JPH1080382A - 電気掃除機用台車および電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用台車および電気掃除機

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JPH1080382A
JPH1080382A JP8240307A JP24030796A JPH1080382A JP H1080382 A JPH1080382 A JP H1080382A JP 8240307 A JP8240307 A JP 8240307A JP 24030796 A JP24030796 A JP 24030796A JP H1080382 A JPH1080382 A JP H1080382A
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JP
Japan
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vacuum cleaner
main body
cleaner
trolley
bogie
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Application number
JP8240307A
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English (en)
Inventor
Kiminori Kato
公軌 加藤
Hiroshi Nakamoto
博司 仲本
Masayuki Ueno
征之 上野
Haruhisa Miyake
晴久 三宅
Hiromi Kawashima
裕美 川島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L5/00—Structural features of suction cleaners
    • A47L5/12—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum
    • A47L5/22—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum with rotary fans
    • A47L5/225—Convertible suction cleaners, i.e. convertible between different types thereof, e.g. from upright suction cleaners to sledge-type suction cleaners
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47L5/00—Structural features of suction cleaners
    • A47L5/12—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum
    • A47L5/22—Structural features of suction cleaners with power-driven air-pumps or air-compressors, e.g. driven by motor vehicle engine vacuum with rotary fans
    • A47L5/24—Hand-supported suction cleaners
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00—Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/009—Carrying-vehicles; Arrangements of trollies or wheels; Means for avoiding mechanical obstacles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除機本体を移動自在とする電気掃除機用台
車および電気掃除機において、持ち運びが簡単でかつ掃
除作業における使用者への負担を軽減する。 【解決手段】 掃除機本体９が載置される載置部を有す
る台車本体８の底面の前後方向の一方にキャスター１０
を回転自在に取り付け、他方にローラー１１を回転自在
に取り付ける。台車本体８の前部に連通管１３を設け、
この連通管１３の一端を掃除機本体９に設けられた吸込
口１２に着脱自在に嵌合し、他端をホース１４、延長管
１５等のアタッチメントに着脱自在に連結されるように
して電気掃除機用台車を構成し、この電気掃除機用台車
と、この台車に載置する掃除機本体とから電気掃除機を
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機本体を移動
自在とする電気掃除機用台車および電気掃除機に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気掃除機用の台車は図２５に示
すものが一般的であった。以下、その構成について説明
する。
【０００３】図において、１は走行用のキャスター２と
ローラー３を取り付けた台車で、４は電動送風機（図示
せず）を内蔵する掃除機本体である。掃除機本体４は台
車１と固定され、また掃除機本体４は側面に塵埃吸込口
５が設けられ、この塵埃吸込口５にホース（図示せず）
が着脱可能に接続されており、ホースを引っ張ることで
台車１ごと掃除機本体４を移動させるのが一般的であ
る。
【０００４】また、携帯型の電気掃除機では、台車がな
くても掃除機本体を持ち運んで移動させることができ
る。この従来の携帯型電気掃除機は、図２６に示すもの
が一般的であった。以下、その構成について説明する。
【０００５】図において、６は電動送風機（図示せず）
を内蔵する掃除機本体である。掃除機本体６の前部には
塵埃吸込口７を設け、この塵埃吸込口７には延長管また
は床用吸込具（図示せず）等のアタッチメントを接続し
て使用できるようになっている。例えば、延長管の一端
を塵埃吸込口７に接続し、他端を床用吸込具に接続し、
使用者が立った状態で掃除機本体６の把手６ａを握って
掃除を行えるようにしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、掃除機本体４
を台車１で移動させるものでは、簡単な掃除をする場
合、例えば、部分的な箇所の掃除をする場合には、台車
１ごと掃除機本体４を移動させなくてはならず、使用性
に問題があった。
【０００７】上述した問題を解消するために、簡単に持
ち運びのできる携帯型電気掃除機があるが、この携帯型
電気掃除機では、掃除機本体６の把手６ａを持って使用
するため、広範囲の床面にかけての掃除では使用者の腕
に非常に大きい負担をかける事としゃがみながらの使用
状態となり、特に力の弱い子供や老人には非常に使いず
らいものであった。また、延長管と床用吸込具とを利用
した場合には、立った姿勢で掃除を行うことができるの
で、使用性は多少向上するが、電動送風機などの重量物
を内蔵した掃除機本体６を持ち上げた状態で掃除するこ
ととなり、使用者の腕に負担をかけることなく掃除をす
ることができなかった。
【０００８】本発明は上記課題を解決するもので、持ち
運びが簡単でかつ掃除作業における使用者への負担を軽
減することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、掃除機本体が載置される載置部を有する台
車本体の底面の前後方向の一方にキャスターを回転自在
に取り付け、他方にローラーを回転自在に取り付け、台
車本体の前部に連通管を設け、この連通管の一端を掃除
機本体に設けられた吸込口に着脱自在に嵌合し、他端を
ホース、延長管等のアタッチメントに着脱自在に連結さ
れるようにした電気掃除機用台車であり、この台車を用
いれば、載置された携帯型の掃除機本体の吸込口とホー
スとが連通管を介して接続でき、ホースの一端側に延長
管、床用吸込具を接続することにより床移動型電気掃除
機としての機能を得ることができ、また、台車に載置し
た掃除機本体を離脱させて使用することにより携帯型電
気掃除機としての機能を得ることができる。
【００１０】また、本発明は、上述した電気掃除機用台
車と、この台車に載置する掃除機本体とから電気掃除機
を構成しているので、床移動型電気掃除機および携帯型
電気掃除機としての両機能を発揮することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
掃除機本体が載置される載置部を有する台車本体と、前
記台車本体底面の前後方向の一方に回転自在に取り付け
たキャスターと、他方に回転自在に取り付けたローラー
と、前記台車本体の前部に設けられ、一端が掃除機本体
に設けられた吸込口に着脱自在に嵌合し、他端がホー
ス、延長管等のアタッチメントに着脱自在に連結される
連通管を備えた電気掃除機用台車であり、この構成によ
れば、台車本体に載置された携帯型の掃除機本体の吸込
口とホースとが連通管を介して接続でき、ホースの一端
側に延長管、床用吸込具を接続することにより床移動型
電気掃除機としての機能を得ることができ、また、台車
に載置した掃除機本体を離脱させて使用する事により携
帯型電気掃除機としての機能を得ることができる。
【００１２】本発明の請求項２記載の発明は、上述した
台車本体を前後方向の分割面で２分割した部品で形成し
た電気掃除機用台車であり、この構成によれば、台車本
体の前部に設けた連通管を２つの部品で挟持すること
で、その連通管と台車本体との組立性が高まる。また、
掃除機本体の外形状に合わせた台車本体の外形状及び連
通管を取りつける穴等、台車本体を金型製作する時のア
ンダーカット部を無くせるため、金型構成が容易となる
のである。
【００１３】本発明の請求項３記載の発明は、上述した
掃除機本体の両側面の一部を覆う側壁を台車本体の両側
に一体的に設け、前記側壁の上端を前記掃除機本体に設
けられた集塵室の上方開口縁より下方に位置するように
設定した電気掃除機用台車であり、この構成によれば、
掃除機本体の集塵室の上方開口からごみを取り出す際
に、掃除機本体を載置した台車本体の側壁が邪魔をする
ことがなく、ごみの取り出しが良好である。
【００１４】本発明の請求項４記載の発明は、上述した
掃除機本体の両側面の一部を覆う側壁を台車本体の両側
に一体的に設け、前記側壁の上方突出端面に外方より内
方へ向かって上る傾斜面を設けた電気掃除機用台車であ
り、この構成によれば、掃除機本体を取り外した台車の
みの状態において、台車本体の側壁が床面と接した状態
で底部から強い外力が加わった場合、台車本体の側壁の
傾斜面に沿って、台車本体は内側にたわむことにより、
台車本体の中央部の開きに対する応力集中を下げること
ができる。
【００１５】本発明の請求項５記載の発明は、上述した
台車本体を前部台車と後部台車とで構成し、掃除機本体
の前部および後部にそれぞれ着脱自在に取り付けるとと
もに、前部台車および後部台車に各々キャスターとロー
ラーを取り付け、前記前部台車に連通管を設けた電気掃
除機用台車であり、この構成によれば、掃除機本体の底
面全体を台車本体で覆う必要がなくなり、特に中央部分
には台車本体の部材を必要としないので、軽量化による
移動性能を向上することができる。
【００１６】本発明の請求項６記載の発明は、上述した
前部台車および後部台車の少なくともいずれか一方を前
後方向の分割面で２分割した部品で形成した電気掃除機
用台車であり、特に連通管を取り付ける前部台車を２分
割した部品で形成することで、連通管を部品間に挟持し
て取り付けることができる。また、掃除機本体の外形状
に合わせた台車本体の外形状及び連通管を取りつける穴
等、台車本体を金型製作する時のアンダーカット部を無
くせるため、金型構成が容易となるのである。
【００１７】本発明の請求項７記載の発明は、上述した
掃除機本体の後部に設けられた係止部に係合する被係止
部を有する尾錠を、台車本体の後部または後部台車に回
動自在に取り付けた電気掃除機用台車であり、上記構成
によれば、掃除機本体を台車の載置部に載置すると尾錠
により掃除機本体と台車本体とが係止され、台車の移動
中に掃除機本体が台車本体から抜け落ちることがない。
また、掃除機本体を台車本体から外す場合には、尾錠を
操作して掃除機本体との係止状態を解除すれば簡単に離
脱することができる。
【００１８】本発明の請求項８記載の発明は、上述した
掃除機本体の後部に設けられた係止部に係合する被係止
部を有する尾錠を、台車本体の後部または後部台車に一
体的に設けた電気掃除機用台車であり、この構成によれ
ば、尾錠の被係止部が外れるように尾錠を変形させるこ
とで係止の解除が行え、請求項７記載の発明のように尾
錠を回転自在に取り付けるための部品を削減することが
できる。
【００１９】本発明の請求項９記載の発明は、上述した
尾錠をローラーの後方端面より突出しないようにした電
気掃除機用台車であり、この構成によれば、ローラーを
中心に台車本体を回動させた場合、掃除機本体の後部側
が床面と近接するが、掃除機本体の後部に位置する尾錠
はローラーより突出していないので、尾錠が床面と接し
て不用意に係止状態が解除されるのを防止できる。
【００２０】本発明の請求項１０記載の発明は、上述し
た尾錠の後部上方に略水平のリブを設けた電気掃除機用
台車であり、この構成によれば、略水平のリブに指を引
っかけて尾錠を動かすことができ、係止状態を解除する
場合の操作性を向上させることができる。
【００２１】本発明の請求項１１記載の発明は、上述し
た延長管に固着された差し込み部が着脱自在に係合する
凹部を形成した受け部を台車本体に設けた電気掃除機用
台車であり、この構成によれば、台車本体の受け部が床
面に対し略垂直となる状態で掃除機本体が載置されれ
ば、延長管の差し込み部を受け部に差し込めば、延長管
を立てた状態で収納することができる。
【００２２】本発明の請求項１２記載の発明は、上述し
た受け部に形成された凹部を前下がりに傾斜させた電気
掃除機用台車であり、この構成によれば、受け部の前下
がりの傾斜に沿って延長管の差し込み部が移動し、スム
ーズに延長管を取り外すことができる。
【００２３】本発明の請求項１３記載の発明は、上述し
た受け部を別部材で形成し、前記受け部を台車本体を形
成する前後方向の分割面で２分割した部品間で挟持した
電気掃除機用台車であり、この構成によれば、台車本体
を金型成形する際に受け部を成形する必要がなく、金型
構成を簡素化でき、また、受け部は部品間で挟持して取
り付ける構成なので、その組立性も良好である。
【００２４】本発明の請求項１４記載の発明は、上述し
た台車本体の２分割した部品をねじにより固着するとと
もに、同一ねじで受け部を台車本体に固着する電気掃除
機用台車であり、この構成によれば、受け部に外力が加
わっても部品間を締め付けているねじでその外力を受け
