JP2001035386A - プラズマディスプレーパネル用材料 - Google Patents

プラズマディスプレーパネル用材料

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JP2001035386A
JP2001035386A JP20634699A JP20634699A JP2001035386A JP 2001035386 A JP2001035386 A JP 2001035386A JP 20634699 A JP20634699 A JP 20634699A JP 20634699 A JP20634699 A JP 20634699A JP 2001035386 A JP2001035386 A JP 2001035386A
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plasma display
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glass substrate
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Hiromitsu Watanabe
広光 渡辺
Yoshiro Morita
芳郎 森田
Masahiko Ouchi
雅彦 應治
Kazuo Hatano
和夫 波多野
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス粉末及び酸化物セラミックフィラー粉
末を含むプラズマディスプレーパネル用材料であって、
アドレス電極4の上に設けられる誘電体層9の形成材料
等として用いた場合に、プラズマディスプレーパネルの
色あいを補正することができる材料を得る。 【解決手段】 焼成すると、明度Vが2≦V≦9、彩度
Cが2<Cの値を示す焼成膜となる性質を有することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レーパネル用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレーは、自己発光型の
フラットディスプレーであり、軽量薄型、高視野角等の
優れた特性を備えており、大画面化が容易であることか
ら、最も将来性のある表示装置として注目されている。
【0003】図1は、このようなプラズマディスプレー
パネルの構造を示す断面図である。図1に示すように、
プラズマディスプレーパネルにおいては、一般に、前面
ガラス基板1と背面ガラス基板2とが対向して設けられ
ており、これらの基板の間の空間には、多数のガス放電
セルに区切るため、バリアリブ(隔壁)7が形成されて
いる。前面ガラス基板1の上には、一対の透明電極3が
形成されており、これらの透明電極3間で電圧が印加さ
れ、プラズマ放電が生じる。なお、通常、透明電極3の
端部には電気抵抗を軽減するための金属電極が設けられ
るが、図1においてはこの金属電極を図示省略してい
る。
【0004】透明電極3の上には、前面ガラス基板1の
全面を覆うように誘電体層5が形成されている。誘電体
層5の上には、プラズマを安定に形成するためのMgO
からなる保護層6が形成されている。
【0005】バリアリブ7間の背面ガラス基板2の上に
は、アドレス電極4が形成されている。アドレス電極4
の上には、アドレス電極4を保護するための誘電体層9
が形成されている。誘電体層9は、ガラス粉末を含む誘
電体材料をアドレス電極4上に塗布し、焼成することに
より形成されている。
【0006】バリアリブ7間の、バリアリブ7の側壁及
び誘電体層9の上には、各セルが発光すべき色に応じ
て、赤(R)、緑(G)、または青(B)の蛍光体8が
塗布されている。
【0007】透明電極3間に電圧が印加され、これによ
ってバリアリブ7で仕切られたガス放電セル内にプラズ
マ放電が生じ、プラズマ放電により発生した紫外線が蛍
光体8に照射され、蛍光体8が所定の色を発光する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のアドレス
電極保護用の誘電体層としては、ガラス粉末及び酸化物
セラミックフィラー粉末を含む誘電体材料が用いられて
おり、白色の誘電体材料が用いられている。一般に、プ
ラズマディスプレーパネル全体の輝度を上げる観点から
このような白色の誘電体材料が用いられている。例え
ば、特開平9−231910号公報では、特定の平均粒
