JP3779096B2 - 油圧エレベーター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、安定した流量制御の精度を得る為、タンク内の作動油を所定値以上に保つ従来のウォームアップ運転に加え、ジャッキ内の作動油に対してもウォームアップ運転を行う油圧エレベーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のウォームアップ運転は、タンク内の作動油の温度を所定値以上に保つものであり、ジャッキ内の作動油の温度は所定値以下になることがあった。この為、例えばエレベーターが最上階に停止している場合、大部分の作動油がジャッキ内にあり、温度が低く粘度が高い作動油を流量制御装置で制御することになり制御の精度が悪くなることがある。すなわち、エレベーターが走行・停止した目的階の床とかごの床の高さを合わせる精度が不安定になる現象が現れる。
【0003】
従来の油圧エレベーターについて図面を参照しながら説明する。図5は、従来の油圧エレベーターの制御、駆動部分の構成を示す図である。
【0004】
図5において、1は油圧エレベーターの機械室、2は昇降路、3は機械室1と昇降路2を隔てる壁である。
【0005】
また、同図において、4は機械室1に設置されたタンク、5はタンク4の中の油圧エレベーターの駆動に使われる作動油、6a〜6dは各機器間を接続している作動油5の配管、7は油圧エレベーターの駆動源であるモータ、8はモータ7に連結し回される油ポンプ、9は油ポンプ8から配管6bに送出された作動油5の流れる量と方向を制御する流量制御装置である。
【0006】
さらに、同図において、10は油圧エレベーターの制御盤、11は制御盤10の中の制御装置である。また、12は内部の作動油5の量を流量制御装置9により増減制御されるジャッキ、13はジャッキ12のプランジャーである。さらに、14はタンク4内の作動油5の温度を測る温度センサーである。
【0007】
このプランジャー13は、ジャッキ12内の作動油5の量が増加することによりジャッキ12内から押し上げられ、ジャッキ12内の作動油5の量が減少することにより引き下げられる。エレベーターのかご室は、プランジャー13と連動し、プランジャー13が押し上げられると上昇し、プランジャー13が引き下げられる下降する機構となっている。
【0008】
つぎに、前述した従来の油圧エレベーターの動作について図面を参照しながら説明する。
【0009】
油圧エレベーターの上昇運転は次の様にして行う。機械室1に設置されたモータ7で油ポンプ8を回し、タンク4の作動油5を配管6aと配管6bを通し流量制御装置9に送出する。
【0010】
流量制御装置9は、作動油5を配管6dからタンク4へ戻す量と、配管6cからジャッキ12へ送る量を制御するが、始めは全量をタンク4へ戻し、徐々にジャッキ12へ送る量を増していく。
【0011】
その結果、ジャッキ12では徐々に作動油5が増してゆき、プランジャー13が押し上げられていく。やがて全量がプランジャー13へ送出されるようになる。油圧エレベーターは、プランジャー13と連動して上昇する機構であり、かご室も上昇加速、定速走行を行う。行き先階に近づくと、流量制御装置9は、タンク4へ戻す作動油5の量を徐々に増していき、ジャッキ12へ送る量を減らしていく。ジャッキ12は、徐々に作動油5の流入が減りプランジャー13の上昇も減速し、全量がタンク4へ戻るようになるとプランジャー13の上昇は止まる。この時、油圧エレベーターのかご室の床と、行き先階の床が合った状態で停止するように制御される。
【0012】
油圧エレベーターの下降運転は次の様にして行う。下降運転の場合には、油ポンプ8は回さず流量制御装置9の動作のみで制御を行う。
【0013】
油圧エレベーターが停止している状態では、ジャッキ12の作動油5にはかご室やプランジャー13他の機器の自重による圧力が掛かっている。ここで、流量制御装置9が動作し、作動油5を配管6dからタンク4へ戻す制御を開始すると、ジャッキ12の作動油5が減少していきプランジャー13は下降する。プランジャー13の下降に伴い、かご室も下降、行き先階に近づくと、かご室の床と行き先階の床が合った状態で停止するように制御される。
【0014】
このように、油圧エレベーターの運転は流量制御装置9により制御され、行き先階の床とかご室の床が合った状態で停止させることも流量制御装置9の制御による。しかし、流量制御装置9は、作動油5の温度が低く粘度が高くなると制御精度が悪くなる傾向がある。その結果、目的階の床とかご室の床を合わせる精度が悪くなるという現象が現れる。油圧エレベーターでは、この現象を防止する為『ウォームアップ運転』と言う機能が付加されている。
【0015】