ることができ、受け部の強度を高めることとなる。
【００２５】本発明の請求項１５記載の発明は、上述し
た台車本体または後部台車の後壁上部にレスト部を設
け、前記レスト部とローラーの後方端とで、自立可能に
した電気掃除機用台車であり、この構成によれば、台車
を自立させる場合にはレスト部のみならずローラーの後
方端にも床面に接するので、接地面積が増大し、安定し
た状態で台車を自立させることができる。
【００２６】本発明の請求項１６記載の発明は、前部に
塵埃吸込用の吸込口を有し、後部に電動送風機を内蔵す
る掃除機本体と、この掃除機本体を載置する上述した電
気掃除機用台車とを備えた電気掃除機であり、この構成
によれば、床移動型電気掃除機および携帯型電気掃除機
としての両機能を発揮することができる。
【００２７】本発明の請求項１７記載の発明は、上述し
た電気掃除機用台車に設けた側壁の内壁と、掃除機本体
の外壁との間に隙間を設けた電気掃除機であり、この構
成によれば、台車を移動させる場合に発生する振動によ
り台車本体の側壁と掃除機本体の外壁とが擦れて傷つく
のを防止できる。
【００２８】本発明の請求項１８記載の発明は、上述し
た電気掃除機用台車に設けた載置部の底面に嵌合部を設
け、掃除機本体の底部に前記嵌合部に嵌合する被嵌合部
を設けた電気掃除機であり、この構成によれば、嵌合部
と被嵌合部とが嵌合するので、電気掃除機用台車に対す
る掃除機本体の位置規制が行え、電気掃除機用台車の所
定位置に掃除機本体を載置することができる。
【００２９】本発明の請求項１９記載の発明は、上述し
た電気掃除機用台車の台車本体を前後方向の分割面で２
分割した部品の各々に、両者をねじで締め付け結合する
ためのボスを底部に設け、前記ボスの外周の一部を嵌合
部とした電気掃除機であり、この構成によれば、ボスの
一部を嵌合部とし兼用することができる。
【００３０】本発明の請求項２０記載の発明は、上述し
た掃除機本体に設けた吸込口の大きさを、延長管または
床吸込具の少なくとも一方に嵌合できるように設定し、
掃除機本体に持ち運び用の把手または肩掛け用バンドを
設けた電気掃除機であり、この構成によれば、台車本体
の連通管に延長管、床吸込具などを接続することによ
り、床移動型電気掃除機、携帯型電気掃除機として使用
でき、肩掛けバンドを使用すれば肩掛け型電気掃除機と
して使用でき、台車本体から掃除機本体を取り外して吸
込口に延長管または床用吸込具を接続すれば、携帯型ま
たは肩掛け型電気掃除機として使用できる。
【００３１】本発明の請求項２１記載の発明は、上述し
た電気掃除本体の後部上部に設けたレスト部と、電気掃
除機用台車のローラーの後端とで、掃除機本体と電気掃
除機用台車とが自立できるようにした電気掃除機であ
り、この構成によれば、台車を自立させる場合にはレス
ト部のみならずローラーの後端にも床面に接するので、
接地面積が増大し、安定した状態で台車を自立させるこ
とができる。
【００３２】本発明の請求項２２記載の発明は、上述し
た掃除機本体に内蔵された電動送風機への電源供給用の
電源コードを掃除機本体に設け、前記電源コードの掃除
機本体からの出口部を電気掃除機用台車に設けたローラ
ーの上端部より上方に配置した電気掃除機であり、この
構成によれば、電源コードの出口部をローラーより上方
に配置しているので、ローラーに電源コードがからみに
くく、また、電源コードの出口部付近にレスト部を設け
る場合、自立状態の場合に接地するレスト部とローラー
との距離が大きくとれ、自立安定性を高めることができ
る。
【００３３】本発明の請求項２３記載の発明は、上述し
た掃除機本体の後部に電動送風機からの排気を排出する
ための第１排気部を、電気掃除機用台車の側壁または底
面には外気と連通する第２排気部を各々設け、前記第１
排気部と第２排気部を掃除機本体の外壁と電気掃除機用
台車の側壁との間で形成された排気通路で連通させた電
気掃除機であり、この構成によれば、掃除機本体の外壁
と電気掃除機用台車の側壁との間で排気通路を形成して
いるので、掃除機本体の運転音を減衰させることができ
る。
【００３４】本発明の請求項２４記載の発明は、上述し
た掃除機本体の後部に電動送風機からの排気を排出する
ための排気部を設けるとともに、電気掃除機用台車の側
壁と掃除機本体の外壁との間に隙間を設けて、前記排気
部からの排気を前記隙間から外部に排出するようにした
電気掃除機であり、この構成によれば、電気掃除機用台
車の側壁と掃除機本体の外壁との間に設けた隙間によ
り、排気を分散排出することができる。
【００３５】本発明の請求項２５記載の発明は、上述し
た掃除機本体の後部に電動送風機からの排気を排出する
ための排気部を設け、前記排気部と外気とを連通させる
排気口を電気掃除機用台車の側壁または後壁に設け、前
記排気口を形成する格子片を電動送風機からの排気を斜
め上方に導くように傾斜させた電気掃除機であり、この
構成によれば、電動送風機からの排気が斜め上方となる
ので、この排気が床面に当たり床面上の塵埃を吹き飛ば
すことを防止できる。
【００３６】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【００３７】（実施例１）本発明の第１の実施例を図１
を参照しながら説明する。
【００３８】図に示すように、台車本体８は、携帯型の
掃除機本体９を載置する載置部を有し、底部前方には走
行用のキャスター１０を回転自在に取り付けており、後
方両側面には一対のローラー１１を回転自在に取り付け
ている。掃除機本体９の前方には塵埃吸込用の吸込口１
２が設けられており、台車本体８の前方に取り付けた連
通管１３の一端を挿入するように構成している。これら
台車本体８、キャスター１０、ローラー１１および連通
管１３により電気掃除機用台車を構成している。
【００３９】また、連通管１３の他端にはホース１４の
一端を接続し、その他端には延長管１５、床用吸込具１
６が接続される。この連通管１３にはホース１４の他
に、延長管１５、床用吸込具１６が直接接続できるよう
にその管径を設定している。また、掃除機本体９は台車
本体８に対して着脱自在な構成であり、掃除機本体９を
台車本体８から取り外した場合に、掃除機本体９の吸込
口１２に直接、延長管１５、床用吸込具１６が接続でき
るようにしておくことが好ましい。
【００４０】上記構成により、台車本体８に載置された
掃除機本体９は、ホース１４、延長管１５、床用吸込具
１６を接続することにより床移動型電気掃除機としての
機能を得ることができ、また、台車本体８に載置した掃
除機本体９を離脱させて使用することにより携帯型電気
掃除機としての機能を得ることができる。
【００４１】（実施例２）つぎに、本発明の第２の実施
例を図２を参照しながら説明する。
【００４２】図に示すように、台車本体８は、前後方向
の分割面で左側台車１７と右側台車１８に分割して形成
している。左側台車１７と右側台車１８にそれぞれ穴１
９、２０を形成し、パッキン２１を固定させた連通管１
３を左側台車１７と右側台車１８で挟み込み、また、尾
錠２２を左側台車１７と右側台車１８で挟み込むように
構成している。さらに、左側台車１７と右側台車１８の
外形状構成を携帯型の掃除機本体９の外形状に合わせ、
左側台車１７と右側台車１８を複数のねじ２３で左側台
車１７と右側台車１８を結合することにより、台車本体
８を構成している。他の構成は上記実施例１と同じであ
る。
【００４３】上記構成により、台車本体８を前後方向の
分割面で左側台車１７と右側台車１８の２部品に分割
し、連通管１３を左側台車１７と右側台車１８で挟持す
