JP2000289726A - ラベル拡開機構及びそのラベル拡開機構を備えたラベル装着装置 - Google Patents

ラベル拡開機構及びそのラベル拡開機構を備えたラベル装着装置

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JP2000289726A
JP2000289726A JP11098799A JP9879999A JP2000289726A JP 2000289726 A JP2000289726 A JP 2000289726A JP 11098799 A JP11098799 A JP 11098799A JP 9879999 A JP9879999 A JP 9879999A JP 2000289726 A JP2000289726 A JP 2000289726A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート状に折り畳まれたストレッチラベルを真
円に近い状態にまで大きく開口しなくても、確実に開閉
爪に嵌挿することのできるラベル拡開機構及びそのラベ
ル拡開機構を備えたラベル装着装置を提供する。 【解決手段】シート状に折り畳まれた筒状のストレッチ
ラベルを、各装着ヘッドに設けられたラベル開口機構に
よって予備的に開口した状態で、ラベル拡開機構におけ
る閉成状態の開閉爪に嵌挿し、開閉爪を開成させること
によって拡開したラベルにボトルを挿入した後、開閉爪
をラベルから抜き取ることによって、ボトルにラベルを
装着する。ラベル拡開機構の開閉爪は、一対の幅広の開
閉爪28aと一対の幅狭の開閉爪28bとから構成され
ており、閉成状態では、幅広の開閉爪28aの内側に幅
狭の開閉爪28bが入り込んだ状態となる。これによっ
て、ラベルを大きく開口しなくても閉成状態の開閉爪に
確実に嵌挿することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、瓶、ボトル等の
被装着体にストレッチラベルを装着する際に、ストレッ
チラベルを被装着体の外径より大きく拡開するためのラ
ベル拡開機構及びそのラベル拡開機構を備えたラベル装
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】瓶やボトル等の被装着体の外周面に筒状
のストレッチラベルを装着するラベル装着装置には、通
常、開閉爪を有するラベル拡開機構が設けられており、
閉成状態の開閉爪に筒状のストレッチラベルを嵌挿した
後、開閉爪を開成させることで、ストレッチラベルを被
装着体の外径よりも大きく拡開し、その拡開されたスト
レッチラベルに被装着体を挿入することによってストレ
ッチラベルを被装着体に装着するようになっている。
【0003】ラベル拡開機構としては、例えば、図13
に示すようなものがある。このラベル拡開機構50は、
カム溝52を有する環状円盤51と、この環状円盤51
上で環状円盤51の径方向にスライドする摺動部材53
と、この摺動部材53に固定された、ストレッチラベル
Lを拡開するための同一形状の二対の開閉爪54とを備
えており、摺動部材53には、環状円盤51に形成され
たカム溝52に嵌り込むカムフォロア55が取り付けら
れている。
【0004】従って、図示しない駆動機構によって、環
状円盤51を同図に矢印で示す方向に回転させると、図
14に示すように、摺動部材53が、カム溝52及びカ
ムフォロア55からなるカム機構によって、環状円盤5
1の径方向内側にそれぞれ移動することで、二対の開閉
爪54がそれぞれ閉成するようになっている。
【0005】そして、図14に示すように、閉成状態の
開閉爪54に筒状のストレッチラベルLを嵌挿し、環状
円盤51を逆方向に回転させると、二対の開閉爪54が
それぞれ開成し、開閉爪54によって嵌挿されたストレ
ッチラベルLが拡開される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のラ
ベル装着装置では、シート状に折り畳まれた状態でスト
レッチラベルLが供給され、シート状に折り畳まれたス
トレッチラベルLを、所定のラベル開口機構によって、
筒状に開口した状態で開閉爪に嵌挿するのが一般的であ
るが、上述したようなラベル拡開機構50では、図14
に示すように、閉成状態にある二対の開閉爪54がそれ
ぞれ同心円上に位置しているため、このような開閉爪5
4に、シート状に折り畳まれたストレッチラベルLを嵌
挿しようとすると、同図に示すように、シート状に折り
畳まれたストレッチラベルLを予め真円に近い状態にま
で大きく開口する必要がある。
