JP2001034138A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
素早くプリントアウトすることが可能な画像形成装置を
提供すること。 【解決手段】定着器のウォーミングアップ終了温度te
mp2を、待機温度temp3よりも高く設定してい
る。このため、定着器への加熱が終了した時には、定着
器の周辺は、確実に加熱されている。その結果、定着器
の温度が定着器の周辺から奪われることはなく、待機温
度temp3から定着温度temp5まで素早く加熱す
ることができる。従って、定着器への加熱が終了した後
であっても、素早くプリントアウトすることができる。
よって、ウォーミングアップ動作が終了した後であって
も、素早くプリントアウトすることができる。
Description
像形成装置に関するものである。
は、電源が投入されると、まずウォーミングアップ動作
(感光体ドラムの前回転動作と定着器への加熱)が行わ
れる。感光体ドラムの前回転動作は、感光体ドラムが所
定回転(例えば2〜3回転)されると終了する。一方、
定着器への加熱は、定着器が待機温度に達すると終了す
る。その結果、定着器への加熱中に、感光体ドラムの前
回転動作は終了する。
が待機温度に達したときに、定着器への加熱を終了する
と、定着器の温度が定着器の周辺から奪われる。その結
果、定着器の温度が待機温度以下となる。このような状
態でスタートキーが押下されて、記録部が動作される
と、定着器の温度が定着温度に達するまでの時間が長く
なる。このため、記録紙への記録が開始されるまでの時
間が長くなる。その結果、プリントアウトまでの時間も
長くなる。
されたものであって、その目的は、ウォーミングアップ
動作が終了した後であっても、素早くプリントアウトす
ることが可能な画像形成装置を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明では、電子写真方式の画像
形成装置において、定着器を加熱する加熱手段と、その
定着器の温度を検出する温度検出手段と、定着器が待機
温度よりも高いウォーミングアップ終了温度に達したと
きに、ウォーミングアップ動作を終了する制御手段とを
備えた。
載の画像形成装置において、ウォーミングアップ終了温
度は、定着器の定着温度よりも低い。請求項3に記載の
発明では、請求項1または請求項2に記載の画像形成装
置において、制御手段は、ウォーミングアップ終了温度
に達した後、定着器を待機温度に調整する。
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「加熱手段」はランプ101aに相当し、同じ
く「温度検出手段」は温度センサ110に相当し、同じ
く「制御手段」はMPU11、ROM12及びRAM1
3に相当する。
施形態を図面を用いて説明する。図1に示すように、画
像形成装置としてのファクシミリ装置1は、MPU1
1、ROM12、RAM13、読取部14、記録部1
5、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデ
ック19、モデム20及びNCU21から構成されると
ともに、各部11〜21がバス22を介してそれぞれ接
続されている。
する各部を制御する。ROM12は、ファクシミリ装置
1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13
は、ファクシミリ装置1に関する各種情報を一時的に記
憶する。
取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部
15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画デー
タやコピー動作において、読取部14にて読み取られた
原稿の画データを記録紙上に記録する。なお、記録部1
5の詳細については、後述する。
入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、
短縮番号の登録、短縮番号から電話番号やFAX番号等
を入力するための短縮キー16b、原稿の読み取り動作
を開始させるためのスタートキー16c、「通信(FA
X)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/
コピーキー16d等の各種操作キーを備えている。
ミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行う。画像
メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られ
た画データを一時的に記憶する。コーデック19は、読
取部14にて読み取られた画データを送信のためにM
H,MR,MMR方式等により符号化(エンコード)す
る。また、コーデック19は、受信画データを復号(デ
コード)する。
従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.1
7,V.27ter,V.29等に従った送受信データ
の変調及び復調を行う。NCU21は、電話回線Lとの
接続を制御するとともに、相手先のFAX番号に対応し
たダイヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を
備えている。
構成を記録プロセスに従って詳細に説明する。図2に示
すように、感光体としての感光体ドラム30は、回転可
能に軸支され、その外周面には光導電膜31が形成され
ている。
ラシローラで構成され、感光体ドラム30の光導電膜3
1を所定電位に一様帯電させる。露光器50は、LED
アレイ51で構成され、感光体ドラム30の光導電膜3
1に光を照射して静電潜像を形成する。
トナーケース61と、そのトナーケース61内の下部に
配置されて所定電圧が供給される供給ローラ62と、そ
の供給ローラ62と感光体ドラム30との間に位置する
ようにトナーケース61の下端開口部に配置されて所定
電圧が供給される現像ローラ63とを備えている。これ
ら供給ローラ62及び現像ローラ63によって、トナー
ケース61から搬送され、且つ所定の極性に帯電された
トナーは、その付与された極性と感光体ドラム30上に