ることで、連通管１３と台車本体８との組立性が高ま
る。また、掃除機本体９の外形状に合わせた台車本体８
の外形状および連通管１３を取りつける穴１９、尾錠２
２を取り付ける穴２０など、台車本体８を金型製作する
時のアンダーカット部を無くせるため、金型構成が容易
となる。
【００４４】（実施例３）つぎに、本発明の第３の実施
例を図３を参照しながら説明する。
【００４５】図に示すように、台車本体８は、掃除機本
体９の両側面の一部を覆う側壁２４を台車本体８の両側
に一体的に設け、側壁２４の上端を掃除機本体９に設け
られた集塵室２５の上方開口縁２５ａより下方に位置す
るように設定している。２５ｂは集塵室２５の上方開口
を開閉自在に覆う蓋体である。他の構成は上記実施例１
と同じである。
【００４６】上記構成により、掃除機本体９の集塵室２
５の上方開口からごみを取り出す際に、掃除機本体９を
載置した台車本体８の側壁２４が邪魔をすることがな
く、掃除機本体９と台車本体８を分離することなく、集
塵室２５の上方開口からごみを容易に取り出すことがで
きる。
【００４７】（実施例４）つぎに、本発明の第４の実施
例を図４を参照しながら説明する。
【００４８】図に示すように、台車本体８は、掃除機本
体の両側面の一部を覆う側壁２４を台車本体８の両側に
一体的に設け、側壁２４の上方突出端面に外方より内方
へ向かって上る傾斜面２６を設けている。他の構成は上
記実施例３と同じである。
【００４９】上記構成により、掃除機本体を取り外した
台車のみの状態において、図示のように、台車本体８の
側壁２４が床面と接した状態で、底部から矢印方向に強
い外力が加わった場合、側壁２４の傾斜面に沿って台車
本体８は内側にたわむことにより、台車本体８の中央部
の開きに対する応力集中を下げることができる。
【００５０】（実施例５）つぎに、本発明の第５の実施
例を図５を参照しながら説明する。
【００５１】図に示すように、台車本体２７を前部台車
２８と後部台車２９とで構成している。前部台車２８に
走行用のキャスター１０と連通管１３を設け、前部台車
２８の連通管１３と掃除機本体９の吸込口１２をテーパ
ー嵌合させて固定している。後部台車２９にローラー１
１を設けるとともに尾錠３０を設け、この尾錠３０を掃
除機本体９に設けた凸部３１に引っ掛けることにより、
掃除機本体９を着脱自在に取り付けるように構成してい
る。他の構成は上記実施例１と同じである。
【００５２】上記構成により、掃除機本体９の底面全体
を台車本体２７で覆う必要がなくなり、特に中央部分に
は台車本体２７の部材が必要としないので、軽量化によ
る移動性能を向上することができる。
【００５３】なお、本実施例では、前部台車２８と後部
台車２９は、それぞれ一体に構成しているが、前部台車
２８および後部台車２９の少なくともいずれか一方を、
上記実施例２と同様に、前後方向の分割面で２分割した
部品で形成してもよく、特に連通管１３を取り付ける前
部台車２８を２分割した部品で形成することで、連通管
１３を部品間に挟持して取り付けることができる。ま
た、掃除機本体９の外形状に合わせた台車本体の外形状
及び連通管１３を取りつける穴等、台車本体を金型製作
する時のアンダーカット部を無くせるため、金型構成が
容易となる。
【００５４】（実施例６）つぎに、本発明の第６の実施
例を図６を参照しながら説明する。
【００５５】図に示すように、台車本体８は、後部に壁
体３２を立ち上あげ、先端に断面略く字状の被係止部３
３を有する尾錠３４を設け、この尾錠３４はローラーの
１１後方端面より突出しないようにしている。尾錠３４
は、回動軸３４ａにより回動自在に支持され、かつばね
３５により、常に掃除機本体９側に付勢されており、掃
除機本体９を載置すると、掃除機本体９の凸部（係止
部）３１に尾錠３４の被係止部３３が係止され、掃除機
本体９が台車本体８へ確実に固定される。
【００５６】この固定状態において、掃除機本体９の前
部は台車本体８のＡ部に当たり、尾錠３４の被係止部３
３を係止することで、掃除機本体９の前後は台車本体８
の前後において固定されることとなる。なお、掃除機本
体９の前部の取り付けは、その他種々の方法で行うこと
ができる。例えば、掃除機本体９及び台車本体８の前部
に係止部と被係止部を形成した構成でもよいし、掃除機
本体９の吸込口に連通管を差し込むことで取り付けても
よい。
【００５７】逆に、掃除機本体９を台車本体８から離脱
させる場合は、尾錠３４の先端の操作部３６を操作し、
被係止部３３を掃除機本体９の凸部３１から離脱させ
る。他の構成は上記実施例１と同じである。
【００５８】上記構成により、掃除機本体９を台車本体
８の載置部に載置すると、尾錠３４により掃除機本体９
と台車本体８とが係止され、台車の移動中に掃除機本体
９が台車本体８から抜け落ちることがなく、床移動型電
気掃除機の機能が得られることになり、また、掃除機本
体９を台車本体８から外した場合には、操作部３６を操
作して掃除機本体９との係止状態を解除すれば簡単に離
脱することができ、携帯型掃除機の機能を発揮すること
ができる。
【００５９】また、ローラー１１を中心に台車本体８を
回動させた場合、掃除機本体９の後部側が床面と近接す
るが、掃除機本体９の後部に位置する尾錠３４はローラ
ー１１より突出していないので、尾錠３４が床面と接し
て不用意に係止状態が解除されるのを防止できる。
【００６０】なお、本実施例では、台車本体８の後部に
尾錠３４を設けているが、上記実施例５のように、後部
台車に設けてもよい。
【００６１】（実施例７）つぎに、本発明の第７の実施
例を図７を参照しながら説明する。
【００６２】図に示すように、台車本体８から一体に、
先端に断面略く字状の被係止部３３を有するバネ性を有
する壁体３７を立ちあげて、尾錠３８を構成している。
尾錠３８はローラー１１の後方端面より突出しないよう
にしている。他の構成は上記実施例１または６と同じで
ある。
【００６３】上記構成により、掃除機本体９を載置する
と、掃除機本体９の凸部３１に尾錠３８の被係止部３３
が係止され、掃除機本体９は台車本体８へ確実に固定さ
れる。また、操作部３６の操作により、尾錠３８の被係
止部３３が外れるように尾錠３８を変形させることで係
止の解除を行うことができる。さらに、台車本体８と一
体に尾錠３８を設けることにより部品点数の削減ができ
る。
【００６４】また、ローラー１１を中心に台車本体８を
回動させた場合、掃除機本体９の後部側が床面と近接す
るが、掃除機本体９の後部に位置する尾錠３８はローラ
ー１１より突出していないので、尾錠３８が床面と接し
て不用意に係止状態が解除されるのを防止できる。
【００６５】なお、本実施例では、台車本体８の後部に
尾錠３８を設けているが、上記実施例５のように、後部
台車に設けてもよい。
【００６６】（実施例８）つぎに、本発明の第８の実施
例を図８を参照しながら説明する。
【００６７】図に示すように、尾錠３４の後部上方に略
水平のリブ３９を設けている。他の構成は上記実施例６
と同じである。
【００６８】上記構成により、掃除機本体９を台車本体
８から外す際に、略水平のリブ３９に指を引っかけて尾
錠３４を動かすことができ、係止状態を解除する場合
に、掃除機本体９に爪を引っかけることがなく、操作性
を向上させることができる。
【００６９】なお、本実施例では、実施例６に示した尾
錠３４の後部上方に略水平のリブ３９を設けているが、
実施例７に示した尾錠３８の後部上方に略水平のリブ３
９を設けてもよい。
【００７０】（実施例９）つぎに、本発明の第９の実施
例を図９を参照しながら説明する。
【００７１】図に示すように、台車本体８は、受け部４