【0007】しかしながら、供給されるストレッチラベ
ルLは、上述したように、シート状に折り畳まれること
で折り癖がついているので、このようなストレッチラベ
ルLの両面を吸引保持して離間させただけでは、真円に
近い状態にまで開口することは難しく、ストレッチラベ
ルLの開閉爪への嵌挿作業の確実性に欠けるといった問
題があった。
【0008】そこで、この発明の課題は、シート状に折
り畳まれたストレッチラベルを真円に近い状態にまで大
きく開口しなくても、確実に開閉爪に嵌挿することので
きるラベル拡開機構及びそのラベル拡開機構を備えたラ
ベル装着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、異なる方向に開閉する複
数対の開閉爪を有し、複数対の前記開閉爪を共に閉成し
た状態で、その開閉爪に筒状に開口されたストレッチラ
ベルを嵌挿し、複数対の前記開閉爪を共に開成すること
によって前記ストレッチラベルを拡開するようにしたラ
ベル拡開機構において、前記開閉爪が閉成した際に、一
対の前記開閉爪の内側に、対をなす他の前記開閉爪が入
り込むようにしたのである。
【0010】以上のように構成されたラベル拡開機構で
は、閉成状態において、一対の前記開閉爪の内側に、対
をなす他方の前記開閉爪を入り込ませるようにしたた
め、閉成状態にある複数対の開閉爪が真円ではなく、楕
円に近い状態に配置されるので、シート状に折り畳まれ
た折り癖のついたストレッチラベルを真円に近い状態に
まで大きく開口しなくても閉成状態の開閉爪に確実に嵌
挿することができる。
【0011】また、請求項2に記載のラベル拡開機構の
ように、閉成状態において、一対の前記開閉爪の内側に
入り込む、対をなす他の前記開閉爪の幅を、一対の前記
開閉爪の幅より小さくしておくと、閉成状態にある開閉
爪の占有面積をさらに小さくすることができ、折径の小
さなストレッチラベルについても開閉爪に確実に嵌挿す
ることが可能となる。
【0012】従って、上述したようなラベル拡開機構を
ラベル装着装置に搭載しておくことで、ストレッチラベ
ルの被装着体への装着作業を円滑かつ確実に行うことが
できるので、このラベル拡開機構は、高速で運転される
ラベル装着装置に特に有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、PETボトル(以下、ボト
ルという。)Bにポリエチレン系樹脂製の弾性伸縮性フ
ィルムによって形成された筒状のストレッチラベル(以
下、ラベルという。)Lを装着するためのラベル装着シ
ステム1を示しており、このラベル装着システム1は、
ベルトコンベア7、スターホイール2a、スクリューコ
ンベア2b及びスターホイール2cからなるボトル供給
装置2と、基材繰出部3aによって基材ロールから繰り
出された長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラ
ベルLを形成し、そのラベルLを第1のラベル受渡位置
αに順次供給するラベル供給装置3と、このラベル供給
装置3によって第1のラベル受渡位置αに供給されたラ
ベルLを受け取って第2のラベル受渡位置βに搬送する
ラベル受渡装置4と、ボトル供給位置γにおいて前記ボ
トル供給装置2から供給されたボトルBを受け取り、ボ
トル送出位置δまで搬送すると共に、前記ラベル受渡装
置4によって搬送されてきたラベルLを第2のラベル受
渡位置βにおいて受け取り、ボトルBをボトル供給位置
γからボトル送出位置δまで搬送する間に、ラベルLを
ボトルBに装着するロータリ型のラベル装着装置5と、
このラベル装着装置5によってラベルLが装着されたボ
トルBを搬出する、スターホイール6a、スクリューコ
ンベア6b及びベルトコンベア7からなるボトル搬送装
置6とから構成されている。
【0014】なお、前記ラベル形成基材Mは、ボトルB
に装着する筒状のラベルLが連続的に繋がったものであ
り、前記基材繰出部3aにおいてはシート状に折り畳ん
だ状態でドラムに巻回されている。また、基材繰出部3
aから繰り出されたシート状のラベル形成基材Mは、ボ
トルBにラベルLを装着する際に再び筒状に開きやすく
するために、その供給途中において折り返すことで折り
畳み位置を変化させるようにしている(図1参照)。
【0015】前記ラベル装着装置5は、図1及び図2に
示すように、回転軸(図示せず)から放射状に張り出し
た複数の支持アーム11、12を介して、回転軸を中心
とした同心円上に一定間隔で取り付けられた多数のラベ
ル装着ヘッド10を備えており、各ラベル装着ヘッド1
0によって、第2のラベル受渡位置βにおいて受け取っ