形成された上記静電潜像の電位との差によって、同静電
潜像に選択的に付着される。この静電潜像に付着したト
ナーによって、感光体ドラム30上にトナー画像が形成
される。
転可能に軸支されている。この撹拌体64の回転によ
り、トナーケース61内のトナーが常に撹拌されて、ト
ナーが一様な密度に保たれる。
録紙71が積層状態で収容されている。半月ローラ72
は、記録紙カセット70に収容されている最上部の記録
紙71を1枚ずつ送り出す。そして、送り出された記録
紙71は、感光体ドラム30に向かって移送される。な
お、一点鎖線Pは、記録紙71の移送経路を示してい
る。
配設され、所定電位に制御される。そして、転写器90
は、その所定電位とトナー画像の電位との差に基づい
て、感光体ドラム30上のトナー画像を記録紙71上に
転写する。
りなり、転写後の感光体ドラム30上に残留するトナー
を掻き乱して、感光体ドラム30上に一様に分散する。
定着器100は、加熱ローラ101及び加圧ローラ10
2から構成され、感光体ドラム30の記録紙送り出し側
に配設されている。加熱ローラ101の内部には、定着
器100を所定温度に維持するためのランプ101a
(例えばハロゲンランプ)が内蔵されている。そして、
定着器100は、記録紙71が加熱ローラ101と加圧
ローラ102との間に送り込まれることに基づき、記録
紙71上のトナー画像を加熱定着する。
に配設されている。その温度センサ110は、MPU1
1に接続されている。そして、温度センサ110は、定
着器100の温度を検出して、その検出温度をMPU1
1に送出する。
供給ローラ62、現像ローラ63等の各ローラ、すなわ
ちファクシミリ装置1のすべての駆動源である。また、
本実施形態においては、以上説明した感光体ドラム30
への帯電、露光、現像、及び記録紙71への転写、加熱
定着という一連のプロセスが一単位の記録プロセスとな
っている。
投入時からコピーまでの動作について、図3に示すタイ
ムチャートを参照しつつ、図4に示すフローチャートを
用いて説明する。なお、この動作は、ROM12に記憶
されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実
行される。
たるのが待たれる。そして、電源が投入されると、ファ
クシミリ装置1の初期化が行われた後、ウォーミングア
ップ動作が開始される。
が点灯されて、定着器100の温度が上昇される。ステ
ップS3においては、温度センサ110からの検出温度
がモータMの回転開始温度temp1(例えば100
℃)に達するのが待たれる。
されて、感光体ドラム30の前回転動作が開始される。
ここで、前回転動作とは、感光体ドラム30上をクリー
ニングする動作や、メモリ除去ブラシ91に付着したト
ナーを感光体ドラム30を介して現像ローラ63で回収
する動作等をいう。
0からの検出温度がウォーミングアップ終了温度tem
p2(例えば150℃)に達するのが待たれる。ステッ
プS6においては、モータMの駆動が停止されて、前回
転動作が終了する。換言すれば、ウォーミングアップ動
作が終了する。
温度を待機温度temp3(例えば100℃)にするた
めに、ランプ101aの発熱量が調整される。ステップ
S8においては、スタートキー16cが押下されたか否
かが判断される。スタートキー16cが押下された場合
は、ステップS10に移行する。一方、スタートキー1
6cが押下されない場合は、ステップS9に移行する。
0からの検出温度が待機温度temp3であるか否かが
判断される。待機温度temp3である場合は、ステッ
プS8に戻る。一方、待機温度temp3でない場合
は、ステップS7に戻る。ここで、待機温度temp3
とは、スタートキー16cが押下されても、記録紙71
が記録紙カセット70から定着器100に達するまでの
間に、待機温度temp3から定着温度temp5まで
上昇させて、画データを記録紙71に記録することがで
きる温度である。そして、電源投入時には、待機温度t
emp3よりも高いウォーミングアップ終了温度tem
p2まで一旦上昇させているため、定着器100の周辺
は確実に加熱されている。このため、定着器100の温
度が定着器100の周辺から奪われることはない。そこ
で、待機中の消費電力を抑制するために、定着器100
の温度を待機温度temp3に調整しているのである。
て原稿上の画像が読み取られる。ステップS11におい
ては、前記ステップS8におけるスタートキー16cの
押下に基づいて、ランプ101aの発熱量が調整され
て、温度センサ110からの検出温度が記録開始温度t
emp4に達するのが待たれる。
動されて、記録紙71が記録紙カセット70から感光体
ドラム30に向かって移送される。ステップS13にお
いては、記録部15において、画データが記録紙71に
記録される。このとき、温度センサ110からの検出温
度が定着温度temp5に達している。すなわち、スタ
ートキー16cの押下、つまり記録すべき旨の信号の入
力に基づいて、記録紙71が記録紙カセット70から定
着器100に達するまでの間に、定着器100が待機温
度temp3から定着温度temp5まで加熱されるか
らである。
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)定着器100のウォーミングアップ終了温度te
mp2を、待機温度temp3よりも高く設定してい
る。このため、定着器100への加熱が終了した時に
は、定着器100の周辺は、確実に加熱されている。そ
の結果、定着器100の温度が定着器100の周辺から
奪われることはなく、スタートキー16cが押下されて
も、待機温度temp3から定着温度temp5まで素
早く加熱することができる。従って、定着器100への
加熱が終了した後であっても、素早くプリントアウトす
ることができる。よって、ウォーミングアップ動作が終
了した後であっても、素早くプリントアウトすることが
できる。
度temp2は、待機温度temp3よりも高く、定着
温度temp5よりも低い。このため、定着器100へ
の加熱が不用意に長くなることもなく、しかも定着器1
00への加熱にかかる消費電力をも抑制することもでき
る。従って、電源投入後、素早くプリントアウトするこ
とができる。