図6は、ウォームアップ連転に係わる機器の構成を示すブロック図である。同図において、制御盤10に設けられた制御装置11には、外部との信号入出力口であるI/Oポート11aと、ウォームアップ運転を開始・停止すべき温度の値を保管した記憶装置ROM、温度センサー14で検出されたタンク4の作動油5の温度をI/Oポート11aから取り込み一時保管する記憶装置RAM、及びそれらの温度を比較演算するCPUを備えたコンピュータ回路11bと、コンピュータ回路11bの演算結果に基づきモータ駆動の出力を出すモータ駆動回路11cが設けられている。
【0016】
図7は、従来の油圧エレベーターのウォームアップ連転の動作を示すフローチャートである。エレベーター停止状態において(ステップ701)、温度センサー14で検出されたタンク4の作動油5の温度がウォームアップ運転開始の所定値A(例えば、15℃)を下回ったとコンピュータ回路11bで判断された場合に(ステップ702)、既にウォームアップ連転でモータ7が運転していなければ(ステップ703)、モータ7にモータ駆動回路11cから運転指令が出る(ステップ704)。
【0017】
油ポンプ8が回ることによりタンク4の作動油5は、配管6a、油ポンブ8、配管6b、流量制御装置9に至る。ウォームアップ連転においては、流量制御装置9は、作動油5を配管6dを経て全量がタンク4に戻るように制御する為、ジャッキ12に作動油5が送出されることはなくエレベーターも停止のままである。しかし、作動油5は流量制御装置9で加圧され温度が上昇する(ステップ705)。
【0018】
やがて温度センサー14で検出がされたタンク4の作動油5の温度がコンピュータ回路11bでウォームアップ連転停止の所定値B(例えば、20℃)以上になったと判断された場合に(ステップ706)、モータ駆動回路11cからの指令によりモータ7が停止し油ポンプ8の回転が止まり(ステップ707)、ウォームアップ連転は終了する。
【0019】
このウォームアップ運転により、タンク4の作動油5は流量制御装置9の制御が安定的に機能する温度である所定値A以上に保たれる。所定値Bの設定は、所定値Aより5度程度高めに設定し、次のウォームアップ連転開始までの時間的余裕を設けている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の油圧エレベーターのウォームアップ運転では、エレベーターを停止させたままタンク4の作動油5の温度を所定値A以上に保つことを特徴としており、ジャッキ12には作動油5は送出されない。この為、ジャッキ12の作動油5はタンク4の作動油5を同じように所定値A以上に保つことは出来ない。例えば、エレベーターが最上階に停止している場合、ジャッキ12のプランジャー13は最長の突出状態にあり、作動油5は大部分がジャッキ12にある。この状態で油圧エレベーターを下降運転すると、ジャッキ12から所定値A以下の低い温度の作動油5が流量制御装置9に流入する為、タンク4の作動油5を所定値A以上に保っているにも拘わらず、制御精度が悪くなる現象が現れてしまうという問題点があった。
【0021】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、ジャッキの作動油の温度も所定値A以上に保つことができる油圧エレベーターを得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る油圧エレベーターは、機械室に設置されたタンク内の作動油の温度を第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う油圧エレベーターにおいて、エレベーターのかご室を昇降させるための、昇降路に設置されたジャッキ内の作動油の温度を検出する第1の温度センサーと、前記ジャッキ内の作動油が循環するように前記ジャッキの取込み口と送出口を連結する第1の配管と、前記第1の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第1の流量制御装置と、前記ジャッキの取込み口から前記ジャッキ内の作動油を取込み前記第1の流量制御装置へ送出する第1の油ポンプと、前記第1の油ポンプを動作させる第1のモータと、前記タンクのウォームアップ連転が開始された時に前記第1の温度センサーにより検出されたジャッキ内の作動油の温度が前記第1の所定値以下の場合には前記第1のモータを運転し、前記ジャッキ内の作動油の温度が第2の所定値(>第1の所定値)以上になった場合には前記第1のモータを停止させて前記ジャッキ内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う制御装置とを備えたものである。
【0023】
この発明の請求項2に係る油圧エレベーターは、前記第1の流量制御装置を、作動油の入り側と出側の断面積において出側を絞った構造体としたものである。
【0024】
