに取付けられた
上下の固定側ヒンジB11に上方より嵌め込まれること
により、リアカバーIがリアプレートBに球払出機構J
を介して横方向後方へ片開き可能に取付けられる。リア
カバーIの開閉中心と前枠A1の開閉中心とは同じ側に
存在し、リアカバーIの自由端と前枠A1の自由端とは
同じ側に存在する。リアカバーIの自由端側内部にはカ
バー止具I5が取付けられる。又、第1球樋ユニットN
及び第2球樋ユニットPがリアプレートBに取付けられ
た状態において、リアカバーIが前枠A1に対し閉じら
れることにより、第1球樋ユニットNの上部及び第2球
樋ユニットPの上部は、リアカバーIの覆部I3で覆わ
れる。
【0009】球払出機構Jは前側球払出機構Kと後側球
払出機構Lとを備える。前側球払出機構Kと後側球払出
機構Lとは互いに同一形態である。前側球払出機構Kが
リアカバーIの一側部の前面に前側より止ねじで取付け
られ、後側球払出機構LがリアカバーIの一側部の裏面
に裏側より止ねじで取付けられる。つまり、前側球払出
機構Kと後側球払出機構LとがリアカバーIの一側部を
前後より挟み付けた形態で、リアカバーIと球払出機構
Jとが止ねじで取付けられる。可動側ヒンジJ1は前側
球払出機構Kに設けられる。
【0010】図2はリアプレートB、前枠ロック機構
C、カバーロック機構Dを示す。図2において、リアプ
レートBは、本体枠Aの裏面に必要な機能部品を組付け
るためのベースとして止ねじで取付けられる鋼板製のよ
うな導電部材であって、図1の前枠A1と類似形である
が、前枠A1より縦幅が小さく、前枠A1の上側に寄せ
られ、リアプレートBのプレート膨出部B1の周縁に設
けられた外周フランジ部B2が前枠A1の裏面に止ねじ
で取付けられることにより、プレート膨出部B1と前枠
A1とにより囲まれた遊技盤収納室が形成される。プレ
ート膨出部B1の裏壁には、遊技盤の裏面側部品を避け
る窓B3、アウト球中継口B4、発射戻球中継口B5、
払出球ガイド逃口B6、スピーカ音放出口B7が形成さ
れる。スピーカ音放出口B7は金属製の穴あき板B8に
より蓋をされる。穴あき板B8にあけられた多数の図外
の小孔はスピーカ音をリアプレートBの裏側に放出する
と共にピアノ線と呼ばれるような不正操作部材の通過を
遮断する。リアプレートBは、外周フランジ部B2の上
縁及び左右側縁より裏側に突出した外周リブB9と、窓
B3の全周縁より裏側に突出した内周リブB10とを有
する。外周リブB9及び内周リブB10は前枠A1の前
側から裏側への上記不正部材侵入防止及びリアプレート
Bの強度向上との両立を図る。外周フランジ部B2には
球抜操作逃孔B12が図1の球抜操作用孔A7と対応す
る位置に形成される。
【0011】前枠ロック機構Cは、上下の前枠ロックレ
バーC1、中間の前枠施錠装置C2を有し、図1の前枠
A1の自由端側に位置するリアプレートBの一側部に取
付けられる。そして、前枠A1が人為操作で裏側に押さ
れて閉じられることにより、前枠ロックレバーC1が図
1の前枠止具A10に接触して下方に移動する。引続
き、前枠ロックレバーC1の先端フック部が前枠止具A
10を超えることにより、前枠ロックレバーC1が前枠
ロック機構Cに内蔵されたばね力で元の位置に戻り前枠
止具A10に係合する。これにより、前枠ロック機構C
は前枠A1を外枠A2に開閉不能にロック(施錠)す
る。その状態において、図外のキープレートが人為操作
で図1の施錠装置用切欠部A4に配置された前枠施錠装
置C2に前枠A1の前側より差込まれて一方向に例えば
90度回転操作されると、前枠施錠装置C2が前枠ロッ
クレバーC1を下方に移動し前枠止具A10より外す。
これにより、前枠ロック機構Cは前枠A1を外枠A2に
開閉可能にアンロック(解錠)する。その状態のまま、
前枠A1が人為操作で前側に引かれることにより、図1
の枠ヒンジA3を中心として横方向前側に片開きされ
る。
【0012】カバーロック機構Dは、カバーロックレバ
ーD1、レバー操作部D2、カバー施錠装置D3を有
し、前枠ロック機構C側に位置するプレート膨出部B1
の裏面に取付けられる。そして、図1の前枠A1を前方
に開いた状態において、図1のリアカバーIが人為操作
で前側に押されて閉じられることにより、カバーロック
レバーD1が図1のカバー止具I5に接触して下方に移
動する。引続き、カバーロックレバーD1の先端フック
部がカバー止具I5を超えることにより、カバーロック
レバーD1がカバーロック機構Dに内蔵された図外のば
ね力で元の位置に戻りカバー止具I5に係合する。これ
により、カバーロック機構DはリアカバーIをリアプレ
ートBに開閉不能にロックする。その状態おいて、図外
のキープレートが人為操作でカバー施錠装置D3に横側
より差込まれて一方向に例えば90度回転操作される
と、カバー施錠装置D3の図示しないかんぬきがカバー
ロックレバーD1の真下に位置してレバー操作部D2の
押し下げを規制する。その後、キープレートがカバー施
錠装置D3より引抜かれる。このように、鍵が掛かった
状態において、キープレートが人為操作でカバー施錠装
置D3に差込まれて他方向に例えば90度回転操作され
ると、カバー施錠装置D3のかんぬきがカバーロックレ
バーD1より離れ、レバー操作部D2の押し下げが可能
となる。その状態において、レバー操作部D2が人為操
作で押し下げられると、カバーロックレバーD1が下方
に移動しカバー止具I5より外れる。これによって、カ
バーロック機構DはリアカバーIをリアプレートBに開
閉可能にアンロックする。その状態のまま、リアカバー
Iが人為操作で裏側に引かれると、リアカバーIが図1
の可動側及び固定側ヒンジB11;J1を中心として横
方向後側に片開きされる。カバー施錠装置D3が解錠状
態の場合、キープレートは引抜くことはできない。
【0013】図3はタンクユニットEを示す。図3にお
いて、タンクユニットEは、上タンクと呼ばれることが
あり、図2のリアプレートBの裏面上部に取付けられ
る。タンクユニットEは、合成樹脂からなる横長板状の
タンクベースE1の左半部裏側に、導電素材であるステ
ンレス製のノイズ防止板E45を挟み込みつつ、合成樹
脂からなる上方及び前方に開放された箱型のタンクピー
スE30を組付けたことにより、タンクベースE1とタ
ンクピースE30とで囲まれた上方開放状の球貯蔵室E
50(図1参照)を形成する。球貯蔵室E50の横幅は
タンクベースE1の横幅の約半分である。タンクベース
E1が横長板状であり、タンクピースE30が上方及び
前方に開放された箱型であるので、タンクベースE1及
びタンクピースE30が前後方向に開閉し得る成形型で
製作可能である。そして、タンクベースE1とタンクピ
ースE30とがノイズ防止板E45を挟みつつ組合せら
れることにより、球貯蔵室E50が形成される。よっ
て、タンクユニットEは、タンクベースE1とタンクピ
ースE30とノイズ防止板E45との合せ部分が球貯蔵
室E50内部での球の流れに悪影響を及ぼすことはな
い。
【0014】タンクベースE1において、横幅はプレー
ト膨出部B1の横幅と略同一である。球貯蔵室形成凹部
E2は、タンクピースE30との協働により球貯蔵室E
50を形成する部分であって、タンクベースE1の左側
上部に配置され、前方にコ字形に窪むが、上半部より下
半部が裏側に膨出する2段に形成され、前方に窪む半円
状の装置取付孔部E10を上部に有する。左側受部E3
は、タンクピースE30の左側縁部を受容する部分であ
って、球貯蔵室形成凹部E2の左側に隣接し前方に窪む
縦長凹状に形成され、筒状の支柱E11を上下に有す
る。右側受部E4は、タンクピースE30の右側縁部を
受容する部分であって、球貯蔵室形成凹部E2の右側に
隣接し前方に窪む縦長凹状に形成され、ピース取付孔部
E12を上部に有する。下側受部E5は、タンクピース
E30の下側縁部を受容する部分であって、右側受部E
4より連なり球貯蔵室形成凹部E2の下側に隣接し前方
に窪む横長凹状に形成され、下方に窪む半円状のピース
取付孔部E13を下部に有する。段差防止突条部E6
は、図1の前側球誘導樋ユニットGのタンクユニットE
との合せ部を覆い球詰りを防止する部分であって、球貯
蔵室形成凹部E2の下縁部よりタンクベースE1の裏側
に突出する。
【0015】球詰防止突部E7は、図1の球貯蔵室E5
0から前側球誘導樋ユニットGに流出する球と接触して
球詰りを防止する部分であって、段差防止突条部E6よ
り右側に連なり球貯蔵室形成凹部E2の下縁部よりタン
クベースE1の裏側に突出する。基板収納部E8は、電
気配線を中継するための図示しない中継基板を収納する
部分であって、タンクベースE1の右側部にL字形に配
置され、前方に窪む。開口部E9は、遊技盤の裏面に取
付けられた図示しない中継基板を逃げる部分であって、
基板収納部E8に沿い形成される。つまり、タンクベー
スE1は、球貯蔵室形成凹部E2の横幅を従来よりも小
さくし、その横を基板収納部E8として利用した形態で
ある。
【0016】タンクベースE1には、別体の鉄製のよう
なL字形の樋支持部材E15が、タンクベースE1の左
側受部E3より下位の張出部裏面に、止ねじで固定され
る。樋支持部材E15のタンクベースE1より裏側に突
出した先端部には位置決突起E16を有する。タンクベ
ースE1には、別体の合成樹脂からなる樋止部材E17
が、開口部E9よりも下位張出部裏面に、止ねじE18
で横移動可能に取付けられる。そのタンクベースE1の
下位張出部は、前方に膨出する樋支持収納部E19を、
樋止部材E17の右側に位置するように有する。樋止部
材E17が右側に移動することにより、樋止部材E17
の先端部が樋支持収納部E19の内部に突出する。タン
クベースE1には、別体の合成樹脂からなるリアカバー
止部材E20が、上記タンクベースE1の下位張出部裏
面に、開口部E9と樋止部材E17との間で、樋止部材
E17よりも右側に位置し、止ねじE21で横移動可能
に取付けられる。リアカバー止部材E20が右側に移動
することにより、リアカバー止部材E20の先端部が上
記タンクベースE1の下位張出部より右側に突出する。
【0017】タンクピースE30において、底板部E3
1はタンクベースE1に組付けられることにより球貯蔵
室E50の底部となる部分であって、底板部E31の上
面は貯蔵された球を左側に誘導する片流れ斜面に形成さ
れる。底板部E31の下流側にはコ字形の前側切欠部E
32と方形状の後側球出口部E33とを有する。前側切
欠部E32は、タンクベースE1とタンクピースE30
とが組立てられることにより、球貯蔵室E50から図1
の前側球誘導樋ユニットGに球を分流する前側球出口部
E70(図19参照)を形成する部分であって、後縁よ
り前方に突出した球詰防止突部E34を有する。後側球
出口部E33は、タンクベースE1とタンクピースE3
0とが組立てられることにより、球貯蔵室E50から図
1の後側球誘導樋ユニットHに球を分流する部分であっ
て、3つの隣接する周縁に蓋ガイドE35を下方に窪む
段差状に有する。後側球出口部E33は前側切欠部E3
2より小幅であるが、後側球出口部E33の右縁は前側
切欠部E32の右縁よりも右側に位置し、後側球出口部
E33は前側切欠部E32よりも右側に位置がずれてい
る。タンクピースE30は、前方に開放された縦長箱型
の左側取付孔部E36を周壁左側前縁部より外側に突出
し、縦長な板状の右側取付孔部E37を周壁の右側前縁
部より外側に突出し、下側取付孔部E38を底板部E3
1の前縁より下方に突出する。
【0018】パチンコ機として図1の球払出機構Jを単
数とする場合は、球払出機構Jとして前側球払出機構K
を用いれば、球払出機構Jとして後側球払出機構Lを用
いる場合に比べ、球払出機構JがリアプレートBに接近
配置され、パチンコ機の全体的な重量配分が前枠A1を
中心とした良好なものとなる。このように球払出機構J
として前側球払出機構Kを用いる場合は、球誘導樋ユニ
ットFとして前側球誘導樋ユニットGだけを用いてコス
トダウンが図れるが、蓋ガイドE35には蓋E60を挿
入し、蓋E60に設けた図外の係合部をタンクピースE
30に設けた係合部に掛け止め、蓋E60で後側球出口
部E33を閉鎖すれば良い。これによって、球貯蔵室E
50の球が後側球出口部E33より流出しない。蓋E6
0は、タンクピースE30に止ねじで取付けても回転可
能に取付けても良い。
【0019】タンクピースE30の周壁E39と前側切
欠部E32と後側球出口部E33とで囲まれた底板部E
31の上面には、前側に球を誘導する複数条の球ガイド
E40が形成される。周壁E39には球補給スイッチユ
ニットE55が球ガイドE40の真上に位置するように
取付けられる。球補給スイッチユニットE55は、球貯
蔵室E50への球の貯蔵量が所定量より以下になること
により、検出信号を出力するものである。この実施形態
の場合、球感知レバーE56が球補給スイッチユニット
E55の密封状に形成されたケースより後側球出口部E
33側に突出される。この球感知レバーE56は、球貯
蔵室E50内の球により押されている間、球補給スイッ
チユニットE55のケースに内蔵されたマイクロスイッ
チのようなスイッチの釦を押し続け、電気的にオフ動作
である。そして、球貯蔵室E50の球が減少し、球感知
レバーE56がスイッチの釦を介するスイッチの内部ば
ね力により元の位置に復元することにより、球補給スイ
ッチユニットE55は電気的にオン動作となる。球感知
レバーE56は球補給スイッチユニットE55のケース
上部に内蔵された軸より下方に向う傾斜状であって、球
補給スイッチユニットE55のケースより外部に突出さ
れた先端部が幅広な方形状の球検知部として形成され
る。
【0020】ノイズ防止板E45は球貯蔵室E50の内
部に貯蔵された図外の球に接触し球の静電気を放電する
部材であって、ノイズ防止板E45の下縁部が球貯蔵室
形成凹部E2と下側受部E5との間の隔壁を挟持するよ
うに当該隔壁に嵌め込まれ、球貯蔵室形成凹部E2の上
段側を貫通した金属製のような導電性を有する図外の止
ねじでリアプレートBに接続するようにタンクベースE
1に取付けられる。これによって、球からノイズ防止板
E45に伝達された静電気は止めねじを経由しリアプレ
ートBに放電される。
【0021】タンクユニットEのリアプレートBへの組
立てについて説明する。タンクベースE1の球貯蔵室形
成凹部E2の上半部と下半部との境を形成する段差部E