後、スタートキー16cが押下されない場合は、定着器
100の温度をウォーミングアップ終了温度temp2
から待機温度temp3に調整している。このため、待
機中は、待機温度temp3が維持される。従って、待
機中の消費電力を確実に抑制することができる。
に達すると、前回転動作が開始され、ウォーミングアッ
プ終了温度temp2に達すると、前回転動作を終了し
て、モータMが一旦停止されている。このため、感光体
ドラム30が回転されることはない。従って、感光体ド
ラム30が早期に劣化するのを防止することができると
ともに、感光体ドラム30の回転に伴う消費電力をも抑
制することができる。
否かを判断した後、定着温度temp5に達したか否か
は判断していない。これは、スタートキー16cが押下
されても、記録紙71が記録紙カセット70から定着器
100に達するまでの間に、定着器100を待機温度t
emp3から定着温度temp5まで上昇させことがで
きるからである。その結果、記録処理にかかるプログラ
ムの処理時間をも短縮することができる。
て具体化することも可能である。 ・前記実施形態においては、温度センサ110からの検
出温度がモータMの回転開始温度temp1に達したと
きに前回転動作を開始させ、ウォーミングアップ終了温
度temp2に達したときに前回転動作を終了するよう
に構成したが、少なくとも画データの記録が開始される
までに前回転動作が終了する構成であれば良い。
信に適用する場合は、スタートキー16cが押下された
か否かを判断している処理を、ファクシミリ受信が行わ
れて、記録すべき旨の信号がMPU11に入力されたか
否かを判断する処理に置き換えて適用しても良い。
プ動作が終了するまでの間に、スタートキー16cが押
下された場合、つまり記録すべき旨の信号がMPU11
に入力された場合は、読取部14にて原稿上の画像を読
み取って画像メモリ18に一旦記憶させる。また、電源
が投入されてからウォーミングアップ動作が終了するま
での間に、ファクシミリ受信が行われて、記録すべき旨
の信号がMPU11に入力された場合は、受信画データ
を画像メモリ18に一旦記憶させる。そして、定着器1
00への加熱が終了した後、すなわちウォーミングアッ
プ終了温度temp2に達した後、モータMの駆動を停
止させることなく、記録紙71を記録紙カセット70か
ら移送して、画データを記録紙71に記録する構成にし
ても良い。
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 〔1〕感光体に静電潜像を形成する帯電手段と、その静
電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する現像
手段と、そのトナー画像を記録紙に転写する転写手段
と、その転写された画像を記録紙に定着させる定着手段
と、その定着手段を加熱する加熱手段と、その加熱され
た温度を検出する温度検出手段と、その温度検出手段に
基づいて加熱手段を調整する制御手段とを備えた画像形
成装置において、制御手段は、定着手段が待機温度より
も高いウォーミングアップ終了温度に達したときに、ウ
ォーミングアップ動作を終了する画像形成装置。
プ動作の終了後であっても、素早くプリントアウトする
ことができる。 〔2〕前記〔1〕に記載の画像形成装置において、ウォ
ーミングアップ終了温度は、定着手段の定着温度よりも
低い画像形成装置。
くプリントアウトすることができる。 〔3〕前記〔1〕または〔2〕に記載の画像形成装置に
おいて、制御手段は、ウォーミングアップ動作が終了し
た後、定着手段を待機温度に調整する画像形成装置。
を確実に抑制することができる。 〔4〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像
形成装置において、制御手段は、ウォーミングアップ動
作が終了した後、モータを一旦停止する画像形成装置。
化するのを防止することができる。 〔5〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像
形成装置において、制御手段は、電源が投入されてから
ウォーミングアップ終了温度に達するまでの間に、記録
すべき旨の信号が入力された場合は、モータを停止する
ことなく、画データの記録を開始する画像形成装置。
くプリントアウトすることができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、ウォーミングアップ動作の終了後であって
も、素早くプリントアウトすることができる。
に記載の発明の効果に加えて、電源投入後、素早くプリ
ントアウトすることができる。請求項3に記載の発明に
よれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に
加えて、待機中の消費電力を確実に抑制することができ
る。
タの動作と、検出温度とを示すタイムチャート。
チャート。
御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するR
OM、13…制御手段を構成するRAM、100…定着
器、101a…加熱手段としてのランプ、110…温度
検出手段としての温度センサ。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子写真方式の画像形成装置において、
定着器を加熱する加熱手段と、その定着器の温度を検出
する温度検出手段と、定着器が待機温度よりも高いウォ
ーミングアップ終了温度に達したときに、ウォーミング
アップ動作を終了する制御手段とを備えた画像形成装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、ウォーミングアップ終了温度は、定着器の定着温度
よりも低い画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像形
成装置において、制御手段は、ウォーミングアップ終了
温度に達した後、定着器を待機温度に調整する画像形成
装置。
Priority Applications (2)
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