JP3382004B2 - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents
油圧エレベータの制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油タンク内の油温を検
出して油温が所定の低温のときにポンプの駆動により油
を循環させて油温を昇温させるブリードオフ運転を行う
油圧エレベータの制御装置に関する。
出して油温が所定の低温のときにポンプの駆動により油
を循環させて油温を昇温させるブリードオフ運転を行う
油圧エレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベータは、駆動機構に油の圧力
を利用しているため、機械室の設置場所が建物の上方に
制限されないことから、日照権の問題を回避することが
できるため、例えば、マンション等で8階以下の中規模
の建物を中心に需要が高まっている。
を利用しているため、機械室の設置場所が建物の上方に
制限されないことから、日照権の問題を回避することが
できるため、例えば、マンション等で8階以下の中規模
の建物を中心に需要が高まっている。
【0003】このような油圧エレベータの駆動機構を図
5に模式的に示す。この駆動機構では、機械室1内に油
タンク2が設置されており、油圧をかけるためのポンプ
3が設けられており、このポンプ3を駆動するためのモ
ータ4が設けられている。さらに、油の流量等を制御す
るための流量制御弁5が設けられており、これらを制御
するための制御装置6が設けられている。この駆動機構
により制御された油を、配管13を経由して昇降路7内
の油圧ジャッキ8に送り、この油圧によってプランジャ
ー9を上下して、エレベータかご10を昇降している。
5に模式的に示す。この駆動機構では、機械室1内に油
タンク2が設置されており、油圧をかけるためのポンプ
3が設けられており、このポンプ3を駆動するためのモ
ータ4が設けられている。さらに、油の流量等を制御す
るための流量制御弁5が設けられており、これらを制御
するための制御装置6が設けられている。この駆動機構
により制御された油を、配管13を経由して昇降路7内
の油圧ジャッキ8に送り、この油圧によってプランジャ
ー9を上下して、エレベータかご10を昇降している。
【0004】従って、エレベータかご10を上昇する場
合には、モータ4を駆動してポンプ3を回転させ流量制
御弁5によって圧油の吐出量を調整し、配管13を介し
て昇降路7内のジャッキ8に圧油を送り、プランジャー
9を上昇させ、これにより、エレベータかご10を上昇
させている。一方、エレベータかご10を下降する場合
には、エレベータかご10の自重と利用者の重量とによ
る位置エネルギによってプランジャー9を押し下げ、流
量制御弁5により圧油の流量を制御しながらジャッキ8
内の圧油を配管13を介して油タンク2内に還流してい
る。このような構成であるため、エレベータが故障した
り、制御電源が切れたりした場合であっても、簡単な回
路構成でエレベータかごを下降させて利用者を救出する
ことができる。
合には、モータ4を駆動してポンプ3を回転させ流量制
御弁5によって圧油の吐出量を調整し、配管13を介し
て昇降路7内のジャッキ8に圧油を送り、プランジャー
9を上昇させ、これにより、エレベータかご10を上昇
させている。一方、エレベータかご10を下降する場合
には、エレベータかご10の自重と利用者の重量とによ
る位置エネルギによってプランジャー9を押し下げ、流
量制御弁5により圧油の流量を制御しながらジャッキ8
内の圧油を配管13を介して油タンク2内に還流してい
る。このような構成であるため、エレベータが故障した
り、制御電源が切れたりした場合であっても、簡単な回
路構成でエレベータかごを下降させて利用者を救出する
ことができる。
【0005】ところで、油圧エレベータは駆動機構に油
の圧力を利用しているため、油の温度変化による影響が
大きいという欠点がある。すなわち、油は、その性質上
温度変化に伴う粘度及び体積の変化が著しく、10℃か
ら60℃の範囲内でないと、油圧の制御が困難である。
例えば、油温が制御範囲より低下していると油の粘度が
高くなっているため、エレベータかご10を上昇する場
合の始動時に、流量制御弁5から粘度の高い油が一気に
吐出し、その結果、利用者に危険を伴うような大きな衝
撃を与えることがある。
の圧力を利用しているため、油の温度変化による影響が
大きいという欠点がある。すなわち、油は、その性質上
温度変化に伴う粘度及び体積の変化が著しく、10℃か
ら60℃の範囲内でないと、油圧の制御が困難である。
例えば、油温が制御範囲より低下していると油の粘度が
高くなっているため、エレベータかご10を上昇する場
合の始動時に、流量制御弁5から粘度の高い油が一気に
吐出し、その結果、利用者に危険を伴うような大きな衝
撃を与えることがある。
【0006】従って、温度センサー15,16(図5)
によって油タンク2及びジャッキ8内の油の温度を監視
し、油の温度を常時10℃から60℃程度の範囲内に維
持している必要がある。このような点から、ジャッキ8
内の温度センサー16によって油温が極度に低下したこ
とを検知した場合(例えば、5℃以下)には、エレベー
タかご10を最上階と最下階との間で往復運動させて、
油温を上昇させる寒冷地運転を行っている。
によって油タンク2及びジャッキ8内の油の温度を監視
し、油の温度を常時10℃から60℃程度の範囲内に維
持している必要がある。このような点から、ジャッキ8
内の温度センサー16によって油温が極度に低下したこ
とを検知した場合(例えば、5℃以下)には、エレベー
タかご10を最上階と最下階との間で往復運動させて、
油温を上昇させる寒冷地運転を行っている。
【0007】また、油タンク2内の温度センサー15に
よって油の温度が10℃+2〜3℃以下であることを検
出したときには、流量制御弁5の配管13側の弁を閉成
すると共に油タンク2側の弁を全開にし、ポンプ3によ
って油タンク2内へ圧油を還流し油温の上昇させて、油
温を制御範囲内に維持するブリードオフ運転を行ってい
