JPS63230132A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気掃除機に係り、特に掃除機本体を内蔵する
収納ケースを有するものの安全性、及び取扱性が好適な
ものに関する。

〔従来の技術〕

従来の電気掃除機では、実公昭４４−２５６５８号に記
載のように、掃除機主体を掃除機本体と付属品を着脱自
在に取りつけるための蓋体とで構成したものがあるが、
これは両側面に蓋体を有しているため掃除機主体幅が大
きく、また縦置きにしたときの底面に車輪を有している
ことから、車輪側の掃除機主体幅を走行安定のためにさ
らに大きくする必要があったため、このタイプの掃除機
は縦置き、あるいは球径動形としてしか使用できない形
態となっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、付属部品を収納できる特徴を生かしつ
つ色々な用途に応じた掃除機形態がとれ。

またそれらが安全且つ取扱性よく行なえるようにするこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、掃除機本体を収納する、ヒンジ部を支点と
して開閉自在な収納ケースを用い、このケースの一方の
ヒンジ側近傍に掃除機本体を着脱自在に取りつけること
により達成できる。

ここでいう着脱自在とは、ねじを用いての取付けも含む
ものである。

〔作用〕

本発明は掃除機本体内に付属部品を収納するのではなく
、掃除機本体及び付属部品を内蔵する収納ケースを有す
るものであり、この収納ケースを工夫することにより、
縦置き形、球径動形として使用するだけでなく、ショル
ダー形や背負子形としても使用できるもので、内蔵物の
中で最も重量のある掃除機本体を収納ケースの一方のヒ
ンジ側近傍に取りつけることにより、第１０図に示すよ
うに、一方に固定されているので開閉動作を安定して行
なえ、第１３図に示すようにショルダー形あるいは背負
子形として使用する場合に掃除機本体固定側にショルダ
ーバンドを取付けて保持するようにすれば、万一ケース
が不意に開いた場合でも、重量のある掃除機本体が外へ
飛び出ることが無く安全である上、第５図から第８図に
示すように各使用形態において掃除機本体の位置が安定
してあり、不意の転倒などの恐れが無く取扱性の極めて
良好な掃除機を提供できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いるところにより説
明する。掃除機本体１を付属部品と共に内蔵するトラン
クケース２はふた側３と掃除機本体１を固定するベース
側４で構成され、上部にハンドル部５を一体的に有し、
その両側にふた側３とベース側４を係合させるクランプ
６ａ、６ｂを、側面にホース７の出口となるホース開口
８を有すると共に、ホース７の収納時にホース開口８を
閉じるホースふた９を有しており、ふた側３とベース側
４とは下方のヒンジ部３８を介して一体的に接続してい
る。掃除機本体１はベース側４のヒント部３８近傍の位
置に、ねじ１１により固定されている。ここで本実施例
では、ホースふた９を２品にて構成、すなわちホースふ
た上側９ａとホースふた下側９ｂとで構成し、上下にス
ライドさせることによりホース間口８を開閉する形態と
しているが、ホースふた９をトランクケース２に対して
回動自在に構成することにより、ホース開口８の開放時
はトランクケース２内に収納する形態とすることもでき
る。トランクケース２には上方両端及び上方中央にショ
ルダーバンド１ｏを取付けるための係合片１１を有して
おり、この係合片はショルダーバンド１０を使用しない
場合はトランクケース２内へ収納できるようにトランク
ケース２に対して回動自在に取付けている。第２図にお
いて、係合片１１を一点鎖線にて表したのが、ショルダ
ーバンド１０取付時の係合片１１の位置である。またト
ランクケース２の下方両端に同じくショルダーバンド１
０を取付けるための係合部１２をベース側４に一体的に
設けており、さらに下方片側には電源コード１３の出口
となるコード間口１４がある。すなわち、係合片１１及
び係合部１２はトランクケース２のベース側４に設けて
おり、ショルダーバンド１０はベース側４に取付く形態
となっている。トランクケース２の内側には、掃除機本
体１の上方に延長管１５ａ、１５ｂ及び隙間用吸口１６
を着脱容易に配置すると共に、その上にホース７を配置
しており、その他紙袋フィルタ１９のスペア袋２１０を
収納している。ホース７は曲り継手（延長管側）１７と
、曲り継手（本体側）１．８を伸縮自在のホース７の両
端に接続した形で構成しており、収納時は縮め収納性を
良くし、掃除時は伸ばして使用できるものである。

また曲り継手（本体側）１８は掃除機本体１に回動自在
で且つ着脱自在に取付けているもので、掃除時と収納時
に反転させて用いる形態となっている。ふた側３には、
床用吸口２１及び棚用吸口２２を着脱容易に保持すると
共に、電源コード１３とショルダーバンド１０の収納部
となるポケット部２３を有している。掃除機本体１は、
内部に紙袋フィルタ１９を有する集塵室２４と電動送風
機２５を内蔵する電動送風機室２６及び排気室２７とで
構成している。集塵室２４には集塵ケースふた２８を有
すると共にホース開口８に面する位置に電源スィッチ２
９及び紙袋フィルタ１９の交換時期を知らせるダストメ
ータ３０を設けている。電動送風機室２６には電源コー
ド１３を取付けるソケット３１があり、電動送風機２５
からの排気を排気室２７へ導く円筒状の連通部３２があ
る。ここで、電動送風機室２６に比べ径小にして連通部
３２を構成しているので、開いた空間にスペア袋１９を
配置するなどして、トランクケース２の内部容積を有効
に活用していると共に、電動送風機２５からの排気を連
通部３２で圧縮し、排気室２７で膨張させ、分散させて
排気するため、圧縮膨張効果及び低速分散排気効果によ
り、騒音を低減しているものである。