径を有する板状の酸化チタニウムや酸化ジルコニウム等
のフィラーを含有させることにより、バックプレートや
隔壁の反射率を高めた高輝度なプラズマディスプレーパ
ネルが提案されている。
【0009】ところで、プラズマディスプレーパネルに
使用される蛍光体の中で、青色の蛍光体は最も発光効率
が悪いことが知られている。このため、青色の輝度を高
め、色あいを補正することが必要となる。従来、このよ
うな色補正の観点からは、アドレス電極保護用の誘電体
層に用いる材料の検討はなされていなかった。
【0010】本発明の目的は、ガラス粉末及び酸化物セ
ラミックフィラー粉末を含むプラズマディスプレーパネ
ル用材料であって、プラズマディスプレーパネルの色あ
いを補正することができるプラズマディスプレーパネル
用材料を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレーパネル用材料は、ガラス粉末及び酸化物セラミッ
クフィラー粉末を含むプラズマディスプレーパネル用材
料であり、焼成すると、明度Vが2≦V≦9、彩度Cが
1.5<Cの値を示す焼成膜となる性質を有することを
特徴としている。なお、ここで明度V及び彩度Cは、J
IS Z8721において定められる色の表示記号であ
る。
【0012】明度Vが2より小さくなると、黒色度が強
くなり過ぎて所望の色彩が得られず、色あいを補正する
効果が得られない。明度Vが9を超えると、白色度が強
くなり過ぎて、同様に所望の色彩が得られず、色あいを
補正する効果が得られない。
【0013】また彩度Cが1.5以下になると、色が不
鮮明になり、所望の色彩が得られず、色あいを補正する
効果が得られない。本発明において、さらに好ましく
は、明度Vは3≦V≦8であり、彩度Cは2<Cであ
る。
【0014】本発明において、焼成膜の色相Hは、輝度
を上げようとする色が青、緑、赤のいずれであるかによ
り選択される。ここで色相Hは、JIS Z8721に
おいて定められる色の表示記号である。
【0015】パネルにおける青色の輝度を上げる場合に
は、焼成後の焼成膜が青系色でかつ暗色でないものが好
ましい。従って、色相Hは、BG、B、PBのいずれか
であることが好ましく、さらに好ましくはBである。こ
のような色相Hで、明度V及び彩度Cが本発明の範囲内
である焼成膜とすることにより、青色の輝度を上げるこ
とができる。
【0016】パネルにおける緑色の輝度を上げる場合に
は、焼成後の焼成膜が緑系色でかつ暗色でないものが好
ましい。従って、色相Hは、GY、G、BGのいずれか
であることが好ましく、さらに好ましくはGである。こ
のような色相Hで、明度V及び彩度Cが本発明の範囲内
である焼成膜とすることにより、緑色の輝度を上げるこ
とができる。
【0017】パネルにおける赤色の輝度を上げる場合に
は、焼成後の焼成膜が赤系色でかつ暗色でないものが好
ましい。従って、色相Hは、P、RP、R、YRのいず
れかであることが好ましく、さらに好ましくはRP、R
のいずれかである。このような色相Hで、明度V及び彩
度Cが本発明の範囲内である焼成膜とすることにより、
赤色の輝度を上げることができる。
【0018】本発明においては、無機顔料を含有するこ
とにより、明度V、彩度C及び色相Hが上記範囲の値を
示すように設定されることが好ましい。しかしながら、
ガラス粉末及び酸化物セラミックフィラー粉末の含有の
みで、上記V値、C値及びH値の条件が満たされる場合
には、無機顔料は含有されていなくてもよい。
【0019】以上のように、本発明のプラズマディスプ
レーパネル用材料は、ガラス粉末及び酸化物セラミック
フィラー粉末を含み、さらに任意成分として無機顔料を
含む。
【0020】本発明のプラズマディスプレーパネル用材
料は、アドレス電極の上に設けられる誘電体層を形成す
るための誘電体材料として用いることができる。さらに
は、バリアリブを形成するための材料としても用いるこ
とができる。
【0021】本発明において用いられるガラス粉末は、
緻密な焼結体を得るための材料であり、誘電体層形成材
料として用いる場合には、高い耐電圧を付与するための
材料である。ガラス粉末の含有量は40〜95重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは45〜90重量
%である。ガラス粉末の含有量が少ないと、焼結性が低
下し、緻密な焼結体とならず、また高い耐電圧を有する
誘電体層を形成することができない場合がある。また、
ガラス粉末の含有量が多いと、焼結の際に流動が進行し
すぎてアドレス電極が破壊されるおそれがある。また、