る。油温が制御範囲外である場合には、サービスは中止
しなければならないが、上記のように油温を効率よく制
御範囲内に維持することがサービスの向上につながるか
らである。
よって油の温度が10℃+2〜3℃以下であることを検
出したときには、流量制御弁5の配管13側の弁を閉成
すると共に油タンク2側の弁を全開にし、ポンプ3によ
って油タンク2内へ圧油を還流し油温の上昇させて、油
温を制御範囲内に維持するブリードオフ運転を行ってい
る。油温が制御範囲外である場合には、サービスは中止
しなければならないが、上記のように油温を効率よく制
御範囲内に維持することがサービスの向上につながるか
らである。
【0008】次に、油圧エレベータの制御及びこれのブ
リードオフ運転について図6乃至図8を参照しつつ説明
する。図6は、ブリードオフ運転モード(以下、ブリー
ドオフ・モードと略す)を選択する場合のフローチャー
トである。ステップ1では、油タンク内の油温を入力す
る。ステップ2では、油温が10℃以下(又は、季節に
よって設定温度以下)である場合が一定時間以上継続し
たか否かを判断する。具体的には、油温が10℃未満で
ある場合が15秒以上継続したときには、ブリードオフ
・モード[2]をセットする(ステップ4)。ステップ
3では、油温が10℃以上で16℃(12月〜3月)又
は12℃(4月〜11月)以下である場合が3分以上継
続したときには、ブリードオフ・モード[2]をセット
する(ステップ5)。
リードオフ運転について図6乃至図8を参照しつつ説明
する。図6は、ブリードオフ運転モード(以下、ブリー
ドオフ・モードと略す)を選択する場合のフローチャー
トである。ステップ1では、油タンク内の油温を入力す
る。ステップ2では、油温が10℃以下(又は、季節に
よって設定温度以下)である場合が一定時間以上継続し
たか否かを判断する。具体的には、油温が10℃未満で
ある場合が15秒以上継続したときには、ブリードオフ
・モード[2]をセットする(ステップ4)。ステップ
3では、油温が10℃以上で16℃(12月〜3月)又
は12℃(4月〜11月)以下である場合が3分以上継
続したときには、ブリードオフ・モード[2]をセット
する(ステップ5)。
【0009】図7は、ブリードオフ運転に入るための条
件のフローチャートである。ステップ11では、地震管
制運転及び火災管制運転等の上位管制運転が行われてい
るか否かを判断する。上位管制運転が行われている場合
(YESの場合)には、ブリードオフ運転を行わない。
上位管制運転が行われていない場合(NOの場合)に
は、ステップ12において、図6においてセットしたブ
リードオフ・モード[2]か[3]かを判別する。次い
で、ブリードオフ・モード[2]か[3]かによって、
エレベータの昇降のサービスを行うか否かを判断する。
すなわち、ブリードオフ・モード[2]の場合には、ス
テップ14において、油温が制御範囲外であるため、乗
場呼び及びかご呼びをキャンセルする。ブリードオフ・
モード[3]の場合には、ステップ13において、乗場
呼び及びかご呼びがあるか否かを判断する。このブリー
ドオフ・モード[3]では、油温が10℃以上であり制
御範囲内にあり、サービスを行うことができるため、乗
場呼び及びかご呼びがある場合には、ブリードオフのモ
ータ駆動指令をリセットして、利用者の呼びに応答して
サービスを行う一方、サービスを行わない場合には、ス
テップ15において、後に(ステップ16で)かごを最
下階に引き戻すが、この最下階着床後に戸開しないよう
にする。これは、誰も乗っていないエレベータの扉が開
くと利用者に不快感を与えるためである。
件のフローチャートである。ステップ11では、地震管
制運転及び火災管制運転等の上位管制運転が行われてい
るか否かを判断する。上位管制運転が行われている場合
(YESの場合)には、ブリードオフ運転を行わない。
上位管制運転が行われていない場合(NOの場合)に
は、ステップ12において、図6においてセットしたブ
リードオフ・モード[2]か[3]かを判別する。次い
で、ブリードオフ・モード[2]か[3]かによって、
エレベータの昇降のサービスを行うか否かを判断する。
すなわち、ブリードオフ・モード[2]の場合には、ス
テップ14において、油温が制御範囲外であるため、乗
場呼び及びかご呼びをキャンセルする。ブリードオフ・
モード[3]の場合には、ステップ13において、乗場
呼び及びかご呼びがあるか否かを判断する。このブリー
ドオフ・モード[3]では、油温が10℃以上であり制
御範囲内にあり、サービスを行うことができるため、乗
場呼び及びかご呼びがある場合には、ブリードオフのモ
ータ駆動指令をリセットして、利用者の呼びに応答して
サービスを行う一方、サービスを行わない場合には、ス
テップ15において、後に(ステップ16で)かごを最
下階に引き戻すが、この最下階着床後に戸開しないよう
にする。これは、誰も乗っていないエレベータの扉が開
くと利用者に不快感を与えるためである。
【0010】ステップ16において、油圧ジャッキ内の
油を可能な限り油タンクへ戻すため、エレベータかごを
低速走行で最下階に引き戻し、ステップ17において、
ブリードオフモータ駆動指令をセットし、ブリードオフ
運転を開始する。
油を可能な限り油タンクへ戻すため、エレベータかごを
低速走行で最下階に引き戻し、ステップ17において、
ブリードオフモータ駆動指令をセットし、ブリードオフ
運転を開始する。
【0011】以下の処理は、ブリードオフ運転の保護機
能に関する。ステップ18において、ブリードオフ・モ
ータ駆動指令が一定時間(モータにかかる負荷によって
も異なるが、例えば約20分)以上継続したか否かを判
断する。一定時間以上継続した場合(YESの場合)に
は、保護装置により異常状態であると判断し(ステップ
9)、故障状態として、ブリードオフ・モータ駆動指令
をリセットし、エレベータかごの昇降サービスを中止す
る。
能に関する。ステップ18において、ブリードオフ・モ
ータ駆動指令が一定時間(モータにかかる負荷によって
も異なるが、例えば約20分)以上継続したか否かを判
断する。一定時間以上継続した場合(YESの場合)に
