JP2001031590A - 被覆製剤の製造法およびその利用 - Google Patents

被覆製剤の製造法およびその利用

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Yoshitomi Kakiguchi
芳富 垣口
Kunihiko Yokota
圀彦 横田
Masaru Miyawaki
勝 宮脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆製剤の被覆性を向上させることによる芯
物質の水溶出抑制および製剤製造時のブロッキング防止
方法の提供、および該方法を利用した不快な風味を有す
る水溶性ビタミンの矯味。 【解決手段】 親水性の芯物質の周囲を疎水性熱溶融性
脂質の被覆物質で被覆した製剤の製造に際し、種晶とし
てβ晶脂質の存在下に、または添加して製造する。ま
た、芯物質として不快な風味を有する水溶性ビタミンを
用い矯味した水溶性ビタミン製剤を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆製剤の製造法
に関する。さらに詳しくは、有用な親水性物質、特に、
有機酸やその塩のような有機物質を芯物質とし、該芯物
質の表面を熱溶融性疎水性脂質から選ばれる被覆物質の
層で被覆した微粒子状の被覆製剤における物性、特に、
芯物質への外部からの影響またはその外部への影響を少
なくし、被覆粒子同士のブロッキングを改良する被覆製
剤の製造法に関する。さらに本発明は、上記の被覆製剤
の製造法を利用した、矯味した水溶性ビタミン製剤およ
びその製造法に関する。さらに詳しくは、不快な風味を
有する水溶性ビタミンの風味を矯正し、かつビタミンの
水溶出率を低減し、徐放効果を持たせ、成分間の反応を
抑制し、製剤特性を向上させた医薬品および健康食品と
して有用な水溶性ビタミン製剤およびその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クエン酸、フマル酸、ソルビン酸等の有
機酸は、酸味料として、pH調整剤として、保存目的と
しての利用等に広く使用されているが、食品等の加工中
や保存中に、低pHによる悪影響がみられることが多
い。また、L−アスコルビン酸は、品質改良剤としての
利用、酸味料としての利用、ビタミンCとしての栄養強
化剤における利用、医薬としての利用等各種の食品、健
康食品、飼料、医薬品分野等に広く使用されている。L
−アスコルビン酸の品質改良剤としての利用は、反応性
を期待した酸化・還元能を有効に利用した用途である
が、反応速度が速すぎて効果が長期間持続しない欠点を
有している。一方、強化剤としての利用においては、食
品等の加工、保存中では安定に保持されていることが望
ましいが、水、酸素、金属塩等が共存する系では、安定
に保持することが難しく、期待される機能が発揮されな
いばかりでなく、場合によっては、酸化・還元反応によ
り他の成分へ悪影響する欠点も有している。そこで、こ
のような問題点を解決する方法の1つとして、従来、こ
れらの有機酸を芯とし、その表面を疎水性の物質で被覆
する方法、例えば、有機酸の微粉を、常温で固体で熱溶
融性の油脂等の被覆物質により、噴霧冷却法、スプレー
コーティング法や、回転混合し、乾燥する方法等により
包み、水や酸素等との接触を防ぎ、反応性を制御する方
法が提案されている。
【0003】このような方法としては、水溶性ビタミン
類や有機酸の粉末のごとき芯物質に、被覆物質の油脂類
を、接触・衝突させ、被覆物質を芯物質に付着・被覆さ
せて被覆製剤を得る方法(特開昭63−164863
号、特開昭63−164864号、特開昭63−258
813号)、微粒の有機酸と溶融油脂類を、高温下で混
合し、噴霧冷却して微粉の製剤を得る方法(特開昭55
−92661号、特開昭62−18152号、特開昭6
4−3118号、特開昭64−3119号)、油脂類を
溶媒に溶解し、流動層装置により溶媒を飛散させながら
有機酸の表面に被覆する方法(特開昭50−52221
号)等が提案されている。さらに、これらの方法の被覆
度、簡便性等の問題点を改善した方法として、親水性の
芯物質を、被覆物質の固化温度以下の温度で混合しなが
ら、加熱溶融した被覆物質を連続的または分割して添加
しつつ、固化させ、芯物質の周囲に複数の被覆物質層を
形成させる方法(本出願人による特開平9−13702
号)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、有機酸等の芯物質の水溶出防止または
抑制が非常に困難であること、また仮に芯物質の水溶出
を防止できても経済的生産性が非常に悪いこと、および
製造工程中において疎水性熱溶融性の被覆物質で被覆さ
れた粒子同士のブロッキングが大きな問題となってい
る。本発明の目的は、かかる問題を改善するため、被覆
製剤の被覆性を向上させることによる芯物質の水溶出抑
制および製剤製造時のブロッキング防止を図ることので
きる被覆製剤の製造法を提供することにある。本発明者
らは、上記の課題を解決するために、鋭意研究を重ねた
結果、親水性の芯物質の周囲を疎水性熱溶融性脂質から
選ばれる被覆物質で被覆する際に、被覆層を構成する疎
水性熱溶融性脂質のβ晶化を促進させることが必要であ
り、それにより、被覆性を向上させることができ、水溶
出率の低い被覆製剤が高収率で得られ、製剤製造時のブ