たシート状に折り畳まれた筒状のラベルLがボトルBの
外径より大きく拡開され、この拡開されたラベルLが、
ボトル供給位置γにおいて受け取ったボトルBがボトル
送出位置δまで搬送される途中で、ボトルBの胴部に装
着されるようになっている。
【0016】前記ラベル装着ヘッド10は、第2のラベ
ル受渡位置βにおいて受け取ったシート状に折り畳まれ
た筒状のラベルLを、ラベル装着レベルでボトルBの外
径より大きく拡開するラベル拡開手段20と、ボトル供
給位置γにおいて前記ラベル装着レベルの下方位置にあ
る昇降台43に載置されたボトルBを、昇降台43を上
昇させることによって、ラベル装着レベルにおいて拡開
されたラベルLに挿入するボトル昇降手段40とから構
成されている。
【0017】前記ラベル拡開手段20は、図2に示すよ
うに、ラベル受渡装置4によって受け渡されるシート状
に折り畳まれたラベルLを、昇降台43に載置されたボ
トルBの直上位置で受け取って筒状に開口するラベル開
口機構21と、このラベル開口機構21によって開口さ
れたラベルLを、開閉爪28によってボトルBの外径よ
り大きく拡開するラベル拡開機構25とから構成されて
おり、このラベル拡開機構25は、支持アーム11によ
ってラベル装着レベルに固定設置され、このラベル拡開
機構25の直上位置に前記ラベル開口機構21が昇降自
在に配置されている。
【0018】前記ラベル開口機構21は、図2ないし図
5に示すように、開閉可能な一対のクランプ部材22
と、このクランプ部材22の挟持部22aに形成された
吸引口から吸引することでクランプ部材22に挟持され
たラベルLの両面をそれぞれクランプ部材22に吸引保
持させる図示しない吸引手段と、クランプ部材22を開
閉させる開閉駆動手段23と、クランプ部材22を昇降
させる昇降手段24とから構成されており、このラベル
開口機構21は、ラベル受渡装置4によって搬送されて
きたシート状に折り畳まれたラベルLを、第2のラベル
受渡位置βにおいて、クランプ部材22が挟持すること
によって受け取り、吸引手段が作動することでラベルL
の両面を挟持部22aにそれぞれ吸引保持させた状態
で、そのクランプ部材22を開成してラベルLの両面を
相互に離間させることにより、ラベルLを筒状に開口す
るようになっている。
【0019】なお、ラベル受渡装置4は、図1及び図3
に示すように、第1のラベル受渡位置αと第2のラベル
受渡位置βとを通るように回転するアームの先端にシー
ト状のラベルLの片面を吸着する「コ」字状のラベル吸
着部4aを有しており、このラベル吸着部4aに吸着さ
れているラベルLをクランプ部材22の挟持部22aが
挟み込んでラベル吸着部4aから離間させることによっ
て、ラベルLの受け渡しが行われる。
【0020】前記開閉駆動手段23は、図2ないし図5
に示すように、クランプ部材22を常時閉成方向に付勢
するバネ23aと、クランプ部材22の基端部側にそれ
ぞれ取り付けられた一対のローラ23bと、下端部に、
両ローラ23b間に挿入されることで両ローラ23bに
当接するカム面を備えたカム部材23dが取り付けられ
た操作杆23cとから構成されており、操作杆23c
は、図2に示すように、支持アーム12によって上下動
自在に支持され、上端部には取付アーム23fを介し
て、図示しないカム溝に嵌り込むカムフォロア23eが
取り付けられている。
【0021】以上のように構成された開閉駆動手段23
では、図5(b)に示すように、カム溝によってカムフ
ォロア23eを降下させると、これに伴って操作杆23
cが降下し、操作杆23cの下端部に取り付けられたカ
ム部材23dがローラ23bを押し広げることで、クラ
ンプ部材22が開成する。従って、カム溝及びカムフォ
ロア23eからなるカム機構によって操作杆23cを上
下動させることで、クランプ部材22が開閉されるよう
になっている。
【0022】前記昇降手段24は、図2に示すように、
支持アーム12によって上下動自在に支持された操作杆
24aと、この操作杆24aの下端部にクランプ部材2
2を取り付ける支持部材24bと、操作杆24aの上部
に取付アーム24dを介して取り付けられた、図示しな
いカム溝に嵌り込むカムフォロア24cとから構成され
ており、カム溝及びカムフォロア24cからなるカム機
構によって操作杆24aを上下動させることで、クラン
プ部材22を昇降させるようになっている。
【0023】前記ラベル拡開機構25は、図6及び図7
に示すように、支持アーム11に回転可能に支持された
カム溝26a、26bを有する環状円盤26と、この環
状円盤26の径方向にスライド可能に支持された摺動部
