JP2001033485A - 検査治具及びその製造方法 - Google Patents

検査治具及びその製造方法

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JP2001033485A
JP2001033485A JP11203137A JP20313799A JP2001033485A JP 2001033485 A JP2001033485 A JP 2001033485A JP 11203137 A JP11203137 A JP 11203137A JP 20313799 A JP20313799 A JP 20313799A JP 2001033485 A JP2001033485 A JP 2001033485A
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insulating substrate
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JP11203137A
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Takasane Tsunoda
卓真 角田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査治具の検査電極を被検査体に押圧して導通
検査を行う際、検査電極及び配線層の一部が絶縁基板か
ら部分的に剥離することなく、信頼性の高い導通検査が
できる検査治具を提供することを目的とする。 【解決手段】絶縁基板11の片側同一面に検査電極16
aと配線層12及び保護層13を形成し、保護層13を
除く配線層12及び絶縁基板11上に薄膜導体層を形成
し、絶縁基板11、配線層12の一部及び保護層13上
に絶縁樹脂層14を形成し、配線層12上の所定部位の
保護層13及び絶縁樹脂層14に開口部15を形成し、
開口部15に電解ニッケルめっきにより検査電極16を
形成し、表面研磨後絶縁樹脂層14を溶解・剥離して絶
縁基板11の片側同一面に配線層12、保護層13及び
検査電極16aが形成された検査治具10を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子や配線回路基板等の導通検査に用いられる検査治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検査体(半導体回路素子及び装
置等)の検査は図3(a)〜(c)に示すように、絶縁
基板41の一方に配線層42が、他方に検査電極43が
形成された検査治具40と検査用ソケット30を用いて
検査を行っている。検査方法は、検査治具40を検査ソ
ケット30に設けられたシリコンラバー31上に載置
し、被検査体50(半導体回路素子及び配線回路基板
等)の電極51に検査電極43を押圧して導通検査を行
っている。
【0003】従来の検査方法では、検査治具40の検査
電極43の高さばらつきを吸収し、被検査体50の検査
電極51との接触を確実にするため検査用ソケット30
と検査治具40の間にはシリコンラバー31を挟み込ん
でいる。この検査方法では、導通検査時には前記検査電
極1ピン当たり約20g以上の荷重をかけることで、被
検査体のアルミ電極表面の酸化膜を突き破っている。こ
の時、検査電極43が配線層42と共にシリコンラバー
31側にわずかに突き抜けて検査電極43及び配線層4
2の一部が絶縁基板41から部分的に剥離するという問
題が発生している(図4参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたものであり、検査治具の検査電極を被検査
体に押圧して導通検査を行う際、検査電極及び配線層の
一部が絶縁基板から部分的に剥離することなく、信頼性
の高い導通検査ができる検査治具を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を解決するため、まず請求項1においては、電気的に接
続された検査電極と配線層が、絶縁基板の片側同一面に
形成されていることを特徴とする検査治具としたもので
ある。
【0006】また、請求項2においては、以下の工程を
有することを特徴とする請求項1記載の検査治具の製造
方法としたものである。 (a)絶縁基板11の片側に配線層12を形成する工
程。 (b)絶縁基板11及び配線層12上の所定位置に保護
層13を形成する工程。 (c)絶縁基板11及び保護層13上に絶縁樹脂層14
を形成する工程。 (d)配線層12上の所定部位の保護層13及び絶縁樹
脂層14に開口部15を形成する工程。 (e)開口部15に電解めっきにて、検査電極16を形
成する工程。 (f)検査電極16及び絶縁樹脂層14上を研磨処理
し、上面が平坦な検査電極16aを形成する工程。 (g)絶縁樹脂層14を除去して、絶縁基板11の片側
同一面に電気的に接続された検査電極16aと配線層1
