JP2001037693A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2001037693A
JP2001037693A JP21328499A JP21328499A JP2001037693A JP 2001037693 A JP2001037693 A JP 2001037693A JP 21328499 A JP21328499 A JP 21328499A JP 21328499 A JP21328499 A JP 21328499A JP 2001037693 A JP2001037693 A JP 2001037693A
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雅邦 副島
Katsuyuki Ota
勝之 太田
Yoshitaka Kuroki
義貴 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気掃除機本体の持ち易い把手を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 電気掃除機の本体の上部に、握り部8が
前後方向となる把手7を設け、前記把手7の握り部8が
上下方向に可動する構成としたもので、電気掃除機の本
体に前後方向に沿って握り部8を形成した把手7を設け
ているので持ち運ぶ腕が捩れることも無く楽に、かつ電
気掃除機を持ち運ぶときには握り部8を握る動作のみで
持ち運ぶ動作に移行できるので簡単に電気掃除機を持ち
運ぶことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体に持ち運び用
の把手を設けた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機は、例えば特開平5ー
42090号公報に示されるのが一般的である。その構
成について図4を用いて説明する。上方を開口した下部
本体104の前方には塵埃を集積する集塵室101を形
成し、後方にはコード巻き取り装置(図示せず)や吸引
風を発生させるモータ102等を収納する収納室103
を形成ている。前記収納室103上方を覆うように上部
本体105を下部本体104に取り付け、前記集塵室1
01の上方は蓋体106により開閉自在に覆っている。
【0003】上部本体105、下部本体104、蓋体1
06により電気掃除機本体107の外郭が構成される。
電気掃除機本体107の重心G近傍の上部本体105に
回動中心Oを有した略コの字状の把手部108を設け、
この把手部108は電気掃除機本体107の後方に位置
する握り部108bと握り部108bの両端側から回動
中心Oに伸びる2つのアーム108aから構成されてい
る。そして電気掃除機本体107を持ち運ぶときには、
握り部108bを手で握り、握り部108bが回動中心
Oの上方に位置しアーム108aが起立状態になるまで
回動させ、この状態で電気掃除機本体107を持ち上げ
移動させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成において、電気掃除機本体107を持ち上げる
ためには把手部108を起立状態にさせる動作が必要と
なり、単に把手部108の握り部108bを握るだけで
は持ち運び動作に移行できず、使い勝手が悪かった。ま
た把手部108の握り部108bが掃除機本体107の
長手方向と直交する方向に設けているので握り部108
bを持って持ち運ぶときには腕がねじれると言う課題が
ある。
【0005】また、把手部の握り部を掃除機本体の前後
方向に設けて持ち運びの際に腕がねじれないようにした
ものがあるが、この把手部は電気掃除機本体の上部に固
定されており、把手部の分だけ電気掃除機本体の高さが
大きくなる。特に把手部を設計する場合には使用者が不
快なく握ることができるように握り部の大きさをとる必
要があり、かつ握り部と本体上面との間に指が入るため
の充分なスペースを設ける必要があり、電気掃除機本体
の高さが高くなり、掃除が終わった後掃除機を立てて収
納するときには広い収納スペースを必要とする。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、把手部の使用性を向上させた電気掃除機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電気掃除機の本体の上部に、握り部が前後
方向となる把手を設け、前記把手の握り部が上下方向に
可動する構成としたものである。この構成では、電気掃
除機の本体に前後方向に沿って握り部を形成しているの
で、持ち運ぶ腕が捩れることもなく楽に持ち運ぶことが