は、保護装置により異常状態であると判断し(ステップ
9)、故障状態として、ブリードオフ・モータ駆動指令
をリセットし、エレベータかごの昇降サービスを中止す
る。
【0012】次に、図8は、ブリードオフ運転の終了条
件の判断のフローチャートである。ステップ31におい
て、ブリードオフ運転におけるモータが駆動する条件と
して、戸閉していることを確認する。次に、ステップ3
2において、図7のフローチャートでセットしたブリー
ドオフ・モータ駆動指令が出力されているか否かを判断
する。ステップ33において、この駆動指令が出力して
いる場合(YESの場合)には、走行禁止、スタート禁
止にする。次に、ステップ34において、ブリードオフ
運転の終了条件が成立したか否かを判断する。ブリード
オフ運転終了は、図6での開始条件と同様に季節によっ
て設定される油温が一定時間以上継続したか否かを判断
条件にしている。例えば、20℃(12月〜3月)又は
16℃(4月〜11月)以上が15秒間以上継続したこ
とが終了条件とする。このような終了条件が成立してい
ない場合(NOの場合)には、ステップ37において、
モータを駆動してブリードオフ運転を続行する。終了条
件が成立している場合(YESの場合)には、ステップ
35において、ブリードオフ運転モードをクリアし、ス
テップ36において、モータ駆動指令をクリアし、ステ
ップ38において、モータを停止し、ブリードオフ運転
を終了する。
件の判断のフローチャートである。ステップ31におい
て、ブリードオフ運転におけるモータが駆動する条件と
して、戸閉していることを確認する。次に、ステップ3
2において、図7のフローチャートでセットしたブリー
ドオフ・モータ駆動指令が出力されているか否かを判断
する。ステップ33において、この駆動指令が出力して
いる場合(YESの場合)には、走行禁止、スタート禁
止にする。次に、ステップ34において、ブリードオフ
運転の終了条件が成立したか否かを判断する。ブリード
オフ運転終了は、図6での開始条件と同様に季節によっ
て設定される油温が一定時間以上継続したか否かを判断
条件にしている。例えば、20℃(12月〜3月)又は
16℃(4月〜11月)以上が15秒間以上継続したこ
とが終了条件とする。このような終了条件が成立してい
ない場合(NOの場合)には、ステップ37において、
モータを駆動してブリードオフ運転を続行する。終了条
件が成立している場合(YESの場合)には、ステップ
35において、ブリードオフ運転モードをクリアし、ス
テップ36において、モータ駆動指令をクリアし、ステ
ップ38において、モータを停止し、ブリードオフ運転
を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
ブリードオフ運転を実施しているが、油タンクに油を入
れた直後に、又は長時間制御電源を切っておいた後に、
再度電源を投入する際には、油温が極端に低下している
ことがある。そのため、このように油温が著しく低い場
合には、油の粘度が高くなっている。その結果、従来の
ブリードオフ運転では、モータを連続的に回転している
ため、油の粘度が高くなっている場合には、油タンク内
の吸込部に設定されたフィルターに油が流れにくいこと
がある。そのため、油が流れ込まない状態でモータを回
転させると、モータが空転し、異常音が発生することが
ある。
ブリードオフ運転を実施しているが、油タンクに油を入
れた直後に、又は長時間制御電源を切っておいた後に、
再度電源を投入する際には、油温が極端に低下している
ことがある。そのため、このように油温が著しく低い場
合には、油の粘度が高くなっている。その結果、従来の
ブリードオフ運転では、モータを連続的に回転している
ため、油の粘度が高くなっている場合には、油タンク内
の吸込部に設定されたフィルターに油が流れにくいこと
がある。そのため、油が流れ込まない状態でモータを回
転させると、モータが空転し、異常音が発生することが
ある。
【0014】また、このようにモータが空転してしまう
ことから、油温上昇に比較的時間がかかり、その結果、
モータ連続駆動時間が一定時間(20分)以上経過する
ことがある。このような場合、何ら異常状態、故障状態
でないにも拘らず、ブリードオフ運転の上述した保護装
置が誤作動し、異常であると判断し、故障状態として、
エレベータかごの昇降サービスを中止することがある。
ことから、油温上昇に比較的時間がかかり、その結果、
モータ連続駆動時間が一定時間(20分)以上経過する
ことがある。このような場合、何ら異常状態、故障状態
でないにも拘らず、ブリードオフ運転の上述した保護装
置が誤作動し、異常であると判断し、故障状態として、
エレベータかごの昇降サービスを中止することがある。
【0015】さらに、油温が10℃未満である場合には
サービスを中止しているが、利用者は何故エレベータが
使用できないのか判断できないため、利用者にイライラ
感を与えることがある。
サービスを中止しているが、利用者は何故エレベータが
使用できないのか判断できないため、利用者にイライラ
感を与えることがある。
【0016】本発明の目的は、上述したような事情に鑑
みてなされたものであって、モータが空転し異常音が発
生することを防止でき、しかも、ブリードオフ運転のた
めの保護装置の誤作動を防止でき、一方、かごの昇降サ
ービス中止を利用者に報知できる油圧エレベータの制御
装置を提供することにある。
みてなされたものであって、モータが空転し異常音が発
生することを防止でき、しかも、ブリードオフ運転のた
めの保護装置の誤作動を防止でき、一方、かごの昇降サ
ービス中止を利用者に報知できる油圧エレベータの制御
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る油圧エレベータの制御装置
は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油をポンプに
より油圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降
させ、流量バルブ制御装置により前記ポンプから前記油