2及び保護層13からなる検査治具を作製する工程。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。本発明の検査治具の一実施例の構成を示す部分
模式斜視図を図1(a)に、図1(a)の検査治具の部
分模式斜視図をA−A線で切断した部分模式断面図を図
1(b)に、本発明の検査治具の製造工程を工程順に示
す模式断面図を図2(a)〜(g)にそれぞれ示す。
【0008】本発明の検査治具10は図1(a)、
(b)に示すように、絶縁基板11の片側同一面に検査
電極16aと配線層12が形成されており、検査電極1
6aと配線層12は電気的に接続されている。このよう
に検査電極16aと配線層12は絶縁基板11上の片側
同一面に形成されているため、押圧導通検査時の押圧で
検査電極16aと配線層12が絶縁基板11を突き抜け
て検査電極16aと配線層12の一部が絶縁基板11か
ら剥離するようなことはなく、良好な電気的導通が得ら
れ、導通検査の信頼性が向上する。
【0009】以下、本発明の検査治具10の形成法につ
いて図2(a)〜(g)を用いて説明する。まず、絶縁
基板11上に配線層12を形成する。(図2(a)参
照)。絶縁基板11は検査治具の支持基板になるもの
で、絶縁性、耐熱性及び機械的強度が求められ、ポリエ
ステル、エポキシ、アクリル及びポリイミド樹脂等から
なる絶縁基板が使用可能であるが、ポリイミド樹脂から
なる絶縁基板が好適である。
【0010】次に、絶縁基板11及び配線層12上の所
定部位に保護層13を形成する(図2(b)参照)。保
護層13は配線層12を外的物理力から保護する役目の
他に、配線層12上に形成される検査電極16aを絶縁
基板11に保持・固定する役目を併せ持っている。保護
層13の材料としては、耐熱性及び機械的強度を持った
絶縁性の樹脂が求められる。ここでは、熱硬化性をもつ
液状のソルダーレジストやポリイミド樹脂、ビルドアッ
プ用絶縁樹脂等が好適である。
【0011】次に、保護層13を除く配線層12及び絶
縁基板11上に薄膜導体層形成し、絶縁基板11及び保
護層13上に絶縁樹脂層14を形成する。ここで、薄膜
導体層は配線層12同士を電気的に接続して共通電極と
し、後工程の検査電極を電解めっきで形成する際のカソ
ード電極となる。さらに、絶縁樹脂層14は検査電極を
形成するための型を形成したり、検査電極の高さを調整
するためのもので、絶縁性を有する樹脂であれば使用可
能であるが、後工程で最終的に剥離・除去されるため、
電解めっきプロセスには充分な耐性を有し、且つ剥離処
理が容易なドライフィルムレジストが好適である。
【0012】次に、配線層12上の所定部位の保護層1
3及び絶縁樹脂層14にエキシマレーザ加工を用いて検
査電極を形成するための開口部15を形成する(図2
(d)参照)。ここで、開口部15の中心位置が配線層
14の所定位置になるように位置合わせして加工を行
う。
【0013】次に、薄膜導体層をカソード電極にして、
開口部15に電解めっきにて、検査電極16を形成する
(図2(e)参照)。ここで、検査電極16は電導性及
び硬度の点から銅もしくはニッケルが好適である。
【0014】次に、検査電極16の高さを均一化するた
め、検査電極16及び絶縁樹脂層14上を研磨処理し、
上面が平坦な検査電極16aを形成する(図2(f)参
照)。
【0015】次に、上記基板を専用の剥離液に浸漬し、
絶縁樹脂層14を剥離・除去し、さらに、薄膜導体層を
フラッシュエッチングで除去し、絶縁基板11上に配線
層12、保護層13及び検査電極16aが形成された検
査治具10を得ることができる(図2(g)参照)。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。まず、ポリイミドフィルム(ユーピレックス;宇部
興産(株)製)からなる絶縁基板11に、銅箔(JTM
35μm厚;日鉱金属(株)製)を貼着した片面銅貼り
積層板にドライフィルムレジスト(RY-3025:日
立化成工業(株)製)を貼着、露光、現像、エッチング
等の一連のパターニング処理を行うことで配線層12を
形成した。
【0017】次に、絶縁基板11及び配線層12上の所
定位置にビルドアップ用絶縁樹脂(プロビコート5000;
日本ペイント(株)製)をスクリーン印刷して、150
℃1時間加熱硬化して保護層13を形成した。
【0018】次に、保護層13を除く絶縁基板11及び
配線層12上に銅をスパッタリングし、3000Å厚の
薄膜導体層を形成し、感光性ポジ型レジスト(AZPL
P−30;(株)クラリアントジャパン製)を、配線層
12、保護層13及び薄膜導体層が形成された絶縁基板
11上にスピンコート法にて塗布し、90℃30分間加
熱硬化して絶縁樹脂層14を形成した。この際、薄膜導
体層上の一部をポリイミドテープにて覆い、絶縁樹脂層
14が形成されない部位を形成した。
【0019】次に、配線層12上の所定部位の保護層1
3及び絶縁樹脂層14にエキシマレーザ加工を用いて2
0μmφの開口部15を形成した。ここで、開口部15