バリアリブ形成材料として用いる場合には、バリアリブ
の形状を保持することができない場合がある。
【0022】ガラス粉末としては特に限定されないが、
軟化点が450〜600℃であるPbO−B2 3 −S
iO2 系ガラスが好ましく用いられる。このガラスは、
500〜600℃の焼成で良好な流動性を示し、また絶
縁特性に優れると共に安定している。この他に、ZnO
−B2 3 −SiO2 系ガラスやP2 5 −ZnO−B
2 3 系ガラスなども使用することができる。また、C
oO等の着色剤を組成中に添加して着色したガラス粉末
を用いてもよい。
【0023】本発明において用いる酸化物セラミックフ
ィラー粉末は、膨張係数や焼結度合いを調整するための
材料である。酸化物セラミックフィラー粉末の含有量は
5〜50重量%が好ましく、さらに好ましくは10〜4
5重量%である。酸化物セラミックフィラーの含有量が
少ないと、焼成の際に流動が進行しすぎてアドレス電極
が破壊される場合がある。また、バリアリブ形成材料と
して用いる場合には、バリアリブの形状を保持すること
ができない場合がある。酸化物セラミックフィラーの含
有量が多いと、焼結性が低下し、緻密な焼結体となら
ず、誘電体層形成材料として用いる場合には高い耐電圧
を付与することができない場合がある。
【0024】酸化物セラミックフィラーとしては、特に
限定されないが、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化ジル
コニウム、珪酸ジルコニウム、酸化珪素、酸化錫及び酸
化亜鉛などの酸化物セラミックフィラーを単独または2
種以上混合して使用することができる。これらの酸化物
セラミックフィラー粉末は、比較的安価に入手すること
ができ、膨張係数や焼結度合いを調整するのに好適に用
いられる。
【0025】本発明において用いる無機顔料は、上記ガ
ラス粉末及び酸化物セラミックフィラー粉末の含有によ
り、明度V等を上記範囲内に設定することができない場
合に含有される材料である。無機顔料の含有量は、0〜
35重量%であることが好ましく、さらに好ましくは
0.01〜35重量%、さらに好ましくは0.05〜3
0重量%である。無機顔料の含有量が少ないと、明度V
等を上記範囲内に設定することができない場合がある。
一方、無機顔料の含有量が多いと、焼結性が低下し、緻
密な焼結体とならず、誘電体層形成材料として用いる場
合に高い耐電圧を付与することができない場合がある。
【0026】無機顔料としては、形成後の焼成膜の明度
V等を、上記範囲内となるように設定することができる
ものであれば特に限定されるものではないが、シートカ
ラーL値が90以下であるような無機顔料であることが
好ましく、さらにはシートカラーL値が80以下である
ような無機顔料であることが好ましい。なお、シートカ
ラーL値は、無機顔料の明度を評価する方法として一般
的に行われている測定方法により測定することができ
る。
【0027】本発明の材料を用いてアドレス電極保護用
の誘電体層を形成するには、アドレス電極が形成された
背面ガラス基板上に、バインダ及び有機溶剤と混練して
ペースト状にした本発明の材料をスクリーン印刷した
り、あるいは熱可塑性樹脂や可塑剤を添加してグリーン
シート状に成形した本発明の材料を熱圧着した後に、5
00〜600℃程度の温度で焼成すればよい。
【0028】なお、本発明の材料を用いてバリアリブを
形成する場合には、上述のようなペーストまたはグリー
ンシートを用いて、所定の膜厚の塗布層を形成した後、
乾燥させ、レジスト膜を形成し、サンドブラスト法など
の方法を用いて不要な部分を除去した後、焼成すること
により所定形状のバリアリブを形成することができる。
【0029】また、本発明の材料を用いて、アドレス電
極保護用の誘電体層とバリアリブの両方を形成してもよ
い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施例により、本
発明のプラズマディスプレーパネル用材料を説明する。
しかしながら、本発明は、以下の実施例により限定され
るものではない。
【0031】(ガラス粉末の調製)表1に示すガラス組
成となるように、ガラス原料を調合し、均一に混合した
後、白金ルツボに入れ、1250℃で2時間溶融し、フ
ィルム状に成形した。次に、得られたガラスフィルムを
アルミナボールミルで12時間粉砕し、目開き53μm
の篩いで分級してガラス粉末を得た。得られたガラス粉
末について軟化点を測定し、表1に示した。軟化点は、
