JP2523602B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2523602B2
JP2523602B2 JP62063882A JP6388287A JP2523602B2 JP 2523602 B2 JP2523602 B2 JP 2523602B2 JP 62063882 A JP62063882 A JP 62063882A JP 6388287 A JP6388287 A JP 6388287A JP 2523602 B2 JP2523602 B2 JP 2523602B2
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文夫 常楽
正郎 砂川
▲吉▼太郎 石井
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部本体及び付属部品を収納ケースに内蔵
する電気掃除機に係り、特に取扱性向上に好適な電気掃
除機に関する。
〔従来の技術〕
従来のポータブル形掃除機において応用部品一式を収
納する形態のものにおいては、実公昭44−25658の如
く、部品の収納配置については考慮しているが、電源ス
イッチの配置については配慮されていなかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如く従来技術では、電源スイッチの配置につい
ては配慮されておらず、このため使用時の操作性が悪い
といった不具合があつた。
本発明の目的は、掃除機使用時の操作性の向上を図る
とともに、不使用時の安全性を図った電気掃除機を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところ
は、集塵袋を内蔵する集塵室,電動送風機室,排気室及
び電源スイッチを有する内部本体と、この内部本体及び
ホース等の掃除機付属品を収納する鞄状の収納ケースと
を有し、前記収納ケースは前記掃除機本体を固定する本
体ケースと、この本体ケースにヒンジ部を介して開閉自
在に結合されるとともに、前記本体ケースの開口を閉塞
する蓋ケースとから構成され、前記収納ケースの一側面
には、その一側面の、前記本体ケースと前記蓋ケースと
の接合面の一部を切り欠いてなるホース開口を設け、か
つ、前記収納ケースの他側面には、その他側面の、前記
本体ケースと前記蓋ケースとの接合面の一部を切り欠い
てなる排気用開口を設け、前記排気室の外郭を前記排気
用開口に沿う大きさとし、かつ、前記排気用開口に、前
記排気室の外郭を嵌合させ、しかも、前記集塵室に連通
するところの吸込ホースを、前記本体ケースの開口を前
記蓋ケースで覆った状態で、前記ホース開口から引出可
能としてなる電気掃除機であつて、前記収納ケースの側
面に前記ホース開口を開閉可能に覆うふた体を設け、該
ふた体開口時に前記電源スイッチが露出するように構成
したことにある。
〔作用〕
本発明によれば、掃除機使用時に収納ケースの側面に
設けられたふた体を開口させ、切欠き部よりホースを突
出させると同時に電源スイッチが露出するように構成し
たので、収納ケースが閉じた状態で電源スイッチの操作
を行うことができ使用時の操作性の向上を図ることがで
きる。
また、不使用時にはふた体により電源スイッチが覆わ
れるので、電源スイッチを保護することができる。
さらに、本発明によれば、電源スイッチとともにイン
ジケータを露出するようにしたので、集塵袋の目詰り状
態を把握でき、使用時の操作性のさらなる向上を図るこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により説明する。
第1図は、本発明の実施例を示すポータブル形掃除機
全体の斜視図で、収納ケース1を開いた状態を示し、第
2図は、収納ケース1を閉止した状態を示す。
収納ケース1は、鞄状の形態をなし、分割面の一方
に、蝶つがい、又はプラスチツク等の一体成形されたヒ
ンジ2をもつて開閉可能に結合されたベース側の本体ケ
ース3と蓋側の蓋ケース4から構成されている。ヒンジ
2に対向する分割面には、本体ケース3,蓋ケース4にそ
れぞれハンドル5,6が形成され、第2図の如く閉止状態
で合体し一体のハンドル7となる。8,9は、本体ケース
3,4閉止時の係止機能を持たせたクランプである。10は
内部本体で、第3図の断面図の如く電動送風機11、集じ
ん袋12を内蔵する集じん部13、および排気パイプ14、排
気室15で構成されている。16は、吸引用ホースで、一端
は、回動可能に集じん部13に着脱可能に取付けられるス
イベル継手17が、他端には、手元継手18を有している。
本実施例では、ベース側本体ケース3に、図示しないネ
ジ等によつて一体となるよう固着されている。
本体ケース3の外側面には、複数個のキヤスタ19を取
りつけてあり、床上も走行可能であり、さらに持運び
時、邪魔にならないボール状キヤスターが好適である。
本体ケース3,蓋ケース4は、ブロー成形や発泡成形に
よるプラスチツク成形品で形成することが好適であるが
内側面に部品保持部となる鵜数の凹凸部50を設け、内部
本体10をはじめとする応用部品が、定位置に固着、また
は着脱可能に収納できる。20,21は、延長管、22は、隙
間用応用吸口である。23は、補充用の集じん袋で、それ
