JP2001031022A - ラベル引渡機構及びそのラベル引渡機構を備えたラベル装着装置 - Google Patents

ラベル引渡機構及びそのラベル引渡機構を備えたラベル装着装置

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JP2001031022A
JP2001031022A JP19997599A JP19997599A JP2001031022A JP 2001031022 A JP2001031022 A JP 2001031022A JP 19997599 A JP19997599 A JP 19997599A JP 19997599 A JP19997599 A JP 19997599A JP 2001031022 A JP2001031022 A JP 2001031022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構でラベルの引き渡しの際にラベルに
捻りを加えることのできるラベル引渡機構及びそのラベ
ル引渡機構を備えたラベル装着装置を提供する。 【解決手段】シート状に折り畳まれた筒状のラベルL
を、その一方の面を吸引保持した状態で円軌道上を移動
しながらラベル引渡位置βまで搬送するラベル搬送部材
44と、ラベル引渡位置βでラベル搬送部材44の移動
経路に接する円軌道上を移動するクランプ部材51とを
備え、ラベル搬送部材44によってラベル引渡位置βま
で搬送されてきたラベルLの他方の面をクランプ部材5
1が吸引保持した後、ラベル搬送部材44が、カム機構
によって、クランプ部材51との間隔を略同一間隔に保
ちながら、ラベル引渡位置βから所定の距離を移動する
ことでラベルLに捻りを加えた後、ラベル搬送部材44
からクランプ部材51にラベルLが引き渡されるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状に折り
畳まれた筒状のラベルを吸引保持して搬送するラベル搬
送部材からラベル受取部材にラベルを引き渡すラベル引
渡機構及びそのラベル引渡機構を備えたラベル装着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】瓶やボトル等の被装着体の外周面に筒状
のラベルを装着するラベル装着装置としては、シート状
に折り畳まれた筒状のラベルが連続的に繋がった合成樹
脂フィルムからなる長尺帯状のラベル形成基材を所定長
に切断することで個別のラベルを順次形成するラベル形
成手段と、シート状に折り畳まれたラベルを筒状に開口
するラベル開口手段と、ラベル形成手段によって順次形
成される個別のラベルを、ラベル形成手段から受け取っ
てラベル開口手段に引き渡すラベル受渡手段とを備えた
ものがあり、ラベル開口手段によって筒状に開口された
ラベルがボトル等の被装着体の胴部に嵌挿されることで
装着されるようになっている。
【0003】前記ラベル受渡手段は、ラベルの供給位置
と引渡位置とを通る所定の円軌道上を移動するラベル搬
送部材を備えており、このラベル搬送部材がラベル形成
手段によって形成されたラベルを供給位置において吸引
保持することによって受け取り、引渡位置まで搬送する
ようになっている。
【0004】前記ラベル開口手段は、引渡位置において
ラベル搬送部材の移動経路に接する円軌道上を移動す
る、先端部にラベルを吸引保持するための吸引部がそれ
ぞれ設けられたクランプ部材を備えており、ラベル搬送
部材によって引渡位置まで搬送されてきたラベルを、そ
の引渡位置においてラベル搬送部材と同一方向に移動す
るクランプ部材が吸引把持することで、ラベル搬送部材
からクランプ部材にラベルが引き渡され、そのクランプ
部材を開成させることでラベルの両面が相互に離間して
ラベルが開口されるようになっている。
【0005】ところで、上述したように、長尺帯状のラ
ベル形成基材をロータリカッタ等によって切断すると、
その切断部分が融着(擬似接着)されるので、このよう
にして形成された個別のラベルをクランプ部材によって
吸引把持した後に開成させるだけでは、切断部分に生じ
た融着(擬似接着)状態を容易に解除することができ
ず、確実かつ十分にラベルを開口することができなかっ
た。特に、ラベル自体が付着力の強いポリエチレン系フ