ロッキングも防止されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0005】また、水溶性ビタミン類の中には、ビタミ
ン特有の臭気や、苦味等、不快な風味を有するものがあ
り、従来からその矯味にはアスパルテーム等の甘味剤が
使用されている(特開昭60−192571号、特開平
8−208517号等)。また、矯味に限らず、アスパ
ルテーム等の甘味剤は、各種のビタミン製剤の成分とし
ても使用されている(特開昭60−19474号、特開
平9−157174号、特開平9−95447号、特許
2574176号等)。本発明者らは、本出願人による
特開平9−13702号の方法または本発明の方法と、
アスパルテーム等の甘味剤とを組み合わせることによ
り、より一層、矯味効果が向上し、かつ各種の性能を改
善した水溶性ビタミン製剤が得られることを見出した。
よって、本発明のもう1つの目的は、不快な風味の有す
る水溶性ビタミンの風味の矯正と、製剤性能の向上させ
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)親水性の芯物質の周囲を、疎水性熱溶融性脂質か
ら選ばれる被覆物質で被覆した製剤の製造に際し、被覆
物質の固化温度以下の温度で、被覆物質のβ晶種晶の存
在下に芯物質を流動させながら、加熱溶融した被覆物質
を滴下し、固化させて芯物質の周囲に被覆物質の被覆層
を形成させるか、または、芯物質を流動させながら、被
覆物質の固化温度以下の温度で、加熱溶融した被覆物質
を滴下し、固化させて芯物質の周囲に被覆物質の被覆層
を形成させた後、例えば、約10分以内に、さらにβ晶
種晶を添加し、被覆層のβ晶化を促進させることを特徴
とする被覆製剤の製造法、(2)芯物質が有機酸、有機
酸塩類および非有機酸系ビタミン類からなる群から選ば
れる有機物質である上記(1)記載の製造法、(3)芯
物質がL−アスコルビン酸またはその塩類である上記
(2)記載の製造法、(4)被覆物質が油脂、脂肪酸、
脂肪酸エステル、それらの水素添加物およびワックスか
らなる群から選ばれる上記(1)記載の製造法、(5)
β晶種晶が、別途に製造された当該被覆製剤の一部であ
る上記(1)記載の製造法、(6)β晶種晶が、別途、
被覆物質を溶融し、温度調整して得られたものである上
記(1)記載の製造法。(7)被覆層を形成後、所定の
温度に保持してβ晶化を行う上記(1)記載の製造法、
(8)温度調整が可能な撹拌混合装置で芯物質を流動さ
せる上記(1)記載の製造法、(9)種晶を、製剤の総
重量に対して0.1〜30重量%使用する上記(1)記
載の製造法、(10)芯物質を、製剤の総重量に対して
50〜97重量%配合する上記(1)記載の製造法、を
提供するものである。本発明によれば、被覆物質や、そ
の被覆量、すなわち、被覆物質の層の数、添加速度を適
宜選択し、種晶としてβ油脂を加え、適正に温度制御す
ることにより被覆物質のβ晶化を進め、水溶出の抑制さ
れた、かつブロッキングの防止された安定性の優れた親
水性芯物質の被覆製剤が簡便に得られる。
【0007】さらに、本発明によれば、(11)不快な
風味を有する水溶性ビタミンを芯物質とし、芯物質の流
動下に、疎水性熱溶融性脂質から選ばれる被覆物質を溶
融、添加し、固化して形成した被覆物質の被覆層で芯物
質を被覆して得られた被覆水溶性ビタミン成分と、甘味
剤と、賦形剤とを含有してなることを特徴とする矯味し
た水溶性ビタミン製剤、(12)芯物質がアスコルビン
酸カルシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン
酸、ニコチン酸アミド、ビタミンB1類、リボフラビン
およびそのリン酸エステルナトリウム、パントテン酸、
パントテン酸ナトリウム、パントテン酸カルシウムなら
びに塩酸ピリドキシンから選ばれる水溶性ビタミンであ
る上記(11)記載の水溶性ビタミン製剤、(13)芯
物質がL−アスコルビン酸カルシウムである上記(1
2)記載の水溶性ビタミン製剤、(14)被覆物質が油
脂、脂肪酸、脂肪酸エステル、それらの水素添加物およ
びワックスからなる群から選ばれる上記(13)項記載
の水溶性ビタミン製剤、(15)被覆層がβ晶化されて
いる請求項11記載の水溶性ビタミン製剤、(16)被
覆水溶性ビタミン成分が30〜97重量%の水溶性ビタ
ミンを含有している上記(11)記載の水溶性ビタミン
製剤、(17)甘味剤が、アスパルテーム、アセスルフ
ァムカリウム、スクラロース、サッカリンナトリウムお
よび甘草抽出物からなる群から選ばれる上記(11)記
載の水溶性ビタミン製剤。(18)甘味剤を、0.1〜
5.0重量%含有する上記(17)記載の水溶性ビタミ
ン製剤、(19)粉末、顆粒、錠剤またはカプセル剤の
剤形である上記(11)記載の水溶性ビタミン剤、
【0008】(20)不快な風味を有する水溶性ビタミ
ンを芯物質とし、芯物質の流動下に、疎水性熱溶融性脂
質から選ばれる被覆物質を溶融し、添加し、固化して形
成した被覆物質の被覆層で芯物質を被覆して得られた被
覆水溶性ビタミン成分と、甘味剤と、賦形剤とを配合し
てなることを特徴とする矯味した水溶性ビタミン製剤の
製造法、(21)不快な風味を有する水溶性ビタミンを
芯物質とし、疎水性熱溶融性脂質から選ばれる被覆物質
を、被覆物質のβ晶種晶の存在下に芯物質を流動させな
がら溶融添加、固化して形成した被覆物質の被覆層で芯
物質を被覆し、または溶融した被覆物質を添加、固化さ
