JP2001097693A - フォークリフトの自動揚高制御装置 - Google Patents

フォークリフトの自動揚高制御装置

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JP2001097693A
JP2001097693A JP27646099A JP27646099A JP2001097693A JP 2001097693 A JP2001097693 A JP 2001097693A JP 27646099 A JP27646099 A JP 27646099A JP 27646099 A JP27646099 A JP 27646099A JP 2001097693 A JP2001097693 A JP 2001097693A
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fork
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JP27646099A
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Tetsuji Funahashi
哲次 舟橋
Atsushi Tsuyuki
敦志 露木
Norihiko Eda
典彦 江田
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Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止ショックがなく、優れた位置決め精度が
得られるフォークリフトの自動揚高制御装置を提供す
る。 【解決手段】 コントローラは、目標揚高と実揚高との
位置偏差が大きいときには所定の上限値を、位置偏差が
小さくなって減速点偏差値よりも小さいときには位置偏
差に応じて上限値及び下限値間の値を、位置偏差が所定
の偏差閾値より小さくなったときにはゼロ値の値をと
り、荷重が小さいときは荷重が大きいときに比較して減
速点偏差値を大きくかつ下限値は小さく設定した演算カ
ーブにより速度指令値及び開度指令値を演算し、演算し
た速度指令値及び開度指令値を動力発生手段及び電磁比
例弁に出力することを特徴とするフォークリフトの自動
揚高制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
自動揚高制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すフォークリフト40は、左右
一対の前輪41,41を駆動し、左右一対の後輪42,
42を操舵する四輪車である。後輪42,42の操舵
は、ハンドル44により制御されるようになっている。
フォークリフトの車体フレーム45の前部に立設された
左右一対のアウタレール11,11の間にインナレール
12が昇降可能に配設されており、このインナレール1
2にフォーク13を取着したフィンガボード51がチェ
ーン(図示せず)を介して昇降可能に装着されている。
アウタレール11,11は車体フレーム45に対して、
左右一対のチルトシリンダ50,50を介して連結され
ており、オペレータがチルトレバー49を操作すると、
チルトシリンダ50が伸縮駆動されてアウタレール1
1,11がチルトするようになっている。アウタレール
11,11の裏面に配設されたリフトシリンダ14のピ
ストンロッドがインナレール12の上端部に連結されて
おり、オペレータがリフトレバー22を操作すると、リ
フトシリンダ14が伸縮駆動されてフォーク13が昇降
するようになっている。
【0003】以上説明したフォークリフト40において
は、従来から、荷役作業時にフォーク13のリフト高さ
を所定の設定値に自動的に制御できる自動揚高制御、フ
ォーク13の姿勢を自動的に水平に設定できるチルト水
平制御、のような作業機の自動位置決め技術により、運
転の簡単化、容易化が図られている場合が多い。ここで
は運転簡単化、容易化の例として図7により自動揚高制
御の場合を説明する。図6と同一構成要素には同一符号
を付して説明する。一端がフォーク13を取着している
フィンガボード51の上端に取着されたチェーン19の
他端はインナレール12の上部に設けてある滑車15を
介してアウタレール11,11の上部に取着されてい
る。フォーク13を昇降させるリフトシリンダ14のロ
ッド17の一端はインナレール12から突出しているサ
ポート18を介してインナレール12の上端に連結され
ている。リフトシリンダ14のボトム室と、リフトシリ
ンダ14を作動させる動力発生手段としての電動モータ
21で駆動される油圧ポンプ20との間はリフトシリン
ダ14の伸縮を制御する流量制御弁としての手動弁81
を介して油圧配管がなされている。また、リフトシリン
ダ14のヘッド室は油圧配管を介して直接油圧タンク3
5に通じている。手動弁81はリフトレバー22により
操作され、その操作量によりリフトシリンダ14への油