ィルムによって形成されている場合や、ラベルを瞬時に
開口しなければならないような高速で運転されるラベル
装着装置では、ラベルの開口不良が顕著に現れることに
なる。
【0006】このため、従来は、ラベルを吸引把持した
後、クランプ部材を即座に開成するのではなく、まず、
ラベルを吸引把持した状態でクランプ部材を相互にスラ
イドさせてラベルに捻りを加えることによってラベルの
切断部分に生じた融着(擬似接着)状態を解除した後、
クランプ部材を開成することで確実にラベルを開口する
ようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、クランプ部材に開閉機能とスライド機能とを
付与しようとすると、クランプ部材の駆動機構が複雑に
なってラベル開口手段が大型化し、特に、多数の装着ヘ
ッドを備えたロータリ型のラベル装着装置では、各装着
ヘッドにそれぞれラベル開口手段を搭載しなければなら
ないので、装置全体をコンパクトにすることができない
といった問題がある。
【0008】そこで、この発明の課題は、簡単な機構で
ラベルの引き渡しの際にラベルに捻りを加えることので
きるラベル引渡機構及びそのラベル引渡機構を備えたラ
ベル装着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、シート状に折り畳まれた
筒状のラベルを、吸引保持した状態で円軌道上を移動し
ながら引渡位置まで搬送するラベル搬送部材と、前記引
渡位置で前記ラベル搬送部材の移動経路に接する円軌道
上を移動するラベル受取部材とを備え、前記ラベル搬送
部材によって前記引渡位置まで搬送されてきた前記ラベ
ルを、その引渡位置において前記ラベル搬送部材と同一
方向に移動する前記ラベル受取部材が吸引保持すること
によって、前記ラベル搬送部材から前記ラベル受取部材
に前記ラベルを引き渡すようにしたラベル引渡機構にお
いて、前記ラベル搬送部材が前記ラベルの一方の面を、
前記ラベル受取部材が前記ラベルの他方の面をそれぞれ
吸引保持するようにし、前記引渡位置において前記ラベ
ルをそれぞれ吸引保持した前記ラベル搬送部材及び前記
ラベル受取部材が、両者の相対間隔を略同一間隔に保ち
ながら、前記引渡位置から所定の距離を移動するような
構成を採用したのである。
【0010】なお、ここにいう「シート状に折り畳まれ
た筒状のラベル」には、ボトル等の容器の胴部に装着さ
れるストレッチラベルやシュリンクラベル等のラベル以
外に容器の口部分に装着されるキャップシール等の種々
の筒状フィルムも含まれる。
【0011】また、ラベル搬送部材及びラベル受取部材
がそれぞれ移動する「円軌道」は、真円状の軌道に限定
されるものではなく、楕円状の軌道も含まれる。さら
に、それぞれの軌道の円弧部分が引渡位置において接し
ているのであれば、一部に直線部分が含まれていてもよ
い。
【0012】また、ラベル搬送部材及びラベル受取部材
は、両者の相対間隔を略同一間隔に保ちながら、引渡位
置から所定の距離を移動するので、厳密に言えば完全に
「円軌道」上を移動するわけではないが、ここにいう
「円軌道」は、そういった微妙なずれを許容するもので
ある。
【0013】以上のように構成されたラベル引渡機構で
は、ラベル搬送部材によって一方の面が吸引保持された
状態でラベルが引渡位置まで搬送されてくると、その引
渡位置において、ラベル受取部材がラベルの他方の面を
吸引保持した後、ラベル搬送部材とラベル受取部材とが
双方の相対間隔を略一定間隔に保ちながら所定の距離を
移動することになる。
【0014】ラベル搬送部材の移動経路とラベル受取部
材の移動経路とは引渡位置において相互に接しているの
で、引渡位置から離れるに従ってラベル搬送部材とラベ
ル受取部材とは相互に離反することになるが、上述した
ように、引渡位置から所定の距離を移動する間は、ラベ
ル搬送部材とラベル受取部材とが両者の間隔を略一定間
隔に保っているので、ラベルに対する双方の吸引保持状
態が解除されることがなく、引渡位置から離れるに従っ
て、ラベルの吸引面が相互に逆方向(吸引面をスライド
させる方向)に引っ張られることになり、これによって
ラベルに捻りが加えられる。このようにして、引渡位置
から所定の距離を移動する間にラベルに捻りが加えられ
た後、ラベル受取部材にラベルが引き渡されることにな
る。