14の前面側がリアプレートBの内周リブB10(図1
参照)に載せられることにより、タンクベースE1の上
縁部がリアプレートBの上縁部に沿わされ、図外の止ね
じがタンクベースE1の装置取付孔部E10よりリアプ
レートBに締結される。又、ノイズ防止板E45がタン
クベースE1に嵌め込まれ、止ねじがノイズ防止板E4
5の貫通孔E46よりタンクベースE1の貫通孔を経由
してリアプレートBのねじ孔に締結される。更に、図外
の止ねじがタンクベースE1の周囲に形成された装置取
付孔部E22よりリアプレートBに締結される。
【0022】そして、タンクピースE30がタンクベー
スE1に組合される。その場合、左側取付孔部E36が
タンクベースE1の左側受部E3に嵌め込まれる。この
とき、支柱E11が左側取付孔部E36の内部に収納さ
れて左側取付孔部E36を受止める。又、右側取付孔部
E37が右側受部E4に嵌め込まれる。更に、底板部E
31の右側前縁部が下側受部E5に嵌め込まれ、下側取
付孔部E38がピース取付孔部E13に嵌め込まれる。
その状態において、止ねじが左側取付孔部E36より支
柱E11の内部を経由してリアプレートBに締結され
る。又、止ねじが右側取付孔部E37よりピース取付孔
部E12に締結される。更に、止ねじが下側取付孔部E
38よりピース取付孔部E13に締結される。これによ
り、タンクユニットEがリアプレートBに取付けられ
る。
【0023】タンクユニットEでは、タンクベースE1
の裏側とタンクピースE30の前側とがノイズ防止板E
45の一部を介在させつつ嵌め込まれ、それらの合せ部
における左側上部と右側上部及び中央下部とが互いに図
外の止ねじで結合される。よって、タンクピースE30
が球貯蔵室E50に貯蔵した球からの負荷を十分に負担
し、タンクベースE1とタンクピースE30との合せ部
が開くことなく、球貯蔵室E50が所定形状に確保され
る。又、前側切欠部E32に相当する前側球出口部と後
側球出口部E33とが互いに横方向に位置をずらしたの
で、球貯蔵室E50から前側球誘導樋ユニットGへの球
の流れと、球貯蔵室E50から後側球誘導樋ユニットH
への球の流れとが、球貯蔵室E50内部で一個所に集中
することなく2個所に分散される。よって、球が球貯蔵
室E50から前側球誘導樋ユニットG及び後側球誘導樋
ユニットHの双方に球詰りを生じることなく円滑に供給
される。更に、後側球出口部E33が前側切欠部E32
に相当する前側球出口部よりタンクピースE30の片流
れ状の底板部E31に対し上流側に位置したので、後側
球誘導樋ユニットHを前側球誘導樋ユニットGよりも右
側に位置をずらすことが可能となる。そのように位置を
ずらせば、例えば、後述するように後側球誘導樋ユニッ
トHを後側球出口部E33周りの底板部E31に吊下げ
ることができ、球誘導樋ユニットFの組付け性能が良く
なる。
【0024】図4は球誘導樋ユニットFを示す。図4に
おいて、球誘導樋ユニットFは前側球誘導樋ユニット
G、後側球誘導樋ユニットHを備え、下タンクと呼ばれ
ることがある。前側球誘導樋ユニットGはタンクユニッ
トEに取付られ、後側球誘導樋ユニットHは前側球誘導
樋ユニットGとタンクユニットEとに取付けられる。前
側球誘導樋ユニットGは、図3の球貯蔵室形成凹部E2
と前側切欠部E32とよりなる前側球出口部から流出す
る多数の球を整列しながら前側球払出機構Kに誘導する
部品である。後側球誘導樋ユニットHは、図3の後側球
出口部E33から流出する多数の球を整列しながら後側
球払出機構Lに誘導する部品である。第1実施形態で
は、タンクユニットEから供給された多数の球が球誘導
樋ユニットFを左側から右側へと片流れ式に流れる過程
で、上下複数段の一列に整列された後に横二列に整列す
るように整列形態が切替えられ、横二列から球が交互に
1個づつ数珠繋ぎ状態で球誘導樋ユニットFから球払出
機構Jに流出される。
【0025】前側球誘導樋ユニットGでは、合成樹脂か
らなる横長溝状の前側樋G1の右半部上面に、合成樹脂
からなる帯状の前側樋カバーG20を組付けたことによ
り、前側樋G1の上部開口の右半部が前側樋カバーG2
0で蓋をされる。後側球誘導樋ユニットHでは、合成樹
脂からなる横長溝状の後側樋H1の右半部上面に、合成
樹脂からなる帯状の後側樋カバーH20を組付けたこと
により、後側樋H1の上部開口の右半部が後側樋カバー
H20で蓋をされる。
【0026】前側樋G1及び後側樋H1は互いに類似す
る形状であるが、前側樋G1が後側樋H1より左右の長
さが長く設定されたことが異なり、前側樋G1がタンク
ユニットEに取付けるための部分を備えたことが異な
り、後側樋H1がタンクユニットEと前側樋G1とに取
付けるための部分を備えたことが異なり、リアカバーI
を開く際に、前側樋G1からの球の流出を防止するため
の前側球流出防止部材G60の形状と後側樋H1からの
球の流出を防止するための後側球流出防止部材H60の
形状とが異なる。
【0027】前側樋G1及び後側樋H1は、左方が閉鎖
され、右方及び上方に開放された溝形状である。前側樋
G1の溝形状及び後側樋H1の溝形状は、前記タンクユ
ニットEの前側切欠部E32に相当する前側球出口部と
後側球出口部E33とに個別に対応する比較的広い受取
開口部aと、受取開口部aより右側に向うに従って徐々
に前後の開口幅が狭くなる第1整列誘導部bと、第1整
列誘導部bより更に右側に連なる前後の開口幅が略同一
で狭い直線状の第2整列誘導部cと、第2整列誘導部c
より更に右側に連なる前後の開口幅が広くなる弧状の第
3整列誘導部dと、第3整列誘導部dより右方に向うに
従って前後の開口幅が狭くなる弧状の第4整列誘導部e
とを有する。
【0028】第1整列誘導部bは受取開口部aに供給さ
れた多数の球の塊を第2整列誘導部cに向けて徐々に推
形状に整列させる部分である。第2整列誘導部cは上記
推形状の塊を上下複数段の一列の形状に整列させる部分
である。第3整列誘導部dは上下複数段の一列を第4整
列誘導部eに向けて徐々に横二列に整列させる部分であ
る。第4整列誘導部eは徐々に横二列となる球の流れを
所望の横二列の形状に正確に整列させる部分である。上
記横二列は、二列の球が水平に2個並ぶのではなく、例
えば、前側列の球が後側列の球より1個の球の半分程度
上側及び前側に位置する形態である。よって、前側球誘
導樋ユニットGでは第4整列誘導部eが横二列から球を
交互に1個づつ数珠繋ぎ状態で図1の前側球払出機構K
に供給し、後側球誘導樋ユニットHでは第4整列誘導部
eが横二列から球を交互に1個づつ数珠繋ぎ状態で図1
の後側球払出機構Lに供給することができる。
【0029】前側樋G1の溝底面及び後側樋H1の溝底
面は、球を右側に誘導する片流れ斜面に形成されるが、
受取開口部aから第2整列誘導部cまでの傾斜角度と第
3整列誘導部dから第4整列誘導部eまでの傾斜角度と
が異なる。受取開口部aから第2整列誘導部cまでの傾
斜角度は緩傾斜で、第3整列誘導部dから第4整列誘導
部eまでの傾斜角度は急傾斜である。これらの溝底面に
は、横一条の直線溝G2;H2を個別に有する。直線溝
G2;H2は、受取開口部aと第3整列誘導部dとの範
囲にわたり形成される。直線溝G2;H2の溝幅は複数
個の球が横一列に取込まれる寸法である。
【0030】そして、前側樋G1及び後側樋H1の溝を
形成する前側壁は、受取開口部aと第2整列誘導部cと
の範囲において、又、第3整列誘導部dにおいて、前記
溝開口縁より直線溝G2;H2に連なるような、後側に
徐々に狭くなる弧状な傾斜を呈する。前側樋G1及び後
側樋H1の溝を形成する後側壁は、第4整列誘導部eに
おいて、前記溝開口縁より直線溝G2;H2に連なるよ
うな、前側に徐々に狭くなる弧状な傾斜を呈する。
【0031】前側樋G1及び後側樋H1において、前後
に対となる第1カバーストッパ部G3;H3が溝開口縁
より上方に突出し、前後に対となる第2カバーストッパ
部G4;H4が第1カバーストッパ部G3;H3の外側
面より右側に突出し、前後に対となるコ字形の第1カバ
ー取付孔部G5;H5及び前後に対となるコ字形の第2
カバー取付孔部G6;H6が溝前後壁外側面より上方に
溝開口縁を超えるように突出し、左右に対となるL字形
の球詰防止ユニット取付部G7;H7が溝後側壁より裏
側に突出する。前側樋G1及び後側樋H1の溝前後壁と
直線溝G2;H2との角部には、第1塵排出孔部G8;
H8、第2排出孔部G9;H9、第3排出孔部G10;
H10が形成される。
【0032】第1カバーストッパ部G3;H3、第2カ
バーストッパ部G4;H4、第1カバー取付孔部G5;
H5、第2カバー取付孔部G6;H6、球詰り防止ユニ
ット取付部G7;H7、第2排出孔部G9;H9、第3
排出孔部G10;H10は、前側樋G1の右側端である
球流出口部G15と後側樋H1の右側端である球流出口
部H14とが前後方向で直線上に揃えられた状態におい
て、前後に対応する同一位置及び同一形状である。
【0033】前述した前側樋G1と後側樋H1との異な
る部分について説明する。前側樋G1において、板状の
タンク取付孔部G11が溝左側端部より球ガイド部G1
2を介して左側に突出し、溝状のタンク係合部G13が
溝前側壁より前側に突出し、板状の後側ユニット取付孔
部G14が溝後側壁より裏側に突出する。後側樋H1に
おいて、板状のタンク取付部H11が左側端部上縁より
左側に突出し、球感知レバー取付部H12がタンク取付
部H11より下位となるように左側端部より左側に突出
し、板状の前側ユニット取付孔部H13が溝前側壁より
前側に突出する。そして、前側ユニット取付孔部H13
が後側ユニット取付孔部G14の上に重ね合されて上方
より止めねじに固定されることにより、球流出口部G1
5と球流出口部H14とが前後方向で一直線上に揃えら
れ、前側樋G1と後側樋H1が結合される。
【0034】球感知レバー取付部H12には後側樋H1
とは別体の合成樹脂からなる屈曲状の球感知レバーH7
0が回転可能に取付けられる。球感知レバーH70は回
転中心より左側のスイッチ作動部H71が回転中心より
右側の球検知部H72より重く、その重量差により球感
知レバーH70が回転し、球検知部H72が後側樋H1
の溝左側端部に形成された図外の逃孔を経由して溝の内
部に入る。その状態において、後側樋H1に供給された
球が球検知部H72を押圧すると、球感知レバーH70
は上記とは逆方向に回転し、スイッチ作動部H71が上
方に移動する。スイッチ作動部H71は光透過孔H73
を有する。
【0035】球感知レバー取付部H12には縦溝状のス
イッチ取付部H15が球感知レバー取付部H12に装着
された球感知レバーH70より離れ沿うように設けられ
る。スイッチ取付部H15には後側樋球検出スイッチH
80が左側より挿入装着される。後側樋球検出スイッチ
H80はホトダイオードのような発光部とホトトランジ
スタのような受光部とからなる光透過型である。後側樋
球検出スイッチH80は発光部と受光部との間に形成さ
れた溝H81を有する。後側樋球検出スイッチH80が
スイッチ取付部H15に取付けられることにより、溝H
81には球感知レバーH70のスイッチ作動部H71が
移動可能に配置される。そして、球感知レバーH70が
後側樋H1の球未検出動作中は、スイッチ作動部H71
の透過孔H73が後側樋球検出スイッチH80の発光部
と受光部との間の光路を開き、後側樋球検出スイッチH
80がオフ動作となる。逆に、球感知レバーH70が後
側樋H1の球検出動作中は、スイッチ作動部H71の無
孔部が後側樋球検出スイッチH80の発光部と受光部と
の間の光路を遮断し、後側樋球検出スイッチH80がオ
ン動作となる。
【0036】第1実施形態の場合、球誘導樋ユニットF
として、異なる形状の部品点数を減らし、コストダウン
を図るため、前側樋カバーG20と後側樋カバーH20
とは同一形状である。前側樋カバーG20及び後側樋カ
バーH20は、前後に対となる樋ストッパ部G21;H
21を左側縁部より左方に突出し、前後に対となる第1
球樋係合突起部G22;H22及び前後に対となる第2
樋係合突起部G23;H23を前後縁部より前後方向に
突出し、前後に対となる第1スプリング位置決部G2
4;H24を左側縁部より上方に突出し、左右に対とな
る第2スプリング位置決部G25;H25を前後縁部よ
り上方に突出し、左右に対となる第3スプリング位置決
部G26;H26を前縁部より上方に突出し、前後に対
となるコ字形のストッパ取付孔部G27;H27を前後
縁部より上方に突出し、一条の球ガイド片部G28;H
28を樋側面に突出し、球操作用孔G29;H29を右
側先端部に有する。符号H26;H29は図示を省略し
たが、それぞれの符号中のHをGと読替えることによ
り、後側球誘導樋ユニットHにおける第3スプリング位
置決部H26、球ガイド片H28は理解できるであろ
う。
【0037】前述と同様に異なる形状の部品点数を減ら
してコストダウンを図るために、前側樋カバーG20及
び後側樋カバーH20には、ステンレス製のような同一
形状の板状の前側・後側スプリングG40;H40、合
成樹脂からなる同一形状の前側・後側ストッパ支持部材
G50;H50、ステンレス製のような同一形状のT字
板状の前側・後側ストッパ戻ばねG55;H55、等の
部品が組付けられる。なお、同一形状部品には、同一符
号を付すべきであるが、互いに異なる符号を付し、前側
球誘導樋ユニットGに関連する部品と後側球誘導樋ユニ
ットHに関連する部品とが明確に区別できるようにし
た。前側樋カバーG20及び後側樋カバーH20には、
異なる形状の前側球流出防止部材G60及び後側球流出
防止部材H60も個別に組付けられる。
【0038】前側スプリングG40及び後側スプリング
H40は、左側端部より上側に突出した先端部を半円形
に屈曲した端カール部G41;H41、前後縁部より上
側に突出した先端部を半円形に屈曲した前後に対となる
横カール部G42;H42、中間部より下側に切起され
た中間ばね片部G43;H43、先端部を下側に曲折し
た先端ばね片部G44;H44を個別に有する。符号H
41〜H44は図示を省略したが、それぞれの符号中の
HをGと読替えることにより、後側球誘導樋ユニットH
における端カール部H41、横カール部H42、中間ば
ね片部H43、先端ばね片部H44は理解できるであろ
う。
【0039】前側ストッパ支持部材G50及び後側スト