この発明の請求項3に係る油圧エレベーターは、前記タンク内の作動油の温度を検出する第2の温度センサーと、前記タンク内の作動油が循環するように前記タンクの取込み口と送出口を連結する第2の配管と、前記第2の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第2の流量制御装置と、前記タンクの取込み口から前記タンク内の作動油を取込み前記第2の流量制御装置へ送出する第2の油ポンプと、前記第2の油ポンプを動作させる第2のモータとをさらに備え、前記制御装置は、前記第2の温度センサーにより検出されたタンク内の作動油の温度に基き前記第2のモータを制御してタンク内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行うものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明では、ジャッキ内の作動油に対しウォームアップ運転を行う装置を付加することにより、大部分の作動油を所定値以上に保つことが可能となる為、流量制御装置の制御精度が安定し、エレベーターのかごの床合わせの精度がよくなる。
【0027】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターについて図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターの構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0028】
図1において、1は油圧エレベーターの機械室、2は昇降路、3は機械室1と昇降路2を隔てる壁である。また、4は機械室1に設置されたタンク、5はタンク4の中の油圧エレベーターの駆動に使われる作動油、6a〜6dは各機器間を接続している作動油5の配管、7は油圧エレベーターの駆動源であるモータ、8はモータ7に連結し回される油ポンプ、9は油ポンプ8から配管6bに送出された作動油5の流れる量と方向を制御する流量制御装置である。さらに、10は油圧エレベーターの制御盤、11は制御盤10の中の制御装置、12は内部の作動油5の量を流量制御装置9により増減制御されるジャッキ、13はジャッキ12のプランジャー、14はタンク4内の作動油5の温度を測る温度センサーである。
【0029】
また、同図において、15はジャッキ12内の作動油5の温度を測る温度センサーで、その信号線は制御盤10内の制御装置11に接続される。16はモータ、17はモータ16に連結し回される油ポンプ、18は流量制御装置、19はこれら機器間を接続する配管である
【0030】
つぎに、この実施の形態1に係る油圧エレベーターの動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターのウォームアップ連転に係わる機器を示すブロック図である。また、図3は、この実施の形態1に係る油圧エレベーターの動作を示すフローチャートである。
【0031】
タンク4でウォームアップ連転が開始された時(ステップ301)、ジャッキ12の作動油5の温度を温度センサー15が検出し、その値は制御盤10内の制御装置11の外部との信号入出力口であるI/Oポート11aからコンピュータ回路11bに取り込まれる。
【0032】
コンピュータ回路11bでその温度の値が所定値A(例えば、15℃)より低いと判断された場合(ステップ302)、モータ駆動回路11cからモータ16に対し運転指令が出る(ステップ303)。
【0033】
モータ16が運転し油ポンプ17が回ると、ジャッキ12の作動油5は配管19を通じ、ジャッキ12、油ポンプ17、流量制御装置18を経由しジャッキ12に戻る流れで循環する。この時、ジャッキ12の作動油5は流量制御装置18で加圧される為温度が上昇する(ステップ304)。
【0034】
やがて温度センサー15で検出されたジャッキ12の作動油5の温度がコンピュータ回路11bでウォームアップ連転停止の所定値B(例えば、20℃)以上になったと判断された場合に(ステップ305)、モータ駆動回路11cからの指令によりモータ16が停止し油ポンプ17の回転が止まる(ステップ306)。以上がこの発明におけるジャッキ12に対するウォームアップ運転である。
【0035】
このウォームアップ連転により、ジャッキ12の作動油5は流量制御装置9の制御が安定的に機能する温度である所定値A以上に保たれる。所定値Bの設定は、所定値Aより5度程度高めに設定し、次のウォームアップ運転開始までの時間的余裕を設けている。
【0036】
この実施の形態1によれば、タンク4のウォームアップ運転の都度、ジャッキ12の作動油5に対してウォームアップ運転が行われる為、温度が所定値A以上に保たれ、流量制御装置9が制御する作動油5の大部分は所定値A以上の温度に保たれる。この結果、安定した流量制御装置9の制御精度を得ることが出来、エレベーターが走行・停止する際の目的階の床とかごの床の高さの制御精度が安定する効果が得られる。
【0037】
実施の形態2.
