JP2001031337A - 油圧エレベーター - Google Patents

油圧エレベーター

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JP2001031337A
JP2001031337A JP11206016A JP20601699A JP2001031337A JP 2001031337 A JP2001031337 A JP 2001031337A JP 11206016 A JP11206016 A JP 11206016A JP 20601699 A JP20601699 A JP 20601699A JP 2001031337 A JP2001031337 A JP 2001031337A
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Eigo Takezawa
英剛 竹沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、所定の場合、ジャッキから所定値A以
下の低い温度の作動油が流量制御装置に流入する為、制
御精度が悪くなる現象が現れてしまうという課題があっ
た。 【解決手段】 タンク4内の作動油の温度を所定値以上
に保つウォームアップ運転を行う油圧エレベーターにお
いて、ジャッキ12内の作動油の温度を検出する温度セ
ンサー15と、作動油を加圧し温度を上昇させる流量制
御装置18と、前記ジャッキ内の作動油を取込み流量制
御装置へ送出するモータ16及び油ポンプ17と、温度
センサーにより検出されたジャッキ内の作動油の温度に
基き前記モータ及び油ポンプを制御してジャッキ内の作
動油の温度を前記所定値以上に保つウォームアップ運転
を行う制御装置11とを備えた。 【効果】 大部分の作動油を所定値以上に保つことがで
き、流量制御手段の制御精度が安定しエレベーターのか
ごの床合わせの精度を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、安定した流量制
御の精度を得る為、タンク内の作動油を所定値以上に保
つ従来のウォームアップ運転に加え、ジャッキ内の作動
油に対してもウォームアップ運転を行う油圧エレベータ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のウォームアップ運転は、タンク内
の作動油の温度を所定値以上に保つものであり、ジャッ
キ内の作動油の温度は所定値以下になることがあった。
この為、例えばエレベーターが最上階に停止している場
合、大部分の作動油がジャッキ内にあり、温度が低く粘
度が高い作動油を流量制御装置で制御することになり制
御の精度が悪くなることがある。すなわち、エレベータ
ーが走行・停止した目的階の床とかごの床の高さを合わ
せる精度が不安定になる現象が現れる。
【0003】従来の油圧エレベーターについて図面を参
照しながら説明する。図5は、従来の油圧エレベーター
の制御、駆動部分の構成を示す図である。
【0004】図5において、1は油圧エレベーターの機
械室、2は昇降路、3は機械室1と昇降路2を隔てる壁
である。
【0005】また、同図において、4は機械室1に設置
されたタンク、5はタンク4の中の油圧エレベーターの
駆動に使われる作動油、6a〜6dは各機器間を接続し
ている作動油5の配管、7は油圧エレベーターの駆動源
であるモータ、8はモータ7に連結し回される油ポン
プ、9は油ポンプ8から配管6bに送出された作動油5
の流れる量と方向を制御する流量制御装置である。
【0006】さらに、同図において、10は油圧エレベ
ーターの制御盤、11は制御盤10の中の制御装置であ
る。また、12は内部の作動油5の量を流量制御装置9
により増減制御されるジャッキ、13はジャッキ12の
プランジャーである。さらに、14はタンク4内の作動
油5の温度を測る温度センサーである。
【0007】このプランジャー13は、ジャッキ12内
の作動油5の量が増加することによりジャッキ12内か
ら押し上げられ、ジャッキ12内の作動油5の量が減少
することにより引き下げられる。エレベーターのかご室
は、プランジャー13と連動し、プランジャー13が押
し上げられると上昇し、プランジャー13が引き下げら
れる下降する機構となっている。
【0008】つぎに、前述した従来の油圧エレベーター
の動作について図面を参照しながら説明する。
【0009】油圧エレベーターの上昇運転は次の様にし
て行う。機械室1に設置されたモータ7で油ポンプ8を
回し、タンク4の作動油5を配管6aと配管6bを通し
流量制御装置9に送出する。
【0010】流量制御装置9は、作動油5を配管6dか
らタンク4へ戻す量と、配管6cからジャッキ12へ送
る量を制御するが、始めは全量をタンク4へ戻し、徐々
にジャッキ12へ送る量を増していく。