圧ジャッキへの前記油の吐出量を制御すると共に、ポン
プ制御装置により前記ポンプの回転を制御する油圧エレ
ベータの制御装置において、前記油タンク内の油温を検
出して前記油温が第1の所定値以下の場合に、前記エレ
ベータかごの昇降を中止して前記ポンプの駆動により前
記油を循環させて油温を昇温させるブリードオフ運転を
行うと共に、前記ブリードオフ運転終了までに、前記ポ
ンプを駆動するモータの連続回転時間を検出し、所定時
間経過した場合には、異常と判断して前記エレベータか
ごの昇降を中止する保護装置を有し、前記ブリードオフ
運転を行う際、油温が前記第1の所定値より低い第2の
所定値よりさらに低い場合には、前記ポンプ制御装置に
より前記ポンプを間欠的に運転させることを特徴とす
る。
め、本発明の請求項1に係る油圧エレベータの制御装置
は、油圧エレベータに設けた油タンク内の油をポンプに
より油圧ジャッキ内に送排油してエレベータかごを昇降
させ、流量バルブ制御装置により前記ポンプから前記油
圧ジャッキへの前記油の吐出量を制御すると共に、ポン
プ制御装置により前記ポンプの回転を制御する油圧エレ
ベータの制御装置において、前記油タンク内の油温を検
出して前記油温が第1の所定値以下の場合に、前記エレ
ベータかごの昇降を中止して前記ポンプの駆動により前
記油を循環させて油温を昇温させるブリードオフ運転を
行うと共に、前記ブリードオフ運転終了までに、前記ポ
ンプを駆動するモータの連続回転時間を検出し、所定時
間経過した場合には、異常と判断して前記エレベータか
ごの昇降を中止する保護装置を有し、前記ブリードオフ
運転を行う際、油温が前記第1の所定値より低い第2の
所定値よりさらに低い場合には、前記ポンプ制御装置に
より前記ポンプを間欠的に運転させることを特徴とす
る。
【0018】
【0019】また、請求項2に係る油圧エレベータの制
御装置は、前記エレベータかごの昇降を中止する時、前
記エレベータかごの昇降を中止することを利用者に報知
する報知装置をさらに有することを特徴とする。
御装置は、前記エレベータかごの昇降を中止する時、前
記エレベータかごの昇降を中止することを利用者に報知
する報知装置をさらに有することを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1では、エレベータかごの昇降を中止し
てブリードオフ運転を行うに際して、油温が著しい低温
の第2の所定値(例えば、5℃)より低い場合には、ポ
ンプ制御装置によりポンプを間欠的に回転させている。
このように油温が著しい低温である場合には、油の粘度
が高くなっており、バルブへの吸い込み口に設けられた
フィルターに油が流れにくくなっているが、上記のよう
に、ポンプを間欠的に回転させているため、油がある程
度フィルターに流れ込んでからポンプが回転する。その
ため、モータが空転することなく、油が油タンク内を循
環するため、効率よく油を昇温することができ、従来の
ように、モータの空転により異常音が発生することがな
い。また、ポンプを駆動するモータの連続回転時間を検
出し所定時間経過した場合には異常事態と判断してエレ
ベータかごの昇降を中止する保護装置が設けられている
が、モータを連続的に駆動させていないことから、ブリ
ードオフ運転終了までに、上記保護装置の所定時間を経
過してまでモータが連続的に駆動することがない。その
ため、何ら異常状態、故障状態でないにも拘らず、保護
装置が所定時間経過したとして誤作動することがない。
そのため、従来のように、誤作動により異常状態である
と判断してエレベータかごの昇降サービスを中止するこ
がない。
てブリードオフ運転を行うに際して、油温が著しい低温
の第2の所定値(例えば、5℃)より低い場合には、ポ
ンプ制御装置によりポンプを間欠的に回転させている。
このように油温が著しい低温である場合には、油の粘度
が高くなっており、バルブへの吸い込み口に設けられた
フィルターに油が流れにくくなっているが、上記のよう
に、ポンプを間欠的に回転させているため、油がある程
度フィルターに流れ込んでからポンプが回転する。その
ため、モータが空転することなく、油が油タンク内を循
環するため、効率よく油を昇温することができ、従来の
ように、モータの空転により異常音が発生することがな
い。また、ポンプを駆動するモータの連続回転時間を検
出し所定時間経過した場合には異常事態と判断してエレ
ベータかごの昇降を中止する保護装置が設けられている
が、モータを連続的に駆動させていないことから、ブリ
ードオフ運転終了までに、上記保護装置の所定時間を経
過してまでモータが連続的に駆動することがない。その
ため、何ら異常状態、故障状態でないにも拘らず、保護
装置が所定時間経過したとして誤作動することがない。
そのため、従来のように、誤作動により異常状態である
と判断してエレベータかごの昇降サービスを中止するこ
がない。
【0021】
【0022】また、請求項2では、ブリードオフ運転を
行うに際して、エレベータかごの昇降を中止する時、こ
の昇降を中止することを利用者に報知する報知装置を設
けている。これにより、利用者は何故エレベータが使用
できないのか判断でき、利用者にイライラ感を与えるこ
とがない。
行うに際して、エレベータかごの昇降を中止する時、こ
の昇降を中止することを利用者に報知する報知装置を設
けている。これにより、利用者は何故エレベータが使用
できないのか判断でき、利用者にイライラ感を与えるこ
とがない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る油圧エレベー
タの制御装置を図面を参照しつつ説明する。
タの制御装置を図面を参照しつつ説明する。
【0024】図1は、本実施例に係る油圧エレベータ制
御装置のブロック図である。油タンク及びジャッキ等に
取付けられた温度センサーからの油温の信号は、油温検
出装置28を介して、運行制御装置24及び速度制御装
置25に取込まれる。運行制御装置24では、油温検出
装置28からの油温の信号に基づいて、油温が制御可能
な範囲(10℃〜60℃)か否かが判断され、油温が低
温側ボーダーライン(10℃)以下にならないように油
