JP2001031033A - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2001031033A
JP2001031033A JP11211008A JP21100899A JP2001031033A JP 2001031033 A JP2001031033 A JP 2001031033A JP 11211008 A JP11211008 A JP 11211008A JP 21100899 A JP21100899 A JP 21100899A JP 2001031033 A JP2001031033 A JP 2001031033A
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JP11211008A
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Toshihiro Nishizawa
俊広 西沢
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被貼付物の形状や大きさが変わってもラベル
の貼り付けが可能で、かつ、これら被貼付物に高速でラ
ベルを貼り付けることができ、装置を大型化することの
ないラベル貼付装置を提供する。 【解決手段】 被貼付物の検出手段から検出信号が送信
されたとき(ステップ1)に印刷手段に印刷指令を出力
し(ステップS2)、印刷終了後にシール部材を供給す
るためのシール部材送り指令を出力し(ステップS
6)、シール部材送り終了後にシール部材切断指令を出
力し(ステップS8)、印刷指令の出力と同時にラベル
搬送手段にラベル搬送指令を出力し(ステップS3)、
ラベル搬送終了後にラベル保持手段にラベルの受取り指
令を出力し(ステップS10)、ラベルを受け取った前
記ラベル保持手段に前記ラベル貼付位置までの移動指令
を出力する(ステップS13)制御装置を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベアなどの搬
送装置によって搬送される箱体や商品などの被貼付物
に、前記被貼付物に関する情報が印刷などによって表示
されたラベルを貼り付けるラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便物や商品などの被貼付物に、前記被
貼付物に関する情報を印刷などによって表示したバーコ
ードなどのラベルを自動的に貼り付けるラベル貼付装置
及び貼付方法が知られている。
【0003】ラベル貼付装置は、箱体や商品などの被貼
付物を搬送するコンベアなどの搬送手段と、前記被貼付
物に関する各種情報が印刷などによって記録されたラベ
ルを台紙に貼り付けた状態で搬送するラベル搬送手段
と、前記台紙からラベルを剥離するラベル剥離手段と、
前記台紙から剥離したラベルを受け取り、前記被貼付物
にラベルを受け渡すラベル保持手段と、前記被貼付物に
ラベルを貼り付けるべくラベルを押圧するラベル貼付手
段とから概略構成される。
【0004】このようなラベル貼付装置,貼付方法とし
ては、例えば、特公平7−84215号(特開平6−5
6135号)公報や、特開平8−244743号公報、
特開平10−264915号公報、特開平9−1424
29号公報、特開平9−77034号公報などで種々の
ものが提案されている。
【0005】特公平7−84215号公報に記載のラベ
ル貼付機は、フレキシブルディスク(FD)等のワーク
(被貼付物)を載置する貼付ベースと、ラベルを有する
ラベルテープを搬送するためのラベルテープ搬送台と、
ラベルテープからラベルを吸着して受け取り、前記貼付
ベース上の前記ワークまで搬送する吸着ヘッドとを有し
ている。
【0006】また、特開平8−244743号公報に記
載の郵便印刷付加装置は、郵便物(被貼付物)を送る郵
便物搬送手段と、ラベルを台紙に貼り付けて巻き取って
貯蔵するラベル供給手段と、郵便物搬送手段によって搬
送されてきた前記郵便物に、前記台紙からラベルを剥が
して貼り付けるラベル貼付手段とを有している。しか
し、これら公報に記載のラベル貼付機は、吸着ヘッドが
左右に平行移動してラベルを搬送するか、装置本体に固
定されたラベル貼付手段に郵便物を平行に搬送して供給
するものであるため、ワークや郵便物の高さが一定であ
ることが前提となり、高さの異なる被貼付物に対しては
ラベルの貼付を行うことができないという問題がある。
【0007】また、特開平10−264915号公報に
は、台紙に貼り付けた状態でラベルを供給し、このラベ
ルを吸着ヘッドで吸着して搬送し、前記吸着ヘッドを昇
降させてユニット本体(被貼付物)にラベルを受け渡す
ラベル貼付方法が記載されている。
【0008】この方法によれば、被貼付物の高さが異な
ってもラベルを被貼付物に受け渡すことは可能になる
が、高速運転を考慮してある程度厚みのある台紙にラベ
ルを貼り付けているため、台紙を巻き取った巻き取りロ
ールの径も大きくなり、装置を大型化するという問題が
ある。また、ラベルを剥離した後に台紙を巻き取る巻き
取り機構が必要となり、これによっても装置が大型化
し、構成も複雑になるという問題がある。さらに、ラベ
ルを剥離した後の台紙は廃棄処分されるが、近年の環境
保全や省資源の観点から好ましくないという問題もあ
る。このような問題は、前記した特開平8−24474
3号公報に記載の郵便印刷付加装置においても同様に存