【0011】その結果、ジャッキ12では徐々に作動油
5が増してゆき、プランジャー13が押し上げられてい
く。やがて全量がプランジャー13へ送出されるように
なる。油圧エレベーターは、プランジャー13と連動し
て上昇する機構であり、かご室も上昇加速、定速走行を
行う。行き先階に近づくと、流量制御装置9は、タンク
4へ戻す作動油5の量を徐々に増していき、ジャッキ1
2へ送る量を減らしていく。ジャッキ12は、徐々に作
動油5の流入が減りプランジャー13の上昇も減速し、
全量がタンク4へ戻るようになるとプランジャー13の
上昇は止まる。この時、油圧エレベーターのかご室の床
と、行き先階の床が合った状態で停止するように制御さ
れる。
【0012】油圧エレベーターの下降運転は次の様にし
て行う。下降運転の場合には、油ポンプ8は回さず流量
制御装置9の動作のみで制御を行う。
【0013】油圧エレベーターが停止している状態で
は、ジャッキ12の作動油5にはかご室やプランジャー
13他の機器の自重による圧力が掛かっている。ここ
で、流量制御装置9が動作し、作動油5を配管6dから
タンク4へ戻す制御を開始すると、ジャッキ12の作動
油5が減少していきプランジャー13は下降する。プラ
ンジャー13の下降に伴い、かご室も下降、行き先階に
近づくと、かご室の床と行き先階の床が合った状態で停
止するように制御される。
【0014】このように、油圧エレベーターの運転は流
量制御装置9により制御され、行き先階の床とかご室の
床が合った状態で停止させることも流量制御装置9の制
御による。しかし、流量制御装置9は、作動油5の温度
が低く粘度が高くなると制御精度が悪くなる傾向があ
る。その結果、目的階の床とかご室の床を合わせる精度
が悪くなるという現象が現れる。油圧エレベーターで
は、この現象を防止する為『ウォームアップ運転』と言
う機能が付加されている。
【0015】図6は、ウォームアップ連転に係わる機器
の構成を示すブロック図である。同図において、制御盤
10に設けられた制御装置11には、外部との信号入出
力口であるI/Oポート11aと、ウォームアップ運転
を開始・停止すべき温度の値を保管した記憶装置RO
M、温度センサー14で検出されたタンク4の作動油5
の温度をI/Oポート11aから取り込み一時保管する
記憶装置RAM、及びそれらの温度を比較演算するCP
Uを備えたコンピュータ回路11bと、コンピュータ回
路11bの演算結果に基づきモータ駆動の出力を出すモ
ータ駆動回路11cが設けられている。
【0016】図7は、従来の油圧エレベーターのウォー
ムアップ連転の動作を示すフローチャートである。エレ
ベーター停止状態において(ステップ701)、温度セ
ンサー14で検出されたタンク4の作動油5の温度がウ
ォームアップ運転開始の所定値A(例えば、15℃)を
下回ったとコンピュータ回路11bで判断された場合に
(ステップ702)、既にウォームアップ連転でモータ
7が運転していなければ(ステップ703)、モータ7
にモータ駆動回路11cから運転指令が出る(ステップ
704)。
【0017】油ポンプ8が回ることによりタンク4の作
動油5は、配管6a、油ポンブ8、配管6b、流量制御
装置9に至る。ウォームアップ連転においては、流量制
御装置9は、作動油5を配管6dを経て全量がタンク4
に戻るように制御する為、ジャッキ12に作動油5が送
出されることはなくエレベーターも停止のままである。
しかし、作動油5は流量制御装置9で加圧され温度が上
昇する(ステップ705)。
【0018】やがて温度センサー14で検出がされたタ
ンク4の作動油5の温度がコンピュータ回路11bでウ
ォームアップ連転停止の所定値B(例えば、20℃)以
上になったと判断された場合に(ステップ706)、モ
ータ駆動回路11cからの指令によりモータ7が停止し
油ポンプ8の回転が止まり(ステップ707)、ウォー
ムアップ連転は終了する。
【0019】このウォームアップ運転により、タンク4
の作動油5は流量制御装置9の制御が安定的に機能する
温度である所定値A以上に保たれる。所定値Bの設定
は、所定値Aより5度程度高めに設定し、次のウォーム
アップ連転開始までの時間的余裕を設けている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
油圧エレベーターのウォームアップ運転では、エレベー
ターを停止させたままタンク4の作動油5の温度を所定
値A以上に保つことを特徴としており、ジャッキ12に
は作動油5は送出されない。この為、ジャッキ12の作
動油5はタンク4の作動油5を同じように所定値A以上
に保つことは出来ない。例えば、エレベーターが最上階
に停止している場合、ジャッキ12のプランジャー13
は最長の突出状態にあり、作動油5は大部分がジャッキ
12にある。この状態で油圧エレベーターを下降運転す
ると、ジャッキ12から所定値A以下の低い温度の作動