できる。また、把手の握り部が上下方向に可動する構成
なので、握り部を握る動作で握り部は上方に移動するこ
とができ、従前のように握り動作とは別に把手部を回動
させる動作が不要となり使い勝手が向上すると共に、持
ち運ぶ必要のない場合、握り部は下方に移動できるの
で、電気掃除機の本体の高さも必要以上に大きくなるこ
ともない。
【0008】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
の請求項1記載の発明は、電気掃除機の本体の上部に、
握り部が前後方向となる把手を設け、前記把手の握り部
が上下方向に可動する構成としたものである。この構成
では、電気掃除機の本体に前後方向に沿って握り部を形
成しているので、持ち運ぶ腕が捩れることもなく楽に持
ち運ぶことができる。また、把手の握り部が上下方向に
可動する構成なので、握り部を握る動作で握り部は上方
に移動することができ、従前のように握り動作とは別に
把手部を回動させる動作が不要となり使い勝手が向上す
ると共に、持ち運ぶ必要のない場合、握り部は下方に移
動できるので、電気掃除機の本体の高さも必要以上に大
きくなることもない。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、電気掃除
機の本体の上部に、握り部が前後方向となる把手を設
け、前記把手の握り部には上下方向に可動する可動部を
設けたものである。この構成では、請求項1記載の発明
と同様の作用効果を発揮できる。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、電気掃除
機の本体の上部に、握り部が前後方向となる把手を設
け、前記把手の握り部の一方には上下方向に回動する回
動部を設けたものである。この構成では、請求項1記載
の発明と同様の作用効果を発揮できる。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、電気掃除
機の本体の前方に集塵室を設け、前記集塵室の上方を蓋
で開閉自在に覆い、前記集塵室の蓋を除く電気掃除機の
本体の後方上部に握り部が前後方向となる把手を設け、
前記把手の握り部が上下方向に可動する構成としたもの
である。モータなどの重量物が配され、電気掃除機の本
体の重心が位置する本体後方側に握り部を設けているの
で、電気掃除機の本体を持ち上げてもバランスがよく、
かつ持ち運ぶ腕が捩れることもなく楽に電気掃除機を持
ち運ぶことができる。また、把手の握り部が上下方向に
可動する構成なので、握り部を握る動作で握り部は上方
に移動することができ、従前のように握り動作とは別に
把手部を回動させる動作が不要となり使い勝手が向上す
ると共に、持ち運ぶ必要のない場合、握り部は下方に移
動できるので、電気掃除機の本体の高さも必要以上に大
きくなることもない。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、請求項2
または3記載の発明において、握り部には下方に延びる
可動部を形成し、この可動部を本体内に出没自在に設け
たものである。この構成では、握り部を上下動するとそ
の動きに伴い可動部が収容部内を上下動するので、従前
のように握り動作とは別に把手部を回動させる動作が不
要となり使い勝手が向上すると共に、持ち運ぶ必要のな
い場合、握り部は下方に移動できるので、電気掃除機の
本体の高さも必要以上に大きくなることもない。また、
請求項3記載の発明のように、握り部の一方に上下方向
に回動する回動部を設けたものでは、握り部の他方に可
動部を設けるようにすることで、握り部と本体との連結
部分が2ヶ所以上となり、握り部と本体との連結構造を
強化することができる。
【0013】本発明の請求項6記載の発明は、電気掃除
機の本体の前方に集塵室を形成し、その後方にモータ室
を形成し、前記モータ室の上方に握り部が前後方向とな
る把手を設け、前記把手には握り部が上下方向に可動す
るための可動部を形成し、前記把手の可動部を収容する
収容部をモータ室内側に形成したものである。この構成
では、把手の可動部を収容する収容部をモータ室内側に
形成したので、モータ室の空きスペースを活用して可動
部の収容部を形成することができる。また、モータなど
の重量物が配され、電気掃除機の本体の重心が位置する
本体後方側に握り部を設けているので、電気掃除機の本
体を持ち上げてもバランスがよく、かつ持ち運ぶ腕が捩
れることも無く楽に電気掃除機を持ち運ぶことができ
る。なお、モータ室とはモータのみを配置する空間以外
にも、モータの上方を仕切りモータからの排気を流す排
気通路を形成したものも含む。
【0014】本発明の請求項7記載の発明は、電気掃除