ぞれ互に干渉しない位置に配置される。
特に補充用集じん袋23は、内部本体10の壁面と排気パ
イプ14、排気室15により周囲を囲まれる位置にあり、補
充用集じん袋23の枚数が異なつても安定して保持でき
る。
第5図は、蓋ケース4側の内部を示す図であるが、一
点鎖線で示す内部本体10が当接する部分を除いた部分、
および本体ケース3側に収納された応用部品と干渉しな
い位置に配置された、床用吸口24、電源コード25や他の
小物部品が収納できるポケツト部26が設けられている。
蓋ケース4の開口側面には、排気室15を挾着する切欠
き部27を、さらに第5図の如くホース16を収納するケー
ス1外に出すことが可能なように開閉可能なフタ体28が
設けてある。本体ケース3の該フタ体28に対向する部分
に、第1図の如く切欠き部29を設けてある。
第6図は、排気室15側から見た外観図、第7図は、フ
タ体28側から見た外観図を示す。第8図は、長手方向の
断面図であり、フタ体28は、蓋ケース4に設けたヒンジ
30で支持され、係止用凸部31との間を、一点鎖線の矢印
の如く双安定的に開閉できる。このように開閉できるこ
とから第1図の如く44はスイツチケースで集じん部13と
一体的に形成され、電源スイツチ45および集じん部13内
の負圧に応じて動作し、集じん袋12の目詰り状態を示す
インジケータ46が内蔵されている。
このスイツチケース44もフタ体28に面して設けてある
のでフタ体28開口時には、外部に電源スイツチ45および
インジケータ46は露出することになり、操作および目視
することができる。
第9図は、スイベル継手17を回転してホース16を収納
ケース外へ出した状態を示す。電源コード32を本体ケー
ス3の外へ出る部分は、第6図の如くひようたん形の凹
部33を設け、この凹部33に電源コード32を嵌合し仮固定
することにより、本体ケース3,蓋ケース4の分割,接合
面で開閉時に、電源コード32が挾まれて損傷することが
ない。
第10図は、ポケツト部26、集じん部13を含む断面図
で、集じん袋12は、内部本体10の凸部34と係止用バネ35
により支持される。36は、集じん部フタで、着脱自在に
集じん部13を開閉する。37は、本体ケース3,蓋ケース4
のヒンジ2側に設けた脚部である。
第11図は、排気パイプ14部を含む断面図で、本体ケー
ス3と排気パイプの間の空間部に、シヨルダーバンド38
等可撓性のある小物物品を、屈曲して収納するのに好適
である。
第12図は、本体ケース3,蓋ケース4を開いた状態を示
す断面図で、ヒンジ2および脚部37により約180゜開く
ことができる。この状態で内部に収納された各応用部
品、全面開口しており、一見して収納位置を識別でき
る。また床面等平面に安定して置かれているので取出し
収納の作業がしやすい。
図の如くホース16およびスイベル継手17は、本体ケー
ス3,蓋ケース4の分割面、すなわち中央面近くに配置さ
れているが、自重によつて、本体ケース3側に沿うよう
に変形するので収納時、本体ケース3の内壁形状に沿つ
て曲屈収納すれば、ホース16に反発力があつて伸長しよ
うとする力がある場合でも、安定して収納保形すること
ができ、蓋ケース4を閉止する特も挾み込んだり邪魔す
ることがない。
また集じん部フタ体36は、本体ケース3の開口面より
突き出た状態となるので、目視確認が容易であり集じん
部13の開閉作業および集じん袋12の取り付け取りはずし
作業性が良好となる。
以上のような構成にて、第4図の如く収納される部品
は、本体ケース3の内面に収納される部品と蓋ケース4
の内面に収納される部品との間にホース16が挾持される
配置となるため、持運び時収納ケース1を各方向に倒し
たり、衝撃を加えても、ホース16が、あばれて、からま
つたりすることがない。また、逆に各応用部品は、本体
ケースの凹部に嵌合、仮固定されているが、上記の如く
ホース16を挾持することにより各部品も本体ケース3,蓋
ケース4の凹部側に押つけられることになり、衝撃によ
り外力が加わつた場合、はずれることがない。
但し床用吸口24のように重量の重い部品は、衝撃が加
わつた場合、はずれやすいので、第4図の如く、内部本
体10に設けた凹部39との間で挾持するようにすれば、強
固に保持できる。また床用吸口24のような大形の部品
は、上記の如く内部本体10内の電動送風機11の小径部の
ように、内部本体に凹部39を設けても干渉しない部分の
容積を積極的に利用することにより収納ケース1の容積
を最少にすることができる。
内部本体10も上記の如く床用吸口24を挾着しているこ
と、および本体ケース3,蓋ケース4の内壁で挾着されて
おり、さらにヒンジ2側の本体ケース3,蓋ケース4の内
側面に当接しており、各方向に衝撃が加わつても全体で
分散支持される。
一方、隙間用応用吸口22は、第4図からわかるよう
に、電動送風機11を内蔵する、ほぼ円形断面の内部本体
10と蓋ケース4との間のアンダーカツト部に、もぐりこ
んだ位置に収納用凹部を設けてあり、空間容積を有効に
利用できると同時に、内部本体10によつて上方から押え
ることができるので強固に保持することができ、特に小
形でも重量の重い部品を収納保持する時、有効である。
以上のような構成とすることにより、小形でありなが
ら、内部本体10および各種応用部品を収納でき、スイベ