油5が流量制御装置9に流入する為、タンク4の作動油
5を所定値A以上に保っているにも拘わらず、制御精度
が悪くなる現象が現れてしまうという問題点があった。
【0021】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、ジャッキの作動油の温度も所定値
A以上に保つことができる油圧エレベーターを得ること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る油圧エレベーターは、機械室に設置されたタンク内の
作動油の温度を所定値以上に保つウォームアップ運転を
行う油圧エレベーターにおいて、昇降路に設置されたジ
ャッキ内の作動油の温度を検出する温度センサーと、前
記作動油を加圧し温度を上昇させる流量制御手段と、前
記ジャッキ内の作動油を取込み前記流量制御手段へ送出
する油循環手段と、前記温度センサーにより検出された
ジャッキ内の作動油の温度に基き前記油循環手段を制御
してジャッキ内の作動油の温度を前記所定値以上に保つ
ウォームアップ運転を行う制御装置とを備えたものであ
る。
【0023】この発明の請求項2に係る油圧エレベータ
ーは、前記流量制御手段を、前記タンク内の作動油を加
圧し温度を上昇させる流量制御装置とは別の第2の流量
制御装置としたものである。
【0024】この発明の請求項3に係る油圧エレベータ
ーは、前記制御装置が、前記タンク内の作動油のウォー
ムアップ運転が開始され、かつ前記ジャッキ内の作動油
の温度が前記所定値以下の場合に、前記ジャッキ内の作
動油のウォームアップ運転を開始するものである。
【0025】この発明の請求項4に係る油圧エレベータ
ーは、前記制御装置が、前記タンク内の作動油のウォー
ムアップ運転とは独立に、エレベーターが停止中で、前
記ジャッキ内の作動油の温度が前記所定値以下で、かつ
前記油循環手段が停止中の場合に、前記ジャッキ内の作
動油のウォームアップ運転を開始するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明では、ジャッキ内の作動
油に対しウォームアップ運転を行う装置を付加すること
により、大部分の作動油を所定値以上に保つことが可能
となる為、流量制御装置の制御精度が安定し、エレベー
ターのかごの床合わせの精度がよくなる。
【0027】実施の形態1.この発明の実施の形態1に
係る油圧エレベーターについて図面を参照しながら説明
する。図1は、この発明の実施の形態1に係る油圧エレ
ベーターの構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0028】図1において、1は油圧エレベーターの機
械室、2は昇降路、3は機械室1と昇降路2を隔てる壁
である。また、4は機械室1に設置されたタンク、5は
タンク4の中の油圧エレベーターの駆動に使われる作動
油、6a〜6dは各機器間を接続している作動油5の配
管、7は油圧エレベーターの駆動源であるモータ、8は
モータ7に連結し回される油ポンプ、9は油ポンプ8か
ら配管6bに送出された作動油5の流れる量と方向を制
御する流量制御装置である。さらに、10は油圧エレベ
ーターの制御盤、11は制御盤10の中の制御装置、1
2は内部の作動油5の量を流量制御装置9により増減制
御されるジャッキ、13はジャッキ12のプランジャ
ー、14はタンク4内の作動油5の温度を測る温度セン
サーである。
【0029】また、同図において、15はジャッキ12
内の作動油5の温度を測る温度センサーで、その信号線
は制御盤10内の制御装置11に接続される。16はモ
ータ、17はモータ16に連結し回される油ポンプ、1
8は流量制御装置(流量制御手段)、19はこれら機器
間を接続する配管である。なお、モータ16及び油ポン
プ17は、油循環手段を構成する。
【0030】つぎに、この実施の形態1に係る油圧エレ
ベーターの動作について図面を参照しながら説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る油圧エレベータ
ーのウォームアップ連転に係わる機器を示すブロック図
である。また、図3は、この実施の形態1に係る油圧エ
レベーターの動作を示すフローチャートである。
【0031】タンク4でウォームアップ連転が開始され
た時(ステップ301)、ジャッキ12の作動油5の温
度を温度センサー15が検出し、その値は制御盤10内
の制御装置11の外部との信号入出力口であるI/Oポ
ート11aからコンピュータ回路11bに取り込まれ
る。
【0032】コンピュータ回路11bでその温度の値が
所定値A(例えば、15℃)より低いと判断された場合
(ステップ302)、モータ駆動回路11cからモータ
16に対し運転指令が出る(ステップ303)。
【0033】モータ16が運転し油ポンプ17が回る