機の本体の前方に集塵室を形成し、その後方にモータ室
を形成し、前記モータ室の上方に握り部が前後方向とな
る把手を設け、前記把手には握り部が上下方向に可動す
るための可動部を形成し、前記可動部の可動範囲を前記
本体の上部の外郭とモータとの間の空間部に形成したも
のである。この構成では、可動部の可動範囲を本体の上
部の外郭とモータとの間の空間部(特にデッドスペース
を活用することが好ましい)に形成したことにより、本
体の大きさを大きくすることなく、把手を本体の中にコ
ンパクトに収納することができる。
【0015】本発明の請求項8記載の発明は、請求項1
乃至7のいずれか1項に記載の発明において、把手を、
握り部と、この握り部の前方または後方に設けた回動軸
部と、前記回動軸部とは反対の握り部の後方または前方
に設けられ、前記握り部を上下方向に可動させる可動部
から構成したものである。この構成では、握り部の前方
または後方側の回動軸部を中心に可動部が上方に移動す
ることができるので、握り部を手で握る動作を行うだけ
で、持ち運びができる位置に握り部を位置させることが
でき、その移動動作もスムーズに行える。さらに、可動
部は回動軸部と反対の後方または前方側だけに設ければ
よく、可動部を握り部の両端側に設けるものに比べる
と、可動部を収容する収容部の数を減らすことができ、
特に、電気掃除機の本体を設計する上では、上記収容部
が少ない分だけ設計の自由度が高まり、また本体の構造
も複雑化することもないので、生産性において好ましい
構造である。
【0016】本発明の請求項9記載の発明は、請求項8
記載の発明において、握り部の前方側に可動部を、後方
側に回動軸部を設けたので、手の中で力の出る小指側に
上下動の無い回動軸部を設け、手首が動きやすい人差し
指側を可動部にしているので、握り部を握るときも安定
して握り部を握れ、この握り動作が完了すると電気掃除
機の本体を持ち運ぶ動作に移行できる。
【0017】本発明の請求項10記載の発明は、請求項
8または9記載の発明において、握り部を所定角度回動
させた状態では前記握り部が後ろ下がりに傾斜した状態
となるもので、この状態で握り部を握って持ち上げる場
合を考えると、握った手は自然に後ろ下がり状態となる
ので、手首に無理な力を加えることなく本体を持ち上げ
ることができ、持ち運び性が良好となる。また、握り部
に高い位置と低い位置とができ、握り部の高い位置に本
体の重心を略一致させることにより、握り部を握って本
体を持ち上げると、握り部を握った手は握り部の高い位
置側に移動しようとする力が働き、最終的に高い位置が
わに握り手が偏った状態でとまり、この状態では握り手
が重心近傍に位置するので、安定して本体を持ち運ぶこ
とができる。
【0018】本発明の請求項11記載の発明は、請求項
1乃至10のいずれか1項に記載の発明において、握り
部の可動部には電気掃除機の本体と係止する係止部を形
成し、前記握り部を上方に所定高さ移動させると前記係
止部が前記本体に係止する構成としたものである。この
構成では、持ち運ぶときに握り部を握る動作にて係止部
が本体に係止されるまで握り部が上方に移動し、その状
態を維持することができる。したがって、次ぎの本体の
持ち運び動作に移行する際、握り部が上方に移動した状
態にあるので指を挿入し易く、次ぎの持ち運び動作に移
行し易くなる。また、握り部の一端側に回動軸を設けた
ものでは、握り部を上方に移動すると回動軸を中心に握
り部が移動し、本体を持ちやすい角度(例えば電気掃除
機の本体を水平状態で持ち運ぶのに適した角度)にて握
り部がその状態を維持されるので、電気掃除機の本体を
楽に持ち運ぶことができる。また、係止部と回動軸との
2ヶ所で本体を支えるので、把手の強度を確保でき、安
心して使用することができる。
【0019】本発明の請求項12記載の発明は、請求項
8乃至11のいずれか1項に記載の発明において、可動
部の係止部を挿入する凹部を電気掃除機の本体に設け、
握り部の回動軸を支持する支持部を前記本体に設け、前
記回動軸は前記本体の支持部と前記本体に取り付ける別
部材とで挟持する構成としたので、把手部を電気掃除機
の本体に取り付けるとき握り部の可動部を前記本体に挿
入後、回動軸側を本体上部の支持部に設置しその後、別
部材を本体に取り付けることで回動軸を支持することが
できるので、組立も確実で、把手部を電気掃除機の本体
に簡単に、確実に取り付けられる。
【0020】本発明の請求項13記載の発明は、請求項
1乃至12のいずれか1項に記載の発明において、握り
部を下げた状態で、前記握り部の上面が電気掃除機の本
体上面より突出したので、電気掃除機を持ち運ぶとき握
り部の位置がはっきり分かり、探すこと無く確実に握り