在する。
【0009】一方、台紙の代わりにフィルム状のラベル
テープを用いたものも、例えば特開平9−142429
号公報や前記の特公平7−84215号公報に記載され
ているが、フィルム状のラベルテープは可撓性に富むた
め高速搬送には不向きで、ラベルを剥離する際にラベル
フィルムが撓んだり、ラベル吸着ヘッドの吸引エアの影
響を受けやすいという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点にかんがみてなされたもので、その目的とするところ
は、被貼付物の形状や大きさが変わってもラベルの貼り
付けが可能で、かつ、これら被貼付物に高速でラベルを
貼り付けることができ、装置を大型化することのないラ
ベル貼付装置を提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、被貼付物に関する情報が印
刷表示されたラベルを、前記被貼付物まで搬送して前記
被貼付物の所定部位に貼り付けるラベル貼付装置におい
て、長尺のシール部材を供給するシール部材供給手段
と、このシール部材供給手段から引き出された前記シー
ル部材の表面に前記印刷を施す印刷手段と、この印刷手
段で印刷された前記シール部材の一部を切断して前記ラ
ベルを形成するカット手段と、このラベルを載置してラ
ベル授受位置まで搬送するラベル搬送手段と、前記ラベ
ル授受位置で前記ラベルを受け取って保持し、前記被貼
付物まで前記ラベルを搬送し、前記被貼付物に前記ラベ
ルを貼り付けるラベル貼付位置で前記ラベルを前記被貼
付物に受け渡すラベル保持手段と、前記ラベル貼付位置
まで前記被貼付物を搬入する被貼付物搬送手段と、この
被貼付物搬送手段によって前記ラベル貼付位置に搬入さ
れる前記被貼付物を検出する被貼付物の検出手段と、前
記被貼付物を検出したときの前記検出手段の出力信号に
基づいて、前記カット手段、前記印刷手段、前記ラベル
搬送手段及び前記ラベル保持手段の駆動を並行して制御
する制御手段とを有する構成としてある。
【0012】この構成によれば、長尺薄膜状のシール部
材に直接所定の印刷を行っているので、シール部材供給
部をコンパクトにすることができるうえ、シール部材に
直接所定の情報を印刷し、印刷した部分を切断してラベ
ルを形成しているので、ラベルと別体の台紙やフィルム
にラベルを貼り付ける作業が不要になり、ラベル貼付の
コストを削減することができる。また、廃棄処分すべき
台紙やフィルムも発生しないので環境保全や省資源の観
点からも好ましい。また、ラベル貼付位置の設定と前記
ラベル貼付位置までのラベル保持手段の移動を制御手段
が行っているので、ラベルの高さや形状、被貼付物に対
するラベルの貼付部位が変化しても、ラベルを正確に被
貼付物の所定部位に貼り付けることが可能になる。さら
に、シール部材への印刷、ラベルの切断形成、ラベルの
搬送、ラベルの保持、ラベルの貼り付けという一連の動
作を、被貼付物の検出手段による被貼付物の搬入確認に
基づいて並行して行っているので、ラベルの貼り付け作
業を高速で行うことが可能になる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記制御手段
は、前記被貼付物の検出手段から検出信号が送信された
ときに前記印刷手段に印刷指令を出力し、印刷終了後に
シール部材を供給するためのシール部材送り指令を出力
し、シール部材送り終了後にシール部材切断指令を出力
し、前記印刷指令の出力と同時にラベル搬送手段にラベ
ル搬送指令を出力し、ラベル搬送終了後にラベル保持手
段にラベルの受取り指令を出力し、ラベルを受け取った
前記ラベル保持手段に前記ラベル貼付位置までの移動指
令を出力する構成としてある。このようにして、シール
部材への印刷、ラベルの形成、ラベルの搬送、ラベルの
保持、ラベルの貼り付けという一連の動作を、検出手段
による被貼付物の搬入確認に基づいて並行して行い、ラ
ベルの貼り付け作業を高速で行うことができるようにな
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記被貼付物の
検出手段は、前記被貼付物の高さを検出する高さ検出部
を有し、前記制御手段は、前記高さ検出部の検出信号に
基づいて前記ラベル貼付位置の設定を行う構成としてあ
る。この構成によれば、搬送されてくる前記被貼付物の
高さが種々変化しても、高さ検出部の検出結果に基づい
て前記ラベル貼付位置を設定することが可能になる。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記制御手段が
前記検出部からの検出信号から前記ラベル貼付位置に搬
入された前記被貼付物の個数をカウントし、所定の数を
超える前記被貼付物が検出されたときには所定の指令を
出力する構成としてある。この構成によれば、ラベルの
供給能力を超える数の被貼付物がラベル貼付位置に搬入
されたときには、例えば、オペレータの注意を促す警報
を発したり、装置を一時停止させる指令を出力して、ラ
ベルの貼付不良や貼付間違いなどの不都合の発生を未然
に防止することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記ラベル搬送
手段から前記ラベル保持手段に前記ラベルを受け渡すラ
ベル授受位置に、前記ラベル保持手段に受け渡されたラ
ベルを検出するラベル受渡し確認手段を設け、前記制御