【0015】上述したようなラベル引渡機構をラベル装
着装置に採用すると、個別のラベルを形成するために長
尺帯状のラベル形成基材を所定長に切断する際に生じる
ラベルの切断部分の融着(擬似接着)状態が、ラベル受
取部材であるクランプ部材等にラベルを引き渡す際に加
えられる捻り動作によって解除されることになり、その
後に行われるラベルの開口作業の中でラベルに捻りを加
える必要がなくなると共に、カム機構等の簡単な機構を
用いて、ラベル搬送部材またはラベル受取部材であるク
ランプ部材等のいずれかの動きを調整することにより、
双方の相対間隔を略一定間隔に保ちながら所定の距離を
移動させることができるので、従来のラベル装着装置の
ように、ラベルに捻りを加えるためのスライド機能をク
ランプ部材等に付与する必要がなく、装置全体をコンパ
クトにすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、PETボトル(以下、ボト
ルという。)Bにポリエチレン系樹脂製の弾性伸縮性フ
ィルムによって形成された筒状のストレッチラベル(以
下、ラベルという。)Lを装着するためのラベル装着装
置1を示しており、このラベル装着装置1は、ベルトコ
ンベア70、スターホイール21、スクリューコンベア
22及びスターホイール23からなるボトル供給手段2
と、基材繰出部31によって基材ロールから繰り出され
た長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラベルL
を形成し、そのラベルLをラベル供給位置αに順次供給
するラベル供給手段3と、このラベル供給手段3によっ
てラベル供給位置αに供給されたラベルLを受け取って
ラベル引渡位置βに搬送するラベル受渡手段4と、ボト
ル供給位置γにおいて前記ボトル供給手段2から供給さ
れたボトルBを受け取り、ボトル送出位置δまで搬送す
ると共に、前記ラベル受渡手段4によって搬送されてき
たラベルLをラベル引渡位置βにおいて受け取り、ボト
ルBをボトル供給位置γからボトル送出位置δまで搬送
する間に、ラベルLをボトルBに装着するロータリ型の
ラベル装着手段5と、このラベル装着手段5によってラ
ベルLが装着されたボトルBを搬出する、スターホイー
ル61、スクリューコンベア62及びベルトコンベア7
0からなるボトル搬出手段6とから構成されている。
【0017】なお、前記ラベル形成基材Mは、ボトルB
に装着する筒状のラベルLが連続的に繋がったものであ
り、前記基材繰出部31においてはシート状に折り畳ん
だ状態でドラムに巻回されている。また、基材繰出部3
1から繰り出されたシート状のラベル形成基材Mは、ボ
トルBにラベルLを装着する際に再び筒状に開きやすく
するために、その供給途中において折り返すことで折り
畳み位置を変化させるようにしている(図1参照)。
【0018】前記ラベル受渡手段4は、図1及び図2
(a)、(b)に示すように、図示しない駆動源によっ
て回転する中心軸(図示せず)から放射状に張り出した
複数の支持アーム41と、この支持アーム41に支持軸
42を介して揺動自在に支持された揺動アーム43と、
この揺動アーム43の先端部に取り付けられた、ラベル
Lを吸引保持する吸引口44aを有するラベル搬送部材
44と、揺動アーム43の支持軸42に固定されたアー
ム45の先端部に取り付けられたカムフォロア46と、
このカムフォロア46が嵌り込むカム溝47とから構成
されており、ラベル搬送部材44は、カムフォロア46
及びカム溝47からなるカム機構によって適宜揺動しな
がら、ラベル供給位置αとラベル引渡位置βとを通る円
軌道上を移動するようになっている。
【0019】前記ラベル装着手段5は、図1に示すよう
に、回転軸(図示せず)から放射状に張り出した複数の
支持アーム(図示せず)を介して、回転軸を中心とした
同心円上に一定間隔で取り付けられた多数のラベル装着
ヘッド50を備えており、各ラベル装着ヘッド50は、
図3に示すように、ラベル引渡位置βにおいてシート状
に折り畳まれた筒状のラベルLを受け取って開口する一
対の開閉可能なクランプ部材51を有するラベル開口機
構と、このラベル開口機構によって開口されたラベルL
を、ボトルBの外径より大きく拡開する開閉爪53を有
するラベル拡開機構と、ボトル供給位置γにおいてボト