部を持つことができる。
【0021】本発明の請求項12記載の発明は、請求項
1乃至11のいずれか1項に記載の発明において、握り
部を下げた状態で、前記握り部の下面と電気掃除機の本
体上面との間に隙間を設けたことにより、握り部を握る
とき握り部の下に指が入りやすくなるので、握る動作か
ら電気掃除機を持ち運ぶ動作によりスムーズに移行でき
て使い勝手が良くなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1〜3を参
照して説明する。図において、1は塵埃を集積する集塵
室で、上方を開口した本体下部4の前方に配されてお
り、本体下部4の後方には、コード巻き取り装置(図示
せず)と塵埃を吸引するためのモータ2を並列収納する
収納室3を形成している。本体下部4の後方上部を本体
上部5で覆い、収納室3を形成している。また、本体下
部4の前方上部には開閉自在な蓋体6を設け、蓋体6に
より集塵室1の上部を開平自在とし、集塵室1内に溜ま
った塵埃を廃棄できるようにしている。そして、本体下
部4、本体上部5、蓋体6により電気掃除機の本体の外
郭を形成している。
【0023】7は、電気掃除機の前後方向に沿って握り
部8を形成した把手である。この把手7は後端部には下
方に延びる延設部9aを形成し、この延設部9aの下部
に左右に突出する回動軸9を形成している。本体上部5
の後方上部には上方を開口した凹部12aを有する下軸
受10を設けている。本体上部5及び本体下部4の後面
を覆う排気カバー11には、前記下軸受10を収容する
収容部11aを形成し、この収容部11aの天井面には
垂下リブ11bを形成し、回動軸9を上方から押さえる
ようにしている。つまり、回動軸9を下軸受10と別部
品の排気カバー11に設けた垂下リブ11bとで挟持す
る構成として軸受12を形成し、この軸受12で回動軸
9を回動自在に保持している。なお、収容部11aの上
面には回動軸9を設けた延設部9aを挿入するための切
り欠き溝11cを形成しており、また、排気カバー11
の後面上方には排気口11dを設けている。
【0024】把手7の握り部8の前端部には下方に延び
る可動部8aを形成し、この可動部8aの下部には左右
方向に突出する係止軸13を形成している。この係止軸
13は本体上部5の前方上部に形成した収容部5a内に
配される。収容部5aの前面側には開口部15が設けら
れ、前方から可動部8a及び係止軸13を挿入する構成
としている。
【0025】収容部5aの上面には可動部8aを上下動
自在に挿入するきり欠き部5bを形成し、この切り欠き
部5bの幅(左右方向の長さ)は係止軸13の左右方向
の突出代より小さくしており、係止軸13が収容部5a
から抜け出るのを防止する係止軸受14を構成すること
としている。そして、収容部5a内に可動部8a及び係
止軸13を収容すると、この収容部5a内を可動部8a
及び係止軸13が上下動する。収容部5aについては、
収納室3を形成する本体上部5に形成しているが、特
に、モータ2を配する収容室3の上部空間に配してお
り、また、モータ2の吸引力が作用しないように壁5b
でモータ2の収納室3側とは仕切る構成を採っている。
【0026】また、係止軸13を係止軸受14の上限近
傍に引き上げると、係止軸13が支持部16に圧接し、
その上限近傍で保持される。したがって、握り部8を引
き上げる動作を行うと、回動軸9を中心に握り部8が回
動するので、握り部8の前部は上方に移動し、可動部8
aの係止軸13が上限近傍まで移動すると、係止軸13
が支持部16に圧接し、その上限近傍で保持された状態
となり、握り部8は前方から後方に向かうにしたがって
下がる後ろ下がり状態となり、その状態で把手7の握り
部8から手を離したとしても、握り部8はその状態を維
持している。
【0027】また、把手7の握り部8を収納した状態、
すなわち、握り部8の可動部8aの係止軸13が収容部
5aの下限まで移動した状態では、電気掃除機の本体上
部5の上面より握り部8の上面が突出するように、本体
上部5の上面から握り部8の上面との間に距離17を確
保している。また、本体上部5の上面には凹部19を設
け、この凹部19内に把手7の握り部を位置させてい
る。そして、把手7の握り部8を収納した状態では、握
り部8の下面と凹部19の上面との間に隙間A18が形
成される。凹部19は把手7の握り部8が電気掃除機の
本体から上方に大きく突出しないようにするためのもの
で、握り部8をコンパクトに収納している。
【0028】また、凹部19は握り部8の幅方向(電気
掃除機の本体の左右方向)に延びた形状をしており、握
り部8を手で握る動作を考慮している。つまり、握り部
8の幅方向から指を挿入するので、幅方向に凹部19が