を保温するブリードオフ運転が起動される。このブリー
ドオフ運転では、油を最大限油タンクに戻しているた
め、かごを最下階に引戻す動作が運行制御装置24によ
りなされ、流量バルブを閉じた状態でモータが回され、
ポンプにより油タンク内に油が還流され、これの運動エ
ネルギが熱に変換されて、油が昇温される。これら一連
の動作は、運行制御装置24から、報知装置21、呼び
処理装置22、ポンプ制御装置23、扉制御装置27及
び流量バルブ制御装置29等に対してブリードオフ運転
指令が出力されることによりなされる。すなわち、報知
装置21では、ブリードオフ運転中であることが利用者
に報知され、呼び装置22には、サービス禁止指令がな
され、ポンプ制御装置23には、連続してモータを駆動
するモータ駆動指令がなされ、扉制御装置27には、扉
を閉鎖する指令がなされ、流量バルブ制御装置29に
は、バルブの閉鎖指令がなされる。なお、運行制御装置
24からのブリードオフ運転指令は、保護装置26によ
り監視され、一定時間(例えば20分)以上継続した場
合、温度センサーの異常又はモータ空転の異常等で油温
が昇温しなかったものと判断され、故障として制御が停
止され、エレベータかごの昇降サービスが中止される。
御装置のブロック図である。油タンク及びジャッキ等に
取付けられた温度センサーからの油温の信号は、油温検
出装置28を介して、運行制御装置24及び速度制御装
置25に取込まれる。運行制御装置24では、油温検出
装置28からの油温の信号に基づいて、油温が制御可能
な範囲(10℃〜60℃)か否かが判断され、油温が低
温側ボーダーライン(10℃)以下にならないように油
を保温するブリードオフ運転が起動される。このブリー
ドオフ運転では、油を最大限油タンクに戻しているた
め、かごを最下階に引戻す動作が運行制御装置24によ
りなされ、流量バルブを閉じた状態でモータが回され、
ポンプにより油タンク内に油が還流され、これの運動エ
ネルギが熱に変換されて、油が昇温される。これら一連
の動作は、運行制御装置24から、報知装置21、呼び
処理装置22、ポンプ制御装置23、扉制御装置27及
び流量バルブ制御装置29等に対してブリードオフ運転
指令が出力されることによりなされる。すなわち、報知
装置21では、ブリードオフ運転中であることが利用者
に報知され、呼び装置22には、サービス禁止指令がな
され、ポンプ制御装置23には、連続してモータを駆動
するモータ駆動指令がなされ、扉制御装置27には、扉
を閉鎖する指令がなされ、流量バルブ制御装置29に
は、バルブの閉鎖指令がなされる。なお、運行制御装置
24からのブリードオフ運転指令は、保護装置26によ
り監視され、一定時間(例えば20分)以上継続した場
合、温度センサーの異常又はモータ空転の異常等で油温
が昇温しなかったものと判断され、故障として制御が停
止され、エレベータかごの昇降サービスが中止される。
【0025】次に、油圧エレベータの制御装置のフロー
について、図2乃至図4を参照しつつ説明する。
について、図2乃至図4を参照しつつ説明する。
【0026】図2は、ブリードオフ運転モードを選択す
る場合のフローチャートである。ステップ101では、
油温検出装置28から油温情報が入力され、ブリードオ
フ運転モードが選択される。ステップ102では、入力
される油温情報が安定することを見定めるために、以下
の温度パターンが一定時間(例えば、5秒間)継続した
場合に、油温情報が有効とされている。ステップ103
では、油温が5℃(第2の所定値)未満(ブリードオフ
・モード[1])、ステップ104では、5℃以上10
℃(第1の所定値)未満(ブリードオフ・モード
[2])、ステップ105では、10℃以上tL1 ℃以
下(ブリードオフ・モード[3])の3つのモードが選
択されている。なお、tL1 ℃は、外気温度によりその
温度を可変とし、例えば、12月〜3月には、16℃と
し、4月〜11月には、12℃としている。但し、この
tL1 ℃は、外気温を温度センサーにより入力して、更
に細かく分割することもできる。
る場合のフローチャートである。ステップ101では、
油温検出装置28から油温情報が入力され、ブリードオ
フ運転モードが選択される。ステップ102では、入力
される油温情報が安定することを見定めるために、以下
の温度パターンが一定時間(例えば、5秒間)継続した
場合に、油温情報が有効とされている。ステップ103
では、油温が5℃(第2の所定値)未満(ブリードオフ
・モード[1])、ステップ104では、5℃以上10
℃(第1の所定値)未満(ブリードオフ・モード
[2])、ステップ105では、10℃以上tL1 ℃以
下(ブリードオフ・モード[3])の3つのモードが選
択されている。なお、tL1 ℃は、外気温度によりその
温度を可変とし、例えば、12月〜3月には、16℃と
し、4月〜11月には、12℃としている。但し、この
tL1 ℃は、外気温を温度センサーにより入力して、更
に細かく分割することもできる。
【0027】図3は、ブリードオフ運転に入るための条
件のフローチャートである。ステップ111では、地震
管制運転及び火災管制運転等の上位管制運転が行われて
いるか否かが判断されている。上位管制運転が行われて
いる場合(YESの場合)には、ブリードオフ運転は行
われない。上位管制運転が行われない場合(NOの場
合)には、ステップ112において、図2で定められた
モードに応じて、そのサービスを行うか否かが判断され
る。ブリードオフ・モード[2]の場合には、ステップ
114において、乗場呼び及びかご呼びがキャンセルさ
れる。ブリードオフ・モード[3]の場合には、ステッ
プ113において、乗場呼び及びかご呼びがあるか否か
が判断されている。このブリードオフ・モード[3]で
は、油温が10℃以上であり制御範囲内にあり、サービ
スを行うことができるため、乗場呼び及びかご呼びがあ
る場合には、ブリードオフのモータ駆動指令をリセット
して、利用者の呼びに応答してサービスを行う一方、サ
ービスを行わない場合には、ステップ15において、後
に(ステップ16で)かごを最下階に引き戻すが、この