量が制御される。
【0004】検出器として、アウタレール11の上端に
は、フォーク13の揚高を検出する揚高センサ23が取
着されている。揚高センサ23は、例えばリールを形成
しているワイヤ36の長さで距離を計測するリール式の
エンコーダを使用し、ワイヤ36の一端はサポート18
に固着され、他端はエンコーダの中に巻き取られてい
る。リフトレバー22の回動中心の近傍には、リフトレ
バー22が操作されたときにオン信号のレバー操作信号
LSを出力するリミットスイッチ38が取着されてい
る。
【0005】フォーク13の自動揚高制御時の目標揚高
Htを設定する目標高さ設定手段25は、それぞれのス
イッチに対応して複数個の目標揚高が予め設定されてい
る複数個の高さ選択スイッチ25aと、揚高の自動制御
モードを選択するときに操作する自動スイッチ25bと
を有し、オペレータ席の前面パネル(図示せず)に設け
られている。なお、自動スイッチ25bをオン操作する
と、自動スイッチ25bから出力されている自動指令信
号Saがオン信号となる。
【0006】手動弁81及び電動モータ21を制御して
揚高を目標揚高Htに制御するコントローラ26には、
揚高センサ23からの揚高Hと、リミットスイッチ38
からのレバー操作信号LSと、選択スイッチ25aから
の目標揚高Htと、自動スイッチ25bからの自動指令
信号Saとが入力回路(図示せず)を介して入力されて
いる。またコントローラ26は、電動モータ21の回転
速度を制御する速度指令としてのデューティDを駆動回
路(図示せず)を介して電動モータ21に出力する。
【0007】自動揚高制御時には、目標高さ設定手段2
5の高さ選択設定スイッチ25aによりオペレータが目
標の揚高を選択・設定し、自動スイッチ25bをオン操
作する。そして、リフトレバー22を目標揚高へ近づく
方向に操作すると、電動モータ21が起動し、油圧ポン
プ20よりリフトシリンダ14の伸縮駆動の油量を制御
する手動弁81を介してリフトシリンダ14に油が送ら
れてインナレール12が昇降し、フォーク13は目標揚
高に近づく。このとき、コントローラ26の偏差値演算
部70は、目標揚高Htと揚高Hとの偏差値Eを演算
し、演算した偏差値Eに基づいてデューティDをデュー
ティ演算部71により演算する。そして演算したデュー
ティDを出力許可判定部72を介して電動モータ21に
出力する。出力許可判定部72は、レバー操作信号LS
がオン信号でかつ自動指令信号Saがオン信号のときに
デューティDを電動モータ21に出力する。
【0008】デューティ演算部71においては、以下に
説明する偏差値Eに基づく演算カーブによりデューティ
Dを演算する。即ち、偏差値Eが大きいときのデューテ
ィDはデューティ上限値Ddの一定値をとる。偏差値E
が所定の減速点偏差値Edよりも小さい領域では、偏差
値Eが小さくなるに従ってデューティDも小さく演算
し、電動モータ21の回転速度を小さくする。偏差値E
が所定の偏差閾値EsのときのデューティDは、所定の
デューティ下限値Dsをとる。偏差値Eが偏差閾値Es
よりも小さくなるとデューティDはデューティ下限値D
sからゼロ値に変化し、電動モータ21の回転速度をゼ
ロ値にし、リフトシリンダ14への送油を停止して、フ
ォーク13を自動停止させている。なお、偏差値Eがゼ
ロ値と偏差閾値Esとの間のデューティDがゼロ値の領
域は、電動モータ21の特性に合わせて、制御系の安定
化のために設定した所定の不感帯を形成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下のような問題がある。フォーク
13の荷重がないときにショックなくスムーズに停止す
るように偏差値Eに関するデューティDを設定しておく
と、フォーク13の荷重が大きいときには、リフトシリ
ンダ14への負荷が大きくなるために負荷が小さいとき
に比較して電動モータ21の回転速度が低下して油圧ポ
ンプ20の圧油の吐出量は小さくなる。このため、リフ
トシリンダ14の速度が低下しフォーク13が目標揚高
に達する前に電動モータ21の回転が停止して揚高が未
達となり位置決め精度がよくないという問題がある。ま
た、偏差値Eに関するデューティDを、フォーク13の
荷重が大きいときにショックなくスムーズに停止するよ
うに設定すると、フォーク13の荷重が小さいときには
揚高が過達傾向になる。即ち、偏差値Eが小さくなって
デューティDが減速点偏差値Edのときのデューティ上
限値Ddから、偏差閾値Esのときのデューティ下限値
Dsまで漸減しても、電動モータ21の慣性により電動
モータ21はデューティD通りに漸減せず、電動モータ
21の回転速度は低下しない。従って、偏差閾値Esの
ときにデューティ下限値Dsを指令しても、オペレータ
がリフトレバー22を操作していて手動弁81の油圧ポ
ンプ20からリフトシリンダ14への通路面積が開口し
ている状態のときには、偏差値Eが偏差閾値Esよりも
小さくなった後も油圧ポンプ20からリフトシリンダ1