ル継手17を有するホース16とフタ体28の組合せにより、
本体ケース3,蓋ケース4を閉止した、いわゆる鞄状に組
立てた状態でホース16を収納ケース1外に出して、掃除
作業ができる。このことから使用形態としては、第13図
の如く脚部37を接地させた据置形、第14図の如くキヤス
タ19を接地させた床移動形、第15図の如くシヨルダーバ
ンド38のフツク部40を収納ケース1側に設けたフツク41
と係合して肩掛け形、そして第16図の如く、ハンドル7
側のフツク42と脚部37側に設けたフツク(図示せず)間
にバンド43を掛けて背負い式とすることができる。各形
態においても,床面または人体に接する収納ケース1の
各面には、邪魔になる突起部が凹凸がなく構成すること
ができ、ホース16の出口や排気室15からの排気の方向
は、各使用形態においても邪魔になつたり、人体に不快
を与えない好適な配置となつている。
もちろん、第1図に示した如く本体ケース3,蓋ケース
4を開いた状態でホース16を引出し、そのまま使用する
ことも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、掃除機使用時に収納ケースの側面に
設けられたふた体を開口させ、切欠き部よりホースを突
出させると同時に電源スイッチが露出するように構成し
たので、収納ケースが閉じた状態で電源スイッチの操作
を行うことができ使用時の操作性の向上を図ることがで
きる。
また、不使用時にはふた体により電源スイッチが覆わ
れるので、電源スイッチを保護することができる。
さらに、本発明によれば、電源スイッチとともにイン
ジケータを露出するようにしたので、集塵袋の目詰り状
態を把握でき、使用時の操作性のさらなる向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図はフタを開い
た状態の斜視図、第2図は外観斜視図、第3図はホース
収納状態における一部切断してなる平面図、第4図は要
部断面図、第5図は部品収納状態を示す平面図、第6図
は左側面図、第7図は右側面図、第8図は要部断面図、
第9図は一部切断してなる平面図、第10図と第11図は要
部断面図、第12図は収納ケース開き状態における断面
図、第13図は縦置き形の使用外観斜視図、第14図は床移
動形の使用外観斜視図、第15図はシヨルダー形の使用外
観斜視図、第16図は背負子形の使用外観斜視図である。 1……収納ケース、3……本体ケース、4……蓋ケー
ス、10……内部本体、16……吸引用ホース、27……切欠
き部、28……ふた体、29……切り欠き部、44……スイッ
チケース、45……電源スイッチ、46……インジケータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵袋を内蔵する集塵室,電動送風機室,
    排気室及び電源スイッチを有する内部本体と、この内部
    本体及びホース等の掃除機付属品を収納する鞄状の収納
    ケースとを有し、 前記収納ケースは前記掃除機本体を固定する本体ケース
    と、この本体ケースにヒンジ部を介して開閉自在に結合
    されるとともに、前記本体ケースの開口を閉塞する蓋ケ
    ースとから構成され、 前記収納ケースの一側面には、その一側面の、前記本体
    ケースと前記蓋ケースとの接合面の一部を切り欠いてな
    るホース開口を設け、かつ、前記収納ケースの他側面に
    は、その他側面の、前記本体ケースと前記蓋ケースとの
    接合面の一部を切り欠いてなる排気用開口を設け、 前記排気室の外郭を前記排気用開口に沿う大きさとし、
    かつ、前記排気用開口に、前記排気室の外郭を嵌合さ
    せ、しかも、前記集塵室に連通するところの吸込ホース
    を、前記本体ケースの開口を前記蓋ケースで覆った状態
    で、前記ホース開口から引出可能としてなる電気掃除機
    であって、 前記収納ケースの側面に前記ホース開口を開閉可能に覆
    うふた体を設け、該ふた体開口時に前記電源スイッチが
    露出するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記内部本体に前記集塵袋の目詰り状態を示すインジケ
    ータを内蔵し、前記ふた体開口時に前記電源スイッチ及
    び前記インジケータが露出するように構成したことを特
    徴とする電気掃除機。
JP62063882A 1987-03-20 1987-03-20 電気掃除機 Expired - Lifetime JP2523602B2 (ja)

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JPS63230133A JPS63230133A (ja) 1988-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58117251U (ja) * 1982-02-04 1983-08-10 東芝テック株式会社 電気掃除機
JPS5951554U (ja) * 1982-09-29 1984-04-05 東芝テック株式会社 電気掃除機

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