ッパ支持部材H50は、左側端部より前後に突出した軸
部G51;H51、右側端部に凸状に形成された球流出
防止部材取付部G52;H52、中間部に形成されたば
ね挿入孔G53;H53を個別に有する。符号H51〜
H53は図示を省略したが、それぞれの符号中のHをG
と読替えることにより、後側球誘導樋ユニットHにおけ
る軸部H51、球流出防止部材取付部H52、ばね挿入
孔H53は理解できるであろう。
【0040】前側球流出防止部材G60は、短冊板状の
左側端部を上方に屈曲したコ字形のブラケット部G6
1、先端部の前側半部を下側に曲折した球流出口開閉部
G62、先端部の後側半部を上方に緩傾斜させた開閉誘
導部G63、中間部より後側に延設された連動片部G6
4を有する。後側球流出防止部材H60は、帯板状の左
側端部を上方に屈曲したコ字形のブラケット部H61、
先端部を下側に曲折した球流出口開閉部H62、ブラケ
ット部H61より先端部に行くに従って徐々に幅が狭く
なる中間部より前側に延設された連動片部H63を有す
る。
【0041】前側球誘導樋ユニットGと後側球誘導樋ユ
ニットHとが結合された場合において、前側樋G1の先
端部と後側樋H1の先端部とが前後方向に比較的離れる
が、連動片部H63が連動片部G64より長く形成さ
れ、この長い方の連動片部H63が短い方の連動片部G
64の上に置かれる。このため、連動片部H63の中央
部には上方に突出したリブ部H64が前後方向に延設さ
れている。よって、リブ部H64は連動片部H63の撓
みを防止すると共に連動片部G64と連動片部H63と
の接触性を阻害しない。
【0042】前側樋カバーG20及び後側樋カバーH2
0への各部品の組立てについて前側樋カバーG20を中
心に説明する。前側スプリングG40は前側樋カバーG
20の前側樋G1側面に重ね合され、前側スプリングG
40の端カール部G41が前側樋カバーG20の左側端
部を下方より上方に回り込んで第1スプリング位置決部
G24の上面に掛け止められ、前側スプリングG40の
横カール部G42が前側樋カバーG20の前後縁部を下
方より上方に回り込んで第2スプリング位置決部G25
の上面に掛け止められる。
【0043】ストッパ戻ばねG55のT字形の縦片部が
前側ストッパ支持部材G50のばね挿入孔G53に上方
より差込まれ、ストッパ戻ばねG55のT字形の横片部
が前側ストッパ支持部材G50のばね挿入孔G53周り
上面に残存した状態において、前側球流出防止部材G6
0のブラケット部G61が前側ストッパ支持部材G50
の球流出防止部材取付部G52に止めねじにより締結さ
れると、前側球流出防止部材G60が上記ストッパ戻ば
ねG55の横片部を前側ストッパ支持部材G50で挟み
付ける。これによって、前側ストッパ支持部材G50の
下側に突出したストッパ戻ばねG55の縦片部が前側ス
トッパ支持部材G50の下面に接触し、ストッパ戻ばね
G55の縦片部の先端が軸部G51より左側に突出す
る。
【0044】このストッパ戻ばねG55及び前側球流出
防止部材G60を備えたストッパ支持部材G50の軸部
G51が前側樋カバーG20のストッパ取付孔部G27
に上方より嵌め込まれる。上記ストッパ戻ばねG55及
び前側球流出防止部材G60の前側ストッパ支持部材G
50への取付と、前側ストッパ支持部材G50の前側樋
カバーG20への取付けとはどちらが先でも良い。上記
嵌め込まれた状態において、前側球流出防止部材G60
に持ち上がる方向の力が働くと、ストッパ戻ばねG55
が前側樋カバーG20の上面に突っ張り前側球流出防止
部材G60の持ち上がりを阻止する。
【0045】前側樋G1と前側樋カバーG20との組立
て、後側樋H1と後側樋カバーH20との組立てについ
て、前側樋カバーG20を中心に説明する。前側樋G1
の第1・第2カバー取付孔部G5;G6と前側樋カバー
G20の第1・第2樋係合突起部G22;G23とが嵌
合装着される。これによって、前側スプリングG40の
中間ばね片部G43及び先端ばね片部G44が前側樋G
1の第3整列誘導部dに配置される。これら中間ばね片
部G43及び先端ばね片部G44が第3整列誘導部dの
前側列における球を押すことにより、係る前側列の球が
後側列の球に接触しつつ球間に一部押込まれ、前記横二
列の正確な整列を促す。このように前側樋G1と前側樋
カバーG20とが組立てられると、前側球流出防止部材
G60の球流出口開閉部G62が前側樋カバーG20の
球流出口部G15を閉鎖し前側球誘導樋ユニットGから
の球の流出を防止する。又、後側樋H1と後側樋カバー
H20とが組立てられると、後側球流出防止部材H60
の球流出口開閉部H62が後側樋H1の球流出口部H1
4を閉鎖し後側球誘導樋ユニットHからの球の流出を防
止する。
【0046】前側球誘導樋ユニットGと後側球誘導樋ユ
ニットHとが球誘導樋ユニットFとして組立てられる
際、後側球流出防止部材H60の連動片部H63が前側
球流出防止部材G60の連動片部G64の上に置かれ
る。そして、前側球流出防止部材G60の開閉誘導部G
63が押上げられると、連動片部G64が連動片部H6
3を押上げる。これによって、前側球流出防止部材G6
0と後側球流出防止部材H60とが、前側ストッパ戻ば
ねG55のばね力及び後側ストッパ戻ばねH55のばね
力に抗し、軸部G51;H51を中心とし、一緒に持上
がる。従って、球流出口開閉部G62が球流出口部G1
5を開放し、球流出口開閉部H62が球流出口部H14
を開放する。この第1実施形態では、前側球流出防止部
材G60が開閉誘導部G63を有し、後側球防止部材H
60が開閉誘導部G63に相当する部分を備えず、前側
球流出防止部材G60と後側球防止部材H60とが連動
片部H63と連動片部G64とにより連動開閉する構造
である。このため、前側球流出防止部材G60と後側球
防止部材H60とが形状が異なるものの、図1のリアカ
バーIが前枠A1に対し閉じられ、球誘導樋ユニットF
と球払出機構Jとが合う際、開閉誘導部G63が図5の
球流出防止部材開閉用溝R29を経由し図5の開閉作動
部R109で押上げられる。よって、前側及び後側球誘
導樋ユニットG;Hから前側及び後側球払出機構K;L
それぞれに球が落下せずに適切に供給される。逆に、球
が図1のタンクユニットEから球誘導樋ユニットFを経
由して球払出機構Jに連続的に供給されている状態にお
いて、リアカバーIが前枠A1の後方に開放され、球誘
導樋ユニットFと球払出機構Jとの合せが解除される場
合、開閉作動部R109が裏側に移動するに伴い、開閉
誘導部G63が前側ストッパ戻ばねG55のばね力及び
後側ストッパ戻ばねH55のばね力で下方に移動し、前
側球流出防止部材G60と後側球防止部材H60とが一
緒に下がり、球流出口開閉部G62が球流出口部G15
を閉鎖し、球流出口開閉部H62が球流出口部H14を
閉鎖する。よって、前側及び後側球防止部材G60;H
60が前側及び後側球誘導樋ユニットG;Hそれぞれに
球を落下せずに適切に保持する。
【0047】球誘導樋ユニットFのタンクユニットEへ
の組立てについて説明する。タンク取付孔部G11が図
3の位置決突起E16に上方より嵌合され、タンク取付
孔部G11が図3の樋支持部材E15に搭載される。
又、タンク係合部G13が図3の樋支持収納部E19に
裏側より挿入される。その状態において、図3の樋止部
材E17が人為操作で右方に移動されてタンク係合部G
13に嵌め込まれる。これによって、前側球誘導樋ユニ
ットGがタンクユニットEに取付けられる。又、タンク
取付部H11が図3の後側球出口部E33に下方より挿
入されて後側球出口部E33周りの左側縁部に搭載さ
れ、前側ユニット取付孔部H13が後側ユニット取付孔
部G14の上に図外の止ねじで締結され、タンク取付孔
部H16が図3の樋取付孔部E41に図外の止ねじによ
り締結される。これによって、後側球誘導樋ユニットH
がタンクユニットEに前側球誘導樋ユニットGを介して
取付けられる。この後側球誘導樋ユニットHのタンクユ
ニットEへの取付けは、前側ユニット取付孔部H13と
後側ユニット取付孔部G14とが結合された状態即ち前
側球誘導樋ユニットGと後側球誘導樋ユニットHとが組
合された球誘導樋ユニットFの形態でも実行可能であ
る。
【0048】第1実施形態の場合、球誘導樋ユニットF
がタンクユニットEに取付けられた状態即ち球誘導樋ユ
ニットFがタンクユニットEを介し前枠A1の裏側に取
付けられた状態において、タンクユニットEの樋止部材
E17が人為操作で左方に移動されて前側球誘導樋ユニ
ットGのタンク係合部G13より外され、球誘導樋ユニ
ットFが人為操作で裏側に引かれることによりタンクユ
ニットEの位置決突起E16を中心として裏側に片開き
される。これによって、球誘導樋ユニットFの保守点検
が容易になる。
【0049】前側及び後側球誘導ユニットG;Hは前側
及び後側球詰防止ユニットG90;H9Oを備える。前
側球詰防止ユニットG90と後側球詰防止ユニットH9
0とは同一形状であるので、同一符号を付すべきである
が、互いに異なる符号を付した。よって、前側球詰防止
ユニットG90について詳述すれば、それぞれの符号中
のGをHと読替えることにより、後側球詰防止ユニット
H90は理解できるであろう。前側球詰防止ユニットG
90は合成樹脂からなるL字形の前側球詰防止ベースG
91に前側球詰防止カバーG92を取付け、前側球詰球
防止ベースG91と前側球詰防止カバーG92とにより
形成される密封状の内部空間に図外のモータを装備し、
モータの出力軸に偏心重錘を固定している。そして、前
側球詰防止ベースG91の縦片部が球詰防止ユニット取
付部G7に挿入係合された状態において、モータが電力
駆動し、偏心重錘がモータの出力軸の回転と一緒に回転
すると、偏心重錘の重心がモータの出力軸周りに旋回す
る。これによって、モータが全体的に振動し、その振動
が前側球詰防止ベースG91より球詰防止ユニット取付
部G7及び前側樋G1を介して前側球誘導樋ユニットG
全体に伝わり、前側球誘導樋ユニットGがその内部の球
を振動し、球詰を防止する。例えば、図9の球確認スイ
ッチR115が球無を検出し、かつ、後側樋球検出スイ
ッチH80が球有を検出した、2つの条件が同時に成立
した場合に、モータを電力駆動する。この場合、上記2
条件同時成立から所定時間だけモータを1回駆動する
か、又は、上記2条件同時成立から所定時間だけモータ
を数回駆動し、それでも上記2条件同時成立が解消され
ないときは遊技領域への球発射を停止する等の遊技一時
停止を行うと共に異常を警報すれば、球詰が早期に解消
し、遊技性が向上できる。上記異常警報は、前枠A1設
けられた図外のスピーカや点灯表示器、遊技盤に設けら
れた図柄表示器や点灯表示器等により報知すれば、異常
警報のための専用表示部品が省ける。上記2条件成立以
外に、モータを定期的に断続的に電力駆動すれば、球検
出スイッチの個数が減ると共に制御装置の構成が簡素化
できる。
【0050】図5は、球払出機構Jの前側球払出機構K
と後側球払出機構Lとの同一形態について、前側球払出
機構Kと後側球払出機構Lとに相当する球払出機構Rを
例として示す。図5において、球払出機構Rは、導電性
を有する合成樹脂からなる縦長な装置ベースR1の前面
にアクチュエータユニットR50及び中継基板R90を
取付け、装置ベースR1の裏面に球払出樋ユニットR1
00及び球払出計数ユニットR150を取付け、図4の
球誘導樋ユニットFより受取った一列状態の球を電気的
指令により払出し、その払出された球数を計数し、その
計数が所定数になると電気的指令により球の払出しを停
止する。
【0051】図6は装置ベースR1を前側(図5の紙面
裏側)から示す。図6において、装置ベースR1は、カ
バー取付孔部R2を除く周縁より前側に突出された周壁
R3で囲まれた内部に、隔壁R4;R5で下方より上方
へ順に区切られた計数スイッチ収納部R6、アクチュエ
ータユニット収納部R7、基板収納部R8を有する。計
数スイッチ収納部R6は、図5の球払出計数ユニットR
150の電気配線系統を逃げるものであって、装置ベー
スR1の前後への貫通孔として形成される。相互結合部
材Mは帯状金属板の両端部を同方向に曲折形成した球払
出機構取付孔部M1;M2を有する。そして、図5に示
す2つの球払出機構Rを前側球払出機構Kと後側球払出
機構Lとして前後に重ね合せた状態において、それら2
つの球払出機構Rに球払出機構取付孔部M1;M2を止
ねじで取付けることにより、相互結合部材Mが2つの球
払出機構Rを単体として組立てる。
【0052】アクチュエータユニット収納部R7は、前
側に突出した筒状のアクチュエータユニット取付孔部R
9、前後に貫通したセーフティギヤ逃孔R10、前後に
貫通した中間歯車軸逃孔R11、前後に貫通した点検孔
R12、前後に貫通した第1レバー固定軸逃孔R13、
前後に貫通した第2レバー固定軸逃孔R14、前後に貫
通した球払出計数ユニット逃孔R15、前後に貫通した
球払出爪逃孔R16、前方に突出したブロック状の下側
ヒンジ取付孔部R17を有する。アクチュエータユニッ
ト収納部R7の周壁R3の前端面には相互結合部材逃凹
部R18、下側ヒンジ逃凹部R19、カバー逃凹部R2
0が形成される。
【0053】基板収納部R8は、前後に貫通した集合コ
ネクタ挿入孔部R21、前方に向けて突出したブロック
状の基板取付孔部R22、前方に突出したブロック状の
上側ヒンジ取付孔部R23、前後に貫通した球確認スイ
ッチ逃孔R24、前方に突出したブロック状の相互結合
部材取付孔部R25を有する。球確認スイッチ逃孔R2
4はその一部が周壁R3にわたり形成される。基板収納
部R8の周壁R3の前端面には、上側ヒンジ逃凹部R2
6が形成される。基板収納部R8の周壁R3の外側面に
は前後及び外側に貫通した球流出防止部材開閉用溝R2
9を有する。中継基板R90は、球払出機構Rの内部と
外部であるパチンコ機の図外の制御装置との電気的な入
出力用配線を集約する部品であって、装置ベース取付孔
部R91、集合コネクタR92、球確認分配コネクタR
93、ソレノイド分配コネクタR94、球払出計数分配
コネクタR95を有する。装置ベース取付孔部R91は
中継基板R90の左右両側部に形成される。集合コネク
タR92は中継基板R90の上部に挿入実装される。球
確認分配コネクタR93、ソレノイド分配コネクタR9