と、ジャッキ12の作動油5は配管19を通じ、ジャッ
キ12、油ポンプ17、流量制御装置18を経由しジャ
ッキ12に戻る流れで循環する。この時、ジャッキ12
の作動油5は流量制御装置18で加圧される為温度が上
昇する(ステップ304)。
【0034】やがて温度センサー15で検出されたジャ
ッキ12の作動油5の温度がコンピュータ回路11bで
ウォームアップ連転停止の所定値B(例えば、20℃)
以上になったと判断された場合に(ステップ305)、
モータ駆動回路11cからの指令によりモータ16が停
止し油ポンプ17の回転が止まる(ステップ306)。
以上がこの発明におけるジャッキ12に対するウォーム
アップ運転である。
【0035】このウォームアップ連転により、ジャッキ
12の作動油5は流量制御装置9の制御が安定的に機能
する温度である所定値A以上に保たれる。所定値Bの設
定は、所定値Aより5度程度高めに設定し、次のウォー
ムアップ運転開始までの時間的余裕を設けている。
【0036】この実施の形態1によれば、タンク4のウ
ォームアップ運転の都度、ジャッキ12の作動油5に対
してウォームアップ運転が行われる為、温度が所定値A
以上に保たれ、流量制御装置9が制御する作動油5の大
部分は所定値A以上の温度に保たれる。この結果、安定
した流量制御装置9の制御精度を得ることが出来、エレ
ベーターが走行・停止する際の目的階の床とかごの床の
高さの制御精度が安定する効果が得られる。
【0037】実施の形態2.図1において、昇降路2に
設置された流量制御装置18は、作動油5を加圧し温度
を上昇させる目的で使用している。従って、作動油5の
入り側と出側の断面積において出側を絞った構造体であ
れば、流量制御装置18と同様に作動油5を加圧し温度
を上昇させることが可能である。つまり、流量制御装置
18の代えて、上記の構造体を設置してもよい。
【0038】実施の形態3.この実施の形態3に係る油
圧エレベーターでは、ジャッキ12のウォームアップ連
転は図3の動作フローで行う。タンク4とジャッキ12
の設置環境の違いにより作動油5の温度低下の傾向の差
が大きい場合、タンク4とジャッキ12のウォームアッ
プ連転の動作開始を個別に制御するほうが効率的であ
る。
【0039】この場合は、図4の動作フローで行うこと
で対応可能である。以下、図4の動作フローについて説
明する。
【0040】エレベーター停止状態において(ステップ
401)、温度センサー15で検出されたジャッキ12
の作動油5の温度がウォームアップ連転開始の所定値A
(例えば、15℃)を下回ったとコンピュータ回路11
bで判断された場合に(ステップ402)、既にウォー
ムアップ連転でモータ16が運転していなければ(ステ
ップ403)、モータ16にモータ駆動回路11cから
運転指令が出る(ステップ404)。
【0041】油ポンプ17が回ることによりジャッキ1
2の作動油5は配管19を通じ、ジャッキ12、油ボン
ブ17、流量制御装置18を経由しジャッキ12に戻る
流れで循環する。この時、作動油5は流量制御装置18
で加圧され温度が上昇する(ステップ405)。
【0042】やがて温度センサー15で検出されたジャ
ッキ12の作動油5の温度がコンピュータ回路11bで
ウォームアップ運転停止の所定値B(例えば、20℃)
以上になったと判断された場合に(ステップ406)、
モータ駆動回路11cからの指令によりモータ16が停
止し油ポンプ17の回転が止まり(ステップ407)、
ウォームアップ連転は終了する。
【0043】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る油圧エレベー
ターは、以上説明したとおり、機械室に設置されたタン
ク内の作動油の温度を所定値以上に保つウォームアップ
運転を行う油圧エレベーターにおいて、昇降路に設置さ
れたジャッキ内の作動油の温度を検出する温度センサー
と、前記作動油を加圧し温度を上昇させる流量制御手段
と、前記ジャッキ内の作動油を取込み前記流量制御手段
へ送出する油循環手段と、前記温度センサーにより検出
されたジャッキ内の作動油の温度に基き前記油循環手段
を制御してジャッキ内の作動油の温度を前記所定値以上
に保つウォームアップ運転を行う制御装置とを備えたの
で、大部分の作動油を所定値以上に保つことができ、流
量制御手段の制御精度が安定しエレベーターのかごの床
合わせの精度を上げることができるという効果を奏す
る。
【0044】この発明の請求項2に係る油圧エレベータ
ーは、前記流量制御手段を、前記タンク内の作動油を加
圧し温度を上昇させる流量制御装置とは別の第2の流量
制御装置としたので、大部分の作動油を所定値以上に保
つことができ、流量制御手段の制御精度が安定しエレベ
ーターのかごの床合わせの精度を上げることができると
いう効果を奏する。
【0045】この発明の請求項3に係る油圧エレベータ