ルBが載置された昇降台54を上昇させることによっ
て、拡開されたラベルLにボトルBを挿入するボトル昇
降機構とを備えている。なお、開閉爪53はラベル装着
レベルに固定設置されているが、クランプ部材51は、
上下動することによって開閉爪53に対して接近離反す
ることができるようになっている。
【0020】前記ラベル開口機構を構成するクランプ部
材51は、図4(a)、(b)に示すように、ラベルL
を把持する把持部52にラベルLを吸引保持する吸引口
52aがそれぞれ設けられており、シート状に折り畳ま
れたラベルLを把持部52によって吸引把持した状態
で、クランプ部材51を開成することによってラベルL
を筒状に開口させるようになっている。
【0021】また、このクランプ部材51は、ラベル装
着ヘッド50が移動することに伴って所定の円軌道上を
移動することになるが、把持部52の移動経路がラベル
引渡位置βにおいてラベル搬送部材44の移動経路に接
するようになっており、図1に矢印で示すように、ラベ
ル装着ヘッド50とラベル搬送部材44とは、ラベル引
渡位置βにおいて双方の移動方向が一致するようにそれ
ぞれの回転方向が設定されている。
【0022】以下、ラベル受渡手段4のラベル搬送部材
44からラベル受取部材であるラベル開口手段5のクラ
ンプ部材51へのラベルLの引渡動作について、図5〜
図8を参照しながら説明する。図5(a)に示すよう
に、開成状態のクランプ部材51とラベルLを吸引保持
したラベル搬送部材44とがラベル引渡位置βに接近す
ると、カムフォロア46及びカム溝47からなるカム機
構によってラベル搬送部材44をその移動方向の前方側
に徐々に揺動させることによってラベル搬送部材44の
移動速度を速めながら開成状態のクランプ部材51の間
にラベル搬送部材44を円滑に侵入させる。なお、図5
〜図8では、揺動させなかった場合のラベル搬送部材4
4の位置を一点鎖線で示している。
【0023】ラベル搬送部材44が開成状態のクランプ
部材51の間に侵入すると、同図(b)に示すように、
カム機構によってラベル搬送部材44をその移動方向の
後方側に僅かに揺動させることでラベル搬送部材44の
移動速度を僅かに遅くした後、図6(a)に示すよう
に、カム機構によってラベル搬送部材44を移動方向の
前方側に再び揺動させながらラベル搬送部材44の移動
速度を調整することで、双方の移動経路が接しているラ
ベル引渡位置βにおいて、ラベル搬送部材44に吸引保
持されているラベルLをクランプ部材51の一方の把持
部52に接触させ、ラベルLの搬送方向の前面側をクラ
ンプ部材51に吸引保持させる。従って、ラベル引渡位
置βでは、ラベルLの後面側がラベル搬送部材44に、
ラベルLの前面側がクランプ部材51の一方の把持部5
2にそれぞれ吸引保持された状態となっている。
【0024】その後は、同図(b)及び図7(a)に示
すように、ラベル搬送部材44及びクランプ部材51の
双方がラベルLを吸引保持した状態で相互に離反しなが
ら、ラベル引渡位置βから離れていくことになるが、こ
のとき、ラベルLを吸引保持しているラベル搬送部材4
4とクランプ部材51との間隔が略一定間隔に保たれる
ように、カム機構によってラベル搬送部材44を移動方
向の後方側に揺動させながら移動速度を遅くした状態で
所定距離だけラベル搬送手段44を移動させる。
【0025】こうすることによって、ラベル搬送部材4
4及びクランプ部材51の双方のラベルLに対する吸引
保持状態が維持され、ラベル搬送部材44及びクランプ
部材51がラベル引渡位置βから離れるに従って、ラベ
ルLの吸引面が相互に逆方向(吸引面をスライドさせる
方向)に引っ張られることになるので、図6(b)及び
図7(a)に示すように、ラベルLに捻りが加えられ、
ラベル形成基材Mを切断することによってラベルLを形
成する際に生じる切断部分の融着(擬似接着)状態が解
除される。
【0026】その後、図7(b)に示すように、カム機
構によってラベル搬送部材44を移動方向の後方側に揺
動させながらラベル搬送部材44の移動速度を遅くする
ことで、ラベル搬送部材44のラベルLに対する吸引が
解除され、図8に示すように、ラベル搬送部材44がク
ランプ部材51の間から抜け出した後に、クランプ部材
51を閉成することによってラベルLを把持すると、切
断部分の融着(擬似接着)状態が解除されたラベルLが