4、球払出計数分配コネクタR95は中継基板R90の
下部に一列配置されて挿入実装される。集合コネクタR
92と球確認分配コネクタR93とソレノイド分配コネ
クタR94と球払出計数分配コネクタR95それぞれ
は、中継基板R90のパターン配線により接続される。
中継基板R90には図14のオーバフロースイッチユニ
ットN7の配線をコネクタにより接続するためのオーバ
フロースイッチ分配コネクタを付加しても良い。
【0054】基板収納部R8には中継基板R90が次の
ように取付けられる。集合コネクタR92が集合コネク
タ挿入孔部R21の左右両側に突出した係合部に下方よ
り挿入されつつ集合コネクタ挿入孔部R21に配置され
た状態において、止ねじが装置ベース取付孔部R91よ
り基板取付孔部R22に締結されることにより、中継基
板R90が基板収納部R8に取付けられる。集合コネク
タR92にはパチンコ機の制御装置側配線がコネクタに
より前側から裏側に向く方向より接続され、球確認分配
コネクタR93には図9の球確認スイッチR115の配
線がコネクタにより裏側から前側に向く方向で接続さ
れ、ソレノイド分配コネクタR94には図8のラッチン
グソレノイドR53の配線がコネクタにより裏側から前
側に向く方向で接続され、球払出計数分配コネクタR9
5には図11の球払出計数スイッチR158の配線がコ
ネクタにより裏側から前側に向く方向で接続される。よ
って、球払出機構Rに必要な電気配線が中継基板R90
でまとめられ、球払出機構Rが電気的に動作可能に完成
する。この配線の完了した球払出機構Rが図1の前枠A
1にリアプレートBを介して取付けられた状態におい
て、パチンコ機の制御装置側配線が集合コネクタR92
に装置ベースR1の裏側より接続されることによって、
パチンコ機の制御装置と球払出機構Rとの配線が完了
し、当該配線作業が簡単となる。又、集合コネクタR9
2が集合コネクタ挿入孔部R21の係合部に挿入された
ので、集合コネクタR92に制御装置側配線をコネクタ
により接続する際、集合コネクタR92ががたつくこと
はない。
【0055】装置ベースR1の周壁R3の外側面には球
抜レバー軸R39及び球抜レバーガイドR40が突出さ
れる。装置ベースR1には別体の合成樹脂のような球抜
レバーR41が球抜レバー軸R39に回転可能かつ抜け
止めされて取付けられる。球抜レバーガイドR40は球
抜レバーR41に球抜レバー軸R39を中心とする弧状
に形成されたガイド溝R42に移動可能に挿入され、ガ
イド溝R42より突出する球抜レバーガイドR40には
ガイド溝R42よりも幅広な止輪R43が装着されて球
抜レバーR41の横振れを防止する。球抜レバーR41
の前縁には押圧受部R44を有する。球抜レバーR41
の装置ベースR1より裏側に突出した延設部には上部の
切替レバー押圧部R45と下部の連動押圧部R46とを
有する。押圧受部R44が図1の前枠A1に形成された
球抜操作孔A7を介する外部からの人為操作で前側より
裏側に押されると、切替レバー押圧部R45が図10の
第1レバーR136を引張ばねR138のばね力に抗し
て上方に押上げて球払出機構Rの球流出方向切替樋R1
08を球抜方向に始動する。又、図1の前側球払出機構
Kと後側球払出機構Lとが前後に組合された状態におい
て、前側球払出機構Kの押圧受部R44が外部からの人
為操作により押されると、当該球抜レバーR41の連動
押圧部R46が後側球払出機構Lの押圧受部R44を前
側より裏側に押圧する。よって、球抜レバーR41が連
動押圧部R46を備えたので、前側球払出機構Kの球抜
機構における球抜レバーR41と後側球払出機構Lの球
抜機構における球抜レバーR41とが同一形態に形成さ
れ、前側球払出機構Kの球抜レバーR41が外部より人
為操作されることにより、前側球払出機構Kと後側球払
出機構Lとが共に球抜形態となる。
【0056】図7は装置ベースR1を裏側から示す。図
7において、装置ベースR1は、筒状の払出樋ユニット
取付孔部R30とセーフティギヤ逃孔周縁リブR31及
び基板取付孔周縁リブR32を裏側に突出し、球払出計
数ユニット位置決部R34を前方に向けて窪ませ、それ
以外は平坦面として、樹脂成形により形成される。球払
出計数ユニット位置決部R34には球払出計数ユニット
取付孔部R33が形成されている。又、装置ベースR1
は流出方向切替樋軸逃孔R37及び球確認感知レバー軸
逃孔R38を有する。
【0057】図8はアクチュエータユニットR50を裏
側から示す。図8において、アクチュエータユニットR
50は、前側壁の周縁より裏側に向けて周壁を突出した
合成樹脂からなるアクチュエータユニットケースR51
の内部に、装置ベース取付孔部R52、払出アクチュエ
ータとしてのラッチングソレノイドR53、合成樹脂製
の第1レバーR54と合成樹脂製の第2レバーR55及
び合成樹脂製の第3レバーR56からなる三節リンク機
構、合成樹脂製のソレノイドレバーR57、合成樹脂製
の球払出爪R58、コイルスプリングのような金属製の
爪ばねR59、コイルスプリングのような金属製のソレ
ノイドばねR60、合成樹脂製の中間歯車R61、アク
チュエータユニットケースR51と樹脂成形により一体
成形された合成樹脂製の第1リンク機構ストッパR6
2、ゴムのような第2リンク機構ストッパR63、前後
に貫通するソレノイド配線孔R83を有する。
【0058】ラッチングソレノイドR53は、アクチュ
エータユニットケースR51に止ねじR64で取付けら
れる。ラッチングソレノイドR53より延びた図外のソ
レノイド配線は、ソレノイド配線孔R83にアクチュエ
ータユニットケースR51の裏側より前側に引き出され
て図6の中継基板R90にコネクタにより接続される。
ラッチングソレノイドR53の磁性をおびたプランジャ
に結合された金属板状の連結部材R65は、ソレノイド
レバーR57に金属製のピンR66で連結される。ソレ
ノイドレバーR57の基部はアクチュエータユニットケ
ースR51の裏面よりインサート成形で突出した金属製
のソレノイドレバー軸R67に回転可能に取付けられ
る。ソレノイドレバー軸R67には球払出爪R58の基
部がソレノイドレバーR57よりも裏側に位置するよう
に回転可能かつ抜け止めされて取付けられる。ソレノイ
ドレバーR57と球払出爪R58との間におけるソレノ
イドレバー軸R67の外周には爪ばねR59が嵌合され
る。
【0059】爪ばねR59の一端はソレノイドレバーR
57より裏側に樹脂成形により一体成形されて突出した
合成樹脂製の爪ストッパ部R68に掛け止められ、爪ば
ねR59の他端は球払出爪R58より前側に樹脂成形に
より一体成形されて突出した合成樹脂製のレバーストッ
パ部R69に掛け止められる。これによって、球払出爪
R58は爪ばねR59のばね力により一方向に回転し、
爪ストッパ部R68とレバーストッパ部R69とが互い
に衝突し、球払出爪R58の一方向へのそれ以上の回転
が阻止される。
【0060】ソレノイドばねR60の一端はアクチュエ
ータユニットケースR51の裏面より突出した支柱R7
0に掛け止められ、ソレノイドばねR60の他端はピン
R66に掛け止められる。これによって、ラッチングソ
レノイドR53のプランジャはソレノイドばねR60の
ばね力により下方への球払出方向である突方向の付勢を
受ける。この付勢はラッチングソレノイドR53のプラ
ンジャがラッチングソレノイドR53の電磁力で突方向
に移動する際に、ラッチングソレノイドR53のプラン
ジャに付加されるので、ソレノイドばねR60がない場
合に比べ、球払出機構Rの球を払出動作するときの払出
動作が速くなる。
【0061】第1レバーR54の一端はアクチュエータ
ユニットケースR51の裏面より突出した第1リンク軸
R71に回転可能かつ抜け止めされて取付けられる。第
1レバーR54の他端は第2レバーR55の下端にピン
R72で連結される。第2レバーR55の上端は第3レ
バーR56の一端にピンR73で連結される。第3レバ
ーR56の屈曲部はアクチュエータユニットケースR5
1の裏面より突出した第2リンク軸R74に回転可能に
かつ抜け止めされて取付けられる。第3レバーR56の
屈曲部から他端は上方に延びる。第1レバーR54、第
2レバーR55、第3レバーR56のピンR73側部
分、ピンR72、ピンR73等の総重量により第1リン
ク軸R71及び第2リンク軸R74が支点となり、3節
リンク機構は下方に回転する。第3レバーR56がアク
チュエータユニットケースR51の裏面より突出した第
1リンク機構ストッパR62に衝突することにより、上
記下方への回転は阻止される。その状態において、第3
レバーR56の屈曲部から上方に延びる他端は、中間歯
車R61とアクチュエータユニットケースR51の前側
壁との間の隙間を通って中間歯車R61を支える中間歯
車軸R75側に移動して中間歯車ストップ機構R80に
衝突可能となる。
【0062】3節リンク機構はラッチングソレノイドR
53のプランジャの上方への球払出停止方向である吸方
向の移動により上方へ回転する。それは次のように動作
する。ラッチングソレノイドR53のプランジャがラッ
チングソレノイドR53の前記とは逆向きの電磁力によ
り吸方向に移動すると、ソレノイドレバーR57がソレ
ノイドレバー軸R67を支点として上方に移動して第1
レバーR54を突上げる。これに伴い、3節リンク機構
は上方に回転する。この上方への回転によって、第3レ
バーR56の屈曲部から上方に延びる他端は、中間歯車
軸R75より離れる方向に移動して中間歯車ストップ機
構80と衝突不能となる。そして、3節リンク機構の上
方への回転はラッチングソレノイドR53の吸方向への
移動範囲により阻止される。3節リンク機構が上方に回
転した際、ラッチングソレノイドR53のプランジャの
瞬間的な移動により3節リンク機構が飛び跳ねるのを防
止するために、第2リンク機構ストッパR63が第2レ
バーR55又は第3レバーR56を受止める。よって、
第2リンク機構ストッパR63はゴムような緩衝部材に
より形成されれば、衝撃音防止上好適である。
【0063】図12は中間歯車ストップ機構R80を示
す。図12において、中間歯車ストップ機構R80は中
間歯車R61の一方向X1の回転を阻止する部品であっ
て、中間歯車R61の前側面に突出した第1ストッパR
81と、アクチュエータユニットケースR51と中間歯
車R61と間の中間歯車軸R75に回転可能に装着され
た第2ストッパR82とを備える。そして、第3レバー
R56の屈曲部から上方に延びる他端が中間歯車軸R7
5側に移動した状態において、中間歯車R61が一方向
X1に回転し、第1ストッパR81が第2ストッパR8
2に衝突して第2ストッパR82を共連れさせ、この第
2ストッパR82が上記第3レバーR56の他端に衝突
するにより、上記中間歯車R61の一方向X1の回転が
阻止される。一方向X1の回転は、装置ベースR1とア
クチュエータユニットR50と図9の球払出樋ユニット
R100とが組立てられた状態において、装置ベースR
1と球払出樋ユニットR100とで形成された球通路を
流下する球により回転される図9のセーフティスプロケ
ットR107の回転方向と同じである。よって、ラッチ
ングソレノイドR53(図8参照)が球払出のための突
方向に動作したまま復帰しなくなった場合、中間歯車ス
トップ機構R80は、セーフティスプロケットR107
と一緒に同方向に回転する中間歯車R61の一方向X1
の回転を阻止し、所定数以上の球が払出されることを防
止する。
【0064】図9は球払出樋ユニットR100を前側か
ら示す。図9において、球払出樋ユニットR100は、
合成樹脂からなる縦長板状の球払出樋ベースR101に
装置ベース取付孔部R102を有する。球払出樋ベース
R101の前面には、球払出樋R103、球確認感知レ
バーR104、球確認スイッチ逃溝R105、球確認ス
イッチ取付孔部R106、セーフティスプロケットR1
07、球流出方向切替樋R108を有する。球払出樋R
103は、装置ベースR1に取付けられることにより、
球払出樋ベースR101より前方に向けて突出した2つ
の蛇行する壁が球を一列状に蛇行しつつ上方より下方に
流通させる球通路を形成する。球払出樋R103の最上
部である球流入口部は球払出樋ベースR101の裏側に
傾斜し、球誘導樋ユニットFから供給される球を球詰り
なく適切に受取れるようになっている。球払出樋R10
3の流入口部には三角状の開閉作動部R109が上縁よ
り上方に突出する。球払出樋ユニットR100が装置ベ
ースR1に取付けられることにより、開閉作動部R10
9は図5の球流出防止部材用溝R29と前後方向に対応
する。
【0065】球確認感知レバーR104は、球払出樋R
103の上部外側において、球払出樋ベースR101よ
り前方に突出した球確認感知レバー軸R110に回転可
能かつ抜け止めされて取付けられ、一端部に球接触部R
111を有し、他端部にスイッチ作動部R112を有す
る。スイッチ作動部R112には光透過孔R113を有
する。球確認感知レバーR104の回転中心を基準と
し、スイッチ作動部R112が球接触部R111より重
い重量配分に設定されたことから、それらの重量差によ
り球確認感知レバーR104は一方向に回転し、球接触
部R111が球払出樋R103に形成されたレバー溝R
114より球払出樋R103の内部に突出する。そし
て、球接触部R111がレバー溝R114の上縁に衝突
することにより、球確認感知レバーR104の上記一方
向への回転が阻止される。
【0066】球確認スイッチ逃溝R105は、スイッチ
作動部R112の回転範囲内において、球払出樋ベース
R101の一側部に溝状に形成される。球確認スイッチ
取付孔部R106は、球確認スイッチ逃溝R105周り
において、球払出樋ベースR101の裏側に突出する。
球確認スイッチ取付孔部R106には球確認スイッチR
115が止ねじR116で取付けられる。球確認スイッ
チR115はホトダイオードのような発光部とホトトラ
ンジスタのような受光部とからなる光透過型である。発
光部と受光部との間に形成された球確認スイッチR11
5のスイッチ溝R117には、球確認スイッチR115
が球確認スイッチ取付孔部R106に取付けられること
により、球確認感知レバーR104のスイッチ作動部R
112が移動可能に配置される。そして、球確認感知レ
バーR104が球払出樋R103の球未検出動作中は、
スイッチ作動部R112の無孔部が球確認スイッチR1