部は、このラベル受渡し確認手段の検出信号に基づいて
ラベルが前記ラベル搬送手段から前記ラベル保持手段に
受け渡されたか否かを判断し、ラベルが受け渡されてい
ないと判断したときには所定の指令を出力する構成とし
てある。この構成によれば、ラベルを落下させるなどし
て、ラベルがラベル搬送手段からラベル保持手段に確実
に受け渡されないということが生じても、ラベル受渡し
確認手段がこれを検出して検出信号を制御手段に送信
し、制御手段が例えば、オペレータの注意を促す警報を
発したり、装置を一時停止させる指令を出力するので、
ラベル未貼付のまま被貼付物を次工程に送るという不都
合を防止することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、前記ラベル搬送
手段による前記ラベルの搬送途中に、前記ラベルに押圧
力を付与して皺や曲がりを矯正する押さえ部材を設けた
構成としてある。この構成によれば、搬送されるラベル
に皺や曲がりがあっても、押さえ部材が前記皺や曲がり
を矯正するので、前記ラベル保持手段にラベルをより確
実に受け渡すことができるようになるほか、前記被貼付
物にラベルをきれいに貼り付けることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、前記ラベル搬送
手段によって搬送される前記ラベルを前記表面側から案
内するガイド手段を設けた構成としてある。この構成に
よれば、搬送されるラベルに皺や曲がりがあってもガイ
ド部材によってこれら皺や曲がりを矯正することができ
るほか、風やその他の外部力の影響によって搬送途中の
ラベルに皺や曲がりが生じるということを未然に防止す
ることができ、前記ラベル保持手段にラベルをより確実
に受け渡すことができるようになるほか、前記被貼付物
にラベルをきれいに貼り付けることができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、前記カット手段
が前記シール部材を切断する際に、前記シール部材から
切り離される前記シール部材の一部を押さえる第2の押
さえ部材を設けた構成としてある。この構成によれば、
第2の押さえ手段が切断の際にシール部材が曲がらない
ように押さえるので、切断後のラベルに曲がりや皺が発
生するのを未然に防止することができる。
【0020】請求項9に記載の発明は、前記ラベル搬送
手段には、前記ラベルを前記ラベル保持手段に受け渡す
ラベル授受位置に、前記ラベルを前記ラベル搬送手段か
ら剥離するためのラベル剥離手段を設けた構成としてあ
る。この構成によれば、ラベル搬送手段に貼り付けられ
た状態で搬送されてくるラベルをラベル剥離手段がラベ
ル搬送手段から剥がしてラベル保持手段に受け渡すこと
ができるので、ラベルをより確実にラベル保持手段に受
け渡すことができるほか、ラベルの受渡しをスムースに
行うことができるようになる。
【0021】請求項10に記載の発明は、前記ラベル搬
送手段による前記ラベルの搬送経路上に、一つ又は複数
のラベル待機位置を設け、前記ラベル搬送手段の前記ラ
ベルの搬送動作によって前記ラベル待機位置から前記ラ
ベル授受位置に前記ラベルを搬送するようにした構成と
してある。この構成により、ラベル授受位置へのラベル
の搬入時間を短縮することができ、被貼付物へのラベル
の貼り付けさらに高速化することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施
形態にかかるラベル貼付装置の構成を説明する概略斜視
図である。
【0023】ラベル貼付装置は、長尺で薄膜状のシール
部材1をロール状に巻いてなるシール部材供給部101
と、このシール部材供給部101から引き出したシール
部材1の表面に、被貼付物3に関する情報が記憶された
バーコード等を印刷する印刷部102と、この印刷部1
02によって印刷されたシール部材1を一片のラベル2
に切断して形成するカット部103と、このラベル2を
載置して搬送するラベル搬送部104と、このラベル搬
送部104の搬送方向(図中、搬送方向を矢印301で
示す)の先端のラベル授受位置Aでエアの吸引によって
ラベル2を受け取り、ラベル授受位置Aから被貼付物3
にラベル2を受け渡すラベル貼付位置Bまでラベル2を
搬送し、エアの吹出しによってラベル2を被貼付物3に
貼り付けるラベル保持手段としてのラベル保持ヘッド1
05と、被貼付物3をラベル貼付位置Bまで搬送する被
貼付物搬送部106と、この被貼付物搬送部106に沿
って設けられ、被貼付物3の搬送方向(図1中矢印30
2で示す方向)の手前で被貼付物3の通過を検出する検
出手段としての被貼付物通過センサ201とを有してい
る。
【0024】[シール部材供給部]シール部材供給部1
01は、薄膜で長尺状のシール部材1をロール状に巻回
してなる。もちろん、ある程度の長さのシール部材1を
貯蔵して次の印刷部102に供給することができるので
あれば、シール部材供給部101の形態はこれに限ら
ず、例えば、シール部材1を折り畳んで貯蔵するもので
あってもよい。
【0025】シール部材1は、裏面(被貼付物3に貼り
付ける面)全体に接着材が塗布されていて、かつ、サー
マルプリンタ等からなる印刷部102での印刷に適する
ようにPET,PP,塩化ビニル,紙などから形成され
ている。印刷部102がインクジェットやドットプリン
タである場合には、シール部材1は紙で形成するのが好