4に送油される。このため、フォーク13が目標揚高に
達したときの速度が大きすぎて、停止時のショックが大
きくなったり揚高が目標揚高を行き過ぎて過達傾向にな
り位置決め精度がよくないという問題がある。そこで負
荷時の揚高の未達傾向、無負荷時の揚高の過達傾向、及
び停止ショックを回避するために、オペレータは手動に
て位置決め修正をしたり、自動揚高停止を使用しなかっ
たりした。このためオペレータの疲労が大きく作業能率
が低下するという問題がある。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、停止ショックがなく、優れた位置決め精
度が得られるフォークリフトの自動揚高制御装置を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、フォークの目標揚高
を設定する目標揚高設定手段と、フォークの揚高を検出
する揚高センサと、速度指令により回転速度が制御され
る動力発生手段と、動力発生手段により駆動される油圧
ポンプと、フォークの揚高を制御するリフトシリンダ
と、油圧ポンプ及びリフトシリンダ間に配設され、開口
面積を設定する開度指令に基づいてリフトシリンダへの
油量を制御する流量制御弁と、目標揚高設定手段により
設定されたフォークの目標揚高と揚高センサにより検出
された揚高との位置偏差がゼロ値に近づくように動力発
生手段の速度指令値及び流量制御弁の開度指令値のいず
れか一方を演算して出力し、フォークの位置決め制御を
行うコントローラとを備えたフォークリフトの自動揚高
制御装置において、フォークの荷重を検出する荷重検出
器を付設し、コントローラは、フォークの上昇時に、減
速開始する減速点偏差値を荷重の大きさに応じて小さく
設定した演算カーブにより動力発生手段の速度指令値及
び流量制御弁の開度指令値のいずれか一方を演算して出
力する構成としている。
【0012】第1発明によると、動力発生手段の速度指
令値又は流量制御弁の開度指令値のどちらか一方の減速
点偏差値において、荷重が小さいときは、荷重が大きい
ときに比較して大きい値に設定されている。即ち、荷重
が小さいときには荷重が大きいときに比較して、速度は
大きいがより早くから減速を開始するので目標揚高に達
したときの停止ショックがない。これらにより、位置決
め精度がよく、停止ショックのない自動揚高制御装置が
得られる。
【0013】第2発明は、フォークの目標揚高を設定す
る目標揚高設定手段と、フォークの揚高を検出する揚高
センサと、速度指令により回転速度が制御される動力発
生手段と、動力発生手段により駆動される油圧ポンプ
と、フォークの揚高を制御するリフトシリンダと、油圧
ポンプ及びリフトシリンダ間に配設され、開口面積を設
定する開度指令に基づいてリフトシリンダへの油量を制
御する流量制御弁と、目標揚高設定手段により設定され
たフォークの目標揚高と揚高センサにより検出された揚
高との位置偏差がゼロ値に近づくように動力発生手段の
速度指令値及び流量制御弁の開度指令値のいずれか一方
を演算して出力し、フォークの位置決め制御を行うコン
トローラとを備えたフォークリフトの自動揚高制御装置
において、フォークの荷重を検出する荷重検出器を付設
し、コントローラは、フォークの上昇時に、減速を開始
する減速点偏差値を荷重の大きさに応じて小さく設定し
た演算カーブにより動力発生手段の速度指令値と流量制
御弁の開度指令値との両方を演算して出力する構成とし
ている。
【0014】第2発明によると、動力発生手段及び電磁
比例弁が同時に制御されるので、動力発生手段の惰性に
より指令した理論値よりも大きい油量が油圧ポンプから
吐出されたとき、指令した理論値からの余剰分の油量の
送出が電磁比例弁により制限される。これにより、フォ
ークの上昇速度が所望以上に大きくなることが回避でき
るので、停止ショックのない優れた位置決め性能が得ら
れる。さらに、動力発生手段が電磁比例弁と同時に偏差
値に応じて制御されるので、必要な流量だけが油圧ポン
プから吐出され、余剰流量を減少させ電磁比例弁におけ
る圧力損失によるエネルギー損失を減少させるのでフォ
ークリフトの運転経済性を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
面を参照して説明する。図1にハード構成を示す。な
お、図6,7と同一構成要素には同一符号を付して説明
する。ここでは、図6,7により説明した構成と同一の
構成の説明は省略し、異なる構成のみを説明する。図1
においては、図7からリフトシリンダ14の伸縮を制御
する制御弁及びリフトレバーを変更し、図7に圧力セン
サ80及びレバー操作量検出器24を付加し、図7から
リミットスイッチ38が消去されている。即ち、制御弁
を手動弁81から電磁比例弁16に変更し、制御弁を操
作するリフトレバーとしては、制御弁に機械的に連結さ
れていないリフトレバー22に変更している。検出器と
して、リフトレバー22の回動中心の近傍にはレバー操