材27と、この摺動部材27に固定された、ラベルLを
拡開するための開閉爪28とを備えており、開閉爪28
には、嵌挿されるラベルLの下端が当接することで、ラ
ベルLを位置決めするための段部28cがそれぞれ形成
されている。
【0024】また、摺動部材27には、環状円盤26に
形成されたカム溝26a、26bに嵌り込むカムフォロ
ア29がそれぞれ取り付けられており、カム溝26a、
26bは、図7に矢印で示すように、環状円盤26が回
転することで摺動部材27を環状円盤26の径方向に移
動させるような形状になっている。
【0025】開閉爪28は、一対の幅広の開閉爪28a
と一対の幅狭の開閉爪28bとから構成されており、し
かも、幅狭の開閉爪28bを移動させるためのカム溝2
6bは、幅広の開閉爪28aを移動させるためのカム溝
26aに比べて、環状円盤26のより中心部にまで至る
形状を有している。これによって、開閉爪28bの開閉
ストローク量が大きくなり、閉成状態では、図8に示す
ように、幅広の開閉爪28aの内側に幅狭の開閉爪28
bが入り込んだ状態となる。
【0026】従って、閉成状態の開閉爪28a、28b
に筒状に開口されたラベルLを嵌挿する際は、図9に示
すように、シート状に折り畳まれた折り癖のあるラベル
Lを楕円形状となる程度に開口するだけで確実に開閉爪
28a、28bに嵌挿することが可能となる。
【0027】また、前記環状円盤26の外側には、図6
及び図7に示すように、前記支持アーム11に軸受30
を介して軸31が回転可能に支持されており、この軸3
1には、環状円盤26の外周面に形成された歯に歯合す
るギア32と、先端にカムフォロア34が取り付けられ
たアーム33が固定されている。カムフォロア34は、
装着ヘッド10の回転軌道に沿って配設された環状の板
材に形成されたカム溝35に嵌り込んでいる。
【0028】従って、カム溝35及びカムフォロア34
からなるカム機構によってアーム33が揺動すると、軸
31に固定されたギヤ32が回転し、これに伴って、ギ
ヤ32が歯合している環状円盤26が回転するので、摺
動部材27に取り付けられた二対の開閉爪28a、28
bが、カム溝26a及びカムフォロア29からなるカム
機構によって環状円盤26の径方向に開閉する。
【0029】前記ボトル昇降手段40は、図2に示すよ
うに、支持アーム12に上下動自在に支持された操作杆
41と、この操作杆41の下端部に取付アーム42を介
して取り付けられた、ボトルBを載置するための昇降台
43と、操作杆41に取付アーム44を介して取り付け
られた、図示しないカム溝に嵌り込むカムフォロア45
とを備えており、カム溝及びカムフォロア45からなる
カム機構によって操作杆41を上下動させることで、昇
降台43を昇降させるようになっている。
【0030】また、ボトル昇降手段40は、ボトルBが
載置された状態で昇降台43を降下させる際に、昇降台
43の降下動作と連動して降下しながら、ボトルBを昇
降台43上に保持する保持手段を備えており、この保持
手段は、支持アーム12に上下動自在に支持された操作
杆46と、この操作杆46の下端部に取り付けられた、
ボトルBの頭部に嵌り込む頭部ホルダ47と、操作杆4
6の中央部に取付アーム48を介して取り付けられた、
図示しないカム溝に嵌り込むカムフォロア49とから構
成され、カム溝及びカムフォロア49からなるカム機構
によって操作杆46を上下動させることで、頭部ホルダ
47を昇降させるようになっている。
【0031】以上のように構成されたラベル装着装置5
は、まず、図1に示すように、ラベル受渡装置4によっ
てラベル受渡位置βに搬送されてきたシート状に折り畳
まれた筒状のラベルLを、クランプ部材22が挟持する
ことにより受け取ることになるが、第2のラベル受渡位
置βの直前位置では、図10(a)、(b)に示すよう
に、装着ヘッド10は、ラベル装着レベルに固定設置さ
れている開閉爪28の上方に頭部ホルダ47及びクラン
プ部材22がそれぞれ位置しており、同図(a)〜
(b)に示すように、装着ヘッド10がラベル受渡位置
βに接近しながら、クランプ部材22が徐々に閉成する
と共に開閉爪28も閉成し、同図(c)に示すように、
ラベル受渡位置βにおいてクランプ部材22がラベルL
を把持することで、ラベル受渡装置4からラベルLを受
け取り、その状態のままボトル送出位置δの手前までラ
ベルLが搬送される(同図(d)参照)。なお、このと
き、同図(a)〜(d)に示すように、昇降台43に
は、前工程でラベルLが装着されたボトルBが載置され
ており、同図(e)に示すように、ボトル送出位置δに
おいて、ラベルLが装着されたボトルBがボトル搬送装