最下階着床後に戸開しないようにする。但し、戸開釦は
有効としている。
件のフローチャートである。ステップ111では、地震
管制運転及び火災管制運転等の上位管制運転が行われて
いるか否かが判断されている。上位管制運転が行われて
いる場合(YESの場合)には、ブリードオフ運転は行
われない。上位管制運転が行われない場合(NOの場
合)には、ステップ112において、図2で定められた
モードに応じて、そのサービスを行うか否かが判断され
る。ブリードオフ・モード[2]の場合には、ステップ
114において、乗場呼び及びかご呼びがキャンセルさ
れる。ブリードオフ・モード[3]の場合には、ステッ
プ113において、乗場呼び及びかご呼びがあるか否か
が判断されている。このブリードオフ・モード[3]で
は、油温が10℃以上であり制御範囲内にあり、サービ
スを行うことができるため、乗場呼び及びかご呼びがあ
る場合には、ブリードオフのモータ駆動指令をリセット
して、利用者の呼びに応答してサービスを行う一方、サ
ービスを行わない場合には、ステップ15において、後
に(ステップ16で)かごを最下階に引き戻すが、この
最下階着床後に戸開しないようにする。但し、戸開釦は
有効としている。
【0028】ステップ117以降は、ブリードオフ・モ
ード[2]及び[3]の共同処理となり、ステップ11
7では、エレベータ乗りかごが最下階に引戻され、ステ
ップ119では、ブリードオフ・モータ駆動指令がセッ
トされる。ステップ120では、このモータ駆動指令が
一定時間(例えば20分)連続で継続したか否かが判断
され、一定時間連続で継続している場合には、保護装置
により異常と判断され、ステップ121において、故障
状態として、モータ駆動指令がリセットされる(ステッ
プ122)。
ード[2]及び[3]の共同処理となり、ステップ11
7では、エレベータ乗りかごが最下階に引戻され、ステ
ップ119では、ブリードオフ・モータ駆動指令がセッ
トされる。ステップ120では、このモータ駆動指令が
一定時間(例えば20分)連続で継続したか否かが判断
され、一定時間連続で継続している場合には、保護装置
により異常と判断され、ステップ121において、故障
状態として、モータ駆動指令がリセットされる(ステッ
プ122)。
【0029】ブリードオフ・モード[1]の場合には、
ステップ116において、油温が5℃未満であり、油圧
制御不能であり、乗場呼び及びかご呼びがキャンセルさ
れる。一定間隔(例えば、5秒程度)にて、ブリードオ
フ・モータ駆動指令のセット(ステップ119)とリセ
ット(ステップ122)とが間欠的に繰り換えされる。
なお、ブリードオフ・モードが無い場合には、ブリード
オフ・モータ起動指令がリセットされる(ステップ12
2)。
ステップ116において、油温が5℃未満であり、油圧
制御不能であり、乗場呼び及びかご呼びがキャンセルさ
れる。一定間隔(例えば、5秒程度)にて、ブリードオ
フ・モータ駆動指令のセット(ステップ119)とリセ
ット(ステップ122)とが間欠的に繰り換えされる。
なお、ブリードオフ・モードが無い場合には、ブリード
オフ・モータ起動指令がリセットされる(ステップ12
2)。
【0030】このように油温が5℃未満の場合には、油
タンク内に設置された油温検出装置28により5℃未満
の信号がエレベータ制御装置へ伝送された場合、流量バ
ルブ制御装置29により流量制御バルブの配管側の弁が
閉じられ油タンク側の弁が全開にされ、運行制御装置2
4によりモータを間欠的に回転させる指令が出力され、
ポンプ制御装置23によりポンプが間欠的に駆動され、
油が油タンク内に還流されて昇温される。このように、
油温が5℃未満である場合には、油の粘度が高くなって
おり、バルブへの吸い込み口に設けられたフィルターに
油が流れにくくなっているが、ポンプが間欠的に回転さ
れているため、油がある程度フィルターに流れ込んでか
らポンプが回転する。そのため、モータが空転すること
なく、油が油タンク内を循環するため、効率よく油を昇
温することができ、従来のように、モータの空転により
異常音が発生することがない。また、モータが間欠的に
駆動され、連続的に駆動されていないことから、ブリー
ドオフ運転終了までに、保護装置26の所定時間を経過
してまでモータが連続的に駆動することがない。そのた
め、何ら異常状態、故障状態でないにも拘らず、保護装
置26が所定時間経過したとして誤作動することがな
い。そのため、従来のように、誤作動により異常状態で
あると判断して、エレベータかごの昇降サービスを中止
するこがない。
タンク内に設置された油温検出装置28により5℃未満
の信号がエレベータ制御装置へ伝送された場合、流量バ
ルブ制御装置29により流量制御バルブの配管側の弁が
閉じられ油タンク側の弁が全開にされ、運行制御装置2
4によりモータを間欠的に回転させる指令が出力され、
ポンプ制御装置23によりポンプが間欠的に駆動され、
油が油タンク内に還流されて昇温される。このように、
油温が5℃未満である場合には、油の粘度が高くなって
おり、バルブへの吸い込み口に設けられたフィルターに
油が流れにくくなっているが、ポンプが間欠的に回転さ
れているため、油がある程度フィルターに流れ込んでか
らポンプが回転する。そのため、モータが空転すること
なく、油が油タンク内を循環するため、効率よく油を昇
温することができ、従来のように、モータの空転により
異常音が発生することがない。また、モータが間欠的に
駆動され、連続的に駆動されていないことから、ブリー
ドオフ運転終了までに、保護装置26の所定時間を経過
してまでモータが連続的に駆動することがない。そのた
め、何ら異常状態、故障状態でないにも拘らず、保護装
置26が所定時間経過したとして誤作動することがな
い。そのため、従来のように、誤作動により異常状態で
あると判断して、エレベータかごの昇降サービスを中止
するこがない。
【0031】図4は、ブリードオフ運転の終了条件の判
断のフローチャートである。ステップ131において
は、エレベータ扉が閉じているか否かが判断され、扉閉
状態の場合(YESの場合)には、以下の処理がなさ
れ、扉が開いている場合(NOの場合)には、ブリード