延びていると指を握り部8の下面に挿入しやすくなると
共に、隙間A18が設けられていることにより指の挿入
は良好となる。したがって、隙間A18は指の先が入り
込める寸法であればよく、この隙間A18を不必要に大
きく設定する必要もなく、握り部8を不用意に上方に突
出させなくてすむ。
【0029】上記構成によって、この電気掃除機の本体
に前後方向に沿って握り部8を形成した把手7を設け、
握り部8の後部に形成した回動軸9を支点として握り部
8を上下方向に可動自在に取りつけているので、握り部
8を手で握ると握り部8が上方に移動し、その状態で握
り部8を持って電気掃除機の本体を持ち運ぶことができ
る。この持ち運ぶ状態では、前後方向に沿って握り部8
を形成していることにより、持ち運ぶ腕が捩れることも
なく、楽に電気掃除機を持ち運ぶことができる。
【0030】また、握り部8の後部に形成した回動軸9
を支点として上下方向に可動自在に取りつけ、回動軸9
の反対側に把手7の他方を保持する係止軸13を設けて
いるので、持ち運ぶときに握り部を握る動作にて係止軸
13が本体に係止されるまで握り部が回動し、本体を持
ちやすい角度にて握り部が支持されるので、電気掃除機
の本体を楽に持ち運ぶことができる。またこの係止部と
回動軸9とで電気掃除機の本体の重さを支えるので無理
な力が加わることも無く、把手7の強度も確保でき安心
して使用できる。また可動する範囲の上限近傍の支持部
16にて保持しているので、一度、把手7の握り部を上
限まで移動させて持ち運び動作を行えば、例えば次の掃
除場所に移動する場合の持ち運びの際には、把手7の握
り部8を簡単に握ることができる。
【0031】また、把手7の握り部8を上限まで移動す
れば、把手7の握り部8が後部に形成した回動軸9側に
後ろ下がりに傾斜になるので、この状態で握り部8を握
って持ち上げる場合を考えると、握った手は自然に後ろ
下がり状態となるので、手首に無理な力を加えることな
く本体を持ち上げることができ、持ち運び性が良好とな
る。また、握り部8に高い位置と低い位置とができ、握
り部8の高い位置に本体の重心Gを略一致させることに
より、握り部8を握って本体を持ち上げると、握り部8
を握った手は握り部8の高い位置側に移動しようとする
力が働き、最終的に高い位置側に握り手が偏った状態で
とまり、この状態では握り手が重心G近傍に位置するの
で、安定して本体を持ち運ぶことができる。
【0032】また、把手7の可動部8a及び係止軸13
を収容部5aの前方開口部15から挿入し、次いで、回
動軸9を下軸受10の凹部12aに上方から挿入し、こ
の状態で排気カバー11を本体の後面側から装着する
と、回動軸9を回動自在に軸支した状態で取り付けるこ
とができるので、把手7を本体に簡単、かつ、確実に取
り付けられる。また、回動軸9を取り付けると把手7の
前後方向の動きも規制でき、収納部5aの開口部から係
止軸13が抜け出ることも防止できる。なお、収納部5
aの開口部15から塵埃が侵入するのを防止するため
に、本実施例では、蓋体6の後方に下方に垂下させた壁
6aを設けて、蓋体6を閉じた状態では開口部15を壁
6aで閉塞する構成としているが、蓋体6と別部品でこ
の開口部15を覆うカバー部材を設けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気掃除
機の本体の上部に、握り部が前後方向となる把手を設
け、前記把手の握り部が上下方向に可動する構成とした
もので、本体を持ち運ぶ腕が捩れることもなく、楽に電
気掃除機の本体を持ち運ぶことができる。また、握り部
を握る動作のみで持ち運ぶ動作に移行できるので、電気
掃除機の持ち運び性を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の本体の断
面図
【図2】同電気掃除機本体の上面図
【図3】同電気掃除機の要部分解斜視図
【図4】従来の電気掃除機本体を示す断面図
【符号の説明】
1 集塵室 2 モータ 3 収納室 4 本体下部(本体) 5 本体上部(本体) 5a 収容部 6 蓋体(本体) 7 把手 8 握り部 8a 可動部 9 回動軸 11 排気カバー 13 係止軸(係止部) 15 開口部 16 支持部 18 隙間A 19 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 FA01 FA14 FA23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機の本体の上部に、握り部が前
    後方向となる把手を設け、前記把手の握り部が上下方向