ましい。
【0026】カット部103は、シール部材1を切断す
るカッタ103aと、このカッタ103aの移動を案内
する案内部103bとから概略構成される。カッタ10
3aは、シリンダ等の図示しない駆動体の駆動によって
案内部103bに案内されながらシール部材1を横切る
方向に移動し、シール部材1を切断する。
【0027】[ラベル搬送部]ラベル搬送部104は、
図示しないモータによって回転される駆動側ローラ11
0と、この駆動側ローラ110の対向位置に配置された
従動側ローラ111と、駆動側ローラ110と従動側ロ
ーラ111との間に配置された案内ローラ112と、こ
れらローラ110,111,112に巻き掛けられた無
端ベルト113とによって概略構成される。そして、前
記モータが駆動することによって無端ベルト113が図
1において反時計回り方向に走行し、ラベル2をカット
部103側からラベル授受位置Aまで搬送する。
【0028】[ラベル搬送部の他の実施形態]ラベル搬
送部104は、ラベル2をカット部103から確実に受
け取り、皺のない一定の姿勢でラベル保持ヘッド105
との授受位置Aまで搬送するのが好ましい。そのため、
図2に示すラベル搬送部104では、搬送の途中でラベ
ル2を表面側から押圧し、皺や曲がりを矯正するための
押さえ手段であるラベル押えローラ501を設けてい
る。
【0029】また、図3に示すラベル搬送部104で
は、カット部103から受け取ったラベル2を、ラベル
授受位置Aに至るまで表面側から押さえつつ案内するガ
イド602を設けている。このガイド602により、ラ
ベル2の皺と曲がりを矯正しつつ、風などの影響による
ラベル2の曲がりや皺の発生及び搬送姿勢の変化を防止
している。
【0030】図4に示すラベル搬送部104では、カッ
ト部103でシール部材1を切断する際に、ラベル2に
皺が生じたり、曲がりが生じたりしないようにするため
の第2の押さえローラ604を、カット部103側に設
けている。第2の押さえローラ604は図中矢印303
の方向に回動自在で、シール部材1の切断時には下方に
回動してシール部材1の先端を押さえ、ラベル2の搬送
時には上方に回動してラベル2から退避する。第2の押
さえローラ604の回動は、エアシリンダやソレノイド
などの駆動体の駆動によって行うことができる。
【0031】図5に示すラベル搬送部104では、ラベ
ル保持ヘッド105にラベル2を受け渡すラベル授受位
置Aに、ラベル2をスムースかつ確実にラベル保持ヘッ
ド105に受け渡すためのラベル剥離板603を設けて
いる。前記したように、ラベル2の裏面には接着材が塗
布されていて、きわめて軽くではあるがラベル2が無端
ベルト113に貼り付けられている。無端ベルト113
として接着材が貼り付きにくい材質のものを選択した
り、無端ベルト113とラベル2との接触面積を小さく
したりして、貼付力をきわめて小さくすることはできる
が、ラベル保持ヘッド105に受け渡す際に、ラベル2
を確実に受け渡すことができなかったり、ラベル2の各
部分の貼付力のばらつきによってラベル2が曲がった
り、皺ができたりするおそれがある。
【0032】そこで、図5に示す実施形態では、ラベル
授受位置Aにラベル剥離手段であるラベル剥離板603
を設けて、無端ベルト113の走行とともにラベル2を
ラベル剥離板603の上に載せ、これによって無端ベル
ト113からラベル2を剥がすようにしている。このよ
うなラベル剥離板603を設ければ、ラベル2を確実に
ラベル保持ヘッド105に受け渡すことができるほか、
皺や曲がりの発生も防止することができる。なお、図2
〜図5に示した手段はいずれを選択してもよく、またこ
れらを適宜に組み合わせてもよい。さらに、上記の実施
形態に限らず、他の形態とすることも可能である。
【0033】[ラベル保持ヘッド]ラベル保持ヘッド1
05は、ラベル搬送部104のラベル授受位置Aと被貼
付物3にラベル2を受け渡すラベル授受位置Aとの間で
進退移動自在であるとともに、エアの吸引によりラベル
2を保持するラベル保持面105aを、ラベル授受位置
A側に向けた下向きの状態と、ラベル貼付位置Bの被貼
付物3側に向けた横向きの状態との間で回動自在であ
る。
【0034】なお、ラベル保持ヘッド105は、被貼付
物3の高さ(この実施形態で「高さ」とは、ラベル2を
貼り付ける被貼付物3の面に対して直交する方向の寸法
をいう)の変化に応じて変化するラベル貼付位置Bにラ
ベル2を正確に位置決めできるように、例えば、ラック
・ピニオン機構とサーボモータとを組み合わせてなる図
示しない進退移動手段によって進退移動されるようにな
っている。そして、ラベル保持ヘッド105に保持され
たラベル2がラベル貼付位置Bまで達したか否は、前記
サーボモータを駆動させるパルス数をカウントしたり、
位置エンコーダやセンサの検出信号によって、制御部4
が判断する。
【0035】ラベル搬送部104によるラベル2の搬送
時には、ラベル保持ヘッド105は任意の待機位置で待
機している。ラベル2がラベル授受位置Aまで搬送され
てくると、ラベル保持ヘッド105は前記待機位置から
ラベル授受位置Aまで移動する。そして、ラベル保持面
105aからエアを吸引して、ラベル授受位置Aのラベ
ル2をラベル保持面105aに吸着する。この後、ラベ
ル保持ヘッド105のラベル吸着面105aを下向きか
ら横向きに回転させながら、ラベル授受位置Aからラベ
ル貼付位置Bまで移動する。ラベル貼付位置Bでは、エ