マクロ型示差熱分析計により測定し、第4の変曲点の値
を軟化点とした。なお、ガラス粉末Eは青色に着色した
ガラス粉末であった。
【0032】
【表1】
【0033】(無機顔料)以下の実施例及び比較例に使
用した無機顔料a〜jの色系列、主成分及びシートカラ
ーL値を表2〜表4に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】シートカラーL値は、以下のようにして測
定した。無機顔料に、有機溶剤または水と、バインダと
なる樹脂を混ぜ、スラリー状に混練し、このスラリーを
バーコーターにて膜厚20〜30μmのシート状に成形
した。乾燥後、JUKI株式会社製分光式色度計(JP
7200F)を用い、JIS Z8722による反射物
体の測定方法に準拠した方法で、4回測定(測定条件:
0−45 Sb 20 W20 光源D65 視野10
° 測定面φ10mm)し、その平均値を測定値とし
た。測定結果は、JIS Z8729に準拠した方法
で、明度L*をシートカラーL値として表した。
【0038】(実施例1〜17及び比較例1〜5)表5
〜表8に示す配合及び配合割合となるように、上記ガラ
ス粉末、酸化物セラミックフィラー粉末及び無機顔料を
混合した。なお、比較例1は従来品を示している。また
酸化物セラミックフィラー粉末は、50%粒子径D50
2μm以下及び最大粒子径DMAX が10μm以下のもの
を使用し、無機顔料は50%粒子径D50が1μm以下及
び最大粒子径DMAX が5μm以下のものを使用した。5
0%粒子径D50及び最大粒子径DMAX は、レーザー回折
式粒度分布計「マイクロトラックSPA」(日機装株式
会社製)を用いて測定した。
【0039】得られた混合粉末と、エチルセルロースの
ターピネオール溶液を混ぜ合わせ、セラミック製3本ロ
ールミルで混練してペーストを調製した。焼成後の焼成
膜の色を測定する試料としては、このペーストをガラス
板上に塗布した後、表5〜表8に示す温度で10分間焼
成して得られた焼成膜を用いた。このようにして得られ
た焼成膜について、JUKI株式会社製分光式色差計
(JP7200F)を用いて、JIS Z8722によ
る反射物体の測定方法に準拠した方法で、4回測定(測
定条件:0−45 Sb 20 W20 光源D65
視野10° 測定面φ10mm)し、その平均値を測定
値とした。測定結果は、JIS Z8721に準拠した
三属性による表示(マンセル記号)で表示した。
【0040】また、焼結度の評価は次のようにして行っ
た。まず上記ペーストをガラス板上に塗布した後、表5
〜表8に示す温度で10分間焼成して焼成膜を作製し
た。次にこの焼成膜の表面に油性インクを塗り、インク
が乾燥した後に、アルコールを染み込ませたワイパーで
ふき取り、そのときのインクの残存具合を評価し、イン
クが残らないものを「○」として表した。
【0041】次に上記ペーストを用いてアドレス電極保
護用誘電体層を形成したプラズマディスプレーパネルに
ついて、色補正効果を評価した。アドレス電極保護用誘
電体層の形成は、アドレス電極を形成した背面ガラス板
の上に、焼成後の膜厚が約15μmとなるように、上記
ペーストをスクリーン印刷した後、表に示す温度で10
分間焼成することにより行った。なお色補正効果は、点
灯させたパネルを目視にて評価したものであり、従来品
である比較例1を基準としたときに、赤、緑、または青
のうち、少なくとも1種以上で発色特性が優れるものを
「○」、赤、緑及び青のすべての発色特性が比較例1と
同等以下のものを「×」として表した。
【0042】以上のようにして得られた測定結果を表5
〜表8に示す。V値が9を超える比較例1〜3について
は、C値を測定することができなかった。なお、表5〜
表8において、Hはマンセル表示の色相を示しており、
Vは明度、Cは彩度を示している。
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】
【表8】
【0047】実施例1〜7において形成したアドレス電
極保護用の誘電体層は、明度V及び彩度Cが本発明の範
囲内の値であり、色相HがBまたはBGであり、青の色
調を有している。表5及び表6に示す結果から明らかな
ように、このような青の色調を有する誘電体層を用いる
ことにより、プラズマディスプレーパネルの青色の輝度
が高められることが確認された。
【0048】実施例8〜12において形成したアドレス
電極保護用の誘電体層は、明度V及び彩度Cが本発明の
範囲内の値であり、色相HがGまたはGYであり、緑の