せて芯物質の周囲に被覆物質の被覆層を形成させた後、
さらにβ晶種晶を添加し、被覆層のβ晶化を促進させる
て得られた被覆水溶性ビタミン成分と、甘味剤と、賦形
剤とを配合してなることを特徴とする矯味した水溶性ビ
タミン製剤の製造法、(22)種晶が、別途に製造され
た当該被覆水溶性ビタミン成分の一部である上記(2
1)記載の製造法、(23)β晶種晶が、別途、被覆物
質を溶融し、温度調整して得られたものである上記(2
1)記載の製造法、(24)被覆層を形成後、所定の温
度に保持してβ晶化を行う上記(21)記載の製造法、
(25)種晶を、水溶性ビタミン成分の総重量に対して
0.1〜30重量%使用する上記(21)記載の製造
法、および(26)温度調整が可能な撹拌混合装置で芯
物質を流動させる上記(20)または(21)記載の製
造法、が提供される。本発明によれば、不快な風味を有
する水溶性ビタミンの風味を矯正し、かつビタミンの水
溶出率を低減し、徐放効果を持たせ、成分間の反応を抑
制し、製剤特性を向上させた、口腔内で不快な風味を感
じない医薬品および健康食品として有用な水溶性ビタミ
ン製剤が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、芯物質は、適宜
の粒径を有する親水性の物質であれば、特に限定するも
のではなく、例えば、クエン酸、フマル酸、酒石酸、ソ
ルビン酸、L−アスコルビン酸、ニコチン酸、パントテ
ン酸のような水溶性ビタミン類、アミノ酸類、核酸類ま
たはそれらのアルカリ金属塩(例、カリウム塩、ナトリ
ウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、
マグネシウム塩等)の親水性の有機酸および有機酸塩
類、ビタミンB群のごとき水溶性の非有機酸系ビタミン
類が挙げられる。好ましくは、該芯物質はL−アスコル
ビン酸またはその塩である。芯物質の粒径は特に限定す
るものではないが、通常、平均粒径2000μm以下、
好ましくは10〜1000μm、より好ましくは40〜
1000μmの、粉末状、造粒品または結晶状で使用さ
れる。
【0010】被覆物質としては、疎水性熱溶融性脂質か
ら選ばれる物質が使用され、かかる物質としては、融点
が50〜90℃、好ましくは約60〜80℃で、食用に
供し得るものであればよく、例えば、植物性および動物
性油脂、それらの水素添加、分別、エステル交換油脂、
脂肪酸、脂肪酸エステル類、植物性、動物性および鉱物
性の天然ワックス類等が挙げられる。油脂類の具体例と
しては、例えば、大豆硬化油、牛脂硬化油、ナタネ硬化
油、魚油硬化油、鯨油硬化油、ヒマシ油硬化油、サフラ
ワー油硬化油、紅花油硬化油等が挙げられる。脂肪酸の
具体例としては、炭素数14〜28で、融点が約50〜
90℃の脂肪酸(例、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸等)および界面活性剤としての作用を有するこれ
らのグリセリンエステル、蔗糖エステル、ソルビトール
エステル、プロピレングリコールエステル等を用いるこ
ともできる。ワックス類の具体例としては、キャンデリ
ラワックス、ライスワックス、カルナウバワックス、ミ
ツロウ、パラフィンワックスなどの可食性天然ワックス
類が挙げられる。
【0011】本発明においては、これらの被覆物質は、
単独で使用してもよいし、2種以上を組み合せてもよ
い。また、同じ被覆物質の層を複数形成させてもよく、
被覆物質の組み合わせによっては、異なる被覆物質の層
を組み合わせて形成させることもできる。被覆物質は、
製剤の総重量に対して99〜1重量%、好ましくは99
〜10重量%、さらに好ましくは、60〜20重量%、
芯物質は、製剤の総重量に対して1〜99重量%、好ま
しくは、1〜90重量%、さらに好ましくは40〜80
重量%の割合で使用するのがよい。被覆物質の量が少な
すぎると、被覆が不十分となる。少なくとも2層以上の
被覆物質で被覆されるような被覆物質の量を選択するこ
とが好ましい。複数の被覆層を設けることにより、十分
な被覆度が得られ、高油脂量の厚い被覆層を有する単核
粒子の被覆製剤が得られる。
【0012】本発明において、種晶として用いるβ晶
は、上記の被覆物質と同様な物質から選択され、その結
晶形がβ晶のものである。該β晶種晶は、使用する被覆
物質とその脂肪酸組成が同一であるか、または少なくと
も1種が同一である脂質を溶融した後、所定の温度に所
定時間保持して調製できる。例えば、大豆硬化油の場
合、加熱溶融後、50〜60℃で、1〜8時間、好まし
くは4〜6時間保持することにより、β晶化することに
より調製できる。また、本発明におけるβ晶種晶は、別
途、本発明の方法で製造された本発明の被覆製剤の一部
でもよく、例えば、得られた被覆製剤のうち、製品とし
ては粒度的に細かすぎるもの、例えば、850μm以下
のもの、その微粉砕物であってもよい。該種晶としての
被覆製剤の結晶形は、全てがβ晶であるか、またはβ’
晶との混晶であってもよい。種晶は、製剤の総重量に対
して0.1〜90重量%、好ましくは1〜50重量%、
さらに好ましくは1重量%〜30重量%の割合で使用す
るのがよい。種晶は、芯物質と共に添加するか、または
被覆物質滴下時に加えてもよい。また、種晶は、被覆層
形成後に追加してもよい。
【0013】本発明は、芯物質が流動できる温度調整が
可能な撹拌混合装置を用いて実施する。かかる装置とし