図1において、昇降路2に設置された流量制御装置18は、作動油5を加圧し温度を上昇させる目的で使用している。従って、作動油5の入り側と出側の断面積において出側を絞った構造体であれば、流量制御装置18と同様に作動油5を加圧し温度を上昇させることが可能である。つまり、流量制御装置18の代えて、上記の構造体を設置してもよい。
【0038】
実施の形態3.
この実施の形態3に係る油圧エレベーターでは、ジャッキ12のウォームアップ連転は図3の動作フローで行う。タンク4とジャッキ12の設置環境の違いにより作動油5の温度低下の傾向の差が大きい場合、タンク4とジャッキ12のウォームアップ連転の動作開始を個別に制御するほうが効率的である。
【0039】
この場合は、図4の動作フローで行うことで対応可能である。以下、図4の動作フローについて説明する。
【0040】
エレベーター停止状態において(ステップ401)、温度センサー15で検出されたジャッキ12の作動油5の温度がウォームアップ連転開始の所定値A(例えば、15℃)を下回ったとコンピュータ回路11bで判断された場合に(ステップ402)、既にウォームアップ連転でモータ16が運転していなければ(ステップ403)、モータ16にモータ駆動回路11cから運転指令が出る(ステップ404)。
【0041】
油ポンプ17が回ることによりジャッキ12の作動油5は配管19を通じ、ジャッキ12、油ボンブ17、流量制御装置18を経由しジャッキ12に戻る流れで循環する。この時、作動油5は流量制御装置18で加圧され温度が上昇する(ステップ405)。
【0042】
やがて温度センサー15で検出されたジャッキ12の作動油5の温度がコンピュータ回路11bでウォームアップ運転停止の所定値B(例えば、20℃)以上になったと判断された場合に(ステップ406)、モータ駆動回路11cからの指令によりモータ16が停止し油ポンプ17の回転が止まり(ステップ407)、ウォームアップ連転は終了する。
【0043】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る油圧エレベーターは、以上説明したとおり、機械室に設置されたタンク内の作動油の温度を第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う油圧エレベーターにおいて、エレベーターのかご室を昇降させるための、昇降路に設置されたジャッキ内の作動油の温度を検出する第1の温度センサーと、前記ジャッキ内の作動油が循環するように前記ジャッキの取込み口と送出口を連結する第1の配管と、前記第1の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第1の流量制御装置と、前記ジャッキの取込み口から前記ジャッキ内の作動油を取込み前記第1の流量制御装置へ送出する第1の油ポンプと、前記第1の油ポンプを動作させる第1のモータと、前記タンクのウォームアップ連転が開始された時に前記第1の温度センサーにより検出されたジャッキ内の作動油の温度が前記第1の所定値以下の場合には前記第1のモータを運転し、前記ジャッキ内の作動油の温度が第2の所定値(>第1の所定値)以上になった場合には前記第1のモータを停止させて前記ジャッキ内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う制御装置とを備えたので、大部分の作動油を所定値以上に保つことができ、流量制御装置の制御精度が安定しエレベーターのかごの床合わせの精度を上げることができるという効果を奏する。
【0044】
この発明の請求項2に係る油圧エレベーターは、前記第1の流量制御装置を、作動油の入り側と出側の断面積において出側を絞った構造体としたので、大部分の作動油を所定値以上に保つことができ、流量制御装置の制御精度が安定しエレベーターのかごの床合わせの精度を上げることができるという効果を奏する。
【0045】