アの吹出しによって被貼付物3にラベル2を受け渡すと
ともにラベル2を被貼付物3に貼り付ける。
【0036】[被貼付物通過センサ]この実施形態にお
ける被貼付物通過センサ201は、放射した赤外線を被
貼付物搬送部106によって搬送されてくる被貼付物3
が遮ることによって、被貼付物3の通過、すなわち被貼
付物3のラベル貼付位置Bへの搬入を検出する赤外線セ
ンサである。もちろん、被貼付物3の通過を検出するこ
とができるものであれば、被貼付物通過センサ201は
上記の赤外線センサに限らず、超音波センサや光反射セ
ンサなど他のセンサを用いてもよい。
【0037】上記構成により、この実施形態のラベル貼
付装置は以下のように作用する。印刷部102で印刷が
終了すると、印刷部102に設けられた図示しない送り
ローラの作用によってシール部材1が印刷部102から
送り出されるとともに、シール部材供給部101から新
たなシール部材1が巻き出される。
【0038】シール部材1の送り出しによって、シール
部材1の先端がカット部103を超えてラベル搬送部1
04の端部に載置される。シール部材1の裏面には接着
材が塗布されているので、シール部材1は無端ベルト1
13の表面に軽く貼り付けられた状態で載置されること
になる。
【0039】この後、カット部103の図示しない駆動
体が駆動してカッタ103aを移動させ、シール部材1
を切断してラベル2を形成する。ラベル2は無端ベルト
113の上に載置されている状態なので、ラベル搬送部
104の前記モータを駆動させることで、ラベル授受位
置Aまで移動させることができる。なお、図1に示すよ
うに、ラベル授受位置Aに至るまでの搬送途中に一つ又
は複数の待機位置Cを設け、この待機位置Cのラベル2
をラベル授受位置Aに順送りするように前記モータの駆
動を制御してもよい。
【0040】ラベル授受位置Aでは、ラベル保持ヘッド
105のエアの吸引によって、ラベル2が無端ベルト1
13からラベル保持ヘッド105に受け渡される。ラベ
ル2は無端ベルト113にきわめて軽く貼り付けられて
いるだけなので、ラベル保持ヘッド105からのエアの
吸引だけで、ラベル2をラベル保持ヘッド105に受け
渡すことができる。
【0041】図2〜図5に示したような押さえローラ6
01やガイド部材602、第2の押さえローラ604を
設けることにより、ラベル2の皺や曲がりを矯正するこ
とができる。また、ガイド部材602によって、搬送途
中におけるラベル2の曲がりや皺の発生を未然に防止す
ることができる。また、図6に示したようなラベル剥離
板603を設けることで、無端ベルト113からラベル
2を剥がしやすくして、確実にラベル保持ヘッド105
に受け渡すようにすることができる。
【0042】ところで、上記した印刷部102、カット
部103、ラベル搬送部104、ラベル保持ヘッド10
5等の駆動は、被貼付物通過センサ201の検出信号に
基づいて、制御部4によって並列に制御される。制御部
4と印刷部102、カット部103、ラベル搬送部10
4、ラベル保持ヘッド105及び被貼付物通過センサ2
01とは、それぞれ信号線401,402,403,4
04及び405で接続され、信号線401,402,4
03,404を介して、制御部4の指令信号が各部に送
信される。また、信号線405を介して被貼付物通過セ
ンサ201の検出信号が制御部4に送信される。以下、
この実施形態の制御部4の制御手順について詳しく説明
する。
【0043】図6は、図1のラベル貼付装置の各部の駆
動を制御する制御部の制御手順を説明するフローチャー
トである。被貼付物通過センサ201がラベル2の通過
を検出すると(ステップS1)、制御部4は印刷部10
2に印刷指令を出力する(ステップS2)とともに、ラ
ベル搬送部105にラベル2の搬送指令を出力する(ス
テップS3)。これにより、印刷部102でシール部材
1にバーコードなどが印刷されるとともに、カット部1
03でシール部材1を切断して形成されたラベル2が、
ラベル搬送部104によって図1中矢印301の方向に
搬送される。
【0044】印刷が終了すると(ステップS4)、ラベ
ル搬送部104によるラベル2の搬送が終了しているこ
とを条件に(ステップS5)、制御部4は印刷部102
に設けられた送りローラを駆動する指令を出力し(ステ
ップS6)、シール部材1を1ラベル分だけ送る。シー
ル部材1の送りが完了すれば(ステップS7)、カット
部103のカッタ103aを移動させるシール部材切断
指令を出力して(ステップS8)、シール部材1を切断
する。
【0045】一方、ラベル搬送部104による搬送が終
了すれば(ステップS9)、制御部4はラベル保持ヘッ
ド105に対してエアの吸引を開始させる指令を出力す
る(ステップS10)とともに、任意の待機位置からラ
ベル授受位置Aまで移動させる移動指令を出力する(ス
テップS11)。これにより、ラベル保持ヘッド105
がラベル授受位置Aに移動し、ラベル2をラベル授受位
置Aから受け取って保持する。
【0046】この後、制御部4は、ラベル保持ヘッド1
05を下向きの状態から横向きの状態まで回転させなが
ら、ラベル貼付位置Bの被貼付物3に向けてラベル保持
ヘッド105を移動させるための回転・移動指令を出力
する(ステップS12)。ラベル保持ヘッド105がラ
ベル貼付位置Bまで移動すると(ステップS13)、制
御部4はラベル保持ヘッド105にエアの吹出し指令を