ては、芯物質と被覆物質を撹拌、混合できる装置であれ
ばよく、特に限定するものでないが、温度調整が可能な
スクリュー型、リボン型、パドル型、高速流動型、回転
円板型などの撹拌混合機を使用することが操作の容易
性、効率性から好ましい。例えば、マイクロスピードミ
キサー(宝工機)、ハイスピードミキサー(深江工
業)、ナウターミキサー等の撹拌混合装置を使用でき
る。本発明を実施するには、例えば、上記混合機を使用
して芯物質およびβ晶種晶を被覆物質の固化温度以下の
温度まで加熱昇温し、これに加熱溶融した被覆物質を連
続的または分割して滴下し、芯物質の表面に油脂等を均
一に単層または年輪状もしくは渦巻き状に多層被覆した
後、冷却し、恒温器中で数時間〜数十時間加温してβ晶
化する。その後、篩過し、適当な粒子径のものを製品と
する。製品の一部または粒子径の大きいものを粉砕また
は粉砕しないで、次回の製造にβ晶種晶として用いるこ
とができる。β晶化に要する加温温度および時間は、各
製造条件によって異なるが、通常、50〜60℃で、4
〜8時間、好ましくは4〜6時間である。
【0014】本発明は、特に、L−アスコルビン酸の被
覆製剤を製造するのに適しており、例えば、粒子径が2
000μm以下の粉末状、造粒品または結晶状のL−ア
スコルビン酸60重量部および種晶15重量部を、被覆
物質の固化温度以下、例えば、50〜54℃に温度調整
しながら混合し、これに加熱溶融した被覆物質を15〜
20重量部加えて、添加、固化を繰り返しすことによ
り、L−アスコルビン酸の表面に被覆物質を多層被覆し
た後、例えば、約50℃まで冷却し、50℃の恒温器中
で約5〜7時間静置する。その後、篩過し、適当な粒子
径のものをL−アスコルビン酸被覆製剤とする。また、
芯物質の被覆終了後に、別途、製造されたβ晶化したL
−アスコルビン酸被覆製剤を製剤の総重量に対して約1
0重量%添加混合し、50℃の恒温器中で約5〜7時間
静置すれば、ブロッキングがさらに改善された。他の添
加物として、二酸化ケイ素、コーンスターチ等も製剤の
総重量に対して1重量%添加で有用であった。
【0015】本発明の水溶性ビタミン製剤は、不快な風
味を有する水溶性ビタミンを芯物質として、加熱溶融し
た被覆物質で複層に被覆した水溶性ビタミン成分と甘味
剤と賦形剤とを含有してなる。本発明において、被覆水
溶性ビタミン成分の芯物質である不快な風味を有する水
溶性ビタミンとしては、例えば、アスコルビン酸カルシ
ウム、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ビタミンB1
(例、塩酸塩、硝酸塩、ジベンゾイルチアミン、ジベン
ゾイルチアミン塩酸塩など)、リボフラビンおよびその
リン酸エステルナトリウム、パントテン酸、パントテン
酸ナトリウム、パントテン酸カルシウムならびに塩酸ピ
リドキシンから選ばれる水溶性ビタミン、とりわけ、L
−アスコルビン酸カルシウムが挙げられる。
【0016】水溶性ビタミン芯物質の被覆は、β晶種晶
を用いないこと以外は上記の本発明の被覆方法と同様
に、被覆物質の固化温度以下の温度で芯物質を流動させ
ながら、加熱溶融した被覆物質を連続的または分割して
添加しつつ、固化させ、芯物質の周囲に複数の被覆物質
層を形成させることにより行える。また、上記の本発明
の被覆方法を用いて、被覆物質のβ晶種晶の存在下に水
溶性ビタミン芯物質を流動させながら被覆物質を溶融添
加、固化するか、溶融した被覆物質を添加、固化させて
芯物質の周囲に被覆物質の被覆層を形成させた後、さら
にβ晶種晶を添加し、被覆層のβ晶化を促進させること
によっても行える。
【0017】被覆水溶性ビタミン成分の場合、被覆物質
は、被覆水溶性ビタミン成分の総重量に対して99〜1
重量%、好ましくは99〜10重量%、さらに好ましく
は、70〜20重量%、芯物質は、被覆水溶性ビタミン
成分の総重量に対して1〜99重量%、好ましくは、1
〜97重量%、さらに好ましくは40〜97重量%の割
合で使用するのがよい。被覆物質の量が少なすぎると、
被覆が不十分となる。少なくとも2層以上の被覆物質で
被覆されるような被覆物質の量を選択することが好まし
い。複数の被覆層を設けることにより、十分な被覆度が
得られ、高油脂量の厚い被覆層を有する単核粒子の被覆
水溶性ビタミン成分が得られ、これにより、不快な風味
の改善、ビタミンの水溶出率の低減、徐放性の付与、他
の成分との反応の抑制、製剤特性の改善が図れる。
【0018】被覆水溶性ビタミン成分の場合、種晶とし
て用いるβ晶は、上記の被覆物質と同様な物質から選択
され、その結晶形がβ晶のものである。該β晶種晶は、
使用する被覆物質とその脂肪酸組成が同一であるか、ま
たは少なくとも1種が同一である脂質を溶融した後、所
定の温度に所定時間保持して調製できる。例えば、大豆
硬化油の場合、加熱溶融後、50〜60℃で、1〜8時
間、好ましくは4〜6時間保持することにより調製でき
る。また、本発明におけるβ晶種晶は、別途、上記の方
法で製造された被覆水溶性ビタミン成分の一部でもよ
く、例えば、得られた被覆水溶性ビタミン成分のうち、
粒度的に細かすぎるもの、および粒度が粗すぎるもの、
例えば、2000μm以上のものは微粉砕物として使用
してもよい。該種晶としての被覆水溶性ビタミン成分の
結晶形は、全てがβ晶であるか、またはβ’晶との混晶
であってもよい。種晶は、被覆水溶性ビタミン成分の総