の中心位置が配線層12の所定位置になるように位置合
わせ行った。エキシマレーザ加工の加工条件は、エネル
ギー密度1.5J/cm2であった。
【0020】次に、絶縁樹脂層14に覆われていない薄
膜導体層をカソード電極にして開口部15に電解ニッケ
ルめっきを行い、ニッケル金属からなる検査電極16を
形成した。めっき時の電流密度は2A/dcm2であっ
た。
【0021】次に、検査電極16の高さを均一化するた
め、検査電極16及び絶縁樹脂層14上面をベルトサン
ダー研磨機を用いて研磨処理を行い、上面が平坦な検査
電極16aを形成した。
【0022】次に、絶縁樹脂層14を5wt%の苛性ソ
ーダ溶液にて溶解除去し、さらに、絶縁樹脂層14の下
に形成されていた薄膜導体層を20wt%のペルオキソ
二硫酸アンモニウム溶液にてフラッシュエッチングして
除去することで、絶縁基板11の片側同一面上に配線層
12、保護層13及び検査電極16aが形成された本発
明の検査治具10を作製した。
【0023】本発明の検査治具10を用いてアルミニウ
ム電極を有する被検査体を繰り返し導通検査した結果押
圧導通検査時に配線層及び検査電極が絶縁基板を突き抜
けて部分的に剥離するようなこともなく、良好な電気的
導通が得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明の検査治具10を用いることによ
り、アルミニウム電極を有する被検査体を導通検査した
結果良好な電気的導通が得られ、通常の押圧加重の繰り
返し導通検査においても、配線層及び検査電極の絶縁基
板からの部分剥離等は見られず、安定した、信頼性の高
い導通検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の検査治具の一実施例を示す
部分模式斜視図である。(b)は、本発明の検査治具の
部分模式斜視図をA−A線で切断した部分模式断面図で
ある。
【図2】(a)〜(g)は、本発明の検査治具の製造工
程を工程順に示す部分模式断面図である。
【図3】(a)は、従来の検査治具の一実施例を示す部
分模式斜視図である。(b)は、従来の検査治具の一実
施例を示す部分斜視図をB−B線で切断した部分模式断
面図である。(c)は、従来の検査治具40を検査用ソ
ケット30上のシリコンラバー31上に載置して被検査
体50を導通検査している状態を示す部分模式断面図で
ある。
【図4】従来の検査治具40を検査用ソケット30上の
シリコンラバー31上に載置して被検査体50を押圧導
通検査をしている際検査電極43及び配線層42の一部
が絶縁基板41から部分的に剥離した状態を示す部分模
式断面図である。
【符号の説明】
10……検査治具 11……絶縁基板 12……配線層 13……保護層 14……絶縁樹脂層 15……開口部 16、16a……検査電極 30……検査用ソケット 31……シリコンラバー 40……従来の検査治具 41……絶縁基板 42……配線層 43……検査電極 50……被検査体 51……電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に接続された検査電極と配線層が、
    絶縁基板の片側同一面に形成されていることを特徴とす
    る検査治具。
  2. 【請求項2】以下の工程を有することを特徴とする請求
    項1記載の検査治具の製造方法。 (a)絶縁基板(11)の片側に配線層(12)を形成
    する工程。 (b)絶縁基板(11)及び配線層(12)上の所定位
    置に保護層(13)を形成する工程。 (c)絶縁基板(11)及び保護層(13)上に絶縁樹
    脂層(14)を形成する工程。 (d)配線層(12)上の所定部位の保護層(13)及
    び絶縁樹脂層(14)に開口部(15)を形成する工
    程。 (e)開口部(15)に電解めっきにて、検査電極(1
    6)を形成する工程。 (f)検査電極(16)及び絶縁樹脂層(14)上を研
    磨処理し、上面が平坦な検査電極(16a)を形成する
    工程。 (g)絶縁樹脂層(14)を除去して、絶縁基板(1
    1)の片側同一面に電気的に接続された検査電極(16
    a)と配線層(12)及び保護層(13)からなる検査
    治具を作製する工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002082104A1 (fr) * 2001-04-05 2002-10-17 Toray Engineering Co., Ltd. Substrat pour sonde et son procede de fabrication
WO2005111632A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Jsr Corporation シート状プローブおよびその製造方法並びにその応用

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