クランプ部材51に完全に引き渡される。
【0027】このようにしてラベルLがクランプ部材5
1に引き渡された後は、以下のようにしてラベルLがボ
トルBに装着される。まず、図9(a)に示すように、
ラベル引渡位置βにおいてラベルLがクランプ部材51
に引き渡されると、その状態のままボトル送出位置δま
でラベルLが搬送される。なお、このとき、昇降台54
には、前工程でラベルLが装着されたボトルBが載置さ
れており、同図(b)に示すように、ボトル送出位置δ
において、ラベルLが装着されたボトルBがボトル搬出
手段6に引き渡される。
【0028】そして、同図(b)に示すように、ボトル
送出位置δではラベルLを把持しているクランプ部材5
1が開成することで、ラベルLを筒状に開口した後、ク
ランプ部材51が徐々に降下しながら、同図(c)に示
すように、ボトル供給位置γにおいて、筒状に開口され
たラベルLが閉成状態の開閉爪53に嵌挿されると共
に、ボトル供給装置2から引き渡された新たなボトルB
が昇降台54に載置される。
【0029】次に、クランプ部材51の吸引が解除され
ると同時にクランプ部材51が僅かに開成し、クランプ
部材51によるラベルLの吸引保持を解除した後、同図
(d)に示すように、開閉爪53が開成することで、ラ
ベルLがラベル装着レベルにおいて拡開される。このよ
うにして、ラベルLがラベル装着レベルにおいて拡開さ
れると、クランプ部材51が僅かに閉成することによ
り、ラベルLを開閉爪53に押し付けて保持し、同図
(e)に示すように、昇降台54によって上昇してくる
ボトルBが、拡開されたラベルLに挿入される。
【0030】この状態では、開閉爪53より上方のラベ
ルLの上端部がボトルBの胴部外周面に密着した状態と
なっているので、同図(f)に示すように、クランプ部
材51によるラベルLの把持を一旦解除した後、クラン
プ部材51が上昇し、ボトルBに密着しているラベルL
の上端部をボトルBと共に再度把持することで、ラベル
LがボトルBに保持される。
【0031】そして、同図(g)に示すように、昇降台
54及びクランプ部材51が共に上昇することで、クラ
ンプ部材51がラベルLをボトルBに保持した状態でボ
トルBを一旦持ち上げ、ラベルLから開閉爪53を外し
てラベルLの拡開を解除すると、ラベルLがボトルBに
完全に装着される。
【0032】ここで、クランプ部材51が開成すること
によってボトルBに対するラベルLの保持を解除し、同
図(h)に示すように、昇降台54が降下することで、
ラベルLが装着されたボトルBをラベル装着レベルから
退避させた後、ボトル送出位置δにおいて、ラベルLが
装着されたボトルBがボトル搬出手段6に引き渡され
る。
【0033】以上のように、このラベル装着装置1で
は、ラベル搬送部材44によって一方の面が吸引保持さ
れた状態でラベル引渡位置βまで搬送されてきたラベル
Lの他方の面をクランプ部材51が吸引保持し、簡単な
カム機構によって、クランプ部材51に対するラベル搬
送部材44の間隔を略一定間隔に保ちながら所定の距離
を移動させることで、ラベル引渡位置βから所定の距離
を移動する間にラベルLに捻りを加えてラベルLの切断
部分の融着(擬似接着)状態を解除した後にラベルLを
クランプ部材51に引き渡すようにしたため、従来のラ
ベル装着装置のように、ラベルに捻りを加えるためのス
ライド機能をクランプ部材51に付与する必要がなく、
装置全体をコンパクトにすることが可能となる。
【0034】なお、この実施形態では、搬送方向に対す
るラベルLの後面側をラベル搬送部材44が吸引保持
し、ラベルLの前面側をクランプ部材51が吸引保持す
るようにしているが、逆に、搬送方向に対するラベルL
の前面側をラベル搬送部材44が吸引保持し、ラベルL
の後面側をクランプ部材51が吸引保持する構成を採用
することも可能である。
【0035】また、この実施形態では、ラベル引渡位置
βから所定の距離を移動する間におけるラベル搬送部材
44とクランプ部材51との相対間隔を略同一間隔に保
持するために、カム機構によってラベル搬送部材44の
移動速度を遅らせるようにしているが、逆に、クランプ
部材51側の移動速度を同様のカム機構によって調整す
ることでラベル搬送部材44とクランプ部材51との相
対間隔を略同一間隔に保持することも可能である。