重量に対して0.1〜90重量%、好ましくは1〜50
重量%、さらに好ましくは1〜30重量%の割合で使用
するのがよい。種晶は、芯物質と共に添加するか、また
は被覆物質滴下時に加えてもよい。また、種晶は、被覆
層形成後に追加してもよい。
【0019】用いる甘味剤としては、風味の矯正に使用
されるものいずれでもよく、砂糖を使用してもく、ま
た、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラ
ロース、サッカリンナトリウムおよび甘草抽出物からな
る群から選ばれる甘味剤が好適に使用される。甘味剤の
使用量は、特に限定するものではないが、製剤全量に対
して、0.1〜5.0重量%使用することにより、水溶
性ビタミンの被覆による効果と相俟って、優れた矯味効
果が得られる。賦形剤としては、例えば、単糖類、二糖
類、多糖類およびその水素添加糖類等(例、還元麦芽
糖、パラチニット、ソルビトール、マンニトール、マル
チトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトー
ル等)が挙げられる。本発明の水溶性ビタミン製剤は、
これらの被覆水溶性ビタミン成分、甘味剤、賦形剤およ
び、必要によりさらに、香料、結合剤、滑沢剤等の他の
添加剤を、自体公知の方法により配合して、粉末、顆
粒、錠剤またはカプセル剤のような経口投与剤形とする
ことにより製造できる。製剤中のビタミン含量は、その
用途に応じて適宜選択することができる。
【0020】かくして、本発明によれば、撹拌混合装置
のみの簡易な方法で、被覆された粒子同士のブロッキン
グを防止し、水溶出を抑制した親水性の芯物質の被覆製
剤を得ることができる。得られた被覆製剤は、水に浸漬
しても芯物質の溶出が少なく、芯物質の安定性の改良、
風味の低減防止等が効果的に期待できる。該被覆製剤
は、医薬、食品、飼料等の分野において、芯物質の使用
用途に応じて、不安定な芯物質の安定化、芯物質の水溶
出速度、反応性の調整(徐放性)、芯物質の風味の放出
制御(酸味、臭味等の放出防止)等のために利用でき
る。例えば、有機酸の低pHによる悪影響や、L−アス
コルビン酸の水、酸素、金属等による不安定化を防ぐこ
とができ、逆に、L−アスコルビン酸の他の配合成分へ
の影響も防ぐことができる。また、不快な風味を有する
水溶性ビタミンの風味を矯正し、かつビタミンの水溶出
率を低減し、徐放効果を持たせ、成分間の反応を抑制
し、製剤特性を向上させた、口腔内で不快な風味を感じ
ない医薬品および健康食品として有用な水溶性ビタミン
製剤が提供できる。
【0021】
【実施例】以下に、実施例、比較例および使用例を挙げ
て本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。以下の実施例において、被覆
製剤の水溶出率は下記の方法によって測定した。50m
lのプラスチック蓋付き遠沈管に製剤約200mgを精
量し、2%メタリン酸20mlを加えて蓋を閉め、縦型
振とう機(SW−11W大洋科学)で振とう(240回
/分、振幅40mm、60分間)後、濾過(東洋濾紙#
2)した。濾液10mlを50mlのフラスコに採り、
濾液中のL−アスコルビン酸含量をヨウ素法により測定
し、溶出量とした。該L−アスコルビン酸溶出量と製剤
のL−アスコルビン酸含量から溶出率を求めた。各被覆
製剤の油脂結晶形は、融点測定によって確認した。芯物
質としてL−アスコルビン酸(平均粒子径120μ
m)、被覆物質として硬化大豆油を使用した。実施例
中、「%」は、いすれも「重量%」である。
【0022】実施例1 L−アスコルビン酸をジャケット付き攪拌混合機(マイ
クロスピードミキサー)に仕込み、50℃〜55℃に保
持した後、表1の条件で硬化大豆油を30%滴下被覆し
た。被覆後、50℃の恒温器中で保存し、保存前および
後の水溶出率および油脂結晶形を測定した結果を表1に
示した。
【0023】
【表1】
【0024】結果 表1に示すように、45分の滴下時間(バッチ1)で被
覆終了後の製剤油脂結晶形は全てβ’晶であった。ま
た、70分滴下時間(バッチ2)でも変わらず、大部分
がβ’晶であった。これは、種晶としてのβ晶製剤の添
加がないためと考えられた。この製剤を50℃の恒温器
に保存し、溶出率および固結性を評価した結果、水溶出
率は保存前より速くなり約40%であった。固結度合い
は、保存前のβ’晶エリアが広く、転移エネルギーが多
くなったため手で握っても崩れにくい塊であった。バッ
チ1は、50℃保存17時間でも製剤結晶形がβ’晶を
多く含んだ混晶品であったため、35時間保存した。
【0025】実施例2 L−アスコルビン酸にβ晶製剤を全量に対して約20%
添加し、実施例1と同様に、表2の条件で油脂を滴下被
覆させて、種晶効果の可否検討した。粒子径850μm
以下のものを製品とし、それ以外の30%被覆製剤は不
適品として、次ロットで種晶として使用して再生するこ
ととした。バッチ3および4において、添加β晶製剤は
バッチ1およびバッチ2から得たパワーミル粉砕品を使
用し、バッチ5においては、バッチ3から得たβ晶製剤
の850μm以下品を添加して、種晶として使用する再
生製剤の粉砕方法を検討した。結果を表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】結果 20%のβ晶製剤の添加により、被覆後の結晶形は、
β’晶の少ない結晶形パターンであった。また、50℃