オフでのモータ駆動は行われない。これは、扉開状態で
のポンプの回転は危険を伴うためである。ステップ13
2では、図3でセットされたブリードオフ・モータ駆動
指令が出力されているか否かが判断される。このモータ
駆動指令が出力されている場合(YESの場合)には、
ステップ133において、走行禁止、スタート禁止とさ
れる。
断のフローチャートである。ステップ131において
は、エレベータ扉が閉じているか否かが判断され、扉閉
状態の場合(YESの場合)には、以下の処理がなさ
れ、扉が開いている場合(NOの場合)には、ブリード
オフでのモータ駆動は行われない。これは、扉開状態で
のポンプの回転は危険を伴うためである。ステップ13
2では、図3でセットされたブリードオフ・モータ駆動
指令が出力されているか否かが判断される。このモータ
駆動指令が出力されている場合(YESの場合)には、
ステップ133において、走行禁止、スタート禁止とさ
れる。
【0032】ステップ135において、ブリードオフ・
モード[1]及び[2]の場合には、利用者への昇降サ
ービスが行われないため、報知装置21によってその旨
利用者に報知される。このように、油温が5℃未満であ
る場合、及び油温が10℃未満である場合には、利用者
への昇降サービスを行われないが、昇降を中止する旨が
利用者に報知されている。そのため、利用者は何故エレ
ベータが使用できないのか判断でき、利用者にイライラ
感を与えることがない。
モード[1]及び[2]の場合には、利用者への昇降サ
ービスが行われないため、報知装置21によってその旨
利用者に報知される。このように、油温が5℃未満であ
る場合、及び油温が10℃未満である場合には、利用者
への昇降サービスを行われないが、昇降を中止する旨が
利用者に報知されている。そのため、利用者は何故エレ
ベータが使用できないのか判断でき、利用者にイライラ
感を与えることがない。
【0033】ステップ136においては、ブリードオフ
運転の終了条件が成立したか否かが判断されている。こ
のブリードオフ運転の終了は、図3での開始条件と同様
に季節によって設定される油温が一定時間以上継続した
か否かを条件としている。例えば、12月〜3月では、
20℃、4月〜11月では、16℃以上が15秒間以上
継続したことが終了条件とされている。これは、終了温
度をある程度高めに設定することでブリードオフ運転の
再起動を少しでも抑制し、サービスに影響を与えないよ
うにするためである。上述した終了条件が成立しない場
合(NOの場合)には、ステップ140において、モー
タが駆動されて、ブリードオフ運転が継続される。終了
条件が成立した場合(YESの場合)には、ステップ1
38及び139において、ブリードオフ運転モードがク
リアされ、モータ駆動指令がクリアされ、ステップ14
1において、モータが停止され、ブリードオフ運転が終
了される。ブリードオフ駆動指令が無い場合には、ステ
ップ136において、ブリードオフ運転中であることを
報知していた指令がリセットされ、ステップ141にお
いて、ブリードオフでのモータ起動が止められる。
運転の終了条件が成立したか否かが判断されている。こ
のブリードオフ運転の終了は、図3での開始条件と同様
に季節によって設定される油温が一定時間以上継続した
か否かを条件としている。例えば、12月〜3月では、
20℃、4月〜11月では、16℃以上が15秒間以上
継続したことが終了条件とされている。これは、終了温
度をある程度高めに設定することでブリードオフ運転の
再起動を少しでも抑制し、サービスに影響を与えないよ
うにするためである。上述した終了条件が成立しない場
合(NOの場合)には、ステップ140において、モー
タが駆動されて、ブリードオフ運転が継続される。終了
条件が成立した場合(YESの場合)には、ステップ1
38及び139において、ブリードオフ運転モードがク
リアされ、モータ駆動指令がクリアされ、ステップ14
1において、モータが停止され、ブリードオフ運転が終
了される。ブリードオフ駆動指令が無い場合には、ステ
ップ136において、ブリードオフ運転中であることを
報知していた指令がリセットされ、ステップ141にお
いて、ブリードオフでのモータ起動が止められる。
【0034】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能であることは勿論である。
れず、種々変形可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1では、エレ
ベータかごの昇降を中止してブリードオフ運転を行うに
際して、油温が著しい低温の所定値より低い場合には、
ポンプ制御装置によりポンプを間欠的に回転させてい
る。そのため、モータが空転することなく、油が油タン
ク内を循環するため、効率よく油を昇温することがで
き、従来のように、モータの空転により異常音が発生す
ることがない。また、モータを間欠的に駆動し、連続的
に駆動させていないことから、何ら異常状態、故障状態
でないにも拘らず、保護装置が所定時間経過したとして
誤作動することがない。そのため、従来のように、誤作
動により異常状態であると判断して、エレベータかごの
昇降サービスを中止するこがない。
ベータかごの昇降を中止してブリードオフ運転を行うに
際して、油温が著しい低温の所定値より低い場合には、
ポンプ制御装置によりポンプを間欠的に回転させてい
る。そのため、モータが空転することなく、油が油タン
ク内を循環するため、効率よく油を昇温することがで
き、従来のように、モータの空転により異常音が発生す
ることがない。また、モータを間欠的に駆動し、連続的
に駆動させていないことから、何ら異常状態、故障状態
でないにも拘らず、保護装置が所定時間経過したとして
誤作動することがない。そのため、従来のように、誤作
動により異常状態であると判断して、エレベータかごの
昇降サービスを中止するこがない。
【0036】
【0037】また、請求項2では、ブリードオフ運転を
行うに際して、昇降を中止することを利用者に報知して
いるため、利用者は何故エレベータが使用できないのか