15の発光部と受光部との間の光路を遮断し、球確認ス
イッチR115がオフ動作となる。逆に、球確認感知レ
バーR104が球払出樋R103の球検出動作中は、ス
イッチ作動部R112の光透過孔R113が球確認スイ
ッチR115の発光部と受光部との間の光路を開き、球
確認スイッチR115がオン動作となる。
【0067】セーフティスプロケットR107は、球払
出樋R103の外側において、球払出樋ベースR101
より前方に突出されたセーフティスプロケット軸R11
8に回転可能かつ抜け止めされて取付けられ、周面に周
方向へ連続波形状のスプロケット凹凸部R119を有
し、中央にセーフティスプロケットドライブ歯車R12
0を有する。スプロケット凹凸部R119の一部が球払
出樋R103に形成されたセーフティスプロケット溝R
121より球払出樋R103の内部に突出する。そし
て、球払出樋R103の内部に突出したスプロケット凹
凸部R119が球払出樋R103の内部を流下する球に
接触することにより、セーフティスプロケットR107
は一方向に回転する。セーフティスプロケットドライブ
歯車R120は球払出樋R103よりも前方に突出す
る。装置ベースR1とアクチュエータユニットR50と
球払出樋ユニットR100とが組立てられることによ
り、セーフティスプロケットドライブ歯車R120が装
置ベースR1のセーフティギヤ逃孔R10を経由して図
8の中間歯車R61に噛合う。
【0068】球流出方向切替樋R108は、球払出樋ユ
ニットR100が装置ベースR1に取付けられることに
より、前方へ突出した2つの蛇行する壁が球を1個ずつ
数珠繋ぎの一列状に蛇行しつつ上方より下方に流通させ
る球通路を形成する。球流出方向切替樋R108は、球
払出樋R103より下部において球払出樋ベースR10
1より前方に突出した流出方向切替樋軸R122に回転
可能かつ抜け止めされて取付けられる。球流出方向切替
樋R108の流出方向切替樋軸R122より離れる側の
壁上部には上方より下方へ窪む中継壁逃溝R123が形
成される。中継壁R124が球払出樋ベースR101に
球払出樋R103より流出方向切替樋軸R122を中心
とする弧状に連接される。そして、球流出方向切替樋R
108が図9の図示のように球払出方向より球抜方向に
回転した際、中継壁R124は球払出樋R103と球流
出方向切替樋R108との間に形成される隙間より球を
逃がさず球払出樋R103より球流出方向切替樋R10
8へ誘導する。球流出方向切替樋R108が球抜方向よ
り球払出方向に回転した際、中継壁R124は、中継壁
逃溝R123に取込まれる。球流出方向切替樋R108
の中継壁逃溝R123側の壁には切替突起部R125を
有する。切替突起部R125は球払出樋ベースR101
に流出方向切替樋軸R122を中心とする弧状に形成さ
れた切替突起部逃溝R126を経由して球払出樋ベース
R101の裏側に突出する。球払出樋ベースR101に
は、球払出樋R103内の塵を球払出機構Rの外部に排
出する塵排出孔部R210、セーフティスプロケットR
107を球払出機構Rの外部より点検し得る点検孔R2
11を有する。
【0069】図10は球払出樋ユニットR100を裏側
から示す。図10において、球払出樋ベースR101の
裏面には、球確認感知レバー軸支持部R127、セーフ
ティスプロケット軸支持部R128、球流出方向切替樋
軸支持部R129、筒状の切替レバーカバー取付孔部R
130、切替レバーストッパ部R131が裏側に向けて
突出され、屈曲状の切替レバーR132が止ねじR13
3で回転可能に取付けられ、球流出方向切替樋軸支持部
R129を中心とする弧状のばね止部逃溝R134があ
けられている。ばね止部逃溝R134には球流出方向切
替樋R108の裏面より突出したばね止部R135が挿
入されている。切替レバーR132は、切替レバーR1
32の回転中心より横方向に延びた第1レバー部R13
6と、回転中心より下方に延びた錨状の第2レバー部R
137とを有する。
【0070】ばね止部R135と第1レバー部R136
とには、コイルスプリングのような引張ばねR138が
掛け止めらる。引張ばねR138のばね力により、流出
方向切替樋R108の切替突起部R125側端が切替突
起部逃溝R126の上端に衝突し、第2レバー部R13
7の左側のストッパ部R139が切替突起部R125の
下側に配置され、第2レバー部R137の左側縁が切替
レバーカバー取付孔部R130に衝突する。そして、球
流出方向切替樋R108が球払出樋R103より一列状
に供給された球の重さで一方向に回転しようとしても、
切替突起部R125とストッパ部R139とが衝突し、
球流出方向切替樋R108の上記一方向への回転が阻止
される。これによって、球流出方向切替樋R108は払
出位置に保持されて球払出樋R103より供給された球
を所定の払出方向に誘導する。
【0071】その状態において、切替レバーR132の
第1レバー部R136が上方に押上げられると、ストッ
パ部R139が切替突起部R125より逃げると共に、
第2レバー部R137の右側の切替始動部R140がば
ね止部R135を横方向に押すことにより、球流出方向
切替樋R108が一方向に回転を開始する。そして、球
払出樋R103より一列に連なる球の重さにより、球流
出方向切替樋R108が引張ばねR138のばね力に抗
して一方向に更に回転し球抜位置に保持される。球抜位
置において、球流出方向切替樋R108は球払出樋R1
03より供給された球を所定の球抜方向に誘導する。そ
の状態において、上記第1レバー部R136の上方への
押上げが解除されると、引張ばねR138のばね力によ
り、切替レバーR132が図示位置に復帰し、ストッパ
部R139が切替突起部逃溝R126側に突出して切替
突起部R125の上方への移動を規制する。よって、球
流出方向切替樋R108が球抜位置から球払出位置側へ
戻ろうとしても、切替突起部R125がストッパ部R1
39の下縁部に当り、球流出方向切替樋R108は球抜
位置に保持される。そして、球抜きが完了し、球流出方
向切替樋R108に球の重さが掛らなくなった状態にお
いて、第1レバー部R136が再び上方に押し上げられ
ることにより、ストッパ部R139が切替突起部R12
5より逃げ、球流出方向切替樋R108が引張ばねR1
38のばね力により図示位置に復帰する。それから、上
記第1レバー部R136の再度の上方への押上げが解除
されると、引張ばねR138のばね力により、切替レバ
ーR132が図示位置に復帰する。第1レバー部R13
6の押上げは第1レバー部R136がレバー切替レバー
ストッパ部R131に衝突することにより規制される。
球流出方向切替樋R108が球払出樋ベースR101よ
り突出した図9の壁R146に衝突することにより、上
記球流出方向切替樋R108の一方向への回転は規制さ
れる。
【0072】切替レバーカバーR141は、切替突起部
R125と切替レバーR132及び引張ばねR138等
が上方より落下する球と衝突するのを防止したり周囲の
配線と干渉するのを防止するというように外部より何ら
かの接触により誤動作するのを防止する部品であって、
前方開放状の箱型の裏壁に払出樋ユニット取付孔部R1
42を有し、周壁に装置ベース取付孔部R143及び切
替レバー逃溝R144を有する。そして、球払出樋ベー
スR101の切替突起部R125、切替レバーストッパ
部R131、切替レバーR132及び引張ばねR138
等を覆うように、切替レバーカバーR141が球払出樋
ベースR101の裏面に被せられる。それから、止ねじ
R145が払出樋ユニット取付孔部R142より切替レ
バーカバー取付孔部R130に締結されることにより、
切替レバーカバーR141が球払出樋ベースR101に
取付けられる。その状態において、第1レバー部R13
6の先端部が切替レバー逃溝R144より切替レバーカ
バーR141の外部に突出する。
【0073】図11は球払出計数ユニットR150を示
す。図11において、球払出計数ユニットR150は、
第1球払出計数ユニットケースR151と第2球払出計
数ユニットケースR152とが中間球払出計数ユニット
ケースR153を挟み込み合掌状に組合され、止ねじR
154が第2球払出計数ユニットケースR152の第1
球払出計数ユニットケース取付孔部R200より第1球
払出計数ユニットケースR151の第2球払出計数ユニ
ットケース取付孔部R180に締結されることにより、
第1球払出計数ユニットケースR151と第2球払出計
数ユニットケースR152との内部に、球払出通路R1
55と球抜通路R156とを形成すると共に球払出スプ
ロケットR157を回転可能に内蔵する。球払出スプロ
ケットR157は図9の球流出方向切替樋R108より
球払出通路R155に1列状に供給された球を1個づつ
分離しつつ流出する。球払出計数スイッチR158は、
計数スイッチケースR159を介して止ねじR160で
前記組合された中間球払出計数ユニットケースR153
と対応し第1球払出計数ユニットケースR151と第2
球払出計数ユニットケースR152とに組付けられるこ
とにより、球払出スプロケットR157で分離された球
を1個ずつ検出し変換した電気信号を払出計数として出
力する。中間球払出計数ユニットケースR153は、球
払出通路R155内の球が当り易い位置に設けられるた
め、耐衝撃性と耐摩耗性とが高いポリアセタールのよう
な材料を用いることが望ましい。
【0074】第1球払出計数ユニットケースR151
は、合成樹脂からなる板状の前壁の左側部分に、爪歯車
逃孔部R161、爪歯車カバー部R162、球払出スプ
ロケット軸逃孔部R163、球払出通路形成壁R16
4、中間球払出計数ユニットケース収納部R165、中
間球払出計数ユニットケース嵌合部R166、光透過孔
部R167、球払出スプロケットカバー部R168、球
払出通路入口壁R169、通路隔壁部R170、球払出
爪逃孔R171、筒状の装置ベース取付孔部R172、
球払出方向変更通路形成部R173を有する。爪歯車逃
孔部R161は円形である。爪歯車カバー部R162は
爪歯車逃孔部R161の前側周縁より突出した半円形で
ある。そして、爪歯車カバー部R162の形成されてい
ない部分が半月状の球払出爪逃孔R171である。図7
の装置ベースR1と図8のアクチュエータユニットR5
0と球払出計数ユニットR150とが組立てられた際、
図8の球払出爪R58が球払出爪逃孔R171と対応す
る。そして、アクチュエータユニットR50のラッチン
グソレノイドR53が吸方向に電磁駆動すると、球払出
爪R58が球払出爪逃孔R171を経由して爪歯車R1
82にロックし球払出スプロケットR157の球流出方
向への回転を停止する。この球払出爪R58が爪歯車R
182にロックする際、球払出爪R58の先端が爪歯車
R182の爪山に衝突したときは、球払出爪R58が爪
ばねR59のばね力に抗して逃げるので、アクチュエー
タユニットR50や球払出計数ユニットR150に機構
的に無理な力が働かない。又、ラッチングソレノイドR
53が突方向に電磁駆動すると、球払出爪R58が爪歯
車R182より球払出爪逃孔R171を経由してアンロ
ックし球払出スプロケットR157の球流出方向への回
転を可能とする。爪歯車R182は球払出スプロケット
R157と合成樹脂成形により前側に同軸状に一体形成
される。
【0075】球払出スプロケット軸逃孔部R163は、
爪歯車逃孔部R161と同軸となるように、爪歯車カバ
ー部R162に形成される。球払出通路形成壁R164
は、爪歯車逃孔部R161の周囲で、第1球払出計数ユ
ニットケースR151の前壁より裏側に突出した弧状で
ある。中間球払出計数ユニットケース収納部R165
は、球払出通路形成壁R164の下半部に径方向外側に
弧状に窪む。中間球払出計数ユニットケース嵌合部R1
66は、中間球払出計数ユニットケース収納部R165
と対応し、第1球払出計数ユニットケースR151の前
壁に形成される。光透過孔部R167は、中間球払出計
数ユニットケース嵌合部R166より半径方向内側に対
応し、第1球払出計数ユニットケースR151の前壁に
形成される。球払出スプロケットカバー部R168は、
球払出通路形成壁R164と対応し、爪歯車逃孔部R1
61の周囲で、第1球払出計数ユニットケースR151
の前壁より裏側に突出した半円形である。球払出通路入
口壁R169は、球払出スプロケットカバー部R168
の上端より上方に連なるように、第1球払出計数ユニッ
トケースR151の前壁より裏側に突出する。通路隔壁
部R170は上位の装置ベース取付孔部R174と下位
の計数スイッチ取付孔部R175とを有する。球払出方
向変更通路形成部R173は球払出通路R155の計数
スイッチ配置部よりも下流側において球払出通路R15
5より前側に膨出する蒲鉾形の前端が閉鎖された溝状で
ある。球払出通路R155における第1球払出計数ユニ
ットケースR151の前面には計数スイッチ取付孔部R
176を有する。
【0076】第1球払出計数ユニットケースR151の
前壁の右側部分には球抜通路形成壁部R177を有す
る。球抜通路形成壁部R177は、第1球払出計数ユニ
ットケースR151の前壁より裏側に向けて突出し、通
路隔壁部R170との協働により、球を一列状に上方よ
り下方に流通させる球抜通路R156を形成する。球抜
通路形成壁部R177の右外側面には張出部R178が
突出する。張出部R178は上位の装置ベース取付孔部
R179と下位の第2球払出計数ユニットケース取付孔
部R180とを有する。球抜通路R156における第1
球払出計数ユニットケースR151の前壁には前方に突
出した位置決突起部R181を有する。
【0077】第2球払出計数ユニットケースR152で
は、合成樹脂からなる板状の前壁の左側部分に、爪歯車
R182の一体化された球払出スプロケットR157
が、第2球払出計数ユニットケースR152にインサー
ト成形された金属製の球払出爪軸R183に、回転可能
かつ抜け止めされて取付けられる。第2球払出計数ユニ
ットケースR152には、爪歯車逃孔部R161、爪歯
車カバー部R162、球払出スプロケット軸逃孔部R1
63、位置決突起部R181は形成されていないが、球
払出通路形成壁R184、中間球払出計数ユニットケー
ス収納部R185、中間球払出計数ユニットケース嵌合
部R186、光透過孔部R187、球払出スプロケット