０を設けており、この受け部４０は延長管１５に固着さ
れた差し込み部４１が着脱自在に係合する凹部４２を形
成している。この凹部４２はを前下がりに傾斜させてい
る。台車本体８の後部上方にレスト部４３を設け、この
レスト部４３とローラー１１とでスタンド収納時の設置
面を形成している。他の構成は上記実施例１と同じであ
る。
【００７２】上記構成により、台車本体８に掃除機本体
９を載置し、台車本体８の受け部４０が床面に対し略垂
直となる状態、すなわち、図１０に示すように、ローラ
ー１１とレスト部４３とで立てた状態で、延長管１５の
差し込み部４１を受け部４０に差し込めば、延長管１５
を立てた状態で収納することができる。このとき、台車
本体８の後部上方に設けたレスト部４３とローラー１１
との設置面積が大きくなりスタンド収納時の安定性を向
上することができる。
【００７３】また、受け部４０に形成された凹部４２を
前下がりに傾斜させているので、スタンド収納状態にす
るため、延長管１５に取りつけられた差し込み部４１を
受け部４０に差し込む場合または取り外す場合の作業に
おいて、受け部４０の前下がりの傾斜に沿って延長管１
５の差し込み部４１が移動し、スムーズに延長管１５を
差し込み、取り外すことができる。
【００７４】（実施例１０）つぎに、本発明の第１０の
実施例を図１１を参照しながら説明する。
【００７５】図に示すように、台車本体４４は、前後方
向の分割面で左側台車４５と右側台車４６に分割してい
る。これら左側台車４５と右側台車４６は、締結ねじ４
７を締結ボス４８に締めつけることにより固定される。
受け部４９は延長管１５に固着された差し込み部４１が
着脱自在に係合するもので、別部材で形成し、左側台車
４５と右側台車４６の間に挟み込み固定している。他の
構成は上記実施例９と同じである。
【００７６】上記構成により、台車本体４４を金型成形
する際に受け部４９を成形する必要がなく、金型構成を
簡素化でき、また、受け部４９は左側台車４５と右側台
車４６の間で挟持して取り付ける構成なので、その組立
性も良好である。
【００７７】なお、本実施例の台車本体４４にも、上記
実施例９と同様に、後部上方にレスト部を設け、このレ
スト部とローラーとでスタンド収納時の設置面を形成し
てもよい。
【００７８】（実施例１１）つぎに、本発明の第１１の
実施例を図１２を参照しながら説明する。
【００７９】図に示すように、受け部５０は、延長管１
５に固着された差し込み部４１が着脱自在に係合するも
ので、取付部材５１を一体に設け、締結ねじ４７により
左側台車と右側台車とを締め付けるとき、同時に受け部
５０を台車本体に固着するようにしている。他の構成は
上記実施例１０と同じである。
【００８０】上記構成により、受け部５０に外力が加わ
っても、左側台車と右側台車とを締め付ける締結ねじ４
７により、その外力を受けることができ、受け部５０の
強度を高めることができる。
【００８１】（実施例１２）つぎに、本発明の第１２の
実施例を図１３を参照しながら説明する。
【００８２】図に示すように、台車本体８は、掃除機本
体９の両側面の一部を覆う側壁２４を台車本体８の両側
に一体的に設け、この側壁２４の内壁と、掃除機本体９
の外壁との間に隙間５２を設けている。他の構成は上記
実施例１と同じである。
【００８３】上記構成により、床移動型の電気掃除機と
して使用している際に、発生する振動により台車本体８
の側壁２４と掃除機本体９の外壁とが擦れて傷つくのを
防止することができ、台車本体８から掃除機本体９を外
して携帯型の電気掃除機として使用したときの外観を損
なうことがない。
【００８４】（実施例１３）つぎに、本発明の第１３の
実施例を図１４を参照しながら説明する。
【００８５】図に示すように、台車本体４４は、前後方
向の分割面で左側台車と右側台車に分割し、締結ねじ４
７を締結ボス４８に締めつけることにより固定してい
る。この締結ボス（嵌合部）４８と相対する掃除機本体
９の底面には凹部（被嵌合部）５３を設け、この凹部５
３を締結ボス４８と嵌合させるようにしている。また、
掃除機本体９の底面に凸部（被嵌合部）５４を設け、相
対する台車本体４４の内部底面に凹部（嵌合部）５５を
設け、掃除機本体９の凸部５４と嵌合させるようにして
いる。他の構成は上記実施例１０と同じである。
【００８６】上記構成により、台車本体４４に掃除機本
体９を載置したとき、締結ボス４８と凹部５３とが嵌合
し、凸部５４と凹部５５とが嵌合するため、締結ボス４
８の一部を嵌合部として兼用することができ、台車本体
４４に対する掃除機本体９の位置規制を行うことがで
き、台車本体４４の所定位置に掃除機本体９を載置する
ことができ、使用性を向上することができる。
【００８７】なお、本実施例では、台車本体４４は、前
後方向の分割面で左側台車と右側台車に分割し、締結ね
じ４７により締結する締結ボス４８の一部を嵌合部とし
て兼用しているが、実施例１の台車本体８の底面に嵌合
部を設けるようにしてもよい。
【００８８】（実施例１４）つぎに、本発明の第１４の
実施例を図１５を参照しながら説明する。
【００８９】図に示すように、掃除機本体９に設けた吸
込口１２の大きさを、延長管１５または床吸込具１６の
少なくとも一方に嵌合できるように設定し、掃除機本体
９に持ち運び用の把手５６と肩掛け用バンド５７を設け
ている。なお、持ち運び用の把手５６と肩掛け用バンド
５７は、いずれか一方のみを設けてもよい。他の構成は
上記実施例１と同じである。
【００９０】上記構成により、図１６に示すように、掃
除機本体９を載置した台車本体８の連通管１３に延長管
１５と床用吸込具１６を着脱自在に接続することによ
り、縦形の形態となり、また、図１７に示すように、台
車本体８と掃除機本体９を分離させ、掃除機本体９の吸
込口１２に延長管１５と床用吸込具１６を着脱自在に連
結することにより、同様の縦形の形態となる。
【００９１】また、図１８に示すように、掃除機本体９
を載置した台車本体８の連通管１３に床用吸込具１６を
連結することにより、携帯型の形態となる。同様に台車
本体８を分離させても同じである。さらに、図１５に示
すように、肩掛け用バンド５７を設けることにより、肩
掛け形の形態となる。同様に台車本体８を分離させても
同じである。
【００９２】このように、台車本体８の連通管１３に延
長管１５、床吸込具１６などを接続することにより、床
移動型電気掃除機、携帯型電気掃除機として使用でき、
肩掛け用バンド５７を使用すれば肩掛け型電気掃除機と
して使用できる。また、台車本体８から掃除機本体９を
取り外して吸込口１２に延長管１５または床用吸込具１
６を接続すれば、携帯型または肩掛け型電気掃除機とし
て使用できる。
【００９３】（実施例１５）つぎに、本発明の第１５の
実施例を図１９を参照しながら説明する。
【００９４】図に示すように、掃除機本体９は、後部上
部にレスト部５８を一体に形成し、このレスト部５８と
台車本体８ののローラー１１の後端とで、掃除機本体９
と台車本体８とが自立できるようにしている。電源コー
ド５９は、掃除機本体９に内蔵された電動送風機（図示
せず）へ電源を供給するもので、掃除機本体９に設け、
電源コード５９の掃除機本体９からの出口部６０を台車
本体８に設けたローラー１１の上端部より上方に配置し
ている。他の構成は上記実施例１と同じである。
【００９５】上記構成により、台車本体８に掃除機本体
９を載置し、台車本体８が床面に対し略垂直となる状態
で自立させる場合、レスト部５８だけでなく、ローラー
１１の後端にも床面に接するので、接地面積が増大し、