作量Levを検出するレバー操作量検出器24を、また
リフトシリンダ14のボトム室の負荷圧Pを検出する荷
重検出器としての圧力センサ80をそれぞれ設けてい
る。なお、リフトレバー22の形態の変更に伴ないリミ
ットスイッチ38が消去されている。目標揚高Ht、揚
高H及び自動指令信号Saは従来技術と同様にコントロ
ーラ26に入力されているが、レバー操作量Levおよ
び、負荷圧Pが入力として付加され、従来技術からレバ
ー操作信号LSが消去されている。また、電動モータ2
1の回転速度を設定するモータデューティ指令値Dm及
び電磁比例弁16へは開口面積を設定する電磁比例弁開
度指令値Svが出力されている。
【0016】次に、コントローラ26の構成を図2によ
り説明する。コントローラ26は、以下に説明する8個
の演算部及び3個の判定部を有している。まず演算部と
して、偏差値演算部70、デューティ演算部71、開度
指令値演算部73、レバー指令値演算部74、荷重演算
部75、減速点偏差値演算部76、開度指令値下限値演
算部77及びデューティ下限値演算部78を備えてい
る。また、判定部として、出力許可判定部72、モータ
最小値判定部79a及び電磁弁最小値判定部79bを備
えている。
【0017】偏差値演算部70は、目標揚高Ht及び揚
高H間の偏差値Eを演算してデューティ演算部71及び
開度指令値演算部73に出力している。デューティ演算
部71は、図7で説明したものと同様に偏差値Eに基づ
いた演算カーブによりデューティDを演算し、演算した
デューティDをモータ最小値判定部79aに出力してい
る。開度指令値演算部73は、以下に説明する偏差値E
に基づく演算カーブにより電磁比例弁16を制御する開
度指令値Vを演算し、演算した開度指令値Vを電磁弁最
小値判定部79bに出力している。即ち、開度指令値演
算部73においては、偏差値Eが大きいときの開度指令
値Vは開度指令値上限値Vdの一定値をとる。偏差値E
が減速点偏差値Edよりも小さい領域では、偏差値Eが
小さくなるに従って開度指令値Vも小さく演算する。偏
差値Eが偏差閾値Esのときの開度指令値Vは、開度指
令値下限値Vsをとる。偏差値Eが偏差閾値Esよりも
小さくなると開度指令値下限値Vsからゼロ値に変化す
る。なお、偏差値Eがゼロ値から偏差閾値Esの間の開
度指令値Vがゼロ値の領域は、開度指令値演算部73の
不感帯を形成している。
【0018】レバー指令値演算部74は、レバー操作量
Levに基づいて、電動モータ21を制御するモータ指
令値DLevおよび電磁比例弁16を制御するレバー指
令値VLevをそれぞれ演算し、演算したモータ指令値
DLevをモータ最小値判定部79aに、レバー指令値
VLevを電磁弁最小値判定部79bにそれぞれ入力し
ている。荷重演算部75は、負荷圧Pに基づいてリフト
シリンダ14にかかる荷重Wを演算し、演算した荷重W
を減速点偏差値演算部76、開度指令値下限値演算部7
7及びデューティ下限値演算部78に出力している。
【0019】減速点偏差値演算部76は、荷重Wに基づ
いて減速点偏差値Edを演算し、演算した減速点偏差値
Edをデューティ演算部71及び開度指令値演算部73
に出力している。減速点偏差値演算部76において減速
点偏差値Edは、横軸に荷重W、縦軸に減速点偏差値E
dをとると、点(0、減速点第1偏差値Ed1)及び点
(定格荷重Wr、減速点第2偏差値Ed2)を通る直線
で示される数式により演算される。このとき、減速点第
1偏差値Ed1は、減速点第2偏差値Ed2よりも大き
い値とする。開度指令値下限値演算部77は、荷重Wに
基づいて開度指令値下限値Vsを演算し、演算した開度
指令値下限値Vsを開度指令値演算部73に出力してい
る。開度指令値下限値演算部77において開度指令値下
限値Vsは、横軸に荷重W、縦軸に開度指令値下限値V
sをとると、点(0、開度指令値第1下限値Vs1)及
び点(定格荷重Wr、開度指令値第2下限値Vs2)を
通る直線で示される数式により演算される。このとき、
開度指令値第1下限値Vs1は、開度指令値第2下限値
Vs2よりも小さい値とする。デューティ下限値演算部
78は、デューティ下限値Dsを演算し、演算したデュ
ーティ下限値Dsをデューティ演算部71に出力してい
る。デューティ下限値演算部78においてデューティ下
限値Dsは、横軸に荷重W、縦軸にデューティ下限値D
sをとると、点(0、デューティ第1下限値Ds1)及
び点(定格荷重Wr、デューティ第2下限値Ds2)を
通る直線で示される数式により演算される。このとき、
デューティ第1下限値Ds1は、デューティ第2下限値
Ds2よりも小さい値とする。
【0020】モータ最小値判定部79aは、デューティ
Dとモータ指令値DLevとの小さい方の指令値を電動
モータ21のモータデューティ指令値Dmとして選んで
出力許可判定部72に出力する。また、電磁弁最小値判
定部79bは、開度指令値Vとレバー指令値VLevと
の小さい方の開度指令値Vを電磁比例弁開度指令値Sv
として選んで出力許可判定部72に出力する。出力許可