置6に引き渡される。
【0032】そして、同図(e)に示すように、ラベル
Lを把持しているクランプ部材22が開成することで、
ラベルLを筒状に開口した後、クランプ部材22及び頭
部ホルダ47が徐々に降下しながら、同図(f)(図1
1(f))に示すように、ボトル供給位置γにおいて、
筒状(楕円形状)に開口されたラベルLが閉成状態の開
閉爪28に嵌挿されると共に、ボトル供給装置2から引
き渡された新たなボトルBが昇降台43に載置される。
【0033】次に、図11(g)に示すように、頭部ホ
ルダ47が降下して開閉爪28に嵌挿されたラベルLを
頭部ホルダ47が押し下げることで、ラベルLの下端が
開閉爪28の段部28cに当接し、ラベルLがラベル装
着レベルに確実に位置決めされ、ボトルBが載置された
昇降台43が上昇し始める。なお、頭部ホルダ47によ
ってラベルLの位置決めが行われる際には、クランプ部
材22の吸引が解除されると同時にクランプ部材22が
僅かに開成し、クランプ部材22によるラベルLの吸引
保持が解除された状態となっている。
【0034】このようにして、ラベルLがラベル装着レ
ベルに位置決めされると、同図(h)に示すように、開
閉爪28が開成することで、ラベルLがラベル装着レベ
ルにおいて拡開されると同時に、頭部ホルダ47が僅か
に上昇して待機する。そして、ラベルLがラベル装着レ
ベルにおいて拡開されると、クランプ部材22が僅かに
閉成することにより、ラベルLを開閉爪28に押し付け
て保持し、同図(i)に示すように、昇降台43によっ
て上昇してくるボトルBが、拡開されたラベルLに挿入
されると共にボトルBの頭部が頭部ホルダ47に嵌り込
む。
【0035】この状態では、開閉爪28より上方のラベ
ルLの上端部がボトルBの胴部外周面に密着した状態と
なっているので、同図(j)(図12(j))に示すよ
うに、クランプ部材22によるラベルLの把持を一旦解
除した後、クランプ部材22が上昇し、ボトルBに密着
しているラベルLの上端部をボトルBと共に再度把持す
ることで、ラベルLがボトルBに保持される。
【0036】そして、図12(k)に示すように、昇降
台43、頭部ホルダ47及びクランプ部材22が共に上
昇することで、クランプ部材22がラベルLをボトルB
に保持した状態でボトルBを一旦持ち上げ、ラベルLか
ら開閉爪28を外してラベルLの拡開を解除すると、ラ
ベルLがボトルBに完全に装着される。
【0037】ここで、クランプ部材22が開成すること
によってボトルBに対するラベルLの保持を解除し、同
図(l)に示すように、昇降台43及び頭部ホルダ47
が共に降下することで、ラベルLが装着されたボトルB
をラベル装着レベルから退避させた後、頭部ホルダ47
が上昇して図10(a)に示す元の位置に復帰し、上述
したように、ボトル送出位置δにおいて、ラベルLが装
着されたボトルBがボトル搬送装置6に引き渡される。
【0038】以上のように、このラベル装着装置5に採
用されたラベル拡開機構25は、閉成状態において、一
対の開閉爪28aの内側に、他の一対の開閉爪28bが
入り込むような構成を採用したため、閉成状態では二対
の開閉爪28a、28bが真円ではなく楕円に近い状態
に配置され、シート状に折り畳まれた折り癖のついたラ
ベルLを、従来のラベル拡開機構のように、真円に近い
状態にまで大きく開口することなく、閉成状態の開閉爪
28、28bに確実に嵌挿することができる。
【0039】また、このラベル拡開機構25では、閉成
状態において開閉爪28aの内側に入り込む開閉爪28
bの幅を、開閉爪28aの幅より小さくしてあるので、
幅広の開閉爪28aの開閉ストローク量をさらに大きく
することによって、閉成状態における開閉爪28a、2
8bの占有面積をさらに小さくすることができ、折径の
小さなラベルLについても、閉成状態の開閉爪28に確
実に嵌挿することが可能となる。
【0040】従って、このようなラベル拡開機構25を
備えたラベル装着装置5では、ラベルLの開閉爪28へ
の嵌挿作業を円滑かつ確実に行うことで、ラベルLのボ
トルBへの一連の装着作業を円滑かつ確実に行うことが
でき、特に、ラベル装着装置5を高速で運転する場合に
有効となる。
【0041】なお、この実施形態では、直交する方向に
それぞれ開閉する二対の開閉爪28a、28bを備えた
ラベル拡開機構25について説明したが、こういったも
のに限定されるものではなく、三対以上の開閉爪を備え
たラベル拡開機構であってもよい。
【0042】また、この実施形態では、カム溝26a、
26b及びカムフォロア29からなるカム機構によって
開閉爪28(28a、28b)を開閉させるようにして