電動送風機が配置されている重量物の掃除機本体９の力
を直接受け止めることができ、安定した状態で台車本体
８を自立させることができる。
【００９６】また、電源コード５９の出口部６０をロー
ラー１１より上方に配置しているので、ローラー１１に
電源コード５９がからみにくく、また、電源コード５９
の出口部６０付近にレスト部５８を設ける場合、自立状
態の場合に接地するレスト部５８とローラー１１との距
離が大きくとれ、自立安定性を高めることができる。
【００９７】（実施例１６）つぎに、本発明の第１６の
実施例を図２０および図２１を参照しながら説明する。
【００９８】図２１に示すように、掃除機本体９の後部
に電動送風機（図示せず）からの排気を排出するための
第１排気部６１を設け、台車本体８の側壁２４に外気と
連通する第２排気部６２を設けている。第１排気部６１
と第２排気部６２を、図２１に示すように、掃除機本体
９の外壁と台車本体８の側壁２４との間で形成された排
気通路６３で連通させている。他の構成は上記実施例１
と同じである。
【００９９】上記構成により、掃除機本体９の外壁と台
車本体８の側壁２４との間で排気通路６３を形成してい
るので、掃除機本体９の運転音を減衰させることがで
き、低騒音化が可能となる。なお、本実施例では、第２
排気部６２を台車本体８の側壁２４に設けているが、台
車本体８の底面に設けても、同様にして、掃除機本体９
の運転音を減衰させることができる。
【０１００】（実施例１７）つぎに、本発明の第１７の
実施例を図２２および図２３を参照しながら説明する。
【０１０１】図２２に示すように、掃除機本体９は、上
記実施例１６と同様に、後部に電動送風機（図示せず）
からの排気を排出するための排気部（図示せず）を設
け、台車本体８の側壁２４と掃除機本体９の外壁との間
に隙間６４を設けて、排気部からの排気を隙間６４から
外部に排出するようにしている。他の構成は上記実施例
１と同じである。
【０１０２】上記構成により、台車本体８の側壁２４と
掃除機本体９の外壁との間に設けた隙間６４により、掃
除機本体９からの排気を分散排出することができ、掃除
機本体９の運転音を減衰させて低騒音化が可能となり、
さらに、外観的にもよく、金型構成が容易となる。
【０１０３】（実施例１８）つぎに、本発明の第１８の
実施例を図２４を参照しながら説明する。
【０１０４】図に示すように、掃除機本体９は、後部に
電動送風機（図示せず）からの排気を排出するための排
気部６１を設け、台車本体６５の後壁６６に排気部６１
と外気とを連通させる排気口６７を設け、排気口６７を
形成する格子片６８を電動送風機からの排気を斜め上方
に導くように傾斜させている。他の構成は上記実施例１
と同じである。
【０１０５】上記構成により、電動送風機からの排気は
格子片６８により案内されて、排気口６７より斜め上方
に排出されるので、この排気が床面に当たり床面上の塵
埃を吹き飛ばすのを防止することができる。
【０１０６】なお、実施例では、掃除機本体に電力を供
給するために電源コードを備えたものを示したが、実施
例１５以外では、掃除機本体内に充電可能なバッテリー
を設け、このバッテリーから電力を供給する構成のもの
であってもよい。
【０１０７】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１記載の発
明によれば、掃除機本体が載置される載置部を有する台
車本体と、前記台車本体底面の前後方向の一方に回転自
在に取り付けたキャスターと、他方に回転自在に取り付
けたローラーと、前記台車本体の前部に設けられ、一端
が掃除機本体に設けられた吸込口に着脱自在に嵌合し、
他端がホース、延長管等のアタッチメントに着脱自在に
連結される連通管を備えたから、台車本体に載置された
携帯型の掃除機本体の吸込口とホースとが連通管を介し
て接続でき、ホースの一端側に延長管、床用吸込具を接
続することにより床移動型電気掃除機としての機能を得
ることができ、また、台車に載置した掃除機本体を離脱
させて使用することにより携帯型電気掃除機としての機
能を得ることができる。
【０１０８】請求項２記載の発明によれば、台車本体を
前後方向の分割面で２分割した部品で形成したから、台
車本体の前部に設けた連通管を２つの部品で挟持するこ
とで、その連通管と台車本体との組立性を向上できる。
また、掃除機本体の外形状に合わせた台車本体の外形状
及び連通管を取りつける穴等、台車本体を金型製作する
時のアンダーカット部を無くせるため、金型構成が容易
となる。
【０１０９】請求項３記載の発明によれば、掃除機本体
の両側面の一部を覆う側壁を台車本体の両側に一体的に
設け、前記側壁の上端を前記掃除機本体に設けられた集
塵室の上方開口縁より下方に位置するように設定したか
ら、掃除機本体の集塵室の上方開口からごみを取り出す
際に、掃除機本体を載置した台車本体の側壁が邪魔をす
ることがなく、ごみの取り出しを容易にすることができ
る。
【０１１０】請求項４記載の発明によれば、掃除機本体
の両側面の一部を覆う側壁を台車本体の両側に一体的に
設け、前記側壁の上方突出端面に外方より内方へ向かっ
て上る傾斜面を設けたから、掃除機本体を取り外した台
車のみの状態において、台車本体の側壁が床面と接した
状態で底部から強い外力が加わった場合、台車本体の側
壁の傾斜面に沿って、台車本体は内側にたわむことによ
り、台車本体の中央部の開きに対する応力集中を下げる
ことができる。
【０１１１】請求項５記載の発明によれば、台車本体を
前部台車と後部台車とで構成し、掃除機本体の前部およ
び後部にそれぞれ着脱自在に取り付けるとともに、前部
台車および後部台車に各々キャスターとローラーを取り
付け、前記前部台車に連通管を設けたから、掃除機本体
の底面全体を台車本体で覆う必要がなくなり、軽量化に
よる移動性能を向上することができる。
【０１１２】請求項６記載の発明によれば、前部台車お
よび後部台車の少なくともいずれか一方を前後方向の分
割面で２分割した部品で形成したから、特に連通管を取
り付ける前部台車を２分割した部品で形成することで、
連通管を部品間に挟持して取り付けることができる。ま
た、掃除機本体の外形状に合わせた台車本体の外形状及
び連通管を取りつける穴等、台車本体を金型製作する時
のアンダーカット部を無くせるため、金型構成が容易と
なる。
【０１１３】請求項７記載の発明よれば、掃除機本体の
後部に設けられた係止部に係合する被係止部を有する尾
錠を、台車本体の後部または後部台車に回動自在に取り
付けたから、掃除機本体を台車の載置部に載置すると尾
錠により掃除機本体と台車本体とが係止され、台車の移
動中に掃除機本体が台車本体から抜け落ちることがな
く、また、掃除機本体を台車本体から外す場合には、尾
錠を操作して掃除機本体との係止状態を解除すれば簡単
に離脱することができる。
【０１１４】請求項８記載の発明によれば、掃除機本体
の後部に設けられた係止部に係合する被係止部を有する
尾錠を、台車本体の後部または後部台車に一体的に設け
たから、尾錠の被係止部が外れるように尾錠を変形させ
ることで係止の解除が行うことができ、部品を削減する
ことができる。
【０１１５】請求項９記載の発明によれば、尾錠をロー
ラーの後方端面より突出しないようにしたから、ローラ
ーを中心に台車本体を回動させた場合にも、尾錠が床面
と接して不用意に係止状態が解除されるのを防止でき
る。
【０１１６】請求項１０記載の発明によれば、尾錠の後
部上方に略水平のリブを設けたから、略水平のリブに指
を引っかけて尾錠を動かすことができ、係止状態を解除
する場合の操作性を向上させることができる。