判定部72は、自動指令信号Saがオン信号のとき、か
つリフトレバー22が操作されているときにモータデュ
ーティ指令値Dm及び電磁比例弁開度指令値Svを電動
モータ21及び電磁比例弁16にそれぞれ出力する。
【0021】ここで、本実施形態の作動を説明する。目
標高さ設定手段25の自動スイッチ25bをオン操作
し、高さ選択スイッチ25aの内目標揚高Htに応じた
スイッチを選択してオン操作すると、荷重Wに基づいて
減速点偏差値Ed、開度指令値下限値Vs及びデューテ
ィ下限値Dsが減速点偏差値演算部76、開度指令値下
限値演算部77及びデューティ下限値演算部78により
それぞれ演算される。荷重Wが定格荷重Wrのときを例
にとれば、減速点偏差値演算部76により減速点偏差値
Edが減速点第2偏差値Ed2に、開度指令値下限値演
算部77により開度指令値下限値Vsが開度指令値第2
下限値Vs2に、デューティ下限値演算部78によりデ
ューティ下限値Dsがデューティ第2下限値Ds2とそ
れぞれ演算される。演算された減速点第2偏差値Ed
2、開度指令値第2下限値Vs2及びデューティ第2下
限値Ds2はデューティ演算部71及び開度指令値演算
部73に出力される。
【0022】そして、デューティ演算部71の減速点偏
差値Ed及びデューティ下限値Dsは、演算された減速
点第2偏差値Ed2及びデューティ第2下限値Ds2に
設定される。図3の二点鎖線により定格荷重時のデュー
ティ演算部71に設定されたデューティD及び偏差値E
の関係を示す。また、開度指令値演算部73の減速点位
置偏差Ed及び開度指令値下限値Vsは、演算された減
速点第2偏差値Ed2及び開度指令値第2下限値Vs2
に設定される。図4の二点鎖線により定格荷重時の開度
指令値演算部73に設定された開度指令値V及び偏差値
Eの関係を示す。なお、図3,4には、無負荷時のデュ
ーティD及び開度指令値Vと偏差値Eとの関係を実線に
より合わせて示す。
【0023】一方、モータ指令値DLevとデューティ
指令値演算部71から出力されるデューティDとの小さ
い方の値が電動モータ21へモータデューティ指令値D
mとしてモータ最小値判定部79aに準備され、またレ
バー指令値VLevと開度指令値演算部73から出力さ
れる開度指令値Vとの小さい方の値が電磁比例弁開度指
令値Svとして電磁弁最小値判定部79bに準備され
る。次に、オペレータが、リフトレバー22をフォーク
13が上昇して目標揚高Htに近づく方向に操作する
と、自動指令信号Saがすでにオン信号であるために、
モータ最小値判定部79aに準備されたモータデューテ
ィ指令値Dm及び電磁弁最小値判定部79bに準備され
た電磁比例弁開度指令値Svは出力許可判定部72にて
出力が許可されて電動モータ21及び電磁比例弁16に
それぞれ出力される。すると、電動モータ21が回転開
始し、油圧ポンプ20からの圧油は電磁比例弁16を介
してリフトシリンダ14に送油され、フォーク13が上
昇して目標揚高Htに近づく。このとき、リフトレバー
22が操作されていないとき又は自動指令信号Saがオ
フ信号のときには出力許可判定部72において出力が許
可されないので電動モータ21へのモータデューティ指
令値Dm及び電磁比例弁16への電磁比例弁開度指令値
Svはゼロ値を保持し、リフトシリンダ14は伸縮しな
い。
【0024】フォーク13が目標揚高Htに近づいて偏
差値Eが減速点第2偏差値Ed2になるまでは、デュー
ティDは所定のデューティ上限値Ddを、開度指令値V
は所定の開度指令値上限値Vdをそれぞれとり、フォー
ク13は略一定の上昇速度で目標揚高に近づく。フォー
ク13が目標揚高Htに近づいて偏差値Eが、減速点第
2偏差値Ed2よりも小さく偏差閾値Esよりも大きい
範囲になると、デューティDはデューティ上限値Ddと
デューティ第2下限値Ds2を連結する直線上の値をと
る。また、開度指令値Vは、開度指令値上限値Vdと開
度指令値第2下限値Vs2を連結する直線上の値をと
り、フォーク13は減速された上昇速度で目標揚高Ht
に近づく。偏差値Eが偏差閾値Esよりも小さくなる
と、デューティD及び開度指令値Vはともにゼロ値をと
り、電動モータ21は回転停止して油圧ポンプ20から
の送油を停止すると共に電磁比例弁16の開口面積はゼ
ロ値となるので、フォーク13は目標揚高Htに停止し
て位置決めされる。
【0025】なお、減速点第2偏差値Ed2、デューテ
ィ第2下限値Ds2及び開度指令値第2下限値Vs2
は、目標揚高Htに達するまでの時間、停止時のショッ
クの大きさ、停止時の位置決め精度等を考慮して実車テ
ストにより抽出されたデータに基づいて設定されてい
る。即ち、デューティ第2下限値Ds2は、電動モータ
21が定格荷重の負荷により回転を停止する直前のデュ
ーティDに設定する。また、開度指令値第2下限値Vs
2は、前記回転を停止する直前のデューティDのときに
停止ショックのないフォーク13の低速の昇降速度を生
み出す電磁比例弁16の開口面積を指令する値に設定す