保存後の水溶出率は、粉砕していないβ晶製剤(850
μm以下品)を添加したバッチ5において20%以下で
あった。粉砕したβ晶製剤を使用したバッチ3および4
においても、β晶製剤を添加しなかった実施例1と比べ
て低く、各々、約29%および約26%であった。全バ
ッチにおける団結性は、50℃保存前はケーキングしに
くく、保存後はケーキングしなかった。バッチ3および
バッチ4に示されるように、被覆滴下時間の長短による
溶出率への影響はほとんどなかった。850μm以下品
の収率は、いずれのバッチにおいても約80%であっ
た。
【0028】実施例3 添加するβ晶製剤の量を少なくし、羽根回転数を速く
し、また油脂滴下位置を変えるなど、調製条件を変化さ
せて実施例2と同様にL−アスコルビン酸に油脂を滴下
被覆した。条件および結果を表3に示した。
【0029】
【表3】
【0030】結果 表3に示すように、バッチ6において、前バッチの缶内
壁付着が全量回収できず約5%残量するとの推測から
β’混晶を500gとし、残りは50℃保存後850μ
m以下品のβ晶製剤1,500gそれぞれをL−アスコ
ルビン酸と共に油脂滴下被覆を行った。50℃保存後の
水溶出率は約20%であり、2,000g全量β晶を混
入した場合と変わらなかった。バッチ7において、L−
アスコルビン酸原料などの粉体流動を速くするため、撹
拌速度を約250rpmに上げ、被覆製剤の品質、特に
水溶出への影響を検討した。電流値は上がり流動は速く
なったが、バッチ5の約170rpmの水溶出率と変わ
らず約20%であった。バッチ8において、油脂滴下位
置をこれまでのバッチのバッフル位置3/4周からバッ
フル直後とし、粉体流動が激しい位置に添加すれば、製
品回収量も多くなるとの推測から検討を行った。回収率
は約81%であり、バッチ5の3/4周後の滴下位置と
ほとんど変わらない回収率であった。
【0031】ロット6の含量測定 アスコルビン酸を80%と30%油脂被覆製剤を20%
の重量比に30%油脂被覆量で調製するため含量バラツ
キが考えられたため、ランダムにサンプリングを行い含
量均一性の調査を行った。結果を表4に示した。表4に
示すように、含量のバラツキはほとんど見られなかっ
た。
【0032】
【表4】 平均71.1% 標準偏差0.622
【0033】実施例4 シュガーレスビタミン錠剤 (1)被覆L−アスコルビン酸カルシウム(70%)の
調製 L−アスコルビン酸カルシウム(武田薬品工業株式会社
製)を(平均粒径80μm)1kgをジャケット付き高
速流動型混合機(ハイスピードミキサーLSF−2型、
深江工業製)に仕込み、攪拌しながら50℃に加温し、
攪拌を続けた。これに、攪拌下、別に用意した大豆硬化
油(融点68℃)の加熱溶液430gを、10g/分の
速度で連続的に添加し、均一に被覆した後、品温40℃
まで冷却して油脂被覆L−アスコルビン酸カルシウムを
得た。 (2)シュガーレスビタミン錠剤の調製 表5の処方に従い、以下の打錠条件でシュガーレスビタ
ミン錠剤(0.4g/1錠、L−アスコルビン酸125
mg/1錠)を調製した。 打錠条件 機種:コレクト6HUK(菊水製作所製) 杵臼:10mmФ、平面隅角 打錠圧力:1.0〜3.0トン/cm2
【0034】
【表5】
【0035】表5中、パントテン酸カルシウム65%製
剤は、武田薬品工業株式会社が販売している「パントテ
ン酸カルシウム タイプS」である。得られた、錠剤A
およびBにつき、その苦味を、男女、各々、5名づつ
の、合計10名の一般パネルにより、官能検査で比較し
た。その結果を表6に示す。
【0036】
【表6】
【0037】表6より明らかなごとく、アスパルテーム
を添加しているにもかかわらず、被覆処理をしないL−
アスコルビン酸カルシウムでは苦味が強く、本発明の被
覆L−アスコルビン酸カルシウム使用錠剤の矯味効果が
非常に優れている。表5の処方において、還元麦芽糖水
飴の替わりに、パラチニット、ソルビトール、マンニト
ール、マルチトール、エリスリトール、キシリトール、
ラクチトール単独または適宜併用しても同様な効果が得
られる。また、アスパルテームの替わりにステビオサイ
ド、アセスルファムカリウム使用しても同様な効果が得
られる。さらに、アスパルテームの替わりに1/3量の
スクラロースを使用してもよい。
【0038】実施例5 シュガーレスビタミン錠剤 (1)被覆L−アスコルビン酸カルシウム(90%)の
調製 マイクロスピードミキサー(加温装置付き)に、L−ア
スコルビン酸カルシウム(武田薬品工業株式会社製)5
kgおよび大豆硬化油0.5kgを加え、攪拌しながら
加温し、70℃になったところで、10分間保温し、そ
の後、徐々に放冷した。品温が62〜64℃に達したこ
とを確認後、さらに徐々に放冷し、50℃以下で取り出
し、所望の被覆成分を得た。 (2)シュガーレスビタミン錠剤の調製 表7の処方に従い、以下の打錠条件でシュガーレスビタ
ミン錠剤(0.5g/1錠、L−アスコルビン酸カルシ
ウム150mg/1錠)を調製した。 打錠条件 機種:コレクト6HUK(菊水製作所製) 杵臼:11mmФ、平面隅角 打錠圧力:1.0〜3.0トン/cm2
【0039】
【表7】
【0040】得られた錠剤AおよびBにつき、男女、各
々、5名筒の、合計10名の一般パネルに1錠づつ、口
をすすぎ、口に入れなめてもらい、苦味の強弱について