色調を有している。表6に示す結果から明らかなよう
に、このような緑の色調を有する誘電体層を用いること
により、プラズマディスプレーパネルの緑色の輝度が高
められることが確認された。
【0049】実施例13〜17において形成したアドレ
ス電極保護用の誘電体層は、明度V及び彩度Cが本発明
の範囲内の値であり、色相HがRまたはRPであり、赤
の色調を有している。表7に示す結果から明らかなよう
に、このような赤の色調を有する誘電体層を用いること
により、プラズマディスプレーパネルの赤色の輝度が高
められることが確認された。
【0050】これに対し、本発明の範囲外のV値及びC
値を有する比較例においては、色補正効果が得られなか
った。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明のプラズマディス
プレーパネル用材料を用いることにより、青、緑、及び
赤など所望の色の輝度を高めることができるので、良好
な色補正効果を得ることができる。従って、本発明のプ
ラズマディスプレーパネル用材料は、アドレス電極の上
に設けられる誘電体層の形成材料として好適なものであ
る。また、本発明のプラズマディスプレーパネル用材料
は、バリアリブ形成材料としても用いることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマディスプレーパネルの構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1…前面ガラス基板 2…背面ガラス基板 3…透明電極 4…アドレス電極 5…誘電体層 6…保護層 7…バリアリブ(隔壁) 8…蛍光体 9…誘電体層(アドレス電極保護用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 應治 雅彦 滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 波多野 和夫 滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 GA03 GD07 GD09 GF18 GF19 GH03 KA10 KA11 MA02 MA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス粉末及び酸化物セラミックフィラ
    ー粉末を含むプラズマディスプレーパネル用材料であっ
    て、焼成すると、明度Vが2≦V≦9、彩度Cが1.5
    <Cの値を示す焼成膜となる性質を有することを特徴と
    するプラズマディスプレーパネル用材料。
  2. 【請求項2】 焼成すると、明度Vが3≦V≦8、彩度
    Cが2<Cの値を示す焼成膜となる性質を有することを
    特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレーパネ
    ル用材料。
  3. 【請求項3】 無機顔料を含有することを特徴とする請
    求項1または2に記載のプラズマディスプレーパネル用
    材料。
  4. 【請求項4】 無機顔料のシートカラーL値が90以下
    であることを特徴とする請求項3に記載のプラズマディ
    スプレーパネル用材料。
  5. 【請求項5】 重量%でガラス粉末40〜95%、酸化
    物セラミックフィラー粉末5〜50%、無機顔料粉末
    0.01〜35%からなることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載のプラズマディスプレーパネル用材料。
  6. 【請求項6】 ガラス粉末が、着色ガラスからなること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラ
    ズマディスプレーパネル用材料。
  7. 【請求項7】 重量%でガラス粉末40〜95%、酸化
    物セラミックフィラー粉末5〜50%、無機顔料粉末0
    〜35%からなることを特徴とする請求項6に記載のプ
    ラズマディスプレーパネル用材料。
  8. 【請求項8】 アドレス電極の上に設けられる誘電体層
    を形成するための誘電体材料であることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載のプラズマディスプレ
    ーパネル用材料。
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