【０１１７】請求項１１記載の発明によれば、延長管に
固着された差し込み部が着脱自在に係合する凹部を形成
した受け部を台車本体に設けたから、台車本体の受け部
が床面に対し略垂直となる状態で掃除機本体が載置され
れば、延長管の差し込み部を受け部に差し込めば、延長
管を立てた状態で収納することができる。
【０１１８】請求項１２記載の発明によれば、受け部に
形成された凹部を前下がりに傾斜させたから、受け部の
前下がりの傾斜に沿って延長管の差し込み部が移動し、
スムーズに延長管を取り外すことができる。
【０１１９】請求項１３記載の発明によれば、受け部を
別部材で形成し、前記受け部を台車本体を形成する前後
方向の分割面で２分割した部品間で挟持したから、台車
本体を金型成形する際に受け部を成形する必要がなく、
金型構成を簡素化でき、また、受け部は部品間で挟持し
て取り付ける構成なので、その組立性も良好である。
【０１２０】請求項１４記載の発明によれば、台車本体
の２分割した部品をねじにより固着するとともに、同一
ねじで受け部を台車本体に固着するから、受け部に外力
が加わっても部品間締め付けているねじでその外力を受
けることができ、受け部の強度を高めることができる。
【０１２１】請求項１５記載の発明によれば、台車本体
または後部台車の後壁上部にレスト部を設け、前記レス
ト部とローラーの後方端とで、自立可能にしたから、台
車を自立させる場合にはレスト部のみならずローラーの
後方端にも床面に接するので、接地面積が増大し、安定
した状態で台車を自立させることができる。
【０１２２】請求項１６記載の発明によれば、前部に塵
埃吸込用の吸込口を有し、後部に電動送風機を内蔵する
掃除機本体と、この掃除機本体を載置する上述した電気
掃除機用台車とを備えたから、床移動型電気掃除機およ
び携帯型電気掃除機としての両機能を発揮することがで
きる。
【０１２３】請求項１７記載の発明によれば、電気掃除
機用台車に設けた側壁の内壁と、掃除機本体の外壁との
間に隙間を設けたから、台車を移動させる場合に発生す
る振動により台車本体の側壁と掃除機本体の外壁とが擦
れて傷つくのを防止できる。
【０１２４】請求項１８記載の発明によれば、電気掃除
機用台車に設けた載置部の底面に嵌合部を設け、掃除機
本体の底部に前記嵌合部に嵌合する被嵌合部を設けたか
ら、嵌合部と被嵌合部とが嵌合するので、電気掃除機用
台車に対する掃除機本体の位置規制が行え、電気掃除機
用台車の所定位置に掃除機本体を載置することができ
る。
【０１２５】請求項１９記載の発明によれば、電気掃除
機用台車の台車本体を前後方向の分割面で２分割した部
品の各々に、両者をねじで締め付け結合するためのボス
を底部に設け、前記ボスの外周の一部を嵌合部としたか
ら、ボスの一部を嵌合部とし兼用することができる。
【０１２６】請求項２０記載の発明によれば、掃除機本
体に設けた吸込口の大きさを、延長管または床吸込具の
少なくとも一方に嵌合できるように設定し、掃除機本体
に持ち運び用の把手または肩掛け用バンドを設けたか
ら、台車本体の連通管に延長管、床吸込具などを接続す
ることにより、床移動型電気掃除機、携帯型電気掃除機
として使用でき、肩掛けバンドを使用すれば肩掛け型電
気掃除機として使用でき、台車本体から掃除機本体を取
り外して吸込口に延長管または床用吸込具を接続すれ
ば、携帯型または肩掛け型電気掃除機として使用でき
る。
【０１２７】請求項２１記載の発明によれば、電気掃除
本体の後部上部に設けたレスト部と、電気掃除機用台車
のローラーの後端とで、掃除機本体と電気掃除機用台車
とが自立できるようにしたから、台車を自立させる場合
にはレスト部のみならずローラーの後端にも床面に接す
るので、接地面積が増大し、安定した状態で台車を自立
させることができる。
【０１２８】請求項２２記載の発明によれば、掃除機本
体に内蔵された電動送風機への電源供給用の電源コード
を掃除機本体に設け、前記電源コードの掃除機本体から
の出口部を電気掃除機用台車に設けたローラーの上端部
より上方に配置したから、ローラーに電源コードがから
みにくく、また、電源コードの出口部付近にレスト部を
設ける場合、自立状態の場合に接地するレスト部とロー
ラーとの距離が大きくとれ、自立安定性を高めることが
できる。
【０１２９】請求項２３記載の発明によれば、掃除機本
体の後部に電動送風機からの排気を排出するための第１
排気部を、電気掃除機用台車の側壁または底面には外気
と連通する第２排気部を各々設け、前記第１排気部と第
２排気部を掃除機本体の外壁と電気掃除機用台車の側壁
との間で形成された排気通路で連通させたから、掃除機
本体の外壁と電気掃除機用台車の側壁との間で排気通路
を形成しているので、掃除機本体の運転音を減衰させる
ことができる。
【０１３０】請求項２４記載の発明によれば、掃除機本
体の後部に電動送風機からの排気を排出するための排気
部を設けるとともに、電気掃除機用台車の側壁と掃除機
本体の外壁との間に隙間を設けて、前記排気部からの排
気を前記隙間から外部に排出するようにしたから、電気
掃除機用台車の側壁と掃除機本体の外壁との間に設けた
隙間により、排気を分散排出することができる。
【０１３１】請求項２５記載の発明によれば、掃除機本
体の後部に電動送風機からの排気を排出するための排気
部を設け、前記排気部と外気とを連通させる排気口を電
気掃除機用台車の側壁または後壁に設け、前記排気口を
形成する格子片を電動送風機からの排気を斜め上方に導
くように傾斜させたから、電動送風機からの排気が斜め
上方となるので、この排気が床面に当たり床面上の塵埃
を吹き飛ばすのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した正面図
【図２】本発明の第２の実施例の電気掃除機用台車の分
解下面図
【図３】本発明の第３の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した正面図
【図４】本発明の第４の実施例の電気掃除機用台車の側
面図
【図５】本発明の第５の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した正面図
【図６】本発明の第６の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した断面図
【図７】本発明の第７の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した断面図
【図８】本発明の第８の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置した要部断面図
【図９】本発明の第９の実施例の電気掃除機用台車の掃
除機本体を載置し一部切欠した正面図
【図１０】同電気掃除機用台車の掃除機本体を載置しス
タンド収納時の断面図
【図１１】本発明の第１０の実施例の電気掃除機用台車
の下面図
【図１２】本発明の第１１の実施例の電気掃除機用台車
の掃除機本体を載置し一部切欠した正面図
【図１３】本発明の第１２の実施例の電気掃除機の上面
図
【図１４】本発明の第１３の実施例の電気掃除機の一部
切欠した正面図
【図１５】本発明の第１４の実施例の電気掃除機の正面
図
【図１６】同電気掃除機の使用状態の一例の一部切欠し
た正面図
【図１７】同電気掃除機の使用状態の他の例の断面図
【図１８】同電気掃除機の使用状態の他の例の一部切欠
した正面図
【図１９】本発明の第１５の実施例の電気掃除機の正面
図
【図２０】本発明の第１６の実施例の電気掃除機の一部