判断でき、利用者にイライラ感を与えることがない。
行うに際して、昇降を中止することを利用者に報知して
いるため、利用者は何故エレベータが使用できないのか
判断でき、利用者にイライラ感を与えることがない。
【図1】本発明の一実施例に係る油圧エレベータ制御装
置のブロック図。
置のブロック図。
【図2】本発明の一実施例に係る油圧エレベータ制御装
置において、ブリードオフ運転モードを選択する場合の
フローチャート。
置において、ブリードオフ運転モードを選択する場合の
フローチャート。
【図3】本発明の一実施例に係る油圧エレベータ制御装
置において、ブリードオフ運転に入るための条件のフロ
ーチャート。
置において、ブリードオフ運転に入るための条件のフロ
ーチャート。
【図4】本発明の一実施例に係る油圧エレベータ制御装
置において、ブリードオフ運転の終了条件の判断のフロ
ーチャート。
置において、ブリードオフ運転の終了条件の判断のフロ
ーチャート。
【図5】油圧エレベータの駆動機構の模式図。
【図6】従来の油圧エレベータ制御装置において、ブリ
ードオフ運転モードを選択する場合のフローチャート。
ードオフ運転モードを選択する場合のフローチャート。
【図7】従来の油圧エレベータ制御装置において、ブリ
ードオフ運転に入るための条件のフローチャート。
ードオフ運転に入るための条件のフローチャート。
【図8】従来の油圧エレベータ制御装置において、ブリ
ードオフ運転の終了条件の判断のフローチャート。
ードオフ運転の終了条件の判断のフローチャート。
2 油タンク
3 ポンプ
4 モータ
8 油圧ジャッキ
10 エレベータかご
21 報知装置
23 ポンプ制御装置
26 保護装置
28 油温検出装置
29 流量バルブ制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−223979(JP,A)
特開 昭54−107051(JP,A)
特開 昭62−235174(JP,A)
特開 平5−155537(JP,A)
特開 昭58−197160(JP,A)
特開 昭63−134479(JP,A)
実開 昭63−110464(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B66B 9/04
B66B 1/04
Claims (2)
- 【請求項1】油圧エレベータに設けた油タンク内の油を
ポンプにより油圧ジャッキ内に送排油してエレベータか
ごを昇降させ、流量バルブ制御装置により前記ポンプか
ら前記油圧ジャッキへの前記油の吐出量を制御すると共
に、ポンプ制御装置により前記ポンプの回転を制御する
油圧エレベータの制御装置において、 前記油タンク内の油温を検出して前記油温が第1の所定
値以下の場合に、前記エレベータかごの昇降を中止して
前記ポンプの駆動により前記油を循環させて油温を昇温
させるブリードオフ運転を行うと共に、 前記ブリードオフ運転終了までに、前記ポンプを駆動す
るモータの連続回転時間を検出し、所定時間経過した場
合には、異常と判断して前記エレベータかごの昇降を中
止する保護装置を有し、 前記ブリードオフ運転を行う際、 油温が前記第1の所定
値より低い第2の所定値よりさらに低い場合には、前記
ポンプ制御装置により前記ポンプを間欠的に運転させる
ことを特徴とする油圧エレベータの制御装置。 - 【請求項2】前記エレベータかごの昇降を中止する時、
前記エレベータかごの昇降を中止することを利用者に報
知する報知装置をさらに有することを特徴とする請求項
1記載の油圧エレベータの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03366394A JP3382004B2 (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | 油圧エレベータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03366394A JP3382004B2 (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | 油圧エレベータの制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07242380A JPH07242380A (ja) | 1995-09-19 |
| JP3382004B2 true JP3382004B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=12392701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03366394A Expired - Fee Related JP3382004B2 (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | 油圧エレベータの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3382004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111425488A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-07-17 | 三一重机有限公司 | 液压油温度控制系统和挖掘机 |
-
1994
- 1994-03-03 JP JP03366394A patent/JP3382004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07242380A (ja) | 1995-09-19 |
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Legal Events
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
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