この発明の請求項3に係る油圧エレベーターは、前記タンク内の作動油の温度を検出する第2の温度センサーと、前記タンク内の作動油が循環するように前記タンクの取込み口と送出口を連結する第2の配管と、前記第2の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第2の流量制御装置と、前記タンクの取込み口から前記タンク内の作動油を取込み前記第2の流量制御装置へ送出する第2の油ポンプと、前記第2の油ポンプを動作させる第2のモータとをさらに備え、前記制御装置は、前記第2の温度センサーにより検出されたタンク内の作動油の温度に基き前記第2のモータを制御してタンク内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行うので、大部分の作動油を所定値以上に保つことができ、流量制御装置の制御精度が安定しエレベーターのかごの床合わせの精度を上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターのウォームアップ運転の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る油圧エレベーターのウォームアップ運転の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る油圧エレベーターの動作を示すフローチャートである。
【図5】 従来の油圧エレベーターの構成を示す図である。
【図6】 従来の油圧エレベーターのウォームアップ運転の構成を示す図である。
【図7】 従来の油圧エレベーターのウォームアップ運転の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 機械室、2 昇降路、3 壁、4 タンク、5 作動油、6a、6b、6c、6d 配管、7 モータ、8 油ポンプ、9 流量制御装置、10 制御盤、11 制御装置、12 ジャッキ、13 プランジャー、14 温度センサー、15 温度センサー、16 モータ、17 油ポンプ、18 流量制御装置、19 配管。

Claims (3)

  1. 機械室に設置されたタンク内の作動油の温度を第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う油圧エレベーターにおいて、
    エレベーターのかご室を昇降させるための、昇降路に設置されたジャッキ内の作動油の温度を検出する第1の温度センサーと、
    前記ジャッキ内の作動油が循環するように前記ジャッキの取込み口と送出口を連結する第1の配管と、
    前記第1の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第1の流量制御装置と、
    前記ジャッキの取込み口から前記ジャッキ内の作動油を取込み前記第1の流量制御装置へ送出する第1の油ポンプと、
    前記第1の油ポンプを動作させる第1のモータと、
    前記タンクのウォームアップ連転が開始された時に前記第1の温度センサーにより検出されたジャッキ内の作動油の温度が前記第1の所定値以下の場合には前記第1のモータを運転し、前記ジャッキ内の作動油の温度が第2の所定値(>第1の所定値)以上になった場合には前記第1のモータを停止させて前記ジャッキ内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う制御装置と
    を備えたことを特徴とする油圧エレベーター。
  2. 前記第1の流量制御装置は、作動油の入り側と出側の断面積において出側を絞った構造体である
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧エレベーター。
  3. 前記タンク内の作動油の温度を検出する第2の温度センサーと、
    前記タンク内の作動油が循環するように前記タンクの取込み口と送出口を連結する第2の配管と、
    前記第2の配管を流れる作動油を加圧し温度を上昇させる第2の流量制御装置と、
    前記タンクの取込み口から前記タンク内の作動油を取込み前記第2の流量制御装置へ送出する第2の油ポンプと、
    前記第2の油ポンプを動作させる第2のモータとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第2の温度センサーにより検出されたタンク内の作動油の温度に基き前記第2のモータを制御してタンク内の作動油の温度を前記第1の所定値以上に保つウォームアップ運転を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧エレベーター。
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JPH0466481A (ja) 油圧エレベータの制御装置

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