また、本掃除機は、第５図から第８図に示す様様な形態
に容易に変換できる構成となっている。

すなわち、第５図は、縦置き形で比較的狭い範囲を掃除
するのに適する。第６図は、球径動形で比較的広い範囲
に渡り掃除するのに適する。移動のために第８図に示す
ようにトランスケース２の一方の表側側面にボール状に
して出張りの少ないキャスター３３を設けている。第７
図は、ショルダー形で前述の係合片１１を反転させてト
ランクケース２の外側に配置し、ショルダーバンド１０
の係止部３４を係止させて用いるもので、壁や机の上な
どを含めた比較的広い範囲を掃除するのに適する。第８
図は背負子形で、ショルダーバンド１ｏの係止部３４を
１ヶ遊ばせる形でショルダーバンド１０に全部で３ヶ設
け、トランクケース２の係合部１２を、上方中央の係合
片１１に係止部３４をそれされ係止させて用いるもので
、比較的長い時間掃除する場合で、ショルダー形では肩
に負担がかかりすぎて使いづらいという場合に適する。

第９図にショルダーバンド１０の構成を示すが、前述の
如く両端に係止部３４ａがあり、さらに１ケ係止部３４
ｂがショルダーバンド１０の中間の移動自在に位置して
いる。また、肩への負担を軽減するための肩当て部３５
と、ショルダーバンド１０の長さを調節するための調節
部３６及び調節片３７を有している。ここで係止部３４
ｂは肩当て部３５の右側に位置しているが、左側にあっ
ても差しつかえないものである。

以上述べてきたところにより、本実施例によれば、手さ
げ形はもちろんのこと縦置き形、球径動形、ショルダー
形、そして背負子形と様々な使用形態で掃除でき、その
際に、掃除機本体１がベース側４のヒンジ部３８近傍に
ねじ止めされているため、どの形態の場合で、多位置的
に安定しており、安全で且つ取扱性良好なる大きな効果
を有するものである。すなわち、第１０図に示すように
トランクケース２の開閉動作を行なう場合に、内蔵物で
重量が最も大きい掃除機本体１がヒンジ側３８近傍に取
付けられているため、安定している。また、第１１図、
第１２図に示すように各使用形態において掃除機本体１
の位置が下側になるようになっており、安定しているた
め安全で取扱性が良い。ここで第１２図に示す球径動形
の場合は掃除機本体１のほぼ下側にキャスター３３が位
置するため、安定するものである。さらに第１４図に示
すように、ショルダー形や背負子形として使用時に、不
意にふた側３が開いても掃除機本体１はベース側４に取
付いているため、飛び出す恐れもなく、これによりケガ
をする恐れもないものである。

また、第１４図に示すように掃除機本体１を構成する３
つの室の位置をトランクケース２とのバランスをとるた
めにトランクケース２の重心と掃除機本体１の重心がほ
ぼ一致するように決定しているので、ショルダー形や背
負子形として使用する場合にも、片向くことなく使用で
きる効果を有するものである。ここで、掃除機本体１と
ｌ−ランクケース２との重心合わせは、連通路３２の長
さを調整することにより容易に行なえるものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、付属部品を収納できる特徴を生かしつ
つ色々な用途に応じた掃除形態がとれ、しかもそれらが
安全且つ取扱性よく行なえるという大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示しふた側を取り除いたホ
ース収納状態を表わす正面図、第２図は、第１図のホー
ス７使用状態を表わす正面図、第３図は、付属部品収納
状態での外観斜視図、第４図は、第３図のトランクケー
ス２開放状態図、第５図から第８図は使用形態例で、第
５図は縦置き形斜視図、第６図は球径動形斜視図、第７
図はショルダー形斜視図、第８図は背負子形斜視図を示
す。 第９図は、ショルダーバンド１０の外観図、第１０図は
、トランクケース２の開放動作説明図、第１１図は、第
５図、第７図、第８図における使用形態時の掃除機本体
１の位置を示す説明図、第１２図は球径動形として使用
する際の掃除機本体１の位置を示す説明図、第１３図は
、背負子形及びショルダー形として使用する際の説明図
、第１４図は第１３図と同様に、背負子形及びショルダ
ー形として使用する際の説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、集塵部、電動送風機部、排気部を有する内部本体を
   収納し、ヒンジ部を支点として開閉自在な収納ケースの
   一方のヒンジ側近傍に前記内部本体を着脱自在に取り付
   けたことを特徴とする電気掃除機。 ２、前記収納ケースは、収部本体を取り付けるベース側
   と、このベース側に開閉自在に設けたふた側とからなる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電気掃除
   機。 ３、前記収納ケースのベース側に、車輪とシヨルダーバ
   ンドのいずれか一方若しくは両方を設けたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の電気掃除機。 ４、前記収納ケースの重心と前記内部本体の重心がほぼ
   一致する構成にしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電気掃除機。