る。また、減速点第2偏差値Ed2が大きいときにはフ
ォーク13が目標揚高Htに緩やかに接近して停止ショ
ックは小さいが、接近速度が小さい。一方、減速点第2
偏差値Ed2が小さいときにはフォーク13が目標揚高
Htに速やかに接近するが停止ショックが大きくなる傾
向にあるので、減速点第2偏差値Ed2は目標揚高Ht
への接近速度及び停止ショックを考慮して設定される。
無負荷時の減速点第1偏差値Ed1、デューティ第1下
限値Ds1及び開度指令値第1下限値Vs1も同様に実
車テストに基づいて設定されている。
【0026】次に、以上の構成による作用及び効果を説
明する。図5に偏差値Eが時間tの経過とともに小さく
なってゆくときの各状態量の時間的な変化を示し、本図
により作用及び効果を説明する。図5(a)に偏差値E
の変化を示す。時間tがゼロのときに自動揚高制御が開
始されるものとする。また、時間tがゼロのとき偏差値
Eは減速点偏差値Edより大きいものとする。時間tの
経過とともに偏差値Eが小さくなり減速点偏差値Edを
経て偏差閾値Esに至る。モータデューティ指令値Dm
としてデューティDが最小値として選択されていると
し、図5(b)にデューティDの変化を示す。偏差値E
が減速点偏差値Edより大きいときのデューティDはデ
ューティ上限値Ddをとっているが、偏差値Eが減速点
偏差値Edより小さく偏差閾値Esよりも大きいときに
はデューティ上限値Ddからデューティ下限値Dsまで
変化してゆく。また、偏差値Eが偏差閾値Esよりも小
さくなるとデューティDはゼロ値となる。図5(c)の
二点鎖線は電動モータ21のデューティDに応じた理論
回転速度、即ち油圧ポンプからの理論吐出油量Qtの変
化を示す。電動モータ21の回転速度が、図5(b)に
示すデューティD通りの回転速度のときには油圧ポンプ
20からデューティDに応じた理論吐出油量Qtが吐出
される。ところが、電動モータ21には回転慣性があり
惰性がついていて、電動モータ21の回転速度は図5
(b)に示すような特性に従って変化せず、油圧ポンプ
からの実吐出油量Qrは図5(c)の実線で示す挙動を
示そうとする。即ち、実吐出油量QrがデューティDに
応じた理輪吐出油量Qtよりも大きくなってしまう。こ
れにより、フォーク13の上昇速度が所望する速度より
も大きくなって停止ショックを生じることがある。
【0027】ところが、本実施形態によれば、電動モー
タ21の回転速度を制御して油圧ポンプ20の吐出油量
を制御するのみならず、電磁比例弁16のリフトシリン
ダ14への開口面積をも図5(d)に示すように制御し
ている。即ち、開度指令値上限値Vdから開度指令値下
限値Vsに向かって小さく変化してゆく開始点である減
速点偏差値Ed及び開度指令値Vをゼロ値に設定する偏
差閾値EsはデューティDの設定値と同一値である。こ
のように電磁比例弁16への開度指令値Vが電動モータ
21へのデューティDと同様なパターンにより制御され
ることにより、油圧ポンプ20が斜線で示す油量の余剰
分を送油しようとしても電磁比例弁16により送油が制
限される。これにより、油圧ポンプ20からの油量の余
剰分の影響を回避できるので、フォーク13の所望通り
の上昇速度が得られ停止ショックのない優れた位置決め
性能が得られる。
【0028】また、デューティD及び開度指令値Vは、
偏差値Eが偏差閾値Esよりも小さくなったときに同時
にゼロ値に設定される。これにより偏差値Eが偏差閾値
Esよりも小さくなってデューティDがゼロ値に変化し
たときに電動モータ21が慣性により回転を続けようと
しても、電磁比例弁16のリフトシリンダ14への開口
面積がゼロ値に設定されるため、フォーク13は目標揚
高Htに迅速に停止する。このためフォーク13が目標
揚高からずれることがなく優れた位置決め精度が得られ
る。
【0029】荷重の大小を判断する手段のないときに
は、通常、大きい荷重のときに目標揚高Htに迅速に到
達し、位置決め精度がよく、かつ停止ショックのないデ
ューティD及び開度指令値Vを設定する。この設定によ
り荷重が小さいときに自動揚高制御を行うと、目標揚高
Htに到達するまでの速度が大きくなるために停止ショ
ックが大きく、過達傾向になり位置決め精度がよくな
い。本実施形態では、荷重の大きさを判断する圧力セン
サ80を設け、デューティ演算部71において、荷重が
小さいときには荷重が大きいときに比較して、減速点偏
差値Edを大きく、デューティ下限値Dsは小さく設定
する。また、開度指令値演算部73においても、荷重が
小さいときには、荷重が大きいときに比較して、減速点
偏差値Edを大きく、開度指令値下限値Vsは小さく設
定している。これにより、荷重の大小に拘らず目標揚高
Htに達する所要時間を略同一にすることができ、停止
ショックのない、位置決め精度の優れた揚高自動制御装
置が得られる。
【0030】また、実車テストにより荷重の大きさに基
づいて設定された減速点偏差値Ed、開度指令値下限値
Vs及びデューティ下限値Dsの特性を適用してデュー