切欠した正面図
【図２１】図２０のＡ−Ａ線断面図
【図２２】本発明の第１７の実施例の電気掃除機の上面
図
【図２３】図２２のＢ−Ｂ線断面図
【図２４】本発明の第１８の実施例の電気掃除機の一部
切欠した正面図
【図２５】従来の電気掃除機用台車に掃除機本体を載置
した斜視図
【図２６】従来の電気掃除機の斜視図
【符号の説明】
８ 台車本体 ９ 掃除機本体 １０ キャスター １１ ローラー １２ 吸込口 １３ 連通管 １４ ホース １５ 延長管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 晴久 石川県鹿島郡鳥屋町字春木ラ部55 肥田電 器株式会社内 (72)発明者 川島 裕美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 掃除機本体が載置される載置部を有する
    台車本体と、前記台車本体底面の前後方向の一方に回転
    自在に取り付けたキャスターと、他方に回転自在に取り
    付けたローラーと、前記台車本体の前部に設けられ、一
    端が掃除機本体に設けられた吸込口に着脱自在に嵌合
    し、他端がホース、延長管等のアタッチメントに着脱自
    在に連結される連通管を備えた電気掃除機用台車。
  2. 【請求項２】 台車本体を前後方向の分割面で２分割し
    た部品で形成した請求項１記載の電気掃除機用台車。
  3. 【請求項３】 掃除機本体の両側面の一部を覆う側壁を
    台車本体の両側に一体的に設け、前記側壁の上端を前記
    掃除機本体に設けられた集塵室の上方開口縁より下方に
    位置するように設定した請求項１または２記載の電気掃
    除機用台車。
  4. 【請求項４】 掃除機本体の両側面の一部を覆う側壁を
    台車本体の両側に一体的に設け、前記側壁の上方突出端
    面に外方より内方へ向かって上る傾斜面を設けた請求項
    １〜３のいずれか１項記載の電気掃除機用台車。
  5. 【請求項５】 台車本体を前部台車と後部台車とで構成
    し、掃除機本体の前部および後部にそれぞれ着脱自在に
    取り付けるとともに、前部台車および後部台車に各々キ
    ャスターとローラーを取り付け、前記前部台車に連通管
    を設けた請求項１記載の電気掃除機用台車。
  6. 【請求項６】 前部台車および後部台車の少なくともい
    ずれか一方を前後方向の分割面で２分割した部品で形成
    した請求項５記載の電気掃除機用台車。
  7. 【請求項７】 掃除機本体の後部に設けられた係止部に
    係合する被係止部を有する尾錠を、台車本体の後部また
    は後部台車に回動自在に取り付けた請求項１〜６のいず
    れか１項記載の電気掃除機用台車。
  8. 【請求項８】 掃除機本体の後部に設けられた係止部に
    係合する被係止部を有する尾錠を、台車本体の後部また
    は後部台車に一体的に設けた請求項１〜６のいずれか１
    項記載の電気掃除機用台車。
  9. 【請求項９】 尾錠をローラーの後方端面より突出しな
    いようにした請求項７または８記載の電気掃除機用台
    車。
  10. 【請求項１０】 尾錠の後部上方に略水平のリブを設け
    た請求項７〜９のいずれか１項記載の電気掃除機用台
    車。
  11. 【請求項１１】 延長管に固着された差し込み部が着脱
    自在に係合する凹部を形成した受け部を台車本体に設け
    た請求項１〜４、７〜１０のいずれか１項記載の電気掃
    除機用台車。
  12. 【請求項１２】 受け部に形成された凹部を前下がりに
    傾斜させた請求項１１記載の電気掃除機用台車。
  13. 【請求項１３】 受け部を別部材で形成し、前記受け部
    を台車本体を形成する前後方向の分割面で２分割した部
    品間で挟持した請求項１１または１２記載の電気掃除機
    用台車。
  14. 【請求項１４】 台車本体の２分割した部品をねじによ
    り固着するとともに、同一ねじで受け部を台車本体に固
    着する請求項１３記載の電気掃除機用台車。
  15. 【請求項１５】 台車本体または後部台車の後壁上部に
    レスト部を設け、前記レスト部とローラーの後方端と
    で、自立可能にした請求項１〜１４のいずれか１項記載
    の電気掃除機用台車。
  16. 【請求項１６】 前部に塵埃吸込用の吸込口を有し、後
    部に電動送風機を内蔵する掃除機本体と、この掃除機本
    体を載置する請求項１〜１５のいずれか１項記載の電気
    掃除機用台車とを備えた電気掃除機。
  17. 【請求項１７】 電気掃除機用台車に設けた側壁の内壁
    と、掃除機本体の外壁との間に隙間を設けた請求項１６
    記載の電気掃除機。
  18. 【請求項１８】 電気掃除機用台車に設けた載置部の底
    面に嵌合部を設け、掃除機本体の底部に前記嵌合部に嵌
    合する被嵌合部を設けた請求項１６または１７記載の電
    気掃除機。
  19. 【請求項１９】 電気掃除機用台車の台車本体を前後方
    向の分割面で２分割した部品の各々に、両者をねじで締
    め付け結合するためのボスを底部に設け、前記ボスの外
    周の一部を嵌合部とした請求項１８記載の電気掃除機。
  20. 【請求項２０】 掃除機本体に設けた吸込口の大きさ
    を、延長管または床吸込具の少なくとも一方に嵌合でき
    るように設定し、掃除機本体に持ち運び用の把手または
    肩掛け用バンドを設けた請求項１６〜１９のいずれか１
    項記載の電気掃除機。
  21. 【請求項２１】 掃除機本体の後部上部に設けたレスト
    部と、電気掃除機用台車のローラーの後端とで、掃除機
    本体と電気掃除機用台車とが自立できるようにした請求
    項１６〜２０のいずれか１項記載の電気掃除機。
  22. 【請求項２２】 掃除機本体に内蔵された電動送風機へ
    の電源供給用の電源コードを掃除機本体に設け、前記電
    源コードの掃除機本体からの出口部を電気掃除機用台車
    に設けたローラーの上端部より上方に配置した請求項１
    ６〜２１のいずれか１項記載の電気掃除機。
  23. 【請求項２３】 掃除機本体の後部に電動送風機からの
    排気を排出するための第１排気部を、電気掃除機用台車
    の側壁または底面には外気と連通する第２排気部を各々
    設け、前記第１排気部と第２排気部を掃除機本体の外壁
    と電気掃除機用台車の側壁との間で形成された排気通路
    で連通させた請求項１６〜２２のいずれか１項記載の電
    気掃除機。
  24. 【請求項２４】 掃除機本体の後部に電動送風機からの
    排気を排出するための排気部を設けるとともに、電気掃
    除機用台車の側壁と掃除機本体の外壁との間に隙間を設
    けて、前記排気部からの排気を前記隙間から外部に排出
    するようにした請求項１６〜２２のいずれか１項記載の
    電気掃除機。
  25. 【請求項２５】 掃除機本体の後部に電動送風機からの
    排気を排出するための排気部を設け、前記排気部と外気
    とを連通させる排気口を電気掃除機用台車の側壁または
    後壁に設け、前記排気口を形成する格子片を電動送風機
    からの排気を斜め上方に導くように傾斜させた請求項１
    ６〜２２のいずれか１項記載の電気掃除機。
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