いるが、必ずしも、こういったカム機構によって開閉爪
28を開閉させる必要はなく、リンク機構等を採用する
ことも可能である。
【0043】また、この実施形態では、PETボトルに
ストレッチラベルを装着する場合について説明したが、
被装着体は上述したようなPETボトルに限定されるも
のではなく、本発明のラベル拡開機構及びラベル装着装
置は、瓶、缶等の種々の容器や筒状体にストレッチラベ
ルを装着する場合に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラベル装着装置の一実施形態
を備えたラベル装着システムを示す概略平面図である。
【図2】同上のラベル装着装置のラベル装着ヘッドを示
す概略図である。
【図3】同上のラベル装着ヘッドにおけるラベル開口機
構を示す断面図である。
【図4】同上のラベル開口機構におけるクランプ部材を
示す平面図である。
【図5】同上のクランプ部材の開閉駆動手段を示す側面
図である。
【図6】同上のラベル装着ヘッドにおけるラベル拡開機
構を示す断面図である。
【図7】同上のラベル拡開機構の内部構造を示す平面図
である。
【図8】同上のラベル拡開機構における開閉爪が閉成し
た状態を示す概略図である。
【図9】同上の閉成状態の開閉爪にストレッチラベルを
嵌挿した状態を示す概略図である。
【図10】同上のラベル装着装置のラベル装着動作を示
す動作説明図である。
【図11】同上のラベル装着装置のラベル装着動作を示
す動作説明図である。
【図12】同上のラベル装着装置のラベル装着動作を示
す動作説明図である。
【図13】従来のラベル拡開機構を示す概略構成図であ
る。
【図14】同上のラベル拡開機構における開閉爪が閉成
した状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ラベル装着システム 5 ラベル装着装置 10 ラベル装着ヘッド 20 ラベル拡開手段 21 ラベル開口機構 25 ラベル拡開機構 28、28a、28b 開閉爪 40 ボトル昇降手段 B ボトル L ストレッチラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 善弘 大阪府堺市石原町1丁5番地 株式会社フ ジアステック内 Fターム(参考) 3E095 AA07 BA01 CA01 DA01 DA44 FA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる方向に開閉する複数対の開閉爪を
    有し、複数対の前記開閉爪を共に閉成した状態で、その
    開閉爪に筒状に開口されたストレッチラベルを嵌挿し、
    複数対の前記開閉爪を共に開成することによって前記ス
    トレッチラベルを拡開するようにしたラベル拡開機構に
    おいて、 前記開閉爪が閉成した際に、一対の前記開閉爪の内側
    に、対をなす他の前記開閉爪が入り込むようにしたこと
    を特徴とするラベル拡開機構。
  2. 【請求項2】 閉成状態において、一対の前記開閉爪の
    内側に入り込む、対をなす他の前記開閉爪の幅を、対を
    なす一方の前記開閉爪の幅より小さくした請求項1に記
    載のラベル拡開機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のラベル拡開機
    構を備えたラベル装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102011087729A1 (de) * 2011-12-05 2013-06-06 Krones Ag Vorrichtung und Verfahren zum Etikettieren von Behältern mit elastischen Etikettenhülsen
JP2015166257A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社フジシールインターナショナル ラベル装着装置

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DE102011087729A1 (de) * 2011-12-05 2013-06-06 Krones Ag Vorrichtung und Verfahren zum Etikettieren von Behältern mit elastischen Etikettenhülsen
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