ティD及び開度指令値Vが演算されるので、フォーク1
3の上の荷重が変化したときのみならず、フォーク13
がアタッチメントに置換された場合にでも、アタッチメ
ントの重量に適応したデューティD及び開度指令値Vが
演算できる。これにより、一度実車テストに基づいて設
定した減速点偏差値Ed、開度指令値下限値Vs及びデ
ューティ下限値Dsの特性は、実車テストに使用したフ
ォークから重量の大きいマストを有するフォークに変更
になっても、またフォークがアタッチメントに変更され
た場合でも汎用的に利用できる。これにより車両毎、フ
ォークの種類毎に設定値を変更する必要がなくなるので
優れた組み立て性が得られる。
【0031】さらに、本実施形態においては、開度指令
値演算部73により電磁比例弁16への開度指令値Vを
演算すると共に、レバー操作量Levに基づいたモータ
指令値DLev、およびレバー指令値VLevをも演算
している。そして、モータ最小値判定部79aにおいて
デューティDとモータ指令値DLevを比較して小さい
方を電動モータ21に出力している。また、電磁弁最小
値判定部79bにおいて開度指令値Vとレバー指令値V
Levを比較して小さい方を電磁比例弁16に出力して
いる。これにより、自動揚高の制御中においても、レバ
ー操作量Levが制御に反映されオペレータの意志によ
りフォーク13の昇降速度を設定できるので、オペレー
タの意志が優先する優れた操作性を有する自動揚高制御
装置が得られる。
【0032】なお、本実施形態では、減速点偏差値演算
部76における減速点偏差値Edは、点(0、減速点第
1偏差値Ed1)及び点(定格荷重Wr、減速点第2偏
差値Ed2)を通る直線で示される数式により演算され
るとしている。しかし、減速点第1偏差値Ed1が減速
点第2偏差値Ed2よりも大きい値であるという拘束条
件を満足していれば、直線である必要はなく、曲線で
も、階段的に変化させる特性でも差し支えない。また、
開度指令値下限値演算部77における開度指令値下限値
Vsは、点(0、開度指令値第1下限値Vs1)及び点
(定格荷重Wr、開度指令値第2下限値Vs2)を通る
直線で示される数式により演算されるとしている。しか
し、開度指令値第1下限値Vs1が開度指令値第2下限
値Vs2よりも小さい値であるという拘束条件を満足し
ていれば、直線である必要はなく、曲線でも、階段的に
変化させる特性でも差し支えない。さらに、デューティ
下限値演算部78におけるデューティ下限値Dsは、点
(0、デューティ第1下限値Ds1)及び点(定格荷重
Wr、デューティ第2下限値Ds2)を通る直線で示さ
れる数式により演算されるとしている。しかし、デュー
ティ第1下限値Ds1は、デューティ第2下限値Ds2
よりも小さい値であるという拘束条件を満足していれ
ば、直線である必要はなく、曲線でも、階段的に変化さ
せる特性でも差し支えない。
【0033】また、本実施形態では、油圧ポンプはデュ
ーティDにより回転速度が制御される電動モータ21に
より駆動されるとしたが、油圧ポンプ20がエンジンに
より駆動される場合には、電子ガバナ及び電子燃料噴射
装置等を用いたエンジン回転速度制御装置により油圧ポ
ンプ20の吐出量を制御してもよい。
【0034】本発明によると、フォークの上昇時に、フ
ォークへの荷重を検出する荷重検出器により検出される
荷重の大きさに応じて、動力発生手段の回転速度を制御
する速度指令を設定し、動力発生手段により駆動される
油圧ポンプからの吐出油量を制御している。また、荷重
の大きさに応じて、電磁比例弁の開口面積を制御する開
度指令を設定して、リフトシリンダへの送油量を制御し
ている。荷重が大きいときの速度指令下限値及び開度指
令下限値は、荷重により動力発生装置の作動が停止する
ことによりフォークが目標揚高に未達にならないよう
に、目標揚高に達したときにでもリフトシリンダが動き
続けるのに必要十分な値に設定されている。また、荷重
が小さいときの速度指令下限値及び開度指令下限値は、
フォークが目標揚高から行き過ぎて過達にならないよう
に、目標揚高に達したときの速度が大きすぎないような
値に設定されている。さらに、荷重の小さいときの減速
点偏差値は、荷重が大きいときに比較して大きい値に設
定されている。即ち、荷重が小さいときには荷重が大き
いときに比較して、より早くから減速を開始して目標揚
高に達したときにショックのない位置決めができる。こ
れらにより、位置決め精度がよく、停止ショックのない
自動揚高制御装置が得られる。
【0035】また、動力発生手段及び電磁比例弁が偏差
値に応じて同時に制御されるので、動力発生手段の惰性
により指令した理論値よりも大きい油量が油圧ポンプか
ら吐出されたとき、指令した理論値からの余剰分のリフ
トシリンダへの送出が電磁比例弁により制限される。こ
れにより、フォークの上昇速度が所望以上に大きくなる
ことが回避でき、また目標揚高から行き過ぎることもな
いので優れた位置決め性能が得られる。
【0036】さらに、動力発生手段が電磁比例弁と同時