【0036】また、この実施形態では、ラベル搬送部材
44からラベル開口手段を構成するクランプ部材51に
ラベルLを直接引き渡す際にラベルLに捻りを加えるよ
うにしているが、これに限定されるものではなく、ラベ
ル搬送部材44からラベル受取部材を介してラベルLを
クランプ部材51に引き渡すようにし、上述したような
ラベル引渡機構を用いてラベル搬送部材44からラベル
受取部材にラベルを引き渡す際にラベルLに捻りを加
え、捻りを加えることによって切断部分の融着(擬似接
着)状態が解除されたラベルLを、ラベル受取部材から
クランプ部材51に単に引き渡すようにすることも可能
である。
【0037】また、上述した実施形態では、ストレッチ
ラベルをボトルに装着するラベル装着装置に本発明のラ
ベル引渡機構を用いた場合について説明したが、本発明
のラベル引渡機構は、ストレッチラベルの引き渡しに限
定されるものではなく、シュリンクラベル等、種々の筒
状ラベル(フィルム)の引き渡しに適用することができ
ることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラベル引渡機構の一実施形態
を備えたラベル装着装置を示す概略平面図である。
【図2】同上のラベル装着装置におけるラベル搬送手段
を示す概略構成図である。
【図3】同上のラベル装着装置におけるラベル装着ヘッ
ドを示す概略構成図である。
【図4】同上のラベル装着ヘッドにおけるラベル開口手
段を示す概略構成図である。
【図5】同上のラベル装着装置におけるラベル搬送手段
(ラベル搬送部材)からラベル開口手段(クランプ部
材)へのラベルの引渡動作を説明するための動作説明図
である。
【図6】同上のラベル装着装置におけるラベル搬送部材
からクランプ部材へのラベルの引渡動作を説明するため
の動作説明図である。
【図7】同上のラベル装着装置におけるラベル搬送部材
からクランプ部材へのラベルの引渡動作を説明するため
の動作説明図である。
【図8】同上のラベル装着装置におけるラベル搬送部材
からクランプ部材へのラベルの引渡動作を説明するため
の動作説明図である。
【図9】同上のラベル装着ヘッドにおけるラベルの装着
動作を説明するための動作説明図である。
【符号の説明】
1 ラベル装着装置 2 ボトル供給手段 3 ラベル供給手段 4 ラベル搬送手段 5 ラベル装着手段 6 ボトル搬出手段 44 ラベル搬送部材 44a 吸引口 46 カムフォロア 47 カム溝 51 クランプ部材(ラベル受取部材) 52 把持部 52a 吸引口 L ラベル β ラベル引渡位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状に折り畳まれた筒状のラベル
    を、吸引保持した状態で円軌道上を移動しながら引渡位
    置まで搬送するラベル搬送部材と、前記引渡位置で前記
    ラベル搬送部材の移動経路に接する円軌道上を移動する
    ラベル受取部材とを備え、 前記ラベル搬送部材によって前記引渡位置まで搬送され
    てきた前記ラベルを、その引渡位置において前記ラベル
    搬送部材と同一方向に移動する前記ラベル受取部材が吸
    引保持することによって、前記ラベル搬送部材から前記
    ラベル受取部材に前記ラベルを引き渡すようにしたラベ
    ル引渡機構において、 前記ラベル搬送部材は前記ラベルの一方の面を、前記ラ
    ベル受取部材は前記ラベルの他方の面をそれぞれ吸引保
    持するようになっており、 前記引渡位置において前記ラベルをそれぞれ吸引保持し
    た前記ラベル搬送部材及び前記ラベル受取部材が、両者
    の相対間隔を略同一間隔に保ちながら、前記引渡位置か
    ら所定の距離を移動するようになっていることを特徴と
    するラベル引渡機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のラベル引渡機構を備え
    たラベル装着装置。
JP19997599A 1999-07-14 1999-07-14 ラベル引渡機構及びそのラベル引渡機構を備えたラベル装着装置 Expired - Lifetime JP4382198B2 (ja)

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