出力し(ステップS14)、ラベル2を被貼付物3に受
け渡して被貼付物3の所定部位にラベル2を貼り付け
る。
【0047】以上のようにして、一回の貼付動作を終了
するが、上記したステップS1〜ステップS14を繰り
返すことによって、被貼付物搬送部106によって搬送
される被貼付物3に順番にラベル2が貼り付けられる。
【0048】[第2の実施形態]次に、本発明のラベル
貼付装置の他の実施形態を、図7及び図8にしたがって
説明する。図7は本発明の第2の実施形態にかかるラベ
ル貼付装置の構成を説明する概略斜視図、図8は図7の
ラベル貼付装置に設けられる制御部の制御手順を説明す
るフローチャートである。
【0049】図7において図1のラベル貼付装置と同一
部位及び同一部材には同一の符号を付して詳しい説明は
省略する。この第2の実施形態で第1の実施形態と異な
るところは、ラベル貼付位置Bの手前に、被貼付物通過
センサ201の他に被貼付物の高さを検出する高さセン
サ202が設けられていて、この高さセンサ202と制
御部4とが信号線404で接続され、高さセンサ202
の検出信号に基づいて制御部4がラベル貼付位置Bを設
定しなおす点である。この高さセンサ202は、被貼付
物3の高さを検出することができるものであれば、レー
ザ変位計や超音波測距センサなど種々のものを用いるこ
とができる。
【0050】制御部4の動作としては、基本的には図6
で示したフローチャートと同じであるため、図6のフロ
ーチャートと同一の部分には同一の符号を付し詳しい説
明は省略する。第1の実施形態では、搬送されてくる被
貼付物3の高さに関するデータが予め与えられていて、
このデータにしたがってラベル貼付位置Bがその都度設
定されるようになっている。
【0051】これに対し、この第2の実施形態では、被
貼付物3の通過があったときに、高さセンサ202で被
貼付物3の高さを測定し(ステップS15)、その測定
結果に基づいて制御部4がラベル貼付位置Bを設定する
(ステップS16)ようにしている。したがって、この
第2の実施形態によれば、被貼付物3の高さがランダム
に変化しても、この高さの変化に応じてラベル貼付位置
Bを設定してラベル2の貼り付けを可能にしている。ま
た、被貼付物3の高さに関するデータを入力する手間も
省くことができるという利点もある。
【0052】[第3の実施形態]次に本発明の第3の実
施形態を、図9にしたがって説明する。図9は本発明の
第3の実施形態にかかるラベル貼付装置の制御手順を説
明するフローチャートである。
【0053】この第3の実施形態は、第1及び第2の実
施形態のいずれのラベル貼付装置にも適用が可能である
が、ここでは、説明の便宜のため、第1の実施形態のラ
ベル貼付装置(図1参照)を前提として説明する。ま
た、図9のフローチャートにおいて図6のフローチャー
トと同一の部分には同一の符号を付して詳しい説明は省
略する。
【0054】第3の実施形態において第1及び第2の実
施形態と異なるところは、ラベル貼付位置Bに複数の被
貼付物3が搬入された場合に、被貼付物3の供給過剰を
オペレータに報知する点である。ラベル2の貼付作業が
開始されると、被貼付物3の通過を被貼付物通過センサ
201が検出するとともに、通過した被貼付物3の個数
がカウントされる(ステップS17)。このカウント数
が2回以上であれば、制御部4は2つ以上の被貼付物3
がラベル貼付位置Bに搬入されたと判断して(ステップ
S18)、被貼付物3の過剰供給を、例えば表示灯やデ
ィスプレイ表示などでオペレータに報知する(ステップ
S19)。被貼付物3の過剰供給があったときは、ラベ
ル貼付装置を一時停止させる(ステップS20)などし
て、被貼付物3へのラベル2の貼付不良の発生を防止す
るようにするとよい。
【0055】[第4の実施形態]次に本発明の第4の実
施形態を、図10及び図11にしたがって説明する。図
10は、本発明の第4の実施形態にかかるラベル貼付装
置のラベル搬送部の側面図、図11は、第4の実施形態
における制御手順を説明するフローチャートである。
【0056】この実施形態では、図10に示すようにラ
ベル授受位置Aにラベル受渡し確認センサ203が設け
られていて、このラベル受渡し確認センサ203でラベ
ル2がラベル保持ヘッド105に受け渡されたか否かを
確認している。なお、図10では、ラベル授受位置Aに
ラベル剥離板503を設けたラベル搬送部104を図示
しているが、図2〜図5で示した他のラベル搬送部10
4についてもこの実施形態を適用することができること
は勿論である。
【0057】この実施形態における制御部4の制御手順
を、図11のフローチャートにしたがって説明する。図
11のフローチャートにおいても、図6のフローチャー
トと同一の部位には同一の符号を付して詳しい説明は省
略する。この実施形態では、ラベル保持ヘッド105を
ラベル授受位置Aまで移動させた後に、ラベル受渡し確
認センサ203からの出力信号によってラベル2の授受
確認を行い(ステップS21)、ラベル2がラベル保持
ヘッド105に受け渡されていれば、ステップS12以
後の処理を行う。ラベル2が受け渡されていなければ、
エラー信号を出力して表示灯やディスプレイ表示などで
オペレータの注意を促し(ステップS22)、その後、
ラベル貼付装置を一時停止させる(ステップS23)。
【0058】このようにすれば、ラベル搬送部104か
らラベル保持ヘッド105へのラベル2の受け渡しミス