    に可動する構成とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電気掃除機の本体の上部に、握り部が前
    後方向となる把手を設け、前記把手の握り部には上下方
    向に可動する可動部を設けた電気掃除機。
  3. 【請求項3】 電気掃除機の本体の上部に、握り部が前
    後方向となる把手を設け、前記把手の握り部の一方には
    上下方向に回動する回動部を設けた電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電気掃除機の本体の前方に集塵室を設
    け、前記集塵室の上方を蓋で開閉自在に覆い、前記集塵
    室の蓋を除く電気掃除機の本体の後方上部に握り部が前
    後方向となる把手を設け、前記把手の握り部が上下方向
    に可動する構成とした電気掃除機。
  5. 【請求項5】 握り部には下方に延びる可動部を形成
    し、この可動部を本体内に出没自在に収容する請求項2
    または3記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 電気掃除機の本体の前方に集塵室を形成
    し、その後方にモータ室を形成し、前記モータ室の上方
    に握り部が前後方向となる把手を設け、前記把手には握
    り部が上下方向に可動するための可動部を形成し、前記
    把手の可動部を収容する収容部をモータ室内側に形成し
    た電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電気掃除機の本体の前方に集塵室を形成
    し、その後方にモータ室を形成し、前記モータ室の上方
    に握り部が前後方向となる把手を設け、前記把手には握
    り部が上下方向に可動するための可動部を形成し、前記
    可動部の可動範囲を前記本体の上部の外郭とモータとの
    間の空間部に形成した電気掃除機。
  8. 【請求項8】 把手を、握り部と、この握り部の前方ま
    たは後方に設けた回動軸部と、前記回動軸とは反対の握
    り部の後方または前方に設けられ、前記握り部を上下方
    向に可動させる可動部から構成した請求項1乃至7のい
    ずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 握り部の前方側に可動部を、後方側に回
    動軸部を設けた請求項8記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 握り部を所定角度回動させた状態では
    前記握り部が後ろ下がりに傾斜した状態となる請求項9
    記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 握り部の可動部には電気掃除機の本体
    と係止する係止部を形成し、前記握り部を上方に所定高
    さ移動させると前記係止部が前記本体に係止する構成と
    した請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電気掃除
    機。
  12. 【請求項12】 可動部の係止部を挿入する凹部を電気
    掃除機の本体に設け、握り部の回動軸を支持する支持部
    を前記本体に設け、前記回動軸は前記本体の支持部と前
    記本体に取り付ける別部材とで挟持する構成とした請求
    項8乃至11のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  13. 【請求項13】 握り部を下げた状態で、前記握り部の
    上面が電気掃除機の本体上面より突出した請求項1乃至
    12のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  14. 【請求項14】 握り部を下げた状態で、前記握り部の
    下面と電気掃除機の本体上面との間に隙間を設けた請求
    項1乃至13のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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JP2009120177A (ja) * 2007-10-22 2009-06-04 Toyota Motor Corp 同軸二輪車
JP2015144785A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 シャープ株式会社 電気掃除機

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