に偏差値に応じて制御されるので、必要な流量だけが油
圧ポンプから吐出され、余剰流量を減少させ電磁比例弁
における圧力損失によるエネルギー損失を減少させるの
でフォークリフトの運転経済性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハード構成図である。
【図2】本発明に係るコントローラの構成図である。
【図3】無負荷時及び負荷時のデューティの比較図であ
る。
【図4】無負荷時及び負荷時の開度指令値の比較図であ
る。
【図5】偏差値、デューティ、油圧ポンプ吐出油量及び
開度指令値の時間的変化の説明図である。
【図6】産業車両例としてのフォークリフトの説明図で
ある。
【図7】自動揚高制御の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
11…アウタレール、12…インナレール、13…フォ
ーク、14…リフトシリンダ、16…電磁比例弁、20
…油圧ポンプ、21…電動モータ、22…リフトレバ
ー、23…揚高センサ、24…レバー操作量検出器、2
5…目標高さ設定手段、26…コントローラ、70…偏
差値演算部、71…デューティ演算部、72…出力許可
判定部、73…開度指令値演算部、74…レバー指令値
演算部、75…荷重演算部、76…減速点偏差値演算
部、77…開度指令値下限値演算部、78…デューティ
下限値演算部、79a…モータ最小値判定部、79b…
電磁弁最小値判定部、80…圧力センサ、81…手動
弁、Ht…目標揚高、H…揚高、E…偏差値、Ed…減
速点偏差値、Es…偏差閾値、Sa…自動指令信号、L
ev…レバー操作量、LS…レバー操作信号、P…負荷
圧、W…荷重、Wr…定格荷重、Sv…電磁比例弁開度
指令値、V…開度指令値、Vd…開度指令値上限値、V
s…開度指令値下限値、Dm…モータデューティ指令
値、D…デューティ、Dd…デューティ上限値、Ds…
デューティ下限値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江田 典彦 栃木県小山市横倉新田110 小松フォーク リフト株式会社栃木工場内 Fターム(参考) 3F333 AA02 AB18 AE02 BA02 BD02 DA05 FA21 FB05 FD03 FD06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークの目標揚高を設定する目標揚高
    設定手段と、 フォークの揚高を検出する揚高センサと、 速度指令により回転速度が制御される動力発生手段と、 動力発生手段により駆動される油圧ポンプと、 フォークの揚高を制御するリフトシリンダと、 油圧ポンプ及びリフトシリンダ間に配設され、開口面積
    を設定する開度指令に基づいてリフトシリンダへの油量
    を制御する流量制御弁と、 目標揚高設定手段により設定されたフォークの目標揚高
    と揚高センサにより検出された揚高との位置偏差がゼロ
    値に近づくように動力発生手段の速度指令値及び流量制
    御弁の開度指令値のいずれか一方を演算して出力し、フ
    ォークの位置決め制御を行うコントローラとを備えたフ
    ォークリフトの自動揚高制御装置において、 フォークの荷重を検出する荷重検出器を付設し、 コントローラは、フォークの上昇時に、減速を開始する
    減速点偏差値を荷重の大きさに応じて小さく設定した演
    算カーブにより動力発生手段の速度指令値及び流量制御
    弁の開度指令値のいずれか一方を演算して出力すること
    を特徴とするフォークリフトの自動揚高制御装置。
  2. 【請求項2】 フォークの目標揚高を設定する目標揚高
    設定手段と、 フォークの揚高を検出する揚高センサと、 速度指令により回転速度が制御される動力発生手段と、 動力発生手段により駆動される油圧ポンプと、 フォークの揚高を制御するリフトシリンダと、 油圧ポンプ及びリフトシリンダ間に配設され、開口面積
    を設定する開度指令に基づいてリフトシリンダへの油量
    を制御する流量制御弁と、 目標揚高設定手段により設定されたフォークの目標揚高
    と揚高センサにより検出された揚高との位置偏差がゼロ
    値に近づくように動力発生手段の速度指令値及び流量制
    御弁の開度指令値のいずれか一方を演算して出力し、フ
    ォークの位置決め制御を行うコントローラとを備えたフ
    ォークリフトの自動揚高制御装置において、 フォークの荷重を検出する荷重検出器を付設し、 コントローラは、フォークの上昇時に、減速を開始する
    減速点偏差値を荷重の大きさに応じて小さく設定した演
    算カーブにより動力発生手段の速度指令値と流量制御弁
    の開度指令値との両方を演算して出力することを特徴と
    するフォークリフトの自動揚高制御装置。
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