評価してもらった。その結果は以下のとおりである。 A組成がB組成より苦味が弱いと感じた人 0人 B組成がA組成より苦味が弱いと感じた人 10人 この結果からも、被覆L−アスコルビン酸カルシウムを
使用した錠剤が優れた矯味効果を示すことが明らかであ
る。また、アスパルテームをアセスルフアムカリウムに
全量代替えしても同様の結果が得られた。
【0041】実施例6 ゼラチンカプセル0号(ワーナランバート(株)製、ボ
ディ容量0.68m1)にL−アスコルビン酸カルシウ
ムおよび実施例1で調製した被覆L−アスコルビン酸カ
ルシウム(70%)を各0.4g充填し、透明ガラス瓶
に入れ密栓し、40℃、30日恒温機に保存し、カプセ
ルの外観変化を観察した。その結果は以下のとおりであ
る。 カプセル充填原料 L―アスコルビン酸カルシウム充填カプセルの褐色が
大。 L−アスコルビン酸カルシウム70%被覆物充填カプセ
ルの変色が殆どなし。 この結果から、被覆L−アスコルビン酸カルシウムを使
用した場合、L−アスコルビン酸とゼラチンカプセルと
の反応による褐変が防止され、被覆水溶性ビタミン成分
の使用により製剤における成分間の反応を抑制できるこ
とが示された。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月9日(2000.5.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このような方法としては、水溶性ビタミン
類や有機酸の粉末のごとき芯物質に、被覆物質の油脂類
を、接触・衝突させ、被覆物質を芯物質に付着・被覆さ
せて被覆製剤を得る方法(特開昭63−164863
号、特開昭63−164864号、特開昭63−258
813号)、微粒の有機酸と溶融油脂類を、高温下で混
合し、噴霧冷却して微粉の製剤を得る方法(特開昭55
−92661号、特公昭62−18152号、特開昭6
4−3118号、特開昭64−3119号)、油脂類を
溶媒に溶解し、流動層装置により溶媒を飛散させながら
有機酸の表面に被覆する方法(特開昭50−52221
号)等が提案されている。さらに、これらの方法の被覆
度、簡便性等の問題点を改善した方法として、親水性の
芯物質を、被覆物質の固化温度以下の温度で混合しなが
ら、加熱溶融した被覆物質を連続的または分割して添加
しつつ、固化させ、芯物質の周囲に複数の被覆物質層を
形成させる方法(本出願人による特願平9−13702
号(特開平10−203965号))が提案されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、水溶性ビタミン類の中には、ビタミ
ン特有の臭気や、苦味等、不快な風味を有するものがあ
り、従来からその矯味にはアスパルテーム等の甘味剤が
使用されている(特開昭60−192571号、特開平
8−208517号等)。また、矯味に限らず、アスパ
ルテーム等の甘味剤は、各種のビタミン製剤の成分とし
ても使用されている(特開昭60−19474号、特開
平9−157174号、特開平9−95447号、特許
2574176号等)。本発明者らは、本出願人による
上記の特開平10−203965号の方法または本発明
の方法と、アスパルテーム等の甘味剤とを組み合わせる
ことにより、より一層、矯味効果が向上し、かつ各種の
性能を改善した水溶性ビタミン製剤が得られることを見
出した。よって、本発明のもう1つの目的は、不快な風
味を有する水溶性ビタミンの風味の矯正と、製剤性能の
向上させることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/375 A61K 31/375 31/4415 31/4415 31/455 31/455 31/51 31/51 31/525 31/525 47/14 47/14 47/22 47/22 47/26 47/26 47/42 47/42 47/44 47/44 A61P 3/02 101 A61P 3/02 101 104 104 105 105 106 106 107 107 Fターム(参考) 4C076 AA42 AA60 AA61 BB01 CC24 CC40 DD41H DD44H DD61T DD67T EE41T EE51H FF36 FF52 GG21 GG33 4C086 AA02 BA18 BC19 BC42 CB09 MA02 MA03 MA05 MA35 MA37 MA38 MA52 NA09 ZC24 ZC25 ZC26 ZC28 4C206 AA02 GA05 GA36 MA02 MA03 MA05 MA55 MA57 MA58 MA72 NA09 ZC22

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性の芯物質の周囲を、疎水性熱溶融
    性脂質から選ばれる被覆物質で被覆した製剤の製造に際
    し、被覆物質の固化温度以下の温度で、被覆物質のβ晶
    種晶の存在下に芯物質を流動させながら、加熱溶融した
    被覆物質を滴下し、固化させて芯物質の周囲に被覆物質
    の被覆層を形成させるか、または、芯物質を流動させな
    がら、被覆物質の固化温度以下の温度で、加熱溶融した
    被覆物質を滴下し、固化させて芯物質の周囲に被覆物質
    の被覆層を形成させた後、さらにβ晶種晶を添加し、被
    覆層のβ晶化を促進させることを特徴とする被覆製剤の
    製造法。