や、ラベル2の落下によるラベル2の貼付不良の発生を
未然に防止することができる。
【0059】本発明の好適な実施形態について説明して
きたが、本発明は上記の実施形態により何ら限定される
ものではない。例えば、上記の実施形態では、シール部
材供給部101、印刷部102,カット部103及びラ
ベル保持ヘッド105等は各々一台づつ設けられてい
て、一回の貼付作業において被貼付物3を一つづつ送り
ながらラベル2を貼り付けるものとして説明したが、シ
ール部材供給部101、印刷部102,カット部103
及びラベル保持ヘッド105等を複数設け、これらを並
列に制御するようにすれば、一回の貼付作業で複数の被
貼付物3を同時に送ってラベル2を貼り付けることも可
能になり、さらにラベル2の貼付作業を高速化すること
が可能になる。
【0060】また、上記の説明でシール部材1は、裏面
全体に接着材が予め塗布されているものとして説明した
が、接着材の塗布は印刷前あるいは印刷後に行うものと
してもよく、さらに、接着材を塗布する代わりに、両面
に粘着性を有する粘着テープをシール部材1の裏面に貼
り付けるものとしてもよい。
【0061】さらに、上記の説明では、ラベル搬送部1
04はラベル2を水平状態に載置して搬送することを前
提にしているが、ラベル2の裏面には接着材が塗布さ
れ、この接着材によってラベル2が無端ベルト113に
軽く貼り付けられるので、必ずしも水平状態を保持して
ラベル2を搬送する必要はなく、ラベル授受位置Aとラ
ベル貼付位置Bとの位置関係や、ラベル保持ヘッド10
5の動作形態、ラベル搬送部104の配置形態やその他
の装置構成等によって適宜の状態を選択することができ
る。
【0062】
【発明の効果】本発明は、長尺で薄いシール部材に直接
所定の印刷を行っているので、シール部材供給手段をコ
ンパクにすることが可能になり、装置の小型化を図るこ
とができる。また、ラベルを印刷してラベルと別体の台
紙やフィルムに貼り付ける作業が不要になるので、ラベ
ル貼付のコストを削減することができる。
【0063】さらに、ラベル貼付位置の設定と前記ラベ
ル貼付位置までのラベル保持手段の移動を制御手段が行
っているので、ラベルの高さや形状、被貼付物に対する
ラベルの貼付部位が変化しても、被貼付物の所定部位に
ラベルを正確に貼り付けることができる。
【0064】また、シール部材への印刷、ラベルの切断
形成、ラベルの搬送、ラベルの保持、ラベルの貼り付け
という一連の動作を、被貼付物の検出手段による被貼付
物の搬入確認に基づいて並行して行っているので、ラベ
ルの貼り付け作業を高速で行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるラベル貼付装置の
構成を説明する概略斜視図である。
【図2】ラベルの曲がりや皺の発生を防止するために、
搬送途中に押さえローラを設けたラベル搬送部の一実施
形態にかかる側面図である。
【図3】ラベルの曲がりや皺の発生及び位置ずれを防止
するために、搬送面の上方にカバーを設けたラベル搬送
部の一実施形態にかかる側面図である。
【図4】ラベルの曲がりや皺の発生及び位置ずれを防止
するために、カット部の近傍にシール部材の先端を押さ
える押さえローラを設けたラベル搬送部の一実施形態に
かかる側面図である。
【図5】ラベルを確実にラベル保持ヘッドに受け渡すた
めに、ラベル授受位置にラベル剥離板を設けたラベル搬
送部の一実施形態にかかる側面図である。
【図6】図1のラベル貼付装置の駆動を制御する制御部
の制御手順を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかるラベル貼付装
置の構成を説明する概略斜視図である。
【図8】図7のラベル貼付装置の駆動を制御する制御部
の制御手順を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態にかかるラベル貼付装
置の制御手順を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態にかかり、ラベル搬
送部の側面図である。
【図11】第4の実施形態における制御手順を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 シール部材 2 ラベル 3 被貼付物 4 制御部 101 シール部材供給部 102 印刷部 103 カット部 104 ラベル搬送部 105 ラベル保持ヘッド(ラベル保持手段) 106 被貼付物搬送部 201 被貼付物通過センサ(被貼付物検出手段) 202 高さセンサ(高さ検出手段) 203 ラベル受渡し確認センサ(ラベル受渡し確認手
段) 601 押さえローラ 602 ガイド部材 603 ラベル剥離板 604 第2の押さえローラ A ラベル授受位置 B ラベル貼付位置 C 待機位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被貼付物に関する情報が印刷表示された
    ラベルを、前記被貼付物まで搬送して前記被貼付物の所
    定部位に貼り付けるラベル貼付装置において、 長尺薄膜状のシール部材を供給するシール部材供給手段
    と、 このシール部材供給手段から引き出された前記シール部
    材の表面に前記印刷を施す印刷手段と、 この印刷手段で印刷された前記シール部材の一部を切断
    して前記ラベルを形成するカット手段と、 このラベルを載置してラベル授受位置まで搬送するラベ