カバー部R188、球払出通路入口壁R189、通路隔
壁部R190、筒状の装置ベース取付孔部R192、球
払出方向変更通路形成部R193、装置ベース取付孔部
R194、計数スイッチ取付孔部R195;R196、
球抜通路形成壁部R197、張出部R198、装置ベー
ス取付孔部R199、第1球払出計数ユニットケース取
付孔部R200が第1球払出計数ユニットケースR15
1と対象に形成される。
【0078】球払出機構Rでは、裏側開放状箱型の第1
球払出計数ユニットケースR151と前側開放箱型の第
2球払出計数ユニットケースR152とが開口部を互い
に合せるように合掌状に組合せる形状であるので、第1
及び第2球払出計数ユニットケースR151;R152
の一方が板状に形成された場合に比べ、第1及び第2球
払出計数ユニットケースR151;R152の剛性が箱
型の周壁により高くなる。よって、第1及び第2球払出
計数ユニットケースR151;R152を結合する止ね
じ又は係合部等のような固定手段の個数が減少しても、
第1及び第2球払出計数ユニットケースR151;R1
52が球払出計数ユニットR150としての形状保持を
確保でき、球払出数の計数が正確となる。
【0079】又、球払出機構Rでは、球を電気的に払出
したり停止したりする動作を行うアクチュエータとして
ラッチングソレノイドR53を用いたので、装置ベース
R1にアクチュエータユニットR50と球払出計数ユニ
ットR150とを組立てる際、ラッチングソレノイドR
53のプランジャが突方向に停止し保持され、球払出爪
R58が爪歯車R182より解除される状態で、アクチ
ュエータユニットR50と球払出計数ユニットR150
とが装置ベースR1に組立てることができ、組立作業が
容易である。そして、組立完了後に、球払出機構Rを振
る等して外力を与えるかラッチングソレノイドR53に
電力を与えることにより、ラッチングソレノイドR53
のプランジャを吸方向に移動停止させれば、球払出爪R
58が爪歯車R182に係合する。
【0080】球払出通路R155及び球抜通路R156
は、第1球払出計数ユニットケースR151と第2球払
出計数ユニットケースR152とが合掌状に組合される
ことで、球払出通路形成壁部R164;R184と球払
出通路入口壁R169;R189と通路隔壁部R17
0;R190とにより、球を1個ずつ数珠繋ぎの一列状
に流通させる互いに分離された通路形態に形成される。
第1球払出計数ユニットケースR151の計数スイッチ
配置部前面と第2球払出計数ユニットケースR152の
計数スイッチ配置部前面それぞれにはスイッチ収容壁部
R201;R202を有する。第1球払出計数ユニット
ケースR151と第2球払出計数ユニットケースR15
2とが組合された状態において、球払出計数スイッチR
158の発光部R158a及び受光部R158bが球払
出通路形成壁部R164;R184と通路隔壁部R17
0;R190との間の隙間よりスイッチ収容部R20
1;R202に個別に挿入される。
【0081】その状態において、計数スイッチケースR
159が発光部R158a及び受光部R158bに個別
に被せられ、一方の計数スイッチケースR159が第1
球払出計数ユニットケースR151の計数スイッチ取付
孔部R175;R176に止ねじR160で締結され、
他方の計数スイッチケースR159が第2球払出計数ユ
ニットケースR152の計数スイッチ取付孔部R19
5;R196に止ねじR160で締結される。計数スイ
ッチケースR159の方形状の貫通孔R159aには球
払出計数スイッチR158のコネクタ装着部R158c
及びコネクタ装着部R158cに嵌合された配線コネク
タR158dが通される。そして、電力が配線コネクタ
R158dより球払出計数スイッチR158に供給さ
れ、発光部R158aから計数光が透過孔R167;R
187を経由して受光部R158bで受光される。その
状態において、球払出スプロケットR157により払出
通路部R155を1個づつ分離流下する球が発光部と受
光部との間の光路を遮断する毎に、受光部R158bが
球を1個ずつ検出し変換した電気信号を払出計数として
配線コネクタR159dに出力する。透過孔R167;
R187は球の流下方向に沿って略弧状に形成されてい
る。球払出計数ユニットR150が図7の装置ベースR
1の球払出計数ユニット取付孔部R35に止ねじにより
取付けられる際、配線コネクタR158dにコネクタを
介して接続された図外の配線は、図6の装置ベースR1
の計数スイッチ収納部R6に装置ベースR1の前側より
裏側に引き出されて中継基板R90に、コネクタにより
接続される。
【0082】又、第2球払出計数ユニットケースR15
2は球払出方向変更通路形成部R193を有する。球払
出方向変更通路形成部R193は、球払出方向変更通路
形成部R173の下開口後半部を覆い、球払出方向変更
通路形成部R173の前端閉鎖部との間に図13に示す
球払出通路出口R204を形成する。図13は球払出計
数ユニットR150を側面から示す。図13において、
矢印X3は球払出通路R155より排出される球の流出
方向を示し、矢印X4は球抜通路R156より排出され
る球の流出方向を示す。そして、球払出計数ユニットR
150が装置ベースR1の裏面に止ねじ205で取付け
られると、球払出通路R155より排出される球の流出
方向X3は装置ベースR1の図7の計数ユニット逃溝R
35内に位置し、球抜通路R156より排出される球の
流出方向X4は装置ベースR1の外側に位置する。
【0083】図14は第1球樋ユニットNを示す。図1
4において、第1球樋ユニットNは、図2のリアプレー
トBの発射戻球中継口B5と払出球ガイド逃口B6及び
スピーカ音放出口B7を覆うように、リアプレートBの
窓B3よりも下方右側に止ねじで取付けられることによ
り、図1の球払出機構Jより払出された払出球を払出球
ガイド逃口B6を経由させて上皿に誘導し、球払出機構
Jより抜かれた抜球とパチンコ機のアウト球及び入賞球
それぞれをパチンコ機外部である島側球寄装置に誘導す
ると共に、スピーカ音放出口B7より放出された音を流
しユニットを経由させて下皿の球排出口に誘導する。第
1球樋ユニットNでは、第1球樋通路ベースN1、第1
球樋通路ケースN2、払出球受口樋N3、第1球樋通路
右カバーN4、第1球樋通路左カバーN5、オーバフロ
ー球感知レバーN6、オーバフロースイッチユニットN
7が組合せられることにより、入賞球中継受口N8、ア
ウト球中継受口N9、前側抜球受口10、後側抜球受口
N11、アウト球排出口N12、入賞球排出口N13、
後側抜球排出口N14、前側抜球排出口N15を備え
る。入賞球中継受口N8及びアウト球中継受口N9は第
1球樋ユニットNの右側面に配置される。前側抜球受口
N10及び後側抜球受口N11は第1球樋ユニットNの
上面右側に配置される。アウト球排出口N12、入賞球
排出口N13、後側抜球排出口N14及び前側抜球排出
口N15は第1球樋ユニットNの下部に横一列に集合配
置される。
【0084】図15は第1球樋ユニットNの各部材を分
解して示す。図15において、第1球樋通路ベースN1
は、導電性を有する合成樹脂からなる前方開放状の箱型
であって、上側壁N20と左側壁N21との角部に溝N
22を有し、上側壁N20の右側に溝N23を有する。
そして、溝N23が図2の内周リブB10の縦縁部に嵌
め込まれ、溝N22が内周リブB10の下縁部に嵌め込
まれることにより、上側壁N20が内周リブB10に搭
載される。これによって、第1球樋通路ベースN1が前
記発射戻球中継口B5と払出球ガイド逃口B6及びスピ
ーカ音放出口B7を覆う。第1球樋通路ベースN1の裏
壁には、前側に膨出した筒状のリアプレート取付孔部N
24、裏側に突出した筒状の第1球樋通路ケース取付孔
部N25、前後に貫通した払出球受樋取付孔部N26、
払出球受樋取付孔部N26の右隣に縦長に形成された前
側抜球中継通路形成部N27、前後に貫通うする払出球
ガイド収納孔部N28、裏側に突出したL字形の払出球
誘導壁部N29、裏側に突出したアーチ状のオーバフロ
ースイッチ防護壁部N30、前側に窪むオーバフロース
イッチ逃凹部N31を有する。第1球樋通路ベースN1
と第1球樋通路ケースN2とが組合わされることによ
り、払出球通路X5が払出球ガイド収納孔部N28周囲
より払出球誘導壁部N29と第1球樋通路ケースN2と
で囲み形成される。第1球樋ユニットNが図2のリアプ
レートBに取付けられることにより、払出球ガイド収納
孔部N28が図2の払出球ガイド逃口B6と対応する。
払出球ガイド収納孔部N28には前枠A1の裏面で上皿
の球受口に接続される溝状の球ガイドが挿入される。そ
して、上皿に入りきれない球は球ガイドより払出球通路
X5に排出される。この排出される球は払出球通路X5
を流下し図1の流しユニットQに流出する。オーバフロ
ースイッチ防護壁部N30は、上方より落下する払出球
からオーバフロースイッチユニットN7を保護する。
【0085】第1球樋通路ケースN2は、合成樹脂から
なる前方開放状の箱型であって、上縁右側に払出球受口
樋受溝部N35を有し、払出球樋受溝部N35の周囲に
前後に貫通する払出球受口樋取付孔部N36を有し、払
出球樋受溝部N35の右隣に裏側に膨出した前側抜球受
口部N37を有する。第1球樋通路ケースN2の裏壁に
は、左縁上側の入賞球中継受口N8より連続して裏側に
突出した2つの壁よりなる入賞球誘導通路形成部N3
8、左縁下側のアウト球中継受口N9より連続して裏側
に突出した2つの壁よりなるアウト球誘導通路形成部N
39、前側抜球受口部N37より前側抜球中継通路形成
部N27を経由するように連続して裏側に突出した2つ
の壁よりなる前側抜球誘導通路形成部N40、前側抜球
誘導通路形成部N40に沿って裏側に突出した2つの壁
よりなる後側抜球誘導通路形成部N41、前側抜球誘導
通路形成部N40よりも下位で前後に貫通するオーバフ
ロースイッチ収納孔部N42、オーバフロースイッチ収
納孔部N42と後側抜球誘導通路形成部N41との間で
前側に突出するオーバフロー球感知レバー軸N43、前
後に貫通するユニットベース取付孔部N44、前後に貫
通する作業用孔部N45、前側及び後側抜球誘導通路形
成部N40;N41の周囲に配置された第1球樋通路右
カバー取付孔部N46、入賞球及びアウト球誘導通路形
成部N38;N39の周囲に配置された第1球樋通路左
カバー取付孔部N47、前側抜球受口部N37より外側
に突出した第1球樋通路右カバー係合凸部N48、裏側
に突出した筒状の回路装置取付孔部N49を有する。第
1球樋通路ケースN2には、オーバフロースイッチ収納
孔部N42に配置されたオーバフロースイッチユニット
N7が止ねじにより裏側より取付けられる。オーバフロ
ースイッチ球感知レバー軸N43にはオーバフロー球感
知レバーN6の上端部が前側より回転可能かつ抜け止め
されて取付けられる。そして、第1球樋通路ケースN2
の前側球出口部が第1球樋通路ベースN1の裏面の全部
を覆うように、第1球樋通路ベースN1と第1球樋通路
ケースN2とが前後に重ね合され、止ねじがユニットベ
ース取付孔部N44より第1球樋通路ケース取付孔部N
25に締結される。これによって、第1球樋通路ベース
N1と第1球樋通路ケースN2とが組立てられそれらの
間に払出球通路X5及び前側抜球中継通路部を形成す
る。
【0086】オーバフロースイッチユニットN7はホト
ダイオードのような発光部とホトトランジスタのような
受光部とからなる光透過型のスイッチを2つ内在させた
構成である。そして、オーバフロー球感知レバーN6が
払出球通路X5の球未検出動作中はオーバフロースイッ
チユニットN7のそれぞれのスイッチの発光部と受光部
との間の光路を開き、オーバフロースイッチユニットN
7のそれぞれのスイッチがオフ動作となる。逆に、オー
バフロー球感知レバーN6が払出球通路X5の球で押さ
れて一方向に回転した球検出動作中はオーバフロースイ
ッチユニットN7それぞれのスイッチの発光部と受光部
との間の光路を遮断し、オーバフロースイッチユニット
N7のそれぞれのスイッチがオン動作となる。
【0087】払出球受口樋N3はL字形に屈曲した両端
開放の溝形状であって、前後方向溝部より両側に突出し
た第1球樋通路ケース取付孔部N50、前後方向溝部の
後端部より外側に突出した払出球受口嵌合部N51を有
する。そして、第1球樋通路ケース取付孔部N50より
前側の前後方向溝部が払出球受口樋受溝部N35に上方
より嵌め込まれることにより、払出球受口樋N3の横方
向溝部が第1球樋ケースN2の後側に配置される。その
状態において、止ねじが第1球樋通路ケース取付孔部N
50より払出球受口樋取付孔部N36を経由して払出球
受樋取付孔部N26に締結されることにより、払出球受
口樋N3が第1球樋通路ケースN2に取付けられる。こ
れによって、払出球受口樋N3は払出球を第1球樋通路
ケースN2で覆われた払出球ガイド収納孔部N28に導
出することができる。
【0088】第1球樋通路右カバーN4は合成樹脂から
なる板状であって、上縁に払出球受口部N55を有し、
払出球受口部N55の右側に後側抜球受口部N56を有
し、後側抜球受口部N56より右側に突出し前後に貫通
した第1球樋通路ケース係合孔部N57、周縁に前後に
貫通した第1球樋通路ケース取付孔部N58、周縁より
前側に突出した周縁リブN59を有する。そして、周縁
リブN59が前側抜球誘導通路形成部N40の一部及び
後側抜球誘導通路形成部N41の一部を跨ぎ、払出球受
口嵌合部N51と払出球受口部N55とが嵌め合され、
後側抜球誘導通路形成部N41の上部と後側抜球受口部
N56とが嵌め合され、第1球樋通路右カバー係合凸部
N48と第1球樋通路ケース係合孔部N57とが嵌め合
され、止ねじが第1球樋通路ケース取付孔部N58より
第1球樋通路右カバー取付孔部N46に締結されること
により、第1球樋通路右カバーN4と第1球樋通路ケー
スN2とが組立てられる。これによって、前側抜球誘導
通路形成部N40の一部及び後側抜球誘導通路形成部N
41の一部が第1球樋通路右カバーN4で覆われて前側
抜球誘導通路及び後側抜球誘導通路となる。又、後側抜
球受口部N56が前側抜球受口部N37と隔てられつつ
後側抜球誘導通路に接続され、払出球受口部N55が払
出球受口樋N3に接続されて払出球ガイド収納孔部N2
8を介して払出球通路X5に接続される。後側球払出機