  2. 【請求項2】 芯物質が有機酸、有機酸塩類および非有
    機酸系ビタミン類からなる群から選ばれる有機物質であ
    る請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 芯物質がL−アスコルビン酸またはその
    塩類である請求項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 被覆物質が油脂、脂肪酸、脂肪酸エステ
    ル、それらの水素添加物およびワックスからなる群から
    選ばれる請求項1項記載の製造法。
  5. 【請求項5】 β晶種晶が、別途に製造された当該被覆
    製剤の一部である請求項1記載の製造法。
  6. 【請求項6】 β晶種晶が、別途、被覆物質を溶融し、
    温度調整して得られたものである請求項1記載の製造
    法。
  7. 【請求項7】 被覆層を形成後、所定の温度に保持して
    β晶化を行う請求項1記載の製造法。
  8. 【請求項8】 温度調整が可能な撹拌混合装置で芯物質
    を流動させる請求項1記載の製造法。
  9. 【請求項9】 種晶を、製剤の総重量に対して0.1〜
    30重量%使用する請求項1記載の製造法。
  10. 【請求項10】 芯物質を、製剤の総重量に対して50
    〜97重量%配合する請求項1記載の製造法。
  11. 【請求項11】 不快な風味を有する水溶性ビタミンを
    芯物質とし、芯物質の流動下に、疎水性熱溶融性脂質か
    ら選ばれる被覆物質を溶融、添加し、固化して形成した
    被覆物質の被覆層で芯物質を被覆して得られた被覆水溶
    性ビタミン成分と、甘味剤と、賦形剤とを含有してなる
    ことを特徴とする矯味した水溶性ビタミン製剤。
  12. 【請求項12】 芯物質がアスコルビン酸カルシウム、
    アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸、ニコチン酸ア
    ミド、ビタミンB1類、リボフラビンおよびそのリン酸
    エステルナトリウム、パントテン酸、パントテン酸ナト
    リウム、パントテン酸カルシウムならびに塩酸ピリドキ
    シンから選ばれる水溶性ビタミンである請求項11記載
    の水溶性ビタミン製剤。
  13. 【請求項13】 芯物質がL−アスコルビン酸カルシウ
    ムである請求項12記載の水溶性ビタミン製剤。
  14. 【請求項14】 被覆物質が油脂、脂肪酸、脂肪酸エス
    テル、それらの水素添加物およびワックスからなる群か
    ら選ばれる請求項11記載の水溶性ビタミン製剤。
  15. 【請求項15】 被覆層がβ晶化されている請求項11
    記載の水溶性ビタミン製剤。
  16. 【請求項16】 被覆水溶性ビタミン成分が30〜97
    重量%の水溶性ビタミンを含有している請求項11記載
    の水溶性ビタミン製剤。
  17. 【請求項17】 甘味剤が、アスパルテーム、アセスル
    ファムカリウム、スクラロース、サッカリンナトリウム
    および甘草抽出物からなる群から選ばれる請求項11記
    載の水溶性ビタミン製剤。
  18. 【請求項18】 甘味剤を、0.1〜5.0重量%含有
    する請求項17記載の水溶性ビタミン製剤。
  19. 【請求項19】 粉末、顆粒、錠剤またはカプセル剤の
    剤形である請求項11記載の水溶性ビタミン剤。
  20. 【請求項20】 不快な風味を有する水溶性ビタミンを
    芯物質とし、芯物質の流動下に、疎水性熱溶融性脂質か
    ら選ばれる被覆物質を溶融、添加し、固化して形成した
    被覆物質の被覆層で芯物質を被覆して得られた被覆水溶
    性ビタミン成分と、甘味剤と、賦形剤とを配合してなる
    ことを特徴とする矯味した水溶性ビタミン製剤の製造
    法。
  21. 【請求項21】 不快な風味を有する水溶性ビタミンを
    芯物質とし、疎水性熱溶融性脂質から選ばれる被覆物質
    を、被覆物質のβ晶種晶の存在下に芯物質を流動させな
    がら溶融、添加し、固化して形成した被覆物質の被覆層
    で芯物質を被覆し、または溶融した被覆物質を添加、固
    化させて芯物質の周囲に被覆物質の被覆層を形成させた
    後、さらにβ晶種晶を添加し、被覆層のβ晶化を促進さ
    せるて得られた被覆水溶性ビタミン成分と、甘味剤と、
    賦形剤とを配合してなることを特徴とする矯味した水溶
    性ビタミン製剤の製造法。
  22. 【請求項22】 種晶が、別途に製造された当該被覆水
    溶性ビタミン成分の一部である請求項21記載の製造
    法。
  23. 【請求項23】 β晶種晶が、別途、被覆物質を溶融
    し、温度調整して得られたものである請求項21記載の
    製造法。
  24. 【請求項24】 被覆層を形成後、所定の温度に保持し
    てβ晶化を行う請求項21記載の製造法。
  25. 【請求項25】 種晶を、水溶性ビタミン成分の総重量
    に対して0.1〜30重量%使用する請求項21記載の
    製造法。
  26. 【請求項26】 温度調整が可能な撹拌混合装置で芯物
    質を流動させる請求項20または21記載の製造法。
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