    ル搬送手段と、 前記ラベル授受位置で前記ラベルを受け取って保持し、
    前記被貼付物まで前記ラベルを搬送し、前記被貼付物に
    前記ラベルを貼り付けるラベル貼付位置で前記ラベルを
    前記被貼付物に受け渡すラベル保持手段と、 前記ラベル貼付位置まで前記被貼付物を搬入する被貼付
    物搬送手段と、 この被貼付物搬送手段によって前記ラベル貼付位置に搬
    入される前記被貼付物を検出する被貼付物の検出手段
    と、 前記被貼付物を検出したときの前記検出手段の出力信号
    に基づいて、前記カット手段、前記印刷手段、前記ラベ
    ル搬送手段及び前記ラベル保持手段の駆動を並行して制
    御する制御手段と、 を有することを特徴とするラベル貼付装置
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記被貼付物の検出手
    段から検出信号が送信されたときに前記印刷手段に印刷
    指令を出力し、印刷終了後にシール部材を供給するため
    のシール部材送り指令を出力し、シール部材送り終了後
    にシール部材切断指令を出力し、前記印刷指令の出力と
    同時にラベル搬送手段にラベル搬送指令を出力し、ラベ
    ル搬送終了後にラベル保持手段にラベルの受取り指令を
    出力し、ラベルを受け取った前記ラベル保持手段に前記
    ラベル貼付位置までの移動指令を出力すること、 を特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記被貼付物の検出手段は、前記被貼付
    物の高さを検出する高さ検出部を有し、前記制御手段
    は、前記高さ検出部の検出信号に基づいて前記貼付位置
    の設定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    ラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記検出部からの検出
    信号から前記ラベル貼付位置に搬入された前記被貼付物
    の個数をカウントし、所定の数を超える前記被貼付物が
    検出されたときには所定の指令を出力することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記ラベル搬送手段から前記ラベル保持
    手段に前記ラベルを受け渡すラベル授受位置に、前記ラ
    ベル保持手段に受け渡されたラベルを検出するラベル受
    渡し確認手段を設け、前記制御部は、このラベル受渡し
    確認手段の検出信号に基づいてラベルが前記ラベル搬送
    手段から前記ラベル保持手段に受け渡されたか否かを判
    断し、ラベルが受け渡されていないと判断したときには
    所定の指令を出力することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のラベル貼付装置。
  6. 【請求項6】 前記ラベル搬送手段による前記ラベルの
    搬送途中に、前記ラベルに押圧力を付与して皺や曲がり
    を矯正する押さえ部材を設けたことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載のラベル貼付装置。
  7. 【請求項7】 前記ラベル搬送手段によって搬送される
    前記ラベルを前記表面側から案内するガイド手段を設け
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のラ
    ベル貼付装置。
  8. 【請求項8】 前記カット手段が前記シール部材を切断
    する際に、前記シール部材から切り離される前記シール
    部材の一部を押さえる第2の押さえ部材を設けたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のラベル貼付
    装置。
  9. 【請求項9】 前記ラベル搬送手段には、前記ラベルを
    前記ラベル保持手段に受け渡すラベル授受位置に、前記
    ラベルを前記ラベル搬送手段から剥離するためのラベル
    剥離手段を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載のラベル貼付装置。
  10. 【請求項10】 前記ラベル搬送手段による前記ラベル
    の搬送経路上に、一つ又は複数のラベル待機位置を設
    け、前記ラベル搬送手段の前記ラベルの搬送動作によっ
    て前記ラベル待機位置から前記ラベル授受位置に前記ラ
    ベルを搬送するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    9のいずれかに記載のラベル貼付装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051780A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 株式会社東芝 ラベル貼付け装置および紙葉類処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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