構Lを使用しない場合には、払出受口部N55と後側抜
球受口部N56とを閉鎖した図外の第1球樋通路右カバ
ーを第1球樋通路右カバーN4に代えて用いることによ
り、第1球樋ユニットNの第1球樋通路右カバーN4以
外の部品を共通使用することができる。
【0089】第1球樋通路左カバーN5は合成樹脂から
なるケース体であって、左縁上側より前側に突出した入
賞球中継受口形成部N60を有し、左縁下側より前側に
突出したアウト球中継受口形成部N61を有し、入賞球
中継受口形成部N60より連続して裏側に膨出した入賞
球誘導通路形成部N62、アウト球中継受口形成部N6
1より連続して裏側に膨出したアウト球誘導通路形成部
N63、入賞球誘導通路形成部N62より右側に延設さ
れた抜球誘導通路形成部N64、アウト球誘導通路形成
部N63と入賞球誘導通路形成部N62及び抜球誘導通
路形成部N64のそれぞれより下方に延設された抜球誘
導通路覆部N65、前後に貫通した第1球樋通路ケース
取付孔部N66、抜球誘導通路形成部N64の端部より
裏側に突出した第1球樋通路右カバー嵌合部N67、作
業用孔N68を有する。そして、第1球樋通路右カバー
N4が第1球樋ケースN2に取付けられた状態におい
て、第1球樋通路左カバー嵌合部N67が第1球樋通路
右カバーN4に重ね合され、入賞球中継受口形成部N6
0が入賞球中継受口N8に挿入されて1個の球が通過可
能な入賞球中継受口N8を形成し、アウト球中継受口形
成部N61がアウト球中継受口N9に挿入されて1個の
球が通過可能なアウト球中継受口N9を形成し、入賞球
誘導通路形成部N62が入賞球誘導通路形成部N38に
被せられて入賞球誘導通路を形成し、アウト球誘導通路
形成部N63がアウト球誘導通路形成部N39に被せら
れてアウト球誘導通路を形成し、抜球誘導通路形成部N
64及び抜球誘導通路覆部N65が前側抜球誘導通路形
成部N40の残余部及び後側抜球誘導通路形成部N41
の残余部に被せられて入賞球誘導通路とアウト球誘導通
路と前側抜球誘導通路及び後側抜球誘導通路の集合通路
部分を形成する。止ねじが第1球樋通路ケース取付孔部
N66より第1球樋通路左カバー取付孔部N47に締結
されることにより、第1球樋通路左カバーN5と第1球
樋通路ケースN2とが互いに組立てられる。
【0090】第1球樋ユニットNでは、第1球樋通路ベ
ースN1を図2のリアプレートBに取付けた後に、第1
球樋通路ベースN1に、オーバフロースイッチユニット
N7とオーバフロー球感知レバーN6との装着された第
1球樋通路ケースN2を取付け、第1球樋通路ケースN
2に球払出受口樋N3と第1球樋通路右カバーN4及び
第1球樋通路左カバーN5を取付けても良いが、第1球
樋通路ケースN2及び第1球樋通路右カバーN4が作業
用孔N45;N68を有したので、前記のように第1球
樋通路ベースN1、第1球樋通路ケースN2、球払出受
口樋N3、第1球樋通路右カバーN4、第1球樋通路左
カバーN5、オーバフロー球感知レバーN6、オーバフ
ロースイッチユニットN7が組立てられた単一形態でリ
アプレートBに取付けることができる。よって、第1球
樋ユニットNの組立工程と、リアプレートBへの第1球
樋ユニットNの取付工程とが区別でき、パチンコ機の裏
機構の組立作業が良くなる。
【0091】図16は第2球樋ユニットPを示す。図1
6において、第2球樋ユニットPは、図2のリアプレー
トBのアウト球中継口B4を覆うように、リアプレート
Bの窓B3よりも下方左側に第1球樋ユニットNと並列
に配置されて後方より止ねじで取付けられることによ
り、遊技盤裏側の入賞球樋より排出される入賞球や遊技
盤裏側のアウト球樋より排出されるアウト球を第1球樋
ユニットNに誘導する。第2球樋ユニットPでは、第2
球樋通路ベースP1と第2球樋通路カバーP2とが組合
せられることにより、アウト球受口P3、入賞球受口P
4、入賞球中継出口P5、アウト球中継出口P6を備え
る。アウト球受口P3は第2球樋ユニットPの前側面に
配置され、入賞球受口P4は第2球樋ユニットPの上側
面に配置され、入賞球中継出口P5は第2球樋ユニット
Pの右側面上位に配置され、アウト球中継出口P6は第
2球樋ユニットPの右側面下位に配置される。
【0092】図17は第2球樋ユニットPの各部材を分
解して示す。図17において、第2球樋通路ベースP1
は合成樹脂からなる裏側開放状の箱型であって、上側壁
P10が図2の内周リブB10に搭載されることによっ
て、第2球樋通路ベースP1が前記アウト球中継口B4
を覆う。第2球樋通路ベースP1の前壁には、前後に貫
通するアウト球受口P3、アウト球受口P3より連続し
て裏側に突出した2つの壁よりなるアウト球通路形成部
P11、入賞球受口P4より連続して裏側に突出した2
つの壁よりなる入賞球通路形成部P12、前後に貫通し
たリアプレート取付孔部P13、裏側に突出した筒状の
第2球樋通路カバー取付孔部P14、裏側に突出した筒
状の回路装置取付孔部P15、裏側に突出した一対の配
線止部P16を有する。
【0093】第2球樋通路カバーP2は合成樹脂からな
る板状であって、左側部分であるアウト球通路覆部P2
0、アウト球通路形成部P11の周縁より連続して前側
に突出した周縁リブP21、アウト球通路形成部P11
より連続して裏側に膨出した前方開方箱型の通路覆部P
22、通路覆部P22の右側上縁より上方に突出した入
賞球受口形成部P23、通路覆部P22の右側面上位に
形成された溝状の入賞球中継出口形成部P24、通路覆
部P22の右側面下位に形成された溝状のアウト入賞球
中継出口形成部P25、前側に突出した筒状の作用孔部
P26、裏側に突出した筒状の回路装置取付孔部P27
を有する。そして、入賞球受口形成部P23が入賞球通
路形成部P12の入賞球受口P4部分に嵌め込まれて1
個の球が通過可能な入賞球受口P4を形成し、周縁リブ
P21がアウト球通路形成部P11を跨ぎ、アウト球通
路覆部P20がアウト球通路形成部P11の一部に被せ
られてアウト球通路を形成し、通路覆部P22がアウト
球通路形成部P11の残余部及び入賞球通路形成部P1
2に被せられて誘導通路を形成する。止ねじが第2球樋
通路ベース取付孔部P28より第2球樋通路カバー取付
孔部P14に締結されることにより、第2球樋通路ベー
スP1と第2球樋通路ベースP2とが互いに組立てられ
る。
【0094】この第2球樋ユニットPにあっては、第2
球樋通路ベースP1を図2のリアプレートBに取付た後
に第2球樋通路ベースP1に第2球樋通路カバーP2を
取付けても良いが、第2球樋通路カバーP2が作業用孔
P26を有したので、前記のように第2球樋通路ベース
P1と第2球樋通路カバーP2とが組立てられた単一形
態でリアプレートBに取付けることができる。よって、
第2球樋ユニットPの組立工程と、リアプレートBへの
取付工程とが区別でき、パチンコ機の裏機構の組立作業
が良くなる。
【0095】図18は流しユニットQを分解して示す。
図18において、流しユニットQは第1球樋ユニットN
よりも前側に位置して前枠A1の裏面下部中央に取付け
られる。その状態において、流しユニットQの裏面は第
1球樋ユニットNの抜球誘導通路覆部N65である下半
部で覆われる。よって、アウト球と入賞球及び抜球は、
図14の第1球樋ユニットNにおけるアウト球排出口N
12、入賞球排出口N13、後側抜球排出口N14、前
側抜球排出口N15よりパチンコ機外部の島側に排出さ
れる。流しユニットQは、導電性合成樹脂からなる板状
の流しベースQ1と、合成樹脂からなる前方上方開放状
箱型の流しケースQ2とが組合せられることにより、図
1の形状となる。流しベースQ1は、前後に貫通した球
出口Q3、球出口Q3の左右縁及び上縁より裏側に突出
した球誘導部Q4;Q5;Q6、球出口Q3の左右縁及
び下縁より前側に突出した球誘導部Q7、球出口Q3の
下縁及び球誘導部Q4;Q5;より横方向外側に突出し
たフランジ部Q8、フランジ部Q8の周縁より裏側に突
出して球誘導部Q6に連接したリブ部Q9、フランジ部
Q8に形成され前後に貫通した流しケース取付孔部Q1
0、球誘導部Q6の左右端部より上方に突出して前後に
貫通したリアプレート取付孔部Q11を有する。
【0096】流しケースQ2は、左右側壁部Q20;Q
21、裏側壁部Q22、底側壁部Q23を有する。左右
側壁部Q20;Q21と底側壁部Q23とが球誘導部Q
4;Q5に外側より嵌合される前側開口を形成し、左右
側壁部Q20;Q21と裏側壁部Q22とが球誘導部Q
4;Q5に外側より嵌合される上側開口を形成する。流
しケースQ2は、左右側壁部Q20;Q21の前側と裏
側壁部Q22の前側及び底側壁部Q23の前側より横外
側に突出したフランジ部Q24、フランジ部Q24より
前側に突出した流しベース係合部Q25、フランジ部Q
24の周縁より前側に突出したリム部Q26、リム部Q
26より横方向外側に突出したブラケット部Q27、ブ
ラケット部Q27に形成され前後に貫通した前枠取付孔
部Q28、ブラケット部Q27より裏側に突出した配線
止部Q29を有する。流しベース係合部Q25は流しケ
ース取付孔部Q10より少ない数で図示してあるが、そ
の図示していない流しベース係合部Q25は右側壁部Q
21や裏側壁部Q22で隠れている。よって、流しベー
ス係合部Q25は流しケース取付孔部Q10と同数で位
置が対応する。点線で1個所図示するように、各流しベ
ース係合部Q25は、フランジ部Q24より前側に突出
した一対の係合片と、それら係合片の前側端に形成され
たフックとを備える。底側壁部Q23の内側面(上側
面)は球を裏側より前側に誘導する片流れ斜面である。
【0097】そして、流しベースQ1の球誘導部Q4;
Q5が流しケースQ2の前側開口内部に嵌め合され、流
しベースQ1のリブ部Q9が流しケースQ2のリム部Q
26の内部に嵌め合され、球誘導部Q4;Q5と左右側
壁部Q20;Q21とが互いに接触し、リブ部Q9とリ
ム部Q26とが互いに接触した状態において、流しベー
スQ1と流しケースQ2とが互いに相反する方向に押さ
れることにより、流しベース係合部Q25のフック部が
流しケース取付孔部Q10の開口縁で押され、流しベー
ス係合部Q25の係合片が互いに近づく方向に撓み、流
しベース係合部Q25のフック部が流しケース取付孔部
Q10の開口縁を前側に超えることにより、流しベース
係合部Q25の係合片が互いに離れる方向に復元し、流
しベース係合部Q25のフック部が流しケース取付孔部
Q10の開口縁周りの前面に係合する。これによって、
流しベースQ1と流しケースQ2とが組立てられ、図1
の流しユニットQが完成する。その状態において図1の
流しユニットQとしての上方の球受口Q30が流しベー
スQ1と流しケースQ2とにより形成される。
【0098】第1実施形態の場合、図1のリアプレート
Bが前枠A1に取付けられた状態において、球出口Q3
が図1の下皿球受入用孔A5に裏側より挿入され、球誘
導部Q7が下皿の球受口内部に嵌め込まれる。そして、
止ねじがリアプレート取付孔部Q11より図2のプレー
ト膨出部B1の下部に締結され、止ねじが前枠取付孔部
Q28より図1の前枠A1に締結される。これによっ
て、図1の球受口Q30と図15の払出球通路X5の球
出口とが上下で合され、流しユニットQが払出球通路X
5からの球を受取って下皿の球受口へと排出する。
【0099】要するに、第1実施形態では次のような特
徴がある。図19に示すように、タンクユニットEにお
いて前側球出口部E70と後側球出口部E33とが球貯
蔵室E50の底板部E31に対し前後及び左右に位置を
ずらして配置されたので、球貯蔵室E50には前側球出
口部E70への球の流れX6と後側球出口部E33への
球の流れX7とが発生し、これらの流れX6;X7のタ
ンクユニットEから図1の球誘導樋ユニットFへの流下
点が前後左右に異なる。これらの前側球出口部E70と
後側球出口部E33とが、図1の前側球払出機構Kと後
側球払出機構Lとに球を誘導可能に分別形成された複数
の球分流手段を構成している。よって、例えば、複数の
流れX6;X7の一方の流れが他方の流れの抵抗となる
ように、これらの流れX6;X7の境界において流れX
6中の球と流れX7中の球とが互いに干渉し合い、その
干渉が複数の流れX6;X7の本流に作用し、全体とし
て、球貯蔵室E50内での球噛みつまりブリッジが解消
され、球がタンクユニットEから前側球誘導樋ユニット
Gと後側球誘導樋ユニットHとの双方に球詰りなく適切
に分流される。前側球出口部E70はタンクベースE1
とタンクピースE30とが組立てられることによりタン
クベースE1の裏面とタンクピースE30の前側切欠部
E32とで形成さることは前述したとおりである。
【0100】図19に示すように、前側球出口部E70
が球詰防止突部E7;E34を備えたので、球が前側球
出口部E70を通過する過程において球詰防止突部E
7;E34で前後左右に攪拌を受ける。この攪拌による
動きが流れX6中に伝達すると共に流れX6から流れX
7にも伝達し、全体として、球がタンクユニットEから
前側球誘導樋ユニットGと後側球誘導樋ユニットHとの
双方に球詰りなく適切に分流される。
【0101】図20に示すように、球誘導樋ユニットF
において前側球流出防止部材G60が開閉誘導部G63
を有し、前側球流出防止部材G60と後側球流出防止部
材H60とが連動片部G64;H63により連動する構
造であるので、球払出機構Jが開閉される際、球誘導樋
ユニットFと球払出機構Jとの間で球の受渡と遮断とが
適切に行える。例えば、球払出機構Jが矢印X8方向へ
閉じられる過程において、球誘導樋ユニットFと球払出
機構Jとの間に球落下可能な隙間が存在する範囲では実
線示のように前側球払出機構Kの開閉作動部K1(図5
の開閉作動部R109に相当)が後側球流出防止部材H
60の前を通過し、前側球流出防止部材G60へと近づ
くだけであり、前側球流出防止部材G60が球流出口部
G15を閉鎖し、後側球流出防止部材H60が球流出口
部H14を閉鎖しているので、球が球誘導樋ユニットF
から球払出機構J側に流出せず球誘導樋ユニットF内に
保持される。引続き、球払出機構Jが矢印X8方向へ更
に進行し、球誘導樋ユニットFと球払出機構Jとが接近
し、球誘導樋ユニットFと球払出機構Jとの間に球落下
可能な隙間が不在となると、点線示のように開閉作動部
K1が開閉誘導部G63に接触し始める。更に、仮想線