ーは、前記制御装置が、前記タンク内の作動油のウォー
ムアップ運転が開始され、かつ前記ジャッキ内の作動油
の温度が前記所定値以下の場合に、前記ジャッキ内の作
動油のウォームアップ運転を開始するので、大部分の作
動油を所定値以上に保つことができ、流量制御手段の制
御精度が安定しエレベーターのかごの床合わせの精度を
上げることができるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項4に係る油圧エレベータ
ーは、前記制御装置が、前記タンク内の作動油のウォー
ムアップ運転とは独立に、エレベーターが停止中で、前
記ジャッキ内の作動油の温度が前記所定値以下で、かつ
前記油循環手段が停止中の場合に、前記ジャッキ内の作
動油のウォームアップ運転を開始するので、大部分の作
動油を所定値以上に保つことができ、流量制御手段の制
御精度が安定しエレベーターのかごの床合わせの精度を
上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベー
ターの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベー
ターのウォームアップ運転の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベー
ターのウォームアップ運転の動作を示すフローチャート
である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る油圧エレベー
ターの動作を示すフローチャートである。
【図5】 従来の油圧エレベーターの構成を示す図であ
る。
【図6】 従来の油圧エレベーターのウォームアップ運
転の構成を示す図である。
【図7】 従来の油圧エレベーターのウォームアップ運
転の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 機械室、2 昇降路、3 壁、4 タンク、5 作
動油、6a、6b、6c、6d 配管、7 モータ、8
油ポンプ、9 流量制御装置、10 制御盤、11
制御装置、12 ジャッキ、13 プランジャー、14
温度センサー、15 温度センサー、16 モータ、
17 油ポンプ、18 流量制御装置、19 配管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室に設置されたタンク内の作動油の
    温度を所定値以上に保つウォームアップ運転を行う油圧
    エレベーターにおいて、 昇降路に設置されたジャッキ内の作動油の温度を検出す
    る温度センサーと、 前記作動油を加圧し温度を上昇させる流量制御手段と、 前記ジャッキ内の作動油を取込み前記流量制御手段へ送
    出する油循環手段と、 前記温度センサーにより検出されたジャッキ内の作動油
    の温度に基き前記油循環手段を制御してジャッキ内の作
    動油の温度を前記所定値以上に保つウォームアップ運転
    を行う制御装置とを備えたことを特徴とする油圧エレベ
    ーター。
  2. 【請求項2】 前記流量制御手段は、前記タンク内の作
    動油を加圧し温度を上昇させる流量制御装置とは別の第
    2の流量制御装置であることを特徴とする請求項1記載
    の油圧エレベーター。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記タンク内の作動油
    のウォームアップ運転が開始され、かつ前記ジャッキ内
    の作動油の温度が前記所定値以下の場合に、前記ジャッ
    キ内の作動油のウォームアップ運転を開始することを特
    徴とする請求項1記載の油圧エレベーター。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記タンク内の作動油
    のウォームアップ運転とは独立に、エレベーターが停止
    中で、前記ジャッキ内の作動油の温度が前記所定値以下
    で、かつ前記油循環手段が停止中の場合に、前記ジャッ
    キ内の作動油のウォームアップ運転を開始することを特
    徴とする請求項1記載の油圧エレベーター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106586874A (zh) * 2017-03-13 2017-04-26 钟浪雅 一种可检测油箱内液压油的温度和油量的千斤顶

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106586874A (zh) * 2017-03-13 2017-04-26 钟浪雅 一种可检测油箱内液压油的温度和油量的千斤顶

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