示のように球払出機構Jが矢印X8方向へ移動するのに
伴い、開閉作動部K1が開閉誘導部G63を押上げる。
これによって、前側球流出防止部材G60と後側球流出
防止部材H60とが球流出口部G15;H14を一緒に
開き、球が前側球誘導樋ユニットGから前側球払出機構
Kに適切に供給され、球が後側球誘導樋ユニットHから
後側球払出機構Lに適切に供給される。逆に、球払出機
構Jが矢印X9方向へ開かれる場合は、上記とは全く逆
動作となる。先ず、開閉作動部K1が仮想線示位置から
点線示位置へ移動するのに伴い、開閉作動部K1による
開閉誘導部G63の押上げが解除され、前側球流出防止
部材G60と後側球流出防止部材H60とが球流出口部
G15;H14を一緒に閉じ、球が前側球誘導樋ユニッ
トG内部に留置かれ、球が後側球誘導樋ユニットH内部
に留置かれるので、球が球誘導樋ユニットFから球払出
機構J以外に落下する不都合は生じない。その後、開閉
作動部K1が後側球流出防止部材H60の前を通過し、
球払出機構Jが球誘導樋ユニットFより離れる。なお、
第1実施形態では前側球流出防止部材G60と後側球流
出防止部材H60との双方に連動片部G64;H63を
設けたが、前側球流出防止部材G60と後側球流出防止
部材H60との何れか一方にだけ連動片部を設けても良
い。但し、連動片部が前側球流出防止部材G60に設け
られる場合は、当該連動片部の先端を後側球流出防止部
材H60の下に配置するような工夫を行えば、構造が簡
単である。
【0102】図4に示すように、前側球流出防止部材G
60と後側球流出防止部材H60とが互いに別体として
形成されたので、前側球誘導樋ユニットGを図1の本体
枠Aに残し、後側球誘導樋ユニットHを本体枠Aより取
外しても、前記前側球流出防止部材G60による機能は
適切に作用する。又、前側・後側ストッパ戻ばねG5
5;H55が前側・後側球流出防止部材G60;H60
を個別に閉じ方向に付勢したので、前側・後側球流出防
止部材G60;H60を単一のスプリングで閉じる場合
に比べ、前側・後側ストッパ戻ばねG55;H55のば
ね力が弱くても、前側・後側球流出防止部材G60;H
60による球止機能は適切に発揮される。
【0103】図21に示すように、互いに同一形態の前
側球払出機構Kと後側球払出機構LとがリアカバーIの
一側部を前後より挟み付け、前側球払出機構Kがリアカ
バーIの一側部に前側より止ねじT1で取付けられ、後
側球払出機構LがリアカバーIの一側部に裏側より止ね
じT2で取付けられるので、前側球払出機構Kを図1の
本体枠A側に残し、後側球払出機構Lを本体枠A側より
取外すことが容易である。よって、リアカバーIに対し
後側球払出機構Lを裏側より取外したり取付けたりすれ
ば、1つの球払出機構を備える形態と複数の球払出機構
を備える形態とが簡単に実現できる。複数の球払出機構
を備える形態において、何れか一方の球払出機構を賞球
払出機構として使用し、上記他方の球払出機構をプリぺ
ードカードによる貸球払出機構として使用しても良い
が、前側球払出機構Kを賞球払出機構として使用し、後
側球払出機構Lをプリぺードカードによる貸球払出機構
として使用すれば好適である。そして、図1の本体枠A
に前側球払出機構Lを取付けると共に後側球払出機構L
を取付けなければ、プリぺードカードが使用できない仕
様のノーマル機と呼ばれるパチンコ機を簡単に実現でき
る。又、上記ノーマル機対応パチンコ機の場合でも、前
側球払出機構Kと後側球払出機構Lとを本体枠Aに取付
け、これらの前側球払出機構Kと後側球払出機構Lとを
賞球払出制御装置Tにおける制御処理で片方ずつ使い分
けるか又は同時に使用しても良い。
【0104】図22に示すように、互いに同一形態の前
側球払出機構Kと後側球払出機構Lとが前後に重ね合さ
れて相互結合部材Mで連結されたので、前側球払出機構
Kを図1の本体枠A側に残し、後側球払出機構Lを本体
枠A側より取外す場合、相互結合部材Mを取外すことに
より、後側球払出機構Lを前側球払出機構Kより取外せ
るので、1つの球払出機構を備える形態と複数の球払出
機構を備える形態とが簡単に実現できる。
【0105】図14に示すように、第1球樋ユニットN
がアウト球通路に連なるアウト球排出口N12、入賞球
通路に連なる入賞球排出口N13、後側抜球通路に連な
る後側抜球排出口N14、前側抜球通路に連なる前側抜
球排出口N15の集合された集合体を形成したので、通
常の島に設けられたアウト球、入賞球、抜球全てを計数
する計数器と位置が合せやすくなる。
【0106】図23に示すように、リアカバーIが裏側
に膨出するカバー膨出部I1を下部に備えたので、パチ
ンコ機を島に設置した場合、リアカバーIの上部が島の
配線やその他のダクトのような島設備Vを逃げる深さに
形成し、この島設備Vをカバー膨出部I1が逃げるよう
な下部であれば、カバー膨出部I1の前後方向深さが比
較的大きく設定でき、大きく設定した分、パチンコ機裏
面に搭載する機能部品の収容能力が大きくなる。
【0107】図1のリアカバーIが図2のカバー施錠装
置D3を有するカバーロック機構Dで開閉可能にロック
・アンロックできるので、カバー施錠装置D3をキープ
レートで開錠又は施錠操作しなければ、リアカバーIを
開閉することできず、不正防止上有利である。
【0108】図5及び図6に示すように、球払出機構R
がその内部と外部との電気的な入出力用配線を集約する
中継基板R90を備えたので、球払出機構R内での電気
系統が自身内部でまとまり、1つの球払出機構を備える
形態と複数の球払出機構を備える形態とが簡単に実現で
きる。
【0109】図6に示すように、球払出機構Rの球抜レ
バーR41が連動押圧部R46を備えたので、2つの球
払出機構Rが前側球払出機構K及び後側球払出機構Lと
して前後に組立てられた状態において、前側に位置する
球抜レバーR41が人為操作で操作されると、当該前側
に位置する球抜レバーR41が後側に位置する球抜レバ
ーR41を連動する。よって、2つの球払出機構Rの球
流出方向切替樋R108が球払出方向から球抜方向に切
替り、2つの球払出機構Rが共に球抜形態となり、パチ
ンコ店での営業終了に伴う球抜操作が、2つの球払出機
構Rを有する1台のパチンコ機に対し1回の操作で良い
ので、球抜作業が簡単となる。
【0110】図14に示すように、第1球樋ユニットN
が、払出球受口樋N3による前側球払出機構K及び後側
球払出機構Lの双方より払出された球を誘導する機構
と、図15の払出球ガイド収納部N28による誘導した
球を上皿側に誘導する機構と、図15の払出球通路X5
による上皿より溢れた球を下皿側に誘導する機構と、オ
ーバフロー球感知レバーN6及び2つのスイッチにより
構成されたオーバフロースイッチユニットN7による下
皿より払出球通路X5に溢れたオーバフロー球を検出す
る機構とを備えたので、オーバフロー状態を検出した2
つの信号で前側球払出機構K及び後側球払出機構Lであ
る2つの球払出系統を適切に制御できる。
【0111】例えば、図6の集合コネクタR92、球確
認分配コネクタR93、ソレノイド分配コネクタR9
4、球払出計数スイッチ分配コネクタR95やそれ以外
のパチンコ機に用いられるコネクタのボディを透過性合
成樹脂により形成すれば、2つのコネクタが接続された
状態において、その内部の接続形態がコネクタの外部よ
り確認でき、不正な接続を容易に認識できる。
【0112】図1に示すようにリアカバーIが覆部I3
を有したので、図24に示すように第1球樋ユニットN
や第2球樋ユニットPの裏側に電気的な制御装置である
球発射制御回路装置Sと球払出制御装置Tを取付けた
後、リアカバーIを閉じることにより、覆部I3が球発
射制御回路装置Sや球払出制御装置Tそれぞれの少なく
とも一部を覆うことができる。そして、覆部I3で上記
制御装置の一部を覆えば、リアカバーIを開放しない限
り、上記制御装置内部のROMのような部品を非合法な
ROMに交換することができないので、係る不正を防止
できる。又、図1に示すようにリアカバーIが配線通路
I4を備えたので、覆部I3とそれで覆われる部品との
隙間がピアノ線のような不正部材が入りにくい程度に少
なくしても、上記制御装置とそれ以外の制御装置や電動
部品との配線が確保できる。図24において符号Uは前
枠A1に取付けられた電源装置である。電源装置Uは島
側トランスと呼ばれる島側電源部より入力された交流2
4ボルトを全波整流しただけの粗整流である直流と全波
整流後に定電圧化された直流とを出力する交直変換機能
を有し、第2球樋ユニットPと前枠A1との間に配置さ
れている。電源装置Uから出力された粗整流である直流
は、ランプ制御回路や球発射制御回路S等に配線で供給
される。電源装置Uから出力された定電圧化された直流
は、ランプ制御回路や球発射制御回路S以外の制御装置
である遊技制御装置、特別図柄制御装置、表示灯制御装
置、効果音制御装置、球払出制御装置T等に配線で供給
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成要素を示す分解斜視図。
【図2】 第1実施形態のリアプレート、前枠ロック機
構、カバーロック機構を示す斜視図。
【図3】 第1実施形態のタンクユニットを示す分解斜
視図。
【図4】 第1実施形態の球誘導樋ユニットを示す分解
斜視図。
【図5】 第1実施形態の球払出機構を示す斜視図。
【図6】 第1実施形態の装置ベースの前側から示す斜
視図。
【図7】 第1実施形態の装置ベースの裏側から示す斜
視図。
【図8】 第1実施形態のアクチュエータユニットを裏
側から示す斜視図。
【図9】 第1実施形態の球払出樋ユニットを前側から
示す斜視図。
【図10】 第1実施形態の球払出樋ユニットを裏側か
ら示す斜視図。
【図11】 第1実施形態の球払出計数ユニットを示す
斜視図。
【図12】 第1実施形態の中間歯車ストップ機構を示
す摸式図。
【図13】 第1実施形態の球払出計数ユニットの側面
図。
【図14】 第1実施形態の第1球樋ユニットを示す斜
視図。
【図15】 第1実施形態の第1球樋ユニットを示す分
解斜視図。
【図16】 第1実施形態の第2球樋ユニットを示す斜
視図。
【図17】 第1実施形態の第2球樋ユニットを示す分
解斜視図。
【図18】 第1実施形態の流しユニットを示す分解斜
視図。
【図19】 第1実施形態のタンク内部での球詰防止動
作を示す摸式図。
【図20】 第1実施形態の球流出防止部材の開閉動作
を示す摸式図。
【図21】 第1実施形態の球払出機構とリアカバーと
の組立摸式図。
【図22】 第1実施形態の2つの球払出機構の組立摸
式図。
【図23】 第1実施形態のリアカバーと島設置との関
係摸式図。
【図24】 第1実施形態の構成要素を組付けた裏面
図。
【符号の説明】
A 本体枠 E タンクユニット E33 後側球出口部 E70 前側球出口部 F 球誘導樋ユニット G 前側球誘導樋ユニット H 後側球誘導樋ユニット I リアカバー J 球払出機構 K 前側球払出機構 L 後側球払出機構 N 第1球樋ユニット P 第2球樋ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 大谷 武 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 井上 雅士 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 高橋 寛 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 北條 航 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 中村 悟士 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 Fターム(参考) 2C088 BA63 BA67 BA79 EA10 EA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球を個別に払出可能に分別形成された複
    数の球払出機構と、これらの球払出機構に個別に球を誘
    導可能に分別形成された複数の球分流手段とを備えたこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 複数の球払出機構が同一形態に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 複数の球払出機構が前後に重ね合され、
    それらの球払出機構が連動可能な球抜機構を個別に備
    え、これらの連動機構が同一形態に形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 球払出機構がその内部と外部との電気的
    な入出力用配線を集約する中継基板を備えたことを特徴
    とする請求項1記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 複数の球払出機構がリアカバーの一側部
    を前後より挟み付けてリアカバーの一側部に取付けられ
    たことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 球払出機構より抜かれる球を誘導する球
    抜通路、遊技盤のアウト口からの球を誘導するアウト球
    通路、遊技盤の入賞口からの球を誘導するセーフ球通路
    それぞれの集約された集合体を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 球払出機構が遊技盤裏面の搭載部品を全
    面的に覆うリアカバーを開閉可能に支持し、このリアカ
    バーが裏側に膨出する下部を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 球払出機構が遊技盤裏面の搭載部品を全
    面的に覆うリアカバーを開閉可能に支持し、このリアカ
    バーが操作により開閉されるための係合手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
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